JP2010222037A - 断熱性容器 - Google Patents

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上 浩 一 三
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Abstract

【課題】軽量であるとともに保温性に優れたプラスチック製断熱性容器を提供する。
【解決手段】断熱性容器10は、上部開口11aを有するプラスチック製外側容器11と、上部開口11aを有する外側容器11内に配置されたプラスチック製内側容器12と、外側容器11の上部開口11aに設けられたプラスチック製蓋13とを備えている。外側容器11はその一部に発泡層14を含んでいる。このような構成により、断熱性容器10を軽量であるとともに保温性に優れたものとすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料等を充填する断熱性容器に係り、とりわけ軽量であるとともに保温性に優れた断熱性容器に関する。
近年、環境問題への関心の高まりやファッション性などの理由から、紙カップ等の使い捨て容器をできるだけ使用せず、魔法瓶等の蓋付の容器によって飲料を持ち歩く人が増えてきている。また、コーヒーショップに蓋付のマイカップを直接持って行き、この蓋付のマイカップに飲料を入れてもらった後、自分のオフィス等で飲料をゆっくり飲むという行動をとる人も増えてきている。この結果、蓋付の容器に対する需要が高まってきている。
特開平9−131753号公報
しかしながら、このような蓋付の容器のうち、魔法瓶は保温性に優れているが、容器の一部がガラス製またはステンレス製であるため、非常に重量が重いという問題がある。一方、携帯性に優れている蓋付の容器として、プラスチック製容器、アルミなどの金属製容器等が存在する。このような容器は軽量ではあるが、保温性に劣るという問題がある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、軽量であるとともに保温性に優れた断熱性容器を提供することを目的とする。
本発明は、上部開口を有するプラスチック製外側容器と、上部開口を有する外側容器内に配置されたプラスチック製内側容器と、外側容器の上部開口に設けられたプラスチック製蓋とを備え、外側容器は発泡層を含むことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器は底部開口を有し、この底部開口にプラスチック製底蓋材を取付けたことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器と内側容器との間に断熱材を介在させたことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、断熱材は、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、グラスウール、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリプロピレンを含むプラスチック製不織布、または真空断熱パネルからなることを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器と内側容器とが互いに螺着または溶着されていることを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器と内側容器との間に、上部開口を有するプラスチック製中間容器を設けたことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、中間容器と内側容器との間に断熱材を介在させたことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、断熱材は、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、グラスウール、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリプロピレンを含むプラスチック製不織布、または真空断熱パネルからなることを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器と中間容器との間に意匠シートを介在させたことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器と中間容器と内側容器とが互いに螺着または溶着されていることを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、中間容器は発泡層を含むことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、内側容器および蓋のうち少なくとも一方が発泡層を含むことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、上部開口を有するプラスチック製外側容器と、上部開口を有する外側容器内に配置されたプラスチック製内側容器と、外側容器の上部開口に設けられたプラスチック製蓋とを備え、外側容器と内側容器との間に断熱材を介在させたことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、断熱材は、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、グラスウール、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリプロピレンを含むプラスチック製不織布、または真空断熱パネルからなることを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器または蓋にICタグを設けたことを特徴とする断熱性容器である。
本発明は、外側容器は、ICタグを含むプラスチックシート層を有するインモールドラベル容器からなることを特徴とする断熱性容器である。
以上のように本発明によれば、断熱性容器は、プラスチック製内側容器とプラスチック製外側容器との二重構造からなり、また外側容器は発泡層を含んでいる。このことにより、断熱性容器の保温性が高められる。また、内側容器、外側容器、および蓋がいずれもプラスチックからなっているので、断熱性容器全体を軽量にすることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による断熱性容器を示す概略断面図。 図2(a)〜(c)は、外側容器(内側容器、蓋)の層構成を示す概略断面図。 図3(a)〜(b)は、外側容器の層構成を示す概略断面図。 図4(a)〜(h)は、外側容器の製造方法を示す図。 図5(a)(b)は、それぞれ内側容器および蓋の製造方法を示す図。 図6は、断熱性容器が用いられる自動販売機を示す概略正面図。 図7は、本発明の第2の実施の形態による断熱性容器を示す概略断面図。 図8は、本発明の第3の実施の形態による断熱性容器を示す概略断面図。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図6は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。
まず図1により、本実施の形態による断熱性容器の概略について説明する。
図1に示す本実施の形態による断熱性容器10は、上部開口11aを有する有底円筒状のプラスチック製外側容器11と、上部開口11aを有する外側容器11内に配置された有底円筒状のプラスチック製内側容器12と、外側容器11の上部開口11aに設けられたプラスチック製蓋13とを備えている。
このうち外側容器11の上端内周に、内周ねじ部11bが形成されている。また内側容器12の上端外周に、外周ねじ部12aが形成されている。そして外側容器11の内周ねじ部11bと内側容器12の外周ねじ部12aとを螺着することにより、外側容器11と内側容器12とが互いに組み付けられている。
なお、これに限らず、外側容器11と内側容器12とを、例えばレーザー溶着、超音波溶着、熱溶着等の手法を用いて互いに溶着しても良い。
また、外側容器11の上端外周に外周ねじ部11cが形成され、蓋13の内周に蓋ねじ部13aが形成されている。そして外側容器11の外周ねじ部11cと蓋13の蓋ねじ部13aとを螺合することにより、外側容器11と蓋13とが互いに取り外し可能に取付けられている。なお、断熱性容器10の保温性を更に高めるために、蓋13と外側容器11(または内側容器12)との間にパッキンを介設しても良い。
外側容器11と内側容器12との間には、断熱材15が介在されている。この断熱材15は、高い断熱性を有する材料、例えば発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、グラスウール、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリプロピレンを含むプラスチック製不織布、または真空断熱パネル等からなっている。断熱材15は、図1に示すように外側容器11と内側容器12との間の空間全域わたって設けても良いが、当該空間の一部(例えば側面部)のみに設けても良い。
また、蓋13に第1のICタグ33が設けられている。この第1のICタグ33には、蓋13側のICタグであることを示す情報(蓋認識情報)が記憶されている。このことにより、蓋13が装着されたまま断熱性容器10を自動販売機30(図6)内に収容した場合に、自動販売機30がこれを検知し、飲料を誤って充填しないようになっている。
他方、外側容器11には第2のICタグ34が設けられている。この第2のICタグ34は、自動販売機30により販売される飲料等の種類や量等を決定するためのものである。第2のICタグ34には、断熱性容器10毎に異なる個別の識別情報(例えばIDナンバー等)が記憶されている。
第1のICタグ33および第2のICタグ34としては、通常のICタグを用いることができるが、耐熱性および耐水性のあるICタグを使用することが好ましい。第1のICタグ33および第2のICタグ34の使用周波数としては、UHF、RF(13.56MHz)のいずれも使用可能である。
