JP2014057548A5 - - Google Patents
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本発明は、釣り糸のメインラインとリーダーを結線するために用いる補助具に関する。
特に、パックラットノット(PRノット)やFGノットを安全に簡単に素早く作ることができる結線補助具(ノットツール)に関する。
特に、パックラットノット(PRノット)やFGノットを安全に簡単に素早く作ることができる結線補助具(ノットツール)に関する。
リールに巻く釣り糸(メインライン)としては、遠投ができることや水の抵抗や風の影響を受ける事が少ない事から細めの糸が使用される。そして、このメインラインの先端に太めの釣り糸(リーダー)をつないで、先端部のリーダーが岩や海藻や魚の歯で擦れたりして切れる事を防いでいる。
メインラインとしては、軽く、しなやかで細く、引張強度を有する事が望ましいため、近年では従来のナイロンラインの3倍以上の引張強度を有するポリエチレンライン(PEライン)が使用される割合が高まっているが、PEラインには以下のような短所もある。
(1)表面がつるつるで滑り易い。
(2)糸が細すぎるため、結線時に素手で引っ張ると手を切りやすい。
(3)糸を折り曲げると強度が低下し切れやすい。
(1)表面がつるつるで滑り易い。
(2)糸が細すぎるため、結線時に素手で引っ張ると手を切りやすい。
(3)糸を折り曲げると強度が低下し切れやすい。
リーダーとしては、摩耗に対する耐久性に優れたフロロカーボンラインや、しなやかで伸びのあるナイロン系ラインを使用することが通常に行われているが、以下のような問題点がある。
(1)PEラインへの引張強度に対応するため、リーダーとしてPEラインの3〜4倍程度の直径のラインを使用する事が多い。このように両者の直径が極端に異なる場合、一般的な電車結び等の従来の結線方法では適さない。
(2)リーダーとPEラインを結線する場合、PEライン表面の滑り易さからライン同士の表面摩擦が少なく、従来の結線方法ではリーダーが糸抜けしやすくなり、結果的に仕掛けや疑似餌(ルアー)を失ったりしやすい。
(1)PEラインへの引張強度に対応するため、リーダーとしてPEラインの3〜4倍程度の直径のラインを使用する事が多い。このように両者の直径が極端に異なる場合、一般的な電車結び等の従来の結線方法では適さない。
(2)リーダーとPEラインを結線する場合、PEライン表面の滑り易さからライン同士の表面摩擦が少なく、従来の結線方法ではリーダーが糸抜けしやすくなり、結果的に仕掛けや疑似餌(ルアー)を失ったりしやすい。
このような理由から、糸抜けの発生しない特殊な方法で結線する必要がある。そこで、このような特殊な結線方法(ラインシステム)としてPRノット(非特許文献1参照)、FGノット(非特許文献2参照)、SFノット、ミッドノット等が提案された。
これらのラインシステムの中でもPRノットの結線強度が最強とされる。また、FGノットは結線強度が高いとともに結線時の結び目が小さくキャスティング向きの優れた結線方法として広くルアー(疑似餌)釣りの愛好者に知られている。
これらのラインシステムの中でもPRノットの結線強度が最強とされる。また、FGノットは結線強度が高いとともに結線時の結び目が小さくキャスティング向きの優れた結線方法として広くルアー(疑似餌)釣りの愛好者に知られている。
ところが、PRノットは道具を使わずにして結線が出来ないノット(結び)でもある。また、FGノットを道具を使わずに結線するには、両手を駆使して行う作業で熟練を要し、特に利き手の二本の指にPEラインを巻きつけて編み付ける方法は、編み付けの強度が一定せず糸抜けの原因となり、初心者にとっては難しく不完全な結線となることが多かった。
また、締め付け時は強い力で編み付け部分を締め込む必要があり、素手では指や手に怪我をする恐れがあり危険なため、手袋やプロテクタ、締め付け専用の道具が必要になる。
また、締め付け時は強い力で編み付け部分を締め込む必要があり、素手では指や手に怪我をする恐れがあり危険なため、手袋やプロテクタ、締め付け専用の道具が必要になる。
そこで、このような編み付けを補助するためのノットツールが提案されており、一般に広く知られたものもいくつか存在する。
例えば、PRノット用の結線補助具(PRノットツール)としては、リーダーに巻き付けるためのメインライン先端側を予めノズル部を通してからボビン部に巻きとっておき、メインラインへ掛かるテンションを調整してから結線作業に取り掛かるように構成したものがある。(特許文献1参照)
また、電池とモーターの動力を用いてリーダーを回転させて、その回転したリーダーにメインラインを巻き付けていくように構成したものもある。(非特許文献3参照)
また、電池とモーターの動力を用いてリーダーを回転させて、その回転したリーダーにメインラインを巻き付けていくように構成したものもある。(非特許文献3参照)
FGノット用の結線補助具(FGノットツール)としては、メインラインをリーダーに巻き付けるという手作業を、ノットツール本体から上下に延ばした2本のアーム先端を使用して、メインラインが張架され緊張状態を保持するよう係止するとともに、ノットツール本体中央にはリーダーを着脱自在に係止するリーダー係止部を設け、リーダーをリーダー係止部から着脱しながら前記2本のアームに張架されたメインラインに編み付けて行くように構成したものがある。(特許文献2、3参照)
このように、それぞれのノットに対応したPRノットツールやFGノットツールは、一般に広く流通されているものの、PRノットとFGノットの両方のノットに対応したノットツールは実現されておらず、これまでも提案されたことがない。
最近ではウェーディングでの釣りやランガンと言われる釣り場を次々と移動して釣行するスタイルが一般的となってきている関係から、携帯性を意識して小型のスプールを用いたリーダースプールがいくつか市場に提供されるようになった。(非特許文献4、非特許文献5参照)
ただし、リーダースプールの大きさと形状に関しては統一規格が存在せず、各メーカーがそれぞれ微妙に大きさと形状が異なる製品を提供している状況にある。
この動きに対し、これまで提案されているノットツールの殆どは、全て個別に携行する形態となっており、ノットツールを用いて結線するリーダーと一緒に携帯することを前提に作られた製品は現時点では存在せず、それぞれ別々に携行する必要性があり不便であった。
この動きに対し、これまで提案されているノットツールの殆どは、全て個別に携行する形態となっており、ノットツールを用いて結線するリーダーと一緒に携帯することを前提に作られた製品は現時点では存在せず、それぞれ別々に携行する必要性があり不便であった。
このような課題に対する提案としては、ノットツールでありながらリーダースプールのホルダーとしても使えるように、特許文献3の請求項4に於いて、その実現方法が唯一提案されている状況にある。
これらの従来のノットツールについては、以下のような問題点も存在する。
(1)従来のPRノットツールでは、結線作業前にラインの太さに合わせたテンション調整を実施する必要があり、細いラインを用いる場合はテンションを弱く、太いラインを用いる場合はテンションを強く設定し、極端に太いラインを用いる場合は、テンションを強くした上に重りを追加したりして、事前のテンション調整を入念に行う必要がある。このテンション調整を誤ると不完全なラインシステムとなり、強度不足という結果に繋がる場合がある。
(2)一般的なノットツールでは、テンションが強くなるとそれだけノズル部からのメインラインの送り出しにブレーキがかかった状態となるため、ノットルーツ自体を回転させにくくなる。通常、このような場合はノットツールへウェイトを追加することで、ノットツール自体の重量を増量して解決している。
(3)その結果、必要以上にテンションを強めに調整してしまうケースも多く、結線段階でリーダーが強く捩れてしまい、リーダーに折れ目が付いたりしてラインシステムの強度を損なう結果に至る場合もある。
(4)最近ではスマートフォン等を携帯して位置情報や潮汐表を確認しながらの釣行が多くなっており、磁石を用いたノットツールの場合、内蔵するジャイロセンサーや電子コンパスへ少なからず影響を与える関係から、同時に携行する際は注意を払う必要がある。またサーフなどの砂地での釣行の際は、ノットツールを落とさないように注意しないと、砂鉄等のゴミの付着で意図した性能が得られない場合がある。
