JP2018009691A - 遮熱体 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮熱性能が極力減少することの無いようにした遮熱体を提供すること。
【解決手段】複数の開孔13を有する各取付体12のそれぞれの取付け面に接着剤を介して、アルミ蒸着シート又はアルミ箔で構成される遮熱シート11に貼り付けて、遮熱シート11を2つの取付体12で挟むように一体化して、遮熱体10を作製する。このように作製された遮熱体10を冷蔵庫本体3の外側面及び断熱扉5の外側面、必要な場合には仕切り壁の外側面に、遮熱シート11の裏面に取り付けられた一方の取付体12の裏面に接着剤を介して取り付ける。その後、遮熱シート11の外側面に取り付けられた他方の取付体12の外側面に、必要に応じて、接着剤を介して化粧体16を貼付して取り付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体に関するものである。
対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体に関しては、例えば断熱ボードで形成した断熱壁に断熱効果の高いアルミ蒸着シートであるシート材を貼付して被覆する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3172752号公報
しかしながら、対象物であえる前記断熱壁に空間を存することなく、直接シート材を貼付するものであるから、熱伝導し易く、遮熱性能が激減するという問題がある。
そこで、本発明は上記のような問題を解消するためになされたもので、遮熱性能が極力減少することの無いようにした遮熱体を提供することを目的とする。
第1の発明は、対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有するアルミ蒸着シート又はアルミ箔で構成される遮熱シートと、複数の開孔を有すると共に前記遮熱シートを挟むようにこの遮熱シートに取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうちの一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シートとで空間を形成するように貼付されることを特徴とする。
また第2の発明は、対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有する複数枚のアルミ蒸着シートが貼付されて構成される遮熱シートと、複数の開孔を有すると共に前記遮熱シートを挟むようにこの遮熱シートに取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうち一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シートとで空間を形成するように貼付されることを特徴とする。
更に第3の発明は、対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有するアルミ箔で構成される第1の遮熱シートと、この第1の遮熱シートを挟むように一体化するもので同じく遮熱性能を有する2枚のアルミ蒸着シートで構成される第2の遮熱シートと、複数の開孔を有すると共に一体化された前記第1及び第2の遮熱シートを挟むように取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうちの一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シートとで空間を形成するように貼付されることを特徴とする。
