JP3100742U - 糸または紐巻き具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 特別に糸等の端を係止することを行わずともそのままで、巻き状態にある糸等の解れを防止でき、また、糸等の端も探し出し易く、手等による糸等の汚れ防止も兼ねることが出来る。
【解決手段】胴体部の中心軸線方向の両端にそれぞれ外向きフランジ1a,1bを設けた糸または紐巻き具において、胴体部に巻廻した糸2等の上に所要幅のある伸縮性バンド3を嵌め、伸縮性バンド3の内方から糸2または紐をひきだす。さらに、伸縮性バンド3はその端縁3aを糸2等の引き出し側の前記外向きフランジ1aに近接させ、これら伸縮性バンド3の端縁3aと前記外向きフランジ1aとの隙間から糸2等を引き出す。
【選択図】 図1
【解決手段】胴体部の中心軸線方向の両端にそれぞれ外向きフランジ1a,1bを設けた糸または紐巻き具において、胴体部に巻廻した糸2等の上に所要幅のある伸縮性バンド3を嵌め、伸縮性バンド3の内方から糸2または紐をひきだす。さらに、伸縮性バンド3はその端縁3aを糸2等の引き出し側の前記外向きフランジ1aに近接させ、これら伸縮性バンド3の端縁3aと前記外向きフランジ1aとの隙間から糸2等を引き出す。
【選択図】 図1
Description
この考案は、糸または紐巻具、いわゆる糸巻き・紐巻きのボビンに関するものである。
縫製用の糸や梱包用の縄は、胴体部の中心軸線方向の両端にそれぞれ外向きフランジを設けたボビンに巻取り収納されることが多い。フランジは糸等を巻く範囲を制限するためのものである。
そして、未使用時には、糸や縄などの解れ防止や、汚れ防止のためにボビンに巻き付けられた糸や縄の部分の外側を透明セロファンや紙で包装している。
ミシン糸等縫製用の糸巻きでは、使用中の巻いてある糸の解れ防止として、外向きフランジに切り込みを形成しておき、ここに使用後の糸の端を挟み込むことも行われている。このようにしておけば、再度使用する時に糸の端を探し出し易くすることもできる。下記特許文献もその1つである。
実開平6−11683号公報
前記透明セロファンや紙での包装は未使用時のものであり、使用時には剥がされ、使用後の糸の解れ防止には役に立たない。
また、使用後の糸の解れ防止として糸巻きに形成された切り込みへの糸の挟み込みへの係止も、切り込み部分が目立ち難く、かつ極小であると、見つけ出すのが困難であり、縫製する人たちが高齢化している昨今では容易とは言い難いものである。
この考案は前記従来例の不都合を解消し、特別に糸等の端を係止することを行わずともそのままで、巻き状態にある糸等の解れを防止でき、また、糸等の端も探し出し易く、手等による糸等の汚れ防止も兼ねることが出来る糸または紐巻き具を提供することにある。
この考案は前記目的を達成するため、第1に、胴体部の中心軸線方向の両端にそれぞれ外向きフランジを設けた糸または紐巻き具において、胴体部に巻廻した糸等の上に所要幅のある伸縮性バンドを嵌め、伸縮性バンド内方から糸または紐を引き出すことを要旨とするものである。
第2に、伸縮性バンドはその端縁を糸等の引き出し側の前記外向きフランジに近接させ、これら伸縮性バンドの端縁と前記外向きフランジとの隙間から糸等を引き出すことを要旨とするものである。
請求項1記載のこの発明によれば、胴体部に巻廻した糸等の上に嵌めた伸縮性バンドがその伸縮性を発揮して糸等を押さえ、巻かれた糸等が解れるのを防止できる。
また、糸等の引き出し方向によっては、伸縮性バンドの端縁を引き広げるような状態になることもあるが、伸縮性ゆえに抵抗が少なく広がり糸等に無理な負担を掛けることはない。
さらに、伸縮性バンドは所要幅のあるものとすることで、胴体部に巻廻した糸等の外側をこれで大きく覆うことができ、この伸縮性バンドで手等による汚れ防止を行うこともできる。
請求項2記載のこの考案によれば、伸縮性バンドの端縁を糸等の引き出し側の前記外向きフランジに近接させたことにより、これら伸縮性バンドの端縁と前記外向きフランジとの隙間からのみ糸等は引き出される。これにより、糸等は巻き回しの端になる位置が移動して伸縮性バンドから外れてもその位置から常に伸縮性バンドの下側を通り、これに押さえられながら引き出されることになる。
以上述べたようにこの考案の糸または紐巻き具は、特別に糸等の端を係止することを行わずともそのままで、巻き状態にある糸等の解れを防止でき、また、糸等の端も探し出し易く、手等による糸等の汚れ防止も兼ねることが出来るものである。
以下、図面についてこの考案の実施の形態について詳細に説明する。図1〜3はこの考案の1実施形態を示す斜視図で、ミシン糸用の糸巻き具の場合である。
図中1はミシン糸用の糸巻きであり、周知のごとく、胴体部の中心軸線方向の両端にそれぞれ外向きフランジ1a,1bを設けている。
そして、このような糸巻き1の胴体部には糸2が巻かれている。
本考案は、胴体部に巻廻した糸2の上に所要幅のある伸縮性バンド3を嵌め、伸縮性バンド3の内方から糸2を引き出すようにした。
この伸縮性バンド3は輪状の無端帯として形成するが、板状ゴムによる伸縮板体や糸状ゴムを編み込んだ伸縮性布体により構成する。
