JP3286729B2 - 水抜き孔形成用補助部材 - Google Patents

水抜き孔形成用補助部材

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JP3286729B2 JP34015598A JP34015598A JP3286729B2 JP 3286729 B2 JP3286729 B2 JP 3286729B2 JP 34015598 A JP34015598 A JP 34015598A JP 34015598 A JP34015598 A JP 34015598A JP 3286729 B2 JP3286729 B2 JP 3286729B2
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孝博 伊藤
勇二 高木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒体をコンクリー
ト型枠内に組み込んで、壁面に水抜き孔を形成するため
に使用される水抜き孔形成用補助部材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート型枠では、対面配置したコ
ンクリートパネル同士を所定間隔を保って保持すべく、
ロッド体の両端部に、コンクリートパネルに対してその
コンクリートパネルに穿設された透孔に挿通した状態で
位置決め固定するためのPコン取り付け用のねじ部を備
えたコンクリート型枠用間隔規制部材(業界ではセパレ
ータと称されるもので、以下単に間隔規制部材という)
が使用されている。この間隔規制部材を利用すれば、例
えば図8に示すように、両端のねじ部2,2にPコン
5,5をそれぞれ取り付け、それらPコン5に継ぎ足し
たタイロッド7をコンクリートパネル6から頭出しさ
せ、コンクリートパネル6の外側に、桟木9を介して配
置したパイプ10を座金部材8で押さえ、ナット11に
て締着することによりコンクリートパネル6,6同士を
固定できる。又、このコンクリート型枠用間隔規制部材
は、型枠内に筒体(パイプ)を組み込むことにより水抜
き孔を形成することが可能であるが、その場合は、図9
に示すように、間隔規制部材20を筒体15内に挿通す
ることによって、充填されたコンクリートの勢いで筒体
15が流されてしまわないように組み付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】間隔規制部材は、コン
クリートパネルとコンクリートパネルとの間隔に適応し
たサイズが選択使用される。しかしサイズは予め設定さ
れている中から選択するものであるから、適応サイズが
在庫切れであったり、特殊なサイズが必要となることも
ある。水抜き孔の形成においても同様なことが言え、筒
体はセパレータによりぶら下げ状態で支持されているだ
けであるから、セパレータの回りを自由に動くことがで
き、そのためコンクリートに押されて位置ずれを起こし
やすいし、筒体の両端面とコンクリートパネルとの間に
隙間があると、その隙間から筒体内へコンクリートの進
入を許すことになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
型枠を形成するに際し、サイズを気にする必要が無く、
而も位置ずれやコンクリートの進入を許す隙間を生じさ
せない水抜き孔形成用補助部材であって、その構成は、
ロッド状部の両先端から所定長さだけ中心寄りの各部位
に、筒体の開口部を閉塞可能な嵌合体を固着すると共
に、各先端部からそれら嵌合体固着部位側に向けてねじ
部を形成し、前記ロッド状部を、前記ねじ部に対して逆
ねじの関係になる螺合手段により繋ぎ合わせることによ
って長さ調整を可能としたことにある。そして前記嵌合
体は、筒体の径に応じて交換可能とすることが望まし
い。
【0005】
【発明の実施の形態】先ず本発明に係る水抜き孔形成用
補助部材を図面に基づいて説明する。図1は嵌合体が省
略され、間隔規制部材としての利用例を示したもので、
1は、両端に雄ネジから成るねじ部2,2をそれぞれ有
したロッド状部で、このロッド状部1は、第1ロッド状
部1aと第2ロッド状部1bとを繋ぎ合わせて構成さ
れ、第1ロッド状部1aは前記ねじ部2の反対側にあた
