JP2015186851A - 造形物の構築方法 - Google Patents
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【解決手段】造形物の構築方法は、3次元造形物を造形する3Dプリンタによって、対象造形物1の少なくとも一部の外枠に対応する形状を有する外枠部20であって、中空空間部を囲繞する外枠部20を造形する外枠部造形工程と、前記外枠部造形工程において造形した外枠部20を補強する補強工程と、を含む。
【選択図】図2
Description
まずは、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態は、3次元造形装置を用いて、造形物を構築する方法に関するものである。ここで、「3次元造形装置」とは、3次元造形物を造形する装置であって、本実施の形態においては、概略的に、造形材料を貯蔵する貯蔵部、及び貯蔵部に貯蔵された造形材料を吐出するプリントヘッドを備える公知の3Dプリンタであるものとして説明するが、これに限定されない。ここで、この3Dプリンタは、3DCADの3次元データを読み込んで、当該3次元データに基づいて対象造形物を所定間隔毎の断面形状に細分化した断面データを作成し、この断面データに基づいて造形材料をプリントヘッドから吐出していくことにより、3次元造形物を造形していくものである。ただし、3Dプリンタのこのような機能については公知であるため、その詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、本実施の形態に係る造形物の構築方法により造形された対象造形物1の構成を説明する。図1は、本実施の形態に係る対象造形物1を示す正面図である。この図1に示すように、対象造形物1は、建築物の床スラブ2と天井スラブ3との相互間に配置されて、天井スラブ3等の荷重を支持する支持部材として構成されている。ただし、対象造形物1はこのような支持部材に限定されず、例えば、構造体の荷重を支持することのない単なるモニュメントのようなものとして構成することも可能である。なお、以下では、所定の位置を基準として天井スラブ3に近い方を「上方」、床スラブ2に近い方を「下方」と称して説明し、また、天井スラブ3から床スラブ2に至る方向を「高さ方向」と称して説明する。
外枠部20は、中空空間部を囲繞する外枠構成部材であって、3Dプリンタによって造形された3次元造形物である。この外枠部20の概略的な形状は、対象造形物1の少なくとも一部の外枠に対応する形状である限りにおいて任意であるが、本実施の形態においては、中空空間部を囲繞する略円筒体形状に構成されているものとして説明する。なお、外枠部20が3Dプリンタにより造形された際には、中空空間部には補強材30は充填されていないが、下記の構築方法で後述するように、この中空空間部には補強材30が充填され、このことにより外枠部20の補強が行われる。また、以下では、この外枠部20における中空空間部側の面を「内表面」、反対側の面を「外表面」と称し、所定の位置を基準として平面視において外枠部20の軸心に向かう方向を「内側」、外枠部20の軸心から離れる方向を「外側」と称して説明する。
補強材30は、外枠部20が囲繞する中空空間部に充填されることにより、外枠部20を補強する補強手段である。この補強材30は、外枠部20を補強する事が可能な限りにおいて任意の素材を用いることができ、例えば、コンクリートや樹脂材料を使用することができる。この補強材30の素材としては、充填を行うために充分な流動性を有し、かつ構造部材として十分な圧縮強度、せん断強度、及び曲げ強度を備える素材を選択することが好ましく、本実施の形態においては、このような条件を充足する素材としてコンクリートを選択した場合について説明する。
セパレータ40は、補強材30の充填に伴う外枠部20の変形を抑制する変形抑制手段である。すなわち、下記の構築方法において後述するように、本実施の形態においては外枠部20が囲繞する中空空間部に補強材30を充填することにより外枠部20を補強するが、このように中空空間部に補強材30(すなわち、コンクリート)を充填すると、補強材30によって外枠部20は外側に向けた力を受けるので、外枠部20が変形又は破壊されてしまう可能性がある。そこで、このような事態を防止するために、外枠部20の変形を抑制するためのセパレータ40を形成する。