更に第4の発明は、対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有するアルミ箔を複数枚の不織布で挟み、この不織布で前記アルミ箔を挟んだ状態のものを更に遮熱性能を有する2枚のアルミ蒸着シートで挟んで構成される遮熱シート体と、複数の開孔を有すると共に前記遮熱シート体を挟むようにこの遮熱シート体に取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうちの一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シート体とで空間を形成するように貼付されることを特徴とする。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記2つの取付体のうちの他方の取付体の表面に、保護のための化粧体を貼付したことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、遮熱性能が極力減少することの無いようにした遮熱体を提供することができる。
小型の冷蔵庫の外観斜視図である。 一体化する前の分解した状態であって、一部破断せる遮熱体の平面図である。 第1の実施形態の遮熱体の縦断面図である。 第2の実施形態の遮熱体の縦断面図である。 第3の実施形態の遮熱体の縦断面図である。 第4の実施形態の遮熱体の縦断面図である。
先ず、本発明に係る遮熱体10を貼付する対象物として、例えば小型の冷蔵庫1を例とした実施形態について、説明する。この冷蔵庫1は、背面に冷却装置2を備えた前面を開口した箱状を呈する冷蔵庫本体3と、その冷蔵庫本体3には取っ手6を操作することによりヒンジ4を介して回動可能に支持されて前面開口を開閉する断熱扉5とを備えている。
なお、前記冷蔵庫本体3は概ね直方体形状を呈しているが、これ以外の、例えば立法体などの形状でもよく、前面を除く5面を断熱壁で形成する。即ち、前記冷蔵庫本体3は、鋼板製の外箱(外壁)3Aと、合成樹脂製の内箱(内壁)3Bと、両箱(両壁)3A、3B間に充填された発泡ウレタンなどの断熱材3Cとから構成されている(図3参照。)。即ち、前記冷蔵庫本体3は前記5面を前記断熱壁で形成され、これら断熱壁は外壁と、内壁と、両壁間に充填された断熱材とから構成される。
同様に、前記断熱扉5も鋼板製の外壁と、合成樹脂製の内壁、両壁間に充填された発泡ウレタンなどの断熱材とから構成されている。また、この冷蔵庫本体3の内部が、例えば一方の収納室内が冷蔵室で、他方の収納室内が冷凍室で構成されている場合には、仕切り壁により仕切られている場合がある。
前記冷却装置2は、前記冷蔵庫本体3内を飲食料品等の保管に適した温度に冷却するものであり、既存の冷却装置である冷凍サイクルユニットを備えている。
なお、本発明に係る前記遮熱体10は、本実施形態では前記小型の冷蔵庫1の前記冷蔵庫本体3の外側面や、前記断熱扉5の外側面や、前記仕切り壁の外側面(前記仕切り壁の片面又は両面)に貼付されるが、この前記小型の冷蔵庫1に限らず、大型の冷蔵庫にも適用できる。更には、仕切り壁により、庫内の貯蔵室が冷蔵室と温蔵室とが仕切られているような自動販売機(ホット・アンド・コールド自動販売機)などにも、この仕切り壁の外側面(前記仕切り壁の片面又は両面)に貼付してもよい。
次に、図2及び図3に基づいて、本発明に係る前記遮熱体10の第1の実施形態について、詳述する。先ず、11は輻射熱を反射する遮熱性能を有する遮熱シートで、アルミ蒸着シート又はアルミ箔で構成される。この遮熱シート11の厚さは、例えば0.05mm程度である。
12は前記遮熱シート11の表面及び裏面にそれぞれ貼付される取付体で、共に網目状(升目状に)に、例えば等間隔に複数の開孔13が形成されているが、前記開孔13は規則正しく形成されていても、いなくとも、どちらでもよい。そして、この取付体12は、平面視した場合の外側面における1m2当たりの開孔面積比率が40%以上〜100%未満の前記開孔13を備え、厚さは例えば1.0mm程度である。即ち、本実施形態においては、前記開孔13は、例えば縦横ともに3mmで、各開孔13間の枠部14は幅1mmで、この取付体12の1m2当たりの前記開孔面積比率は56.25%である。なお、各取付体12は、成形された合成樹脂材料、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)や、ポリプロピレンや、塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂材料で作製される。
なお、前記開孔13の形状は、本実施形態では、平面視正方形状としたが、これに限らず、長方形状、円形状、長円形状、その他の形状でもよい。
