JP2020055555A - キャップ及び容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易な操作で容器を開栓することができるキャップを提供する。【解決手段】フィルム部材41で封止された容器の開口部に装着されるキャップであって、注出部21を上部に有し、装着部22を下部に有する筒状のキャップ本体20と、キャップ本体の上部に設けられキャップ本体に対してスライド移動可能に構成された蓋部材30と、キャップ本体の内面から内径方向に延びる支持部の先端からヒンジ部24を介して連結された刃部材27と、を備え、刃部材は、ヒンジ部とは反対側の下面にフィルム部材を破断するための刃271が形成され、ヒンジ部の屈曲によりフィルム部材に向かって下方に傾くよう構成され、蓋部材は、刃部材の上面に向かって突出する突起部33を有し、突起部は、蓋部材が第1位置から第2位置にスライド移動する際、刃部材の上面に当接して刃部材を押し下げることにより刃部材の刃は、フィルム部材を破断する。【選択図】図4

Description

本発明は、容器に取り付けられるキャップ及び容器に関する。
従来の飲料用ペットボトル等の容器に取り付けられるねじ式のキャップは、開栓のために両手を用いる必要があったため、手の不自由な者や高齢者、また健常者であっても片手に何かを持っているような状況では、容易に開栓できない場合があった。これに対し、ねじ式でないキャップが提案されている。
例えば、特許文献1には、突刺し具を備えたキャップ本体を指で押し込むことにより容器開口を閉鎖するフィルム状の蓋材を開封するとともに、押し込んだキャップ本体をスライドさせることで蓋材をさらに大きく開封することができるようにしたキャップが開示されている。また、特許文献2には、ヒンジ部を残してスコア線を設けた開口片の上面に、下面に突起を有するスライド部材を設け、スライド部材をスライドさせることで突起が開口片を押し下げて開口することができるようにした缶蓋が開示されている。
特許文献1に記載のキャップは、押し下げとスライドの2段階の操作が必要であり、容器の開栓に手間がかかる。特許文献2に記載のスライド部材は、突起の下方へのストロークが小さいため、フィルム状の蓋材で閉鎖された容器に適用した場合、蓋材を破断できない可能性がある。
特開2006−290415号公報 特開2000−16425号公報
本発明は、例えば片手しか使えない状況であっても、容易な操作で容器を確実に開栓することができるキャップ及びキャップを有する容器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
破断可能なフィルム部材で封止された容器の開口部に取り付けられるキャップであって、
内容物を注ぎ出す注出部を上部に有し、前記開口部に装着される装着部を下部に有する筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体の上部に設けられ前記キャップ本体に対して前記注出部を閉鎖する第1位置から前記注出部を開放する第2位置までスライド移動可能に構成された蓋部材と、
前記キャップ本体の内面から内径方向に延びる支持部の先端からヒンジ部を介して連結された刃部材と、
を備え、
前記刃部材は、前記ヒンジ部とは反対側の下面に前記フィルム部材を破断するための刃が形成され、前記ヒンジ部の屈曲により前記フィルム部材に向かって下方に傾くよう構成され、
前記蓋部材は、前記刃部材の上面に向かって突出する突起部を有し、
前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置にスライド移動する際、前記刃部材
の上面に当接して前記刃部材を押し下げることにより前記刃部材の刃は、前記フィルム部材を破断するよう構成されることを特徴とするキャップである。
第1の態様のキャップによれば、蓋部材を第1位置から第2位置にスライド移動させると、蓋部材の突起部が刃部材の上面に当接した状態でスライドしながら刃部材を押し下げ、刃部材はヒンジ部の屈曲によりフィルム部材に向かって下方に傾く。これにより、刃部材の下面に形成された刃がフィルム部材を破断する。従って、使用者は、蓋部材を第1位置から第2位置にスライドさせるという片手でも可能な簡単な一操作により、フィルム部材で封止された容器を開栓することができる。
本発明の第2の態様は、
容器の開口部に取り付けられるキャップであって、