(5)電池やモーターを使用するノットツールについても、砂噛みや落水によるショートによって故障の原因になるため、釣り場への携行時は注意が必要である。
(6)対象とする釣魚によってラインシステムをPRノット、FGノットと使い分ける場合があるが、一つのノットツールでPRノット、FGノットを結線できるノットツールが存在しないため、それぞれに対応したノットツールを購入するか、どちらかのラインシステムに割り切って一つのノットツールで済ますかという形になり、釣り人の選択肢を狭める結果に繋がっている。
(7)ノットツールでありながらリーダースプールのホルダーとして普及させるには、より広範囲のスプールサイズに対応させて、使用するリーダー製品の選択肢を広げる必要がある。
(1)従来のPRノットツールでは、結線作業前にラインの太さに合わせたテンション調整を実施する必要があり、細いラインを用いる場合はテンションを弱く、太いラインを用いる場合はテンションを強く設定し、極端に太いラインを用いる場合は、テンションを強くした上に重りを追加したりして、事前のテンション調整を入念に行う必要がある。このテンション調整を誤ると不完全なラインシステムとなり、強度不足という結果に繋がる場合がある。
(2)一般的なノットツールでは、テンションが強くなるとそれだけノズル部からのメインラインの送り出しにブレーキがかかった状態となるため、ノットルーツ自体を回転させにくくなる。通常、このような場合はノットツールへウェイトを追加することで、ノットツール自体の重量を増量して解決している。
(3)その結果、必要以上にテンションを強めに調整してしまうケースも多く、結線段階でリーダーが強く捩れてしまい、リーダーに折れ目が付いたりしてラインシステムの強度を損なう結果に至る場合もある。
(4)最近ではスマートフォン等を携帯して位置情報や潮汐表を確認しながらの釣行が多くなっており、磁石を用いたノットツールの場合、内蔵するジャイロセンサーや電子コンパスへ少なからず影響を与える関係から、同時に携行する際は注意を払う必要がある。またサーフなどの砂地での釣行の際は、ノットツールを落とさないように注意しないと、砂鉄等のゴミの付着で意図した性能が得られない場合がある。
(5)電池やモーターを使用するノットツールについても、砂噛みや落水によるショートによって故障の原因になるため、釣り場への携行時は注意が必要である。
(6)対象とする釣魚によってラインシステムをPRノット、FGノットと使い分ける場合があるが、一つのノットツールでPRノット、FGノットを結線できるノットツールが存在しないため、それぞれに対応したノットツールを購入するか、どちらかのラインシステムに割り切って一つのノットツールで済ますかという形になり、釣り人の選択肢を狭める結果に繋がっている。
(7)ノットツールでありながらリーダースプールのホルダーとして普及させるには、より広範囲のスプールサイズに対応させて、使用するリーダー製品の選択肢を広げる必要がある。
"UNITIKA FISHING LINE WEB SITE"、[online]、[平成24年9月10日検索]、ユニチカ、インターネット<URL:http://www.unitika.co.jp/fishing/knot/pe/pr.html>
"Seaguar Web"、[online]、[平成24年9月11日検索]、株式会社クレハ、インターネット<URL:http://www.seaguar.ne.jp/knot/page.jsp?mode=cover/lines/page/13>
"Hapyson"、"ライン結び器"、[online]、[平成24年9月10日検索]、山田電器工業株式会社、インターネット<URL:http://hapyson.com/line/index.html>
"Seaguar Web"、"シーガー・ショックリーダープレミアムマックス"、[online]、[平成24年9月10日検索]、株式会社クレハ、インターネット<URL:http://www.seaguar.ne.jp/lineup/page.jsp?mode=page/40>
"SUNLINE catalog"、"ポケットショックリーダーFC"、[online]、[平成24年9月10日検索]、株式会社サンライン、インターネット<URL:http://www.sunline.co.jp/catalog/salt/pocketshock_fc.html>
本発明が解決しようとする課題は、上記のこれらの問題点を解消し、テンション調整作業を省力化し、リーダーの捩れを最小限に抑えられ、砂地への落下や落水しても故障せず、PRノットもFGノットも結線可能であり、広範囲のリーダースプールサイズに対応したスプールホルダーとしても使えるノットツールを提供することを目的とする。
本発明の釣り糸のノットツールの基本構造としては、比較的太い釣り糸であるリーダーの表面周りに、比較的細い釣り糸であるメインラインを巻き付けたり、編み付けたりして結線する際に用いる補助具であって、ノットツール本体にメインラインを縦方向に張架するための一対のアームを上下に設け、各アームは非弾性の剛性体、若しくは剛性板で構成され、その上下双方のアームの先端側にはメインラインを係止めするための巻止部が設けられ、また、ノットツール本体の上下双方のアームの支持部には、双方のアームの先端が開く方向にバネ(引張コイルばねまたはねじりコイルばね)の力が働くように設けられ、さらにノットツール本体にはリーダーを係止めするための巻止部を設けた構造になっている。この基本構造によって、FGノットツールとしての機能が実現されている。
本発明の請求項1においては、さらに上下いずれかのアームの先端部分にノズル部を設けたことを特徴としている。このノズル部を通したメインラインをノズル部を設けていないもう一方のアーム先端の巻止部に係止めし、アームの先端を開く方向に力を加えているバネの力を用いてリーダーにメインラインを巻き付ける際のテンションを生み出す様にしている。これによって、PRノットツールとしての機能が実現されている。
本発明の請求項2においては、さらに上下一対のアームの先端側にメインラインを折り返したり巻き付けたりするためのガイド部を設けた事を特徴としている。
このガイド部(テンションガイド)の役割は、メインラインをリーダーに巻き付ける際に発生する遠心力がアームの先端を開く方向に力を掛けているバネの力以上となった場合、ノズル部を有するアームの先端が遠心力の働く方向へ動いてアームの先端を閉じてしまい、ノズル部先端部分におけるテンションが抜けてしまうことがあるが、ガイド部(テンションガイド)にメインラインを巻き付けることで、直接ノズル部を有するアーム側に遠心力が掛かる事を防ぎ、ラインテンションを維持する事が可能になる。
さらにアーム間のガイド部(折り返しガイド)を何度か折り返す事によってリーダーに巻き付けるメインラインの長さにも余裕を持たせる事が可能になり、一回当たりの巻き付け長さが長くなる太いリーダーへの対応を可能にするための役割も果たしている。
これによって、PRノットツールとしての使い勝手の向上や、太いリーダーへの対応幅を広げる事が可能になる。
このガイド部(テンションガイド)の役割は、メインラインをリーダーに巻き付ける際に発生する遠心力がアームの先端を開く方向に力を掛けているバネの力以上となった場合、ノズル部を有するアームの先端が遠心力の働く方向へ動いてアームの先端を閉じてしまい、ノズル部先端部分におけるテンションが抜けてしまうことがあるが、ガイド部(テンションガイド)にメインラインを巻き付けることで、直接ノズル部を有するアーム側に遠心力が掛かる事を防ぎ、ラインテンションを維持する事が可能になる。
さらにアーム間のガイド部(折り返しガイド)を何度か折り返す事によってリーダーに巻き付けるメインラインの長さにも余裕を持たせる事が可能になり、一回当たりの巻き付け長さが長くなる太いリーダーへの対応を可能にするための役割も果たしている。
これによって、PRノットツールとしての使い勝手の向上や、太いリーダーへの対応幅を広げる事が可能になる。
本発明の請求項3においては、前述の基本構造のうち、双方のアームの支持部付近に設けたリーダーを係止めするための巻止部を有するアームを、可動する状態に設けたことを特徴ととしている。
