JP2015174569A - 二輪自動用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】操縦安定性及び乗り心地と旋回性とを両立させたタイヤの提供。
【解決手段】このタイヤは、トレッドと、一対のサイドウォールと、一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカス10と、トレッドの半径方向内側においてカーカス10と積層されるバンド12とを備えている。このバンド12は、ジョイントレスの帯体40からなっている。この帯体40は、バンドコードとトッピングゴムとからなっている。この帯体40は、周方向に対して傾斜して周方向に巻かれている第一主部42と、周方向に対して第一主部と逆向きに傾斜して周方向に巻かれる第二主部44とを備えている。このバンド12は、この第一主部42と第二主部44とが交差して網状に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、二輪自動車に装着される空気入りタイヤに関する。
コードが実質的に周方向に沿って螺旋巻きにされたバンドを備えた空気入りタイヤがある。このようなバンドは、ジョイントレスバンド(JLB)と称される。このタイヤは、直進走行での操縦安定性や乗り心地に優れる。その一方で、このタイヤは、剛性に劣り易い。自動二輪車は、旋回するときに車体が傾けられる。このタイヤでは、車体が傾けられて旋回するときに、充分なキャンバースラストが得られ難い。このタイヤは旋回性に劣る。
ベルトコードが周方向に傾斜したベルトプライを複数層に重ねた補強層を備えるタイヤがある。このタイヤは、高い剛性が得られる。このタイヤは旋回性に優れている。一方で、このタイヤは、直進走行での操縦安定性や乗り心地に劣り易い。この様に、操縦安定性及び乗り心地と、旋回性とを両立させることは容易ではない。
特許文献1には、周方向に沿って螺旋巻きにされたバンドを粗密巻きにしたタイヤが提案されている。このタイヤでは、軸方向に剛性が変化している。また、特許文献2には、周方向に沿って螺旋巻きにされたバンドと、トレッドのショルダーに位置する補強ベルトとを備えたタイヤが提案されている。このタイヤでは、補強ベルトを備えることでトレッドショルダーの剛性が高くされている。
特開平9−118109公報 特開2010−285107公報
特許文献1のタイヤでは、旋回性を高めるためには、更に他の補強層を備える必要がある。また、特許文献2のタイヤでも、ジョイントレスバンドに、更に補強ベルトを備えている。これらのタイヤは、ジョイントレスバンドだけでは十分な剛性を得られにくい。
本発明の目的は、直進走行での操縦安定性及び乗り心地と旋回性とを両立させた二輪自動車用タイヤの提供にある。
本発明に係る二輪自動車用タイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの半径方向内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるバンドとを備えている。
このバンドは、ジョイントレスの帯体からなっている。この帯体は、バンドコードとトッピングゴムとからなっている。この帯体は、周方向に対して傾斜して巻かれている複数の第一主部と、周方向に対して第一主部と逆向きに傾斜して巻かれる複数の第二主部とを備えている。このバンドは、この複数の第一主部と複数の第二主部とが交差して網状に形成されている。
好ましくは、上記第一主部のバンドコードの傾斜角度θ1と第二主部のバンドコードの傾斜角度θ2との絶対値は、1°以上10°以下である。
好ましくは、上記第一主部のバンドコードの傾斜角度θ1の絶対値と第二主部のバンドコードの傾斜角度θ2の絶対値とは、同じ大きさにされている。
上記バンドの巾5cm当たりのバンドコード打ち込み本数であるエンズが、E1(本/5cm)とされる。上記帯体が実質的に周方向に巻かれて軸方向に隙間なくかつ半径方向に重なり合うこと無く巻かれたときのエンズが、E(本/5cm)とされる。このとき、好ましくは、このバンドのエンズE1は、エンズEの0.5倍以上0.7倍以下にされている。
好ましくは、上記帯体は端部を備えている。この端部は、バンドの軸方向端に位置している。この端部は周方向の延びている。この端部は、第一主部と第二主部との間に位置している。端部は、第一主部と第二主部とに連続している。
好ましくは、上記バンドコードはスチールコードからなっている。
