JP2006290415A - 開封機能付キャップ及び包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 指を容器内に入れることなく蓋材を容易に且つ大きく開封することの可能な開封機能付キャップ及びそれを用いた包装体を提供する。
【解決手段】 カップ容器2を閉じた蓋材3を覆うように取り付けるキャップ6を、飲み口として使用する筒状部15を備えたキャップ本体11と分離可能な突刺し具12を備えた構造とし、突刺し具12を押してその突刺し刃29で蓋材3を開封した際に突刺し具12がキャップ本体に設けているストッパーリブ18に突き当たって容器内に入ることを防止し、更にその後、突刺し具12をガイド溝20を用いて水平に移動させることで突刺し刃29で蓋材3を大きく切り開くことの可能な構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、容器開口部をフィルム状の蓋材で閉じた構成のカップ容器に取り付け、開封を行うと共に飲み口を提供することの可能なキャップ及びそのキャップを用いた包装体に関する。
従来、カップ容器内にコーヒー、紅茶、ウーロン茶、スープ、ジュース等を常温充填し、例えばアルミニウム箔/ポリエチレン複合フィルムからなる突刺し可能な蓋材で容器開口部を密封し、その上にオーバーキャップを被せ、容器本体の胴部にはストローが入った袋体を貼着してなる容器入り飲料が使用され、また、コンビニエンスストア等において販売されている。また、この容器入り飲料をコンビニエンスストア等に設置されたホットウォーマー内に陳列して60℃前後に加温販売することも行われている。
上記のような飲料を購入した消費者は、オーバーキャップにストローの通り穴を形成し、その穴を通して蓋材にストローを突き刺し、ストローを使って飲料を飲む。或いはオーバーキャップを取り除き、蓋材にストローを突き刺し、ストローを使って飲む。しかし、60℃前後に加温されたコーヒー、紅茶、ウーロン茶、スープ、ジュース等の飲料をストローを使って飲もうとすると、容器内の熱い飲料が途中で空気に触れて冷まされることなくストローを通して口内に吸い込まれ、場合によっては口の中を火傷することがある。
そこで、このような火傷の危険を回避するため、カップ容器の蓋材を覆うように、開封用突刺し具を備えたオーバーキャップを取り付けておき、飲料を飲む際には、突刺し具を容器内に向かって押し込むことで蓋材を突刺し具で突き刺して開封し、オーバーキャップの周壁の上端を飲み口縁部として飲むことの可能な構成のオーバーキャップが提案されている(特許文献1参照)。このオーバーキャップを用いると、単に突刺し具を押し込むことで簡単に蓋材を開封することができ、また、そのオーバーキャップを飲み口として内容物を飲むことで火傷の危険を避けることができる利点が得られる。
特開2004−314997号公報
しかしながら、特許文献1に記載のオーバーキャップにも改良すべき点のあることが判明した。すなわち、蓋材の開封に当たって突刺し具を押し込んだ際に、突刺し具を押している指が蓋材の位置を越えて容器内に入ることがあり、その際、蓋材の裏面に付着していた内容物が指に付着して指を汚すことがあった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、指を容器内に入れることなく蓋材を容易に開封することの可能な開封機能付キャップ及びそれを用いた包装体を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべくなされた請求項1に係る発明は、容器開口部をフィルム状の蓋材で閉じた構成のカップ容器に前記容器開口部を覆うように取り付けて使用し、前記蓋材を開封する機能を備えたキャップであって、前記カップ容器に取り付けるためのキャップ本体と、前記蓋材を開封するための突刺し具とからなり、前記キャップ本体は、前記容器開口部を取り囲む容器口縁に装着する装着部と、その装着部に連設され、飲み口として使用される飲み口領域を有する筒状部と、該筒状部の飲み口領域の近傍で且つその飲み口領域をはさむ位置に、互いに向かい合うように形成された一対の支持部と、該一対の支持部の下端領域に、前記筒状部の中心軸線に略直角な面内に位置するように形成された一対のストッパーリブと、該一対のストッパーリブの上面に続く位置に前記飲み口領域から遠ざかる方向に延びるように形成された一対のガイド溝を備えており、前記突刺し具は、前記一対の支持部の間に配置されると共に少なくとも前記一対の支持部に、容易に破断可能な細いつなぎ部を介して連設されており、更に前記突刺し具は、指で押し下げるための押し部と、その押し部の両側縁に形成され、前記一対のストッパーリブに当接可能で且つ前記一対のガイド溝内を移動可能な一対のガイド部と、前記押し部の、前記飲み口領域に近接した側の端部に下向きに形成された突刺し刃を備えていることを特徴とする開封機能付キャップを要旨とする。