この可動するアーム(リーダー用アーム)の役割は、上下のアーム先端部分とリーダーを係止めするアーム先端部分の間の距離を調節する事を可能にしている。
所定の位置に配置されている場合は、下側アーム先端位置とリーダー用アーム先端との距離(アーム間の距離)は最短になる。
このアーム間の距離を最大にする場合は、上下アームの先端位置を結ぶ線上の中間点に近い方向にリーダー用アームを近づける事で可能になる。
このアーム間の距離の違いを利用して、大きさの異なるリーダースプールのスプールホルダーとして使う事を可能にしている。
この可動するアーム(リーダー用アーム)の役割は、上下のアーム先端部分とリーダーを係止めするアーム先端部分の間の距離を調節する事を可能にしている。
所定の位置に配置されている場合は、下側アーム先端位置とリーダー用アーム先端との距離(アーム間の距離)は最短になる。
このアーム間の距離を最大にする場合は、上下アームの先端位置を結ぶ線上の中間点に近い方向にリーダー用アームを近づける事で可能になる。
このアーム間の距離の違いを利用して、大きさの異なるリーダースプールのスプールホルダーとして使う事を可能にしている。
本発明の請求項4においては、前述の基本構造に請求項3の機能を加え、さらに請求項1と請求項2の機能を加えたことを特徴とし、それによって、FGノットツールとしての機能を有しながら、スプールホルダーとしての機能を持たせる事も可能になっており、さらに使い勝手の良い、太いリーダーへの対応幅が広いPRノットツールとしての機能を有し、FGノット、PRノットの双方に対応したノットツールを実現している。
本発明の請求項1によって生じる効果としては、FGノットの結線が可能でありながら、PRノットの結線も可能にした点にある。従来のノットツールではFGノットとPRノットの双方を結線できるものは存在せず、一つのノットツールとしては初めてFGノット、PRノットの結線を実現可能にしている。
一般的なPRノットツールはボビン部を有し、リーダーに巻き付けるメインラインを予めボビン部に巻き付けておく方法を用いている。そしてリーダーに巻き付けられるメンラインはボビン部からテンションを掛けながらノズル部を通して送り出される形になる。
本発明のノットツール(本ノットツール)では、このボビン部に相当する働きを上下のアームで実現している。リーダーに巻きつけられるメインラインが送り出される事によって、上下のアームの先端の距離が狭まり、その動きにバネの力が反発してテンションが生み出され、ボビン部に相当する役割を果たしている。
一般的なPRノットツールはボビン部を有し、リーダーに巻き付けるメインラインを予めボビン部に巻き付けておく方法を用いている。そしてリーダーに巻き付けられるメンラインはボビン部からテンションを掛けながらノズル部を通して送り出される形になる。
本発明のノットツール(本ノットツール)では、このボビン部に相当する働きを上下のアームで実現している。リーダーに巻きつけられるメインラインが送り出される事によって、上下のアームの先端の距離が狭まり、その動きにバネの力が反発してテンションが生み出され、ボビン部に相当する役割を果たしている。
本発明の請求項2によって生じる効果としては、従来のPRノットツールで行われる事前の面倒なテンション調整作業を不要としたことが挙げられる。さらにノズル部を有するアームにかかる遠心力をガイド部(テンションガイド)が緩和する効果があるため、バネの力が弱いものを使えるようになる。
このバネの力が弱いものを使えるようになる事によって、さらに生じる効果がある。FGノットを編み付ける作業が簡単になるという効果である。具体的には強いバネであると、リーダーをメインラインに編み付けている最中に手が滑ったりすると、強いバネの力で、せっかく編み付けた部分が編み付ける前の状態に解れて戻ってしまい、再びやり直す羽目になる場合があるが、バネの力が弱いと、手を離しても編み付けた部分が編み付け前の状態に戻らず、やり直しで無駄に時間を浪費することがなくなる。
バネの力が弱いと、FGノットの締め付けが不十分になるのではないかという心配が思い浮かぶが、本発明のノットツールではアームに剛性体(又は剛性板)を用いているため、アームの先端を開く側に手で任意に力を加える事で意識的に締め付けの調整が可能であり、締め付けが不十分になるという心配をする必要がない。
このバネの力が弱いものを使えるようになる事によって、さらに生じる効果がある。FGノットを編み付ける作業が簡単になるという効果である。具体的には強いバネであると、リーダーをメインラインに編み付けている最中に手が滑ったりすると、強いバネの力で、せっかく編み付けた部分が編み付ける前の状態に解れて戻ってしまい、再びやり直す羽目になる場合があるが、バネの力が弱いと、手を離しても編み付けた部分が編み付け前の状態に戻らず、やり直しで無駄に時間を浪費することがなくなる。
バネの力が弱いと、FGノットの締め付けが不十分になるのではないかという心配が思い浮かぶが、本発明のノットツールではアームに剛性体(又は剛性板)を用いているため、アームの先端を開く側に手で任意に力を加える事で意識的に締め付けの調整が可能であり、締め付けが不十分になるという心配をする必要がない。
一般的なPRノットツールで必要となるテンション調整作業を不要にする仕組みとしては、本ノットツールが2つのアームを用いている構造的なものによる。具体的には、ノズル部を有するアームについてはテンションガイドによって遠心力方向に動く事を制約されるが、テンションガイドを有しない側のアームについては、遠心力の影響を直接受ける形になる。メインラインをリーダーに巻き付ける際には、体操競技の選手が鉄棒競技で大車輪をするように、リーダーを中心に本ノットツールを回転させる形になるが、この回転速度を調整する事で遠心力の強さを調整する事が可能になる。この遠心力がアームの先端側を広げる方向のへの力として働き、結果的にはアームを開こうとするバネの力を補助する形なる。それによってリーダーに巻きつけるメインラインのテンションが強まる。
この際のテンションガイドの役割は、この鉄棒選手の握力に相当し、回転の中心であるリーダーから本ノットツールが遠心力の掛かる方向へ離れてしまわないようにする役割を果たしている。
本ノットツールでは静的な状態ではテンションの強度は変化しないが、回転速度を早める事で加えるテンションを強く、回転速度を緩めることで加えるテンションを小さく設定する事ができる。つまり、巻き付ける際の回転の早さによってテンションの追加を調整できるという従来にない方法を採用しているため、事前のテンション調整作業が不要となる。
この際のテンションガイドの役割は、この鉄棒選手の握力に相当し、回転の中心であるリーダーから本ノットツールが遠心力の掛かる方向へ離れてしまわないようにする役割を果たしている。
本ノットツールでは静的な状態ではテンションの強度は変化しないが、回転速度を早める事で加えるテンションを強く、回転速度を緩めることで加えるテンションを小さく設定する事ができる。つまり、巻き付ける際の回転の早さによってテンションの追加を調整できるという従来にない方法を採用しているため、事前のテンション調整作業が不要となる。
この巻き付ける際の回転の早さの調整においては、リーダーが細ければ本ノットツールの重みによって回転軸のブレが大きくなる関係から、心理的に控えめの早さの回転となり、細いリーダーに適した回転に調整されるという効果が現れる。逆にリーダーが太ければ細いリーダーの場合と比較して回転軸が安定するため、心理的安心感から積極的に回転も早くなり、太いリーダーに適した早めの回転に調整されるという効果が現れる。
また、巻き付けている段階でリーダーは両手に持っている状態にあり、巻き付けながらリーダーの捩れ具合が把握できることから、巻き付けながら回転速度を調整することでテンションが調整され、捩れを最小限に抑えるように意識して巻き付けを進める事も可能になる。
巻き付けの回転を早くしてテンションを強く調整する事ができるということは、テンションが強くなった段階では回転の慣性力が十分に強くなっているという状態に等しく、メインラインの送り出しにブレーキが掛かって本ノットツール自体を回転させにくくなるという事が発生し難い状態になっているということであり、結果的にウェイトの追加が必要になる状況も少なくなり、事前の調整作業は殆ど不要となる。
