JP2016038142A - 冷蔵庫用扉 - Google Patents

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雅至 中川
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Abstract

【課題】扉前面の透明前板挿入部を廃止して意匠性を高めつつ、透明前板の反り変形を防止して平面度を維持でき、意匠性も良好に維持できる冷蔵庫用扉の提供。【解決手段】貯蔵室の内側に位置する内フレーム23と、前記内フレームと対向し、貯蔵室の外側に位置するガラス材料からなる透明前板25と、前記透明前板と内フレームの周囲部を覆う樹脂材料からなる縁枠24と、前記透明前板と内フレームと縁枠との間の空間に充填し発泡させた発泡ウレタン29とからなっていて、前記内フレームの裏面に内フレームより厚みが小さい金属材料からなる補強平板33を配置した。【選択図】図6

Description

本発明は冷蔵庫用扉に関するものである。
一般に冷蔵庫は、断熱性を有する冷蔵庫本体内に冷蔵室、冷凍室、野菜室等を設け、これら各冷蔵室、冷凍室、野菜室等は扉によって開閉可能に構成してある。
上記扉は、冷蔵庫本体の前面となる前板と、冷蔵室、冷凍室、野菜室等の内面となる内フレームと、これら前板と内フレームとを一体に連結する枠体との間にウレタンを充填発泡させて、冷蔵庫本体と同様断熱性を有するように構成してある。
このような冷蔵庫扉の前板は冷蔵庫全体の見栄え、すなわち意匠に大きな影響を与え、その仕上がりは冷蔵庫全体の品位を大きく左右する。
そこでこの扉の意匠性を向上させるべく扉の前板をガラス板で構成したものが見られる(例えば、特許文献1参照)。
図10は上記特許文献1で提案された扉を示し、その前板101は模様等の着色層102をシルク印刷によって形成した着色ガラス板103で構成してあり、当該着色ガラス板103と内フレーム104と枠体105との間にウレタン106を充填発泡させて構成してある。
特許第3140110号公報
上記従来の構成によれば、着色層102の手前に着色ガラス板103の透明層が位置するため、着色の色に深みが加わって質感が増し、金属製あるいは樹脂製の塗装前板に比べるとその意匠性が向上する利点がある。
しかしながら、上記従来の扉は枠体105に着色ガラス板挿入部107を設け、この着色ガラス板挿入部107に前記着色ガラス板103をはめ込んで着色ガラス板103を保持していたため、この着色ガラス板挿入部107の縁部が着色ガラス板103の前面周囲に露出し、着色ガラス板103を用いて向上させた意匠性を損なうという課題があった。
また、この着色ガラス板挿入部107の縁部と着色ガラス板103表面との境界部にはごく微細な誇りや塵埃等が付着堆積していき、この微細なほこりや塵埃等は拭きとろうとしても完全にふき取ることができず、縁部に沿って線状に見え始めるようになる。これは着色ガラス板103の着色が白色系であれば短期間の使用で目立ちはじめ、使用期間が長くなるにつれて大きく目立つようになり、冷蔵庫の美観を大きく損ねる。
そこで出願人はこのような課題を解決すべく、枠体105の着色ガラス挿入部107を廃止して、着色ガラス板103を発泡ウレタン106の接着力で接着保持させ、着色ガラス板103の端部をそのまま露出状態としたものを試作してみた。
その結果、この扉は、ウレタンの充填発泡後、当該発泡ウレタン106の熱収縮によって着色ガラス板103の外周部が内側に反る変形が生じることが見出された。これはウレタン発泡工程で内フレーム104やウレタン106は膨張し、工程終了後、熱収縮するが、その熱収縮は外周部ほど大きく、その際、着色ガラス板103はさほど熱収縮しないので、着色ガラス板103の外周部は発泡ウレタン106との接着によって当該発泡ウレタン106の熱収縮に引っ張られて反り変形するのであった。
更に、この反り変形は、冷蔵庫の運転によってもわずかではあるが経年的に進行していく。すなわち冷蔵庫の運転によって、発泡ウレタン106は、扉内側では冷却され熱収縮するのに対し、扉外側では外気温とほぼ同じ温度となっていてそのままであるため、扉外周部が扉内側に向かって反るような形に変形が進行していくのであった。この反り変形は前記扉成形時の反りを含めても2mm程度と極めて少ないものであるが、冷蔵室の扉のように面積の大きな扉にあっては使用者が気づくレベルのものになり、意匠性を低下させてしまう。
