JP2015174764A - 撚掛ノズル、糸継ノズル構造体、糸継装置、巻取ユニット及び繊維機械 - Google Patents

撚掛ノズル、糸継ノズル構造体、糸継装置、巻取ユニット及び繊維機械 Download PDF

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Abstract

【課題】撚掛ノズル支持体に対する撚掛ノズルの取付けを非接着で実現できる撚掛ノズル、糸継ノズル構造体、糸継装置、巻取ユニット及び繊維機械を提供する。【解決手段】糸継ノズル構造体100は、圧縮空気の作用によって糸継が行われる糸継室113が形成された撚掛ノズル110と、撚掛ノズル110を収容する収容部121が形成された撚掛ノズル支持体120と、を備えている。糸継ノズル構造体100は、撚掛ノズル支持体120及び撚掛ノズル110を通ずるように設けられ、撚掛ノズル支持体120から撚掛ノズル110の糸継室113へ圧縮空気を供給するための空気流路151を有している。撚掛ノズル110は、空気流路151を包囲するOリング130を介して、撚掛ノズル支持体120に取り付けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、撚掛ノズル、糸継ノズル構造体、糸継装置、巻取ユニット及び繊維機械に関する。
従来の糸継ノズル構造体として、例えば下記特許文献1及び2に記載されたように、圧縮空気の作用によって糸継が行われる糸継室が形成された撚掛ノズルと、この撚掛ノズルを収容する収容部が形成された撚掛ノズル支持体と、を備えたものが知られている。
特開昭59−228029号公報 特開2010−30707号公報
ここで、上述したような糸継ノズル構造体では、通常、撚掛ノズル支持体に対する撚掛ノズルの取付けは接着剤を用いた接着により実現される。しかし、このように接着により撚掛ノズルを撚掛ノズル支持体に取り付ける場合、当該取付けに係る作業、手間及び品質がばらつくおそれがある。またこの場合、例えば撚掛ノズルのメンテナンス時や破損時において、交換が困難となるおそれがある。
そこで、本発明は、撚掛ノズル支持体に対する撚掛ノズルの取付けを非接着で実現できる撚掛ノズル、糸継ノズル構造体、糸継装置、巻取ユニット及び繊維機械を提供することを目的とする。
本発明の糸継ノズル構造体は、圧縮空気の作用によって糸継が行われる糸継室が形成された撚掛ノズルと、撚掛ノズルを収容する収容部が形成された撚掛ノズル支持体と、を備えた糸継ノズル構造体であって、撚掛ノズル支持体及び撚掛ノズルを通ずるように設けられ、撚掛ノズル支持体から撚掛ノズルの糸継室へ圧縮空気を供給するための空気流路を有し、撚掛ノズルは、空気流路の少なくとも一部を包囲する弾性部材を介して撚掛ノズル支持体に取り付けられている。
この糸継ノズル構造体では、空気流路の少なくとも一部を包囲する弾性部材を介して、撚掛ノズル支持体に撚掛ノズルが取り付けられる。よって、接着剤を使用せずとも、空気流路からの空気漏れを抑制して撚掛ノズル支持体に撚掛ノズルを取り付けることが可能となる。これと共に、撚掛ノズル支持体及び撚掛ノズル間で弾性部材の弾性力による均一な密封力を得ることができる。従って、撚掛ノズル支持体に対する撚掛ノズルの取付けを非接着で実現することが可能となる。
本発明の糸継ノズル構造体において、空気流路には、糸継室へ圧縮空気を噴射する複数の噴射口へ当該圧縮空気を分配するための空気分配室が形成され、空気分配室は、撚掛ノズル及び収容部のそれぞれにおいて互いに対向する対向面と、弾性部材とにより画設されてもよい。この構成によれば、空気流路に空気分配室を容易に形成することができる。
本発明の糸継ノズル構造体では、弾性部材は、Oリング、環状のパッキン又はゴムシートの何れかであってもよい。この構成によれば、弾性部材を安価で形成することができる。
本発明の糸継ノズル構造体において、撚掛ノズルにおいて収容部に対向する対向面には、弾性部材の厚さよりも小さい段差を有して窪む段差部が形成され、弾性部材は、段差部に取り付けられていてもよい。この構成によれば、Oリングを積極的に接触させることができ、撚掛ノズル及び収容部間で空隙が発生することを防ぐことができる。
本発明の糸継ノズル構造体では、撚掛ノズルにおいて収容部に対向する対向面は、糸道方向から見てU字形状を有していてもよい。この構成によれば、Oリングが均一にフィットしやすくなり、収容部への撚掛ノズルの着脱が容易となる。
本発明の糸継ノズル構造体では、撚掛ノズルは、セラミックにより形成されていてもよく、この場合、糸継ノズル構造体の割れを防止しつつ、撚掛ノズル支持体に対する撚掛ノズルの取付けを非接着で実現可能となる。撚掛ノズルは、金属により形成されていてもよく、この場合、撚掛ノズルを丈夫にして破損し難くすることができる。撚掛ノズルは、樹脂により形成されていてもよく、この場合、安価に撚掛ノズルひいては糸継ノズル構造体を量産可能となる。