個人の好みにも左右されるが、どうしても強めのラインテンションを掛けないと安心できないという場合は、ウェイトを追加した上で回転速度を調整すれば強めのラインテンションに対応可能になる。
また、巻き付けている段階でリーダーは両手に持っている状態にあり、巻き付けながらリーダーの捩れ具合が把握できることから、巻き付けながら回転速度を調整することでテンションが調整され、捩れを最小限に抑えるように意識して巻き付けを進める事も可能になる。
巻き付けの回転を早くしてテンションを強く調整する事ができるということは、テンションが強くなった段階では回転の慣性力が十分に強くなっているという状態に等しく、メインラインの送り出しにブレーキが掛かって本ノットツール自体を回転させにくくなるという事が発生し難い状態になっているということであり、結果的にウェイトの追加が必要になる状況も少なくなり、事前の調整作業は殆ど不要となる。
個人の好みにも左右されるが、どうしても強めのラインテンションを掛けないと安心できないという場合は、ウェイトを追加した上で回転速度を調整すれば強めのラインテンションに対応可能になる。
さらに本発明の請求項2においては、折り返し部(折り返しガイド)を設けることによって、アーム先端どうしの距離分以上にリーダーに巻き付けられるメインラインの長さを長くする事が可能になるため、リーダーの太さへの対応幅を広くすることができる効果が得られる。リーダーに巻き付ける回数は少ないより多い方が結線強度は増す傾向にあるため、大物の対象魚への対応も可能になる。
また、本ノットツールでは、アームを使っていることによって巻き付け後のリーダーの捩れを緩和する事が可能である。一般的なPRノットツールでは、テンションを掛けてメインラインを巻き付けていく段階で、巻き付けているメインラインがリーダーを引っ張る形で捩っていくことになるため、巻き終えた段階ではリーダーにかなりの捩れが生じている。
一般的なPRノットツールではこの捩れを指で解いてやる手間が生じるが、本ノットツールでは、巻き終えた段階で両手で掴んでいるリーダーを強く引っ張っり緊張させた状態にし、両アームの先端間を狭める側に動かすことでリーダーに巻き付いているメインラインのテンションを緩めることが可能である。テンションが解放されることによって、リーダーには捩れた箇所が元通りの状態に復元しようとする力が働く、その際にテンションが緩んでいる部分のメインラインは捩れが元通りに復元できるところまでリーダーに巻き付いていく形になる。
この過程でリーダーの捩れは緩和され、手で捩れを解く手間が軽減されるという効果が得られる。併せて強度低下に繋がる捩れによるリーダーの折れも防止できるという効果も得られる。
一般的なPRノットツールではこの捩れを指で解いてやる手間が生じるが、本ノットツールでは、巻き終えた段階で両手で掴んでいるリーダーを強く引っ張っり緊張させた状態にし、両アームの先端間を狭める側に動かすことでリーダーに巻き付いているメインラインのテンションを緩めることが可能である。テンションが解放されることによって、リーダーには捩れた箇所が元通りの状態に復元しようとする力が働く、その際にテンションが緩んでいる部分のメインラインは捩れが元通りに復元できるところまでリーダーに巻き付いていく形になる。
この過程でリーダーの捩れは緩和され、手で捩れを解く手間が軽減されるという効果が得られる。併せて強度低下に繋がる捩れによるリーダーの折れも防止できるという効果も得られる。
本発明の請求項3によって生じる効果としては、リーダー用アームが可動し、さらに所定の位置に配置されるように引張ばね等を設けることによって、所定の位置が小さめのリーダースプールの大きさに対応し、バネの反発が最大に得られる位置(リーダーをメインラインに編み付ける位置側)が大きめのリーダースプールの固定に対応させることができる点にある。
具体的には、所定の位置に配置されている場合は、下側アーム先端位置とリーダー用アーム先端との距離(アーム間の距離)は最短になり、リーダースプールの外周側と下側アームの巻止部表面が接し、リーダースプールの真ん中のくりぬかれた穴(軸穴)にはリーダー用アームの巻止部がはまり込む、それによって、リーダースプールは下側アームの巻止部とリーダー用アームの巻止部で掴まれた状態になり、スプールホルダーとして使用できる。
リーダー用アームの位置が、リーダーをメインラインに編み付ける位置側に可動すれば、もっとサイズの大きいリーダースプールのスプールホルダーとしても使用でき、携帯性の面でもメリットが得られる。
具体的には、所定の位置に配置されている場合は、下側アーム先端位置とリーダー用アーム先端との距離(アーム間の距離)は最短になり、リーダースプールの外周側と下側アームの巻止部表面が接し、リーダースプールの真ん中のくりぬかれた穴(軸穴)にはリーダー用アームの巻止部がはまり込む、それによって、リーダースプールは下側アームの巻止部とリーダー用アームの巻止部で掴まれた状態になり、スプールホルダーとして使用できる。
リーダー用アームの位置が、リーダーをメインラインに編み付ける位置側に可動すれば、もっとサイズの大きいリーダースプールのスプールホルダーとしても使用でき、携帯性の面でもメリットが得られる。
さらに、本発明の請求項3において得られる効果としては、特許文献3のFGノットツールでは、くの字形のアーム形状による独特のアーム動作の関係から編み付け部分の前進性が得られているが、本ノットツールでは、リーダー用アームが可動する事を利用して編み付け位置から離れていく方向に動かすことで編みつけ位置の前進性を得ることが可能になっている。更に引張ばねを設ける事によって、リーダー用アームを引張ばねの力で編み付け位置から離れていく方向に動かすことが可能になり、編みつけ位置の前進性を得ることができる。結果的に本ノットツールでも特許文献3同様の効果が得られる特性となっている。
さらに、このリーダー用アームが可動することで、編み付け位置からリーダー巻止部を遠ざかる方向に移動させることができるため、メインラインの端線側を下側アームの巻止部から外し、リーダー用アームを動かすことで、編み付けられたメインライン本線側とリーダーを緊張状態に張架させる事が可能である。なお、この動作を引張ばねの力により自動的に行わせることにより、すぐにハーフヒッチ作業工程へ進める事も可能になる。つまり、一般的なFGノットツールで必要とされるハーフヒッチ工程へ進めるためのリーダーの巻き付け直し作業が可動するリーダー用アームによって不要となり、結線作業に要する時間の短縮が図られている。
本発明の請求項4によって、また、電気部品や磁石を用いない構造であることから、本願で定義した課題の全てを解決する事ができるPRノット、FGノットの双方に対応したノットツールが実現可能になる。
本発明のノットツールによって、PRノットにもFGノットにも対応可能となるが、本発明の請求項2のガイド部(折り返しガイド)を使ってスナップをリーダーで結線する際のハーフヒッチツールとしても利用可能になる。
最近ではスナップの結線にハーフヒッチを施すことで結線強度が増すことが一般的に知られており、このスナップの結線作業をも補助することで、PEラインとリーダーの結線、リーダーとスナップの結線というラインシステム全体の結線作業を本発明のノットツールで対応する事が可能になっている。
最近ではスナップの結線にハーフヒッチを施すことで結線強度が増すことが一般的に知られており、このスナップの結線作業をも補助することで、PEラインとリーダーの結線、リーダーとスナップの結線というラインシステム全体の結線作業を本発明のノットツールで対応する事が可能になっている。
以下より、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の請求項1〜4の実施の形態に係る釣り糸の結線補助具を示す斜視図である。
図2は、図1の結線補助具のアームの支持軸部分を示す分解構造図であり、図1における本体部分2の部分を取り除き、内部構造が見えるようにした図であり、請求項3の実施の形態に対し、さらにリーダー用アームが所定の場所に配置されるように引張ばねを設けた場合の実施例の斜視図である。
図3は、図2の反対側、つまり本体部分の背面側からみた場合の分解構造図であり、アームの支持構造とばねによるアーム先端が開く様にする仕組みを示す図である。