外枠部管50は、外枠部20を補強する補強芯材51を挿入するための外枠部補強芯材挿入手段である。この外枠部管50は、外枠部20に対して少なくとも一部において接触する管として形成される限りにおいて、具体的な構造や形成方法は任意であるが、本実施の形態においては、外枠部管50は、3Dプリンタにより外枠部20と一体に形成されるものとして説明する。例えば、3Dプリンタにより外枠部20を形成する際に、外枠部20の下面22から上面21に掛けて空洞を形成することにより外枠部管50を形成することが可能となる。そして、このように形成された外枠部管50に補強芯材51を挿入することにより、単位構造体10の引っ張り耐力を向上させることができる。その他の方法としては、例えば、外枠部20を3Dプリンタで造形した後に、この外枠部20の内表面や外表面に対して、既存の金属管等を接合したり、外枠部20の上面21から下面22にかけてドリル等を用いて外枠部20の内部を挿通する孔を形成したりすることにより外枠部補強芯材挿入手段を形成しても良い。なお、この外枠部管50に挿通される補強芯材51は、本実施の形態においては鋼鉄製の補強鉄筋であるものとして説明するが、他の素材の補強芯材51を用いても良く、例えばカーボンファイバー製の弾性部材等を用いても良い。後述する補強材管60に挿通される補強芯材61についても同様である。
補強材管60は、補強材30を補強する補強芯材61を挿入するための補強材補強芯材挿入手段である。この補強材管60は、補強材30に対して少なくとも一部において接触する管として形成される限りにおいて、具体的な構造や形成方法は任意であるが、本実施の形態においては、補強材管60は、3Dプリンタにより外枠部20やセパレータ40と一体に形成された管状体であって、単位構造体10の上端部から下端部にかけて形成された管状体であるものとして説明する。その他の形成方法としては、例えば、上述したセパレータ40を形成した後に、セパレータ40に対して既存の金属管等を接着剤等により接合することにより補強材補強芯材挿入手段を形成しても良い。
外装材70は、対象造形物1の意匠性や断熱性の向上を目的として外枠部20の外表面に設けられ、任意の素材(例えば、木製、樹脂製、又は金属製等)により形成された公知の外装部材である。この外装材70は対象造形物1における最も外側に設けられる部分であり、意匠性に最も寄与する部分であるため、意匠性の高い形状や素材で形成されることが望ましい。なお、本実施の形態においては、図3や図4に示すように、外装材70は矩形のタイルであって、上述したように外装穴24に嵌めこまれることで対象造形物1の外観部分を形成するタイルであるものとして説明する。
継手80は、対象造形物1の一部である単位構造体10の外枠部20と、対象造形物1の他の一部である単位構造体10の外枠部20とを相互に接続する接続手段である。ここで、継手80の具体的な形状等については任意であるが、以下では図5を参照し、第一構造体11の上面21と第二構造体12の下面22との相互接続に着目して継手80の形状について一例を挙げて説明する。
次に、上記のように構成された対象造形物1の構築方法について説明する。なお、図6から図13は、いずれも対象造形物1の構築方法の手順1から手順8を順に示す図であって、図6は、構築方法の手順1を示す図であり、図7は、構築方法の手順2を示す図であり、図8は、構築方法の手順3を示す図であり、図9は、構築方法の手順4を示す図であり、
図10は、構築方法の手順5を示す図であり、図11は、構築方法の手順6を示す図であり、図12は、構築方法の手順7を示す図であり、図13は、構築方法の手順8を示す図である。なお、これらの図6から図13に示すように、本実施の形態では説明の簡略化のために、第一構造体11、第二構造体12、及び第三構造体13までを組み立てる方法について説明するが、そのさらに上方に接続される第四構造体14や第五構造体15についても同様の手順により構築することが可能である。また、説明の簡略化のために、補強材管60の内部に挿通された補強芯材61を接続する方法についてのみ説明するが、外枠部管50の内部に挿通された補強芯材51についても同様の方法により接続することが可能である。
