JP2020100438A - 恒温構造体 - Google Patents

恒温構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2020100438A
JP2020100438A JP2018241492A JP2018241492A JP2020100438A JP 2020100438 A JP2020100438 A JP 2020100438A JP 2018241492 A JP2018241492 A JP 2018241492A JP 2018241492 A JP2018241492 A JP 2018241492A JP 2020100438 A JP2020100438 A JP 2020100438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
cold
heat
heat shield
lid member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018241492A
Other languages
English (en)
Inventor
雅弘 仲井
Masahiro Nakai
雅弘 仲井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakai KK
Original Assignee
Nakai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakai KK filed Critical Nakai KK
Priority to JP2018241492A priority Critical patent/JP2020100438A/ja
Publication of JP2020100438A publication Critical patent/JP2020100438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】収納した対象物を長期に亘って恒温に保持可能な恒温構造体を提供する。【解決手段】保冷用構造体10は、上方に開口する底部保冷容器12と、上方に開口して底部保冷容器12に段積みされる段積み用保冷容器14と、段積み用保冷容器14の上部開口14bを塞ぐ蓋部材16とを備える。底部保冷容器12の底壁12cおよび側壁12dに内部画成した第1の空所22に、遮熱シート24が収容される。段積み用保冷容器14の側壁14cに内部画成した第2の空所34に遮熱シート24が収容される。蓋部材16に内部画成した第3の空所40に遮熱シート24が収容される。保冷用構造体10の内部に画成される収納室12a,14aは遮熱シート24で覆われ、外部からの熱が収納室12a,14aに侵入するのを遮熱シート24で防ぐことができ、収納室12a,14aに収納した要保冷物の保冷効果を長期に亘って維持できる。【選択図】図1

Description

本発明は、生鮮食品等の要保冷物や弁当等の要保温物を収納する恒温構造体に関する。
野菜や魚等の生鮮食品等の要保冷物は、市場からスーパーマーケット等の販売店への輸送に際し、特許文献1、2等に開示されている断熱容器に、氷やドライアイス等の冷却材と共に収納された状態で保冷される。また、要保冷物の輸送時には、要保冷物を収納した複数の断熱容器を段積みした形態で取り扱われる。また、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で温められた惣菜や弁当等の要保温物を断熱容器に収納すると共に、該断熱容器に保温材を収納することで、要保温物を保温することも行われている。
特開2008−285185号公報 特開2002−225965号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示の断熱容器は、当該断熱容器自体が熱を吸収して蓄熱し、該熱を放射する性質があることから、長い期間に亘る保冷保温効果が期待できない問題がある。また、断熱効果を高めるために容器の厚みを大きくすると、容器自体が大型化するか、または要保冷物や要保温物の収納量が減少する難点がある。更に、複数の断熱容器を段積みする場合は、各断熱容器毎に冷却材または保温材を入れなければならず、手間が掛かると共に冷却材または保温材の消費量が多くなって、コストが嵩む問題も指摘される。
本発明は、従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、収納された対象物を長期に亘って恒温に保持可能な恒温構造体を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る恒温構造体は、
対象物を収納する恒温構造体であって、
上方に開口する箱状に形成され、底壁(12c)および側壁(12d)によって画成された収納室(12a)に対象物を収納可能な底部容器(12)と、