図4は、ノズル部の構成を示す図である。
図5は、ノズル部の構成を背面側から見た図である。
図6は、本発明の結線補助具の背面を示す斜視図である。
図7は、本発明の結線補助具を折り畳んだ場合の正面からの斜視図である。
図1は、本発明の請求項1〜4の実施の形態に係る釣り糸の結線補助具を示す斜視図である。
図2は、図1の結線補助具のアームの支持軸部分を示す分解構造図であり、図1における本体部分2の部分を取り除き、内部構造が見えるようにした図であり、請求項3の実施の形態に対し、さらにリーダー用アームが所定の場所に配置されるように引張ばねを設けた場合の実施例の斜視図である。
図3は、図2の反対側、つまり本体部分の背面側からみた場合の分解構造図であり、アームの支持構造とばねによるアーム先端が開く様にする仕組みを示す図である。
図4は、ノズル部の構成を示す図である。
図5は、ノズル部の構成を背面側から見た図である。
図6は、本発明の結線補助具の背面を示す斜視図である。
図7は、本発明の結線補助具を折り畳んだ場合の正面からの斜視図である。
この結線補助具1は、図1に示すようにノズルアーム4とアンダーアーム6を上下に有し、これら上下のアームはアーム支持部2のアーム支持軸2aによって支持されており、これら上下のアーム先端を開く様にする仕組みは図3に示されるアーム用ねじりコイルばね2dによって行われている。
また、アーム開放防止ピン2eと2e’が図1、図5に示されるように設けられ、これら上下のアームの先端が必要以上に開き過ぎないようになっている。
リーダー用アーム3は、前述の上下のアーム同様にアーム支持部2のアーム支持軸2aによって支持されているが、所定の位置、つまり図1に示すような位置へ配置するためには、図2に示すリーダー用アーム引張ばね3aによって位置を調整している。このリーダー用アーム引張ばね3aはアーム支持部2のリーダー用アーム引張ばね固定金具2bに固定されている。
これらの3つのアーム(3、4、6)の支持部分がアーム用ねじりコイルばね2dのばね部分に直接触れて動きを阻害しないようにするため、アーム支持軸スペーサー2cが図2、図3に示されるように設けられ、アーム支持部2の主要な構造が構成されている。
また、アーム開放防止ピン2eと2e’が図1、図5に示されるように設けられ、これら上下のアームの先端が必要以上に開き過ぎないようになっている。
リーダー用アーム3は、前述の上下のアーム同様にアーム支持部2のアーム支持軸2aによって支持されているが、所定の位置、つまり図1に示すような位置へ配置するためには、図2に示すリーダー用アーム引張ばね3aによって位置を調整している。このリーダー用アーム引張ばね3aはアーム支持部2のリーダー用アーム引張ばね固定金具2bに固定されている。
これらの3つのアーム(3、4、6)の支持部分がアーム用ねじりコイルばね2dのばね部分に直接触れて動きを阻害しないようにするため、アーム支持軸スペーサー2cが図2、図3に示されるように設けられ、アーム支持部2の主要な構造が構成されている。
リーダー用アーム3の先端にはリーダー用巻止部3dが設けられ、リーダー用巻止部3dはリーダー用巻止部Oリング3cとリーダー用巻止部巻取位置3dから構成されている。
図2の実施例では、リーダー用巻止部Oリング3cは4個用いられ、リーダー用巻止部巻取位置3dを中に挟んで2個ずつ設けられている。
リーダー用アーム3の付け根側のリーダー用巻止部Oリング3cの2個の間にリーダーを挟み込み、次にリーダー用巻止部巻取位置3dに数回巻き付けてから反対側のリーダー用巻止部Oリング3cの2個の間にリーダーを挟み込んでリーダーを固定することでリーダーを係止する事が可能になっている。
図2の実施例では、リーダー用巻止部Oリング3cは4個用いられ、リーダー用巻止部巻取位置3dを中に挟んで2個ずつ設けられている。
リーダー用アーム3の付け根側のリーダー用巻止部Oリング3cの2個の間にリーダーを挟み込み、次にリーダー用巻止部巻取位置3dに数回巻き付けてから反対側のリーダー用巻止部Oリング3cの2個の間にリーダーを挟み込んでリーダーを固定することでリーダーを係止する事が可能になっている。
この結線補助具1では、全部でリーダー用巻止部3d、ノズル巻止部5d、アンダーアーム巻止部6dの3箇所に巻止部を有するが、基本的な使い方と役割は同じであり、ライン固定(仮止め含む)、係止めのために用いられる。
次に、図4に示すようにノズルアーム4の先端にノズル部5を設ける。ノズル部5は図8の例に示すように設置角度が可変できるように設けられており、普段は図4に示されるように折り畳まれている。
ノズル部5はノズルガイド部(テンションガイド)5a、ノズル巻止部5b、ノズルパイプ5e、ノズル部フック5f、ノズル部リーダーガイド5gから構成され、このうちノズル巻止部5bは4個のノズル巻止部Oリング5cとノズル巻止部巻取位置5dから構成されている。
ノズル部5はノズルガイド部(テンションガイド)5a、ノズル巻止部5b、ノズルパイプ5e、ノズル部フック5f、ノズル部リーダーガイド5gから構成され、このうちノズル巻止部5bは4個のノズル巻止部Oリング5cとノズル巻止部巻取位置5dから構成されている。
ノズルガイド部(テンションガイド)5aについては、ラインにテンションを掛けることが目的であるため、図9の実施例で示すように、ノズルガイド部(S字用テンションガイド)5a’の2本のテンションガイドにラインをS字に絡ませることでテンションを生み出す方法も考えられる。
ノズルパイプ5eはPRノットの結線の際にメインラインMを通すために用いられる。
ノズル部フック5fはPRノット結線の際に、メインラインMへのテンションが強すぎたりラインに傷がついていたりの理由でメインラインMが破断した場合に、本結線補助具1が顔に当たったり逸失したりしないように、リーダーに引っ掛かる形でその場に留まることを目的に設けられている。
ノズル部リーダーガイド5gは図5で示されるように、ノズル部フック5fを延長するような形で背面側に伸びている事が特徴であるが、この長さがPRノットの結線作業時に本結線補助具1の回転姿勢を安定させる役割を持っている。
ノズルパイプ5eはPRノットの結線の際にメインラインMを通すために用いられる。
ノズル部フック5fはPRノット結線の際に、メインラインMへのテンションが強すぎたりラインに傷がついていたりの理由でメインラインMが破断した場合に、本結線補助具1が顔に当たったり逸失したりしないように、リーダーに引っ掛かる形でその場に留まることを目的に設けられている。
ノズル部リーダーガイド5gは図5で示されるように、ノズル部フック5fを延長するような形で背面側に伸びている事が特徴であるが、この長さがPRノットの結線作業時に本結線補助具1の回転姿勢を安定させる役割を持っている。
図6は本結線補助具1の背面側を示す図である。背面側に設けられるノズルアームガイド部(折り返しガイド)4aとアンダーアームガイド部(折り返しガイド)6aはPRノットの結線の際に用いられる。
具体的にはPRノットの結線において、太いリーダーが用いられる場合はノズルガイド部(テンションガイド)5aとアンダーアーム巻止部巻取位置6dの間の分の長さに相当するメインラインだけでは巻き付け(編み付け)する長さが不足する場合が考えられるため、この二つの折り返しガイドを用いて巻き付け(編み付け)する長さを確保するという役割がある。
実施図の例としては、図10に示す矢印の部分が該当する。
図4に示されているノズルアームガイド部(折り返しガイド予備)4bは、さらに巻き付け(編み付け)する長さを必要とする場合のために予備的に設けられている。
具体的にはPRノットの結線において、太いリーダーが用いられる場合はノズルガイド部(テンションガイド)5aとアンダーアーム巻止部巻取位置6dの間の分の長さに相当するメインラインだけでは巻き付け(編み付け)する長さが不足する場合が考えられるため、この二つの折り返しガイドを用いて巻き付け(編み付け)する長さを確保するという役割がある。
実施図の例としては、図10に示す矢印の部分が該当する。
図4に示されているノズルアームガイド部(折り返しガイド予備)4bは、さらに巻き付け(編み付け)する長さを必要とする場合のために予備的に設けられている。
図7は本結線補助具1を折り畳んだ場合の状態を示す図である。