上記課題は、着色ガラス板103を発泡ウレタンに接着保持させなければ解決することができるが、その場合は従来と同様、枠体105に着色ガラス板挿入部107を設けて当該着色ガラス板挿入部107に着色ガラス板103を保持させる必要があり、着色ガラス板挿入部107の縁部が着色ガラス板103の前面周囲に露出し、意匠性を損なうという課題が残ってしまう。
本発明はこの様な点に鑑みてなしたもので、着色ガラス板等の透明前板挿入部を廃止して意匠性を高めつつ、透明前板の反り変形を防止して、長期間に亘って透明前板の平面度を維持でき、かつ、意匠性も良好に維持できる冷蔵庫用扉を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するため、その扉は、貯蔵室の内側に位置する内フレームと、前記内フレームと対向し、貯蔵室の外側に位置するガラス材料からなる透明前板と、前記透明前板と内フレームの周囲部を覆う樹脂材料からなる縁枠と、前記透明前板と内フレームと縁枠との間の空間に充填し発泡させた発泡ウレタンとからなっていて、前記内フレームの裏面に内フレームより厚みが小さい金属材料からなる補強平板を配置した構成としてある。
これにより、透明前板を用いたことによる高い質感を発揮させることができるとともに、補強平板は内フレームより厚みが小さくても、熱収縮時に補強平板と発泡ウレタンの熱収縮率の差によって、ガラス板の反り方向に対して反力が生じることで、反り変形を防止するので、透明前板の平面度を保つことができ、反り変形が少なく、かつ、質感の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
本発明は、着色ガラス板等の透明前板を用いることで意匠性を高めつつ、透明前板の反り変形の少ない冷蔵庫用扉を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図 同冷蔵庫の概略断面図 同冷蔵庫の扉の一つを示す斜視図 同冷蔵庫の扉の分解斜視図 同図3のA−A断面図 同図3のB−B断面図 同冷蔵庫の反り現象イメージ図 同図3の正面透視図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の引き出し扉の断面図 従来の冷蔵庫における扉の断面図
第1の発明は、冷蔵庫の貯蔵室を開閉する扉であって、上記扉は、貯蔵室の内側に位置する内フレームと、前記内フレームと対向し、貯蔵室の外側に位置するガラス材料からなる透明前板と、前記透明前板と内フレームの周囲部を覆う樹脂材料からなる縁枠と、前記透明前板と内フレームと縁枠との間の空間に充填し発泡させた発泡ウレタンとからなっていて、前記内フレームの裏面に内フレームより厚みが小さい金属材料からなる補強平板を配置した構成としてある。
これにより、透明前板を用いたことによる高い質感を発揮させることができるとともに、補強平板は内フレームより厚みが小さくても、熱収縮時に補強平板と発泡ウレタンの熱収縮率の差によって、ガラス板の反り方向に対して反力が生じることで、反り変形を防止するので、透明前板の平面度を保つことができ、反り変形が少なく、かつ、質感の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、補強平板の長手方向寸法は透明前板の長手方向寸法の60〜90%であり、補強平板の外形寸法面積が透明前板の外形寸法面積の50%以上とした構成であるとともに、透明前板は少なくとも長手方向の垂線に対し当該長手方向中央と端との前後方向の寸法差が長手方向寸法の0.5%以内とした構成としてある。
これにより、熱収縮によって反りが発生しやすい長手方向で、かつ、収縮方向が均一で反り影響が大きい平面部に対して、補強平板を配置することができるので、長手方向の反り変形を確実に防止するとともに、透明前板は少なくとも長手方向の垂線に対し当該長手方向中央と端との前後方向の寸法差が長手方向寸法の0.5%以内とすることで、人の視力による認識ではほぼ反りの無い平面状に見えるようになるので、すなわち、透明前板の平面度が確保され、反り変形が少なく平面度の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