上方に開口する箱状に形成され、底壁(30a)および側壁(14c)によって画成された収納室(14a)に対象物を収納可能な段積み用容器(14)と、
前記段積み用容器(14)の上部開口(14b)を塞ぎ得る蓋部材(16)とを備え、
前記底部容器(12)は、前記底壁(12c)の内部および側壁(12d)の内部に形成した空所(22)に収容した遮熱材(24)によって、前記収納室(12a)の底部側および側部側を覆うように構成され、
前記段積み用容器(14)は、前記側壁(12d)の内部に形成した空所(34)に収容した遮熱材(24)によって、前記収納室(14a)の側部側を覆うように構成されると共に、前記底部容器(12)または該底部容器(12)に積まれた段積み用容器(14)に段積みした状態で下側の容器(12,14)の上部開口(12b,14b)を覆う前記底壁(30a)に、上下の収納室(12a,14a)を連通する複数の通孔(30d)が形成され、
前記蓋部材(16)は、内部に形成した空所(40)に遮熱材(24)が収容され、該蓋部材(16)で最上段の段積み用容器(14)の上部開口(14b)を塞いだ状態で、該上部開口(14b)が蓋部材(16)の遮熱材(24)で覆われるよう構成されたことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、段積みした複数の容器の壁および最上段の容器の上部開口を塞ぐ蓋部材の内部に収容した夫々の遮熱材によって、外部からの熱が恒温構造体の内部に侵入すること、および内部の熱が外部に逃げるのを防ぐことができるので、収納した要保冷物や要保温物等の対象物を長期に亘って保冷または保温する効果を維持することができる。
請求項2に係る発明は、前記蓋部材(16)の下面、前記底部容器(12)の内壁面および前記段積み用容器(14)の内壁面の少なくとも何れかに、蓄熱体(28)を保持可能な保持部(16e)が設けられ、該保持部(16e)に保持した蓄熱体(28)によって、前記通孔(30d)で連通する収納室(12a,14a)を恒温に保持し得るよう構成したことを要旨とする。
請求項2の発明によれば、蓋部材、底部容器または段積み用容器に設けた保持部に保持した蓄熱体の冷気または暖気は、段積み用容器の底壁の通孔を通って移動可能であるので、恒温構造体の内部全体を少ない蓄熱体によって恒温に保持することができ、コストを低減し得る。
請求項3に係る発明は、前記底部容器(12)、段積み用容器(14)および蓋部材(16)の夫々に、各空所(22,34,40)に収容した遮熱材(24)を挟んで収納室側および反対側に断熱空間(26,36,42)を画成するよう構成したことを要旨とする。
請求項3の発明によれば、容器および蓋部材の内部に収容した遮熱材を挟む両側に画成した断熱空間による断熱効果によって、恒温構造体の内部の保冷または保温効果を高めることができる。
本発明によれば、収納した対象物を長期に亘って恒温に保持することが可能となる。
実施例に係る保冷用構造体を示す概略斜視図である。 実施例に係る保冷用構造体を示す縦断側面図である。 実施例の底部保冷容器の横断平面図である。 実施例の段積み用保冷容器の横断平面図である。
次に、本発明に係る恒温構造体の好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。実施例では、恒温構造体として、対象物である生鮮食品等の要保冷物を収納して、該要保冷物を保冷する保冷用構成体を例に挙げて説明する。
実施例の保冷用構造体10は、図1、図2に示すように、要保冷物を収納する収納室12a,14aを内部画成して上方に開口し、段積み可能な複数の箱状の保冷容器(容器)12,14と、最上段の保冷容器14の上部開口14bを塞ぐ蓋部材16とを備える。保冷用構造体10を構成する最下段の保冷容器12について、底部保冷容器(底部容器)12と指称すると共に、該底部保冷容器12の上側に段積みされる保冷容器14について、段積み用保冷容器(段積み用容器)14と指称する。実施例では、底部保冷容器12の上に、1つの段積み用保冷容器14を段積みした構成で説明するが、該段積み用保冷容器14の数は任意の数にすることができる。
前記底部保冷容器12は、図2および図3に示す如く、矩形状の底壁12cと、該底壁12cの周縁部から上方に延在する側壁12dとから構成されて上方に開口する箱状に形成されて、該底壁12cと側壁12dとによって要保冷物を収納する第1の収納室12aが画成される。具体的に、底部保冷容器12は、矩形状の底板18aと、該底板18aの周縁部から上方に延在する側板18bとで構成されて上方に開口する第1の外装箱18の内部に、矩形状の底板20aと、該底板20aの周縁部から上方に延在する側板20bとで構成されて上方に開口する第1の内装箱20を、対向する底板18a,20aおよび側板18b,20bが離間するように収容することで、底部保冷容器12における底壁12cの内部および側壁12dの内部の夫々に第1の空所22が画成される中空構造の箱体として構成されている。なお、第1の内装箱20における側板20bの上端縁には、外側に延出するフランジ20cが形成されて、該フランジ20cが第1の外装箱18における側板18bの上端縁に当接して、両箱18,20の間に画成される第1の空所22は密閉されている。そして、底部保冷容器12の底壁12cおよび側壁12dの第1の空所22の夫々に遮熱シート(遮熱材)24が収容されて、第1の内装箱20の全体が遮熱シート24で覆われるよう構成される。すなわち、底部保冷容器12は、第1の内装箱20(底壁12cおよび側壁12d)によって画成される第1の収納室12aの底部側および側部側が、遮熱シート24によって覆われている。