次にこの結線補助具によりPRノットを編み付ける手順を説明する。
図8から順に図18までの図は、PRノットを編み付ける手順を説明する図である。
図8から順に図18までの図は、PRノットを編み付ける手順を説明する図である。
先ず、図8に示すように本結線補助具1のノズルパイプ5eにメインライン支線側Mbを通し、アンダーアーム巻止部Oリング6cの間に挟み込んで仮止めし、メインラインMをアンダーアーム巻止部巻取位置6dに数回巻き付ける。そして、巻き付けたアンダーアーム巻止部巻取位置6dとノズルパイプ5eの間の部分に、遊びを持たせたメインラインMを残しておく。
次に図9、図10に示されるように、遊びを持たせたメインラインMを使って図10に示すノズルアームガイド部(折り返しガイド)4aとアンダーアームガイド部(折り返しガイド)6aの順でメインラインMを掛ける形で折り返し、図9に示すようにノズルガイド部(テンションガイド)5aに巻きつけたり、ノズルガイド部(S字用テンションガイド)5a’にS字にメインライン(S字部分)M’を絡ませてからメインライン本線側Maをノズルパイプ5eの外側に引っ張って図9の通りに巻き付けの準備を行う。
次に図9、図10に示されるように、遊びを持たせたメインラインMを使って図10に示すノズルアームガイド部(折り返しガイド)4aとアンダーアームガイド部(折り返しガイド)6aの順でメインラインMを掛ける形で折り返し、図9に示すようにノズルガイド部(テンションガイド)5aに巻きつけたり、ノズルガイド部(S字用テンションガイド)5a’にS字にメインライン(S字部分)M’を絡ませてからメインライン本線側Maをノズルパイプ5eの外側に引っ張って図9の通りに巻き付けの準備を行う。
次に図11に示すとおり、リーダー支線側Lbをノズル部リーダーガイド5gの中を通す。なお、図11中におけるリーダー本線側Laの延長線上にはリーダースプールに巻かれた十分な長さのリーダーが存在する。
次に図12に示すとおり、メインライン本線側Maをリーダー支線側Lbに沿わせた上でLhの囲んだ範囲で示された箇所(左手側による手づかみ部分Lh)を左手の親指人差し指中指等を使ってしっかりと掴む。
右手側はRhの囲んだ範囲で示された箇所(右手側による手づかみ部分Rh)をしっかりと掴む。
両手側ともしっかりと掴みリーダーLがピンと張った状態にし、その上で本結線補助具1を矢印で示す方向に数回ほど回転させる。
数回ほど回転させているうちに、図13に示す状態となる。
図12の段階では本結線補助具1はノズル部フック5fの部分でリーダーに吊り下がった状態にあるが、図13の段階ではリーダーLに巻き付いたメインラインMを通してリーダーLに吊り下がった状態になっている。
この段階では本結線補助具1の重みは全てメインラインMに掛かっており、テンションが掛かった状態となる。
ここまではリーダー本線側Laの側に巻き進んでいるが、メインラインMにテンションが掛かった段階で、右手側の持ち位置をノズル部リーダーガイド5gに当たる位置で持ち直す。具体的には右手親指の先、親指の爪がノズル部リーダーガイド5gに当たるようにしっかり掴む。それによって、さらに回転させてもリーダー本線側Laの方向へは巻き進まなくなる。
次に図12に示すとおり、メインライン本線側Maをリーダー支線側Lbに沿わせた上でLhの囲んだ範囲で示された箇所(左手側による手づかみ部分Lh)を左手の親指人差し指中指等を使ってしっかりと掴む。
右手側はRhの囲んだ範囲で示された箇所(右手側による手づかみ部分Rh)をしっかりと掴む。
両手側ともしっかりと掴みリーダーLがピンと張った状態にし、その上で本結線補助具1を矢印で示す方向に数回ほど回転させる。
数回ほど回転させているうちに、図13に示す状態となる。
図12の段階では本結線補助具1はノズル部フック5fの部分でリーダーに吊り下がった状態にあるが、図13の段階ではリーダーLに巻き付いたメインラインMを通してリーダーLに吊り下がった状態になっている。
この段階では本結線補助具1の重みは全てメインラインMに掛かっており、テンションが掛かった状態となる。
ここまではリーダー本線側Laの側に巻き進んでいるが、メインラインMにテンションが掛かった段階で、右手側の持ち位置をノズル部リーダーガイド5gに当たる位置で持ち直す。具体的には右手親指の先、親指の爪がノズル部リーダーガイド5gに当たるようにしっかり掴む。それによって、さらに回転させてもリーダー本線側Laの方向へは巻き進まなくなる。
右手側を持ち直したら、図13に示すとおり矢印の方向に本結線補助具1を20回以上回転させてリーダー支線側Lbに巻き進めた結果が図14の状態になる。
本結線補助具1のアームの先端側はリーダーLに巻き付けられたメインラインMの分だけ狭くなり、図14の状態になる。
図13から図14に巻き進める段階で、本結線補助具1を回転させる早さを早くすれば遠心力が増し、結果的にラインテンションが強くなる。逆に回転を遅くすればラインテンションは弱くなる。但し、このラインテンションは本結線補助具1が静的に持つラインテンション、つまり図2に示されているアーム用ねじりコイルばね2dが持つ力を下回ることはない。
また、図14にはカラビナ用リング部6eが示されているが、この部分に追加の錘(ウェイト)を取り付けることによって、本結線補助具1の回転の慣性力を強くすることも可能にしている。慣性力が増すと同時に遠心力も増し、更にラインテンションを強くすることも可能になっている。
本結線補助具1のアームの先端側はリーダーLに巻き付けられたメインラインMの分だけ狭くなり、図14の状態になる。
図13から図14に巻き進める段階で、本結線補助具1を回転させる早さを早くすれば遠心力が増し、結果的にラインテンションが強くなる。逆に回転を遅くすればラインテンションは弱くなる。但し、このラインテンションは本結線補助具1が静的に持つラインテンション、つまり図2に示されているアーム用ねじりコイルばね2dが持つ力を下回ることはない。
また、図14にはカラビナ用リング部6eが示されているが、この部分に追加の錘(ウェイト)を取り付けることによって、本結線補助具1の回転の慣性力を強くすることも可能にしている。慣性力が増すと同時に遠心力も増し、更にラインテンションを強くすることも可能になっている。
リーダーへの巻き付けが完了したら、次はハーフヒッチと言われる仕上げの作業が必要になる。
予めハーフヒッチを行う前に、図14においても見られるようにリーダー支線側Lbに巻き付いて(絡み付いて)いる部分を解くことと、巻き付ける際にできたリーダーLの捩れを緩める必要があるが、この作業はリーダーLを左右の手で引っ張って緊張させた状態でアンダーアーム6の先端を少し上側(ノズル部5の側)に動かすことで捩れが緩和される。
次にハーフヒッチを行うため、図14のアンダーアーム巻止部Oリング6cに係止したメインランMを外してノズルパイプ5eからメインラインMを引き抜き、図15に示すように各ラインを係止し直す。
図15では、先にリーダー本線側Laをアンダーアーム巻止部Oリング6cの間に挟み込んで、数回ほどアンダーアーム巻止部巻取位置6dに巻き付け、その上でメインライン本線側Maをノズル巻止部巻取位置5dに数回巻き付け、ノズル巻止部Oリング5cに挟み込んで係止している。さらにリーダー支線側Lbをノズル巻止部Oリング5cに仮止めしている状態である。
予めハーフヒッチを行う前に、図14においても見られるようにリーダー支線側Lbに巻き付いて(絡み付いて)いる部分を解くことと、巻き付ける際にできたリーダーLの捩れを緩める必要があるが、この作業はリーダーLを左右の手で引っ張って緊張させた状態でアンダーアーム6の先端を少し上側(ノズル部5の側)に動かすことで捩れが緩和される。
次にハーフヒッチを行うため、図14のアンダーアーム巻止部Oリング6cに係止したメインランMを外してノズルパイプ5eからメインラインMを引き抜き、図15に示すように各ラインを係止し直す。
図15では、先にリーダー本線側Laをアンダーアーム巻止部Oリング6cの間に挟み込んで、数回ほどアンダーアーム巻止部巻取位置6dに巻き付け、その上でメインライン本線側Maをノズル巻止部巻取位置5dに数回巻き付け、ノズル巻止部Oリング5cに挟み込んで係止している。さらにリーダー支線側Lbをノズル巻止部Oリング5cに仮止めしている状態である。