請求項2に係る発明は、上記した請求項1に係る発明において、前記突刺し刃を、正面から見た形状が略V字状としたものである。
請求項3に係る発明は、上記した請求項1又は2に係る発明において、前記一対のガイド溝と一対のガイド部の一方若しくは双方に、前記一対のガイド部を前記一対のガイド溝に挿入した状態に保持するための抜け止め機構を設けるという構成としたものである。
請求項4に係る発明は、上記した請求項1から3のいずれか1項に係る発明ににおいて、前記一対のガイド溝の下側に、一対のガイド溝間を閉じる底壁を設けるという構成としたものである。
請求項5に係る発明は、上記した請求項1から3のいずれか1項に係る発明ににおいて、前記突刺し具の、前記突刺し刃とは反対側の端部をそれに向かい合う筒状部内面に蛇腹若しくは薄肉部を介して連結するという構成としたものである。
請求項6に係る発明は、液状内容物を充填し、容器開口部をフィルム状の蓋材で閉じた構成のカップ容器と、該カップ容器に前記容器開口部を覆うように取り付けられた請求項1から5のいずれか1項記載の開封機能付キャップを備えた包装体を要旨とする。
請求項7に係る発明は、上記した請求項6に係る発明において、更に、前記開封機能付キャップの上に被せられた保護用のオーバーキャップを有する構成としたものである。
本発明の開封機能付キャップを用いた包装体では、カップ容器の容器開口部を閉じている蓋材を開封するに当たって、突刺し具の押し部を指で押すと、突刺し具をキャップ本体に連結しているつなぎ部が破断して突刺し具が自由となり、突刺し具の両側縁のガイド部の後端が一対のストッパーリブに突き当たるとそこを支点として突刺し具が旋回して先端の突刺し刃が下降して蓋材に突き破る。そして、ガイド部全体がストッパーリブに突き当たるまで押し込んだ後、突刺し具を後方にスライドさせることで、突刺し刃が蓋材に突き刺さった状態で後方に移動し、これによって蓋材を大きく開封することができる。また、突刺し具を押し込んだ際には、突刺し具がストッパーリブで下降を阻止されるため、指がカップ容器内に入り込むということがなく、指が蓋材裏面の内容物で汚れるといったことが生じない。かくして、本発明の開封機能付キャップを用いることで、指を汚すことなく、且つ簡単な操作で蓋材を大きく開口させることができ、大きい固形物を含んだ内容物でも容易に飲食することが可能となる。
図1は本発明の実施の形態に係る開封機能付キャップを備えた包装体の概略断面図、図2はその包装体を分解して示す概略断面図である。全体を参照符号1で示す包装体は、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、スープ、ジュース等の液状内容物2を充填し、容器開口部をフィルム状の蓋材3で密封した構成のカップ容器4と、そのカップ容器4に容器開口部を覆うように取り付けられた開封機能付キャップ(以下キャップと略称する)6と、そのキャップ6の上に被せられた保護用のオーバーキャップ8を備えている。
カップ容器4は、上端に容器開口部を備え、その容器開口部を蓋材3で密閉することができるカップ状のものであり、例えば、紙容器、プラスチック製容器、紙/合成樹脂/金属箔複合材料または紙/合成樹脂複合材料からなる容器、または金属製容器等を例示できる。蓋材3は、キャップ6に形成している突刺し刃(詳細は後述する)で突き刺して開封可能なフィルム状のもので形成されている。蓋材3の材料としては、突刺し具で開封した時に蓋材の破片が形成されて内容物に混入し、内容物と共に飲み込まれてしまうことがないように、突刺し刃により破断した部分以外に亀裂の入りにくい材料、例えば、未延伸ナイロン/ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の積層フィルム、未延伸ナイロン/エチレンビニルアルコール共重合体や塩化ビニリデン等のバリアー層/未延伸のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の積層フィルム、未延伸ナイロン/アルミニウム等の金属蒸着層/未延伸のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の積層フィルム、アルミニウム等の金属箔/未延伸のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の積層フィルム等を利用するのが望ましい。