第3の発明は、第1および第2の発明において、透明前板の外周部は、少なくとも1辺が前記縁枠の挿入部等で覆うことなくそのまま露出状態である構成としてある。
これにより、透明前板を発泡ウレタンによって接着保持させて縁枠の挿入部を廃止することで意匠性を高めることができるとともに、縁枠と透明前板の段差がなくなるので、更に平面度の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
第4の発明は、第1から第3の発明において、前記内フレームと前記透明前板の間の発泡ウレタンに真空断熱板を埋設した構成としてある。
これにより、真空断熱板が持つ剛性に加えて、真空断熱板は発泡ウレタンと比べて熱収縮しにくいため、真空断熱板周辺の発泡ウレタンの収縮を抑制する効果があるとともに、冷蔵庫内からの冷気を断熱することで発泡ウレタン内の温度低下による熱収縮を抑制できる。したがって、透明前板の平面度が高いものとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態ではガラス板等の透明前板外周部を保持する透明前板挿入部を廃止したことにより懸念される透明前板の接着保持力を強化する構成、特に透明前板に付与する着色層が原因となる透明前板の剥がれにも対応したものを例にして説明するが、これによって本発明が限
定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図、図2は同冷蔵庫の概略断面図、図3は同冷蔵庫の扉の一つを示す斜視図、図4は同冷蔵庫の扉の分解斜視図、図5は同図3のA−A断面図、図6は同図3のB−B断面図、図7は同冷蔵庫の扉の反り現象イメージ図、図8は同図3の正面透視図である。
図1、図2において、冷蔵庫本体1は、前方に開口する金属製(例えば鉄板)の外箱2と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱3と、これら外箱2と内箱3との間に発泡充填した硬質の発泡ウレタン4からなる。上記冷蔵庫本体1はその内部に、冷蔵室5と、冷蔵室5の下に位置する切替室6及び切替室6に並設した製氷室7と、切替室6及び製氷室7の下部に位置する冷凍室8と、冷凍室8の下部に位置する野菜室9とを有する。また、前記冷蔵室5の前面は、例えば観音開き式の扉10,10により開閉自由に閉塞し、切替室6及び製氷室7と冷凍室8と野菜室9の前面部は引き出し式の扉11,12,13,14によって開閉自由に閉塞してある。
冷蔵庫本体1の背面には冷却室16があり、冷気を生成する冷却器17と、冷気を各室に供給する送風ファン18とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体天面奥部には圧縮機19が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ20と、キャピラリーチューブ21と、前記した冷却器17とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
ここで、上記各扉10〜14は冷蔵庫本体1と同様硬質のウレタンを充填発泡させて断熱性を持たせて長方形に形成してあり、更に意匠性を向上させるべくその前面をガラス板等の透明前板で構成してある。
以下、扉10の場合を例にしてその構成について図3〜図6を用いて説明する。なお、扉10以外の扉11〜14も同様の構成である。
図3〜図6において、23は冷蔵庫本体1の内側に位置することになる内フレームで、例えばABS樹脂で形成してある。この内フレーム23は例えば、真空成型または射出成型により成型されている。24はこの内フレーム23の周端面に結合固定した縁枠で、同じくABS樹脂で形成してある。25は前記内フレーム23を覆うようにその縁枠24に積層配置したガラス材料からなる透明前板(以下、ガラス板と称す)で、この実施の形態では光沢のある強化ガラス板で形成してある。
