JP2015163530A - 断熱容器積重体運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さを低くすることができ、しかも十分な断熱性を有した断熱容器積重体運搬車を提供する。【解決手段】断熱容器積重体運搬車1は、台車30上に容器本体10を複数段積み重ね、最上段の容器本体10に蓋体20を被せた構成を有する。容器本体10は、それぞれ合成樹脂の射出成形等による成形品よりなる内側シェル11と外側シェル12との間に発泡合成樹脂製断熱材13を介在させた断熱構造を有する。容器本体10の底部15の平均厚さを容器本体10の高さの10%以下と小さくして積重体1の高さを低くしている。蓋体20及び台車ベース部31も、シェルと断熱材とからなる断熱構造を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、断熱容器を台車上に積み重ねた断熱容器積重体運搬車に係り、特に食料品の運搬に好適に用いられる断熱容器積重体運搬車に関する。
弁当、おにぎり等の食料品の運搬に用いられる断熱容器として、特許文献1には、合成樹脂発泡体製の容器本体と、該容器本体に被せるための合成樹脂発泡体製の蓋体とからなり、該容器本体を複数段積み重ね、最上段の容器本体に蓋体を被せたものが記載されている(特許文献1の図5,6)。
特許文献2には、1個の容器本体に1枚の蓋体を被せた断熱容器を複数個積み重ねたものが記載されている(特許文献2の図10)。特許文献2では、発泡ポリウレタンなどの発泡体をポリエチレン又はポリプロピレンなどよりなる外皮層で被覆して容器本体及び蓋体を構成している。
特許文献3には、収納庫の底部に車輪を設けた給食運搬車が記載されている。この収納庫内は断熱材によって保冷室、常温室及び保温室に仕切られている。
特開平11−130069号公報 特開平11−124140号公報 特開平11−75944号公報
上記特許文献1の容器本体は、積重体としたときに最下段の容器本体の断熱性を確保する必要があるため、側周面だけでなく底面も厚さが大きいものとなっている。そのため、多段積みした断熱容器積重体の高さがそれだけ高いものとなってしまい、断熱容器積重体の積み重ね段数をあまり多くできない。また、容器本体及び蓋体が合成樹脂発泡体製であるため、運搬に際し、表面が傷つき易く、強度、耐久性が十分でない。さらには、水で丸洗いしたり、ブラシで擦ったり、洗剤を用いて洗浄したり、殺菌剤で処理したりすることができない。
特許文献2では、1個の容器本体に対し1個の蓋体を被せているため、容器本体の底面の厚さが大きいことと相俟って断熱容器積重体の高さがかなり大きいものとなる。
特許文献3では、収納庫の大きさが定まっているため、収納物の量が多いときには収納しきれないことになり、逆に収納物が少ないときには収納庫内に無駄なスペースが生じる。
本発明は、同じ積重段数の場合に比べて積重体の高さを低くすることができ、無駄なスペースが生じることもなく、しかも十分な断熱性を有した断熱容器積重体運搬車を提供することを目的とする。
従来の断熱容器積重体運搬車における台車は、ベース部に車輪を有するため、自由な設計が行いづらく、断熱構造などの機能を持たせるという発想がなかった。台車には運搬性能を、容器本体には断熱性能を持たせることが通常である。しかしながら、本発明者は、台車と容器を一体化されたパッケージとしてとらえ、鋭意検討した結果、台車に断熱構造を持たせることを可能とし、積重体の高さを抑えながらも、容器積重体運搬車に十分な断熱性を付与することを達成した。
本発明の断熱容器積重体運搬車は、断熱構造を有した台車上に、上面が開放した容器本体が複数段積み重ねられ、最上段の容器本体の上側に断熱構造を有した蓋体が被装された断熱容器積重体運搬車であって、容器本体の底部の平均厚さが容器本体の高さの10%以下であることを特徴とする。
該台車のベース部、容器本体及び蓋体は、発泡合成樹脂よりなる断熱材の両面を合成樹脂製外皮で覆った構造を有することが好ましい。
容器本体の底部は、内側シェルと外側シェルとで構成されることが好ましい。この場合、内側シェルと外側シェルとの間に断熱材が充填されてもよく、両者間は断熱材が存在しない空室とされてもよい。特に、内側シェルと外側シェルとの間に断熱材が充填されない場合は、積重体全体の厚さを小さくすることができ、運搬性や作業性を向上させることができる。
容器本体の底部の平均厚さが容器本体の高さの5〜10%が好ましい。前記蓋体の平均厚さは、容器本体の側壁部の平均厚さの0.8〜2倍であることが好ましい。