本発明の糸継装置は、上記糸継ノズル構造体を備えた糸継装置であって、撚掛ノズル支持体が取り付けられる装置本体部を備え、撚掛ノズル支持体もしくは装置本体部には、撚掛ノズルを弾性部材の弾性力に抗するように保持する保持部材が設けられている。本発明の巻取ユニットは、上記糸継装置と、糸を供給可能にする給糸部と、糸を巻き取る巻取部と、を備える。本発明の繊維機械は、上記巻取ユニットを複数備える。
この糸継装置、巻取ユニット及び繊維機械においても、上記糸継ノズル構造体を備えているので、撚掛ノズル支持体に対する撚掛ノズルの取付けを非接着で実現する上記作用効果が奏される。また、弾性力に抗するように保持部材で撚掛ノズルを保持できるので、空気流路からの空気漏れを確実に抑制することができる。また、保持部材は、撚掛ノズル支持体に固定された押さえ板であってもよい。
本発明によれば、撚掛ノズル支持体に対する撚掛ノズルの取付けを非接着で実現できる撚掛ノズル、糸継ノズル構造体、糸継装置、巻取ユニット及び繊維機械を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態の巻取ユニットの正面図である。 本発明の一実施形態の糸継装置の正面図である。 図2の糸継装置の平面図である。 図2の糸継装置の平面図である。 図2の糸継装置の側面図である。 図2の糸継装置おける糸継ノズル構造体の斜視図である。 図8の糸継ノズル構造体の分解斜視図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図6のIX−IX線に沿う断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[巻取ユニットの構成]
図1に示されるように、巻取ユニット1は、給糸ボビンBからパッケージPに糸Yを巻き取る。給糸ボビンBは、前工程の精紡機で形成され、例えば、トレーにセットされた状態で精紡機から搬送される。なお、複数の巻取ユニット1が並設されることにより、繊維機械である自動ワインダが構成されている。
巻取ユニット1には、ボビン支持部(給糸部)2、糸解舒補助装置3、プレクリアラ4、テンション付与装置5、テンションセンサ6、下糸捕捉装置7、糸継装置10、カッター9、糸監視装置11、上糸捕捉装置12及び巻取装置(巻取部)13が、糸Yの走行経路に沿って上流側(ここでは、下側)からこの順序で設けられている。これらの各構成は、機台8に取り付けられている。
ボビン支持部2は、給糸ボビンBを直立させた状態で支持し、糸Yを供給可能にする。糸解舒補助装置3は、給糸ボビンBの上方に配置された筒状部材によって、給糸ボビンBから解舒された糸Yのバルーンを制御する。テンション付与装置5は、櫛歯状の固定ゲート及び可動ゲートからなる一対のゲートによって糸Yをジグザグ状に保持することで、走行する糸Yに所定テンションを付与するゲート式テンサである。テンションセンサ6は、テンション付与装置5によって付与された糸Yのテンションを測定する。
プレクリアラ4は、糸Yの走行経路を挟んで所定間隔で配置された一対の規制部材によって、規定値よりも大きい絡み糸等の糸欠陥の通過を予め規制する。糸監視装置11は、糸Yの巻取中にスラブ等の糸欠陥を検出する。カッター9は、糸監視装置11によって糸欠陥が検出されたときに、糸Yを切断する。糸継装置10は、カッター9による糸Yの切断時、或いは糸Yの糸切れ時等に、パッケージP側の糸Yの糸端と給糸ボビンB側の糸Yの糸端とを継ぐ。
下糸捕捉装置7は、軸線αを中心として回動可能に機台8に取り付けられている。下糸捕捉装置7の回動端には、吸引口7aが設けられている。吸引口7aは、糸継装置10の上部とプレクリアラ4の下部との間で回動させられる。下糸捕捉装置7は、カッター9による糸Yの切断時、或いは糸Yの糸切れ時等に、プレクリアラ4の下部側に吸引口7aを回動させて吸引口7aで給糸ボビンB側の糸Yの糸端を吸引し、その後、糸継装置10の上部側に吸引口7aを回動させて給糸ボビンB側の糸Yを糸継装置10に引き渡す。
上糸捕捉装置12は、軸線βを中心として回動可能に機台8に取り付けられている。上糸捕捉装置12の回動端には、吸引口12aが設けられている。吸引口12aは、糸継装置10の下部と巻取装置13との間で回動させられる。上糸捕捉装置12は、カッター9による糸Yの切断時、或いは糸Yの糸切れ時等に、巻取装置13側に吸引口12aを回動させて吸引口12aでパッケージP側の糸Yの糸端を吸引し、その後、糸継装置10の下部側に吸引口12aを回動させてパッケージP側の糸Yを糸継装置10に引き渡す。
