JP2015163877A - プロカルシトニンの検出のためのイムノアッセイ - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、PCTに対する抗体の新規の組み合わせに基づく、体液サンプル中のPCTレベルの測定のための改良された分析を提供する。
a.前記サンプルと、プロカルシトニン内の異なるエピトープに対する少なくとも二つの抗体、又はその機能性断片とを接触させ、
b.プロカルシトニンに対する少なくとも二つの前記抗体又はその前記断片の結合、を定性的に又は定量的に検出すること、ここで、結合はサンプル中のプロカルシトニン又は前記断片の存在又は濃度を示す、
を含み、少なくとも1つの抗体又はその能性断片は、プロカルシトニンの2〜52のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する、方法に関する。
a.プロカルシトニンの2〜52のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する第一抗体又はその機能性断片、及び
b. プロカルシトニンの53−116のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する第二抗体又はその機能性断片
を含むキットに関する。
材料と方法
A.モノクローナル抗体の開発
PCTに対するモノクローナル抗体は、主に記述されている手順(CostagliolaらによるJ Immunol 1998;160:1458- 65)に従って、遺伝子的免疫化によりつくられた。手短に言えば、PCTコーディング配列は、標準的な手順によりベクターpcDNAIII(Invitrogen、Karlsruhe、Germany)にクローン化され、BALB/cマウスは、前脛骨筋に0日に100 mg pcDNAIII-PCT、25%スクロースを注入された。注入はその後3週間及び6週間繰り返された。血液サンプルは、最初の免疫化後8及び11週間に眼球後血管から取得され、18週間後に屠殺し、そのときに脾臓及び甲状腺はともに取り除かれた。脾臓細胞は、ハイブリドーマ細胞株をつくるために、SP2/0ミエローマ細胞と融合された。細胞株は、固定化した組み換えヒトPCT(InVivo GmbH, Hennigsdorf, Germany)に結合する抗体を分泌する能力により選抜された。本手法とともに、モノクローナル抗体FX7A7(受入番号DSM ACC2997として2009年6月4日にDSMZに寄託されたハイブリドーマ細胞株で産生された)、FW5H6(受入番号DSM ACC2996として2009年6月4日にDSMZに寄託されたハイブリドーマ細胞株で産生された)、及びFX1G5 (受入番号DSM ACC2993として2009年4月29日にDSMZに寄託されたハイブリドーマ細胞株で産生された) を分泌する細胞株はつくられた。
3つのモノクローナル抗体FX7A7、FW5H6、及びFX1G5のPCT内のエピトープのマッピングは、標準的な手順 (JPT GmbH、Berlin、Germany) によってペプチドマイクロアレイ上で行われた。ペプチドマイクロアレイは、オーバーラッピングペプチドスキャン(形式 13/11:53ペプチド;形式20/15:21ペプチド)として提示された74のペプチドから成り、それゆえガラス表面上でPCT配列全体を網羅した。マイクロアレイはブロッキングバッファ (Pierce、Superblock、周囲温度で2時間)で前処理され、続いて、pH8のTBSバッファ及び水(それぞれ3回)で洗浄された。それぞれの前処理されたマイクロアレイは、バックグラウンド対照のためにAxon Genepix 4000B Scannerを用いて解析された(信号は検出されなかった)。それぞれのマイクロアレイは、測定バッファ(Pierce Superblock中最終濃度60μg/mL;全測定容量350μL、インキュベーション時間3時間)中で抗体とインキュベートされた。マイクロアレイはpH8のTBSバッファで洗浄され、続いて蛍光標識された第二抗体(抗マウス-Dylight-647;Pierce 31015、1μg/mL、インキュベーション時間45分)とインキュベートされた。蛍光標識された第二抗体(抗マウス-Dylight-647;Pierce 31015、1μg/mL、インキュベーション時間45分)との対照インキュベーションは記述した実験方法と平行して行われる。マイクロアレイは好適な波長設定をしたAxon Genepix 4000B Scannerを用いて分析される。SPOT認識ソフトウェアパッケージArrayProがデータ解析に用いられた。それぞれのマイクロアレイ画像上の3つの同一のサブアレイからの信号強度(局所的なバックグラウンドを補正済)の平均が、データの評価に用いられた。