台車は、ベース部と、該ベース部に取り付けられた車輪とを有しており、該ベース部は、合成樹脂製の外皮内に発泡合成樹脂よりなる断熱材を設けた断熱構造を有することが好ましい。
本発明の断熱容器積重体運搬車は、台車と容器を一体化されたパッケージとしてとらえ、台車に断熱構造などの機能を持たせることにより、以下のような優れた効果を有する。
すなわち、本発明の断熱容器積重体運搬車にあっては、断熱構造を有した台車上に容器本体同士を多段に積み重ね、その最上段の容器本体に断熱構造を有した蓋体を被せているので、各容器本体の底面の厚さを小さくしても、容器本体内の断熱性に優れる。そして、このように底面の厚さを小さくすることにより個々の容器本体の高さが小さくなり、これを積み重ねた断熱容器積重体の高さも小さなものとなる。
実施の形態に係る断熱容器積重体運搬車の斜視図である。 図1において容器本体、蓋体及び台車を縦断面とした斜視図である。 蓋体の斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 容器本体の斜視図である。 図5の一部を断面とした断面図である。 台車の斜視図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 台車上に容器本体を1段のみ積み重ねた状態の斜視図である。 容器本体の側壁部の縦段面図である。 別の実施の形態に係る容器本体の底部の断面斜視図である。 別の実施の形態に係る容器本体の底部の断面斜視図である。
以下、図面を参照して実施の形態に係る断熱容器積重体について説明する。図1の通り、この断熱容器積重体運搬車1は、断熱構造を有する台車30上に断熱構造を有する容器本体10を複数段(図1では6段)積み重ね、最上段の容器本体10の上面に断熱構造を有する蓋体20を被せた構成を有する。
容器本体10は、図2,5,6,10に明示の通り、それぞれ合成樹脂の射出成形等による成形品よりなる内側シェル(外皮)11と外側シェル(外皮)12との間に発泡合成樹脂製断熱材13を介在させた断熱構造を有する。この実施の形態では、容器本体10は、上面が開放した、平面視形状が長方形の容器形状であり、4側面を構成する側壁部14と、厚さの小さい底部15とを有している。なお、容器本体10の平面視形状は、長方形ではなく正方形であってもよく、その他の形状であってもよいが、長方形であることが好ましい。
容器本体10の側壁部14の上面は、外周側が高段部14gとなっており、内周側が若干凹んだ凹所14aとなっている。容器本体10の底部15の下面周縁部は上方に凹んだ凹所15aとなっており、この凹所15aで囲まれた底面主部15bが、下段側の容器本体10の凹所14aに係合する。
容器本体10の底部15の下面周縁部の4個のコーナー部の近傍に、それぞれ、凸所よりなる脚部15cが設けられている。この脚部15cは、下段側に配置された容器本体10の側壁部14上面の凹陥部14bに係合する。この凹陥部14bは高段部14gから下方に凹陥している。凹陥部14bは凹所14aに連なっている。
容器本体10の側壁部14の外面に、それぞれ凹部14eが設けられている。各凹部14eは、それぞれ各側壁部の横方向の中央付近において、底部15から上方へ立ち上がるように設けられている。この凹部14eに対し、後述の台車30の突片35が係合する。
断熱材13は、容器本体10からシェル11,12を取り除いた容器本体10と略同形の容器形状である。内側シェル11は、この断熱材13の底部の上面、側壁部の内面及び側壁部の上面を覆っている。外側シェル12は、断熱材13の底部の下面、及び側壁部の外面を覆っている。
図10の通り、内側シェル11及び外側シェル12には、断熱材13の側壁部の上端面から外方に張り出すフランジ部11f,12fが設けられ、このフランジ部11f,12f同士が超音波溶着などによって固着されている。外側シェル12の底部上面には、剛性を高めるために図10のようにリブ12rが設けられている。なお、内側シェル11の底部下面にもリブを設けてもよく、これらの一方にのみリブを設けてもよい。
断熱材13は、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、フェノール樹脂などの発泡成形により容器形状に成形されたものであることが好ましい。この容器形状の断熱材13の内面と外面にそれぞれ内側シェル11と外側シェル12とを貼着し、内側シェル11及び外側シェル12のフランジ部11f,12f同士を固着することにより容器本体10が構成される。