本発明に係るタイヤでは、バンドがジョイントレスの帯体からなっている。この帯体が網状になってバンドが形成されているので、直進走行での操縦安定性及び乗り心地と旋回性とに優れている。また、周方向にコードが螺旋巻きにした従来のジョイントレスバンドに比べて、少ないコード巻き数で同等以上の剛性を発揮しうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤに使用されるストリップの一部が示された説明図である。 図3は、図1のタイヤのカーカスとバンドの一部が示された説明図である。 図4は、図1のタイヤのコードの傾斜角度θ1、θ2とコーナリングパワー値CPとの関係が示されたグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤの赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10、バンド12、インナーライナー14及びチェーファー16を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、自動二輪車に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面18を形成する。図示されないが、トレッド4には、溝が刻まれている。この溝により、トレッドパターンが形成されている。トレッド4は、ベース層20とキャップ層22とを有している。キャップ層22は、ベース層20の半径方向外側に位置している。キャップ層22は、ベース層20に積層されている。ベース層20は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層20の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。キャップ層22は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6の半径方向外側端は、トレッド4と接合されている。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール6は、カーカス10の損傷を防止する。
ビード8は、サイドウォール6の半径方向内側に位置している。ビード8は、コア24と、このコア24から半径方向外向きに延びるエイペックス26とを備えている。コア24はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス26は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス26は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、第一プライ28及び第二プライ30からなる。第一プライ28及び第二プライ30は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。第一プライ28は、コア22の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第一プライ28には、主部28aと折り返し部28bとが形成されている。第二プライ30は、コア22の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第二プライ30には、主部30aと折り返し部30bとが形成されている。第一プライ28の折り返し部28bの端は、半径方向において、第二プライ30の折り返し部30bの端よりも外側に位置している。
第一プライ28及び第二プライ30は、それぞれ並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス10はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカスが、1枚のプライから形成されてもよい。
バンド12は、カーカス10の半径方向外側に位置している。バンド12は、トレッド4の半径方向内側に位置している。このタイヤ2では、バンド12がカーカス10を補強する。このタイヤ2では、バンド12が補強層を構成している。
図示されないが、ベルトを備えてもよい。ベルトは、トレッド4の半径方向内側に位置する。ベルトは、カーカス10と積層される。ベルトは、カーカスを補強する。バンド12とベルトとから、補強層が構成されてもよい。ベルトは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜して延びる。傾斜角度の一般的な絶対値は、10°以上35°以下にされる。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルトの軸方向幅は、タイヤの最大幅の0.7倍以上が好ましい。ベルトが、2以上の層を備えてもよい。軸方向において、バンド12の幅はベルトの幅よりも大きくされる。
インナーライナー14は、カーカス10の内側に位置している。赤道面CLの近傍において、インナーライナー14は、カーカス10の内面に接合されている。インナーライナーは、架橋ゴムからなる。インナーライナーは、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。インナーライナーの典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナーは、タイヤの内圧を保持する。
チェーファー16は、ビード8の近傍に位置している。タイヤ2が、図示されないリムに組み込まれると、このチェーファー16がリムと当接する。この当接により、ビード8の近傍が保護される。チェーファー16は、例えば、布とこの布に含浸したゴムとからなっている。