化学発光/被膜チューブ形式のサンドイッチイムノアッセイは下記のように構成された:
アッセイA:
商業的に入手可能なPCTのためのサンドイッチアッセイが用いられた(BRAHMS PCT LIA sensitive)。それは固相としてPCTのカタカルシン部分に対する1つの抗体、及び標識された抗体(BRAHMS AG, Hennigsdorf, Germany)としてPCTのカルシトニン部分に対する1つの抗体が使用されている。様々な濃度の組み換えPCTは、標準として用いられる。アッセイE(下記参照)と比較して、インキュベーション条件はアッセイEに記載した条件;すなわち50μlサンプル及び200μl標識抗体溶液は使用され、テストチューブ中で、1ステップ反応で、30分又は2時間インキュベートされる、に適合させた。
商業的に入手可能なPCTのためのサンドイッチアッセイが用いられ(BRAHMS PCT LIA)、それは固相としてPCTのカタカルシン部分に対する1つの抗体、及び標識抗体(BRAHMS AG, Hennigsdorf, Germany)としてPCTのカルシトニン部分に対する1つのモノクローナル抗体が使用されている。様々な濃度の組み換えPCTは、標準として用いられる。アッセイE(下記参照)と比較して、インキュベーション条件はアッセイEに記載した条件;すなわち50μlサンプル及び200μl標識抗体溶液は使用され、テストチューブ中で、1ステップ反応で、30分又は2時間インキュベートされる、に適合させた。
抗体FX1G5の標識は、標準的な手順によって行われた(EP1488209、EP 1738178):
精製した抗体の濃度は1 g/Lに調整され、抗体は化学発光標識MACN-アクリジニウム-NHS-エステル(1 g/L;InVent GmbH、Hennigsdorf、Germany)とモル比1:5で、周囲温度で20分間でインキュベーションされることによって標識された。反応は、周囲温度で10分間、1/10の容量の50 mmol/Lグリシンを添加することにより止められた。標識された抗体は、NAP-5カラム(GE Healthcare、Freiburg、Germany)及びBio-Sil(登録商標) SEC-400-5 HPLCカラムのサイズ排除クロマトグラフィーにより、遊離の標識から分離された。
PCTのカルシトニン部分に対するモノクローナル抗体(BRAHMS AG、Hennigsdorf, Germany)の被膜は、標準的な手順によって行われた(EP1488209、EP1738178):ポリスチレンスターチューブ(Greiner)は精製した抗体(チューブあたり、10 mmol/L Tris、100 mmol/L NaCl、pH 7.8、300μL中に抗体2μg)を用いて22℃で一晩被膜された。チューブはそれから30 g/LカリオンFP(Merck)、5 g/Lプロテアーゼ無しのウシ血清アルブミン(Sigma)を含む10 mmol/Lリン酸ナトリウム(pH 6.5)でブロックされ、凍結乾燥された。
抗カタカルシン抗体で被膜されたチューブ及び標準(組み換えPCT)は、アッセイB.R.A.H.M.S PCT LIA sensitive (B.R.A.H.M.S AG、Hennigsdorf、Germany)から用いられた。MACN標識された抗体FX1G5は標識抗体として用いられた。測定バッファは、300 mmol/Lリン酸カリウム、pH 7.0、100 mmol/L NaCl、10 mmol/L EDTA、0.9 g/Lアジ化ナトリウム、5 g/Lプロテアーゼ無しのウシ血清アルブミン(Sigma)、1 g/L 非特異的ウシIgG、1 g/L非特異的ヒツジIgG、1 g/L非特異的マウスIgG、及び200μl あたり2x106発光量(relative light units (RLU)) を含むMACN標識抗体である。100μlの標準又はサンプルと200μlのMACN標識抗体を含む測定バッファは、被膜されたチューブ中でピペッティングされた。チューブは、22℃で2時間、撹拌下でインキュベートされた。その後、チューブは1 mLのB.R.A.H.M.S 洗浄溶液(B.R.A.H.M.S AG、Hennigsdorf、Germany)で5回洗浄され、LB952T luminometer (Berthold)で、チューブあたり1秒間、結合した化学発光が測定された。サンプルの濃度はソフトウェアMultiCalc (Spline Fit)を用いて計算された。