第1のICタグ33および第2のICタグ34の取付方法としては、粘着材を介してそれぞれ蓋13および外側容器11に貼着するほか、後述するようにICタグ付きプラスチック層を一体成型する方法を用いても良い。
なお、第1のICタグ33および第2のICタグ34のうち、いずれか一方のみを設けることも可能であり、あるいは、第1のICタグ33および第2のICタグ34を両方とも設けない構成も可能である。
ところで、外側容器11は、図2(a)〜(c)に示すように、少なくともその一部に発泡層14を含んでいることが好ましい。例えば図2(a)において、外側容器11は、外側に位置するプラスチックシート層20と、プラスチックシート層20に積層され、内側(内側容器12側)に位置する発泡層14とを有している。または、図2(b)に示すように、外側容器11が、一対のプラスチックシート層20A、20Bと、一対のプラスチックシート層20A、20B間に介在された発泡層14とから構成されていても良い。あるいは、図2(c)に示すように、外側容器11が発泡層14単層からなっていても良い。
発泡層14は、例えば発泡ポリプロプレン(PP)、または発泡ポリエチレン(PE)等の発泡樹脂から構成することができる。
他方、プラスチックシート層20は、例えばポリプロプレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、アクリル、ウレタン、エチレン酢酸ビニール共重合樹脂(EVA)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、環状ポリオレフィン、またはアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合樹脂(ABS)等からなっている。
あるいは、図3(a)(b)に示すように、外側容器11が、プラスチックシート層20および発泡層14からなり、このうちプラスチックシート層20が、複数の層を積層したものであっても良い。
図3(a)において、プラスチックシート層20は、外側から順に、例えば外側プラスチック層21/印刷層22/接着剤層23/内側プラスチック層24からなっている。このうち外側プラスチック層21は、例えば延伸ポリプロピレン(OPP)からなり、内側プラスチック層24は、例えば未延伸ポリプロピレン(CPP)からなっている。
また図3(b)に示すように、外側容器11が第2のICタグ34を含むプラスチックシート層20を有するインモールドラベル容器からなっていてもよい。この場合、プラスチックシート層20は、外側から順に、例えばICタグ付きプラスチック層25/粘着材層26/外側プラスチック層21/印刷層22/接着剤層23/内側プラスチック層24からなっている。このうちICタグ付きプラスチック層25は、第2のICタグ34を埋設した例えばポリプロプレン(PP)層からなっている。
なお、図3(a)(b)において、断熱性容器10内の中身を保護するため、内側プラスチック層24に遮光性を付与しても良い。また、内側プラスチック層24の一部に遮光性を有する着色層を設けても良い。
他方、内側容器12および蓋13は、例えばポリプロプレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、アクリル、ウレタン、エチレン酢酸ビニール共重合樹脂(EVA)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、環状ポリオレフィン、またはアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合樹脂(ABS)等の材料からなっている。
あるいは、外側容器11と同様に、内側容器12および蓋13のうち少なくとも一方の一部に発泡層14が含まれていてもよい(図2(a)〜(c))。この場合、断熱性容器10の断熱性を更に高めることができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。具体的には、外側容器11が上述したインモールドラベル容器からなる場合(図3(b)参照)を例にとって説明する。
まず、上述した断熱性容器10の製造方法について説明する。はじめに、外側容器11の製造方法について、図4(a)〜(h)を用いて説明する。
この際、まず、例えば(シート状の)延伸ポリプロピレン(OPP)からなる外側プラスチック層21を準備する(図4(a))。次に、外側プラスチック層21の一面に、例えばインクジェット方式、昇華転写(ST)方式、または熱転写(TR)方式のデジタルプリンタまたはグラビア印刷法等を用いて印刷層22を印刷形成する(図4(b))。次に、印刷層22上に、接着剤層23を介して例えば未延伸ポリプロピレン(CPP)からなる内側プラスチック層24を積層する(図4(c))。他方、外側プラスチック層21のうち印刷層22を形成していない面に、粘着材層26を介してICタグ付きプラスチック層25を積層する(図4(d))。このようにして、(シート状の)プラスチックシート層20が得られる。