このように本実施の形態によれば、3Dプリンタによって中空空間部を囲繞する外枠部20を造形し、造形された外枠部20を補強するので、対象造形物1の外枠を高強度の材料により造形せずとも対象造形物1の耐力を確保することができ、これに伴って対象造形物1の外枠を任意の造形材料を使用して造形することができるので、材料の観点における意匠上の制約を減ずることが可能であり、また、上部の層をせり出した積層造形に適した造形材料を選ぶことで、形態の観点においても意匠上の制約を減ずることが可能となる。また、対象造形物1の外枠を高強度の材料により造形せずとも対象造形物1の耐力を確保することができ、これに伴って充分な強度に乾燥させるまでに時間を要する造形材料(例えばコンクリート)を使用せずに対象造形物1を充分な耐力で造形できるので、対象造形物1の施工時間を短縮することが可能となる。さらに、中空空間部を形成せずに対象造形物1の全体を3Dプリンタにより造形する場合と比べて造形材料の使用量を低減できるので、3Dプリンタの処理負荷を低減することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、本実施の形態に係る造形物の構築方法によって、材料及び形態の観点における意匠上の制約を減ずることができない場合や、3次元造形装置(例えば3Dプリンタ)の処理負荷を低減させることができない場合や、施工時間を短縮することができない場合であっても、造形物の構築を従来と異なる技術により防止できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
発明の詳細な説明や図面で説明した対象造形物1の各部の寸法、形状、比率等は、あくまで例示であり、その他の任意の寸法、形状、比率等とすることができる。
本実施の形態においては、対象造形物1を複数の単位構造体10により構成する例について説明したが、対象造形物1の一部を単位構造体10以外の構造体により構成してもよく、例えば、第二構造体12に代えて、公知のブロック、コンクリート製の角柱や円柱、あるいは樹脂製の構造体を使用してもよい。このように、単位構造体10と他の任意の構造体とを組み合わせることで、対象造形物1の製造コストを低減したり、対象造形物1の機能性や特性を変化させたりすることが可能になる。
本実施の形態においては、外枠部20と補強材30との接触面積を向上させるために、外枠部20の内表面に内突起23を設けることとして説明したが、その他の手段により接触面積を向上させても当然構わない。例えば内突起23の代わりに、内表面に溝等を設けても良い。また、内突起23は、外枠部20自体の耐力を向上させるように形成されていてもよく、例えば外枠部20の内表面に、高さ方向、円周方向、あるいはこれら高さ方向や円周方向に対して斜めとなる方向に沿って、リブとして形成されていてもよい。
本実施の形態においては、補強材管60を多孔質構造に形成することにより、補強材30と、補強材管60の内部に挿通された補強芯材61との接触面積を増大させるものとして説明したが、これに限られない。例えば、補強材30を中空空間部に充填させた後に、補強材管60のみを取り外して、補強芯材61と補強材30との接触面積を増大させても良い。このような方法によれば、補強材管60を補強材30から取り外すので、補強材30と補強芯材61との接触面積を増大させることができ、対象造形物1の耐力を向上させることが可能となる。また、補強材管60を3Dプリンタにより造形した場合には、取り外した補強材管60を造形材料として再利用することができ、構築に要する費用の削減が可能となる。その他の方法としては、補強材管60を所定の条件下において溶解する素材にて形成しても良い。例えば、補強材管60を、コンクリートと接触することにより溶解する素材にて形成しても良く、このような方法によれば、補強材30を充填後に補強材管60を溶解させて補強芯材61と補強材30との接触面積を増大させることができるので、極めて容易な方法により、対象造形物1の耐力を向上させることが可能となる。なお、その他にも、補強材管60を、時間経過に伴って溶解する素材にて形成しても良い。