抗カルシトニン抗体で被膜されたチューブが用いられた。標準(組み換えPCT)はアッセイBRAHMS PCT LIA sensitive (BRAHMS AG, Hennigsdorf, Germany)から用いられた。MACN標識された抗体FX1G5は標識抗体として用いられた。測定バッファは、300 mmol/Lリン酸カリウム、pH 7.0、100 mmol/L NaCl、10 mmol/L EDTA、0.9 g/Lアジ化ナトリウム、5 g/Lプロテアーゼ無しのウシ血清アルブミン(Sigma)、1 g/L非特異的ウシIgG、1 g/L非特異的ヒツジIgG、1 g/L非特異的マウスIgG、及び200μl あたり2x106発光量(relative light units (RLU))を含むMACN標識抗体である。100μlのスタンダー又はサンプルと200μlのMACN標識抗体を含む測定バッファは、被膜されたチューブ中でピペッティングされた(pipetted)。チューブは、22℃で2時間、撹拌下でインキュベートされた。その後、チューブは1 mLのB.R.A.H.M.S洗浄溶液(B.R.A.H.M.S AG、Hennigsdorf、Germany)で5回洗浄され、LB952T luminometer (Berthold)で、チューブあたり1秒間、結合した化学発光が測定される。サンプルの濃度はソフトウェアMultiCalc (Spline Fit)を用いて計算された。
FX1G5抗体で被膜されたチューブが用いられた。標準(組み換えPCT)及び標識されたポリクローナル抗カルシトニン抗体は、アッセイBRAHMS PCT LIA sensitive (BRAHMS AG, Hennigsdorf, Germany)から用いられた。50μlの標準又はサンプル及び、200μlのMACN標識抗体を含む測定バッファは、被膜されたチューブ中でピペッティングされた(pipetted)。チューブは、22℃で30分又は2時間、撹拌下でインキュベートされた。その後、チューブは1 mLのB.R.A.H.M.S 洗浄溶液(B.R.A.H.M.S AG、Hennigsdorf、Germany)で5回洗浄され、LB952T luminometer (Berthold)で、チューブあたり1秒間、結合した化学発光が測定された。
PCT濃度の上昇した9人の患者(敗血症患者を含む)からの血漿サンプルは、Bio-Sil(登録商標)SEC-125-5 HPLCカラム(BIO-RAD)のHPLCカラムを用いて分画した。サンプルの容量は100μlである。ランニング(送液)バッファは、PBS pH 7.4.であった。流速は0.8 mL/分であった。0.4 mL画分が回収され、アッセイA、C、Dで測定された。下記のペプチドは、較正に用いられた:組み換えPCT(分子量=約13 kDa;InVivo GmbH、Hennigsdorf、 Germany)、preproADM 45-92 (Sequence ELRMSS SYPTGLADVK AGPAQTLIRP QDMKGASRSP EDSSPDAARI RV;分子量=5.1 kDa; JPT GmbH、Berlin、Germany)、 ビタミンB12 (分子量 1.3 kDa)。組み換えPCT及びpreproADM 45-92は、アッセイBRAHMS PCT LIA sensitive、及びBRAHMS MR-proADM LlA (BRAHMS AG, Hennigsdorf, Germany)から得られるスタンダードマトリックスに溶解させ、それらのサイズ分画HPLCの溶出結果はこれらのアッセイを用いて決定された。ビタミンB12はランニングバッファで希釈され、クロマトグラフィーに付され;吸収は280 nmで記録された。
局所細菌感染、敗血症、敗血性ショックの患者の30の血清サンプルが、アッセイA、C、Dで測定された。
モノクローナル抗体
3つのマウスモノクローナル抗体は、PCT全体コーディング配列を用いた遺伝子的免疫化により産生された。エピトープマッピングは、3つ全ての抗体の結果は全く同一ではないが、よく似ていることがと明らかにした(表2)。抗体FW5H6及びFX7A7は、ペプチドEARLLLAALVQDYVQMKASE(PCTの21〜40番)に最大の結合を示し、抗体FX1G5の最大の結合は、前記のペプチド由来のペプチド、すなわちLLAALVQDYVQMK (25-37番)で観察された。これらの領域の外側には、3つの抗体について、PCT配列内に他の有意の結合部位がないことが判明した。本明細書で用いられた免疫化の方法は、1つの例に過ぎない。他の方法は、よく知られており、それは、記述した領域及び、より一般的には53番より上流にエピトープに対する抗体を作製することが代わりに適用され、例えば、担体ペプチドに結合させた化学的に合成したペプチドは抗原として用いることができた。