伸縮性バンド3は帯体の端部を結合して輪状とするか、または、筒状のものを輪切りにするかで所要幅のものを得るが、その幅は糸巻き1の外向きフランジ1a,1bの相互間隔よりも多少小さ目とし、これを胴体部に巻廻した糸2の上嵌めた際に伸縮性バンド3で覆われない部分があるものとする。
このように胴体部に巻廻した糸2の一部が伸縮性バンド3の一部からはみ出ることで、糸2の存在や色判別等を容易に行うことができる。
また、伸縮性バンド3の伸縮性は、平常時の最小径が糸巻き1の胴体部の最小径よりも小さく、使用中の糸2の解れを防止するだけの押力保持が可能なものとする。
さらに、伸縮性バンド3はその外側面に図柄や模様、文字等の表示4を施してもよく、また、図4に示すように小さな針刺し5を取付けてもよい。本実施形態では針刺し5は小バンド6を前記伸縮性バンド3に直交するように掛け渡して取付けた。この小バンド6も伸縮性バンド3と同一の伸縮性のあるものとしてもよい。
使用当初では、糸巻き1の外向きフランジ1a,1b間を完全に埋めるように糸2が巻かれており、図1に示すように、前記伸縮性バンド3はその一方の端縁3aを糸2等の引き出し側の前記外向きフランジ1aに近接させ、これら伸縮性バンド3の端縁3aと前記外向きフランジ1aとの隙間から糸2等を引き出す。
この状態では糸2の巻き回しの端は伸縮性バンド3の端縁3aと外向きフランジ1aとの隙間に近い位置にある。
糸2が繰り出され、図2に示すように、糸2の巻き回しの端が他の外向きフランジ1b側に移動していっても、糸2は常に伸縮性バンド3の内方から外向きフランジ1aに近い位置で引き出され、さらに、図3に示すように前記糸2の巻き回しの端が伸縮性バンド3の下方から出て外向きフランジ1b側に近づいても同様に糸2は常に伸縮性バンド3の内方から外向きフランジ1aに近い位置で引き出される。
このようにして、糸2はいつも伸縮性バンド3の端縁3aと前記外向きフランジ1aとの隙間から引き出されるものであり、当該隙間を小さなものとしておけば、非使用時における糸2の解れ防止を完璧に実現することができる。
なお、糸2の引き出し方向は図1〜3にあるように糸巻き1の胴体部の中心軸線方向に向かずにこれと直角に近い方向になることもあるが、その場合でも糸2は伸縮性バンド3の内方からほとんど抵抗なしに引き出すことができる。ただし、糸2は引き出される際に伸縮性バンド3の端縁3aを押し広げることもあるが、端縁3a自体が伸縮するので問題はない。
また、糸2の引き出し方向は図1〜3とは逆向きになる場合には、それに伴い伸縮性バンド3自体がスライドすることもあり得る。
以上の実施形態はミシン糸用の糸巻き具の場合で、この糸巻き具の糸を手縫い用として使用する場合について説明したが、ミシンへの使用においても適用できる。
さらに、ミシン用のボビンではなく、図5に示すように、扁平な巻き具についても適用できる。また、糸のみならず紐等の巻き具についても応用可能なものである。
1…糸巻き 1a,1b…外向きフランジ
2…糸 3…伸縮性バンド
3a,3b…端縁 4…表示
5…針刺し 6…小バンド
2…糸 3…伸縮性バンド
3a,3b…端縁 4…表示
5…針刺し 6…小バンド
Claims (2)
- 胴体部の中心軸線方向の両端にそれぞれ外向きフランジを設けた糸または紐巻き具において、胴体部に巻廻した糸等の上に所要幅のある伸縮性バンドを嵌め、伸縮性バンド内方から糸または紐を引き出すことを特徴とした糸または紐巻き具。
- 伸縮性バンドはその端縁を糸等の引き出し側の前記外向きフランジに近接させ、これら伸縮性バンドの端縁と前記外向きフランジとの隙間から糸等を引き出すことを特徴とする請求項1記載の糸または紐巻き具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271478U JP3100742U (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 糸または紐巻き具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271478U JP3100742U (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 糸または紐巻き具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3100742U true JP3100742U (ja) | 2004-05-27 |
Family
ID=43254351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003271478U Expired - Fee Related JP3100742U (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 糸または紐巻き具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100742U (ja) |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003271478U patent/JP3100742U/ja not_active Expired - Fee Related
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