この容器本体10の底部15の平均厚さtは、容器本体10の高さtの10%以下、さらには、5〜10%とすることも可能である。底部15の平均厚さtは、容器本体10が大きなサイズになった場合でも25mm以下、20mm以下、さらには10mm以下とすることができる。
容器本体10に被さる蓋体20は、合成樹脂の射出成形等による成形品よりなる外皮としての上側シェル21と下側シェル22との間に発泡合成樹脂製断熱材23を介在させた断熱構造を有する。この実施の形態では、蓋体20は、容器本体10に被さる大きさを有した長方形の平盤形状である。蓋体20と容器本体10とは、それらの平面図において外周形状及び寸法が同一である。
蓋体20の上面は、外周縁が一段高い凸所20aとなっており、該凸所20aの内周に沿って第1凹所20bが設けられ、この第1凹所20bで囲まれた盤央部分が第1凹所20bよりも一段低い第2凹所20cとなっている。第1凹所20bに対しては、容器本体10が上側に積み重ねられた場合、当該容器本体10の底面主部15bが係合する。蓋体20の上面の周縁部には凹陥部20dが設けられている。この凹陥部20dに対しては、容器本体10が上側に積み重ねられた場合、当該容器本体10の脚部15cが係合する。
蓋体20の4側面には、容器本体10の凹部14eと同一位置に凹部14eと同一形状の凹部20eが設けられている。蓋体20の下面周縁部に、容器本体10の脚部15cと同位置に脚部15cと同一形状の凸所20tが設けられている。この凸所20tは、下段側に配置された容器本体10の側壁部14上面の凹陥部14bに係合する。
断熱材23は、蓋体20と略同形の平盤状であり、上側シェル21は断熱材23の上面を覆っている。下側シェル22は断熱材23の下面及び側面を覆っている。
上側シェル21及び下側シェル22には、容器本体10の内側シェル11及び外側シェル12のフランジ部11f,12fと同様のフランジ部(符号略)が設けられており、このフランジ部同士が超音波溶着などによって固着されている。
断熱材23は、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、フェノール樹脂などの発泡成形により平盤状に成形されたものである。この平盤状断熱材23の上面と、下面及び側面にそれぞれ上側シェル21と下側シェル22とを貼着し、上側シェル21及び下側シェル22のフランジ部同士を固着することにより蓋体20が構成される。
蓋体20の上面には落下式の反転機に適合させるための第3凹所20hが設けられているが、反転機を利用しない場合には、この第3凹所20hは省略されてもよい。
図7,8を参照して台車30の構成について説明する。台車30は、盤状の台車ベース部31と、該台車ベース部31の下面に取り付けられた車輪32とを有する。なお、図8では、台車30内の断熱材の図示が省略され、シェルと車輪のみが図示されている。
台車ベース部31の上面は、外周縁が一段高い凸所30aとなっており、該凸所30aの内周に沿って第1凹所30bが設けられ、この第1凹所30bで囲まれた盤央部分が第1凹所30bよりも一段低い第2凹所30cとなっている。第1凹所30bに対し、上側に積み重ねられる容器本体10の底面主部15bが係合する。台車ベース部31の上面の各コーナー部の近傍には凹陥部30dが設けられている。この凹陥部30dに対しては、上側に積み重ねられる容器本体10の脚部15cが係合する。
台車ベース部31の4辺縁の凸所30aには、それぞれ、辺縁方向の中央部から上方に向って突片35が立設されている。突片35は、上側に積重された容器本体10の凹部14と係合する。
ベース部31は、外皮としてのシェル31aと、該シェル31a内に発泡充填等により充填された断熱材31b(図2)とからなる。シェル31aは、ベース部31の外面全体を構成している。突片35はシェル31aと一体に成形されている。断熱材31bは、ポリスチレンなどの発泡体よりなる。
この台車30上に容器本体10を積み重ねた場合、図2の通り、最下段の容器本体10の底部15の周縁部が台車30の第1凹所36b上に裁置される。そして、底部15の下面と第2凹所30cの上面との間に空間部Vが形成される。この空間部Vの高さは、第2凹所30cから第1凹所30bまでの立ち上がり高さに相当する比較的小さいものである。このように比較的高さの小さい空間部Vを台車30の上面と最下段容器本体10の底面のほぼ全域との間に形成することにより、最下段容器本体10と台車30との間の断熱性に優れたものとなる。