内容物を注ぎ出す注出部を上部に有し、前記開口部に装着される装着部を下部に有する筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体の上部に設けられ前記キャップ本体に対して前記注出部を閉鎖する第1位置から前記注出部を開放する第2位置までスライド移動可能に構成された蓋部材と、
前記キャップ本体の内面から内径方向に延びる支持部の先端からヒンジ部を介して連結された刃部材と、
を備え、
前記キャップ本体は、前記刃部材の下部において破断可能なフィルム部材で封止されており、
前記刃部材は、前記ヒンジ部とは反対側の下面に前記フィルム部材を破断するための刃が形成され、前記ヒンジ部の屈曲により前記フィルム部材に向かって下方に傾くよう構成され、
前記蓋部材は、前記刃部材の上面に向かって突出する突起部を有し、
前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置にスライド移動する際、前記刃部材の上面に当接して前記刃部材を押し下げることにより前記刃部材の刃は、前記フィルム部材を破断するよう構成されることを特徴とするキャップである。
本発明の第1の態様のキャップは、フィルム部材が開口を封止している容器に取り付けて用いることで、上述した特有の作用効果を得られるものであるのに対し、本発明の第2の態様のキャップは、キャップ本体内部をフィルム部材が封止しているため、開口が封止されていない容器に取り付けて用いることで、上述した特有の作用効果を同様に得ることができる。
本発明において、前記突起部は、前記蓋部材が前記注出部を閉鎖する第1位置において前記刃部材の刃側に位置し、前記蓋部材が前記注出部を開放する第2位置において前記刃部材のヒンジ部側に位置している構成としても良い。
この構成によれば、第1位置において突起部はスライド方向で刃部材の刃側に位置し、第2位置において突起部はスライド方向で刃部材のヒンジ部側に位置しており、蓋部材を第1位置から第2位置にスライド移動させると、突起部は、刃部材に当接した状態で刃の近くからヒンジ部に向かって刃部材の上面をスライドする。刃部材はヒンジ部を中心として回動するように下方に傾く。突起部が刃部材の上面を押し込む位置(上面に当接する位置)と回転中心であるヒンジ部との距離は、突起部がヒンジ部に近づくにつれて短くなる。突起部が刃部材の上面を下方向に押し込む量が等しければ、突起部が刃部材の上面を押し込む位置と回転中心との距離が短いほど、刃部材の回転角度は大きくなる。刃部材のヒンジ部とは反対側の端部にある刃の下方向の移動距離は大きくなる。従って、突起部がヒンジ部に近づくにつれて刃部材の刃は大きなストロークでフィルム部材を破断するとともに、回動運動によりフィルム部材を大きく開封して行く。従って、使用者は、蓋部材を第
1位置から第2位置にスライドさせるという片手でも可能な簡単な一操作により、フィルム部材で封止された容器をより確実に開栓することができる。
本発明において、前記蓋部材は前記刃部材の上面に対し斜め下方に向かって移動可能であり、
前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置に近づくにつれて、前記刃部材の上面に向かって近づいて行く構成としても良い。
この構成によれば、刃部材の上面と蓋部材のスライド移動の方向とは平行ではなくある角度をなしているため、蓋部材が第1位置から第2位置に近づくにつれて、蓋部材に固定された突起部と刃部材の上面との上下方向の距離は短くなり、突起部が刃部材の上面に当接した後は、突起部と回転し始める前の初期位置にある刃部材の上面との上下方向の距離(刃部材を下方向に押し込む量)が大きくなる。従って、突起部がヒンジ部に近づくにつれて刃部材の刃は大きなストロークでフィルム部材を破断するとともに、回動運動によりフィルム部材を大きく開封して行く。使用者は、蓋部材を斜め下に押し下げるようにスライドさせるという片手でも可能な簡単な一操作により、フィルム部材で封止された容器をより確実に開栓することができる。
本発明において、前記蓋部材は前記刃部材の上面に対し平行に移動可能であり、
前記刃部材の上面には、前記刃側から前記ヒンジ部側に向かって上方に傾斜して延びる傾斜面を含み、
前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置に近づくにつれて、前記刃部材の前記傾斜面に向かって近づいて行く構成としても良い。
