JP2011042971A - プレキャストコンクリート部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレキャスコンクリート部材内に塩ビパイプ等の異物を残存させることなしに、スリーブ継手、シース管、スリーブ継手収容空間等にグラウトを充填でき、鉄筋位置を迂回させて曲線状にグラウト注排出路形成用型枠を配置しても、グラウト注排出路形成用型枠を確実かつ容易に除去して、曲線状のグラウト注排出路を形成できるようにしたプレキャストコンクリート部材の製造方法を実現する。
【解決手段】プレキャストコンクリート部材製造用型枠2の内部に、発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠5を配置した状態で、プレキャストコンクリート部材用のコンクリート6を打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤7により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、グラウト注排出路bが形成されたプレキャストコンクリート部材1を製造する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プレキャスコンクリート部材内に塩ビパイプ等の異物を残存させることなしに、スリーブ継手、シース管、スリーブ継手収容空間等にグラウトを充填できるようにしたプレキャストコンクリート部材の製造方法に関する。
プレキャスコンクリート部材を用いて鉄筋コンクリート造の柱梁構造を構築する場合、プレキャスコンクリート部材同士の接合には、グラウト方式の機械継手(例えば、スリーブ継手やスライド式スリーブ継手)を用いることが多い。
スリーブ継手は、図1に示すように、一方のプレキャスコンクリート部材1の端部に、スリーブ継手3を主筋4が半分程度まで差し込まれた状態に埋設しておき、他方のプレキャスコンクリート部材1の端部から突出させた主筋4を、スリーブ継手3に差し込み、一方のプレキャスコンクリート部材1に形成されたグラウト注排出路bからスリーブ継手3の内部にグラウト17を充填する機械継手である。
また、スライド式スリーブ継手方式として、図2に示すように、一方のプレキャスコンクリート部材1の端部に埋設されたシース管11にスリーブ継手3をスライド自在に収容しておき、他方のプレキャスコンクリート部材1の端部を突き合わせた状態で、スリーブ継手3を引き出して、相対向する主筋4、4に半分ずつ嵌合させ、この状態で、スリーブ継手3の内部にグラウト17を充填し、しかる後、両プレキャスコンクリート部材1、1に形成されたグラウト注排出路b、bからシース管11、11の内部(スリーブ継手3とシース管11の隙間)にもグラウト17を充填する方式もある。
ところで、従来では、スリーブ継手3やシース管11に対するグラウト注排出路bは、プレキャスコンクリート部材1を製造する際、図15、図16に示すように、塩ビパイプ19を埋め込むことによって形成されていた。そのため、グラウト17によるプレキャスコンクリート部材1の接合完了後においても、プレキャスコンクリート部材1の内部に塩ビパイプ19が残置され、塩ビパイプ19の残置がプレキャスコンクリート部材1の構造性能に影響を与える場合は、補強等を考慮する必要があった。
このような不都合を回避する手段として、例えば、特許文献1では、塩ビパイプを外拡がりのテーパー状に形成して、プレキャスコンクリート部材用のコンクリートが硬化した後、塩ビパイプを引き抜く案や、塩ビパイプの代わりに内部にネジ孔が形成された棒状部材を使用し、コンクリートの硬化後、ネジ軸状の工具をネジ孔に差し込んで、工具で棒状部材を引っ張り出す案などが提案されている。しかし、これらによる場合は、塩ビパイプや棒状部材が直線状であり、鉄筋位置を迂回させて、曲線状のグラウト注排出路を形成することができないという問題点がある。
また、特許文献2では、流体の供給及び排出により膨張及び収縮する可撓性チューブ体によって作製した可撓性のグラウト注排出路形成用型枠をプレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に配置し、コンクリートの硬化後、グラウト注排出路形成用型枠を流体の排出により径方向に収縮して外部に引っ張り出す案が提案されている。しかしながら、これによる場合は、鉄筋位置を迂回させて曲線状にグラウト注排出路形成用型枠を配置するにあたって、流体の供給による膨張によってグラウト注排出路形成用型枠が直線状にならないように、鉄筋に番線等で結束しておくことが必要であり、番線等による結束がグラウト注排出路形成用型枠の抜き取りの障害となり、グラウト注排出路形成用型枠の除去が
困難である。
特開2007−291841号公報 特開2008−231679号公報
本発明は、上記の問題点を踏まえて成されたものであって、その目的とするところは、プレキャスコンクリート部材内に塩ビパイプ等の異物を残存させることなしに、スリーブ継手、シース管、スリーブ継手収容空間等にグラウトを充填でき、しかも、鉄筋位置を迂回させて曲線状にグラウト注排出路形成用型枠を配置しても、グラウト注排出路形成用型枠を確実かつ容易に除去して、曲線状のグラウト注排出路を形成できるようにしたプレキャストコンクリート部材の製造方法を実現することにある。
上記の目的を達成するために本発明が講じた技術的手段は、次のとおりである。即ち、請求項1に記載の発明によるプレキャストコンクリート部材の製造方法は、スリーブ継手又はシース管若しくはスリーブ継手収容空間のグラウト注排出口に連通するグラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造するにあたり、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に、発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠を配置した状態で、プレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、グラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造することを特徴としている。尚、発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠とは、発泡スチロールだけでグラウト注排出路形成用型枠を製作する場合と、発泡スチロールの内部に発泡スチロール以外の材質の芯材を入れてグラウト注排出路形成用型枠を製作する場合とを包含する意味である。
