JP2015163883A - 高線形性高速ピーク検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高線形性高速ピーク検出器を提供する。
【解決手段】ピーク検出器は、トランジスタ512,522と、可変電流源514,524と、キャパシタ516と、フィードバック回路520とを含む。トランジスタ512は、入力信号を受信し、ソース電流を与える。可変電流源514は、入力信号が低であるときには高バイアス電流を与え、入力信号が高であるときには低バイアス電流を与える。キャパシタは、入力信号が高であるときにはソース電流によって充電され、入力信号が低であるときには高バイアス電流によって放電される。フィードバック回路は、キャパシタからの被検出信号を受信し、入力信号が高であるときにトランジスタにより高いバイアス電圧を供給する、その結果、トランジスタからのソース電流はより高くなる。
【選択図】図7

Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2009年8月27日に出願された「HIGH LINEAR FAST PEAK DETECTOR」と題する米国仮出願第61/237,625号の優先権を主張する。
本開示は、一般に電子機器に関し、より詳細にはピーク検出器に関する。
ワイヤレス通信デバイスは、一般に、データ送信をサポートするための送信機を含む。送信機は、一般に、無線周波(RF)信号を増幅し、高出力電力を与えるための電力増幅器(PA)を含む。電力増幅器は、特定の負荷インピーダンス、たとえば、50オームを駆動するように設計され得る。負荷インピーダンスは、様々な妨害により変動し得、その結果、電力増幅器は高ピーク電圧を観測し得る。高ピーク電圧は、電力増幅器の信頼できる動作を保証することができるレベルを超え得る。電力増幅器が高ピーク電圧から保護され得るように、高ピーク電圧を検出し、必要に応じて補正措置を実行することが望ましいことがある。
ワイヤレス通信デバイスのブロック図。 PAモジュールおよび保護回路のブロック図。 固定バイアス電流と固定バイアス電圧とをもつピーク検出器を示す図。 ドレイン電流対ドレインソース間電圧の曲線族を示す図。 可変バイアス電流をもつピーク検出器を示す図。 可変バイアス電圧をもつピーク検出器を示す図。 可変バイアス電流と可変バイアス電圧とをもつピーク検出器を示す図。 可変電流源とフィードバック回路とをもつピーク検出器を示す図。 図8中のピーク検出器における様々な信号のプロットを示す図。 異なるピーク検出器のピーク検出誤りのプロットを示す図。 ピーク検出を実行するためのプロセスを示す図。
以下に記載する詳細な説明は、本開示の例示的な設計を説明するものであり、本開示が実施され得る唯一の設計を表すものではない。「例示的」という用語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。本明細書で「例示的」として説明されるいかなる設計も、必ずしも他の設計よりも好適または有利であると解釈すべきではない。詳細な説明は、本開示の例示的な設計の完全な理解を与える目的で具体的な詳細を含む。本明細書で説明する例示的な設計はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、本明細書で提示する例示的な設計の新規性を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびデバイスをブロック図の形式で示す。
高ピーク電圧を検出することができる高線形性高速ピーク検出器の様々な例示的な設計について、本明細書で説明する。ピーク検出器は、ワイヤレス通信デバイス、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデム、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、Bluetooth(登録商標)デバイス、民生用電子デバイスなど、様々な電子回路デバイスのために使用され得る。明快のために、ワイヤレス通信デバイスのためのピーク検出器の使用について以下で説明する。
図1に、ワイヤレス通信デバイス100の例示的な設計のブロック図を示す。この例示的な設計では、ワイヤレスデバイス100は、データプロセッサ110とトランシーバ120とを含む。トランシーバ120は、双方向ワイヤレス通信をサポートする送信機130と受信機150とを含む。概して、ワイヤレスデバイス100は、任意の数の通信システムと任意の数の周波数帯域とのための任意の数の送信機と任意の数の受信機とを含み得る。
送信経路では、データプロセッサ110は、送信すべきデータを処理し、送信機130にアナログ出力ベースバンド信号を与える。送信機130内で、アナログ出力ベースバンド信号は、増幅器(Amp)132によって増幅され、デジタルアナログ変換によって生じる画像を除去するために低域フィルタ134によってフィルタ処理され、可変利得増幅器(VGA)136によって増幅され、ミキサ138によってベースバンドからRFにアップコンバートされる。アップコンバートされた信号は、フィルタ140によってフィルタ処理され、ドライバ増幅器142と電力増幅器144とによってさらに増幅され、スイッチ/デュプレクサ146を介してルーティングされ、アンテナ148を介して送信される。
受信経路では、アンテナ148は、基地局および/または他の送信機局から信号を受信し、受信信号を与え、その受信信号は、スイッチ/デュプレクサ146を介してルーティングされ、受信機150に供給される。受信機150内で、受信信号は、低雑音増幅器(LNA)152によって増幅され、バンドパスフィルタ154によってフィルタ処理され、ミキサ156によってRFからベースバンドにダウンコンバートされる。ダウンコンバートされた信号は、VGA158によって増幅され、低域フィルタ160によってフィルタ処理され、アナログ入力ベースバンド信号を取得するために増幅器162によって増幅され、そのアナログ入力ベースバンド信号はデータプロセッサ110に供給される。
図1に、1つの段においてRFとベースバンドとの間で信号を周波数変換する直接変換アーキテクチャを実装する送信機130と受信機150とを示す。送信機130および/または受信機150は、複数の段においてRFとベースバンドとの間で信号を周波数変換するスーパーヘテロダインアーキテクチャをも実装し得る。局部発振器(LO)発生器170は、送信および受信LO信号をそれぞれ発生し、ミキサ138および156に供給する。位相ロックループ(PLL)172は、データプロセッサ110から制御情報を受信し、LO発生器170に制御信号を供給して、適切な周波数で送信および受信LO信号を発生する。
図1に、例示的なトランシーバ設計を示す。概して、送信機130および受信機150中の信号の調節は、増幅器、フィルタ、ミキサなどの1つまたは複数の段によって実行され得る。これらの回路は、図1に示す構成とは異なって構成され得る。さらに、図1に示されていない他の回路も送信機および受信機において使用され得る。たとえば、図1中の様々な能動回路を整合させるために、整合回路が使用され得る。また、図1中のいくつかの回路が省略され得る。トランシーバ120の全部または一部分が、1つまたは複数のアナログ集積回路(IC)、RF IC(RFIC)、混合信号ICなどの上で実装され得る。たとえば、送信機130中の増幅器132から電力増幅器144までがRFIC上で実装され得る。また、ドライバ増幅器142および電力増幅器144がRFICの外部の別のIC上で実装され得る。
データプロセッサ110は、ワイヤレスデバイス100のための様々な機能、たとえば、送信データおよび受信データの処理を実行し得る。メモリ112は、データプロセッサ110のプログラムコードとデータとを記憶し得る。データプロセッサ110は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)および/または他のIC上で実装され得る。
ワイヤレスデバイスにおいて使用される電力増幅器の場合、高出力電力ならびに高電力付加効率(PAE)が重要である。電力増幅器は、より小さいサイズと、より低いコストと、他の利点とを取得するためにIC上で作製され得る。高出力電力および高PAEを取得するために、シリコンベースの電力増幅器は、直接、より高い電源電圧に接続され、または場合によっては、バッテリーに接続され得る。さらに、コストならびに挿入損失を低減するために、電力増幅器は、一般に負荷不整合により反射信号を減衰させるために使用されるアイソレータを通過することなしに、アンテナに結合され得る。その結果、電力増幅器におけるトランジスタのゲートおよびドレインは、高ピーク電圧を観測し得る。高ピーク電圧は、電力増幅器の出力における厳しいインピーダンス不整合があるとき、電源電圧の3〜4倍になり得る。厳しい負荷不整合は、高い電圧定在波比(VSWR)、たとえば、10:1以上のVSWRに対応し得る。適切な補正措置が実行され得るように、ピーク検出器は、電力増幅器によって観測される高ピーク電圧を検出するために使用され得る。
