JP6168361B2 - マスコンクリート部の打設工法 - Google Patents
マスコンクリート部の打設工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6168361B2 JP6168361B2 JP2014178043A JP2014178043A JP6168361B2 JP 6168361 B2 JP6168361 B2 JP 6168361B2 JP 2014178043 A JP2014178043 A JP 2014178043A JP 2014178043 A JP2014178043 A JP 2014178043A JP 6168361 B2 JP6168361 B2 JP 6168361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- mass concrete
- core member
- cooling
- pipe body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
マスコンクリート部が硬化する際のセメントの水和熱を冷却するためにクーリングパイプを配置し、冷却水を流す工法が提案されている。
例えば、予め型枠内にクーリングパイプを湾曲した接続部で曲折り返して配置すると共に、マスコンクリートを複数のエリアに区分し、順番に配管経路内に冷却水を送水して冷却する方法が提案されている(特許文献1)。
特に、パイプ体の端部を型枠内で曲管により接続している為に、配管作業が困難であった。
しかも、パイプクーリングの配管は、型枠内にコンクリートを打設する際の衝撃で接続部が外れ、通水時に躯体コンクリート内部で水漏れ起こす虞が存在した。また、パイプ体の閉塞によりパイプクーリングが施工不能に陥る虞も存在した。
更に、冷却水用の出入口の箇所が限定されるために、部分的なパイプクーリング等の効率的なパイプクーリングができなかった。
また、パイプクーリング用パイプの出入口の後処理仕上げ作業がセパレータとは別に必要となっていた。
(1)本発明のマスコンクリート部の打設工法は、型枠内に冷却用のパイプ体を複数本配設し、周囲に打設されたマスコンクリート部を冷却する工法であって、前記パイプ体は、型枠内において直線状で湾曲部を有することなく、内部に金属製の芯部材が貫通され、前記パイプ体内周と芯部材外周の形成する空間部を冷却水が流れると共に、前記パイプ体及び芯部材は、前記型枠のセパレータを兼ねることを特徴とする。
(2)前記パイプ体は、前記型枠外においてジョイント管により相互に連通されたことを特徴とする。
(3)前記ジョイント管は、可撓性管から構成されたことを特徴とする。
(4)前記芯部材は、両端部に螺子が形成され、ロックナット、受け座金等を介して型枠を保持することを特徴とする。
また、パイプ体が型枠内において直線状で湾曲部を有さないので、錯綜した配筋部であってもクーリングパイプの配設作業を容易に行うことができる。更に、錯綜した配筋部にパイプ体とセパレータの両方を配設する必要がなく、設置作業を容易に行うことができる。
また、型枠内に湾曲したジョイント部を有さないので、螺子式のジョイントを使用することができると共に、施工が容易であり、コンクリート内への冷却水漏れを防止することができる。
また、前記パイプ体は、前記型枠外においてジョイント管により相互に連通されたので、型枠内に曲管を配設する必要がなく、設置作業が容易である。また、冷却水の注入口の位置及び注入口の数を自由に変更することができる。更に、施工中であっても注入口の位置及び数を自由に変更することができる。更にまた、パイプ体の一部に閉塞等の不都合が生じても、そのパイプ体を除いた他のパイプ体で配管を完成することができる。
また、前記ジョイント管は、可撓性管から構成されたので、パイプ体相互の接続を容易にすることができる。
また、前記芯部材は、両端部に螺子が形成され、ロックナット、受け座金等を介して型枠を保持するので、別にセパレータを設ける必要がなく、脱枠後の表面仕上げする箇所を少なくすることができる。
図1〜図3に示すのは、例えば主桁15の中央空間に型枠11を組みコンクリートを打設してマスコンクリート部を形成する工程である。型枠11、11の間にパイプ体12を所定の間隔で、略平行に配設する。パイプ体12の配設間隔は、打設時期、打設量、マスコンクリート部の形状等により決定されるが、一般的には50cm間隔とする。
また、施工中であっても注入口の位置及び数を自由に変更することができる。本実施の形態では、可撓性を有するジョイント管28を使用して径違いチーズ19同士を接続する。また、図5に示すように注入口29は、下段の端部に、排水口30は上段の端部に設けた。なお、この位置は、諸条件により自由に変更することができる。
11 型枠
12 パイプ体
13 マスコンクリート部
14 芯部材
14a 螺子
15 主桁
16 角鋼管
17 角鋼管
18 受け座金
19 径違いチーズ
20 ゴムワッシャ
21 角ワッシャ
22 ロックナット
23 ホースニップル
24 薄肉鋼管
25 異径ジョイント管
26 合成樹脂パイプ
27 ソケットパイプ
28 ジョイント管
29 注入口
30 排水口
31 グラウトホース
32 グラウトソケット
33 ホースニップル
34 排水口
35 注入口
36 長ニップル
Claims (4)
- 型枠内に冷却用のパイプ体を複数本配設し、周囲に打設されたマスコンクリート部を冷却するマスコンクリート部の打設工法であって、
前記パイプ体は、型枠内において直線状で湾曲部を有することなく、内部に金属製の芯部材が貫通され、
前記パイプ体内周と芯部材外周の形成する空間部を冷却水が流れると共に、
前記パイプ体及び芯部材は、前記型枠のセパレータを兼ねることを特徴とするマスコンクリート部の打設工法。 - 前記パイプ体は、前記型枠外においてジョイント管により相互に連通されたことを特徴とする請求項1に記載のマスコンクリート部の打設工法。
- 前記ジョイント管は、可撓性管から構成されたことを特徴とする請求項2に記載のマスコンクリート部の打設工法。
- 前記芯部材は、両端部に螺子が形成され、ロックナット、受け座金を介して型枠を保持することを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載のマスコンクリート部の打設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014178043A JP6168361B2 (ja) | 2014-09-02 | 2014-09-02 | マスコンクリート部の打設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014178043A JP6168361B2 (ja) | 2014-09-02 | 2014-09-02 | マスコンクリート部の打設工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016050459A JP2016050459A (ja) | 2016-04-11 |