請求項2に記載の発明によるプレキャストコンクリート部材の製造方法は、スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するスリーブ継手収容空間を形成するための発泡スチロールが主材料とされたスリーブ継手収容空間形成用型枠と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠に対して分離可能な状態に連結され発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠とをプレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に配置した状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、スリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、スリーブ継手収容空間とそのグラウト注排出口に連通するグラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のプレキャストコンクリート部材の製造方法であって、スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するスリーブ継手収容空間を形成するためのスリーブ継手収容空間形成用型枠と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠に対して分離可能な状態に連結されたグラウト注排出路形成用型枠とを、夫々、金属パイプから成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層とで構成し、これらのスリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠をプレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に配置した状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、スリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト
注排出路形成用型枠を除去することにより、スリーブ継手収容空間とそのグラウト注排出口に連通するグラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載のプレキャストコンクリート部材の製造方法であって、グラウト注排出路形成用型枠が、可撓性の金属パイプから成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層とにより、折り曲げ自在に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のプレキャストコンクリート部材の製造方法であって、金属パイプの周壁に溶剤噴出用の小孔が形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠を配置した状態で、プレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠を除去するので、プレキャスコンクリート部材内に塩ビパイプ等の異物を残存させることなしに、グラウトを充填できる。
殊に、発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠を用い、溶剤により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠を除去するので、鉄筋位置を迂回させて曲線状にグラウト注排出路形成用型枠を配置しても、グラウト注排出路形成用型枠を確実かつ容易に除去することが可能であり、曲線状のグラウト注排出路を形成できる。たとえ、発泡スチロールの内部に芯材を入れて補強したグラウト注排出路形成用型枠であっても、発泡スチロールの溶失により芯材の周囲に空洞が形成されるので、芯材を容易に引き出すことができ、曲線状のグラウト注排出路を形成できるのである。
請求項2に記載の発明によれば、発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠をプレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に配置した状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、グラウト注排出路を形成するので、鉄筋位置を迂回させて曲線状にグラウト注排出路形成用型枠を配置しても、グラウト注排出路形成用型枠を確実かつ容易に除去することが可能であり、曲線状のグラウト注排出路を形成できる。
殊に、この発明によれば、スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するスリーブ継手収容空間を形成するための発泡スチロールが主材料とされたスリーブ継手収容空間形成用型枠と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠に対して分離可能な状態に連結され発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠とをプレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に配置した状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、スリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、スリーブ継手収容空間とそのグラウト注排出口に連通するグラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造するので、スライド式スリーブ継手におけるシース管を省略することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明による効果に加え、次の効果がある。即ち、スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するスリーブ継手収容空間を形