そして、前述したような各取付体12のそれぞれの取付け面か又は前記遮熱シート11の両面に接着剤を塗布して前記遮熱シート11に各取付体12を貼り付けて、前記遮熱シート11を2つの取付体12で挟むように一体化して、前記遮熱体10を作製する。即ち、接着剤を介して、前記遮熱シート11の両面に各取付体12を貼付して取り付ける。
このように作製された前記遮熱体10を前記冷蔵庫1の前記冷蔵庫本体3の外側面及び前記断熱扉5の外側面、必要な場合には前記仕切り壁の外側面(前記仕切り壁の片面又は両面)に、前記遮熱シート11の裏面に取り付けられた一方(取付側)の前記取付体12の裏面を接着剤を介して貼付して取り付ける。
このように、前記遮熱体10を前記冷蔵庫本体3の外側面などに取り付けた後、前記遮熱シート11の外側面に取り付けられた他方の前記取付体12の外側面に、図3に示すように、この他方の前記取付体12の外側面に、この取付体12を保護すると共に目隠しして見映えを良くするために、必要に応じて化粧板や、化粧シートなどの化粧体16を接着剤を介して貼付して取り付けるが、必ずしも取り付けなくともよい。なお、前記化粧体16は、本実施形態では、硬質の合成樹脂材料で作製するが、用途に応じてその硬さを選択する。
以上のように、前記遮熱体10を前記冷蔵庫本体3の外側面、前記断熱扉5の外側面、及び必要な場合には庫内の前記仕切り壁の外側面に取り付けることにより、一方の前記取付体12の前記開孔13の裏面側(取付側)は前記冷蔵庫本体3の外側面、前記断熱扉5の外側面、及び必要な場合には前記仕切り壁の外側面により塞がれると共に、一方の前記取付体12の前記開孔13の外側面側は前記遮熱シート11で塞がれて、一方の空間S1が形成される。即ち、前記遮熱シート11は、直接ではなく、一方の前記取付体12を介して且つ前記空間S1を形成しながら、前記冷蔵庫本体3の外側面、前記断熱扉5の外側面、及び必要な場合には前記仕切り壁の外側面に取り付けられる。
また、前述した他方の前記取付体12の外側面には、前記化粧体16を貼付することにより、他方の前記取付体12の前記開孔13の裏面側は前記遮熱シート11で塞がれると共に、この他方の前記取付体12の前記開孔13の外側面側は前記化粧体16で塞がれて、他方の空間S2が形成される。
以上のように、前記遮熱シート11は、直接ではなく、一方の前記取付体12を介して且つ前記空間S1を形成しながら、前記冷蔵庫本体3の外側面、前記断熱扉5の外側面、及び必要な場合には前記仕切り壁の外側面に取り付けられるから、しかも前記空間S1により空気層が形成されることとなって、前記遮熱シート11の遮熱効果と相俟って、更に前記冷蔵庫1側からの熱伝導も極力減少させることにより断熱効果もある。更には、前記化粧体16を貼付した場合には、前記空間S2も形成されるので、更なる断熱効果もある。
なお、上述した前記遮熱体10の第1の実施形態において、前記遮熱シート11と2枚の前記取付体12との貼付や、一方の前記取付体12と前記冷蔵庫本体3の外側面などとの貼付や、他方の前記取付体12の外側面と前記化粧体16との貼付に際して、接着剤を介して貼付するが、貼付するいずれか一方又は両方に、部分的に前記接着剤を塗布して貼付して一体化するが、全体的に塗布してもよい。
次に、図4に基づいて、本発明に係る前記遮熱体の第2の実施形態について、詳述する。先ず、11Aは輻射熱を反射する遮熱性能を有する遮熱シートで、アルミ蒸着シートで構成される。この遮熱シート11の厚さは、例えば0.05mm程度である。
この遮熱シート11Aを複数枚、例えば接着剤により2枚接着した状態とし、この接着した状態の2枚の遮熱シート11A(遮熱シート体)の表面及び裏面に、前述した各取付体12を接着剤を介してそれぞれ貼付する。即ち、この接着した状態の遮熱シート体を2つの取付体12で挟むように一体化して、遮熱体10Aを作製する。
このように作製された前記遮熱体10Aを前記冷蔵庫1の前記冷蔵庫本体3の外側面及び前記断熱扉5の外側面、必要な場合には前記仕切り壁の外側面(前記仕切り壁の片面又は両面)に、取付側の前記遮熱シート11Aの裏面に取り付けられた一方(取付側)の前記取付体12の裏面を接着剤を介して貼付して取り付ける。
そして、前述したように、他方の前記取付体12の外側面に、この取付体12を保護すると共に目隠しして見映えを良くするために、必要に応じて化粧板や、化粧シートなどの化粧体16を接着剤を介して貼付して取り付ける。