本発明の断熱容器積重体は、おにぎり、弁当等の炊飯系食品を収容して運搬するのに好適であるが、これに限定されない。なお、炊飯系食品を収容して運搬する断熱容器積重体の場合、容器本体10の長辺長さは400〜600mm、短辺長さは300〜500mm、高さtは100〜250mmであることが好ましい。前述の通り、容器本体10の底部15の平均厚さtは容器本体の高さtの10%以下であり、特に5〜10%程度であることが好ましい。側壁部14は、断熱材13による十分な断熱性を確保するために30〜80mm特に50〜60mm程度であることが好ましい。
また、蓋体20の第3凹所20h以外の部分における平均厚さは、断熱材23による十分な断熱性を確保するために、側壁部14の平均厚さの0.8〜2倍特に0.8〜1.2倍程度であることが好ましい。
内側シェル11、外側シェル12、上側シェル21、下側シェル22及びシェル31aの厚さは1.0〜2.5mm程度が好適であり、その材質はポリプレピレン、ポリエチレン等が好適であるが、これに限定されない。
断熱材13,23としては発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリプロピレン、発泡フェノールなどが好適であるが、これに限定されない。
このように構成された断熱容器積重体運搬車1にあっては、断熱構造を有する台車30上に容器本体10を多段に積み重ね、最上部に断熱構造を有する蓋体20を被せているので、個々の容器本体10の底部15の厚さtが小さくても、容器本体10内の断熱性が良好である。そのため、炊飯系食品を収容した、容器本体10の内部温度が15〜20℃程度の断熱容器積重体運搬車1の場合、長時間にわたって容器本体10の内部温度を13℃以上に維持することができる。なお、炊いた米飯は、13℃よりも低い温度に長時間保持されると、おいしさが低下する。ただし、本発明の断熱容器積重体運搬車は、炊飯系食品以外のパン類、菓子類、冷蔵食品、冷凍食品等の運搬にも用いることができる。
また、本発明の断熱容器積重体運搬車1にあっては、前述の通り、断熱容器積重体における最下段の容器本体底部と、台車上面の盤央部分との間に、空間部Vを有することにより、断熱性をより向上させることができる。
また、容器本体10の底部15の厚さtを小さくしたことにより、容器本体10の高さtが小さく、従って断熱容器積重体の高さが小さくなり、断熱容器積重体の高さを過度に高くすることなく容器本体10の積み重ね段数を多くすることができる。なお、容器本体10、蓋体20及び台車ベース部30を、シェルと断熱材とを一体化した構成としているので、これらの強度及び剛性が高い。
本発明では、容器本体10と蓋体20の外面の色を異ならせる(例えば明度及び/又は色彩を異ならせる)ようにしてもよい。これにより、断熱容器10の積重体の上側に蓋体20を配置したことを容易に目視確認することができる。
この実施の形態では、容器本体10、蓋体20及び台車ベース部31の外皮部分は合成樹脂製のシェルで構成されているので、容器本体10、蓋体20及び台車30を水で丸洗いしたり、ブラシで擦ったり、洗剤で洗ったり、あるいは殺菌剤で処理することも容易であり、清潔に保つことができる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記以外の構成とされてもよい。例えば、図11に示すように、容器本体10の底部において内側シェル11と外側シェル12とをボス40で連結して底部の剛性や強度を高くするようにしてもよい。図11では、内側シェル11の下面からボス40が一体的に突設されており、ボス40の下端の小突起41が外側シェル12の小孔42に差し込まれ、超音波溶着などによりボス40の下端面及び小突起41が外側シェル12に固着されている。なお、図11では、断熱材13の図示が省略されているが、内側シェル11と外側シェル12との間に断熱材13が存在する。
同様のボスや、図10に示すリブ12rと同様のリブを蓋体20や台車ベース部31のシェルにも設けてもよい。
本発明では、容器本体10の底部を、内側シェル11と外側シェル12との間に断熱材を充填しない中空構造としてもよい。図12はかかる容器本体10’の一部断面斜視図である。図12では、前記図6と同一部分を断面としている。
この容器本体10’の底部15にあっては、内側シェル11と外側シェル12との間は、断熱材13が存在しておらず、空所となっている。内側シェル11の下面と外側シェル12の上面にそれぞれリブ11r、12rが設けられている。容器本体10’のその他の構成は容器本体10と同一であり、図12のその他の符号は図6の各部分と同一部分を示している。このように底部15に断熱材13を設けないことにより、底部15の厚さを小さくすることができる。これにより、断熱性能を損なわずに、断熱容器積重体運搬車全体の高さを抑えることができる。