成するためのスリーブ継手収容空間形成用型枠と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠に対して分離可能な状態に連結されたグラウト注排出路形成用型枠とを、夫々、金属パイプから成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層とで構成したので、芯材となる金属パイプの容積分だけ、発泡スチロールの量及び溶剤の量を減少することができ、しかも、コンクリート打設時の振動やコンクリート圧によるスリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠の不測な変形、折損等を防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、グラウト注排出路形成用型枠が、可撓性の金属パイプから成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層とにより、折り曲げ自在に形成されているので、鉄筋位置を迂回させて曲線状にグラウト注排出路形成用型枠を配置することが容易である。殊に、発泡スチロール層を肉薄にして、発泡スチロール量及び溶剤量を低減しても、溶剤により発泡スチロールを溶かして、金属パイプを引き抜く際、金属パイプを曲線状のグラウト注排出路の内面に沿って変形させることができ、金属パイプの引き抜きが容易である。
請求項5に記載の発明によれば、金属パイプの周壁に溶剤噴出用の小孔が形成されているので、発泡スチロール層をコンクリート表面からだけでなく、発泡スチロール層の内部からも溶剤を吹き付けて、発泡スチロールを迅速に溶かすことができる。
スリーブ継手とプレキャストコンクリート部材の説明図である。 スライド式スリーブ継手とプレキャストコンクリート部材の説明図である。 本発明に係るプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 本発明の他の実施形態を示すプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 本発明の他の実施形態を示すプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 図5に続くプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 本発明の他の実施形態を示すプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 本発明の他の実施形態におけるスリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠の分解斜視図である。 図8のスリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠を用いたプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 図9に続くプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 本発明の他の実施形態を示すプレキャストコンクリート部材の製造方法の説明図である。 上記の方法により製造されたプレキャストコンクリート部材の接合方法を説明する図である。 図12に続く接合方法の説明図である。 図13に続く接合方法の説明図である。 従来例の説明図である。 従来例の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。先ず、図1に示したプレキャストコンクリート部材1の製造方法を説明する。図3の(A)に示すように、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2の内部に、スリーブ継手3を主筋4が半分程度まで差し込まれた状態に配置すると共に、棒状に発泡成形した、あるいは、棒状に二次加工した発泡スチロールによって作製されたグラウト注排出路形成用型枠5を、その内端部がスリーブ継
手3のグラウト注排出口aに差し込まれ、外端部がコンクリート表面から露出し得る状態に配置し、この状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリート6を打設する。
前記コンクリート6が硬化したら、図3の(B)に示すように、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2を解体した後、グラウト注排出路形成用型枠5に溶剤7を吹き付け、発泡スチロールを溶失させることによって、グラウト注排出路形成用型枠5を除去し、スリーブ継手3のグラウト注排出口aに連通するグラウト注排出路bが形成されたプレキャストコンクリート部材1を製造する。3aはスリーブ継手3の内端部に形成された雌ねじ部であり、主筋4として用いられたねじ節鉄筋のねじ部とねじ嵌合してある。8は主筋4群に巻き掛けたせん断補強筋である。
溶剤7としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ガソリン等も採用できるが、柑橘系天然リモネンを用いることが、他の石油系溶剤に比べ着火しにくくて安全性が高く、無色無害であり、環境負荷を小さくすることができる点で、望ましい。
上記の構成によれば、プレキャストコンクリート部材用のコンクリート6が硬化した後、溶剤7により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠5を除去するので、プレキャスコンクリート部材1内に塩ビパイプ等の異物を残存させることなしに、グラウトを充填できることになる。