このガラス板25は図5に示すようにその内面に接着剤26を介して樹脂フィルム27が貼り付けてあり、この樹脂フィルム27に絵模様、例えばヘアーラインのような金属調模様からなる着色層28が形成してある。これによって、前記ガラス板25は、あたかも着色層付きのガラス板となる。前記樹脂フィルム27はこの実施の形態では透明性が高く機械的強度の高いポリエチレンテレフタレートを用い、着色層28はホワイト系ではガラス板25とは反対側面に形成し、グレー系ではガラス板25側に形成してある。図面ではガラス板25とは反対側面に形成した場合を示している。
なお、樹脂フィルム27を用いる代わりにガラス板25の内面にシルク印刷等の塗料を用いて着色層28を形成してもよい。
29は前記ガラス板25の樹脂フィルム27側の面と内フレーム23と縁枠24との間の空間に充填発泡させた硬質のウレタンで、発泡によって内フレーム23及び縁枠24と
ともに前記ガラス板25内面の樹脂フィルム27に接着し、当該樹脂フィルム27を介してガラス板25を接着保持している。
ここで、前記内フレーム23の縁枠24は従来例で説明したような着色ガラス板挿入部を有しておらず、前記ガラス板25はその外周部をそのまま露出させた構成としてある。更に上記ガラス板25はその外周縁を図6に示すように縁枠24の外周縁24aより若干内側に位置させた構成としてある。
また、前記ガラス板25は前記発泡ウレタン29に生じる熱収縮に抗して平面を維持する構成としてある。この実施の形態では、図6に示すように、例えば、内フレーム23の裏面に前記内フレーム23より厚みが小さい金属材料(例えば溶融亜鉛メッキ鋼板等)からなる補強平板33を配置することで、発泡ウレタン29の熱収縮に抗して平面を維持する構成としてある。
ここで、上記ガラス板25はその線膨張係数が8.5〜9×10^(−6)/℃、内フレーム23及び縁枠24はその線膨張係数が7〜13×10^(−5)/℃、発泡ウレタン29は線膨張係数が5〜15×10^(−5)/℃、補強平板33は線膨張係数が10〜15×10^(−6)/℃のものである。図7(a)に示すように、補強平板33がない仕様では、この扉は、ウレタンの充填発泡後、ガラス板25と内フレーム2及び発泡ウレタン29と縁枠24(図7に図示せず)の熱収縮率の差により、ガラス板25の外周部が外側に引っ張られて扉が反る現象が生じ、意匠性が低下する。
熱収縮時に各部品にかかる収縮力は、内フレーム23及び縁枠24及び発泡ウレタン29の中で、内フレーム23が最も大きく、内フレーム23の収縮力が発泡ウレタン29に伝達し、ガラス板25の反りを助長している。また、冷蔵庫運転時には、内フレーム23とガラス板25の間に大きな温度差が生じ、内フレーム23は冷蔵庫内の冷気によって冷却され熱収縮を起こしやすい。
そこで、図7(b)に示すように、内フレーム23の裏面に内フレーム23の厚みより小さい金属材料からなる補強平板33を配置している。熱収縮時、ガラス板25と発泡ウレタン29の間では、線膨張係数が低いガラス板25の外周部が外側に引っ張られ、内フレーム23と補強平板33の間では、内フレーム23がガラス板25と同方向に反りが生じる。それに対し、補強平板33と発泡ウレタン29の間では、ガラス板25の反り方向に対して反力が生じるため、反り変形を防止することができる。
そして、補強平板33は発泡ウレタン29の熱収縮力をガラス板25の反り方向に対する反力を発生させる部材であり、それ自体で単に剛性を高めるものではないため厚みを薄くできるものである。
故に、補強平板33の厚みは内フレーム23の厚みより小さいものを選定することで、熱収縮時に補強平板33と発泡ウレタン29の間に、ガラス板25の反り方向に対して反力を生じ、最小限の補強で効果的に反り抑制効果を発揮し、扉の軽量化および部品のコストダウンを図ることができる。これによって、ガラス板25を発泡ウレタン29に接着保持させていても、ガラス板25の平面度を保つことができ、反り変形が少なく、かつ、質感の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
また、補強平板33は、内フレーム23に両面テープ、または片面テープ等で固定するのがよい。これによって、補強平板33を確実に保持できるとともに、内フレーム23と発泡ウレタン29の接触面積が減少することで、熱収縮時に内フレーム23の収縮力が発泡ウレタン29に伝達するのを抑制できるので、反り変形が少なくなる。