キャップ6は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂の成形によって一体に作られたものであり、キャップ本体11と、そのキャップ本体11と一体に成形されるが、蓋材3の開封に当たってキャップ本体11から容易に分離可能な突刺し具12とからなる。以下、図3〜図8を参照してキャップ6を詳細に説明する。図3はその包装体を、オーバーキャップを外した状態で示す概略平面図、図4はその包装体の一部を示す概略断面図、図5は図3に示す包装体1を、キャップ本体から突刺し具を取り外した状態で示す概略平面図、図6は図4に示す包装体1を、キャップ本体から突刺し具を取り外した状態で示す概略断面図、図7は図5のA−A矢視概略断面図、図8(a)、(b)、(c)はそれぞれ、突刺し具の概略平面図、概略正面図、概略側面図である。キャップ本体11は、カップ容器4の容器開口部を取り囲む容器口縁のフランジ4aに装着するための装着部14と、その装着部14に連設され、円周上の一部領域を飲み口として使用するための筒状部15を備えている。装着部14による容器口縁への装着構造は特に限定するものではないが、この実施の形態では、フランジ4aの外周面に嵌合取り付けするためのアンダーカットを備えた構造としており、この構造により簡単に液密的に嵌合取り付けすることができる。
筒状部15は前記したように円周上の一部領域を飲み口として使用するものであり、図3、図5に符号15aで示す領域が飲み口として使用される領域である。本明細書では、符号15aで示す領域を飲み口領域という。飲み口領域15aの幅は、飲み口として使用するのに適した幅となるように選定すればよく、目安としては、筒状体15の内径の1/3〜2/3程度に選定すればよい。キャップ本体11は更に、筒状部15の飲み口領域15aに近い領域で且つ飲み口領域15aをはさむ位置で、筒状部15の内面から突出するように且つ互いに向かい合うように形成された一対の支持部17、17と、その一対の支持部17、17の下端領域に、筒状部15の下端に位置するように且つ筒状部15の中心軸線に略直角な(例えば直角±10度程度の範囲内の)面内に位置するように形成された一対のストッパーリブ18、18と、その一対のストッパーリブ18、18の上面に続く位置に、前記飲み口領域15aから遠ざかる方向に延びるように形成された一対のガイド溝20、20を備えている。一対のガイド溝20、20は、図7から良く分かるように、一対のガイド溝20、20間を閉じるように形成されている底壁21と、その底壁21の上方に間隔を開けて平行に設けられた上側ガイドリブ22、22によって形成されている。なお、一対のガイド溝20、20の間は、底壁21で閉じなくてもよく、図12、図13に示すように、一対のガイド溝20、20を、上下に配置した下側ガイドリブ21a、21aと上側ガイドリブ22、22で形成する構成としてもよい。なお、図7に示す実施の形態のように、一対のガイド溝20、20間を底壁21で閉じておくと、使用樹脂量は増えるが見栄えが良いという利点が得られる。
図3〜図8において、突刺し具12は、一対の支持部17、17の間で且つ飲み口領域15aに近い領域に配置されると共に一対の支持部17、17に、容易に破断可能な細いつなぎ部25を介して連設されている。この突刺し具12は、指で押し下げるための押し部27と、その押し部27の両側縁に形成された一対のガイド部28、28と、押し部27の、飲み口領域15aに近接した側の端部すなわち先端に下向きに形成された突刺し刃29等を備えている。なお、本明細書において突刺し具12について「前後」を言及する場合、飲み口領域15aに近い側を「前」とする。押し部27の上面には、突刺し具12を指で押したりスライドさせたりする際に指が滑らないようにするための凹み27aが形成されている。ガイド部28、28は、キャップ本体11に設けている一対のストッパーリブ18、18に当接可能で且つ一対のガイド溝20、20内を移動可能な平板状のものであり、図10に示すように、突刺し具12のガイド部28をキャップ本体11のストッパーリブ18に押し付けた状態とすると、突刺し刃29がカップ容器の蓋材3を突き破ることができる位置に形成されている。なお、ガイド部28は平板状のものに限らず、複数のピン状の突起を互いに平行に且つ水平に並べて形成した構造としてもよい。