殊に、グラウト注排出路形成用型枠5の全体を発泡スチロールで作製し、溶剤により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠5を除去するようにしたので、鉄筋位置を迂回させて曲線状や折れ曲った形状にグラウト注排出路形成用型枠5を配置しても、グラウト注排出路形成用型枠5を確実かつ容易に除去することが可能であり、必要に応じて曲線状や折れ曲った形状のグラウト注排出路bを形成できる。
図4の(A)、(B)は、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、グラウト注排出路形成用型枠5を、金属パイプ9から成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層10とで構成した点に特徴がある。金属パイプ9の内端部は、スリーブ継手3のグラウト注排出口aに挿抜自在に差し込まれており、溶剤7で発泡スチロール層10を溶かした後、金属パイプ9を外部に抜き取って、再利用するように構成されている。
上記の構成によれば、芯材となる金属パイプ9の容積分だけ、発泡スチロールの量及び溶剤7の量を減少することができ、しかも、コンクリート打設時の振動やコンクリート圧によってグラウト注排出路形成用型枠5の不測な変形、折損等を防止できる。
金属パイプ9としては、溶剤7の影響を受けないステンレスやその他の金属で作製された硬質のものであってもよいが、可撓性のある銅管や金属板でスパイラル状に形成されたフレキシブルチューブによる可撓性の金属パイプ9とし、この金属パイプ9からなる芯材とその外周に被覆された発泡スチロール層10とにより、折り曲げ自在なグラウト注排出路形成用型枠5とすることが望ましい。このようにすれば、鉄筋位置を迂回させて曲線状や折れ曲った形状にグラウト注排出路形成用型枠5を配置しながらも、コンクリート打設時の振動やコンクリート圧によるグラウト注排出路形成用型枠5の不測な変形、折損等を防止できるからである。その他の構成、作用は先の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
次に、図2に示したプレキャストコンクリート部材1の製造方法について説明する。図5の(A)に示すように、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2の内部に、スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するためのシース管11を、その内端部に設けた雌
ねじ状金具12が主筋4にねじ嵌合し、シース管11の外端部がプレキャストコンクリート部材製造用型枠2を貫通する支持金具13で支持された状態に配置すると共に、棒状に発泡成形した、あるいは、棒状に二次加工したプレキ発泡スチロールによって作製されたグラウト注排出路形成用型枠5を、その内端部がシース管11のグラウト注排出口aに差し込まれ、外端部がコンクリート表面から露出し得る状態に配置する。
この状態で、図5の(B)に示すように、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリート6を打設する。
前記コンクリート6が硬化したら、図6の(A)に示すように、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2を解体した後、グラウト注排出路形成用型枠5に溶剤7を吹き付け、発泡スチロールを溶失させることによって、グラウト注排出路形成用型枠5を除去し、図6の(B)に示すように、シース管11のグラウト注排出口aに連通するグラウト注排出路bが形成されたプレキャストコンクリート部材1を製造する。このようにして製造されたプレキャストコンクリート部材1は、図2で示したように、スライド式スリーブ継手によって接合されることになる。その他の構成、作用は、図3の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
図7の(A)、(B)は、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、シース管11のグラウト注排出口aに連結されるグラウト注排出路形成用型枠5を、金属パイプ9から成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層10とで構成した点に特徴がある。金属パイプ9の内端部は、シース管11のグラウト注排出口aに挿抜自在に差し込まれており、溶剤7で発泡スチロール層10を溶かした後、金属パイプ9を外部に抜き取って、再利用するように構成されている。
上記の構成によれば、芯材となる金属パイプ9の容積分だけ、発泡スチロールの量及び溶剤7の量を減少することができ、しかも、コンクリート打設時の振動やコンクリート圧によるグラウト注排出路形成用型枠5の不測な変形、折損等を防止できる。
金属パイプ9としては、溶剤7の影響を受けないステンレスやその他の金属で作製された硬質のものであってもよいが、可撓性のある銅管や金属板でスパイラル状に形成されたフレキシブルチューブによる可撓性の金属パイプ9とし、この金属パイプ9からなる芯材とその外周に被覆された発泡スチロール層10とにより、折り曲げ自在なグラウト注排出路形成用型枠5とすることが望ましい。このようにすれば、鉄筋位置を迂回させて曲線状や折れ曲った形状にグラウト注排出路形成用型枠5を配置しながらも、コンクリート打設時の振動やコンクリート圧によるグラウト注排出路形成用型枠5の不測な変形、折損等を防止できるからである。その他の構成、作用は先の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
図8〜図10は、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するスリーブ継手収容空間Sを形成するためのスリーブ継手収容空間形成用型枠14と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠14に連結されたグラウト注排出路形成用型枠5とを、夫々、発泡スチロールで作製し、これらをプレキャストコンクリート部材製造用型枠2の内部に配置した状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリート6を打設し、当該コンクリート6の硬化後、溶剤7により発泡スチロールを溶かして、スリーブ継手収容空間形