る端部に雄ネジ3が形成され、一方第2ロッド状部1b
は中空で、前記ねじ部2の反対側にあたる開口端部の内
周には前記雄ネジ3に対応した雌ネジ4が形成されてい
る。そして、図2に例示するように、雌ネジ4に雄ネジ
3をねじ込むことによって繋ぎ合わせた状態で、互いに
右或いは左に回動させることにより長さを調整すること
ができるようになっている。又、前記ねじ部2と第1ロ
ッド状部1aにおける雄ネジ3とは逆ねじの関係になっ
ている。
【0006】利用するには、図3に例示するように、両
端のねじ部2,2にそれぞれPコン5,5を取り付け、
コンクリートパネル6,6に穿設された透孔6a,6a
に挿通させたタイロッド7,7を前記Pコン5,5に継
ぎ足し、その継ぎ足したタイロッド7,7が挿通された
座金部材8,8で、桟木9を介して横方向へ配置したパ
イプ10,10をコンクリートパネル6,6に押さえ付
け、ナット部材11,11で締め付ける。この締め付け
操作において、ナット部材11を右に回すと、そのナッ
ト部材11は図4の(a)に示すように、ねじ送りによ
って中央側に移動し、座金部材8をパイプ10に押し付
け、その座金部材10を介し、ナット部材11とPコン
5とで、コンクリートパネル6、桟木9、パイプ10と
を強固に締着する。Pコン5とコンクリートパネル6と
の間隔が大きく、ナット部材11がねじ部2の終端に達
してもPコン5がコンクリートパネル6に密着されてな
ければ、第2ロッド状部1bに伝達されたナット部材1
1の回転力によって、第2ロッド状部1bがナット部材
11と共回りを始める。そして図4の(b)に示すよう
に、第2ロッド状部1bが第1ロッド状部1aに対して
離れる方向に移動し、ロッド状部1の長さが伸び、Pコ
ン5はコンクリートパネル6に押し付けられ、コンクリ
ートパネル6、桟木9、パイプ10とが、座金部材8を
介してPコン5とナット部材11とにより強固に締着さ
れる。
【0007】このようにロッド状部1の長さを調整でき
るので、コンクリートパネル6,6相互の間隔に応じて
サイズを選択しなくても長さがピッタリと一致し、又、
ねじ部2と第1ロッド状部1aにおける雄ネジ3とが逆
ねじの関係にあるので、ナット部材11を一方向に回す
だけで誰にでも簡単に組み付けできる。又組み付ける際
に長すぎてコンクリートパネル間に組み入れることがで
きないときは、最初のセッティング時に逆に回して短く
しておけばよい。ナット部材は左右いずれか一方だけを
回転させても同じ作用をするが、両方を同時に回せば左
右バランス良く締着される。
【0008】次に嵌合体が固着された本発明の水抜き孔
形成用補助部材について説明する。図5において1は前
記実施例と同様、第1ロッド状部1aと第2ロッド状部
1bとを螺合手段により繋ぎ合わせて長さを調整可能と
したロッド状部であり、このロッド状部1の両端にはス
トッパ12,12が設けられていて、そのストッパ1
2,12に、嵌合体としての穴のあいた円盤13,13
を挿通係止させて位置決めし、ナットの締め付けや溶接
手段にて締着固定している。又ロッド状部1の各端縁に
はねじ部14,14が延設されており、このねじ部14
は、前記第1ロッド状部1aと第2ロッド状部1bとを
繋ぎ合わせる螺合手段に対して逆ねじの関係になってい
る。
【0009】このように形成された水抜き孔形成用補助
部材は、図6に例示するように、水抜き孔形成用の筒体
15に挿通し、ねじ部14,14をコンクリートパネル
6に穿設された透孔6aから頭出しさせ、蝶ねじ16,
16で締め付ける。この蝶ねじ16の締め付け操作にお
いて、蝶ねじ16がねじ部14に沿って中央方向へ移動
し(図6のa)、蝶ねじ16がコンクリートパネル6に
突き当たっても更に回し続ければ、第1ロッド状部1a
と第2ロッド状部1bとが蝶ねじ16と共回りして延
び、円盤13がコンクリートパネル6に圧着され、その
コンクリートパネル6を円盤13と蝶ねじ16とで締着
し、筒体15が強固且つ確実に支持される(図6の
b)。
【0010】このように本実施例に示す水抜き孔形成用
補助部材は、筒体15が強固に支持されてずれが防止さ
れると共に、筒体15の開口部が円盤13で閉塞される
ので、型枠内に充填されたコンクリートを筒体15内に
進入させることがない。そしてこの水抜き孔形成用補助