図2、図3に示す如く、前記底部保冷容器12における第1の外装箱18の底板18aおよび側板18bに、第1の空所22に突出する複数の凸部18cが設けられると共に、第1の内装箱20の底板20aおよび側板20bに、第1の空所22に突出する複数の凸部20dが設けられている。そして、前記遮熱シート24は、対向する底板18a,20aおよび側板18b,20bに突設された凸部18c,20dによって支持されて、該遮熱シート24を挟む収納室側および反対側(内外の両側)に第1の断熱空間26が夫々画成されるよう構成される。
前記遮熱シート24は、空気層を形成したポリエチレンシートの表裏面にアルミニウム薄膜が形成されたシート状物であって、熱線をアルミニウム薄膜で反射する遮熱効果と共に、空気層により熱伝導を抑制する断熱効果を備えたものが好適に用いられる。
前記底部保冷容器12を構成する第1の内装箱20の側板20bにおける第1の収納室12aに臨む内面に、保冷体(蓄熱体)28を保持可能な保持部12eが複数箇所に設けられており、該保持部12eに保持した保冷体28によって、第1の収納室12aに収納した要保冷物を保冷し得るよう構成される。保冷体28としては、保冷剤を袋あるいはプラスチック容器に充填したものを用いることができる。
前記段積み用保冷容器14は、図2および図4に示す如く、矩形状の底壁30aと、該底壁30aの周縁部から上方に延在する側壁14cとから構成されて上方に開口する箱状に形成されて、該底壁30aと側壁14cとによって要保冷物を収納する第2の収納室14aが画成される。具体的に、段積み用保冷容器14は、矩形状の底板30aと、該底板30aの周縁部から上方に延在する側板30bとで構成されて上方に開口する第2の外装箱30の内部に、角筒状に形成した側板32aからなる上下方向に開口する内装体32を、対向する側板30b,32aが離間するように収容することで、段積み用保冷容器14における側壁14cの内部の第2の空所34が画成される中空構造の箱体として構成されている。実施例では、段積み用保冷容器14の底壁は、第2の外装箱30の底板30aで構成される。なお、内装体32における側板32aの上端縁には、外側に延出するフランジ32bが形成されて、該フランジ32bが第2の外装箱30における側板30bの上端縁に当接して、内装体32と第2の外装箱30との間に画成される第2の空所34は密閉されている。そして、内装体32と第2の外装箱30との間の第2の空所34に、前記遮熱シート(遮熱材)24が収容されて、内装体32における側面の全体が遮熱シート24で覆われるよう構成される。すなわち、段積み用保冷容器14は、内装体32と第2の外装箱30(段積み用保冷容器14の底壁30aおよび側壁14c)とによって画成される第2の収納室14aの側部側が、遮熱シート24によって覆われている。
図2および図4に示す如く、前記段積み用保冷容器14における第2の外装箱30の側板30bに、第2の空所34に突出する複数の凸部30cが設けられると共に、内装体32の側板32aに、第2の空所34に突出する複数の凸部32cが設けられている。そして、前記遮熱シート24は、対向する側板30b,32aに突設された凸部30c,32cによって支持されて、該遮熱シート24を挟む収納室側および反対側(内外の両側)に第2の断熱空間36が夫々画成されるよう構成される。
前記段積み用保冷容器14を構成する第2の外装箱30の底板(段積み用保冷容器14の底壁)30aに、上下方向に貫通する複数の通孔30dが形成されており、該段積み用保冷容器14を前記底部保冷容器12に段積みした状態で、上下の収納室12a,14aが通孔30dを介して連通するよう構成される。なお、段積み用保冷容器14の底面(第2の外装箱30の底板外面)に、下方に突出する脚部38が突設されており、該脚部38を底部保冷容器12の上部開口12bの内側に嵌め込むよう段積み用保冷容器14を段積みすることで、該段積み用保冷容器14が位置決めされると共に、段積み用保冷容器14の底面が底部保冷容器12の上面に重なって、底部保冷容器12の上部開口12bは段積み用保冷容器14の底面(底板30a)で塞がれるよう構成される。