本実施の形態においては、補強材30は、任意の方法により充填されたコンクリートであるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、外枠部20と同様に、補強材30についても、3Dプリンタの如き3次元造形装置により構成しても構わない。また、補強材30として2種類以上の素材を使用することもでき、例えば、2種類以上の素材を予め混合して外装材70に充填したり、2種類以上の素材を外装材70に別々に充填したりしてもよい。また、対象造形物1を複数の単位構造体10により構成する場合において、各単位構造体10に対して異なる補強材30を使用することができ、例えば、下方の単位構造体10に対しては高強度コンクリートを使用して強度を高め、上方の単位構造体10に対しては軽量コンクリートを使用したり補強材30を省略することで軽量化を図るようにしてもよい。
本実施の形態においては、外枠部20の外表面に外装材70を取り付けるものとして説明したが、これに限定されず、外装材70を取り付けなくても良い。このような場合には、3Dプリンタにより造形した外枠部20の外表面がそのまま外観を構成するが、3Dプリンタによれば外枠部20の外表面の素材や色を任意に決定できるので、意匠性の向上を図ることが可能となる。例えば、木目模様、幾何学模様、あるいは任意のキャラクターの形状の凹凸を、外装材70として取り付けてもよい。また、外枠部20は、内突起23と同様に、外枠部20自体の耐力を向上させるように形成されていてもよく、例えば外枠部20の外表面に、高さ方向、円周方向、あるいはこれら高さ方向や円周方向に対して斜めとなる方向に沿って、リブとして形成されていてもよい。
本実施の形態においては、補強材管60の内部に補強材30が流入可能となるように補強材管60が形成されているものとして説明したが、これに限定されない。例えば、補強材管60に補強芯材61を挿通させた後に補強材管60の内部にグラウトを注入することによって、補強芯材61と補強材30とを相互に接続させても構わない。
本実施の形態においては、継手80により複数の単位構造体10を接続するものとして説明したが、これに限定されない。例えば各単位構造体10を溶接接合、ボルト接合、接着剤接合、圧接継手、機械式継手、重ね継手、又は磁力等により接合しても構わない。また、外枠部20の外表面等に仕口を形成し、仕口により複数の単位構造体10を接続しても構わない。あるいは、継手80を省略し、複数の単位構造体10の相互間に補強材30を充填して固化させること等によって、これら複数の単位構造体10を相互に接続してもよい。
本実施の形態においては、複数の単位構造体10を積み上げた後に、各単位構造体10の中空空間部に補強材30を充填させるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、第一構造体11を設置した後に当該第一構造体11の中空空間部に補強材30を充填し、次に第一構造体11の上方に第二構造体12を積み上げて、以降同様に補強材30の充填と単位構造体10の積み上げを行っても構わない。
付記1に記載の造形物の構築方法は、3次元造形物を造形する3次元造形装置によって、対象造形物の少なくとも一部の外枠に対応する形状を有する外枠部であって、中空空間部を囲繞する外枠部を造形する外枠部造形工程と、前記外枠部造形工程において造形した外枠部を補強する補強工程と、を含む。
付記1に記載の造形物の構築方法、及び付記13に記載の造形物によれば、3次元造形装置によって中空空間部を囲繞する外枠部を造形し、造形された外枠部を補強するので、対象造形物の外枠を高強度の材料により造形せずとも対象造形物の耐力を確保することができ、これに伴って対象造形物の外枠を任意の造形材料を使用して造形することができるので、材料の観点における意匠上の制約を減ずることが可能であり、また、上部の層をせり出した積層造形に適した造形材料を選ぶことで、形態の観点においても意匠上の制約を減ずることが可能となる。また、対象造形物の外枠を高強度の材料により造形せずとも対象造形物の耐力を確保することができ、これに伴って充分な強度に乾燥させるまでに時間を要する造形材料(例えばコンクリート)を使用せずに対象造形物を充分な耐力で造形できるので、対象造形物の施工時間を短縮することが可能となる。さらに、中空空間部を形成せずに対象造形物の全体を3次元造形装置により造形する場合と比べて造形材料の使用量を低減できるので、3次元造形装置の処理負荷を低減することが可能となる。