巻取装置13は、給糸ボビンBから解舒された糸YをパッケージPに巻き取って満巻のパッケージPを形成する。巻取装置13は、ドラム溝14aが形成された巻取ドラム14、及びパッケージPを回転可能に支持するクレードル15を有している。クレードル15は、パッケージPの表面を巻取ドラム14の表面に対して適切な接圧で接触させる。巻取装置13は、モータで巻取ドラム14を駆動回転させてパッケージPを従動回転させることにより、糸Yを所定幅で綾振りしつつ糸YをパッケージPに巻き取っていく。
機台8には、制御部16、入力部17及び表示部18が設けられている。制御部16は、巻取ユニット1の各構成を制御する。入力部17は、例えば操作ボタン等であり、オペレータが制御部16に対して種々の値を設定する際等に使用される。表示部18は、巻取ユニット1の動作状況等を表示する。なお、制御部16は、自動ワインダが備える上位制御部との間で、ワインディング動作に関する種々の情報を送受信する。上位制御部は、各巻取ユニット1の制御部16を統制し、自動ワインダの全体を制御する。
[糸継装置の構成]
糸継装置10の構成について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、パッケージP側を上側(上方)、給糸ボビンB側を下側(下方)、糸継装置10に対して糸Yの走行経路側を前側(前方)、その反対側を後側(後方)という。また、パッケージP側の糸Yを上糸YAといい、給糸ボビンB側の糸Yを下糸YBという。また、上下方向及び前後方向に直交する方向を左右方向という。
図2に示されるように、糸継装置10は、第1解撚部40A及び第2解撚部40Bと、糸継部50と、一対の糸寄せレバー81と、一対の撚り止めレバー82と、を備えている。一対の糸寄せレバー81は、第1解撚部40A及び第2解撚部40Bを挟むように旋回する。一対の撚り止めレバー82は、糸継部50を挟むように旋回する。糸継装置10は、その各構成を支持するフレーム体(装置本体部)20を介して機台8に取り付けられている。
第1解撚部40A及び第2解撚部40Bの上側には、第1ガイド板21が配置されている。第1解撚部40A及び第2解撚部40Bの下側には、第2ガイド板22が配置されている。第1ガイド板21と第2ガイド板22とは、上下方向において糸継部50を挟んで対向している。第1ガイド板21には、ガイド溝21a及びガイド溝21bが形成されている。第2ガイド板22には、ガイド溝22a及びガイド溝22bが形成されている。第1ガイド板21のガイド溝21aは、上下方向において第2ガイド板22のガイド溝22aと対向している。第1ガイド板21のガイド溝21bは、上下方向において第2ガイド板22のガイド溝22bと対向している。
上下方向において対向するガイド溝21a及びガイド溝22aには、上糸捕捉装置12によって案内されて糸寄せレバー81によって引き寄せられた上糸YAが導入される。上下方向において対向するガイド溝21b及びガイド溝22bには、下糸捕捉装置7によって案内されて糸寄せレバー81によって引き寄せられた下糸YBが導入される。
第1ガイド板21の上側には、第1糸保持部60Aが設けられており、第1ガイド板21の下側には、第1糸切断部70Aが設けられている。第2ガイド板22の下側には、第2糸保持部60Bが設けられており、第2ガイド板22の上側には、第2糸切断部70Bが設けられている。第1糸保持部60Aは、ガイド溝21aに導入された上糸YAを保持する。第2糸切断部70Bは、第1糸保持部60Aによって上糸YAが保持された状態で、ガイド溝22aに導入された上糸YAを切断する。第2糸保持部60Bは、ガイド溝22bに導入された下糸YBを保持する。第1糸切断部70Aは、第2糸保持部60Bによって下糸YBが保持された状態で、ガイド溝21bに導入された下糸YBを切断する。
第1解撚部40Aは、第1糸保持部60Aによって上糸YAが保持された状態で、第2糸切断部70Bによって切断された上糸YAの糸端を取り込んで解撚する。第2解撚部40Bは、第2糸保持部60Bによって下糸YBが保持された状態で、第1糸切断部70Aによって切断された下糸YBの糸端を取り込んで解撚する。
糸継部50は、第1解撚部40Aによって解撚された上糸YAの糸端と、第2解撚部40Bによって解撚された下糸YBの糸端とを撚り合わせることで、上糸YAの糸端と下糸YBの糸端とを継ぐ。糸継部50において糸端同士を撚り合わせる際には、上糸YAは、第1糸保持部60Aによって保持されており、下糸YBは、第2糸保持部60Bによって下糸YBが保持されている。そして、糸寄せレバー81によって上糸YAの糸端が第1解撚部40Aから引き出されると共に下糸YBの糸端が第2解撚部40Bから引き出され、撚り止めレバー82によって上糸YAの糸端の先端部分及び下糸YBの糸端の先端部分が糸継部50の近傍において押さえられる。