キャップ本体11のガイド溝20と突刺し具12のガイド部28には、ガイド部28をガイド溝20に挿入した状態に保持するための抜け止め機構が設けられている。この実施の形態に用いている抜け止め機構は、ガイド溝20の上側ガイドリブ22の下面に形成された突起31とガイド部28の上面に形成された突起32を備えており、ガイド部28の突起32が上側ガイドリブ22の突起31を通り過ぎてその奥に入り込むことで突起31と突起32の係合によって抜け止めが図られる。ガイド部28の突起32が上側ガイドリブ22の突起31を通り過ぎる際に、上側ガイドリブ22が上方に変形しうるよう、上側ガイドリブ22には突起31をはさむ領域にスリット33(図3参照)が形成されている。なお、抜け止め機構はこれに限らず、他の機構を用いても良く、例えば、ガイド溝20の後端領域における溝幅を狭くして、ガイド溝20内に挿入したガイド部28がきつく押し込まれ、抜けにくくなる構成としてもよい。図10において、キャップ本体11のガイド溝20に突刺し具12のガイド部28を容易に挿入しうるよう、上側ガイドリブ22の先端下面には案内用の傾斜が形成されており、また、ガイド部28の後端上面にも案内用の傾斜が形成されている。
図1〜図8において、突刺し具12に形成している突刺し刃29は、平面で見た形状が、カップ容器4の容器開口部の周縁に近接して沿うように円弧状であり、正面から見た形状が図8(a)から良く分かるように略V字状である。このように突刺し刃29を略V字状としたことで、蓋材3を突き刺す際にV字状の先端に力を集中させ、蓋材3を容易に突き刺すことができる。また、平面を円弧状としたことで、蓋材3を容器開口部の周縁に沿って大きく開封することができる。突刺し具12には、更に、突刺し刃29の両端位置に補助刃35が設けられている。この補助刃35は、突刺し具12を飲み口領域15aから離れる方向にスライドさせた際に蓋材3の切り裂きを容易にするためのものである。なお、補助刃35が無くても、蓋材3を容易に切り裂くことができる場合には補助刃35は省略してもよい。
図1、図2において、オーバーキャップ8はキャップ6を保護するためのものであり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂の成形によって作られている。
次に、上記構成のキャップ6及びそれを用いた包装体1の使用方法を説明する。図1、図2において、カップ容器4内には液状内容物(液体のみならず固形分を含むものでもよい)が充填され、上端の容器開口部は蓋材3で密封され、その上にキャップ6が、装着部14をカップ容器4のフランジ4aに嵌合させることで装着され、更にその上にオーバーキャップ8が被せられている。包装体1はこの状態で流通される。
この包装体1の開封に当たっては、まず、オーバーキャップ8を取り外し、図9(a)に示すようにキャップ6の上面を露出させ、次いで、図9(b)に示すように突刺し具12の押し部27を指で押す。これにより、突刺し具12をキャップ本体11に連結していた細いつなぎ部25が破断されて突刺し具12は押し下げられ、ガイド部28の後端がまずストッパーリブ18に突き当たり、次いでその位置を支点として突刺し具12が下方に旋回する。これによって、図9(c)に示すように、突刺し具12の突刺し刃29がカップ容器4の容器開口部を閉じていた蓋材3を突き刺して開封する。この際、突刺し具12が旋回してガイド部28の全体がストッパーリブ18に突き当たると、それ以上の旋回及び下降はストッパーリブ18で阻止される。かくして、突刺し具12を押している指が、蓋材3を越えてカップ容器4内に入り込むということはなく、例え蓋材3の裏面に液体が付着していたとしても、指にその液体が付いて指を汚すということはなく、衛生的である。
図9(c)に示す位置まで突刺し具12を押し込んだ後は、その突刺し具12を後方に移動させ、ガイド部28をガイド溝20内に挿入し、更に後方に移動させてゆく。これにより、図11に示すように、突刺し具12の突刺し刃28は蓋材3に差し込まれた状態で水平に移動し、蓋材3を切り裂いて行く。この移動の際、ガイド部28がガイド溝20で案内されるため、突刺し具12が上方に浮き上がるということはなく、蓋材3を安定して切り裂いてゆくことができる。そして、突刺し具12が図11に示す位置まで移動すると、抜け止め機構により、その位置に保持される。かくして、蓋材3には大きい開口が形成され、内容物に大きい固形物があっても飲食可能となる。その後、形成された開口に隣接した筒状部15の飲み口領域15aから内容物を飲食する。以上のように、この包装体1では、指を汚すことなく、蓋材3を容易に開封して大きい開口を形成でき、大きい固形物のある内容物でも、キャップ6の飲み口領域15aを飲み口として飲食することができる。
なお、以上の実施の形態では突刺し具12をキャップ本体11から切り離す構成としているが、本発明はこの構成に限らず、突刺し具12を、蓋材開封のための移動に干渉しない形態でキャップ本体11に連結した構成としてもよい。図14、図15はその場合の実施の形態に係る包装体1を示すものである。この実施の形態では、突刺し具12の後端(突刺し刃29とは反対側の端部)をそれに向かい合う筒状部15の内面に蛇腹40を介して連結している。なお、蛇腹40に代えて、容易に変形しうる薄肉部を用いても良い。このような蛇腹40や薄肉部を用いて突刺し具12を突刺し具15に連結しておくと、この部分が成形時の樹脂の通り道となり、成形が容易となる利点が得られる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で適宜変更や修正を行うことが可能である。