なお、前記遮熱体10Aに係る第2の実施形態は、前記遮熱シート体(2枚の前記遮熱シート11A)と前記冷蔵庫本体3の外側面とで前記空間S1と、前記遮熱シート体(2枚の前記遮熱シート11A)と前記化粧体16とで前記空間S2が形成される点は第1の実施形態と同様である。
なお、上述した前記遮熱体10Aに係る第2の実施形態において、2枚の前記遮熱シート11Aの貼付や、一方の前記遮熱シート11Aと一方の前記取付体12との貼付や、他方の前記遮熱シート11Aと他方の前記取付体12との貼付や、一方の前記取付体12と前記冷蔵庫本体3の外側面などとの貼付や、他方の前記取付体12の外側面と前記化粧体16との貼付に際して、接着剤を介して貼付するが、貼付するいずれか一方又は両方に、部分的に前記接着剤を塗布して貼付して一体化するが、全体的に塗布してもよい。
次に、図5に基づいて、本発明に係る前記遮熱体の第3の実施形態について、詳述する。先ず、11Bは輻射熱を反射する遮熱性能を有する遮熱シート(第1の遮熱シート)で、アルミ箔で構成される。この遮熱シート11Bの厚さは、例えば0.05mm程度である。そして、このアルミ箔で構成された前記遮熱シート11Bを、前述したようなアルミ蒸着シートで構成された2枚の前記遮熱シート(第2の遮熱シート)11A、11Aで挟むように、接着剤を介して一体化して固定して遮熱シート体を構成する。
前記遮熱シート11Aと11Aとで前記遮熱シート11Bを挟んで接着した状態とし、この接着して一体化された状態の3枚の遮熱シート11A、11B、11Aから成る前記遮熱シート体の表面及び裏面に、前述した各取付体12を接着剤を介してそれぞれ貼付する。即ち、この接着した状態の3枚の遮熱シート11A、11B、11Aから成る前記遮熱シート体を2つの取付体12で挟むように一体化して固定して、遮熱体10Bを作製する。
このように作製された前記遮熱体10Bを前記冷蔵庫1の前記冷蔵庫本体3の外側面及び前記断熱扉5の外側面、必要な場合には前記仕切り壁の外側面(前記仕切り壁の片面又は両面)に、取付側の前記遮熱シート11Aの裏面に取り付けられた一方(取付側)の前記取付体12の裏面を接着剤を介して貼付して取り付ける。
そして、前述したように、他方の前記取付体12の外側面に、この取付体12を保護すると共に目隠しして見映えを良くするために、必要に応じて化粧板や、化粧シートなどの化粧体16を接着剤を介して貼付して取り付ける。
なお、前記遮熱体10Bに係る第3の実施形態は、前記遮熱シート体と前記冷蔵庫本体3の外側面とで前記空間S1と、前記遮熱シート体と前記化粧体16とで前記空間S2が形成される点は第1の実施形態と同様である。
なお、上述した前記遮熱体10Bに係る第3の実施形態において、前記遮熱シート11Bと2枚の前記遮熱シート11Aとの貼付や、一方の前記遮熱シート11Aと一方の前記取付体12との貼付や、他方の前記遮熱シート11Aと他方の前記取付体12との貼付や、一方の前記取付体12と前記冷蔵庫本体3の外側面などとの貼付や、他方の前記取付体12の外側面と前記化粧体16との貼付に際して、接着剤を介して貼付するが、貼付するいずれか一方又は両方に、部分的に前記接着剤を塗布して貼付して一体化するが、全体的に塗布してもよい。
次に、図6に基づいて、本発明に係る前記遮熱体の第4の実施形態について、詳述する。先ず、11Cは輻射熱を反射する遮熱性能を有する遮熱シートで、アルミ箔で構成される。この遮熱シート11Cの厚さは、例えば0.05mm程度である。そして、このアルミ箔で構成された前記遮熱シート11Cの表面及び裏面に、ポリプロピレンで構成された各不織布11Dを接着剤を介して貼付して取り付ける。
なお、この不織布11Dは、厚さが数マイクロメートル(μm)程度であり、材料もポリプロピレン繊維に限らず、ポリエステル繊維、その他の材料で構成してもよい。この不織布11Dは繊維を熱・機械的又は化学的な作用によって接着又は絡み合わせることで布にしたものであり、ポリプロピレン繊維やポリエステル繊維で作製されたものは、特に耐久性に優れる。
そして、前記遮熱シート11Cを2枚の前記不織布11Dで挟んだ状態にして一体化したものを、更に前述したようなアルミ蒸着シートで構成された2枚の前記遮熱シート11A、11Aで挟むように、接着剤を介して一体化して固定して遮熱シート体を構成する。