図2には、このバンド12を形成するストリップ32が示されている。このバンド12は、バンドコードとしてのコード34と、加硫されてトッピングゴム36を構成するゴム部材38とからなる。このストリップ32は、このタイヤ2に使用されるストリップの例示である。このストリップ32の巾は、例えば4.2mmである。このストリップ32では、3本のコード34が打ち込まれている。このコード34は、スチールコードからなる。このコード34は、有機繊維からなってもよい。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
図3には、タイヤ2のカーカス10とバンド12との一部分が示されている。図3は、カーカス10とバンド12とを円筒面に投影した図を示している。図3の上下方向はタイヤ2の周方向であり、左右方向はタイヤ2の軸方向であり、紙面に垂直な方向はタイヤ2の半径方向である。図3の矢印Wbは、バンド12の軸方向巾を示している。
バンド12がカーカス10の外周面10aに重ね合わされている。このバンド12の外周面12aはトレッド4のベース層20に重ね合わされている。
バンド12は、ストリップ32が加硫されて得られている。バンド12は、帯体40からなっている。この帯体40は、第一主部42と、第二主部44と、端部46とからなっている。第一主部42は、バンド12の一方端から他方端まで周方向に対して傾斜して延びている。第二主部44は、バンド12の他方端から一方端まで周方向に対して傾斜して延びている。端部46は、バンド12の一方端及び他方端に位置して、周方向の延びている。第一主部42と第二主部44とは、周方向に対して逆向きに傾斜している。
図3の一点鎖線L1は、第一主部42の中心線を示している。一点鎖線L2は、第二主部44の中心線を示している。両矢印θ1は、中心線L1と赤道面CLとのなす角度を示している。この角度θ1は、第一主部42の傾斜角度を示している。この角度θ1は、第一主部42のコード34の傾斜角度でもある。両矢印θ2は、中心線L2と赤道面CLとのなす角度を示している。この角度θ2は、第二主部44の傾斜角度を示している。この角度θ2は、第二主部44のコード34の傾斜角度でもある。両矢印Dは、端部46の周方向の長さを示している。両矢印Pは、帯体40の巻きピッチを示している。
この帯体40の第一主部42は、バンド12の軸方向一方端から他方端まで、傾斜して延びている。バンド12の他方端で、この第一主部42に連続して端部46が周方向に延びている。この端部46に連続して、第二主部44は、他方端から一方端まで、傾斜して延びている。バンド12の一方端で、この第二主部44に連続して、他の端部46が周方向に延びている。更に、この他の端部46に連続して、他の第一主部42は、バンド12の一方端から他方端まで、傾斜して延びている。この様に、この帯体40では、第一主部42、端部46、第二主部44及び他の端部46からなる部分が周方向に連続して繰り返している。この帯体40は、タイヤ2の周方向に巻かれている。このバンド12は、いわゆるジョイントレスバンドからなる。
図3に示される様に、第一主部42と第二主部44とが交差して、交差部48が形成されている。交差部48では、第一主部42と第二主部44とが重なり合っている。加硫により、第一主部42と第二主部44とが一体になっている。この交差部48では、第一主部42のコード34と第二主部44のコード34とが交差して延びている。
このバンド12では、帯体40が格子状に延びている。バンド12は、この帯体40が網状になって形成されている。このバンド12には、菱形の隙間(網目)が形成されている。この菱形の隙間は、長い対角線を周方向にして、短い対角線を軸方向にして形成されている。このバンド12では、帯体40は、周方向にピッチPで、この菱形の隙間(網目)を繰り返し形成している。
このバンド12では、第一主部42のコード34が、第二主部44のコード34を拘束する。第二主部44のコード34が、第一主部42のコード34を拘束する。第一主部42のコード34と第二主部44のコード34とが互いに拘束して、このバンド12は高い剛性が得られている。更に、ジョイントレスの帯体40が周方向に巻かれて形成されているので、このバンド12は箍効果が得られる。高い剛性と高い箍効果とを得る観点から、コード34はスチールコードからなることが好ましい。
この剛性の高いバンド12を備えているので、このタイヤ2は高いコーナリングパワーが得られる。このタイヤ2は、二輪自動車の旋回性の向上に寄与する。
図4には、コード34の角度θ1及びθ2と、タイヤ2のコーナンリングパワー値CPとの関係が示されている。図4に示される様に、角度θ1及び角度θ2の絶対値が0°から大きくなるに従い、コーナンリングパワー値CPが大きくなっている。角度θ1及びθ2が15°のとき、コーナンリングパワー値CPは最大となる。更に、角度θ1及びθ2が大きくなると、コーナンリングパワー値CPは徐々に低下している。
図4に示される様に、角度θ1とθ2と大きいタイヤ2は、コーナリングパワー値が大きくなる。コーナーリングパワー値CPが大きいタイヤ2は、旋回性に優れる。この観点から、角度θ1及び角度θ2は、好ましくは1°以上であり、更に好ましくは3°より大きくされており、特に好ましくは5°より大きくされている。