なお、補強平板33の線膨張係数はガラス板25と同等程度が望ましく、また、補強平板33の弾性係数はガラス板25と同等程度、またはそれ以上が望ましく、本実施の形態では金属材料としてある。これによって、熱収縮時にガラス板25と発泡ウレタン29の間に生じる力と、補強平板33と発泡ウレタン29の間に生じる力がバランスすることで、反りを抑制できる。
また、図8(a)に示すように、補強平板33の長手方向寸法はガラス板25の長手方向寸法の60〜90%であり、補強平板33の外形寸法面積がガラス板25の外形寸法面積の50%以上とした構成であるとともに、ガラス板25は少なくとも長手方向の垂線に対し当該長手方向中央と端との前後方向の寸法差が長手方向寸法の0.5%以内とした構成としてある。
熱収縮時には、ガラス板25の外周部が外側に引っ張られて扉が反ることから、短手方向よりも長手方向の端部がより外側に引っ張られ反りは大きくなる。また、内フレーム23は平面部23aと周辺部により配置される溝部23bで構成され、溝部23bが凹凸形状により熱収縮時に不均一に収縮する力が生じるのに対し、平面部23aは均一な方向に収縮するため、反りに対する寄与度が大きい。
そこで、補強平板33の長手方向寸法はガラス板25の長手方向寸法の60〜90%であり、補強平板33の外形寸法面積がガラス板25の外形寸法面積の50%以上とした構成とすることで、長手方向の反り変形を確実に防止するとともに、収縮方向が均一で反り影響が大きい平面部23aに対して、補強平板33を配置することができるので、より、ガラス板25の平面度を保つことができ、反り変形が少なく、かつ、質感の高い冷蔵庫用扉とすることができることを見出した。
また、補強平板33はガラス板25の中央部に対向するように配置するのが望ましい。これによって、熱収縮時にガラス板25はガラス板25の中央部を起点として反りが発生するため、補強平板33と発泡ウレタン29の間にガラス板25と同一軸を起点とした反力が生じるので、適切に力を打消しあうことで、更に反り変形を防止することができる。
なお、補強平板33を例えば、内フレーム23に取り付け組み立てる際に、平面部23aに配置することにより、両面テープ、片面テープ等で固定しやすく、作業工程が低減できる効果もある。
また、ガラス板25は少なくとも長手方向の垂線(この発明の「垂線」は長手方向が上下方向である場合はもちろん、長手方向が水平方向である場合の長手方向の水平線も指すものとする)に対し当該長手方向中央と端との前後方向の寸法差が長手方向寸法の0.5%以内好ましくは0.3%以内となるように設定してあり、この範囲内であれば人の視力による認識ではほぼ反りの無い平面状に見えるようになる。すなわち、ガラス板25は発泡ウレタン29の熱収縮が生じても平面度が確保され、反り変形が少なくなり平面度の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
なお、補強平板33は、穴をあける、切り欠きを設けるなどの加工を行ってもよい。例えば、一部に穴をあけることでその穴からウレタンを充填させて補強平板33を保持することができる。また、一部に切り欠き形状を設けることで、補強平板33の取り付け工程時に取り付けの位置決めとすることができる。
また、補強平板33は、図8(b)に示すように、中央部をくり貫いて、外周部のみの形状としてもよい。熱収縮時にガラス板25の外周部が外側に引っ張られて扉が反ること
から、ガラス板25の外周部にかかる発泡ウレタン29の収縮力を抑制することが効果的である。そこで、補強平板33は、外周部のみの形状とすることで、補強平板33の軽量化を図ることができるとともに、外周部の発泡ウレタン29と補強平板33の間に反力が生じるので、効果的に反り変形を防止することができる。
また、ガラス板25の外周部は、少なくとも1辺が前記縁枠の挿入部等で覆うことなくそのまま露出状態である構成としてある。