成用型枠14及びグラウト注排出路形成用型枠5を除去することにより、スリーブ継手収容空間Sとそのグラウト注排出口aに連通するグラウト注排出路bが形成されたプレキャストコンクリート部材1を製造する点に特徴がある。15はスリーブ継手収容空間形成用型枠14の内端部に固着された金属製の雌ねじ部材であり、主筋4にねじ嵌合してある。
スリーブ継手収容空間形成用型枠14の外端部は、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2を貫通する支持金具13で支持されている。
スリーブ継手収容空間形成用型枠14とグラウト注排出路形成用型枠5は、それらの全体を発泡スチロールで作製してもよいが、図示の実施形態においては、図8に示すように、スリーブ継手収容空間形成用型枠14と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠14に対して分離可能な状態に連結されたグラウト注排出路形成用型枠5とを、夫々、金属パイプ9から成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層10とで構成している。金属パイプ9の内端部は、スリーブ継手収容空間形成用型枠14のグラウト注排出口aに挿抜自在に差し込まれており、溶剤7で発泡スチロール層10を溶かした後、グラウト注排出路形成用型枠5に用いた金属パイプ9を外部に抜き取り、しかる後、スリーブ継手収容空間形成用型枠14に用いた金属パイプ9を外部に抜き取って、それらの金属パイプ9を再利用するように構成されている。
上記の構成によれば、芯材となる金属パイプ9の容積分だけ、発泡スチロールの量及び溶剤7の量を減少することができ、しかも、コンクリート打設時の振動やコンクリート圧によるグラウト注排出路形成用型枠5やスリーブ継手収容空間形成用型枠14の不測な変形、折損等を防止できる。
金属パイプ9としては、溶剤7の影響を受けないステンレスやその他の金属で作製された硬質のものであってもよいが、グラウト注排出路形成用型枠に用いる金属パイプ9については、可撓性のある銅管や金属板でスパイラル状に形成されたフレキシブルチューブによる可撓性の金属パイプ9とし、この金属パイプ9からなる芯材とその外周に被覆された発泡スチロール層10とにより、折り曲げ自在なグラウト注排出路形成用型枠5とすることが望ましい。
このようにすれば、鉄筋位置を迂回させて曲線状や折れ曲った形状にグラウト注排出路形成用型枠5を配置しながらも、コンクリート打設時の振動やコンクリート圧によるグラウト注排出路形成用型枠0の変形、折損等を防止できるからである。
また、図示の実施形態においては、金属パイプ9の周壁に溶剤噴出用の小孔cが形成されており、発泡スチロール層10をコンクリート表面からだけでなく、発泡スチロール層10の内部からも溶剤7を吹き付けて、発泡スチロールを迅速に溶かすことができるように工夫されている。その他の構成、作用は先の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
尚、グラウト注排出路形成用型枠5の外端部は、コンクリート表面から露出し得る状態に配置されるが、グラウト注排出路形成用型枠5の外端部をプレキャストコンクリート部材製造用型枠2で強固に支持したい場合や、グラウト注排出路bをプレキャストコンクリート部材1の側面や下面に開口した状態に形成する場合には、図11の(A)に示すように、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2のねじ孔にねじ込んだボルト16をグラウト注排出路形成用型枠5の金属パイプ9の先端に挿入したり、図11の(B)に示すように、グラウト注排出路形成用型枠5の外端部をプレキャストコンクリート部材製造用型枠2の貫通孔に挿通して、外部に突出させることもできる。
上記の方法によって製造されたプレキャストコンクリート部材1は、図12〜図14に示すように、スライド式スリーブ継手で接合されることになる。即ち、図12に示すように、一方のプレキャスコンクリート部材1の端部に形成されたスリーブ継手収容空間Sにスリーブ継手3をスライド自在に収容しておき、図13に示すように、他方のプレキャスコンクリート部材1の端部を突き合わせた状態で、スリーブ継手3を引き出して、相対向
する主筋4、4に半分ずつ嵌合させ、この状態で、スリーブ継手3の内部にグラウト17を充填し、しかる後、図14に示すように、両プレキャスコンクリート部材1、1に形成されたグラウト注排出路b、bからスリーブ継手収容空間Sの内部(スリーブ継手3とスリーブ継手収容空間Sの隙間)にもグラウト17を充填するのである。
上記の構成によれば、スライド式スリーブ継手で接合されるプレキャストコンクリート部材1を製造する方法であるにもかかわらず、シース管やシース管をプレキャストコンクリート部材製造用型枠に支持させるための二重筒構造の芯金を省略することができる。
即ち、スライド式スリーブ継手が採用される従来のプレキャストコンクリート部材の製造方法では、図15に示すように、主筋4の端部にシース管11を取り付け、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2に支持させた二重筒構造の芯金18でシース管11を支持し、コンクリート6が硬化したら、プレキャストコンクリート部材製造用型枠2を解体した後、図16の(A)に示すように、芯金18の外筒部18aを抜き取り、次いで、図16の(B)に示すように、芯金18の内筒部18bを抜き取るといった工程が必要である。尚、図中の19はグラウト注排出路bを形成するためにコンクリート6に埋め込まれた塩ビパイプである。20は内筒部18bの内周面に固着されたナットであり、主筋4にねじ嵌合させてある。21はシース管11の内端部を閉塞するリング状の蓋体、22は蓋体21を固定するナット部材であり、主筋4にねじ込んである。
しかるところ、上記の構成によれば、溶剤7で発泡スチロール層10を溶失させて、ス