一方で、コーナーリングパワー値CPが小さいタイヤ2は、直進走行での操縦安定性に優れる。また、このタイヤ2は、路面の凹凸から受けるショックの吸収性に優れる。言い換えると、このタイヤ2は、乗り心地に優れている。更に、このタイヤ2は、耐久性にも優れる。これらの観点から、角度θ1及び角度θ2は、好ましくは10°以下であり、更に好ましくは9°以下であり、特に好ましくは8°以下である。
この角度θ1の絶対値とθ2の絶対値とが異なるタイヤ2は、旋回走行において左右差が生じ易い。左旋回と右旋回とで、旋回性に差が生じやすい。この観点から、角度θ1と角度θ2とは、同じ大きさにされることが好ましい。
このバンド12は高い剛性が得られるので、コードが周方向に螺旋巻きにされた、ジョイントレスバンド(JLB)構造の従来のバンドに比べて、周方向の巻き数を少なくして、この従来のバンドと同等以上の剛性を得られる。このタイヤ2のバンド12では、軸方向の巾5cmあたりのコード34の打ち込み本数であるエンズが、E1(本/5cm)とされる。この帯体40が実質的に周方向に巻かれており、軸方向に隙間無くかつ半径方向に重なり合うことなく巻かれたときのエンズが、E(本/5cm)とされる。このとき、このエンズE(本/5cm)より小さいエンズE1(本/5cm)で、タイヤ2は同等以上の剛性を得られる。このタイヤ2では、このE1(本/5cm)は、バンド巾Wbにおける平均値として求められる。
このエンズE1(本/5cm)とエンズE(本/5cm)との比E1/Eが小さいタイヤ2は、操縦安定性及び乗り心地に優れている。また、ストリップ32(帯体40)の巻き数が少ないので、このタイヤ2は生産性及び軽量化に優れている。これらの観点から、この比E1/Eは、好ましくは0.7以下である。
一方で、この比E1/Eが大きいタイヤ2は、高い剛性が得られる。また、このタイヤ2は、旋回性及び耐久性に優れている。これらの観点から、好ましくは比E1/Eは0.5以上である。
このタイヤ2では、この端部46が第一主部42と第二主部44との間に位置している。この端部46は、第一主部42と第二主部44とに連続しており、第一主部42と第二主部44との折り返し部として機能している。この端部46は周方向に長さDで延びている。この端部46を備えることで、加硫前の成形工程において、ストリップ32の折り返し部でのカーカス10とストリップ32との貼り合わせが容易にされている。このタイヤ2は、端部46を備えているので、生産性に優れている。この観点から長さDは、好ましくは10mm以上である。
本発明では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤが正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤに空気が充填された状態で測定される。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1及び図3に示された構造のタイヤを得た。このフロント用タイヤサイズは、120/70ZR17であった。リア用タイヤサイズは、180/55ZR17であった。これらのタイヤの、バンドコードの傾斜角度θ1の絶対値とθ2の絶対値とは、いずれも5°であった。このタイヤのエンズをE1(本/5cm)とし、このタイヤの帯体が実質的に周方向に巻かれて、軸方向に隙間無くかつ半径方向に重なり合うことなく巻かれたときのエンズをE(本/5cm)とする。このときの比E1/Eは、0.5であった。
[比較例1]
実施例1の帯体が実質的に周方向に実質的に周方向に巻かれたタイヤが準備された。その他の構成は、実施例1と同様であった。このタイヤは市販タイヤである。
[実施例2−4]
比E1/Eを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[実施例5−9]
バンドコードの傾斜角度θ1の絶対値とθ2の絶対値とを下記表2に示された通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[実施例10]
比E1/Eと傾斜角度θ1の絶対値とθ2の絶対値とを、下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[縦バネ定数の評価]
下記の条件にて、フロント用のタイヤの縦バネ定数を測定した。
使用リム:正規リム
内圧:250kPa
荷重:1.5kN
比較例1のタイヤのバネ定数を100としたときの指数が、下記の表1及び表2に示されている。この指数は、大きいほど縦バネ定数は大きい。
[コーナリングパワーの測定]
フラットベルト式タイヤ6分力測定装置を用い、フロント用タイヤで、下記の測定条件でコーナリングパワー値CPを測定した。
使用リム:正規リム
内圧:250kPa
荷重:1.5kN
速度:30km/h
キャンバー角:0°
スリップ角:1°
比較例1のタイヤのコーナリングパワー値CPを100としたときの指数が、下記の表1及び表2に示されている。この指数は、大きいほどコーナリングパワー値CPは大きい。