次に、(シート状の)プラスチックシート層20を外側容器11の形状に適合した形に打ち抜く(図4(e))。続いて、外側容器11に対応する形状を有する外側容器用成形金型35を用いて成形を行う。この際、まず、外側容器用成形金型35の雌型36に外側プラスチック層21が向くようにして、打ち抜かれたプラスチックシート層20を仮着させる(図4(f))。続いて、外側容器用成形金型35の雄型37と雌型36とを閉合し、雄型37側に設けられた射出用ゲート38から例えば発泡PPからなる溶融樹脂(発泡層14)を圧入する(図4(g))。溶融樹脂が冷却固化した後、外側容器用成形金型35の雄型37および雌型36を開放する(図4(h))。これにより、プラスチックシート層20と発泡層14とが一体化した外側容器11が得られる。
次に、内側容器12に対応する形状を有する内側容器用成形金型60を用いて成形を行い、内側容器12を製造する(図5(a))。この際、内側容器用成形金型60の雄型61と雌型62とを閉合し、雄型61側または雌型62側に設けられた射出用ゲート63から例えばPPからなる溶融樹脂を圧入する。溶融樹脂が冷却固化した後、内側容器用成形金型60を開放することにより、内側容器12が得られる。
次に、蓋13に対応する形状を有する蓋用成形金型65を用いて成形を行い、蓋13を製造する(図5(b))。この際、蓋用成形金型65の雄型66と雌型67とを閉合し、雄型66側または雌型67側に設けられた射出用ゲート68から例えばPPからなる溶融樹脂を圧入する。溶融樹脂が冷却固化した後、蓋用成形金型65を開放することにより、蓋13が得られる。次いで、蓋13に粘着材を介して第1のICタグ33を貼着しても良い。
その後、外側容器11と内側容器12とを組み合わせる。この際、外側容器11と内側容器12との間に断熱材15を配設する。最後に、外側容器11に蓋13を装着することにより、図1に示す断熱性容器10が得られる。
次に、断熱性容器10を用いて自動販売機30で飲料を購入する方法について、図6を参照して説明する。
まず蓋13を取り外した状態で、自動販売機30内の所定位置に外側容器11および内側容器12の組合体(以下、容器本体10Aともいう)を載置する(図6)。続いて、ユーザーが、自動販売機30前面に設けられた操作ボタン29を操作(押下)する。
この際、自動販売機30の読出装置31が、第2のICタグ34から識別情報を読み出す。続いて自動販売機30は、この識別情報に基づいて、容器本体10Aに所定の飲料(例えば前回購入した飲料と同じ飲料)を充填する。なお、この際、読出装置31が蓋13に設けられた第1のICタグ33から蓋認識情報を読み出した場合、蓋13が装着されたままであるため、自動販売機30は容器本体10Aに飲料を充填しないように制御される。
なお、第1のICタグ33および第2のICタグ34を用いることなく、ユーザーにより操作ボタン29が操作された際、この操作内容に従って、そのまま容器本体10Aに飲料を充填しても良い。
このようにして容器本体10Aの内側容器12内に飲料を充填した後、蓋13を外側容器11に装着する。ここで断熱性容器10は、外側容器11と内側容器12との二重構造になっており、外側容器11は発泡層14を含んでいる。さらに外側容器11と内側容器12との間に、断熱材15が介在されている。したがって、内側容器12内の飲料の熱が外方に逃げにくく、飲料を保温してその温度を長時間略一定に保つことができる。
このように本実施の形態によれば、断熱性容器10は、プラスチック製内側容器12とプラスチック製外側容器11との二重構造からなり、また外側容器11は発泡層14を含んでいる。このことにより、断熱性容器10の保温性が高められている。さらに、外側容器11と内側容器12との間に断熱材15を介在させたことにより、断熱性容器10の断熱性および保温性が更に高められている。
また本実施の形態によれば、断熱性容器10を構成する外側容器11、内側容器12、および蓋13がいずれもプラスチック材料からなっているので、断熱性容器10全体を軽量化することができる。
また本実施の形態によれば、蓋13に第1のICタグ33を設けているので、蓋13が装着されたまま断熱性容器10を自動販売機30(図6)内に収容した場合に、誤って飲料が充填されないようになっている。また、外側容器11に第2のICタグ34を設けているので、第2のICタグ34に記憶された識別情報に基づき、自動で飲料を充填することができる。
また本実施の形態によれば、プラスチックシート層20において、外側プラスチック層21上に印刷層22が印刷形成されているので、そのデザインを自由に設定することができ、意匠性を高めることができる。
また本実施の形態によれば、外側容器11はインモールドラベル容器からなっているので、外側容器11の外観のデザインの自由度が高く、かつ低コストで製造することができる。
なお本実施の形態において、外側容器11と内側容器12との間に断熱材15を介在させた場合、外側容器11が発泡層14を含まなくても良い。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について図7を参照して説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。図7に示す第2の実施の形態は、外側容器が底部開口を有し、この外側容器の底部開口にプラスチック製底蓋材を取付けた点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図7において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図7において、断熱性容器40は、上部開口41aを有する円筒状のプラスチック製外側容器41と、上部開口41aを有する外側容器41内に配置され、下方に向けて縮径する有底筒状のプラスチック製内側容器42と、外側容器41の上部開口41aに設けられたプラスチック製蓋43とを備えている。