図3に示されるように、フレーム体20には、一対の糸寄せレバー81及び一対の撚り止めレバー82の駆動源として駆動モータ23が取り付けられている。駆動モータ23は、例えばステッピングモータである。駆動モータ23の駆動軸24には、アーム25が固定されている。アーム25には、連結部材26の後端部が回転可能に連結されている。連結部材26の前端部には、糸寄せレバー81の基端部が回転可能に連結されている。糸寄せレバー81は、フレーム体20に固定された支持軸27に回転可能に支持されている。
支持軸27には、撚り止めレバー82が回転可能に支持されている。撚り止めレバー82は、支持軸27に回転可能に取り付けられたねじりコイルばね28によって第1解撚部40A及び第2解撚部40B側に付勢されている。これにより、撚り止めレバー82は、糸寄せレバー81と共に第1解撚部40A及び第2解撚部40B側に回動させられる。ただし、撚り止めレバー82の基端部に螺合されたストッパボルト29の先端部がフレーム体20の一部に接触した後は、糸寄せレバー81のみが第1解撚部40A及び第2解撚部40B側に回動させられる。
なお、アーム25には、マグネット96a及び一対のマグネット96bが設けられている。一対のマグネット96bは、マグネット96aを挟んでマグネット96aに隣接するように配置されており、マグネット96aと反対の極性を有している。フレーム体20には、マグネット96aの極性を検知する磁気センサ97が取り付けられている。磁気センサ97は、一対の糸寄せレバー81及び一対の撚り止めレバー82が初期位置(待機位置)にある状態においてマグネット96aと対向するように配置されている。これにより、一対の糸寄せレバー81及び一対の撚り止めレバー82が初期位置にある状態を基準として、駆動モータ23の動作が制御される。
フレーム体20には、第1糸処理部100A及び第2糸処理部100Bの駆動源として駆動モータ31が取り付けられている。駆動モータ31は、例えばステッピングモータである。第1糸処理部100Aは、上述した第1糸保持部60A及び第1糸切断部70A、並びに第1伝達機構90Aを有している。第2糸処理部100Bは、上述した第2糸保持部60B及び第2糸切断部70B、並びに第2伝達機構90Bを有している。第1糸処理部100A及び第2糸処理部100Bは、糸継部50の両側に設けられている。つまり、糸継部50は、第1糸処理部100Aと第2糸処理部100Bとの間に配置されている。
図5に示されるように、駆動モータ31は、駆動軸32、ロータ33、ステータ34及びハウジング35を有している。ロータ33は、駆動軸32に固定されている。ステータ34は、ハウジング35に固定されており、ロータ33を包囲している。駆動軸32のうちハウジング35から上側に突出する上端部は、第1糸処理部100Aに駆動力を伝達する第1駆動軸部32Aとなっている。駆動軸32のうちハウジング35から下側に突出する下端部は、第2糸処理部100Bに駆動力を伝達する第2駆動軸部32Bとなっている。ロータ33及びステータ34は、駆動軸32に平行な方向において、第1糸処理部100Aと第2糸処理部100Bとの間に配置されている。
図3及び図4に示されるように、第1伝達機構90Aは、第1アーム91A及び第1連結部材92Aを含んでおり、駆動モータ31の第1駆動軸部32Aから第1糸保持部60A及び第1糸切断部70Aに駆動力を伝達する。第1駆動軸部32Aには、第1アーム91Aが固定されている。第1アーム91Aには、第1連結部材92Aの後端部が回転可能に連結されている。第1連結部材92Aは、第1糸保持部60A側にクランク状に屈曲している。なお、図4では、第1糸保持部60Aの図示を省略している。
第1糸切断部70Aは、固定片71及び可動片72を有している。固定片71は、第1ガイド板21に固定されている。可動片72は、第1ガイド板21に固定された支持軸73に回転可能に支持されている。第1連結部材92Aの前端部は、可動片72の基端部から延在するアーム74に回転可能に連結されている。
第1糸保持部60Aは、ベース部材61及びサブ部材62を有している。ベース部材61の基端部は、第1ガイド板21に固定された支持軸63に回転可能に支持されている。ベース部材61は、支持軸63に回転可能に取り付けられたねじりコイルばね67によって、第1ガイド板21のガイド溝21aに対応する位置に復帰するように付勢されている。サブ部材62の基端部は、ベース部材61に固定された支持軸64に回転可能に支持されている。サブ部材62は、支持軸64に回転可能に取り付けられたねじりコイルばね65によってベース部材61側に付勢されている。第1糸保持部60Aでは、ベース部材61とサブ部材62とで上糸YAが保持される。
ベース部材61の基端部からは、アーム66が延在している。アーム66の先端部には、第1連結部材92Aにおける屈曲部の後側の側面92aが接触可能となるようにカムフォロア66aが取り付けられている。サブ部材62の基端部からは、アーム68が延在している。アーム68の先端部には、第1連結部材92Aにおける屈曲部の前側の側面92bが接触可能となるようにカムフォロア68aが取り付けられている。
なお、第1アーム91Aには、マグネット98a及び一対のマグネット98bが設けられている。一対のマグネット98bは、マグネット98aを挟んでマグネット98aに隣接するように配置されており、マグネット98aと反対の極性を有している。フレーム体20には、マグネット98aの極性を検知する磁気センサ99が取り付けられている。磁気センサ99は、第1糸処理部100A及び第2糸処理部100Bが初期位置にある状態においてマグネット98aと対向するように配置されている。これにより、第1糸処理部100A及び第2糸処理部100Bが初期位置にある状態を基準として、駆動モータ31の動作が制御される。
図5に示されるように、第2伝達機構90Bは、第2アーム91B及び第2連結部材92Bを含んでおり、駆動モータ31の第2駆動軸部32Bから第2糸保持部60B及び第2糸切断部70Bに駆動力を伝達する。第2駆動軸部32Bには、第2アーム91Bが固定されている。第2アーム91Bには、第2連結部材92Bの後端部が回転可能に連結されている。第2連結部材92Bは、第2糸保持部60B側にクランク状に屈曲している。
図2に示されるように、第2糸切断部70Bの構成は、前側から見た場合に、糸継部50を中心として第1糸切断部70Aの構成と点対称の関係にある。同様に、第1糸保持部60Aの構成は、前側から見た場合に、糸継部50を中心として第2糸保持部60Bの構成と点対称の関係にある。
ここで、図6及び図7に示されるように、本実施形態の糸継部50は、糸継ノズル構造体100を含んでいる。糸継ノズル構造体100は、撚掛ノズル110と撚掛ノズル支持体120とOリング130とを備えている。撚掛ノズル110は、以下に詳説するように、撚掛ノズル支持体120に対してOリング130を介して着脱可能に非接着で固定されている。
撚掛ノズル110は、例えばセラミックで形成されている。撚掛ノズル110は、糸道方向である上下方向から見て、後方に凸となるU字形状(円弧形状)の曲面110aを有している。撚掛ノズル110の前面110bは、前後方向に垂直な平面状とされ、この前面110bには、上端から下端に亘って断面V字状で延びる溝111が形成されている。溝111の底部には、通路部112介して当該溝111と連通する糸継室113が形成されている。糸継室113は、圧縮空気の作用によって糸継が行われる空間である。図8及び図9に示されるように、糸継室113は、上側糸継室113a及び下側糸継室113bを有している。
上側糸継室113aは、撚掛ノズル110における上下方向の中央から上側に設けられ、上方に開口している。上側糸継室113aは、上方向から見て、左右方向において中央から一方側に偏った円形状を有している。下側糸継室112bは、撚掛ノズル110における上下方向の中央から下側に設けられ、下方に開口している。上側糸継室113aは、下方向から見て、左右方向において中央から他方側に偏った円形状を有している。これら上側糸継室113a及び下側糸継室113bは、撚掛ノズル110における上下方向の中央部で互いに連通している。
図7及び図9に示されるように、曲面110aの外縁部には、その外縁に沿って環状に延びる段差部114が形成されている。段差部114は、Oリング130の肉厚である厚さ(つまり、Oリング130の断面における直径)よりも小さい段差を有して窪むものであり、この環状の段差部114によって凹部115が形成されている。
凹部115内において段差部114よりも所定長内側には、Oリング130を保持するための保持突部116が複数設けられている。凹部115の底面115aにおいて左右方向の一方側には、空気流路140aが形成され、凹部115の底面115aにおいて左右方向の他方側には、空気流路140bが形成されている。空気流路140aは、凹部115内から上側糸継室113aへ通ずる貫通孔であり、圧縮空気を上側糸継室113aへ供給する。空気流路140bは、凹部115内から下側糸継室113bへ通ずる貫通孔であり、圧縮空気を下側糸継室113bへ供給する。これら空気流路140a,140bを流通した圧縮空気は、上側糸継室113a及び下側糸継室113b内にて噴射口117からそれぞれ噴射される。