[旋回性、操縦安定性及び乗り心地]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに正規内圧(フロント用タイヤ250kPa、リア用タイヤ290kPa)となるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が1000cm(cc)である自動二輪車に装着した。ドライバーに、この自動二輪車をレーシングサーキットで運転させて、旋回性、直進走行の操縦安定性及び乗り心地を評価させた。この結果が、指数として下記の表1に示されている。この指数は、比較例1を基準値5として、10段階で評価した。この数値が大きいほど好ましい。
[耐久性]
フロント用タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を235kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、2.86kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を、測定した。この結果が、指数として、下記の表1及び2に示されている。この指数は、比較例1を基準値5として、10段階で評価した。数値が大きいほど、好ましい。
[耐パンク性能]
タイヤを正規リムに組み込み、正規内圧の空気を充填した条件の下で、JIS−D4230に準じたプランジャー破壊試験を行った。そのときの破壊エネルギーを、比較例1を基準レベルとして評価した。比較例1と同等以上の耐破壊性を「良好」とし、比較例1より劣る耐破壊性を「不良」とした。その結果が表1及び表2に示されている。
[生産コスト]
バンドを形成するストリップの長さが評価された。この長さは、ストリップの巻きつけ時間と相関関係がある。比較例1のストリップの長さを100としたときの指数が、下記の表1及び表2に示されている。この指数は、小さいほどストリップの長さは短く、巻きつけ時間が短い。
Figure 2015174569
Figure 2015174569
表1及び表2に示されるように、実施例では、比較例に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤ2は、二輪車用タイヤとして広く適用されうる。このタイヤ2は、ジョイントレスバンド(JLB)を採用するラジアルタイヤに適用されうる。例えば、自動二輪車のリアタイヤや、ツーリングタイプのフロントタイヤ等に適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・バンド
14・・・インナーライナー
16・・・チェーファー
18・・・トレッド面
20・・・ベース層
22・・・キャップ層
24・・・コア
26・・・エイペックス
28・・・第一プライ
30・・・第二プライ
32・・・ストリップ
34・・・コード
36・・・トッピングゴム
38・・・ゴム部材
40・・・帯体
42・・・第一主部
44・・・第二主部
46・・・端部
48・・・交差部

Claims (6)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの半径方向内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるバンドとを備えており、
    このバンドがジョイントレスの帯体からなっており、
    この帯体がバンドコードとトッピングゴムとからなっており、
    この帯体が周方向に対して傾斜して巻かれている複数の第一主部と、周方向に対して第一主部と逆向きに傾斜して巻かれる複数の第二主部とを備えており、
    このバンドがこの複数の第一主部と複数の第二主部とが交差して網状に形成されている二輪自動車用タイヤ。
  2. 上記第一主部のバンドコードの傾斜角度θ1と第二主部のバンドコードの傾斜角度θ2との絶対値が1°以上10°以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記第一主部のバンドコードの傾斜角度θ1の絶対値と第二主部のバンドコードの傾斜角度θ2の絶対値とが同じ大きさにされている請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記バンドの巾5cm当たりのバンドコード打ち込み本数であるエンズがE1(本/5cm)とされ、上記帯体が実質的に周方向に巻かれて軸方向に隙間なくかつ半径方向に重なり合うこと無く巻かれたときのエンズがE(本/5cm)とされたときに、
    このバンドのエンズE1がエンズEの0.5倍以上0.7倍以下にされている請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 上記帯体が端部を備えており、
    この端部がバンドの軸方向端に位置して周方向に延びており、
    この端部が第一主部と第二主部との間に位置して、第一主部と第二主部とに連続している請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 上記バンドコードがスチールコードからなる請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。
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