図16はハーフヒッチの編み付け位置を拡大した図面である。
メインライン本線側Maとリーダー支線側Lb、リーダー本線側Laは上下のアームの巻止部に係止めされているため、メインライン支線側Mbに意識を集中させてハーフヒッチ作業を行うことができるようになっている。
ハーフヒッチの手順は、図16に示すようにメインライン支線側Mbの先端をメインライン本線側Maとリーダー支線側Lbの背後側へ廻して、次に手前側を通し、メインライン支線側Mbが作り出した輪の中を通した後に、その輪を閉じるようにメインライン支線側Mbの先端を強く引いて一つのハーフヒッチが完成する。
この図16のように、メインライン本線側Maとリーダー支線側Lbに巻き付けるハーフヒッチは8回以上行われることが望ましいとされる。図17はハーフヒッチを8回行った段階の状態を表している。
メインライン本線側Maとリーダー支線側Lb、リーダー本線側Laは上下のアームの巻止部に係止めされているため、メインライン支線側Mbに意識を集中させてハーフヒッチ作業を行うことができるようになっている。
ハーフヒッチの手順は、図16に示すようにメインライン支線側Mbの先端をメインライン本線側Maとリーダー支線側Lbの背後側へ廻して、次に手前側を通し、メインライン支線側Mbが作り出した輪の中を通した後に、その輪を閉じるようにメインライン支線側Mbの先端を強く引いて一つのハーフヒッチが完成する。
この図16のように、メインライン本線側Maとリーダー支線側Lbに巻き付けるハーフヒッチは8回以上行われることが望ましいとされる。図17はハーフヒッチを8回行った段階の状態を表している。
次にメインライン本線側Maをメインライン支線側Mbでハーフヒッチするが、その前にリーダー支線側Lbをノズル巻止部Oリング5cから外して余分なリーダーをカットする。その上でメインライン本線側Maをメインライン支線側Mbでハーフヒッチした状態を図18に示す。
最後にエンドノットと呼ばれる結びを行って、余分なメインライン支線側Mbを切り除けばPRノットが完成する。
最後にエンドノットと呼ばれる結びを行って、余分なメインライン支線側Mbを切り除けばPRノットが完成する。
次に、本結線補助具1によりFGノットを編み付ける手順を説明する。
図19から順に図24までの図は、FGノットを編み付ける手順を説明する図である。
図19から順に図24までの図は、FGノットを編み付ける手順を説明する図である。
先ず、図19に示すように本結線補助具1のアンダーアーム巻止部Oリング6cにメインラインMを挟み込んで係止し、アンダーアーム巻止部巻取位置6dに数回巻き付けてからノズル部5の側へメインラインMを伸ばし、ノズル巻止部巻取位置5dに数回巻き付けてノズル巻止部Oリング5cに挟み込み係止する。
次にリーダーをリーダー用巻止部Oリング3cに挟み込み、リーダー本線側Laをリーダー用巻止部巻取位置3dに数回巻き付けてから、再度リーダー用巻止部Oリング3cに挟み込み、メインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)Xaとは反対側へ伸ばしておく、リーダー本線側Laの延長線にはリーダーが巻かれたリーダースプールが存在する。
これでFGノットを編み付ける前の準備が完了する。
次にリーダーをリーダー用巻止部Oリング3cに挟み込み、リーダー本線側Laをリーダー用巻止部巻取位置3dに数回巻き付けてから、再度リーダー用巻止部Oリング3cに挟み込み、メインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)Xaとは反対側へ伸ばしておく、リーダー本線側Laの延長線にはリーダーが巻かれたリーダースプールが存在する。
これでFGノットを編み付ける前の準備が完了する。
図20と図21はFGノットの編み付けの手順を示す図である。
先ずは、図20(A)に示す通りにリーダー支線側Lbを折り返してメインライン支線側Mbの下側を通してリーダ用巻止部3bの側からUターンさせ、メインライン支線側Mbの上側を通して右手側に強く引く、この結果が図20(B)に示す通りになる。
次に図20(C)に示す通りにリーダー支線側Lbを折り返してメインライン本線側Maの下側を通してリーダ用巻止部3bの側からUターンさせ、メインライン本線側Maの上側を通して右手側に強く引く、この結果が図20(D)に示す通りになる。
先ずは、図20(A)に示す通りにリーダー支線側Lbを折り返してメインライン支線側Mbの下側を通してリーダ用巻止部3bの側からUターンさせ、メインライン支線側Mbの上側を通して右手側に強く引く、この結果が図20(B)に示す通りになる。
次に図20(C)に示す通りにリーダー支線側Lbを折り返してメインライン本線側Maの下側を通してリーダ用巻止部3bの側からUターンさせ、メインライン本線側Maの上側を通して右手側に強く引く、この結果が図20(D)に示す通りになる。
この図20(A)から図20(D)までの手順を5回繰り返した結果が図21(A)に示す通りになる。
この段階で編み付けを結束させるためのハーフヒッチを施す。ハーフヒッチの手順を図21(B)に示す。
手順としてはリーダー支線側Lbをメインライン支線側Mbの下側に通し∪ターンさせてメインライン支線側Mbの上側を通す。そしてリーダー支線側Lbの下側を通してリーダー支線側Lbを強く引く、その結果が図21(C)の示す通りとなり、編み付けの難しいFGノットの初期段階が完成する。
この段階で編み付けを結束させるためのハーフヒッチを施す。ハーフヒッチの手順を図21(B)に示す。
手順としてはリーダー支線側Lbをメインライン支線側Mbの下側に通し∪ターンさせてメインライン支線側Mbの上側を通す。そしてリーダー支線側Lbの下側を通してリーダー支線側Lbを強く引く、その結果が図21(C)の示す通りとなり、編み付けの難しいFGノットの初期段階が完成する。
図21(C)が終わった段階での本結線補助具1を示す状態が図22となる。
次の手順として仕上げ作業となるハーフヒッチ、エンドノットと呼ばれる工程へ進める必要がある。
手順としては、先ずメインライン支線側Mbをアンダーアーム巻止部Oリング6cから外し、アンダーアーム巻止部巻取位置6dに巻き付いたメインライン支線側Mbを解く、
次にリーダー用アームを時計回りの方向に動かす事によって、リーダー本線側Laとメインライン本線側Maが張架された状態が作り出される。この際、図2に示すようにリーダー用アーム引張ばね3aが設けられている場合は、リーダー用アーム引張ばね3aの力によってリーダー用アームは図23に示す矢印の方向へ動きリーダー本線側Laとメインライン本線側Maが自動的に張架される。
次にリーダー支線側Lbをノズル巻止部Oリング5cに仮止めし、ハーフヒッチ作業へ進める。
一般のFGノットツールでは、このリーダー本線側Laをリーダー用巻止部から取り外しアンダーアーム側の巻止部に巻き付け直す必要があるため、本結線補助具1では一般のFGノットツールに比べて10秒程度の時間短縮が可能になっている。
次の手順として仕上げ作業となるハーフヒッチ、エンドノットと呼ばれる工程へ進める必要がある。
手順としては、先ずメインライン支線側Mbをアンダーアーム巻止部Oリング6cから外し、アンダーアーム巻止部巻取位置6dに巻き付いたメインライン支線側Mbを解く、
次にリーダー用アームを時計回りの方向に動かす事によって、リーダー本線側Laとメインライン本線側Maが張架された状態が作り出される。この際、図2に示すようにリーダー用アーム引張ばね3aが設けられている場合は、リーダー用アーム引張ばね3aの力によってリーダー用アームは図23に示す矢印の方向へ動きリーダー本線側Laとメインライン本線側Maが自動的に張架される。
次にリーダー支線側Lbをノズル巻止部Oリング5cに仮止めし、ハーフヒッチ作業へ進める。
一般のFGノットツールでは、このリーダー本線側Laをリーダー用巻止部から取り外しアンダーアーム側の巻止部に巻き付け直す必要があるため、本結線補助具1では一般のFGノットツールに比べて10秒程度の時間短縮が可能になっている。
次に図24に示す通り、メインライン支線側Mbを使ってハーフヒッチ作業を進める。以降の作業はPRノットと同様に進めることでFGノットを完成させることができる。
図25にスナップSnの結線する際のハーフヒッチを行う手順を示している。