前記蓋部材16は、図2に示す如く、中空に形成された厚板状の部材であって、該蓋部材16に内部画成した第3の空所40に、前記遮熱シート24が収容されている。この遮熱シート24は、蓋部材16の第3の空所40を画成する上壁16aと下壁16bとの対向面に突設した複数の凸部16cによって支持されて、該遮熱シート24を挟む上下(段積み用保冷容器14の上部開口14bを塞いだ状態での収納室側および反対側)に第3の断熱空間42が夫々画成されるよう構成される。また、蓋部材16における下壁16bの下面外縁に、下方に突出する周壁16dが突設されており、前記段積み用保冷容器14の上に、周壁16dの内側に段積み用保冷容器14の上端部が嵌り込むように蓋部材16を被せることで、該段積み用保冷容器14の上部開口14bが蓋部材16で塞がれて、第2の収納室14aが密閉されるよう構成される。また、段積み用保冷容器14の上部開口14bを蓋部材16で塞いだ状態で、該蓋部材16の遮熱シート24が上部開口14bを覆うようになっている。
前記蓋部材16における下壁16bには、段積み用保冷容器14に被せた状態で第2の収納室14aに臨む位置に、保冷体28を保持可能な保持部16eが複数箇所に設けられている。
実施例の保冷用構造体10は、図2に示す如く、前記底部保冷容器12の上に段積み用保冷容器14を段積みすると共に、該段積み用保冷容器14の上部開口14bを蓋部材16で塞ぐことで、両保冷容器12,14の収納室12a,14aは密閉状態となる。そして、底部保冷容器12の底壁12cと側壁12d、段積み用保冷容器14の側壁14cおよび蓋部材16の各空所22,34,40に収容した遮熱シート24によって、収納室12a,14aの全体が覆われる。すなわち、遮熱シート24によって外部からの熱が保冷用構造体10の内部(収納室12a,14a)に侵入するのを防ぐことができ、収納室12a,14aに収納した要保冷物を長期に亘って保冷する効果を維持することができる。また、段積みした底部保冷容器12の第1の収納室12aと、段積み用保冷容器14の第2の収納室14aとは、該段積み用保冷容器14の底壁(底板30a)に形成した通孔30dを介して連通しているので、前記蓋部材16の保持部16eに保持されて第2の収納室14aに臨む保冷体28の冷気は、該第2の収納室14aから通孔30dを通って第1の収納室12aに移動して両収納室12a,14aは保冷される。すなわち、保冷用構造体10の内部全体を、少ない保冷体28によって保冷することができ、コストを低減し得る。
また、前記底部保冷容器12、段積み用保冷容器14および蓋部材16の各空所22,34,40に収容した遮熱シート24を挟む内外両側に、断熱空間26,36,42を画成してあるので、該断熱空間26,36,42による断熱効果によって、保冷用構造体10の内部の保冷効果を高めることができ、収納室12a,14aに収納した要保冷物をより長期に亘って保冷することができる。また、遮熱シート24は、厚みを大きくすることなく充分な遮熱効果が得られるので、保冷容器12,14や蓋部材16の壁の厚みを大きくする必要はなく、保冷用構造体10の大型化を抑えたもとで、要保冷物の収納量を多くすることができる。
(変更例)
本発明は実施例などの構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例などに記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 実施例では、段積み用保冷容器には保冷体の保持部を設けないよう構成したが、段積み用保冷容器の内壁面(内装体の側板内面)に保持部を設けるようにしてもよい。また、蓋部材の保持部を省略して、段積み用保冷容器にのみ保持部を設ける構成を採用し得る。
(2) 実施例では、底部保冷容器に保冷体の保持部を設けたが、該底部保冷容器の保持部は省略することができる。すなわち、冷気は上から下に移動するので、底部保冷容器より上側の段積み用保冷容器の内壁面(内装体の側板内面)および蓋部材の下面(下壁下面)の少なくとも何れかに、保冷体を保持する保持部が設けられていれば、該保持部に保持した保冷体によって保冷用構造体の内部(通孔で連通する収納室)を効率的に保冷することができる。
(3) 底部保冷容器の上に、複数の段積み用保冷容器を段積みする構成においては、上側の段積み用保容器の脚部を、下側の段積み用保冷容器の上部開口に嵌め込むように段積みすることで、下側の段積み用保冷容器の上部開口が上側の段積み用保冷容器の底壁で塞がれると共に、該底壁に形成した通孔によって上下の収納室は連通する。
(4) 実施例では、恒温構造体として、収納した要保冷物(対象物)を保冷する保冷用構造体を挙げて説明したが、対象物である温めた弁当等の要保温物を収納して、該要保温物を保温する保温用構造体として用いることができる。すなわち、構造体の遮熱構造によって内部の熱が外部に逃げるのを防ぐことができるので、前記保持部に保持する蓄熱体として、保温体を用いるようにすれば、収納室を長期に亘って保温することができる。なお、蓄熱体としては、潜熱蓄熱剤や顕熱蓄熱剤または化学蓄熱剤の何れかを袋あるいはプラスチック容器に充填したものを採用することができる。すなわち、蓄熱体を構成する蓄熱剤としては、収納室を保冷または保温することができる周知の各種材料を用いることができる。