見かけの天然のPCTの分子量及び様々なサンドイッチイムノアッセイの検出能は、サイズ排除HPLCを用いて上昇した天然のPCT濃度を有する患者(敗血症患者を含む)からの血清サンプルの分画することにより、分析された。分画はアッセイA、C又はD(図1)で測定されようが、されまいが、本質的には同じ免疫反応性結果が観察された:天然のPCTの溶出時間は、組み換えPCTと区別できないほどであった(図2、及び3)。実質的には、13 kDaより小さい分子量に対応するPCT免疫反応性は、3つのいずれのアッセイによっても検出されなかった。中でも注目すべきは、分子量約6 kDaに対応するPCT免疫反応性は、アッセイAで検出されなかった;このことは、最先端の仮説、PCTがPCTのカルシトニン部分からすぐ上流で分割され得る、が正しいかどうか、期待される。これらの結果は、最先端の推論に反対することを明らかにし、上昇したPCT濃度を有する患者(甲状腺髄様癌をのぞく)において、PCTは、分子の中央で検出可能な分割はされず、A、C又はD型のサンドイッチイムノアッセイは同じ抗原を検出した。
局所細菌感染、敗血症、敗血性ショックの患者の30の血清サンプルが、アッセイA、C、Dで測定された。スピアマンの相関係数は下記に示す:アッセイA対C:r= 0.9893;アッセイA対D:r=0.9844。重症度の様々な感染を有する患者からのサンプルの有意な数の測定から得られるこれらの理想的な相関関数は、標準以上に上昇したときに、PCTが分子の中央で分断されないことが一般的に結論付けられるように、サイズ排除クロマトグラフィーにより得られた結果を疑いなく裏付ける。
本発明で記載された抗体の1つの使用、PCTの25−37番に体操するエピトープを有するFX1G5は、抗カルシトニン抗体を第二抗体として用いるサンドイッチアッセイ(アッセイE)において、最先端のPCTアッセイと比較されて分析され、それは同じ検出技術(被膜チューブ/化学発光標識);すなわち、BRAHMS PCT LIA sensitive(アッセイA)及びBRAHMS MR-proADM LlA(アッセイB)が用いられる。驚くべきことに、インキュベーション時間とは無関係に、双方の確立しているアッセイより、アッセイEは、より大幅に動的な用量反応曲線を示した(図4)。
Claims (19)
- 対象から得られた体液由来の生物学的サンプル中のプロカルシトニン、又は少なくとも20アミノ酸残基長のその断片の検出のためのインビトロ方法であって、以下のステップ: a. 前記サンプルと、プロカルシトニン内の異なったエピトープに対する少なくとも二つの抗体又はその機能性断片とを接触させ、及び
b. 前記の少なくとも二つの抗体の、プロカルシトニン又はその前記断片への結合を定性的又は定量的に検出すること、ここで、結合は前記サンプル中のプロカルシトニン又は前記断片の存在又は濃度を示す、
を含み、
少なくとも1つの抗体又はその機能性断片はプロカルシトニンの2〜52のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する、方法。 - プロカルシトニンの2〜52のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する抗体及びその機能性断片が、モノクローナル抗体である、請求項1に記載の方法。
- もう1つの抗体又はその機能性断片が、プロカルシトニンの53〜116のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する、請求項1又は2に記載の方法。
- プロカルシトニンの2〜52のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープが、プロカルシトニンの16〜40のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- プロカルシトニンの16〜40のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープが、プロカルシトニンの21〜40のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープ、プロカルシトニンの16〜35のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープ、及びプロカルシトニンの25〜37のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープからなる群から選択される、請求項4に記載の方法。