この構成によれば、使用者は、蓋部材を水平にスライドさせるという片手でも可能な簡単な一操作により、フィルム部材で封止された容器をより確実に開栓することができる。
本発明において、前記第1位置から前記第2位置まで移動した前記蓋部材は、前記第2位置から前記第1位置まで移動可能であり、
前記キャップ本体と前記蓋部材は、前記第1位置において互いに係合する係合部を有する構成としても良い。
この構成によれば、蓋部材は、第1位置と第2位置との間を往復移動可能に構成される。使用者は、蓋部材を開栓時と逆の方向にスライドさせるという簡単な操作によって、注出部を閉鎖することができる。さらに、第1位置においてキャップ本体と蓋部材は係合する。係合部は、ある一定の係止力をもってキャップ本体と蓋部材とを固定するもので、当該係止力を超える外力が働いた場合にはキャップ本体と蓋部材との固定が解除されるよう構成される。また、キャップ本体と蓋部材とが固定されていない自由状態で、所定の力を加えるとキャップ本体と蓋部材とが係合される。これにより、蓋部材が注出部を閉鎖する第1位置まで戻った後、意図せず第1位置から移動して注出部を開放してしまうことが抑制される。
本発明において、前記キャップ本体の装着部の前記蓋部材のスライド方向側の側面には、使用者が指を添えることができる突出部が設けられている構成としても良い。
この構成によれば、使用者が蓋部材を第1位置から第2位置にスライドさせようとする際に、蓋部材のスライドを妨げる位置を持ってしまうことを抑制できる。
本発明に係るキャップは、前記装着部がねじ込み式であるキャップに適用することができ、前記装着部が打栓式であるキャップにも適用することができ、また、前記装着部が、
前記容器の開口部の周辺部に固定されるフランジ部を有する構成のキャップにも適用することができる。どのような方式のキャップに適用しても、上述した特有の作用効果を得ることができる。
上記の各構成を有するキャップが開口部に装着された容器も本発明に含まれる。
本発明によれば、例えば片手しか使えない状況であっても、容易な操作で容器を確実に開栓することができるキャップ及びキャップを有する容器を提供することが可能になる。
実施例1のキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す斜視図である。 実施例1のキャップを構成するキャップ本体及び蓋部材の構造を示す斜視図である。 スライド部とカバー部が一体構成である蓋部材を有するキャップを示す斜視図である。 図1のAA断面によるキャップ1の断面図である。 実施例1のキャップにおいて蓋部材が第1位置から第2位置にスライド移動することにより容器が開栓される過程を、図1のAA断面による断面図により説明する図である。 実施例1のキャップにおいて蓋部材を第2位置から第1位置にスライド移動させることにより容器を再度閉じる(リシール)過程を、図1のAA断面による断面図により説明する図である。 実施例2のキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す側面図である。 実施例2のキャップにおいて蓋部材が第1位置から第2位置にスライド移動することにより容器が開栓される過程を、スライド方向に平行で容器の開口部の中心軸線を含む面による断面図により説明する図である。 実施例3に係る打栓式のキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す斜視図である。 実施例4に係る溶着式のキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す斜視図である。 図9AのBB断面によるキャップの断面図及び図10AのCC断面によるキャップの断面図である。
(実施例1)
図1A及び図1Bは、本発明の実施例1に係るキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す斜視図である。図1Aは、容器2にキャップ1が取り付けられた状態を示し、図1Bは容器2にキャップ1が取り付けられていない状態を示す。容器2の開口部40は、破断可能なフィルム部材41で封止されている。開口部40に取り付けられるキャップ1は、容器2の開口部40に装着されるキャップ本体20と、キャップ本体20の上部に設けられスライド移動可能に構成された蓋部材30とを有する。
蓋部材30の上面には、蓋部材30のスライド方向Sを示すマーク301が設けられている。蓋部材30のスライド方向Sと反対側の端部には、使用者が蓋部材30をスライドさせるときに指等を添えることができる張り出し部35が設けられている。キャップ本体20下端のスライド方向側の外側面には、使用者が容器2を持つときや蓋部材30をスライドさせるときに指を添えることができる突出部23が設けられている。
使用者は、例えば、片手で容器2を保持した状態で、人差し指を突出部23の下面に添え、親指を張り出し部35の外面に添えて、親指で蓋部材30をマーク301の方向にスライドさせる。蓋部材30のスライドの機構については後述する。
図2A、図2B及び図2Cは、キャップ1を構成するキャップ本体20及び蓋部材30の構造をより詳細に示す斜視図である。
図2Aは、キャップ本体20を示す斜視図である。キャップ本体20は、容器2に収容された内容物を注ぎ出すための開口213が形成された注出部21を上部に有し、容器2の開口部40に装着される装着部22を下部に有し、概ね筒状に形成されている。注出部21は、スライド方向Sに平行な平面状の一対の側面29を有し、側面29には複数のボス28が設けられている。ボス28には、後述する蓋部材30のスライド部31が取り付けられる。装着部22のスライド方向側の端部には、突出部23が設けられている。注出部21の上端部は、第1位置側の端部214から第2位置側の端部212へ斜めに下降するように、スライド方向Sと平行に形成されている。なお、容器2に収容する内容物としては、液体、粉体、注出部21の開口面積より小さい固体等を例示できる。
蓋部材30は、キャップ本体20に対してスライド移動するスライド部31と、キャップ本体20の注出部21を閉鎖又は開放するカバー部32と、を有する。
図2Bは、キャップ本体20の装着部22に蓋部材30のスライド部31が取り付けられた状態を示す斜視図である。スライド部31には、スライド方向Sと平行な側面に、スライド方向Sと平行に延びるスライド穴36が設けられている。スライド穴36のスライド方向Sと垂直な方向の幅は装着部22のボス28の直径と略等しく、スライド穴36とボス28とを係合させることで、スライド部31は装着部22によってスライド可能に支持される。
ボス28が第1端部37にあるときの蓋部材30の位置を「第1位置」、ボス28が第2端部38にあるときの蓋部材30の位置を「第2位置」とする。図2B及び図2Cは、蓋部材30が第1位置にある状態を示している。
図2Cは、スライド部31にカバー部32が取り付けられた状態を示す斜視図である。カバー部32により、蓋部材30が第1位置にあるときには、キャップ本体20の注出部21が閉鎖される。
なお、蓋部材30のスライド部31とカバー部32は上記のような別体構成に限らず、一体構成とすることもできる。図3A及び図3Bは、スライド部とカバー部が一体構成である蓋部材を有するキャップを示す斜視図である。
図3Aは、キャップ1Aの蓋部材30Aが、キャップ本体20の注出部21を閉鎖する第1位置にある状態を示す。蓋部材30Aは、一体構成されたスライド部31A及びカバー部32Aを有する。スライド部31Aには、図2Bで説明したのと同様のスライド穴36が設けられ、図3Aの状態ではキャップ本体20のボス28がスライド穴36の第1端部37に位置している。キャップ本体20の注出部21はカバー部32Aによって閉鎖されている。
図3Bは、キャップ1Aの蓋部材30Aが、キャップ本体20の注出部21を開放する第2位置にある状態を示す。キャップ本体20のボス28がスライド穴36の第2端部38に位置しており、蓋部材30Aが第2位置までスライドすることで、注出部21の開口
213の一部が露出することによってキャップ本体20の注出部21は開放される。
図3Cは、スライド部とカバー部が一体構成である蓋部材を有するキャップを示す側面図である。図3Cに示すように、スライド穴36のスライド方向側の第1端部37と、スライド方向と反対側の第2端部38とは、スライド方向に対し角度がつけられている。すなわち、スライド穴36の長手方向は大部分がスライド方向と平行であり、水平方向に対し角度を有しているが、長手方向の両端部に、長手方向に対して短い長さ(例えば数mm)の水平部分が設けられている。
図4は、図1のAA断面によるキャップ1の断面図である。図1のAA断面は、スライド方向Sに平行で容器2の開口部40の中心軸線を含む面である。図4は、蓋部材30が第1位置にある状態を示している。