そして、前記遮熱シート11Cと、2枚の前記不織布11D、11Dと、2枚の前記遮熱シート11A、11Aとが接着されて一体化された状態の前記遮熱シート体を、2つの取付体12で挟むように接着剤を介して一体化して固定して、遮熱体10Cを作製する。
このように作製された前記遮熱体10Cを前記冷蔵庫1の前記冷蔵庫本体3の外側面及び前記断熱扉5の外側面、必要な場合には前記仕切り壁の外側面(前記仕切り壁の片面又は両面)に、取付側の前記遮熱シート11Aの裏面に取り付けられた一方(取付側)の前記取付体12の裏面を接着剤を介して貼付して取り付ける。
そして、前述したように、他方の前記取付体12の外側面に、この取付体12を保護すると共に目隠しして見映えを良くするために、必要に応じて化粧板や、化粧シートなどの化粧体16を接着剤を介して貼付して取り付ける。
なお、前記遮熱体10Bに係る第4の実施形態は、前記遮熱シート体と前記冷蔵庫本体3の外側面とで前記空間S1と、前記遮熱シート体と前記化粧体16とで前記空間S2が形成される点は第1の実施形態と同様である。
以上のように、前記遮熱体10Cは、前記遮熱シート11Cを2枚の前記不織布11Dで挟んだ状態にしているから、強度を向上させると共に、前記不織布11Dがその繊維間にわずかな空間(空気層)を形成しているから取付側(前記冷蔵庫1側)からの熱伝導を極力減少させ断熱性能を向上させている。また、前記不織布11Dをポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維で作製した場合には、特に耐久性に優れるので、室外で使用する場合に好適である。
なお、上述した前記遮熱体10Cに係る第4の実施形態において、前記遮熱シート11Cと2枚の前記不織布11Dとの貼付や、一方の前記不織布11Dと一方の前記遮熱シート11Aとの貼付や、他方の前記不織布11Dと他方の前記遮熱シート11Aとの貼付や、一方の前記遮熱シート11Aと一方の前記取付体12との貼付や、他方の前記遮熱シート11Aと他方の前記取付体12との貼付や、一方の前記取付体12と前記冷蔵庫本体3の外側面などとの貼付や、他方の前記取付体12の外側面と前記化粧体16との貼付に際して、接着剤を介して貼付するが、貼付するいずれか一方又は両方に、部分的に前記接着剤を塗布して貼付して一体化するが、全体的に塗布してもよい。
以上の第1乃至第4の実施形態では、前記遮熱体10、10A、10B、10Cを前記冷蔵庫1の前記冷蔵庫本体3の外側面及び前記断熱扉5の外側面、必要な場合には前記仕切り壁の外側面に貼付して取り付けたが、このような冷蔵庫に限らず、冷却装置を備えない保冷庫の保冷庫本体の外側面及びこの保冷庫本体に取り付けられた断熱扉の外側面に貼付して取り付けるようにしてもよい。
このように、取り付けることにより、庫外からの輻射熱を反射して遮熱することができるから、庫内温度の上昇を極力抑制することができ、また前記空間S1により空気層が形成されることとなって、前記遮熱シート11、11A、11B、11Cの遮熱効果と相俟って、更に取付側(前記冷蔵庫1や前記保冷庫側など)からの熱伝導も極力減少させることにより断熱効果もあり、更には前記化粧体16を貼付した場合には、前記空間S2も形成されるので、更なる断熱効果もある。
また、前記遮熱体10、10A、10B、10Cを加温装置を備えた温蔵庫の温蔵庫本体の内側面(庫内に面する)やこの温蔵庫本体に取り付けられた断熱扉の内側面に接着剤を介して貼付して取り付けるようにしてもよく、また加温装置を備えない保温庫の保温庫本体の内側面(庫内に面する)やこの保温庫本体に取り付けられた断熱扉の内側面に接着剤を介して貼付して取り付けるようにしてもよい。このように、取り付けることにより、庫内の輻射熱を反射して遮熱することができるから、庫内温度の低下を極力抑制することができ、また前記空間S1により空気層が形成されることとなって、前記遮熱シート11、11A、11B、11Cの遮熱効果と相俟って、更に取付側(前記温蔵庫や前記保温庫側など)からの熱伝導も極力減少させることにより断熱効果もあり、更には前記化粧体16を貼付した場合には、前記空間S2も形成されるので、更なる断熱効果もある。