部材におけるロッド状部と円盤とは何度でも繰り返し再
利用できる。
【0011】実施例の水抜き孔形成用補助部材は、嵌合
体として円盤を装着したが、図7に示すように、端面を
傾斜させた円柱状の嵌合体17にすれば、楔状のスペー
サ18と組み合わせて筒体15を傾斜した状態にて組み
付けできる。又実施例では蝶ナットにより締着させてい
るが、蝶ナット以外のナット部材を利用することができ
るし、ナット部材を単独で使用せず、図6に示すよう
に、コンクリートパネル6とナット部材(蝶ナット1
6)との間にワッシャ19を介在させることが望まし
い。
【0012】筒体は両開口部の径が相違していてもかま
わないし、断面を角型とし、嵌合体としてその断面形状
に合致したものを使用すればよい。又嵌合体は交換可能
とすることができ、異なる径の筒体や、使用される筒体
の開口部が左右相違する場合に適用できる。
【0013】
【発明の効果】本発明の水抜き孔形成用補助部材は、ロ
ッド状部を、前記ねじ部に対して逆ねじの関係になる螺
合手段により繋ぎ合わせることによって長さ調整可能と
したので、複数のサイズは必要なくなり、ワンサイズに
て異なる間隔に対応できるし、ナット部材の締着操作す
るだけで、ナット部材がねじ送りされ、ねじ部の終端に
到達しても締着操作が完了されなければ、そのままねじ
送り操作を続けるだけでロッド状部が延ばされるので、
締着操作の作業性がよい。
【0014】又、筒体の両開口部を閉塞する嵌合体を設
けたので、複数のサイズを不要とする効果に加え、筒体
のずれ防止と、筒体内へコンクリートが進入することを
阻むといった効果を有し、それらロッド状部や嵌合体は
何度でも繰り返し利用することができる。更に、前記嵌
合体を交換可能とすれば、形状の異なった水抜き孔の形
成にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る水抜き孔形成用補助部材を間隔
規制部材として利用可能とすべく、閉塞部材を省略した
説明図である。
【図2】 長さ調整機能を示した説明図である。
【図3】 間隔規制部材として利用した組み付け例の説
明図である。
【図4】 締着動作を示した説明図である。
【図5】 水抜き孔形成用補助部材を示した説明図であ
る。
【図6】 水抜き孔形成用補助部材の組み付け例及びそ
の締着動作を示した説明図である。
【図7】 水抜き孔形成用補助部材の変更例を示した説
明図である。
【図8】 従来におけるコンクリート型枠の組み付け例
を示す説明図である。
【図9】 従来における水抜き孔形成用筒体の組み付け
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・ロッド状部、1a・・第1ロッド状部、1b・・
第2ロッド状部、2・・ねじ部、3・・雄ネジ、4・・
雌ネジ、5・・Pコン、6・・コンクリートパネル、6
a・・透孔、7・・タイロッド、8・・座金部材、9・
・桟木、10・・パイプ、11・・ナット部材、12・
・ストッパ、13・・円盤、14・・ねじ部、15・・
筒体、16・・蝶ねじ、17・・嵌合体、18・・スペ
ーサ、19・・ワッシャ、20・・間隔規制部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 15/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート型枠内に筒体を組み込ん
    で、壁面を貫通する水抜き孔を形成するために使用され
    る水抜き孔形成用補助部材であって、ロッド状部の両先
    端から所定長さ中心寄りの各部位に、筒体の開口部を閉
    塞可能な嵌合体を固着すると共に、各先端部からそれら
    嵌合体固着部位側に向けてねじ部を形成し、前記ロッド
    状部を、前記ねじ部に対して逆ねじの関係になる螺合手
    段により繋ぎ合わせることによって長さ調整可能とした
    水抜き孔形成用補助部材。
  2. 【請求項2】 嵌合体を円盤状の嵌め込み蓋とし、その
    嵌め込み蓋を筒体の径に応じて交換可能とした請求項1
    に記載の水抜き孔形成用補助部材。
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