このうち外側容器41は底部開口41dを更に有し、この底部開口41d内周に底ねじ部41eが形成されている。また、外側容器41の底部開口41dにプラスチック製底蓋材46が取付けられている。底蓋材46は、底蓋材46の上面に形成された環状のリブ46bと、リブ46b外周に設けられた底蓋材ねじ部46aとを有している。そして外側容器11の底ねじ部41eと底蓋材46の底蓋材ねじ部46aとを螺合することにより、外側容器11と底蓋材46とが組み付けられている。
また外側容器41の上端外周に段部41bが形成され、内側容器42の上端外周に環状の係合部42aが形成されている。そして外側容器41の段部41bと内側容器42の係合部42aとを係合させ、さらに例えばレーザー溶着、超音波溶着、熱溶着等の手法を用いて互いに溶着することにより、外側容器41と内側容器42とが結合されている。なお、図1に示す場合と同様に、外側容器41と内側容器42とを互いに螺着して結合しても良い。
他方、内側容器42の上端内周に内周ねじ部42bが形成され、蓋43底面のリブ43bに蓋ねじ部43aが形成されている。そして内周ねじ部42bと蓋ねじ部43aとを螺合することにより、内側容器42と蓋43とが互いに取り外し可能に取付けられている。なお、断熱性容器10の保温性を更に高めるために、蓋43と内側容器42との間にパッキンを介設しても良い。
なお、断熱材15、第1のICタグ33、および第2のICタグ34の構成は、既に説明した構成と同様であるのでここでは説明を省略する。
なお外側容器41、内側容器42、および蓋43(底蓋材46)の材質は、上述した外側容器11、内側容器12、および蓋13の材質と同様である。また外側容器41、内側容器42、蓋43、および底蓋材46のうち少なくともいずれかの一部に発泡層14が含まれていても良い。この発泡層14の構成については、図2(a)〜(c)および図3(a)(b)を用いて既に説明したので、ここでは説明を省略する。
本実施の形態によれば、外側容器41の底部開口41dに底蓋材46を取付けたので、底蓋材46を外側容器41から取り外すことにより、断熱材15の取付けや交換を容易に行うことができる。
このほか、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることもできる。
第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について図8を参照して説明する。図8は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。図8に示す第3の実施の形態は、外側容器と内側容器との間に、上部開口を有する中間容器を設けた点が異なるものであり、他の構成は上述した第2の実施の形態と略同一である。図8において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態および図7に示す第2の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示す断熱性容器50において、外側容器41と内側容器42との間に、上部開口54aを有する有底筒状のプラスチック製中間容器54が設けられている。この中間容器54は、その上端部において、例えばレーザー溶着、超音波溶着、熱溶着等の手法を用いて外側容器41および内側容器42に溶着されている。あるいは、外側容器41と内側容器42と中間容器54とを互いに螺着しても良い。
中間容器54の材質は、例えばポリプロプレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、アクリル、ウレタン、エチレン酢酸ビニール共重合樹脂(EVA)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、環状ポリオレフィン、またはアクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合樹脂(ABS)等からなっている。なお中間容器54の一部に発泡層14が含まれていても良い。
また本実施の形態において、断熱材15が、内側容器42と中間容器54との間に介在されている。他方、中間容器54と外側容器41との間の空間には、円筒状の意匠シート55が介在されている。この意匠シート55は、模様や絵柄等が付された紙または樹脂フィルム等のシートからなっており、底蓋材46を取り外すことにより交換可能となっている。本実施の形態において、意匠シート55の模様や絵柄を外方から視認できるようにするために、外側容器41のうち少なくとも一部を透明にすることが好ましい。