本発明では、最上段以外の容器本体10に対し薄蓋(図示略)を被せてもよい。この薄蓋を被せることにより、塵が容器本体10内に入り込むことを防止できる。また、断熱性能も向上する。この薄蓋は、略平板状であるが、その周縁部は、容器本体10の上面に嵌合するように、容器本体10の側壁部14の上面に倣った形状を有している。同様の薄板を蓋体20に被せてもよい。
本発明では、容器本体10の底面部15に小孔(図示略)を設けてもよい。この小孔を設けることにより容器本体10を水洗いした後の水抜きを行うことができる。小孔の直径は約8〜10mm程度が好ましい。小孔の数は1〜9個程度が好ましい。
1 断熱容器積重体
10,10’ 容器本体
11 内側シェル
12 外側シェル
13 断熱材
20 蓋体
21 上側シェル
22 下側シェル
23 断熱材
30 台車
31 ベース部
32 車輪
35 突片

Claims (14)

  1. 断熱構造を有した台車上に、上面が開放した容器本体が複数段積み重ねられ、最上段の容器本体の上側に断熱構造を有した蓋体が被装された断熱容器積重体であって、
    容器本体の底部の平均厚さが容器本体の高さの10%以下であることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  2. 請求項1において、前記容器本体の底部の平均厚さが、25mm以下であることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  3. 請求項1又は2において、前記蓋体の平均厚さが容器本体の側壁部の平均厚さの0.8
    〜2倍であることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、最下段の容器本体の底面と、台車上面との間に空間が形成されていることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記断熱構造は、発泡合成樹脂よりなる断熱材の両面を合成樹脂製外皮で覆った構造であることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記台車は、ベース部と、該ベース部に取
    り付けられた車輪とを有しており、
    該ベース部は、合成樹脂製の外皮内に発泡合成樹脂よりなる断熱材を設けた断熱構造を
    有することを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  7. 請求項5又は6において、前記合性樹脂製外皮は、ポリプレピレンおよび/またはポリエチレンを含有し、厚さ1.0〜2.5mmであることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項において、前記断熱材は、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリプロピレン及び発泡フェノール樹脂の少なくとも1種であることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記容器本体の底部は、外側シェル及び内側シェルを有することを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  10. 請求項9において、前記外側シェルと内側シェルとの間に発泡合成樹脂よりなる断熱材が設けられていることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  11. 請求項9において、前記外側シェルと内側シェルとの間は、断熱材が存在しない空室となっていることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項において、前記容器本体の底面部に小孔が設けられていることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項において、前記容器本体と前記蓋体の外面の色が異なっていることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1項において、炊飯系食品、パン類、菓子類、冷蔵食品及び冷凍食品の少なくとも1種の運搬に用いることを特徴とする断熱容器積重体運搬車。
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