Oリング130は、例えばフッ素ゴム、シリコンゴム又はニトリルゴム(NBR)で形成されている。Oリング130としては、特に限定されず、一般に用いられる種々のものを用いることができる。Oリング130は、撚掛ノズル110の段差部114に取り付けられている。具体的には、Oリング130は、U字形状となるように屈曲されて、凹部115内の段差部114に沿わせるように配置されながら、当該段差部114の内側と保持突部116の外側との間に嵌め込まれている。これにより、Oリング130は、段差部114の内側に当接されながら、保持突部116の外側により保持される。
撚掛ノズル支持体120は、例えばアルミニウム等の金属又は樹脂で形成され、略直方体形状有している。撚掛ノズル支持体120には、撚掛ノズル110を収容する収容部121が形成されている。収容部121における上下方向の両端部は、前方に開口するU字状開口部であり、上下方向から見て撚掛ノズル110の曲面110aに対応するU字形状の曲面121aで画成されている。収容部121における上下方向の中央部は、前方へ開口する矩形開口部であり、上下方向から見て矩形形状を成す矩形面121bで画成されている。撚掛ノズル支持体120の側面120aには、空気流路122が形成されている。空気流路122は、撚掛ノズル支持体120の側面120aから収容部121内へ通ずる貫通孔であり、圧縮空気を撚掛ノズル支持体120から撚掛ノズル110へ供給する。
図9に示されるように、撚掛ノズル支持体120の収容部121には、Oリング130が取り付けられた撚掛ノズル110が嵌合されている。撚掛ノズル110及び撚掛ノズル支持体120の間には、空気分配室150が形成されている。空気分配室150は、撚掛ノズル支持体120側から撚掛ノズル110側へと圧縮空気を流通させる空気流路151であって、糸継室113の複数の噴射口117へ圧縮空気を分配する。空気分配室150は、撚掛ノズル支持体120の空気流路122に連通すると共に、撚掛ノズル110の空気流路140a,140bに連通する。このような空気分配室150は、撚掛ノズル110及び収容部121のそれぞれにおいて互いに対向する対向面(すなわち、撚掛ノズル110における凹部115の底面115a、収容部121の曲面121a及び矩形面121b)と、Oリング130と、によって画設されている。
撚掛ノズル支持体120に撚掛ノズル110が取り付けられた状態において、Oリング130は、空気分配室150(空気流路151)を包囲して密閉する。このとき、Oリング130は、撚掛ノズル110と撚掛ノズル支持体120の収容部121とによって、前後方向に押圧されて変形されている。そして、当該撚掛ノズル支持体120は、ボルト孔124に挿入されたボルト等によりフレーム体20(図2参照)に固定されている。
図2及び図6に示されるように、糸継ノズル構造体100は、撚掛ノズル110をOリング130の弾性力に抗するように保持する押さえ板(保持部材)160が設けられている。押さえ板160は、撚掛ノズル110及び撚掛ノズル支持体120の前側において、左右方向における溝111の一方側と他方側のそれぞれに設けられている。押さえ板160は、平板形状を成し、撚掛ノズル110の前面110b及び撚掛ノズル支持体120の前面120bを架け渡すように配置されると共に、ボルト等によって撚掛ノズル支持体120に固定されている。これにより、撚掛ノズル110は、押さえ板160により後側(撚掛ノズル支持体120側)に押さえ付けられる。
また、図2に示されるように、糸継ノズル構造体100は、上下方向に対向するように並設されたガイド板51,52間に配置され、これらガイド板51,52により上下方向に挟持されている。ガイド板51,52は、糸継室113に導入される糸Yをガイドするものであり、フレーム体20に固定されている。これにより、撚掛ノズル110がガイド板51,52によって上下に押さえ付けられる。
[糸継装置の動作]
糸継装置10において糸継ぎの際には、糸継部50に圧縮空気が供給され、この圧縮空気は、糸継ノズル構造体100において撚掛ノズル支持体120の空気流路151を流通した後、空気分配室150を通って空気流路140a,140bを流通し、糸継室113の噴射口117から糸継用エアーとして噴射される(図9参照)。これにより、第1解撚部40Aによって解撚された上糸YAの糸端と、第2解撚部40Bによって解撚された下糸YBの糸端とが撚り合わされる。このとき、上糸YAは、第1糸保持部60Aによって保持された状態にあり、下糸YBは、第2糸保持部60Bによって保持された状態にある。
[作用及び効果]