また、前記遮熱体10、10A、10B、10Cを一般家屋やビルディングなどの建物の外壁に、更には前記ビルディングの屋上の床面上に、貼付して取り付けるようにしてもよい。このように、取り付けることにより、太陽からの輻射熱を反射して遮熱することができるから、遮熱効果が高められ、ビルディングなどの建物の室内温度の上昇を極力抑制することができ、更に前記空間S1、S2により空気層が形成されることとなって、前記遮熱シート11、11A、11Bの遮熱効果と相俟って、更に取付側への熱伝導も極力減少させることにより断熱効果もある。
なお、前述した取付体12は、成形された合成樹脂材料で作製され、前記遮熱体10、10A、10B、10Cを貼付する対象物に応じて、その硬さを選択するが、例えばこの対象物が平面状を呈していれば硬質のものを選択し、曲面を備えたものでれば軟質のものを選択し、用途に応じて選択する。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代表例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代表例、修正又は変形を包含するものである。
10、10A、10B、10C 遮熱体
11、11A、11B、11C 遮熱シート
11D 不織布
12 取付体
13 開孔
15 化粧体
S1、S2 空間

Claims (5)

  1. 対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有するアルミ蒸着シート又はアルミ箔で構成される遮熱シートと、複数の開孔を有すると共に前記遮熱シートを挟むようにこの遮熱シートに取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうちの一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シートとで空間を形成するように貼付されることを特徴とする遮熱体。
  2. 対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有する複数枚のアルミ蒸着シートが貼付されて構成される遮熱シートと、複数の開孔を有すると共に前記遮熱シートを挟むようにこの遮熱シートに取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうち一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シートとで空間を形成するように貼付されることを特徴とする遮熱体。
  3. 対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有するアルミ箔で構成される第1の遮熱シートと、この第1の遮熱シートを挟むように一体化するもので同じく遮熱性能を有する2枚のアルミ蒸着シートで構成される第2の遮熱シートと、複数の開孔を有すると共に一体化された前記第1及び第2の遮熱シートを挟むように取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうちの一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シートとで空間を形成するように貼付されることを特徴とする遮熱体。
  4. 対象物に貼付されて輻射熱を反射する遮熱体であって、遮熱性能を有するアルミ箔を複数枚の不織布で挟み、この不織布で前記アルミ箔を挟んだ状態のものを更に遮熱性能を有する2枚のアルミ蒸着シートで挟んで構成される遮熱シート体と、複数の開孔を有すると共に前記遮熱シート体を挟むようにこの遮熱シート体に取り付けられる2つの取付体とから構成し、前記2つの取付体のうちの一方の取付体を介して前記対象物に、前記開孔により前記対象物と前記遮熱シート体とで空間を形成するように貼付されることを特徴とする遮熱体。
  5. 前記2つの取付体のうちの他方の取付体の表面に、保護のための化粧体を貼付したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遮熱体。
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