このようにスナップSnの先端部の輪になる部分をアンダーアームガイド部(折り返しガイド)6aに引っ掛け、リーダー本線側Laをノズル巻止部Oリング5cに挟み込み仮固定することで、容易にハーフヒッチを施しやすい状況が作り出せる。
このようにスナップSnの先端部の輪になる部分をアンダーアームガイド部(折り返しガイド)6aに引っ掛け、リーダー本線側Laをノズル巻止部Oリング5cに挟み込み仮固定することで、容易にハーフヒッチを施しやすい状況が作り出せる。
図26、図27、図28は本結線補助具1を用いて3種類のサイズのリーダースプールを装着した状態を示す説明図である。
リーダー用巻止部3bとアンダーアーム巻止部の間の距離は、図19の例を用いて説明すれば、メインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)Xaに近接する状態が一番長くなり、アンダーアーム巻止部6bの側に近づけば近づくほど短くなる。
このリーダー用アーム3の動きの特徴を利用して、大きさの異なるリーダースープールの装着が可能になっている。
図26は非特許文献4の一般的なミニサイズのリーダースプールを装着した場合の説明図である。
図27は非特許文献4よりも小さめのミニサイズのリーダースプールを装着した場合の説明図である。
図28は非特許文献4よりも大きめのミニサイズのリーダースプールを装着した場合の説明図である。
リーダー用巻止部3bとアンダーアーム巻止部の間の距離は、図19の例を用いて説明すれば、メインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)Xaに近接する状態が一番長くなり、アンダーアーム巻止部6bの側に近づけば近づくほど短くなる。
このリーダー用アーム3の動きの特徴を利用して、大きさの異なるリーダースープールの装着が可能になっている。
図26は非特許文献4の一般的なミニサイズのリーダースプールを装着した場合の説明図である。
図27は非特許文献4よりも小さめのミニサイズのリーダースプールを装着した場合の説明図である。
図28は非特許文献4よりも大きめのミニサイズのリーダースプールを装着した場合の説明図である。
本発明の釣り糸の結線補助具は、PRノット、FGノット等の手法によるメインラインとリーダーの結線作業に用いられる。
1 釣り糸の結線補助具
2 アーム支持部
2a アーム支持軸
2b リーダー用アーム引張ばね固定金具
2c アーム支持軸スペーサー
2d アーム用ねじりコイルばね
2e アーム開放防止ピン
2e’ アーム開放防止ピン
3 リーダー用アーム
3a リーダー用アーム引張ばね
3b リーダー用巻止部
3c リーダー用巻止部Oリング
3d リーダー用巻止部巻取位置
4 ノズルアーム
4a ノズルアームガイド部(折り返しガイド)
4b ノズルアームガイド部(折り返しガイド予備)
5 ノズル部
5’ ノズル部(その2)
5a ノズルガイド部(テンションガイド)
5a’ ノズルガイド部(S字用テンションガイド)
5b ノズル巻止部
5c ノズル巻止部Oリング
5d ノズル巻止部巻取位置
5e ノズルパイプ
5f ノズル部フック
5g ノズル部リーダーガイド
6 アンダーアーム
6a アンダーアームガイド部(折り返しガイド)
6b アンダーアーム巻止部
6c アンダーアーム巻止部Oリング
6d アンダーアーム巻止部巻取位置
6e カラビナ用リング部
M メインライン
M’ メインライン(S字部分)
Ma メインライン本線側
Mb メインライン支線側
L リーダー
La リーダー本線側
Lb リーダー支線側
Lh 左手側による手づかみ部分
Rh 右手側による手づかみ部分
Xa メインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)
Xb 編みコブ
Xc 編み付け部分
Xh ハーフヒッチ部分
Sn スナップ
Lc リーダー先端部
Sm 一般的なミニサイズのリーダースプール
Ss 小さめのミニサイズのリーダースプール
Sl 大きめのミニサイズのリーダースプール
2 アーム支持部
2a アーム支持軸
2b リーダー用アーム引張ばね固定金具
2c アーム支持軸スペーサー
2d アーム用ねじりコイルばね
2e アーム開放防止ピン
2e’ アーム開放防止ピン
3 リーダー用アーム
3a リーダー用アーム引張ばね
3b リーダー用巻止部
3c リーダー用巻止部Oリング
3d リーダー用巻止部巻取位置
4 ノズルアーム
4a ノズルアームガイド部(折り返しガイド)
4b ノズルアームガイド部(折り返しガイド予備)
5 ノズル部
5’ ノズル部(その2)
5a ノズルガイド部(テンションガイド)
5a’ ノズルガイド部(S字用テンションガイド)
5b ノズル巻止部
5c ノズル巻止部Oリング
5d ノズル巻止部巻取位置
5e ノズルパイプ
5f ノズル部フック
5g ノズル部リーダーガイド
6 アンダーアーム
6a アンダーアームガイド部(折り返しガイド)
6b アンダーアーム巻止部
6c アンダーアーム巻止部Oリング
6d アンダーアーム巻止部巻取位置
6e カラビナ用リング部
M メインライン
M’ メインライン(S字部分)
Ma メインライン本線側
Mb メインライン支線側
L リーダー
La リーダー本線側
Lb リーダー支線側
Lh 左手側による手づかみ部分
Rh 右手側による手づかみ部分
Xa メインラインとリーダーの交差する位置(交差位置)
Xb 編みコブ
Xc 編み付け部分
Xh ハーフヒッチ部分
Sn スナップ
Lc リーダー先端部
Sm 一般的なミニサイズのリーダースプール
Ss 小さめのミニサイズのリーダースプール
Sl 大きめのミニサイズのリーダースプール
Claims (2)
- 比較的太い釣り糸であるリーダーの表面周りに、比較的細い釣り糸であるメインラインを巻き付けたり編み付けて結線する際に用いる補助具であって、
上下一対のアームのそれぞれの先端にはメインラインを係止めするための巻止部を有し、
双方のアームの支持部付近にリーダーを係止めするための巻止部を有する可動アームを設けたことを特徴とする釣り糸の結線補助具。 - 前記、請求項1ならびに請求項2に記載のリーダーを係止めするための巻止部を、請求項3に記載された可動アームに配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の釣り糸の結線補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012205127A JP6025032B2 (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 釣り糸の結線補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012205127A JP6025032B2 (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 釣り糸の結線補助具 |
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JP2014057548A5 true JP2014057548A5 (ja) | 2014-07-10 |
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Family
ID=50614660
Family Applications (1)
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JP2012205127A Active JP6025032B2 (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 釣り糸の結線補助具 |
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2012
- 2012-09-19 JP JP2012205127A patent/JP6025032B2/ja active Active
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