糸継ノズル構造体100では、空気流路151を包囲するOリング130を介して撚掛ノズル支持体120に撚掛ノズル110が取り付けられる。具体的には、撚掛ノズル支持体120及び撚掛ノズル110間において形成された空気分配室150である空気流路151を、Oリング130によって外部に対し密封するように囲い封止しながら、撚掛ノズル支持体120及び撚掛ノズル110が互いに取り付けられて固定される。よって、接着剤を使用せずとも、空気流路151からの空気漏れを抑制して撚掛ノズル支持体120に撚掛ノズル110を取り付け可能となる。これと共に、撚掛ノズル支持体120及び撚掛ノズル110間でOリング130の弾性力による均一な密封力を得ることができる。従って、撚掛ノズル支持体120に対する撚掛ノズル110の取付けを非接着で実現することが可能となる。その結果、当該取付けに係る作業、手間及び品質がばらつくのを抑制でき、例えば撚掛ノズル110のメンテナンス時や破損時における交換を容易化できる。
糸継ノズル構造体100において、空気分配室150は、撚掛ノズル110及び収容部121のそれぞれにおいて互いに対向する対向面(底面115a、曲面121a及び矩形面121b)とOリング130とにより画設されている。これにより、空気分配室150を容易に形成することができる。
糸継ノズル構造体100では、撚掛ノズル110の撚掛ノズル支持体120に対する取付けに介在されるパッキン構成としての弾性部材として、Oリング130が用いられている。これにより、弾性部材を安価で形成することが可能となる。
糸継ノズル構造体100では、撚掛ノズル110の対向面である曲面110aに、Oリング130の厚さよりも小さい段差を有して窪む段差部114が形成され、この段差部114にOリング130が取り付けられている。これにより、撚掛ノズル支持体120の曲面121aにOリング130を積極的に接触させ、撚掛ノズル110及び収容部121間で空隙が発生することを防ぐこと(確実な気密化)が可能となる。また、このように、Oリング130が積極的に接触させ得るため、撚掛ノズル110及び収容部121の取付けに係る寸法精度の許容が大きくなる。
糸継ノズル構造体100では、撚掛ノズル110において収容部121に対向する曲面110aは、糸道方向(上下方向)から見てU字形状とされている。よって、Oリング130が均一にフィットしやすくなり、収容部121への撚掛ノズル110の着脱が容易となる。
糸継ノズル構造体100では、撚掛ノズル110はセラミックにより形成されている。これにより、糸継ノズル構造体の割れを防止しつつ、撚掛ノズル支持体120に対する撚掛ノズル110の取付けを非接着で実現可能となる。
また、糸継装置10、巻取ユニット1及び複数の巻取ユニット1を備える繊維機械においても、上記糸継ノズル構造体100を備えているので、撚掛ノズル支持体120に対する撚掛ノズル110の取付けを非接着で実現する上記作用効果が奏される。また、Oリング130の弾性力に抗するように押さえ板160で撚掛ノズル110を保持できるので、空気流路151からの空気漏れを確実に抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、Oリング130を介して撚掛ノズル110を撚掛ノズル支持体120に取り付けたが、ゴムシートを介して撚掛ノズル110を撚掛ノズル支持体120に取り付けてもよい。この場合、ゴムシートは、例えば枠形状を有し、糸道方向視でU字形状に曲げられ、空気流路151を包囲するように撚掛ノズル110及び撚掛ノズル支持体120間に介在される。また、弾性体としては、空気流路151を包囲するものであれば種々の弾性体を用いることができる。
上記実施形態では、断面円形のOリング130に代えて、例えばゴム等の弾性材で形成された環状のパッキンを用いてもよい。環状のパッキンは、断面非円形(例えば、断面楕円形、断面矩形、断面多角形、断面山形、断面V形、及びこれらの組合せ)を有してもよい。また、当該環状のパッキンは、その外形が円形状(円環)、楕円状(楕円環)、矩形状(矩形環)、多角形状(多角形環)及びこれらの組合せであってもよい。
上記実施形態では、撚掛ノズル110をセラミックで形成したが、金属で形成してもよく、例えば真鍮等で形成してもよい。この場合、撚掛ノズル110を丈夫(頑強)にして破損し難くすることができる。また、撚掛ノズル110を樹脂で形成してもよく、例えばABS樹脂をメッキ処理又は蒸着処理したものや、ナイロン等のエンジニアリングプラスチックで形成してもよい。この場合、安価に撚掛ノズル110ひいては糸継ノズル構造体100を量産可能となる。
上記実施形態では、撚掛ノズル支持体120に押さえ板160を設けたが、フレーム体20に押さえ板160を設けてもよい。また、撚掛ノズル110をOリング130の弾性力に抗するように保持するものであれば、押さえ板160に代えて若しくは加えて、他の保持部材を設けてもよい。上記実施形態では、磁力を更に利用して撚掛ノズル110を撚掛ノズル支持体120に固定してもよい。