本実施の形態によれば、底蓋材46を外側容器41から取り外すことにより、意匠シート55の挿着や交換を容易に行うことができる。また意匠シート55を交換することにより、断熱性容器50のデザインの自由度を高めることができる。
このほか、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることもできる。
なお本実施の形態において、意匠シート55を交換する必要がない場合には、底蓋材46を設けず、外側容器41を有底筒状に構成しても良い。
10 断熱性容器
10A 容器本体
11 外側容器
12 内側容器
13 蓋
14 発泡層
15 断熱材
20、20A、20B プラスチックシート層
21 外側プラスチック層
22 印刷層
23 接着剤層
24 内側プラスチック層
25 ICタグ付きプラスチック層
26 粘着材層
30 自動販売機
33 第1のICタグ
34 第2のICタグ
40 断熱性容器
41 外側容器
42 内側容器
43 蓋
46 底蓋材
50 断熱性容器
54 中間容器
55 意匠シート

Claims (16)

  1. 上部開口を有するプラスチック製外側容器と、
    上部開口を有する外側容器内に配置されたプラスチック製内側容器と、
    外側容器の上部開口に設けられたプラスチック製蓋とを備え、
    外側容器は発泡層を含むことを特徴とする断熱性容器。
  2. 外側容器は底部開口を有し、この底部開口にプラスチック製底蓋材を取付けたことを特徴とする請求項1記載の断熱性容器。
  3. 外側容器と内側容器との間に断熱材を介在させたことを特徴とする請求項1または2記載の断熱性容器。
  4. 断熱材は、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、グラスウール、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリプロピレンを含むプラスチック製不織布、または真空断熱パネルからなることを特徴とする請求項3記載の断熱性容器。
  5. 外側容器と内側容器とが互いに螺着または溶着されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の断熱性容器。
  6. 外側容器と内側容器との間に、上部開口を有するプラスチック製中間容器を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の断熱性容器。
  7. 中間容器と内側容器との間に断熱材を介在させたことを特徴とする請求項6記載の断熱性容器。
  8. 断熱材は、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、グラスウール、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリプロピレンを含むプラスチック製不織布、または真空断熱パネルからなることを特徴とする請求項7記載の断熱性容器。
  9. 外側容器と中間容器との間に意匠シートを介在させたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項記載の断熱性容器。
  10. 外側容器と中間容器と内側容器とが互いに螺着または溶着されていることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項記載の断熱性容器。
  11. 中間容器は発泡層を含むことを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項記載の断熱性容器。
  12. 内側容器および蓋のうち少なくとも一方が発泡層を含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項記載の断熱性容器。
  13. 上部開口を有するプラスチック製外側容器と、
    上部開口を有する外側容器内に配置されたプラスチック製内側容器と、
    外側容器の上部開口に設けられたプラスチック製蓋とを備え、
    外側容器と内側容器との間に断熱材を介在させたことを特徴とする断熱性容器。
  14. 断熱材は、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン、グラスウール、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリプロピレンを含むプラスチック製不織布、または真空断熱パネルからなることを特徴とする請求項13記載の断熱性容器。
  15. 外側容器または蓋にICタグを設けたことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項記載の断熱性容器。
  16. 外側容器は、ICタグを含むプラスチックシート層を有するインモールドラベル容器からなることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項記載の断熱性容器。
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