図2に、ピーク電圧を制限するための電力増幅器(PA)モジュール210および保護回路220のブロック図を示す。PAモジュール210は、図1中のドライバ増幅器(DA)142と電力増幅器144とに対応し得るドライバ増幅器242と電力増幅器244とを含む。ドライバ増幅器242は、構成可能な利得とともに入力RF(RFin)信号を受信し、増幅し、中間RF信号を供給する。電力増幅器244は、さらに中間RF信号を増幅し、出力RF(RFout)信号を供給する。整合回路246は、電力増幅器244のための出力インピーダンス整合を実行し、電力増幅器244とアンテナ248との間に結合される。整合回路246は、電力増幅器244の低出力インピーダンス(たとえば、2〜4オーム)をアンテナ248の適度のインピーダンス(たとえば、50オーム)に整合させ得る。
保護回路220は、電力増幅器244の出力におけるピーク電圧を制限し、電力増幅器244中のトランジスタを破壊から保護する。保護回路220は、VSWR保護回路、PA保護回路などと呼ばれることもある。保護回路220内で、減衰器250は、電力増幅器244からRFout信号を受信し、RFout信号の減衰させられたバージョンとなり得るピーク検出器入力(Vin)信号を供給する。ピーク検出器260は、Vin信号のピーク電圧を検出し、検出したピーク電圧を示すピーク検出器出力(Vout)信号を供給する。利得制御ユニット270は、ピーク検出器260からVout信号を受信し、そのVout信号に基づいて利得制御信号を発生する。ドライバ増幅器242の利得は、利得制御信号によって調整される。
図2に示すように、PAモジュール210および保護回路220は、負のフィードバックループ中で結合される。保護回路220は、RFout信号のピーク電圧を感知し、高ピーク電圧が検出されると、ドライバ増幅器242の利得を低減する。ドライバ増幅器242の低減された利得は、RFout信号の振幅を低減し、それにより、今度はピーク電圧を低減するであろう。したがって、フィードバックループ中の保護回路220は、ドライバ増幅器242の利得を低減することによって、RFout信号のピーク電圧を低減し、制限することができる。
1つの例示的な設計では、利得制御ユニット270は、ピーク検出器260からのVout信号と基準電圧との間の誤差を判断し、その誤差に基づいて利得制御信号を発生する誤差増幅器を含む。誤差増幅器は、ピーク電圧が、基準電圧によって設定された所定のレベルを超えると、ドライバ増幅器242の利得を低減する。
別の例示的な設計では、利得制御ユニット270は、ピーク検出器260からのVout信号を基準電圧のセットと比較し、デジタル比較器出力信号のセットを供給するコンパレータのセットを含む。次いで、デジタル回路は、比較器出力信号を処理し、ドライバ増幅器242のための利得制御信号を発生する。利得制御信号は、高ピーク電圧が検出されたときに2つの出力電力レベル間のトグリングを回避するためにヒステリシスを用いて発生され得る。ドライバ増幅器242の利得は、RFout信号が高しきい値を超えたときに低減され得る。次いで、これは、RFout信号に振幅を減少させる。しかしながら、RFout信号が、高しきい値よりもヒステリシス量だけ低く設定され得る低しきい値を下回るときのみ、ドライバ増幅器242の利得は増加し得る。ヒステリシスは、利得が変更されたときのRFout信号エンベロープのリンギングによる利得のトグリングを回避することができる。ヒステリシスは、さらに保護回路220がRFout信号上の振幅変調を扱うことを可能にし得る。
図3に、図2中のピーク検出器260のために使用され得るピーク検出器300の概略図を示す。ピーク検出器300内で、Nチャネル金属酸化物半導体(NMOS)トランジスタ312は、Vin信号を受信するそれのゲートを有し、それのソースがノードXに結合され、それのドレインが電源(Vdd)に結合されている。電流源314およびキャパシタ316は、並列に結合され、ノードXと回路接地との間にある。NMOSトランジスタ322は、それのゲートがピーク検出器300の出力に結合され、それのソースがノードYに結合され、それのドレインがVdd電源に結合されている。電流源324は、ノードYと回路接地との間に結合される。演算増幅器(オペアンプ)326は、それの非反転入力がノードXに結合され、それの反転入力がノードYに結合され、それの出力がNMOSトランジスタ322のゲートに結合されている。電流源314および324はそれぞれ、固定電流Ibiasを与える。
ピーク検出器300は次のように動作する。NMOSトランジスタ312は、Vin信号の存在下で整流順方向バイアスダイオードとして働き、正の整流電圧を取得するために電荷をキャパシタ316上へ整流する。電荷転送をキャパシタ316について双方向にするために、電流源314は、ピーク検出器300が時間変動波形に応答することができるように、一定の電流シンクとして働く。Vin信号は、システム帯域幅内で変調周波数の連続体を含み得る。キャパシタ316のキャパシタンスおよび電流源314のバイアス電流は、Vin信号上のエンベロープの最高振幅および最高電圧変化率(dv/dt)が追求および追跡され得るように選択され得る。キャパシタ316からの電荷漏れを防ぐために、キャパシタ316上で得られた被検出電圧が高入力インピーダンスオペアンプ326に供給される。
ノードXにおける被検出電圧は、NMOSトランジスタ312のゲートにおける電圧−NMOSトランジスタ312のゲートソース間電圧(Vgs)に等しい。オペアンプ326は、負のフィードバックループにおいて接続され、ノードYにおける電圧がノードXにおける電圧を整合させるようにNMOSトランジスタ322のゲート電圧を設定する。NMOSトランジスタ322および電流源324がNMOSトランジスタ312および電流源314のレプリカであるので、NMOSトランジスタ322のゲート電圧はNMOSトランジスタ312のゲート電圧を整合させるべきである。したがって、NMOSトランジスタ322は、NMOSトランジスタ312のVgs電圧を補償する。
図4に、NMOSトランジスタのドレイン電流(Id)対ドレインソース間電圧(Vds)の曲線族を示す。所与のVgs電圧について、Id対Vdsの曲線が描画され得る。この曲線は、曲線の屈曲部分(knee)に到達するまで、Vds電圧とともに増加するId電流を示す。屈曲部分の後、Vds電圧が増加するにつれて、Id電流は(理想的には)最終値まで平坦化し、増加しない。図4に、3つの異なるVgs電圧Vgs1、Vgs2およびVgs3についての3つの曲線を示す。図4に示すように、漸進的により高いVgs電圧の曲線は、Id電流の漸進的により大きい最終値を有する。
再び図3を参照すると、NMOSトランジスタ312は、ソース電流Isourceを与える。ソース電流は、(i)図3に示されていない、電流源314からのバイアス電流とNMOSトランジスタ312のゲートにおいて適用されるバイアス電圧とによって判断されるDC成分と、(ii)Vin信号によって判断される動的成分とを含む。電荷電流Ichargeは、NMOSトランジスタ312からのソース電流−電流源314からのバイアス電流に等しい。キャパシタ316は、ソース電流がバイアス電流よりも大きいときに電荷電流によって充電され、ソース電流がバイアス電流よりも小さいときに電荷電流によって放電される。必要な場合、電力増幅器への損傷を防ぐための補正措置が取られ得るように、キャパシタ316の充電速度は、ピーク検出器が大きい高速立上りVin信号を追跡することを可能にするのに十分に高速であるべきである。キャパシタ316は、Vout信号におけるリップルを制限するために小さすぎるべきではない。
ピーク検出器300は、Vin信号のピーク電圧を検出することができるが、いくつかの欠点を有することがある。特に、図4に示すように、ピーク検出器300は、NMOSトランジスタ312のゲートとソースとの間の非線形電圧および電流特性による低い速度、不十分な精度、および不十分な線形性という欠点があり得る。速度と精度と線形性との間のトレードオフは、バイアス電流の適切な値を選択することによって行われ得る。大きい高速立上りVin信号を検出するために、NMOSトランジスタ312からのソース電流は大きくなるべきであり、ソース電流のすべてはキャパシタ316を充電するために使用されるべきである。しかしながら、図3に示すように、ソース電流の一部分はバイアス電流として与えられ、残りの部分は電荷電流として与えられる。この場合、バイアス電流は小さくなるべきである(が、これがNMOSトランジスタ312の速度を制限するので小さすぎるべきではない)。逆に、高速立下りVin信号に従うために、NMOSトランジスタ312からのソース電流は急速に0になるべきであり、バイアス電流は、キャパシタ316を急速に放電するのに適度に大きくなるべきである。残念ながら、固定バイアス電流と、固定バイアス電圧をもつNMOSトランジスタとを使用して、大きい高速立上りVin信号と大きい高速立下りVin信号の両方について上記で説明した所望のビヘイビアを取得することは、困難または不可能であり得る。
一態様では、大きい高速立上りおよび立下りVin信号の検出性能を改善するために、可変バイアス電流が固定バイアス電流の代わりに使用され得る。例示的な設計では、バイアス電流の大きさはVin信号に依存し得る。特に、より小さいバイアス電流が、より大きいVin信号に供給され得、その逆も同様である。これは、Vin信号が上昇するときの充電速度と、Vin信号が降下するときの放電速度の両方を改善し得る。
図5に、可変バイアス電流をもつ高線形性高速ピーク検出器500の例示的な設計の概略図を示す。ピーク検出器500内で、NMOSトランジスタ512は、Vin信号を受信するそれのゲートを有し、それのソースがノードXに結合され、それのドレインがVdd電源に結合されている。可変電流源514およびキャパシタ516は、並列に結合され、ノードXと回路接地との間にある。NMOSトランジスタ522は、それのゲートがピーク検出器500の出力に結合され、それのソースがノードYに結合され、それのドレインがVdd電源に結合されている。電流源524は、ノードYと回路接地との間に結合される。オペアンプ526は、それの非反転入力がノードXに結合され、それの反転入力がノードYに結合され、それの出力がNMOSトランジスタ522のゲートに結合されている。電流源524は、固定電流Ibiasを与える。
図5に示す例示的な設計では、電流源514は、Vin信号を受信し、可変バイアス電流Ivar_biasを与える。バイアス電流は、Vin電圧に反比例し得る。それゆえに、電流源514は、より大きいVin信号の場合により小さいバイアス電流を与え得、その逆も同様である。Vin信号が高になると、NMOSトランジスタ512は、高Vin信号のために大きいソース電流を与える。Vin信号が高であるときにバイアス電流が小さいので、ソース電流の大部分はキャパシタ516を充電し、ソース電流の小さい部分のみがバイアス電流として与えられる。したがって、NMOSトランジスタ512からのソース電流は、パルスのような応答を有し得、ピーク検出器500が高速立上りVin信号を捕えることを可能にし得る。逆に、Vin信号が低になると、NMOSトランジスタ512は、低Vin信号のために小さいまたは0のソース電流を与える。バイアス電流は、Vin信号が低であるときにより大きく、キャパシタ516をより急速に放電することができる。
ソース電流のより多くが、キャパシタ516を充電するために使用され得るので、Vin信号が高になるときにバイアス電流を低減することで、キャパシタ516の充電速度を改善することができる。次いで、キャパシタ516が充電され得る速度は、ソース電流の大きさに依存する。より大きいソース電流は、キャパシタ516をより急速に充電することができ、ピーク検出器が大きい高速立上りVin信号を追跡することを可能にすることができる。より大きいNMOSトランジスタ512を用いて、より大きいソース電流が取得され得る。しかしながら、より大きいNMOSトランジスタ512はVin信号上の負荷を増加させることになり、それは望ましくないことがある。
別の態様では、NMOSトランジスタをバイアスすることは、NMOSトランジスタが可変ソース電流を与えることを可能にするためにフィードバック回路を介して変化させられ得、それは大きい高速立上りVin信号の検出性能を改善し得る。フィードバック回路は、Vin信号のエンベロープに基づいてNMOSトランジスタの可変バイアス電圧を発生し得る。特に、フィードバック回路は、NMOSトランジスタが、より大きいVin信号振幅の場合により大きいソース電流を与え、より小さいVin信号振幅の場合により小さいソース電流を与えることができるように可変バイアス電圧を発生し得る。これは、Vin信号が上昇するときに充電速度を改善し得る。
図6に、可変バイアス電圧をもつ高線形性高速ピーク検出器502の例示的な設計の概略図を示す。ピーク検出器502は、NMOSトランジスタ512および522と、キャパシタ516と、電流源524と、オペアンプ526とを含み、それらは、図5中のピーク検出器500について上記で説明したように結合される。ピーク検出器502は、固定電流源518と、フィードバック回路520と、抵抗器522とをさらに含む。固定電流源518は、図5中の可変電流源514と入れ替わる。フィードバック回路520は、それの入力がノードXに結合され、それの出力が抵抗器522の一端に結合されている。抵抗器522の他端はNMOSトランジスタ512のゲートに結合される。
図6に示す例示的な設計では、フィードバック回路520は、ノードXにおいて被検出電圧(Vdet)を受信し、抵抗器522を介してNMOSトランジスタ512のゲートに可変バイアス電圧(Vbias)を供給する。バイアス電圧は、被検出電圧に関係(たとえば、比例)し得る。NMOSトランジスタ512は、可変バイアス電圧に依存する可変ソース電流(Ivar_source)を与える。特に、NMOSトランジスタ512は、より大きいバイアス電圧の場合により大きいソース電流を与え、より小さいバイアス電圧の場合により小さいソース電流を与える。Vin信号が高になると、NMOSトランジスタ512からのソース電流はキャパシタ516を充電し、被検出電圧は上昇する。より高い被検出電圧はバイアス電圧を増加させ、次いで、それにより、充電速度を改善するより大きいソース電流を生じ、ピーク検出器502が大きい高速立上りVin信号に従うことを可能にする。逆に、Vin信号が低になると、NMOSトランジスタ512からのソース電流は低い値まで低減する。キャパシタ516は、電流源518からのバイアス電流によって放電され、被検出電圧は降下する。より低い被検出電圧はバイアス電圧を減少させ、次いで、それにより、より小さいソース電流を生じる。したがって、可変ソース電流は、ピーク検出器502が、立下りVin信号の検出への影響を最小限にしながら、大きい高速立上りVin信号をより正確に検出することを可能にし得る。
フィードバック回路520およびNMOSトランジスタ512は、特に、大きい高速Vin信号に関して、NMOSトランジスタ512の相互コンダクタンス/利得とソース電流の両方を増加させることができる正のフィードバックループ530を形成する。正のフィードバックループは、NMOSトランジスタ512のゲートにおけるバイアス電圧をブートストラップし、Vin信号を増加させるとともにNMOSトランジスタ512により多く伝導させる。正のフィードバックループは、RFout信号のRF周波数に対しては低速であるが、RFout信号のエンベロープに対しては高速であるループ帯域幅を有するように設計され得る。たとえば、RF周波数は数ギガヘルツ(GHz)であり得、RFout信号のエンベロープは数メガヘルツ(MHz)であり得、正のフィードバックループのループ帯域幅は数MHzであり得る。正のフィードバックループはまた、NMOSトランジスタ512の飽和を回避し、安定した応答を保証するために、1よりも小さい低いループ利得を用いて(たとえば、0.2〜0.5のループ利得を用いて)設計され得る。
図7に、可変バイアス電流と可変バイアス電圧とをもつ高線形性高速ピーク検出器504の例示的な設計の概略図を示す。ピーク検出器504は、図5に示すピーク検出器500中の回路構成要素のすべてを含む。ピーク検出器504はフィードバック回路520と抵抗器522とをさらに含み、それらは、図6中のピーク検出器502について上記で説明したように結合される。
ピーク検出器504は、(i)可変バイアス電流(Ivar_bias)を与えるための可変電流源514の使用と、(ii)NMOSトランジスタ512が可変ソース電流(Ivar_source)を与えることを可能にする正のフィードバックループの使用とにより、充電および放電速度の改善を行うことができる。Vin信号が高になると、より大きいソース電流とより小さいバイアス電流との組合せは、キャパシタ516をより急速に充電することを可能にする。逆に、Vin信号が低になると、より小さいソース電流とより大きいバイアス電流との組合せは、キャパシタ516をより急速に放電することを可能にする。
図5および図7中の可変電流源514、ならびに図6および図7中のフィードバック回路520は、様々な方法で実装され得る。これらの回路がVin信号に対して過大な負荷を生じないように、電流源514とフィードバック回路520とを実装することが望ましいことがある。
図8に、可変バイアス電流と可変バイアス電圧とをもつ高線形性高速ピーク検出器506の例示的な設計の概略図を示す。ピーク検出器506は、図7に示すピーク検出器504中の回路構成要素のすべてを含む。ピーク検出器506は、例示的な設計の可変電流源514と例示的な設計のフィードバック回路520とを含む。
可変電流源514は、分圧器810と、制御トランジスタ816と、電流ミラー820とを含む。分圧器810は、NMOSトランジスタ512のゲートと回路接地との間に直列に結合されたキャパシタ812および814を用いて実装される。制御トランジスタ816は、それのソースが回路接地に結合され、それのゲートがキャパシタ812および814間の共通のノードに結合され、それのドレインがノードAに結合されたNMOSトランジスタを用いて実装される。抵抗器818は、一端がNMOSトランジスタ816のゲートに結合され、他端がバイアス電圧(Vb)を受信する。
電流ミラー820は、NMOSトランジスタ822、824、832および834ならびに電流源836を用いて実装される。NMOSトランジスタ822および824は一緒に結合される。NMOSトランジスタ822は、それのソースが回路接地に結合され、それのゲートがノードAに結合されている。NMOSトランジスタ824は、それのソースがNMOSトランジスタ822のドレインに結合され、それのゲートがノードBに結合され、それのドレインがノードXに結合されている。NMOSトランジスタ832および834も一緒に結合される。NMOSトランジスタ832は、それのソースが回路接地に結合され、それのゲートおよびドレインがノードAに結合されている。NMOSトランジスタ834は、それのソースがNMOSトランジスタ832のドレインに結合され、それのゲートおよびドレインがノードBに結合されている。電流源836は、Vdd電源とNMOSトランジスタ834のドレインとの間に結合される。NMOSトランジスタ832および834は、1の正規化サイズを有し、NMOSトランジスタ822および824はMのサイズを有し、Mは1以上であり得る。電流源836は、Ibias/Mの固定電流を与える。
フィードバック回路520は、感知回路850と、電流ミラー860と、電圧発生器870とを含む。感知回路850は、NMOSトランジスタ852と抵抗器854とを用いて実装される。NMOSトランジスタ852は、それのゲートがノードXに結合され、それのソースが抵抗器854の一端に結合されている。抵抗器854の他端は回路接地に結合される。電流ミラー860は、それらのソースがVdd電源に結合され、それらのゲートが互いに結合されたPチャネル金属酸化物半導体(PMOS)トランジスタ862および864を用いて実装される。PMOSトランジスタ862のゲートおよびドレインは、NMOSトランジスタ852のドレインに結合される。PMOSトランジスタ864のドレインはノードDに結合される。電圧発生器870は、NMOSトランジスタ872と電流源874とを用いて実装される。NMOSトランジスタ872は、それのソースが回路接地に結合され、それのゲートおよびドレインがノードDに結合されている。電流源874は、Vdd電源とノードDとの間に結合される。抵抗器522は、ノードDとNMOSトランジスタ512のゲートとの間に結合される。
電流源514は、Vin信号と逆関係にある可変バイアス電流を与える。電流源514は次のように動作する。キャパシタ812および814は、Vin信号の動的成分のための分圧器として動作する。キャパシタ812はVin信号を受信し、キャパシタ814はNMOSトランジスタ816のゲートに制御信号を供給する。制御信号はVin信号の減衰バージョンである。
Vin信号が高になると、NMOSトランジスタ816はオンにされ、NMOSトランジスタ822および832のゲートにおける電圧をプルダウンする。これにより、Vin信号がそのピークに到達したときにNMOSトランジスタ822および824を介したバイアス電流が低下し、0に近づくことになる。キャパシタ516を充電するためにNMOSトランジスタ512からのソース電流のより多くが使用され得るので、この場合、小さいバイアス電流が望ましい。NMOSトランジスタ832がNMOSトランジスタ822と同様の方法でオフにされるので、電流源836からの固定電流はNMOSトランジスタ834および816を通過する。
逆に、Vin信号が低になると、NMOSトランジスタ816はオフにされ、電流源836からの固定電流はNMOSトランジスタ832および834中を流れる。高速応答を達成するために、NMOSトランジスタ816は、完全にオフにはされず、たとえば、1〜2マイクロアンペア(μΑ)の小さい漏洩電流を有する。NMOSトランジスタ822および832は電流ミラー820の一部である。NMOSトランジスタ822は、NMOSトランジスタ832を通るIbias/Mの電流と、NMOSトランジスタ822および832のサイズ間の比M:lとにより、電流Ibiasを与える。NMOSトランジスタ824および834は、電流ミラー精度を改善して、NMOSトランジスタ824のドレインにおいて高出力インピーダンスを与えるカスコードトランジスタとして動作する。NMOSトランジスタ822および824を通るバイアス電流はキャパシタ516を放電する。
NMOSトランジスタ816は、Vin信号に対する負荷を軽減するために小さいサイズで設計され得る。キャパシタ812および814のキャパシタンスは、NMOSトランジスタ816が、大部分は、Vin信号の予想される電圧範囲のための線形領域において動作するように選択され得る。例示的な設計では、キャパシタ814は、キャパシタ812のキャパシタンスよりも3〜4倍大きいことがあるキャパシタンスを有し、NMOSトランジスタ816に供給される制御信号はVin信号の1/4〜1/5であり得る。概して、キャパシタンス値は、(i)高Vin信号がNMOSトランジスタ816を完全にオンにする(が、飽和しない)ように、および(ii)低Vin信号がNMOSトランジスタ816をオフにする(が、完全に遮断しない)ように選択され得る。
NMOSトランジスタ822および824は、Vin信号が高であるときには(Ibiasの0〜10%であり得る)小さいバイアス電流を与え得、Vin信号が低であるときには(Ibiasの100%であり得る)大きいバイアス電流を与え得る。NMOSトランジスタ822および824は、Vin信号が高であるときにはそれらが完全に遮断されないように動作し、Vin信号が低になるときにはこれらのNMOSトランジスタがより急速にオンにされ得るように動作し得る。Vin信号が高であるとき、小さいバイアス電流はキャパシタ516の充電への影響を最小限にし得る。大きいバイアス電流は、キャパシタ516上で検出された電圧に対する所望の放電速度と所望のリップルとを取得するために、任意の好適な値に設定され得る。充電電流および放電電流は、ピーク検出器506のために独立して設定され得る。
Vin信号のエンベロープが高であるとき、フィードバック回路520はNMOSトランジスタ512からのソース電流を増加させる。フィードバック回路520は次のように動作する。NMOSトランジスタ852および抵抗器854は、Vin信号のエンベロープに従うべき、ノードXにおける電圧を感知する感知回路として動作する。NMOSトランジスタ852はソースフォロワーであり、抵抗器854はNMOSトランジスタ852の電源電圧を電流に変換する。ノードXにおいて検出された電圧が増加すると、MOSトランジスタ862および862を通る被感知電流(Isensed)が増加する。PMOSトランジスタ862および864は、電流ミラーとして結合され、PMOSトランジスタ864を通るミラー電流(Imirrored)はPMOSトランジスタ862を通る被感知電流に比例する。NMOSトランジスタ872は、ICプロセス、電源電圧、および温度(PVT)の変動を追跡することができる抵抗器として動作する。PMOSトランジスタ864からの可変ミラー電流と電流源874からの固定基準電流(Iref)とは、NMOSトランジスタ872を通過する。バイアス電圧(Vbias)は、(i)固定基準電流によって与えられる固定成分と、(ii)可変ミラー電流に比例して変動する可変成分とを含む。PMOSトランジスタ864を通るより高いミラー電流は、NMOSトランジスタ512のソース電流と同様に相互コンダクタンス/利得を増加させるより高いバイアス電圧を生じる。逆に、ノードXにおいて検出された電圧が減少すると、被感知電流が減少し、ミラー電流も減少し、さらにバイアス電圧が減少する。より低いバイアス電圧は、相互コンダクタンスならびにNMOSトランジスタ512のソース電流を減少させる。
図8に、可変電流源514およびフィードバック回路520の例示的な設計を示す。電流源514は、RF周波数においてVin信号に作用し、Vin信号の負荷を最小限にすると同時に、十分に高速であるべきである。フィードバック回路520は、より低い周波数でVin信号のエンベロープに対して作用し、安定しているべきである。電流源514およびフィードバック回路520は、他の方法でも実装され得る。たとえば、フィードバック回路520は、被検出信号の代わりにVout信号を受信し得る。
図9に、図8中のピーク検出器506における様々な信号のプロットを示す。図9では、水平軸は時間を示し、垂直軸は電圧(V)または電流(A)を示す。図9は、Vin信号のプロット912と、電流源514からの可変バイアス電流のプロット914と、NMOSトランジスタ512からのソース電流のプロット916と、キャパシタ516のための電荷電流のプロット918とを示している。図9に示すように、Vin信号が高になると、バイアス電流が減少し、ソース電流が増加し、電荷電流が増加する。逆に、Vin信号が低になると、バイアス電流が増加し、ソース電流が減少し、電荷電流が負になる。図9中の電流は一定の縮尺で示されていない。ピークバイアス電流はピークソース電流の一部分であり得る。
図10に、本明細書で説明する異なるピーク検出器のピーク検出誤りのプロットを示す。図10では、水平軸はRFin信号の送信電力をdBmの単位で示している。垂直軸は、ピーク検出器からのVout信号とピーク検出器に供給されたピークVin信号との間の誤りであるピーク検出誤りを示している。プロット1012は、固定バイアス電流と固定バイアス電圧とを有する、図3中のピーク検出器300のピーク検出誤りを示す。プロット1014は、可変バイアス電流と固定バイアス電圧とを有する、図5中のピーク検出器500のピーク検出誤りを示す。プロット1016は、可変バイアス電流と可変バイアス電圧とを有する、図7中のピーク検出器504のピーク検出誤りを示す。図10に示すように、ピーク検出誤りは、本明細書で説明する可変バイアス電流と可変バイアス電圧との使用によって実質的に低減され得る。
本明細書で説明する高線形性高速ピーク検出器は、いくつかの利点を提供し得る。第1に、ピーク検出器は、可変バイアス電流とともにより高い精度を有し得る。第2に、ピーク検出器は、正のフィードバックによって与えられる可変バイアス電流と可変バイアス電圧とともにより高い線形性を有し得る。第3に、ピーク検出器は、大きいシャープなピーク電圧をキャプチャする拡張機能を有し得る。第4に、ピーク検出器は、PVT変動によるより低い感度を有し得る。ピーク検出器は他の利点も有し得る。
例示的な設計では、装置(たとえば、集積回路、ワイヤレスデバイスなど)は、入力信号を受信し、出力信号を与え、適応バイアスを有し得るピーク検出器を含み得る。ピーク検出器はトランジスタとキャパシタとを含み得る。トランジスタは、入力信号を受信し、ソース電流を与え、適応バイアスを有し得る。キャパシタは、トランジスタに結合され得、たとえば、入力信号が高であるとき、ソース電流によって充電され得る。例示的な設計では、トランジスタは、たとえば、図5、図7および図8に示すように、入力信号のフィードフォワードに基づいて発生された適応バイアス電流を有し得る。別の例示的な設計では、トランジスタは、たとえば、図6、図7および図8に示すように、キャパシタからの被検出信号のフィードバックに基づいて発生された適応バイアス電圧を有し得る。さらに別の例示的な設計では、トランジスタは、たとえば、図7および図8に示すように、(i)入力信号のフィードフォワードに基づいて発生された適応バイアス電流と、(ii)キャパシタからの被検出信号のフィードバックに基づいて発生された適応バイアス電圧とを有し得る。
別の例示的な設計では、装置は、入力信号を受信し、出力信号を与え、可変バイアス電流を有し得るピーク検出器を含み得る。たとえば、図5に示すように、ピーク検出器は、第1のトランジスタと、可変電流源と、キャパシタとを含み得る。第1のトランジスタ(たとえば、図5中のNMOSトランジスタ512)は、入力信号を受信し、ソース電流を与え得る。可変電流源(たとえば、電流源514)は、第1のトランジスタに結合され得、入力信号を受信し得、入力信号に基づいて可変バイアス電流を与え得る。可変電流源は、入力信号が高であるときには低バイアス電流を与え得、入力信号が低であるときには高バイアス電流を与え得る。キャパシタ(たとえば、キャパシタ516)は、第1のトランジスタと可変電流源とに結合され得、入力信号が高であるときにはソース電流によって充電され得、入力信号が低であるときには可変バイアス電流によって放電され得る。
例示的な設計では、可変電流源は電流ミラーと第2のトランジスタとを含み得る。電流ミラー(たとえば、図8中の電流ミラー820)は、可変バイアス電流を与え得、図8中のNMOSトランジスタ822および832によって形成され得る。電流ミラーは、入力信号が低であるときには有効化され得、入力信号が高であるときには無効化され得る。第2のトランジスタ(たとえば、NMOSトランジスタ816)は、電流ミラーに結合され得、入力信号に基づいて電流ミラーを有効化または無効化し得る。第2のトランジスタは、入力信号に対する負荷を軽減するために、第1のトランジスタよりも小さいサイズを有し得る。第2のトランジスタは、入力信号に基づいて発生された制御信号を受信し得、第3のトランジスタ(たとえば、NMOSトランジスタ822)を制御し得る。第3のトランジスタは、入力信号が低であるときには高バイアス電流を与え得、入力信号が高であるときには低バイアス電流を与え得る。分圧器(たとえば、分圧器810)は、入力信号を受信し、第2のトランジスタに制御信号を供給し得る。制御信号は、入力信号の一部分であり得、第2のトランジスタを完全にオフにすること、ならびに第2のトランジスタによって入力信号をクリッピングすることを回避し得る。
別の例示的な設計では、装置は、入力信号を受信し、出力信号を与え、可変バイアス電圧を有し得るピーク検出器を含み得る。たとえば、図6に示すように、ピーク検出器は、第1のトランジスタと、キャパシタと、フィードバック回路とを含み得る。第1のトランジスタ(たとえば、図6中のNMOSトランジスタ512)は、入力信号を受信し、ソース電流を与え得る。キャパシタ(たとえば、キャパシタ516)は、第1のトランジスタに結合され得、入力信号が高であるとき、ソース電流によって充電され得る。フィードバック回路(たとえば、フィードバック回路520)は、第1のトランジスタに結合され得、入力信号のエンベロープを示す被検出信号を受信し得、第1のトランジスタに可変バイアス電圧を供給し得る。フィードバック回路は、入力信号のエンベロープが高であるときにはより高いバイアス電圧を与え得、入力信号のエンベロープが低であるときにはより低いバイアス電圧を与え得る。第1のトランジスタは、より高いバイアス電圧の場合には、より高いソース電流を与え得、より低いバイアス電圧の場合には、より低いソース電流を与え得る。
フィードバック回路と第1のトランジスタとは、正のフィードバックループで結合され得る。正のフィードバックループは、安定性を保証するための1よりも小さいループ利得と、入力信号の中心周波数よりも小さいループ帯域幅とを有し得る。
例示的な設計では、フィードバック回路は、感知回路と、電流ミラーと、電圧発生器とを含み得る。感知回路(たとえば、感知回路850)は、第1のトランジスタに結合され得、第1のトランジスタの電源電圧を感知し得、電源電圧に基づいて被感知電流を与え得る。電流ミラー(たとえば、電流ミラー860)は、感知電流に結合され得、被感知電流を受信し得、ミラー電流を与え得る。電圧発生器(たとえば、電圧発生器870)は、電流ミラーに結合され得、ミラー電流に基づいて第1のトランジスタの可変バイアス電圧を発生し得る。
例示的な設計では、感知回路は第2のトランジスタと抵抗器とを含み得る。第2のトランジスタ(たとえば、図8中のNMOSトランジスタ852)は、第1のトランジスタに結合され得、第1のトランジスタのソース電圧を受け得る。抵抗器(たとえば、抵抗器854)は、第2のトランジスタに結合され得、第2のトランジスタのソース電圧を被感知電流に変換し得る。例示的な設計では、電圧発生器は電流源と第3のトランジスタとを含み得る。電流源(たとえば、電流源874)は基準電流を与え得る。第3のトランジスタ(たとえば、NMOSトランジスタ872)は、抵抗器として動作し得、ミラー電流と基準電流とを受け得、可変バイアス電圧を与え得る。
さらに別の例示的な設計では、装置は、入力信号を受信し、出力信号を与え、可変バイアス電流と可変バイアス電圧とを有し得るピーク検出器を含み得る。たとえば、図7に示すように、ピーク検出器は、第1のトランジスタと、可変電流源と、キャパシタと、フィードバック回路とを含み得る。第1のトランジスタ(たとえば、図7中のNMOSトランジスタ512)は、入力信号を受信し、ソース電流を与え得る。可変電流源(たとえば、電流源514)は、第1のトランジスタに結合され得、入力信号を受信し得、入力信号に基づいて可変バイアス電流を与え得る。キャパシタ(たとえば、キャパシタ516)は、第1のトランジスタと可変電流源とに結合され得、入力信号が高であるときにはソース電流によって充電され得、入力信号が低であるときには可変バイアス電流によって放電され得る。フィードバック回路は、第1のトランジスタに結合され得、入力信号のエンベロープを示す被検出信号を受信し得、第1のトランジスタに可変バイアス電圧を供給し得る。
可変電流源は、入力信号が高であるときには低バイアス電流を与え得、入力信号が低であるときには高バイアス電流を与え得る。これは、充電パフォーマンスを改善し得る。フィードバック回路(たとえば、フィードバック回路520)は、入力信号のエンベロープが高であるときにはより高いバイアス電圧を与え得、入力信号のエンベロープがより低であるときにはより低いバイアス電圧を与え得る。第1のトランジスタは、より高いバイアス電圧の場合には、より高いソース電流を与え得、より低いバイアス電圧の場合には、より低いソース電流を与え得る。これはまた、充電パフォーマンスを改善し得る。
例示的な設計では、可変電流源は電流ミラーと第2のトランジスタとを含み得る。電流ミラー(たとえば、図8中の電流ミラー820)は可変バイアス電流を与え得る。第2のトランジスタ(たとえば、NMOSトランジスタ816)は、電流ミラーに結合され得、入力信号が低であるときには電流ミラーを有効化し得、入力信号が高であるときには電流ミラーを無効化し得る。
例示的な設計では、フィードバック回路は、感知回路と、電圧発生器とを含み得る。感知回路(たとえば、感知回路850)は、第1のトランジスタに結合され得、第1のトランジスタの電源電圧を感知し得、電源電圧に基づいて被感知電流を与え得る。電圧発生器(たとえば、電圧発生器870)は、被感知電流に基づいて第1のトランジスタのための可変バイアス電圧を発生し得る。
図11に、ピーク検出を実行するためのプロセス1100の例示的な設計を示す。入力信号に基づいてキャパシタを充電するためのソース電流が発生され得る(ブロック1112)。入力信号に基づいてキャパシタを放電するための可変バイアス電流が発生され得る(ブロック1114)。可変バイアス電流は、入力信号が高であるときには低であり得、入力信号が低であるときには高であり得る。キャパシタからの被検出信号に基づいて、出力信号が発生され得、入力信号のピークを示し得る(ブロック1116)。被検出信号に基づいて可変バイアス電圧が発生され得る(ブロック1118)。ソース電流は、可変バイアス電圧に基づいて発生され得、可変振幅を有し得る。ソース電流は、被検出信号が高であるときには高であり得、被検出信号が低であるときには低であり得る。
本明細書で説明する高線形性高速ピーク検出器は、IC、アナログIC、RFIC、混合信号IC、ASIC、プリント回路板(PCB)、電子デバイスなどの上に実装され得る。ピーク検出器はまた、相補型金属酸化物半導体(CMOS)、NMOS、PMOS、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)など、様々なICプロセス技術を用いて作製され得る。
本明細書で説明する高線形性高速ピーク検出器を実装する装置は、スタンドアロンデバイスであり得、またはより大きいデバイスの一部であり得る。デバイスは、(i)スタンドアロンIC、(ii)データおよび/または命令を記憶するためのメモリICを含み得る1つまたは複数のICのセット、(iii)RF受信機(RFR)またはRF送信機/受信機(RTR)などのRFIC、(iv)移動局モデム(MSM)などのASIC、(v)他のデバイス内に埋め込まれ得るモジュール、(vi)受信機、セルラー電話、ワイヤレスデバイス、ハンドセット、またはモバイルユニット、(vii)その他であり得る。
1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。本開示の前述の説明は、当業者が本開示を製作または使用することができるように提供したものである。本開示への様々な修正が当業者には容易に理解されるであろうが、本明細書で定義した一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。本開示の前述の説明は、当業者が本開示を製作または使用することができるように提供したものである。本開示への様々な修正が当業者には容易に理解されるであろうが、本明細書で定義した一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるためのトランジスタであって、適応バイアスを有するトランジスタと、
前記トランジスタに結合されたキャパシタであって、前記ソース電流によって充電されるキャパシタと
を備えるピーク検出器
を備える装置。
[2] 前記トランジスタが、前記入力信号のフィードフォワードに基づいて発生された適応バイアス電流を有する、[1]に記載の装置。
[3] 前記トランジスタが、前記キャパシタからの被検出信号のフィードバックに基づいて発生された適応バイアス電圧を有する、[1]に記載の装置。
[4] 前記トランジスタが、前記入力信号のフィードフォワードに基づいて発生された適応バイアス電流と、前記キャパシタからの被検出信号のフィードバックに基づいて発生された適応バイアス電圧とを有する、[1]に記載の装置。
[5] 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるための第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタに結合された可変電流源であって、前記入力信号を受信し、前記入力信号に基づいて可変バイアス電流を与えるための可変電流源と、
前記第1のトランジスタと前記可変電流源とに結合されたキャパシタであって、前記入力信号が高であるときには前記ソース電流によって充電され、前記入力信号が低であるときには前記可変バイアス電流によって放電されるキャパシタと
を備えるピーク検出器
を備える装置。
[6] 前記可変電流源は、前記入力信号が高であるときには低バイアス電流を与え、前記入力信号が低であるときには高バイアス電流を与える、[5]に記載の装置。
[7] 前記可変電流源が、
前記可変バイアス電流を与えるための電流ミラーであって、前記入力信号が低であるときには有効化され、前記入力信号が高であるときには無効化される電流ミラー
を備える、[5]に記載の装置。
[8] 前記可変電流源が、
前記電流ミラーに結合された第2のトランジスタであって、前記入力信号に基づいて前記電流ミラーを有効化または無効化するための第2のトランジスタ
をさらに備える、[7]に記載の装置。
[9] 前記可変電流源が、
前記入力信号に基づいて発生された制御信号を受信するための第2のトランジスタと、
前記第2のトランジスタに結合され、前記可変バイアス電流を与えるための第3のトランジスタであって、前記第2のトランジスタによって制御される第3のトランジスタと
を備える、[5]に記載の装置。
[10] 前記第2のトランジスタが、前記第1のトランジスタよりも小さいサイズを有する、[9]に記載の装置。
[11] 前記第3のトランジスタは、前記入力信号が高であるとき、完全にはオフにされず、低バイアス電流を与える、[9]に記載の装置。
[12] 前記可変電流源が、
前記入力信号を受信し、前記制御信号を前記第2のトランジスタに供給する分圧器であって、前記制御信号が、前記入力信号の一部分であり、前記第2のトランジスタを完全にオフにすることを回避する、分圧器
をさらに備える、[9]に記載の装置。
[13] 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるための第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタに結合されたキャパシタであって、前記入力信号が高であるとき、前記ソース電流によって充電されるキャパシタと、
前記第1のトランジスタに結合されたフィードバック回路であって、前記入力信号のエンベロープを示す被検出信号を受信し、前記第1のトランジスタに可変バイアス電圧を供給するためのフィードバック回路と
を備えるピーク検出器
を備える装置。
[14] 前記フィードバック回路は、前記入力信号の前記エンベロープが高であるときにはより高いバイアス電圧を与え、前記入力信号の前記エンベロープが低であるときにはより低いバイアス電圧を与え、前記第1のトランジスタは、前記より高いバイアス電圧の場合にはより高いソース電流を与え、前記より低いバイアス電圧の場合にはより低いソース電流を与える、[13]に記載の装置。
[15] 前記フィードバック回路と前記第1のトランジスタとが正のフィードバックループで結合された、[13]に記載の装置。
[16] 前記正のフィードバックループが、1よりも小さいループ利得と、前記入力信号の中心周波数よりも小さいループ帯域幅とを有する、[15]に記載の装置。
[17] 前記フィードバック回路が、
前記第1のトランジスタに結合された感知回路であって、前記第1のトランジスタのソース電圧を感知し、前記ソース電圧に基づいて被感知電流を与えるための感知回路と、
前記被感知電流に基づいて前記第1のトランジスタのための前記可変バイアス電圧を発生するための電圧発生器と
を備える、[13]に記載の装置。
[18] 前記感知回路が、
前記第1のトランジスタに結合された第2のトランジスタであって、前記第1のトランジスタの前記ソース電圧を受けるための第2のトランジスタと、
前記第2のトランジスタに結合された抵抗器であって、前記第2のトランジスタのソース電圧を前記被感知電流に変換するための抵抗器と
を備える、[17]に記載の装置。
[19] 前記フィードバック回路が、
前記感知電流に結合された電流ミラーであって、前記被感知電流を受け、ミラー電流を与えるための電流ミラーをさらに備え、前記電圧発生器が、前記電流ミラーに結合され、前記ミラー電流に基づいて前記可変バイアス電圧を発生する、[17]に記載の装置。
[20] 前記電圧発生器が、
基準電流を与えるための電流源と、
抵抗器として動作する第2のトランジスタであって、前記ミラー電流と前記基準電流とを受け、前記可変バイアス電圧を与えるための第2のトランジスタと
を備える、[19]に記載の装置。
[21] 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるための第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタに結合された可変電流源であって、前記入力信号を受信し、前記入力信号に基づいて可変バイアス電流を与えるための可変電流源と、
前記第1のトランジスタと前記可変電流源とに結合されたキャパシタであって、前記入力信号が高であるときには前記ソース電流によって充電され、前記入力信号が低であるときには前記可変バイアス電流によって放電されるキャパシタと、
前記第1のトランジスタに結合されたフィードバック回路であって、前記入力信号のエンベロープを示す被検出信号を受信し、前記第1のトランジスタに可変バイアス電圧を供給するためのフィードバック回路と
を備えるピーク検出器
を備える装置。
[22] 前記可変電流源は、前記入力信号が高であるときには低バイアス電流を与え、前記入力信号が低であるときには高バイアス電流を与える、[21]に記載の装置。
[23] 前記フィードバック回路は、前記入力信号の前記エンベロープが高であるときにはより高いバイアス電圧を与え、前記入力信号の前記エンベロープが低であるときにはより低いバイアス電圧を与え、前記第1のトランジスタは、前記より高いバイアス電圧の場合にはより高いソース電流を与え、前記より低いバイアス電圧の場合にはより低いソース電流を与える、[21]に記載の装置。
[24] 前記可変電流源が、
前記可変バイアス電流を与えるための電流ミラーと、
前記入力信号が低であるときには前記電流ミラーを有効化し、前記入力信号が高であるときには前記電流ミラーを無効化するための第2のトランジスタと
を備える、[21]に記載の装置。
[25] 前記フィードバック回路が、
前記第1のトランジスタに結合された感知回路であって、前記第1のトランジスタのソース電圧を感知し、前記ソース電圧に基づいて被感知電流を与えるための感知回路と、
前記被感知電流に基づいて前記第1のトランジスタのための前記可変バイアス電圧を発生するための電圧発生器と
を備える、[21]に記載の装置。
[26] 入力信号に基づいてキャパシタを充電するためにソース電流を発生することと、
前記入力信号に基づいて前記キャパシタを放電するために可変バイアス電流を発生することと、
前記キャパシタからの被検出信号に基づいて、前記入力信号のピークを示す出力信号を発生することと
を備える、ピーク検出を実行する方法。
[27] 前記可変バイアス電流は、前記入力信号が高であるときには低であり、前記入力信号が低であるときには高である、[26]に記載の方法。
[28] 前記被検出信号に基づいて可変バイアス電圧を発生することをさらに備え、前記ソース電流が、前記可変バイアス電圧に基づいて発生され、可変振幅を有する、[26]に記載の方法。
[29] 前記ソース電流は、前記被検出信号が高であるときには高であり、前記被検出信号が低であるときには低である、[28]に記載の方法。
[30] 入力信号に基づいてキャパシタを充電するためにソース電流を発生するための手段と、
前記入力信号に基づいて前記キャパシタを放電するために可変バイアス電流を発生するための手段と、
前記キャパシタからの被検出信号に基づいて、前記入力信号のピークを示す出力信号を発生するための手段と
を備える装置。
[31] 前記被検出信号に基づいて可変バイアス電圧を発生するための手段をさらに備え、前記ソース電流が、前記可変バイアス電圧に基づいて発生され、可変振幅を有する、[30]に記載の装置。

Claims (31)

  1. 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
    前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるためのトランジスタであって、適応バイアスを有するトランジスタと、
    前記トランジスタに結合されたキャパシタであって、前記ソース電流によって充電されるキャパシタと
    を備えるピーク検出器
    を備える装置。
  2. 前記トランジスタが、前記入力信号のフィードフォワードに基づいて発生された適応バイアス電流を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記トランジスタが、前記キャパシタからの被検出信号のフィードバックに基づいて発生された適応バイアス電圧を有する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記トランジスタが、前記入力信号のフィードフォワードに基づいて発生された適応バイアス電流と、前記キャパシタからの被検出信号のフィードバックに基づいて発生された適応バイアス電圧とを有する、請求項1に記載の装置。
  5. 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
    前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるための第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタに結合された可変電流源であって、前記入力信号を受信し、前記入力信号に基づいて可変バイアス電流を与えるための可変電流源と、
    前記第1のトランジスタと前記可変電流源とに結合されたキャパシタであって、前記入力信号が高であるときには前記ソース電流によって充電され、前記入力信号が低であるときには前記可変バイアス電流によって放電されるキャパシタと
    を備えるピーク検出器
    を備える装置。
  6. 前記可変電流源は、前記入力信号が高であるときには低バイアス電流を与え、前記入力信号が低であるときには高バイアス電流を与える、請求項5に記載の装置。