2 床スラブ
3 天井スラブ
4 アンカー
10 単位構造体
11 第一構造体
12 第二構造体
13 第三構造体
14 第四構造体
15 第五構造体
20 外枠部
21 上面
22 下面
23 内突起
24 外装穴
30 補強材
40 セパレータ
50 外枠部管
51 補強芯材
60 補強材管
61 補強芯材
70 外装材
80 継手
81a、81b 円形凹部
81c、81d 矩形凸部
82a、82b 円形凸部
82c、82d 矩形凹部
82e、82f 円形凹部
82g、82h 菱形凸部
90 外枠部
91、92、93、94 部位
95 回動手段
Claims (13)
- 3次元造形物を造形する3次元造形装置によって、対象造形物の少なくとも一部の外枠に対応する形状を有する外枠部であって、中空空間部を囲繞する外枠部を造形する外枠部造形工程と、
前記外枠部造形工程において造形した外枠部を補強する補強工程と、を含む、
造形物の構築方法。 - 前記補強工程において、前記中空空間部に補強材を充填することによって前記外枠部を補強する、
請求項1に記載の造形物の構築方法。 - 前記補強工程において前記補強材を充填した後に、前記外枠部造形工程において造形した外枠部を除去する外枠部除去工程を含む、
請求項2に記載の造形物の構築方法。 - 前記外枠部に対して、補強材の充填に伴う前記外枠部の変形を抑制する変形抑制手段を設置する変形抑制工程を含む、
請求項2又は3に記載の造形物の構築方法。 - 前記外枠部造形工程において、前記外枠部の内表面におけるいずれかの位置と、前記外枠部の内表面における他の位置とを、前記中空空間部を介して接続する外枠部固定手段を有する形状に、前記外枠部を造形する、
請求項2から4のいずれか一項に記載の造形物の構築方法。 - 前記中空空間部に充填された補強材に対して少なくとも一部において接触する管である補強材管を形成する補強材管形成工程と、
前記補強材管形成工程において形成した補強材管の管内に補強芯材を挿入する補強材補強芯材挿入工程と、を含む、
請求項2から5のいずれか一項に記載の造形物の構築方法。 - 前記補強材管形成工程において、前記補強材管の管内に前記補強材が流入するように前記補強材管を形成する、
請求項6に記載の造形物の構築方法。 - 前記外枠部造形工程において、前記外枠部の内表面に凸部又は凹部の少なくとも一方を造形する、
請求項2から7のいずれか一項に記載の造形物の構築方法。 - 前記外枠部造形工程において、前記外枠部を多孔質構造に造形する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の造形物の構築方法。 - 前記対象造形物の一部の外枠部である第一外枠部に継手又は仕口を形成し、前記対象造形物の他の一部の外枠部である第二外枠部に、前記第一外枠部の継手又は仕口にのみ対応する継手又は仕口を形成する接触部形成工程と、
前記第一外枠部と前記第二外枠部とを前記継手又は仕口により相互に接続する接続工程と、を含む、
請求項1から9のいずれか一項に記載の造形物の構築方法。 - 前記外枠部造形工程において、前記外枠部を複数の部位に分割して造形し、
前記各部位を相互に回動自在に接続する回動手段を取り付ける回動手段取付工程を含む、
請求項1から10のいずれか一項に記載の造形物の構築方法。 - 前記外枠部の外表面に、外装材を取り付けるための外装材取付部を形成する外装材取付部形成工程と、
前記外装材取付部形成工程において形成した前記外装材取付部に対して、外装材を取り付ける外装材取付工程と、を含む、
請求項1から11のいずれか一項に記載の造形物の構築方法。 - 請求項1から12のいずれか一項に記載の造形物の構築方法により造形された造形物。
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