これにより、ガラス板25を発泡ウレタン29によって接着保持させて縁枠の挿入部を廃止することで意匠性を高めることができるとともに、縁枠24とガラス板25の段差がなくなるので、より平面度の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
また、前記内フレーム23とガラス板25との間にはそのほぼ全域わたって真空断熱板30を埋設配置してあり、この真空断熱板30が持つ剛性と断熱性によっても発泡ウレタン29等の熱収縮に抗して平面を維持する構成としてある。具体的には、真空断熱板30は発泡ウレタン29と比べて熱収縮しにくいため、真空断熱板30周辺の発泡ウレタン29の収縮を抑制する効果があるとともに、冷蔵庫内からの冷気を断熱することで発泡ウレタン29内の温度低下による熱収縮を抑制できる。また、真空断熱板30が持つ剛性により、熱収縮の際に反りを抑制できるので、これによって、ガラス板25の平面度が高いものとなる。
また、真空断熱板30は補強平板33の裏面で、より内フレーム23に近い位置に配置するのがよい。これによって、冷蔵庫内の冷気による発泡ウレタン29の温度低下を、より内フレーム23側で抑えることができるので、発泡ウレタン29の熱収縮を抑制できる。
また、ガラスは比熱が大きく、内フレーム23等からの伝熱により一旦冷却されると、高湿の外気や扉開閉時の冷気と接触して結露を生じ発汗し易くなる独自の課題があるが、真空断熱板30によって伝熱遮断され、発汗を防止できる。
扉の反りを抑制する手段として、上述したような内フレーム23の裏面に内フレーム23よりも厚みが小さい補強平板33を設けることで、熱収縮時に補強平板33と発泡ウレタン29の熱収縮率の差によって、ガラス板25の反り方向に対して反力が生じることで、反り変形を防止する他に、扉の剛性を大きくすることで、反りを抑制する手段もある。具体的には、例えば、縁枠24に金属部材からなる補強板を固定する、又は内フレーム23の凸形状の高さを大きくすることによって、扉の剛性を大きくすることができる。
冷蔵庫用扉は庫内の収納容量を増やすために、幅を大きくする、又は高さを大きくするなど大型にすることで、発泡ウレタン29の収縮力が大きくなり反り変形が大きくなる。
また、発泡ウレタン29を薄くするなど薄型にすることで、扉の剛性が小さくなり、反り変形が大きくなる。そこで、上述したような内フレーム23裏面への補強平板33の配設によって反力が生じることで反りを防止する手段と、扉の剛性を大きくする手段を両立することで、更に透明前板の平面度を保つことができ、反り変形が少なく、かつ、質感の高い冷蔵庫用扉とすることができる。
(実施の形態2)
次に、引き出し式扉の反りを防止する構成について、特徴的な箇所のみ説明する。図9は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の引き出し扉の断面図である。
図9において、前述の内フレーム23、縁枠24、ガラス板25、発泡ウレタン29、真空断熱板30、補強平板33の他に、引き出し扉の左レール(図示せず)を固定する左フレーム34を取り付けるための左フレーム取付部材35と、右レール(図示せず)を固定する右フレーム36を取り付けるための右フレーム取付部材37を有し、これらは金属材料で形成している。
この実施の形態では、内フレーム23の裏面に前記内フレーム23より厚みが小さい金属材料からなる補強平板33を配置することで、発泡ウレタン29の熱収縮に抗して平面を維持する構成としてある。これによって、熱収縮時に補強平板33と発泡ウレタン29の間にガラス板25の反り方向に対して反力が生じ、反り変形を防止することができる。
また、補強平板33は、左フレーム取付部材35及び右フレーム取付部材37と連結させてもよい。これによって、左フレーム34と右フレーム36の取付強度が向上するので、左フレーム取付部材35および右フレーム取付部材37の小型化による軽量化や部品のコストダウンが図ることができるとともに、補強平板33及び左フレーム取付部材35及び右フレーム取付部37と発泡ウレタン29の間に生じるガラス板25の反り方向に対する反力が部品間で分断されることなく、扉の長手方向により大きな力が生じるので、更に反り変形を防止することができる。