JP6168361B2 true JP6168361B2 (ja) | 2017-07-26 |
Family
ID=55658174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014178043A Active JP6168361B2 (ja) | 2014-09-02 | 2014-09-02 | マスコンクリート部の打設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6168361B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109853957A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-06-07 | 中电建建筑集团有限公司 | 一种膨胀混凝土加强带取代后浇带的连续浇筑无缝施工方法 |
CN109972490B (zh) * | 2019-05-10 | 2021-07-20 | 西南交通建设集团股份有限公司 | 具有相变吸热与辐射降温功能的箱梁自控温披装 |
CN112096078A (zh) * | 2019-06-18 | 2020-12-18 | 周惠兴 | 一种混凝土精准浇注方法 |
JP7371368B2 (ja) * | 2019-07-04 | 2023-10-31 | 株式会社大林組 | パイプクーリング方法 |
CN111074745A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-04-28 | 五邑大学 | 一种防太阳辐射能的混凝土箱体结构及桥梁箱体 |
CN113863674B (zh) * | 2021-10-18 | 2023-04-07 | 中铁十二局集团有限公司 | 混凝土梁毛边自动生成结构及其方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5294730U (ja) * | 1976-01-13 | 1977-07-15 | ||
JP2906942B2 (ja) * | 1993-09-30 | 1999-06-21 | 株式会社大林組 | コンクリートのクーリング方法 |
JP3286729B2 (ja) * | 1998-11-30 | 2002-05-27 | 中部美化企業株式会社 | 水抜き孔形成用補助部材 |
KR101022853B1 (ko) * | 2010-07-15 | 2011-03-17 | 혜동브릿지 주식회사 | 교량시공용 합성거어더 |
-
2014
- 2014-09-02 JP JP2014178043A patent/JP6168361B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016050459A (ja) | 2016-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6168361B2 (ja) | マスコンクリート部の打設工法 | |
JP2010265631A (ja) | 凍結管ユニットおよび凍結装置、ならびに凍結管ユニットを用いた凍結工法 | |
JP2009235808A (ja) | コンクリートスラブとその施工方法 | |
EP3056785A1 (en) | Spacer for positioning a rehabilitating pipe | |
KR101509480B1 (ko) | 철근 연결용 커플러 고정 및 유동 방지장치 및 그를 이용한 철근 연결용 커플러 시공법 | |
CN201377141Y (zh) | 钢筋混凝土柱的钢筋定位卡具 | |
JP2017040112A (ja) | シース接続具 | |
JP2014077473A (ja) | 更生管用セグメントおよび管更生工法 | |
JP2012211475A (ja) | コンクリート温度制御用パイプ及びこのパイプを用いたコンクリート温度の制御方法 | |
EP2685028A2 (en) | Method for production of shuttering tie rod and shuttering tie rod | |
JP2013217023A (ja) | コンクリートスラブにおける配管路構築工法 | |
KR101448610B1 (ko) | 조립식 맨홀의 관연결부의 콘크리트타설 거푸집 | |
JP6909581B2 (ja) | コンクリート部材の施工方法 | |
KR20130114832A (ko) | 수중 콘크리트 타설 장치용 플랜지 및 이를 이용한 수중 콘크리트 타설 방법 | |
KR101498989B1 (ko) | 중자 보강장치 | |
JP6820699B2 (ja) | フランジ付き管継手 | |
KR20080058295A (ko) | 맨홀, 이의 제조장치, 이의 제조방법 및 맨홀의 접속관연결방법 | |
JP6559060B2 (ja) | 耐震構造、およびその形成方法 | |
KR101856583B1 (ko) | 건축물 슬라브 개구부 설치용 안전 구조물 및 그 시공방법 | |
KR101792108B1 (ko) | 삼방향 배관연결구 제작방법 | |
JP4415409B2 (ja) | 推進工法用ヒューム管の鉄筋籠及びこの鉄筋籠を使用した推進工法用ヒューム管の製造方法 | |
JP2008106508A (ja) | 遠心力鉄筋コンクリート杭 | |
JP2005090704A (ja) | 融着サドル付き分水栓継手 | |
JP2008132679A (ja) | コンクリート成形体の孔成形方法及びコンクリート成形体 | |
CN110939207A (zh) | 预埋螺母件及其制备方法及含预埋螺母孔的混凝土构件 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170412 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170614 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6168361 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |