JP2013501408A - 可変制御電圧を有するスイッチ - Google Patents

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Abstract

可変制御電圧を用いた、改善された信頼性及び性能を有するスイッチが説明される。典型的な設計において、装置は、スイッチ、ピーク電圧検出器、及び制御電圧生成器を含む。スイッチは、スタックされたトランジスタを用いて実装されうる。ピーク電圧検出器は、スイッチへ提供された入力信号のピーク電圧を検出する。典型的な設計において、制御電圧生成器は、検出されたピーク電圧に基づいて、スイッチをオフにするための可変制御電圧を生成する。別の典型的な設計において、制御電圧生成器は、検出されたピーク電圧に基づいて、スイッチをオンにするための可変制御電圧を生成する。また別の典型的な設計において、制御電圧生成器は、ピーク電圧が高閾値を上回った場合、スイッチをオンにして入力信号を減衰させるための制御電圧を生成する。

Description

[35U.S.C第119条の下の優先権主張]
本願は、本願の譲受人に譲渡され、参照によって本願に明確に組み込まれた、2009年6月29日出願の“SWITCHPLEXER VSWR ACTIVE PROTECTION”と題された米国特許仮出願番号第61/229589号に対する優先権を主張する。
I.分野
本開示は、一般に電子工学に関し、特にスイッチに関する。
II.背景
スイッチは、例えば無線通信デバイス内の送信機のような様々な電子回路において一般に用いられる。スイッチは、例えば金属酸化膜半導体(MOS)トランジスタのような様々なタイプのトランジスタを用いて実装されうる。スイッチは、1つのソース/ドレーン端末において入力信号を受信し、ゲート端末において制御信号を受信することができる。スイッチは、制御信号によってオンになった場合、他方のソース/ドレーン端末へ入力信号をパスすることができ、制御信号によってオフになった場合、入力信号をブロックすることができる。スイッチに関する高い性能及び信頼性を得ることが望ましい。
図1は、無線通信デバイスのブロック図を示す。 図2は、電力増幅器(PA)モジュール及びスイッチ/デュプレクサを示す。 図3は、スタックされたMOSトランジスタを用いて実装されたスイッチを示す。 図4Aは、共通ノードに結合された2つのスイッチを示す。 図4Bは、オフにされるスイッチに関する電圧を示す。 図5は、共通ノードに結合され、一方が可変オフ制御電圧を有する2つのスイッチを示す。 図6は、共通ノードに結合され、一方が可変オフ制御電圧を有し、他方が可変オン制御電圧を有する2つのスイッチを示す。 図7は、検出されたピーク電圧に基づいてオフ又はオンとなっているスイッチを示す。 図8は、ピーク電圧検出器を示す。 図9は、スイッチを制御するための処理を示す。
詳細な説明
「典型的な」という語句は、本明細書において、「例、例示、又は実例を提供する」ことを意味するように用いられる。「典型的」であるとして本明細書で説明された任意の設計は、必ずしも他の設計に対して好適である又は有利であるとは解釈されない。
可変制御電圧を有し、改善された信頼性及びできる限り高い性能を有するスイッチが、本明細書において説明される。これらのスイッチは、例えば無線通信デバイス、セルラ電話、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA;personal digital assistant)、ハンドヘルド・デバイス、無線モデム、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、ブルートゥース(登録商標)デバイス、消費者向け電子デバイス等のような様々な電子デバイスのために用いられうる。明確化のために、無線通信デバイスにおけるスイッチの使用が、以下で説明される。
図1は、無線通信デバイス100の典型的な設計のブロック図を示す。この典型的な設計において、無線デバイス100は、データ・プロセッサ110及びトランシーバ120を含む。トランシーバ120は、双方向通信をサポートする送信機130及び受信機170を含む。
送信経路において、データ・プロセッサ110は、送信されるデータを処理(例えば、符号化及び変調)し、出力ベースバンド信号を送信機130へ提供することができる。送信機130において、アップコンバータ回路140は、出力ベースバンド信号を処理(例えば、増幅、フィルタ、及び周波数アップコンバート)し、アップコンバートされた信号を提供することができる。アップコンバータ回路140は、増幅器、フィルタ、ミクサ等を含むことができる。電力増幅器(PA)モジュール150は、所望の出力電力レベルを得るために、アップコンバートされた信号を増幅し、出力ラジオ周波数(RF;radio frequency)信号を提供することができ、これは、スイッチ/デュプレクサ(switches/duplexers)160を通してルート指定され、アンテナ162を介して送信されうる。
受信経路において、アンテナ162は、基地局及び/又は他の送信機局によって送信されたRF信号を受信し、受信RF信号を提供することができ、これは、スイッチ/デュプレクサ160を介してルート指定され、受信機170へ提供されうる。受信機170において、フロント・エンド・モジュール(front end module)180は、受信RF信号を処理(例えば、増幅及びフィルタ)し、増幅されたRF信号を提供することができる。フロント・エンド・モジュール180は、低雑音増幅器(LNA)、フィルタ等を含むことができる。ダウンコンバータ回路190は、増幅されたRF信号を更に処理(例えば、周波数ダウンコンバート、フィルタ、及び増幅)し、入力ベースバンド信号をデータ・プロセッサ110へ提供することができる。ダウンコンバータ回路190は、ミクサ、フィルタ、増幅器等を含むことができる。データ・プロセッサ110は、送信されたデータを復元するために、入力ベースバンド信号を更に処理(例えば、デジタル化、復調、及び復号)することができる。
図1は、送信機130及び受信機170の典型的な設計を示す。送信機130の全部又は一部及び/又は受信機170の全部又は一部は、1つ又は複数のアナログIC、RF IC(RFIC)、混合信号IC等において実装されうる。
データ・プロセッサ110は、送信機130及び受信機170における回路及びモジュールのための制御を生成することができる。この制御は、所望の性能を得るために、回路及びモジュールの動作を指示することができる。データ・プロセッサ110はまた、例えば送信中又は受信中のデータのための処理といった、無線デバイス100の他の機能を実行することもできる。メモリ112は、データ・プロセッサ110のためのデータ及びプログラム・コードを格納することができる。データ・プロセッサ110は、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)及び/又は他のICにおいて実装されうる。
図2は、図1におけるPAモジュール150及びスイッチ/デュプレクサ160の典型的な設計のブロック図を示す。図2に示す典型的な設計において、スイッチ/デュプレクサ160は、デュプレクサ250a及び250bと、スイッチプレクサ260とを含む。PAモジュール150は、図2に示すその他の回路を含む。
PAモジュール150において、スイッチ222は、ドライバ増幅器(DA)220の入力とノードN1との間に結合され、ドライバ増幅器220の出力は、ノードN3に結合される。入力RF信号は、ノードN1へ提供される。スイッチ224は、ノードN1とN2との間に結合され、スイッチ226は、ノードN2とN3との間に結合される。スイッチ228aは、第1の電力増幅器(PA1)230aの入力とノードN3トの間に結合され、スイッチ228bは、第2の電力増幅器(PA2)230bの入力とノードN3との間に結合される。整合回路240aは、電力増幅器230aの出力とノードN4との間に結合され、整合回路240bは、電力増幅器230bの出力とN5との間に結合される。スイッチ232a、232b、232cは、一方の端がノードN2に結合され、他方の端がノードN7、N8、及びN6にそれぞれ結合されている。スイッチ242a及び244aは、一方の端がノードN4に結合され、他方の端がノードN6及びN7にそれぞれ結合されている。スイッチ242b及び244bは、一方の端がノードN5に結合され、他方の端がノードN8及びN7にそれぞれ結合されている。整合回路240cは、スイッチ262bと直列に結合され、それらは、ノードN7とN9との間に結合される。
帯域1のためのデュプレクサ250aは、ノードN6に結合された自身の送信端子と、受信機(例えば、図1に示すフロント・エンド・モジュール180)に結合された自身の受信端子と、スイッチ262aを介してノードN9に結合された自身の共通端子とを有する。帯域2のためのデュプレクサ250bは、ノードN8に結合された自身の送信端子と、受信機に結合された自身の受信端子と、スイッチ262cを介してノード9に結合された自身の共通端子とを有する。スイッチ262dは、ノード9と受信機との間に結合され、例えばグローバル・システム・フォー・コミュニケーション(GSM(登録商標);Global System for Mobile Communication)のような時分割二重(TDD;time division duplexing)をサポートするために用いられうる。アンテナ162は、ノード9に結合される。
ドライバ増幅器220は、信号増幅を提供するために選択/イネーブル(enable)されるか、あるいは省略されうる。各電力増幅器230もまた、電力増幅を提供するためにも選択されるか、あるいは省略されうる。整合回路240aは、電力増幅器230aのための出力インピーダンス整合を提供し、整合回路240bは、電力増幅器230bのための出力インピーダンス整合を提供することができる。整合回路240a及び240bは、各々が目標入力インピーダンス(例えば4乃至6オーム)及び目標出力インピーダンス(例えば50オーム)を提供することができる。整合回路240cは、増幅器230a及び230b両方がイネーブルされ、スイッチ244a及び244bがクローズされた場合、整合回路240a及び240bのためのインピーダンス整合を提供することができる。整合回路240a、240b、及び240cはまた、調和周波数における望まれない信号成分を減衰させるためのフィルタリングも提供することもできる。
PAモジュール150は、複数の動作モードをサポートすることができる。各動作モードは、ゼロ以上の増幅器を介してノードN1乃至ノードN9からの様々な信号経路に関連付けられうる。1つの動作モードは、任意の所与の瞬間に選択されうる。選択された動作モードのための信号経路は、送信機150内のスイッチを適切に制御することによって取得されうる。例えば、高電力モードは、スイッチ222、ドライバ増幅器220、スイッチ228a及び228b、電力増幅器230a及び230b、整合回路240a及び240b、スイッチ244a及び244b、整合回路240c、及びスイッチ262bを介した、ノードN1からアンテナ162への信号経路に関連付けられうる。中電力モードは、スイッチ222、ドライバ増幅器220、スイッチ228a、電力増幅器230a、整合回路240a、スイッチ244a、整合回路240c、及びスイッチ262bを介したノードN1からアンテナ162への信号経路に関連付けられうる。低電力モードは、スイッチ222、ドライバ増幅器220、スイッチ226及び232a、整合回路240c、及びスイッチ262bを介した、ノードN1からアンテナ162への信号経路に関連付けられうる。非常に低い電力モードは、スイッチ224及び232a、整合回路240c、及びスイッチ262bを介した、ノードN1からアンテナ162への信号経路に関連付けられうる。他の動作モードもまたサポートされうる。
図2に示す典型的な設計において、スイッチは、RF信号をルート指定し、複数の動作モードをサポートするために用いられうる。スイッチは、MOSトランジスタ、他のタイプのトランジスタ、及び/又は他の回路部品を用いて実装されうる。明確化のために、MOSトランジスタを用いたスイッチが以下で説明される。
図3は、スタックされたNチャネルMOS(NMOS)トランジスタを用いて実装されたスイッチ310の概略図を示す。スイッチ310内で、K個のNMOSトランジスタ312a乃至312kがスタック構成で(すなわち直列に)結合される。この場合、Kは1より大きい整数値である。(最後のNMOSトランジスタ312kを除く)各NMOSトランジスタ312は、後続のNMOSトランジスタのドレーンに結合された自身のソースを有する。第1のNMOSトランジスタ312aは、入力RF信号(VIN)を受信している自身のドレーンを有し、最後のNMOSトランジスタ312kは、出力RF信号(VOUT)を提供している自身のソースを有する。各NMOSトランジスタ312は、シンメトリックな構成で実装され、各NMOSトランジスタのソース及びドレーンは、相互置換性を有することができる。K個のレジスタ314a乃至314kは、一方の端がノードAに結合され、他方の端が、NMOSトランジスタ312a乃至312kのゲートにそれぞれ結合されている。制御信号(VCONTROL)は、NMOSトランジスタ312をオン又はオフにするためにノードAに適用される。
理想的には、各NMOSトランジスタ312は、オンになった場合、VIN信号を通過させ、オフになった場合、VIN信号をブロックするべきである。しかし各NMOSトランジスタ312は、図3に示すように、寄生ゲート対ソース容量(CGS)及び寄生ゲート対ドレーン容量(CGD)を有する。簡略化のために、他の寄生容量は無視することとする。例えば、ソース対バルク、ソース対基板、ドレーン対バルク、及びドレーン対基盤の寄生容量は、無視されるか、それらの影響が軽減されるように仮定されうる。所与のNMOSトランジスタ312がオンになると、VIN信号の一部は、低いインピーダンスを有する、CGDコンデンサ及びCgsコンデンサを介したVCONTROL信号ソースへの漏れ経路を通過する。信号損失を低減するために、各NMOSトランジスタ312のゲートは、関連レジスタ314を介してフロートされたRFであることができる。レジスタ314a乃至314kは、例えばキロオーム(kΩ)の範囲内の比較的大きい同一のレジスタ値を有することができる。所与のNMOSトランジスタ312がオンになると、漏れ経路は、寄生CGD及びCgsコンデンサとレジスタ314とを介したVCONTROL信号ソースへの経路となる。レジスタ314の高い抵抗は、RF周波数においてNMOSトランジスタ312のゲートを原則的にフロートし、信号損失を低減することができる。図3には示さないが、VCONROL信号は、他方の端がノードAに結合された追加レジスタの一端に適用されうる。この追加レジスタは、信号損失を更に低減し、スイッチ性能を改善することができる。
図3は、NMOSトランジスタを用いて実装されたスイッチを示す。スイッチはまた、PチャネルMOS(PMOS)トランジスタあるいは他のタイプのトランジスタを用いて実装することもできる。簡略化のために、NMOSトランジスタを用いて実装されたスイッチが以下で説明される。本明細書で説明される技術は、PMOS及び/又は他のタイプのトランジスタを用いて実装されたスイッチにも適用することができる。
図4Aは、共通ノードに結合された2つのスイッチ410及び420を備える回路400の概略図を示す。スイッチ410及び420は、図4Aに示すように、アンテナに結合されたスイッチプレクサ内の2つのスイッチであることができる。スイッチ410及び420は、送信機内の共通ノードに結合された任意の2つのスイッチであることもできる。追加のスイッチが共通ノードに結合されることもできるが、簡略化のために図4Aには示されない。任意の所与の瞬間、共通ノードに結合された1つ又は複数のスイッチがオンになり、共通ノードに結合されたその他のスイッチがオフになることができる。
スイッチ410は、入力RF信号(VIN)を受信している一方の端末と、共通ノードに結合された他方の端末とを有する。スイッチ420は、共通ノードに結合された一方の端末と、例えば0ボルト(V)又は他の何らかの値のような低直流(DC)電圧を有する信号ソース430に結合された他方の端末とを有する。
スイッチ410は、図3のNMOSトランジスタ312a乃至312k及びレジスタ314a乃至314kに関して上述したように結合された、K個のスタックされたNMOSトランジスタ412a乃至412k及びK個のレジスタ414a乃至414kを用いて実装される。スイッチ420は、図3のNMOSトランジスタ312a乃至312k及びレジスタ314a乃至314kに関して上述したように結合された、K個のスタックされたNMOSトランジスタ422a乃至422k及びK個のレジスタ424a乃至424kを用いて実装される。一般に、スイッチ410及び420は、同一の又は異なる数のトランジスタを含むことができる。
図4Aにおいて、スイッチ410は、レジスタ414を介してNMOSトランジスタ412のゲートにVON制御電圧を適用することによってオンになる。スイッチ420は、レジスタ424を介してNMOSトランジスタ422のゲートにVOFF制御電圧を適用することによってオフになる。VON制御電圧及びVOFF制御電圧は一般に、例えば挿入損失及び信頼性のようないくつかの要因間での譲歩に基づいて選択されうる固定値である。固定のVON制御電圧及びVOFF制御電圧は、VIN信号が広範囲にわたって変化する場合に直面するあるシナリオにおいて、準最適な性能を提供することができる。
態様において、可変制御電圧は、信頼性を改善し、可能な限りスイッチ性能を向上させるために適用されうる。制御電圧は、例えばサポートされている規格あるいはラジオ技術、スイッチによって観察された信号の電力レベル等に基づいて、(例えば、プログラム可能手段を介して)変化しうる。制御電圧は、挿入損失、信頼性、線形性、分離性等の観点から、高い性能を達成するために変化しうる。
図4Bは、図4Aにおけるオフ・スイッチ420のためのDC電圧及びVIN信号を示す。VIN信号は、VPEAKのピーク正電圧及び−VPEAKのピーク負電圧を有する。共通ノードにおけるDC電圧(VCOMMON)は、スイッチ420の他方の端末におけるDC電圧(VPORT_OFF)に等しく、両方のDC電圧は、0ボルト(V)又は回路接地であることができる。NMOSトランジスタ422のゲート端末とソース/ドレーン端末とにわたる最大電圧差分は、VDIFF_MAXに正比例し、VIN信号がVPEAKである場合に発生する。NMOSトランジスタ422のゲート端末とソース/ドレーン端末とにわたる最小電圧差分は、VDIFF_MINに正比例し、VIN信号が−VPEAKである場合に発生する。VDIFF_MAXは、NMOSトランジスタ422のゲートにおけるDCバイアス電圧(VOFF)とVINとの間の最大電圧差分である。VDIFF_MINは、NMOSトランジスタ422のゲートにおけるDCバイアス電圧(VOFF)とVINとの間の最小電圧差分である。
典型的な設計において、スイッチをオフにするためのVOFF制御電圧は、以下の式に基づいて選択されうる。
Figure 2013501408
Figure 2013501408
この場合、VBREAKDOWNは、NMOSトランジスタのブレークダウン電圧(breakdown voltage)であり、
THは、NMOSトランジスタの閾値電圧であり、
Kは、スイッチのために用いられるスタックされたNMOSトランジスタの数である。
式(1)は、スイッチ内のNMOSトランジスタのブレークダウンを回避するための調整を示す。式(2)は、オフ状態にあるNMOSトランジスタを維持するための調整を示す。式(1)及び(2)において、スイッチの両端末間にわたる電圧差分は、スイッチ内のK個のNMOSトランジスタの寄生CGSコンデンサ及び寄生CGDコンデンサにわたってVPEAK/2Kの電圧降下が存在するように、各寄生コンデンサにわたって等しく分割/配分されることが想定される。図4Bに示すように、VOFF制御電圧が、VDIFF_MAX及びVDIFF_MINを決定する。VOFF制御電圧が増加すると、NMOSトランジスタはオンになりやすくなる一方で、VOFF制御電圧が減少すると、NMOSトランジスタはブレークダウン電圧を超えやすくなる。VOFF制御電圧は、NMOSトランジスタのブレークダウンを回避するために式(1)が満たされるように選択されうる。VOFF制御電圧はまた、NMOSトランジスタがオフになることを確実にするために式(2)が満たされるように選択されることもできる。
式(1)に示すように、VOFF制御電圧が増加すると、信頼性を改善することができる。しかし式(2)に示すように、VOFF制御電圧の増加により、オフ調整が弱くなることもある。
可変VOFF制御電圧は、適用可能である場合、信頼性及び/又はオフ調整を改善するために、スイッチに適用されうる。ピーク電圧は、スイッチに適用された信号の電力に関連しうる。信頼性を改善するために、NMOSトランジスタのブレークダウンを回避することが望ましい。ブレークダウンの危険性は、ピーク電圧が増加すると、増加しうる。従って信頼性を改善するために、VOFF制御電圧は、ピーク電圧が高くなるほど増加されうる。例えば、VOFF制御電圧は負DC電圧であることができ、信頼性を改善するために、ピーク電圧が高くなるほど負数が少なくなりうる。逆に、低電力の場合、VOFFは、NMOSトランジスタのオフ調整を改善するために減少されうる。
図5は、スイッチ410及び420を備える回路402の典型的な設計の概略図を示し、スイッチ420は可変VOFF制御電圧を有する。スイッチ410及び420は、図4Aに関して上述したように、共通ノードに結合され、NMOSトランジスタ及びレジスタを用いて実装される。スイッチ410は、レジスタ414を介してNMOSトランジスタ412のゲートにVON制御電圧を適用することによってオンになる。スイッチ420は、レジスタ424を介してNMOSトランジスタ422のゲートにVOFF制御電圧を適用することによってオフになる。スイッチ410は、VIN信号を受信し、共通ノードへ通過させる。スイッチ420は、一方の端末においてVIN信号を観察し、他方の端末においてVPORT OFF電圧を観察する。
ピーク電圧検出器432は、VIN信号を受信し、VIN信号のピーク電圧を検出し、検出されたピーク電圧を示す検出器出力を提供する。制御電圧生成器450は、検出器出力を受信し、スイッチ420のためのVOFF制御電圧を生成する。図5に示す典型的な設計において、生成器450は、VOFF制御ユニット452及びデジタル・アナログ変換器(DAC;digital-to-analog converter)454を含む。制御ユニット452は、検出器出力及びスイッチ420のためのオン/オフ制御を受信し、スイッチ420のために選択されたVOFF制御電圧を示すデジタル制御を生成する。DAC454は、ユニット452からのデジタル制御を受信し、VOFF制御電圧を生成する。
図5は、DACを用いて可変VOFF制御電圧を生成する典型的な設計を示す。可変VOFF制御電圧は、例えば、レジスタ・ラダを介して取得されたプログラム可能電圧を用いて、又はVIN信号を受信しVOFF制御電圧を提供するアナログ回路を用いて等、他の方式で生成されることもできる。
一般に、VOFF制御電圧は、任意のパラメータのセットの任意の関数に基づいて生成されうる。典型的な設計において、VOFF制御電圧は、以下のように生成されうる。
OFF=f(VPEAK,VTH,VBREAKDOWN,K) 式(3)
この場合、f()は、VOFF制御電圧のための任意の適切な関数であることができる。VOFFは、(i)NMOSトランジスタ422の信頼性を改善するために、ピーク電圧が高くなるほど増加し、(ii)NMOSトランジスタ422をより完全にオフにするために、ピーク電圧が低くなるほど減少する。VOFF制御電圧はまた、NMOSトランジスタ422のブレークダウンを回避し、それらのNMOSトランジスタがオフになることを確実にするために、式(1)及び(2)が満たされるように制約されることもできる。
OFF制御電圧はまた、他の要因に基づいて生成されることもできる。例えばVOFF制御電圧は、スイッチ420の線形性を改善するために生成されうる。スイッチ420は、オフになった場合、非線形コンデンサとして動作することができる。VOFF制御電圧は、共通ノードにおけるVIN信号の第2、第3、及び/又は他の高調波が低くなるように生成されうる。VOFF制御電圧に対する高調波の振幅は、コンピュータ・シミュレーション、実験に基づいた測定値等を介して特徴付けられることができる。関数f()は、線形性を改善するために高調波が低減されるようにVOFF制御電圧を生成するために、この特徴付けに基づいて定められうる。
可変VON制御電圧はまた、状態を改善するためにスイッチに適用されることもできる。挿入損失を低減するために、ピーク電圧が高くなると、VON制御電圧を増加させることが望ましい。
図6は、スイッチ410及び420を備える回路404の典型的な設計の概略図を示し、スイッチ410は可変VON制御電圧を有し、スイッチ420は可変VOFF制御電圧を有する。回路404は、図5に関して上述したように、ピーク電圧検出器432及び制御電圧生成器450を含む。回路404は更に、スイッチ410のための制御電圧生成器440を含む。生成器440は、ピーク電圧検出器432からの検出器出力及びスイッチ410のためのオン/オフ制御を受信し、スイッチ410のためのVON制御電圧を生成する。図6に示す典型的な設計において、生成器440は、VON制御ユニット442及びDAC444を含む。制御ユニット442は、検出器出力を受信し、スイッチ410のために選択されたVON制御電圧を示すデジタル制御を生成する。DAC444は、ユニット442からのデジタル制御を受信し、VON制御電圧を生成する。可変VON制御電圧は、例えばレジスタ・ラダを介して取得されたプログラム可能電圧を用いるような、他の方式で生成されることもできる。
一般に、VON制御電圧は、任意のパラメータのセットの任意の関数に基づいて生成されうる。典型的な設計において、VON制御電圧は、以下のように生成されうる。
ON=g(Vpeak,VTH,VBREAKDOWN,K) 式(4)
この場合g()は、VON制御電圧のための任意の適切な関数であることができる。VON制御電圧は、NMOSトランジスタ412を介して挿入損失を低減するために、ピーク電圧が高くなるほど増加することができる。VON制御電圧はまた、目標範囲内の値に制約されることもできる。
ON制御電圧は、他の要因に基づいて生成されることもできる。例えば、VON制御電圧は、スイッチ410の線形性を改善するように生成されうる。VON制御電圧は、VIN信号の第2、第3、及び/又は他の高調和が低くなるように生成されうる。VON制御電圧に対する高調和の振幅は、コンピュータ・シミュレーション、実験に基づいた測定値等を介して特徴付けられることができる。関数g()は、線形性を改善するために高調和が低減されるようにVON制御電圧を生成するために、この特徴付けに基づいて定められうる。
共通ノードにおけるピーク電圧は、電圧定在波比(VSWR;voltage standing wave radio)における突然の変化によって、大きく増加することがある。例えば、共通ノードは、アンテナに結合されうる。アンテナ上での手、耳、及び/又は他の身体の部位の近接に基づく、ユーザによる人との触れ合いから、乱れが生じることがある。乱れは、アンテナが不通になる又はショートすることからも生じうる。いずれの場合にも、この乱れは、電力増幅器によって観察された負荷インピーダンスを激しく変化させ、より大きな電圧振幅を招きうる。共通ノードに結合され、オフになっている各スイッチは、長い/短い期間の信頼性の問題にかまうことなく、大きな電圧振幅に抵抗する必要があるだろう。これは、各MOSトランジスタにわたってより小さな電圧降下が生じるように、より多数のスタックされたMOSトランジスタを用いて各スイッチを実装することにより、達成されうる。しかし、各スイッチのために多数のMOSトランジスタを用いることにより、挿入損失及び全体効率は悪化しうる。
別の態様において、共通ノードに結合され、オフになっているスイッチは、VSWRにおける突然の変化による大きな電圧振幅が検出された場合、オンに切り替わることができる。スイッチはその後、共通ノードにおける信号を回路接地の方へそらし、電圧振幅を低減し、MOSトランジスタへのダメージを回避することができる。
図7は、オンになったスイッチ710と、最初にオフになったM個のスイッチ720a乃至720mとを備える回路の典型的な設計の概略図を示す。この場合Mは、1以上の整数値であることができる。スイッチ710及びスイッチ720a乃至720mは、共通ノードに結合される。スイッチ710は、入力RF信号(VIN)を受信している一方の端末と、共通ノードに結合された他方の端末とを有する。各スイッチ720は、共通ノードに結合された一方の端末と、交流電流(AC)接地であることができる、異なるRF端子入力、RFinに結合された他方の端末とを有する。オフになっているスイッチ720は、必要であれば、VIN信号をAC接地の方へそらすために用いられうる。
スイッチ710は、図4AにおけるNMOSトランジスタ412a乃至412k及びレジスタ414a乃至414kと同様の方式で結合された、K個のNMOSトランジスタ712a乃至712k及びK個のレジスタ714a乃至714kを用いて実装される。各スイッチ720は、図4AにおけるNMOSトランジスタ422a乃至422k及びレジスタ424a乃至424kと同様の方式で結合された、K個のNMOSトランジスタ722a乃至722k及びK個のレジスタ724a乃至724kを用いて実装される。
スイッチ710は、レジスタ714を介してNMOSトランジスタ712のゲートにVON制御電圧を適用することによってオンになる。各スイッチ720は、レジスタ724を介してNMOSトランジスタ722のゲートにVOFF制御電圧を適用することによってオフになる。スイッチ710は、VIN信号を受信し、共通ノードへ通過させる。各スイッチ720は、一方の端末においてVIN信号を観察し、他方の端末においてAC接地を観察する。
ピーク電圧検出器732は、VIN信号を受信し、VIN信号のピーク電圧を検出し、検出されたピーク電圧を示す検出器出力を提供する。図7に示す典型的な設計において、各スイッチ720は、そのスイッチのためのVON/OFF制御電圧を生成する制御電圧生成器750に関連付けられる。各生成器750は、ピーク電圧検出器732からの検出器出力及び関連スイッチ720のためのオン/オフ制御を受信し、関連スイッチ720のためのVON/OFF制御電圧を生成する。図7に示す典型的な設計において、各生成器750は、VON/OFF制御ユニット752及びDAC754を含む。制御ユニット752は、検出器出力を受信し、関連スイッチ720のために選択されたVON/OFF制御電圧を示すデジタル制御を生成する。DAC754は、ユニット752からのデジタル制御を受信し、VON/OFF制御電圧を生成する。可変VON/OFF制御電圧は、他の方式で生成されることもできる。例えば、共通制御ユニットが、検出器出力及びM個のスイッチ720全てのためのオン/オフ制御を受信し、M個のDAC754のためのデジタル制御を生成することができ、これはその後、M個のスイッチ720のためのM個のVON/OFF制御電圧を生成することができる。
各制御ユニット752は、共通ノードでのVSWRにおける突然の変化によって、検出されたピーク電圧が大きすぎるかを判定することができる。所与の出力電力レベルに関して、VIN信号は、VIN信号のピーク対平均電力比(PAPR;peak to average power ratio)によって値の第1の範囲にわたって変化することができる。VIN信号は、共通ノードでのVSWRにおける突然の変化によって、値の第2の範囲にわたって変化することができる。第2の範囲は、第1の範囲よりもかなり大きくなりうる。従って、VSWRにおける突然の変化は、ピーク電圧が高閾値を上回った場合に宣言されうる。一例として、所与の出力電力レベルに関して、ピーク電圧は、特定のPAPRに関して10Vに達することがある。ピーク電圧が10Vを超えた場合、VSWRにおける突然の変化が宣言されうる。一般に、高閾値は、PAPRによるVIN信号における通常の変化が、VSWRにおける突然の変化の宣言を招かないように、十分に高く設定されうる。この高閾値は、VSWRにおける突然の変化が宣言されうる前に、ピーク電圧が極度に大きくなる必要がないように、十分に低く設定されうる。
VSWRにおける突然の変化によって、ピーク電圧が極度に大きく(例えば、高閾値よりも大きく)なった場合、スイッチ720a乃至720mのうちの1つ又は複数がオンになり、VIN信号は、オンになった各スイッチ720を介して回路接地の方へそらされうる。オンになった各スイッチ720は、VIN信号を減衰させ、ピーク電圧が大きくなりすぎることを防ぐことができる。減衰の量は、可変又はプログラム可能であることができる。例えば、ピーク電圧は、複数の高閾値に対して比較されうる。ピーク電圧が高閾値を大きく上回った場合ほど、大きい減衰が適用されうる。
可変減衰は、様々な方式によって達成されうる。典型的な設計において、オンになった各スイッチ720は、ピーク電圧が大きくなるにつれVON/OFF制御電圧が大きくなるほど、オンになるのが難しくなる。別の典型的な設計において、異なる数のスイッチ720又は異なる組み合わせのスイッチ720が、検出されたピーク電圧に依存してオンになりうる。例えば、ピーク電圧が大きくなるほど、多くのスイッチ720がオンになることができる。両方の典型的な設計に関して、VIN信号を減衰させるために更なるブロックは必要ないので、性能への影響はない又はほとんどない。更に、各スイッチは、VSWRにおける突然の変化が起こった場合でも特定の電圧を超えることのない、少数のスタックされたMOSトランジスタを用いて設計されうるので、改善されたスイッチ性が達成されうる。
式(3)における関数f()は、(i)NMOSトランジスタ722をより完全にオフにするために、ピーク電圧が低いほど小さい制御電圧、(ii)NMOSトランジスタの信頼性を改善するために、ピーク電圧が高いほど大きい制御電圧、及び(iii)VIN信号を減衰させるために、ピーク電圧が高くてもNMOSトランジスタ722をオンにするための高い制御電圧、を提供するように定義されうる。従って関数f()は、ピーク電圧が高いほど、高い制御電圧を提供することができる。関数f()は、線形関数であることができる。関数f()はまた、VSWRにおける突然の変化を検出するために用いられた高い閾値の各々に関する不連続性を有する非線形関数であることもできる。
図8は、ピーク電圧検出器800の典型的な設計のブロック図を示し、これは、図5及び6におけるピーク電圧検出器432及び図7におけるピーク電圧検出器732のためにも用いられうる。ピーク電圧検出器800において、コンデンサ812及び814は直列に結合され、コンデンサ812の上端はVIN信号を受信しており、コンデンサ814の下端は回路接地に結合されている。コンデンサ812及び814は、電力結合器として動作し、また、ピーク検出器820へ検出器入力信号(VDET_IN)を提供することができる分圧器としても動作する。VDET_IN信号は、VIN信号の減衰されたバージョンであり、VSWRにおける突然の変化の間に大きくなりうる。分圧器は、VSWRにおける突然の変化中の高電圧からピーク検出器820を保護する。
ピーク検出器820は、VDET IN信号のピーク電圧を検出し、検出されたピーク電圧を示す検出信号を提供する。ピーク検出器820において、レジスタ822は、バイアス電圧(VBIAS)を受信している一方の端と、電源(VDD)に結合されたドレーンを有するNMOSトランジスタ824のゲートに結合された他方の端とを有する。NMOSトランジスタ824はまた、自身のゲートにおいてVDET IN信号を受信し、自身のソースにおいて検出信号を提供する。VIN信号は、コンデンサ812及び814及びレジスタ822によって形成されたハイパス・フィルタを観察する。コンデンサ826及び電流源828は、NMOSトランジスタ824のソースと回路接地との間に結合される。電流源828は、Iのバイアス電流を提供する。NMOSトランジスタ824は、順バイアス・ダイオードを整流するように動作し、正整流電圧を得るためにコンデンサ826の方へ電荷を整流する。コンデンサ826への電荷移動を双方向にするために、電流源828は、ピーク検出器820が時間可変性波形に応答することができるように、持続性電流シンクとして動作する。
バッファ830は、ピーク検出器820からの検出された信号をバッファリングし、コンデンサ826からの電荷漏洩を防止する。DAC840は、デジタル制御(例えば、デジタル閾値)を受信し、デジタル制御に基づいて閾値電圧を生成する。DAC840は、様々なデジタル制御値に応答して様々な閾値電圧を生成することができる。比較器850は、バッファ830からの出力電圧及びDAC840からの閾値電圧を受信し、それら2つの電圧を比較し、比較の結果に基づいて検出器出力を生成する。
図8は、ピーク電圧検出器の典型的な設計を示す。ピーク電圧検出器は、他の方式で実装されることもできる。ピーク電圧検出器は、例えば図8に示すように、入力信号におけるピーク電圧を検出することができる。ピーク電圧検出器はまた、入力信号の二乗平均平方根(RMS; root mean square)電圧、あるいは入力信号のRMS電圧とピーク電圧との両方を検出することもできる。一般に、ピーク電圧検出器は、ピーク電圧、RMS電圧等によって求められうる、入力信号のマグニチュード(magnitude)を検出することができる。ピーク電圧検出器の出力は、スイッチのための可変制御電圧を生成するために用いられうる。
図5乃至7に示す典型的な設計において、制御電圧生成器は、ピーク電圧検出器からの検出器出力を受信し、関連DACのためのデジタル制御を生成するための制御ユニットを含むことができる。制御ユニットは、様々な方式で実装されうる。1つの典型的な設計において、制御ユニットは、検出器出力を受信し、対応するデジタル制御を提供することができる1つ又は複数のルックアップ・テーブルを用いて実装されうる。例えば1つのルックアップ・テーブルは、スイッチがオンになった場合に用いられ、別のルックアップ・テーブルは、スイッチがオフになった場合に用いられることができる。別の設計において、制御ユニットは、デジタル・ロジックを用いて実装されうる。また別の典型的な設計において、制御ユニットは、例えば図1のデータ・プロセッサ110のようなプロセッサによって実装されうる。制御ユニットは、他の方式で実装されることもできる。
典型的な設計において、装置は、例えば図5に示すような、スイッチ、ピーク電圧検出器、及び制御電圧生成器を備えることができる。スイッチ(例えば、スイッチ420)は、スタックされたMOSトランジスタと、MOSトランジスタのゲートに結合されたレジスタとを用いて実装されうる。スイッチは、1つの端末において入力信号を受信し、オフになりうる。ピーク電圧検出器は、例えば入力信号のRMS測定値及び/又はピーク電圧測定値に基づいて、入力信号のピーク電圧を検出することができる。制御電圧生成器は、検出されたピーク電圧に基づいて、スイッチをオフにするための可変制御電圧を生成することができる。典型的な設計において、制御電圧生成器は、例えば図5に示すような制御ユニット及びDACを備えることができる。制御ユニットは、検出されたピーク電圧に基づいてデジタル制御を生成することができる。DACは、デジタル制御を受信し、スイッチのための可変制御電圧を生成することができる。制御電圧生成器は、他の方式で実装されることもできる。あらゆる場合において、制御電圧生成器は、検出されたピーク電圧、閾値電圧、ブレークダウン電圧等を備えることができる少なくとも1つのパラメータの関数に基づいて、可変制御電圧を生成することができる。可変制御電圧は、検出されたピーク電圧が大きいほど、大きいマグニチュードを有することができる。
別の典型的な設計において、装置は、例えば図6に示すような、スイッチ、ピーク電圧検出器、及び制御電圧生成器を備えることができる。スイッチ(例えば、スイッチ410)は、1つの端末において入力信号を受信し、オンになりうる。ピーク電圧検出器は、入力信号のピーク電圧を検出することができる。制御電圧生成器は、検出されたピーク電圧に基づいてデジタル制御を生成し、デジタル制御に基づいて、スイッチをオンにするための可変制御電圧を生成することができる。可変制御電圧は、挿入損失を低減するために、検出されたピーク電圧が大きいほど、大きいマグニチュードを有することができる。
また別の典型的な設計において、装置は、例えば図7に示すような、スイッチ、ピーク電圧検出器、及び制御電圧生成器を備えることができる。スイッチ(例えば、スイッチ720a)は、1つの端末において入力信号を受信することができる。ピーク電圧検出器は、入力信号のピーク電圧を検出することができる。制御電圧生成器は、検出されたピーク電圧に基づいて、スイッチをオフ又はオンにするための制御電圧を生成することができる。スイッチは、オフになった場合、入力信号をブロックすることができ、オンになった場合、入力信号を減衰させることができる。
制御電圧生成器は、(i)検出されたピーク電圧が第1のレベルを下回った場合スイッチをオフにし、(ii)検出されたピーク電圧が第2のレベルを上回った場合スイッチをオンにするための制御電圧を生成することができる。第2のレベルは、第1のレベルと等しい又はそれより大きくなりうる。スイッチは、オフ状態からオン状態へ、突然又は徐々に変わることができる。第1及び第2のレベルは、ピーク電圧を検出するために用いられた閾値によって決定されうる。第1及び第2のレベルはまた、制御電圧対検出されたピーク電圧の関数における値に対応することができる。制御電圧生成器は、(i)スイッチのための一定のオフ制御電圧、又は(ii)スイッチをオフにするための、検出されたピーク電圧に基づいた可変オフ制御電圧、を生成することができる。制御電圧生成器はまた、(i)スイッチのための一定のオン制御電圧、又は(ii)スイッチをオンにするための、検出されたピーク電圧に基づいた可変オン制御電圧、を生成することもできる。可変オン制御電圧は、検出されたピーク電圧が第2のレベルを大きく上回るほど、大きい減衰を提供するために、スイッチをオンにしやすくなることができる。
装置は、例えば図7に示すような、1つの端末において入力信号を受信することができる少なくとも1つの追加のスイッチを備えることができる。スイッチのうちの1つ又は複数は、検出されたピーク電圧が第2のレベルを上回った場合、オンになることができる。例えば、検出されたピーク電圧が第2のレベルを大きく上回るほど、多くのスイッチがオンになりうる。
また別の典型的な設計において、例えば図5、6、又は7に示すように、集積回路は、共通ノードに結合された第1及び第2のスイッチを備えることができる。スイッチは、スイッチプレクサの一部であるか、送信機内の他のスイッチであることができる。第2のスイッチは、共通ノードにおけるピーク電圧に基づいて生成されうる可変制御電圧によってオフにされうる。第2のスイッチはまた、ピーク電圧が特定のレベルを上回った場合、可変制御電圧によってオンにされうる。第1のスイッチは、例えば一定の制御電圧、あるいはピーク電圧に基づいて生成された別の可変制御電圧によってオンにされうる。集積回路は更に、ピーク電圧検出器と制御電圧生成器とを備えることができる。ピーク電圧検出器は、ピーク電圧を検出することができる。制御電圧生成器は、検出されたピーク電圧に基づいて、第2のスイッチのための可変制御電圧を生成することができる。別の制御電圧生成器が、検出されたピーク電圧に基づいて、第1のスイッチのための別の可変制御電圧を生成することができる。
図9は、スイッチを制御する処理900の典型的な設計を示す。スイッチをオフにするためのインジケーション(indication)が受信されうる(ブロック912)。スイッチによって観察されたピーク電圧が検出されうる(ブロック914)。スイッチをオフにするための第1の可変制御電圧が、検出されたピーク電圧に基づいて生成されうる(ブロック916)。ブロック916の典型的な設計において、検出されたピーク電圧に基づいてデジタル制御が生成されうる。スイッチのための第1の可変制御電圧がその後、デジタル制御に基づいて生成されうる。第1の可変制御電圧はまた、他の方式で生成されることもできる。検出されたピーク電圧が大きいほど、第1の可変制御電圧は大きいマグニチュードを有することができる。第1の可変制御電圧は、スイッチをオフにするためにスイッチへ提供されうる(ブロック918)。
検出されたピーク電圧が特定のレベルを上回った場合、第1の可変制御電圧は、スイッチをオンにするために生成されうる(ブロック920)。第1の可変制御電圧はその後、スイッチをオンにするためにスイッチへ提供され、減衰を提供することができる(ブロック922)。
スイッチをオンにするためのインジケーションが受信されうる(ブロック924)。スイッチをオンにするための第2の可変制御電圧が、検出されたピーク電圧に基づいて生成されうる(ブロック926)。第2の可変制御電圧は、スイッチをオンにするためにスイッチへ提供される(ブロック928)。
本明細書で説明された可変制御電圧を有するスイッチは、IC、アナログIC、RFIC、混合信号IC、ASIC、印刷回路板(PCB)、電子デバイス等において実装されうる。スイッチはまた、例えば相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、NMOS、PMOS、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコン・ゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)等を用いて製造することもできる。スイッチはまた、例えば酸化ケイ素又はガラスのような絶縁体の最上部にシリコンの薄い層が形成されるIC処理である、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)を用いて製造することもできる。スイッチのためのMOSトランジスタは、シリコンの薄い層の上に形成されうる。SOI処理は、スイッチの寄生容量を低減することができ、高速動作を可能にすることができる。
本明細書で説明された可変制御電圧を用いてスイッチを実装する装置は、独立型デバイスであるか、又は大きなデバイスの一部であることができる。デバイスは、(i)独立型IC、(ii)データ及び/又は命令を格納するためのメモリICを含むことができる1つ又は複数のICのセット、(iii)例えばRF受信機(RFR)又はRF送信機/受信機(RTR)のようなRFIC、(iv)例えばモバイル局モデム(MSM)のようなASIC、(v)他のデバイス内に組み込まれうるモジュール、(vi)受信機、セルラ電話、無線デバイス、ハンドセット、又はモバイル・ユニット、(vii)その他、であることができる。
1つ又は複数の典型的な設計において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアによって実現される場合、機能は、コンピュータ読取可能媒体上の1つ又は複数の命令又はコードとして格納又は送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であることができる。限定ではなく一例として、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光学ディスク記憶媒体、磁気ディスク記憶媒体又は他の磁気記憶デバイス、又は、所望のプログラム・コードを命令又はデータ構成の形式で搬送あるいは格納するために用いることができ、コンピュータによってアクセスすることができる他の任意の媒体を備えることができる。また、任意の接続が適宜、コンピュータ読取可能媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、又は例えば赤外線、ラジオ、及びマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ、又は他の遠隔ソースから送信された場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、又は例えば赤外線、ラジオ、及びマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)及びディスク(disc)は、本明細書において用いられる場合、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光学ディスク(disc)、デジタル・バーサタイル・ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、及びブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザを用いてデータを光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲に含まれるべきである。
本開示の上記説明は、当業者をして、本開示の製造又は利用を可能とするために提供された。本開示に対する様々な変形例が当業者には容易に明らかとなり、本明細書において定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形例にも適用されうる。従って、本開示は、本明細書で説明された設計及び例に限定されることは意図されておらず、本明細書に開示された原理及び新規特徴と整合が取れた最も広い範囲と一致するように意図されている。

Claims (31)

  1. 一方の端末において入力信号を受信するための、そしてオフにされるスイッチと、
    前記入力信号のピーク電圧を検出するためのピーク電圧検出器と、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオフにするための可変制御電圧を生成するための制御電圧生成器と
    を備える装置。
  2. 前記制御電圧生成器は、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、デジタル制御を生成するための制御ユニットと、
    前記デジタル制御を受信し、前記スイッチのための前記可変制御電圧を生成するためのデジタル・アナログ変換器(DAC)と
    を備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御電圧生成器は、前記検出されたピーク電圧を備える少なくとも1つのパラメータの関数に基づいて、前記可変制御電圧を生成する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記スイッチは、少なくとも1つの金属酸化膜半導体(MOS)トランジスタを備え、前記少なくとも1つのパラメータは更に、前記少なくとも1つのMOSトランジスタのための閾値電圧、ブレークダウン電圧、又はその両方を備える、請求項3に記載の装置。
  5. 前記可変制御電圧は、検出されたピーク電圧が大きいほど、大きいマグニチュードを有する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記スイッチは、
    スタック構成で結合された複数の金属酸化膜半導体(MOS)トランジスタと、
    前記複数のMOSトランジスタのゲートに結合された複数のレジスタと
    を備え、前記可変制御電圧は、前記複数のレジスタを介して前記複数のMOSトランジスタのゲートに適用される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記ピーク電圧検出器は、前記入力信号のピーク電圧測定値、二乗平均平方根(RMS)測定値、又はピーク電圧測定値及びRMS測定値両方に基づいて、前記入力信号のピーク電圧を検出する、請求項1に記載の装置。
  8. 一方の端末において入力信号を受信するための、オンになったスイッチと、
    前記入力信号のピーク電圧を検出するためのピーク電圧検出器と、
    前記検出されたピーク電圧に基づいてデジタル制御を生成し、前記デジタル制御に基づいて前記スイッチをオンにするための可変制御電圧を生成するための、制御電圧生成器と
    を備える装置。
  9. 前記制御電圧生成器は、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて前記デジタル制御を生成するための制御ユニットと、
    前記デジタル制御を受信し、前記スイッチのための前記可変制御電圧を生成するためのデジタル・アナログ変換器(DAC)と
    を備える請求項8に記載の装置。
  10. 前記可変制御電圧は、検出されたピーク電圧が大きいほど、大きいマグニチュードを有する、請求項8に記載の装置。
  11. 一方の端末において入力信号を受信するためのスイッチと、
    前記入力信号のピーク電圧を検出するためのピーク電圧検出器と、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオフ又はオンにするための制御電圧を生成するための制御電圧生成器と
    を備える装置。
  12. 前記スイッチは、オフになると前記入力信号をブロックし、オンになると前記入力信号を減衰させる、請求項11に記載の装置。
  13. 前記制御電圧生成器は、前記検出されたピーク電圧が第1のレベルを下回った場合、前記スイッチをオフにし、前記検出されたピーク電圧が第2のレベルを上回った場合、前記スイッチをオンにするための前記制御電圧を生成し、前記第2のレベルは、前記第1のレベルと等しい又はそれより大きい、請求項11に記載の装置。
  14. 前記制御電圧生成器は、前記検出されたピーク電圧が前記第1のレベルを下回った場合、前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオフにするための可変制御電圧を生成する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記制御電圧生成器は、前記検出されたピーク電圧が前記第2のレベルを上回った場合、前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオンにするための可変制御電圧を生成する、請求項13に記載の装置。
  16. 前記可変制御電圧は、検出されたピーク電圧が前記第2のレベルを大きく上回るほど、より大きい減衰を提供するために、前記スイッチをオンにしやすくなる、請求項15に記載の装置。
  17. 一方の端末において前記入力信号を受信するための少なくとも1つの追加のスイッチを更に備え、前記スイッチと前記少なくとも1つの追加のスイッチとの内の1つ又は複数は、前記検出されたピーク電圧が特定のレベルを上回った場合、オンになる、請求項11に記載の装置。
  18. 検出されたピーク電圧が前記特定のレベルを大きく上回るほど、多くのスイッチがオンになる、請求項17に記載の装置。
  19. 前記制御電圧生成器は、
    前記検出されたピーク電圧に基づいてデジタル制御を生成するための制御ユニットと、
    前記デジタル制御を受信し、前記スイッチのための前記制御電圧を生成するためのデジタル・アナログ変換器(DAC)と
    を備える、請求項11に記載の装置。
  20. 共通ノードに結合され、オンになった第1のスイッチと、
    前記共通ノードに結合され、前記共通ノードにおけるピーク電圧に基づいて生成された可変制御電圧によってオフにされる第2のスイッチと
    を備える集積回路。
  21. 前記第1のスイッチは、前記ピーク電圧に基づいて生成された第2の可変制御電圧によってオンになった、請求項20に記載の集積回路。
  22. 前記第2のスイッチは、前記ピーク電圧が特定のレベルを上回った場合、前記可変制御電圧によってオンになる、請求項20に記載の集積回路。
  23. 前記ピーク電圧を検出するためのピーク電圧検出器と、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記第2のスイッチのための前記可変制御電圧を生成するための制御電圧生成器と
    を更に備える、請求項20に記載の集積回路。
  24. スイッチを制御する方法であって、
    前記スイッチをオフにするためのインジケーションを受信することと、
    前記スイッチによって観察されたピーク電圧を検出することと、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオフにするための第1の可変制御電圧を生成することと、
    前記スイッチをオフにするために、前記第1の可変制御電圧を前記スイッチへ提供することと
    を備える方法。
  25. 前記第1の可変制御電圧を生成することは、
    前記検出されたピーク電圧に基づいてデジタル制御を生成することと、
    前記デジタル制御に基づいて前記スイッチのための前記第1の可変制御電圧を生成することと
    を備える、請求項24に記載の方法。
  26. 前記第1の可変制御電圧は、検出されたピーク電圧が大きいほど、大きいマグニチュードを有する、請求項24に記載の方法。
  27. 前記検出されたピーク電圧が特定のレベルを上回った場合、前記スイッチをオンにするための前記第1の可変制御電圧を生成することと、
    前記検出されたピーク電圧が前記特定のレベルを上回った場合、前記スイッチをオンにするために前記第1の可変制御電圧を提供することと
    を更に備える、請求項24に記載の方法。
  28. 前記スイッチをオンにするためのインジケーションを受信することと、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオンにするための第2の可変制御電圧を生成することと、
    前記スイッチをオンにするために、前記第2の可変制御電圧を前記スイッチへ提供することと
    を備える、請求項24に記載の方法。
  29. スイッチを制御するための装置であって、
    前記スイッチをオフにするためのインジケーションを受信するための手段と、
    前記スイッチによって観察されたピーク電圧を検出するための手段と、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオフにするための第1の可変制御電圧を生成するための手段と、
    前記スイッチをオフにするために、前記第1の可変制御電圧を前記スイッチへ提供するための手段と
    を備える装置。
  30. 前記検出されたピーク電圧が特定のレベルを上回った場合、前記スイッチをオンにするための前記第1の可変制御電圧を生成するための手段と、
    前記検出されたピーク電圧が前記特定のレベルを上回った場合、前記スイッチをオンにするために、前記第1の可変制御電圧を前記スイッチへ提供するための手段と
    を更に備える、請求項29に記載の装置。
  31. 前記スイッチをオンにするためのインジケーションを受信するための手段と、
    前記検出されたピーク電圧に基づいて、前記スイッチをオンにするための第2の可変制御電圧を生成するための手段と、
    前記スイッチをオンにするために、前記第2の可変制御電圧を前記スイッチへ提供するための手段と
    を更に備える、請求項29に記載の装置。
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