また、恒温構造体を保温用に用いる場合は、蓋部材の保持部は省略することができる。すなわち、暖気は下から上に移動するので、底部容器の内壁面にのみ保温体を保持する保持部を設けたり、底部容器および該底部容器の上側の段積み用容器の内壁面に保温体を保持する保持部が設けられていれば、該保持部に保持した保温体によって温められた暖気が段積み用容器の底壁の通孔を通って各収納室(恒温構造体)の内部全体を効率的に保温することができる。また、恒温構造体を保温用に用いる場合は、構造体の遮熱構造によって内部を恒温に保持することが可能であるので、保温体(蓄熱体)の収容部を省略する構成を採用することが可能である。
12 底部保冷容器(底部容器)、12a 第1の収納室、12b 上部開口
12c 底壁、12d 側壁、14 段積み用保冷容器(段積み用容器)
14a 第2の収納室、14b 上部開口、14c 側壁、16 蓋部材
16e 保持部、22 第1の空所、24 遮熱シート(遮熱材)、26 第1の断熱空間
28 保冷体(蓄熱体)、30a 底板(段積み用容器の底壁)、30d 通孔
34 第2の空所、36 第2の断熱空間、40 第3の空所、42 第3の断熱空間

Claims (3)

  1. 対象物を収納する恒温構造体であって、
    上方に開口する箱状に形成され、底壁および側壁によって画成された収納室に対象物を収納可能な底部容器と、
    上方に開口する箱状に形成され、底壁および側壁によって画成された収納室に対象物を収納可能な段積み用容器と、
    前記段積み用容器の上部開口を塞ぎ得る蓋部材とを備え、
    前記底部容器は、前記底壁の内部および側壁の内部に形成した空所に収容した遮熱材によって、前記収納室の底部側および側部側を覆うように構成され、
    前記段積み用容器は、前記側壁の内部に形成した空所に収容した遮熱材によって、前記収納室の側部側を覆うように構成されると共に、前記底部容器または該底部容器に積まれた段積み用容器に段積みした状態で下側の容器の上部開口を覆う前記底壁に、上下の収納室を連通する複数の通孔が形成され、
    前記蓋部材は、内部に形成した空所に遮熱材が収容され、該蓋部材で最上段の段積み用容器の上部開口を塞いだ状態で、該上部開口が蓋部材の遮熱材で覆われるよう構成された
    ことを特徴とする恒温構造体。
  2. 前記蓋部材の下面、前記底部容器の内壁面および前記段積み用容器の内壁面の少なくとも何れかに、蓄熱体を保持可能な保持部が設けられ、該保持部に保持した蓄熱体によって、前記通孔で連通する収納室を恒温に保持し得るよう構成した請求項1記載の恒温構造体。
  3. 前記底部容器、段積み用容器および蓋部材の夫々に、各空所に収容した遮熱材を挟んで収納室側および反対側に断熱空間を画成するよう構成した請求項1または2記載の恒温構造体。
JP2018241492A 2018-12-25 2018-12-25 恒温構造体 Pending JP2020100438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018241492A JP2020100438A (ja) 2018-12-25 2018-12-25 恒温構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018241492A JP2020100438A (ja) 2018-12-25 2018-12-25 恒温構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020100438A true JP2020100438A (ja) 2020-07-02

Family

ID=71140908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018241492A Pending JP2020100438A (ja) 2018-12-25 2018-12-25 恒温構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020100438A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022258053A1 (zh) * 2021-06-11 2022-12-15 上海箱箱智能科技有限公司 保温容器和保温容器的制造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1120864A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Aron Kasei Co Ltd 保冷用プラスチックコンテナ
JP2002145357A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Shimano Inc クーラーボックス