本発明の実施の形態に係る開封機能付キャップを備えた包装体の概略断面図 図1に示す包装体を分解して示す概略断面図 図1に示す包装体を、オーバーキャップを外した状態で示す概略平面図 図1に示す包装体の一部を、オーバーキャップを外した状態で示す概略断面図 図3に示す包装体を、キャップ本体から突刺し具を取り外した状態で示す概略平面図 図4に示す包装体を、キャップ本体から突刺し具を取り外した状態で示す概略断面図 図5のA−A矢視概略断面図 (a)、(b)、(c)はそれぞれ、突刺し具の概略平面図、概略正面図、概略側面図 (a)、(b)、(c)は、突刺し具による開封動作を説明するもので、突刺し具を側面で示し他の部分の断面で示す包装体の一部領域の概略断面図 図9(c)の一部を拡大して示す概略断面図 包装体の一部領域を、蓋材を開封した状態で示す概略断面図 本発明の他の実施の形態に係る包装体を、オーバーキャップを外した状態で示す概略平面図 図12のB−B矢視概略断面図 本発明の更に他の実施の形態に係る包装体を、オーバーキャップを外した状態で示す概略平面図 図14に示す包装体の一部を示す概略断面図
符号の説明
1 包装体
2 内容物
3 蓋材
4 カップ容器
6 開封機能付キャップ
8 オーバーキャップ
11 キャップ本体
12 突刺し具
14 装着部
15 筒状部
15a 飲み口領域
17 支持部
18 ストッパーリブ
20 ガイド溝
21 底壁
21a 下側ガイドリブ
22 上側ガイドリブ
25 つなぎ部
27 押し部
28 ガイド部
29 突刺し刃
31、32 突起
35 補助刃

Claims (7)

  1. 容器開口部をフィルム状の蓋材で閉じた構成のカップ容器に前記容器開口部を覆うように取り付けて使用し、前記蓋材を開封する機能を備えたキャップであって、前記カップ容器に取り付けるためのキャップ本体と、前記蓋材を開封するための突刺し具とからなり、前記キャップ本体は、前記容器開口部を取り囲む容器口縁に装着する装着部と、その装着部に連設され、飲み口として使用される飲み口領域を有する筒状部と、該筒状部の飲み口領域の近傍で且つその飲み口領域をはさむ位置に、互いに向かい合うように形成された一対の支持部と、該一対の支持部の下端領域に、前記筒状部の中心軸線に略直角な面内に位置するように形成された一対のストッパーリブと、該一対のストッパーリブの上面に続く位置に前記飲み口領域から遠ざかる方向に延びるように形成された一対のガイド溝を備えており、前記突刺し具は、前記一対の支持部の間に配置されると共に少なくとも前記一対の支持部に、容易に破断可能な細いつなぎ部を介して連設されており、更に前記突刺し具は、指で押し下げるための押し部と、その押し部の両側縁に形成され、前記一対のストッパーリブに当接可能で且つ前記一対のガイド溝内を移動可能な一対のガイド部と、前記押し部の、前記飲み口領域に近接した側の端部に下向きに形成された突刺し刃を備えていることを特徴とする開封機能付キャップ。
  2. 前記突刺し刃は、正面から見た形状が略V字状であることを特徴とする請求項1記載の開封機能付キャップ。
  3. 前記一対のガイド溝と一対のガイド部の一方若しくは双方には、前記一対のガイド部を前記一対のガイド溝に挿入した状態に保持するための抜け止め機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の開封機能付キャップ。
  4. 前記一対のガイド溝の下側に、一対のガイド溝間を閉じる底壁が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の開封機能付キャップ。
  5. 前記突刺し具の、前記突刺し刃とは反対側の端部をそれに向かい合う筒状部内面に蛇腹若しくは薄肉部を介して連結していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の開封機能付キャップ。
  6. 液状内容物を充填し、容器開口部をフィルム状の蓋材で閉じた構成のカップ容器と、該カップ容器に前記容器開口部を覆うように取り付けられた請求項1から5のいずれか1項記載の開封機能付キャップを備えていることを特徴とする包装体。
  7. 更に、前記開封機能付キャップの上に被せられた保護用のオーバーキャップを有することを特徴とする請求項6記載の包装体。
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