リーブ継手収容空間形成用型枠14及びグラウト注排出路形成用型枠5を除去することにより、スリーブ継手収容空間Sとそのグラウト注排出口aに連通するグラウト注排出路bが形成されたプレキャストコンクリート部材1を製造するので、シース管11や芯金18を省略して、コストダウンを図り得るのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではない。
本発明の製造方法は、柱用のプレキャストコンクリート部材や梁用のプレキャストコンクリート部材の他、鉄筋コンクリート造のサイロやタンクといった壁構造を構築するプレキャストコンクリート部材の製造にも利用できる。
1 プレキャストコンクリート部材
2 プレキャストコンクリート部材製造用型枠
3 スリーブ継手
4 主筋
5 グラウト注排出路形成用型枠
6 コンクリート
7 溶剤
8 せん断補強筋
9 金属パイプ
10 発泡スチロール層
11 シース管
12 雌ねじ状金具
13 支持金具
14 スリーブ継手収容空間形成用型枠
15 雌ねじ部材
16 ボルト
17 グラウト
18 芯金
18a 外筒部
18b 内筒部
19 塩ビパイプ
20 ナット
21 蓋体
22 ナット部材
S スリーブ継手収容空間
a グラウト注排出口
b グラウト注排出路
c 小孔

Claims (5)

  1. スリーブ継手又はシース管若しくはスリーブ継手収容空間のグラウト注排出口に連通するグラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造するにあたり、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に、発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠を配置した状態で、プレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、グラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、グラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造することを特徴とするプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  2. スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するスリーブ継手収容空間を形成するための発泡スチロールが主材料とされたスリーブ継手収容空間形成用型枠と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠に対して分離可能な状態に連結され発泡スチロールが主材料とされたグラウト注排出路形成用型枠とをプレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に配置した状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、スリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、スリーブ継手収容空間とそのグラウト注排出口に連通するグラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造することを特徴とするプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  3. スリーブ継手を軸芯方向スライド自在に収納するスリーブ継手収容空間を形成するためのスリーブ継手収容空間形成用型枠と、当該スリーブ継手収容空間形成用型枠に対して分離可能な状態に連結されたグラウト注排出路形成用型枠とを、夫々、金属パイプから成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層とで構成し、これらのスリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠をプレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部に配置した状態で、プレキャストコンクリート部材製造用型枠の内部にプレキャストコンクリート部材用のコンクリートを打設し、当該コンクリートの硬化後、溶剤により発泡スチロールを溶かして、スリーブ継手収容空間形成用型枠及びグラウト注排出路形成用型枠を除去することにより、スリーブ継手収容空間とそのグラウト注排出口に連通するグラウト注排出路が形成されたプレキャストコンクリート部材を製造することを特徴とする請求項2に記載のプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  4. グラウト注排出路形成用型枠が、可撓性の金属パイプから成る芯材と、その外周に被覆された発泡スチロール層とにより、折り曲げ自在に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプレキャストコンクリート部材の製造方法。
  5. 金属パイプの周壁に溶剤噴出用の小孔が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のプレキャストコンクリート部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109139051A (zh) * 2018-09-28 2019-01-04 中铁二十二局集团轨道工程有限公司 一种隧道注浆结构和施工工法
CN110295587A (zh) * 2019-07-12 2019-10-01 中国电建集团北京勘测设计研究院有限公司 一种预制的自带分级过滤功能的滤水管
CN110468682A (zh) * 2019-09-04 2019-11-19 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种节段预制拼装桥梁接头结构及其施工方法

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