なお、補強平板33と左フレーム取付部材35及び右フレーム取付部材37の連結手段は、ビス固定が望ましい。例えば、補強平板33と左フレーム取付部材35の連結において、補強平板33と左フレーム取付部材35の一部を厚み方向に重ねて配置し、ビスで共締めを行うことで、補強平板33を取り付ける際に位置決めがしやすくなるとともに、ひとつの工程で2部品を固定できるので、取付工数を増やすことなく、簡素に取付できる。
また、補強平板33と左フレーム取付部材35及び右フレーム取付部材37は一部品で構成してもよい。これによって、部品点数の削減や連結工数の低減を図ることができるとともに、補強平板33と左フレーム取付部材35及び右フレーム取付部材37の間の連結による凹凸形状が低減されるので、熱収縮時に発泡ウレタン29との間に均一な方向に反力が生じるので、より効果的に反り変形を防止できる。
なお、図9において、補強平板33は、左フレーム取付部材35および右フレーム取付部材37の中央部を連結する構成として記載しているが、これに限らず、左フレーム取付部材35および右フレーム取付部材37の上部または下部で連結させてもよい。
以上、本発明の主な実施形態を説明したが、上記実施の形態は本発明を実施するうえでの一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、ガラス板25を透明樹脂板に置き換えても良く、これによって軽量化による接着強度の更なる保障が可能となり、しかも低コスト化を図ることができる。
以上のように本発明は、着色ガラス板等の透明前板挿入部を廃止して意匠性を高めつつ、透明前板の反り変形を防止して、長期間に亘って透明前板の平面度を維持でき、かつ、意匠性も良好に維持できる冷蔵庫用扉を提供することができ、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫やワインクーラーにも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱
4 発泡ウレタン
5 冷蔵室
6 切替室
7 製氷室
8 冷凍室
9 野菜室
10,11,12,13,14 扉
16 冷却室
17 冷却器
18 送風ファン
19 圧縮機
20 放熱パイプ
21 キャピラリーチューブ
23 内フレーム
23a 平面部
23b 溝部
24 縁枠
24a 外周縁
24b 透明前板支持片(ガラス板支持片)
25 透明前板(ガラス板)
26 接着剤
27 樹脂フィルム
28 着色層
29、29a、29b 発泡ウレタン
30 真空断熱板
31 両面テープ
32 易接着層
33 補強平板
34 左フレーム
35 左フレーム取付部材
36 右フレーム
37 右フレーム取付部材

Claims (4)

  1. 冷蔵庫の貯蔵室を開閉する扉であって、上記扉は、貯蔵室の内側に位置する内フレームと、前記内フレームと対向し、貯蔵室の外側に位置するガラス材料からなる透明前板と、前記透明前板と内フレームの周囲部を覆う樹脂材料からなる縁枠と、前記透明前板と内フレームと縁枠との間の空間に充填し発泡させた発泡ウレタンとからなっていて、前記内フレームの裏面に内フレームより厚みが小さい金属材料からなる補強平板を配置したことを特徴とする冷蔵庫用扉。
  2. 前記補強平板の長手方向寸法は前記透明前板の長手方向寸法の60〜90%であり、前記補強平板の外形寸法面積が前記透明前板の外形寸法面積の50%以上とした構成であるとともに、前記透明前板は少なくとも長手方向の垂線に対し当該長手方向中央と端との前後方向の寸法差が長手方向寸法の0.5%以内とした構成であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫用扉。
  3. 前記透明前板の外周部は、少なくとも1辺が前記縁枠の挿入部等で覆うことなくそのまま露出状態であることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫用扉。
  4. 前記内フレームと前記透明前板の間の発泡ウレタンに真空断熱板を埋設したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫用扉。
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