JP2011006099A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 A Techno Design:Kk 保冷容器
JP2013241166A (ja) * 2012-05-17 2013-12-05 Nihon Shanetsu Kk 貨物輸送車
JP2014020775A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Nippon Syanetsu Co Ltd 保冷設備
JP2015163530A (ja) * 2014-01-31 2015-09-10 三菱樹脂株式会社 断熱容器積重体運搬車
JP2018009691A (ja) * 2016-07-04 2018-01-18 フソーパネル工業有限会社 遮熱体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1120864A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Aron Kasei Co Ltd 保冷用プラスチックコンテナ
JP2002145357A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Shimano Inc クーラーボックス
JP2011006099A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 A Techno Design:Kk 保冷容器
JP2013241166A (ja) * 2012-05-17 2013-12-05 Nihon Shanetsu Kk 貨物輸送車
JP2014020775A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Nippon Syanetsu Co Ltd 保冷設備
JP2015163530A (ja) * 2014-01-31 2015-09-10 三菱樹脂株式会社 断熱容器積重体運搬車
JP2018009691A (ja) * 2016-07-04 2018-01-18 フソーパネル工業有限会社 遮熱体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022258053A1 (zh) * 2021-06-11 2022-12-15 上海箱箱智能科技有限公司 保温容器和保温容器的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9310118B2 (en) Thermally insulative container having multiple compartments
WO2014118821A1 (ja) 断熱函
EP2900568B1 (en) Convection based temperature assured packaging system
US11072482B2 (en) Thermally insulated transport box and an arrangement in a thermally insulated transport box
WO2006082433A1 (en) Transport container
KR101910860B1 (ko) 보냉용 포장 상자
ES2962773T3 (es) Recipiente portátil aislado para alimentos
JP4783198B2 (ja) 保冷バックとそれを用いた商品の配送方法
JP2020100438A (ja) 恒温構造体
JP2007276817A (ja) 断熱容器
JP6420118B2 (ja) 保冷容器
JP3211437U (ja) 保冷箱
KR20130058334A (ko) 다단 적층식 스티로폼 보냉 포장용기
JP6305301B2 (ja) 多温度帯収納容器及び多温度帯収納容器の形成方法
JP2018008719A (ja) 保冷保温箱
JP2015193388A (ja) 保冷箱
JP2939602B2 (ja) 均一温度保持容器
KR102319485B1 (ko) 친환경 포장박스
JPS6236774Y2 (ja)
JP2002243340A (ja) 生鮮食品の輸送宅配方法とこれに用いる生鮮食品保冷用通箱
JP2012131539A (ja) 保冷容器
JP2017044352A (ja) 保冷箱
JP2021187542A (ja) 保冷型包装容器
KR101982638B1 (ko) 신선제품 운송을 위한 슈퍼칠링 패키징 시스템
PL70976Y1 (pl) Skrzynka z dopasowaną pokrywą na pojemniki z napojami

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221025