なお、上記実施形態では、糸継装置10が自動ワインダの巻取ユニット1に適用されていたが、本発明の糸継装置は、紡績機の巻取ユニット、又は複数の巻取ユニット間を移動する作業台車等に適用されてもよい。上記において、撚掛ノズル110における曲面110a及び凹部115の底面115aと、撚掛ノズル支持体120における収容部121の曲面121a及び矩形面121bとが、互いに対向する対向面を構成する。
1…巻取ユニット、2…ボビン支持部(給糸部)、10…糸継装置、13…巻取装置(巻取部)、20…フレーム体(装置本体部)、100…糸継ノズル構造体、110…撚掛ノズル、110a…曲面(対向面)、113…糸継室、114…段差部、115a…底面(対向面)、117…噴射口、120…撚掛ノズル支持体、121…収容部、121a…曲面(対向面)、121b…矩形面(対向面)、122,140a,140b,151…空気流路、130…Oリング(弾性部材)、150…空気分配室、160…押さえ板(保持部材)。

Claims (17)

  1. 圧縮空気の作用によって糸継が行われる糸継室が形成された撚掛ノズルと、
    前記撚掛ノズルを収容する収容部が形成された撚掛ノズル支持体と、を備えた糸継ノズル構造体であって、
    前記撚掛ノズル支持体及び前記撚掛ノズルを通ずるように設けられ、前記撚掛ノズル支持体から前記撚掛ノズルの前記糸継室へ圧縮空気を供給するための空気流路を有し、
    前記撚掛ノズルは、前記空気流路の少なくとも一部を包囲する弾性部材を介して前記撚掛ノズル支持体に取り付けられている、糸継ノズル構造体。
  2. 前記空気流路には、糸継室へ圧縮空気を噴射する複数の噴射口へ当該圧縮空気を分配するための空気分配室が形成され、
    前記空気分配室は、前記撚掛ノズル及び前記収容部のそれぞれにおいて互いに対向する対向面と、前記弾性部材とにより画設される、請求項1に記載の糸継ノズル構造体。
  3. 前記弾性部材は、Oリング、環状のパッキン又はゴムシートである、請求項1又は2に記載の糸継ノズル構造体。
  4. 前記撚掛ノズルにおいて前記収容部に対向する対向面には、前記弾性部材の厚さよりも小さい段差を有して窪む段差部が形成され、
    前記弾性部材は、前記段差部に取り付けられる、請求項1〜3の何れか一項に記載の糸継ノズル構造体。
  5. 前記撚掛ノズルにおいて前記収容部に対向する前記対向面は、糸道方向から見てU字形状を有する、請求項4に記載の糸継ノズル構造体。
  6. 前記撚掛ノズルは、セラミックにより形成されている、請求項1〜5の何れか一項に記載の糸継ノズル構造体。
  7. 前記撚掛ノズルは、金属により形成されている、請求項1〜5の何れか一項に記載の糸継ノズル構造体。
  8. 前記撚掛ノズルは、樹脂により形成されている、請求項1〜5の何れか一項に記載の糸継ノズル構造体。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の糸継ノズル構造体を備えた糸継装置であって、
    前記撚掛ノズル支持体が取り付けられる装置本体部を備え、
    前記撚掛ノズル支持体もしくは前記装置本体部には、前記撚掛ノズルを前記弾性部材の弾性力に抗するように保持する保持部材が設けられている、糸継装置。
  10. 前記保持部材は、前記撚掛ノズル支持体に固定された押さえ板である、請求項9に記載の糸継装置。
  11. 請求項9又は10に記載の糸継装置と、
    糸を供給可能にする給糸部と、
    前記糸を巻き取る巻取部と、を備える、巻取ユニット。
  12. 請求項11に記載の巻取ユニットを複数備える、繊維機械。
  13. 圧縮空気の作用によって糸継が行われる糸継室が形成された撚掛ノズルであって、
    前記撚掛ノズルは、弾性部材を介して糸継装置の撚掛ノズル支持体の収容部に取り付けられ、
    前記撚掛ノズルには、前記弾性部材の厚さよりも小さい段差を有して窪む段差部が形成されていることを特徴とする撚掛ノズル。
  14. 前記収容部に対向する前記撚掛ノズルの対向面は、糸道方向から見てU字形状を有する、請求項13に記載の撚掛ノズル。
  15. 前記撚掛ノズルは、セラミックにより形成されている、請求項13又は14に記載の撚掛ノズル。
  16. 前記撚掛ノズルは、金属により形成されている、請求項13又は14に記載の撚掛ノズル。
  17. 前記撚掛ノズルは、樹脂により形成されている、請求項13又は14に記載の撚掛ノズル。
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