  7. 前記可変電流源が、
    前記可変バイアス電流を与えるための電流ミラーであって、前記入力信号が低であるときには有効化され、前記入力信号が高であるときには無効化される電流ミラー
    を備える、請求項5に記載の装置。
  8. 前記可変電流源が、
    前記電流ミラーに結合された第2のトランジスタであって、前記入力信号に基づいて前記電流ミラーを有効化または無効化するための第2のトランジスタ
    をさらに備える、請求項7に記載の装置。
  9. 前記可変電流源が、
    前記入力信号に基づいて発生された制御信号を受信するための第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタに結合され、前記可変バイアス電流を与えるための第3のトランジスタであって、前記第2のトランジスタによって制御される第3のトランジスタと
    を備える、請求項5に記載の装置。
  10. 前記第2のトランジスタが、前記第1のトランジスタよりも小さいサイズを有する、請求項9に記載の装置。
  11. 前記第3のトランジスタは、前記入力信号が高であるとき、完全にはオフにされず、低バイアス電流を与える、請求項9に記載の装置。
  12. 前記可変電流源が、
    前記入力信号を受信し、前記制御信号を前記第2のトランジスタに供給する分圧器であって、前記制御信号が、前記入力信号の一部分であり、前記第2のトランジスタを完全にオフにすることを回避する、分圧器
    をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  13. 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
    前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるための第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタに結合されたキャパシタであって、前記入力信号が高であるとき、前記ソース電流によって充電されるキャパシタと、
    前記第1のトランジスタに結合されたフィードバック回路であって、前記入力信号のエンベロープを示す被検出信号を受信し、前記第1のトランジスタに可変バイアス電圧を供給するためのフィードバック回路と
    を備えるピーク検出器
    を備える装置。
  14. 前記フィードバック回路は、前記入力信号の前記エンベロープが高であるときにはより高いバイアス電圧を与え、前記入力信号の前記エンベロープが低であるときにはより低いバイアス電圧を与え、前記第1のトランジスタは、前記より高いバイアス電圧の場合にはより高いソース電流を与え、前記より低いバイアス電圧の場合にはより低いソース電流を与える、請求項13に記載の装置。
  15. 前記フィードバック回路と前記第1のトランジスタとが正のフィードバックループで結合された、請求項13に記載の装置。
  16. 前記正のフィードバックループが、1よりも小さいループ利得と、前記入力信号の中心周波数よりも小さいループ帯域幅とを有する、請求項15に記載の装置。
  17. 前記フィードバック回路が、
    前記第1のトランジスタに結合された感知回路であって、前記第1のトランジスタのソース電圧を感知し、前記ソース電圧に基づいて被感知電流を与えるための感知回路と、
    前記被感知電流に基づいて前記第1のトランジスタのための前記可変バイアス電圧を発生するための電圧発生器と
    を備える、請求項13に記載の装置。
  18. 前記感知回路が、
    前記第1のトランジスタに結合された第2のトランジスタであって、前記第1のトランジスタの前記ソース電圧を受けるための第2のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタに結合された抵抗器であって、前記第2のトランジスタのソース電圧を前記被感知電流に変換するための抵抗器と
    を備える、請求項17に記載の装置。
  19. 前記フィードバック回路が、
    前記感知電流に結合された電流ミラーであって、前記被感知電流を受け、ミラー電流を与えるための電流ミラーをさらに備え、前記電圧発生器が、前記電流ミラーに結合され、前記ミラー電流に基づいて前記可変バイアス電圧を発生する、請求項17に記載の装置。
  20. 前記電圧発生器が、
    基準電流を与えるための電流源と、
    抵抗器として動作する第2のトランジスタであって、前記ミラー電流と前記基準電流とを受け、前記可変バイアス電圧を与えるための第2のトランジスタと
    を備える、請求項19に記載の装置。
  21. 入力信号を受信し、出力信号を与えるためのピーク検出器であって、
    前記入力信号を受信し、ソース電流を与えるための第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタに結合された可変電流源であって、前記入力信号を受信し、前記入力信号に基づいて可変バイアス電流を与えるための可変電流源と、
    前記第1のトランジスタと前記可変電流源とに結合されたキャパシタであって、前記入力信号が高であるときには前記ソース電流によって充電され、前記入力信号が低であるときには前記可変バイアス電流によって放電されるキャパシタと、
    前記第1のトランジスタに結合されたフィードバック回路であって、前記入力信号のエンベロープを示す被検出信号を受信し、前記第1のトランジスタに可変バイアス電圧を供給するためのフィードバック回路と
    を備えるピーク検出器
    を備える装置。
  22. 前記可変電流源は、前記入力信号が高であるときには低バイアス電流を与え、前記入力信号が低であるときには高バイアス電流を与える、請求項21に記載の装置。
  23. 前記フィードバック回路は、前記入力信号の前記エンベロープが高であるときにはより高いバイアス電圧を与え、前記入力信号の前記エンベロープが低であるときにはより低いバイアス電圧を与え、前記第1のトランジスタは、前記より高いバイアス電圧の場合にはより高いソース電流を与え、前記より低いバイアス電圧の場合にはより低いソース電流を与える、請求項21に記載の装置。
  24. 前記可変電流源が、
    前記可変バイアス電流を与えるための電流ミラーと、
    前記入力信号が低であるときには前記電流ミラーを有効化し、前記入力信号が高であるときには前記電流ミラーを無効化するための第2のトランジスタと
    を備える、請求項21に記載の装置。
  25. 前記フィードバック回路が、
    前記第1のトランジスタに結合された感知回路であって、前記第1のトランジスタのソース電圧を感知し、前記ソース電圧に基づいて被感知電流を与えるための感知回路と、
    前記被感知電流に基づいて前記第1のトランジスタのための前記可変バイアス電圧を発生するための電圧発生器と
    を備える、請求項21に記載の装置。
  26. 入力信号に基づいてキャパシタを充電するためにソース電流を発生することと、
    前記入力信号に基づいて前記キャパシタを放電するために可変バイアス電流を発生することと、
    前記キャパシタからの被検出信号に基づいて、前記入力信号のピークを示す出力信号を発生することと
    を備える、ピーク検出を実行する方法。
  27. 前記可変バイアス電流は、前記入力信号が高であるときには低であり、前記入力信号が低であるときには高である、請求項26に記載の方法。
  28. 前記被検出信号に基づいて可変バイアス電圧を発生することをさらに備え、前記ソース電流が、前記可変バイアス電圧に基づいて発生され、可変振幅を有する、請求項26に記載の方法。
  29. 前記ソース電流は、前記被検出信号が高であるときには高であり、前記被検出信号が低であるときには低である、請求項28に記載の方法。
  30. 入力信号に基づいてキャパシタを充電するためにソース電流を発生するための手段と、
    前記入力信号に基づいて前記キャパシタを放電するために可変バイアス電流を発生するための手段と、
    前記キャパシタからの被検出信号に基づいて、前記入力信号のピークを示す出力信号を発生するための手段と
    を備える装置。
  31. 前記被検出信号に基づいて可変バイアス電圧を発生するための手段をさらに備え、前記ソース電流が、前記可変バイアス電圧に基づいて発生され、可変振幅を有する、請求項30に記載の装置。
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