- プロカルシトニンの53〜116のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープが、プロカルシトニンの96〜116のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープ、又はプロカルシトニンの60〜91のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープである、請求項3〜5のいずれか1項に記載の方法。
- プロカルシトニンの53〜116のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する抗体又はその機能性断片が、モノクローナル抗体である、請求項1〜6に記載の方法。
- プロカルシトニンの16〜40のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する抗体又はその機能性断片。
- プロカルシトニンの21〜40のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープ、プロカルシトニンの16〜35のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープ、及びプロカルシトニンの25〜37のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープからなる群から選択されるエピトープに対する、請求項8に記載の抗体又はその機能性断片。
- 前記抗体がモノクローナルである、請求項8又は9に記載の抗体。
- 抗体が、受入番号DSM ACC2993、DSM ACC2996又はDSM ACC2997として、DSMZに寄託されているハイブリドーマ細胞株によってつくられる、請求項10に記載の抗体。
- 少なくとも、
a. プロカルシトニンの2〜52のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する第一抗体又はその機能性断片、及び
b. プロカルシトニンの53〜116のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する第二抗体又はその機能性断片、
を含むキット。 - 前記第一抗体が、プロカルシトニンの16〜40のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対するものであり、好ましくは、プロカルシトニンの21〜40のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープ、プロカルシトニンの16〜35のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープ、及びプロカルシトニンの25〜37のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープからなる群から選択されるエピトープに対するものである、請求項12に記載のキット。
- 前記第二抗体が、プロカルシトニンの60〜91のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対する、又はプロカルシトニンの96〜116のアミノ酸残基にまたがる配列に含まれるエピトープに対するものである、請求項12又は13に記載のキット。
- 体液からの生物学的サンプル中のプロカルシトニンの検出及び/又は定量のためのサンドイッチイムノアッセイにおける、請求項12〜14のいずれか1項に記載のキットの使用。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法、請求項8又は11に記載の抗体、あるいは体液からの生物学的サンプル中の、プロカルシトニン若しくはその断片の存在若しくは非存在を決定するための、又はそれを定量するための請求項12〜14のいずれか1項に記載のキット、の使用。
- 上昇したプロカルシトニンレベルに関連する疾患又は症状の治療的手段の適用のための、診断、予後、危険度分類、治療法モニタリング、治療法ガイダンス、又は分類のための、請求項16に記載の使用。
- 前記疾患又は症状が、局所細菌感染、敗血症、重症敗血症、敗血性ショック、循環器疾患(急性冠症候群、心不全、冠動脈疾患、アテローム性動脈硬化症、脳卒中)を含む非感染性疾患、癌、糖尿病、慢性胃腸疾患、慢性腎疾患、高血圧、骨粗鬆症を含む整形外科的疾患、及びアルツハイマー病を含む神経変性疾患からなる群から選択される、請求項17に記載の使用。
- 受入番号DSM ACC2993、DSM ACC2996又はDSM ACC2997としてDSMZに寄託されたハイブリドーマ細胞株。
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