容器2の開口部40の外周面には雄ねじ42が設けられ、キャップ1の装着部22の内周面には雌ねじ222が設けられており、キャップ1はねじ込み式で容器2に装着される。なお、本発明のキャップは、ねじ込み式に限らず、後述のように打栓式や溶着式のキャップにも適用できる(図9〜図11を参照)。
蓋部材30は、図2A〜図2C、図3A及び図3Bを参照して説明した構造により、キャップ本体20に対し、斜め下方向のスライド方向Sにスライド移動可能に構成されている。なお、スライド方向Sは斜め下方向に限らず、例えば、後述のように水平方向とすることもできる(図7,図8を参照)。
蓋部材30が第1位置にある状態において、蓋部材30のカバー部32の下面と、キャップ本体20の注出部21の上端部とは、係合部34において係合する。詳細には、係合部34は、カバー部32の下面に設けられた環状凹部321と、注出部21の上端部に設けられた環状凸部211とが、係合するよう構成されている。係合部34は、環状凹部321と過剰凸部211が係合した状態でスライド方向Sに一定の力がかかると係合が外れるようになっている。すなわち、係合部34は、一定の係止力をもってキャップ本体20の注出部21と蓋部材30のカバー部32とを固定する。この係止力を超える力が係合部34に加わった場合には、キャップ本体20の注出部21と蓋部材30のカバー部32との固定が解除される。キャップ本体20の注出部21と蓋部材30のカバー部32とが固定されていない自由状態で、所定の力を加えると環状凹部321と過剰凸部211が係合した状態となる。
キャップ本体20は、内面26から内径方向(径方向内側)に延びる支持部25の先端にヒンジ部24を介して連結された刃部材27を備える。刃部材27の下面には、ヒンジ部24に対しスライド方向反対側の端部付近において、容器2の開口部40の上端に設けられたフィルム部材41を破断するための刃271が形成されている。ヒンジ部24が屈曲すると、刃部材27は、ヒンジ部24を軸として矢印R方向に回動するように、フィルム部材41に向かって下方に傾く。本実施例では、蓋部材30及びキャップ本体20は樹脂製である。また容器2の開口部40は樹脂製である。ただし蓋部材、キャップ本体、容器の開口部を構成する材料は樹脂に限られない。ヒンジ部24の材料としては、ヒンジ部24が屈曲して折れないためにポリプロピレンや低密度ポリエチレン等を用いることができる。また、刃部材27の材料としては、刃271がフィルム部材41を破断するためにポリプロピレンや高密度ポリエチレン等を用いることができる。フィルム部材41は刃部材27によって破断可能でありかつ容器2内の内容物をシールできる材料であれば特に限られない。例えばアルミを用いることができる。
刃部材27の下面には、刃部材27がフィルム部材41に向かって傾く過程でフィルム
部材41に上から接触することでフィルム部材41の弛みをとる押さえ部273が設けられる。
蓋部材30のカバー部32は、刃部材27の上面272に向かって突出する突起部33を有する。突起部33のスライド方向に垂直の方向の幅は、刃部材27の上面272の幅と同程度である。突起部33は、蓋部材30が第1位置から第2位置までスライド移動する際、刃部材27の上面272に当接して刃部材27を押し下げることにより、刃部材27の刃271がフィルム部材41を破断するよう構成されている。
図5A、図5B、図5C及び図5Dは、蓋部材30が第1位置から第2位置にスライド移動することにより容器2が開栓される過程を、図1のAA断面による断面図により説明する図である。図5Aは蓋部材30が第1位置にある状態を示し、図5Dは蓋部材30が第2位置にある状態を示し、図5B及び図5Cは蓋部材30が第1位置と第2位置の間の位置にある状態を示す。
図5Aに示すように、蓋部材30が第1位置にある状態では、カバー部32によって注出部21が閉鎖されている。このとき、突起部33は、刃部材27の刃271側に位置し、刃部材27の上面272には当接していない。
図5Bに示すように、張り出し部35が押されると、係合部34の係合が外れ、蓋部材30が第1位置からスライド方向Sに移動し始め、突起部33が刃部材27の上面272に当接する。
蓋部材30のスライド方向Sと刃部材27の上面272とは平行ではなく、スライド方向Sは刃部材27の上面272に対し斜め下方に傾いている。蓋部材30がさらにスライド方向Sに移動すると、突起部33は、刃部材27の上面272に当接した状態で刃271の近くからヒンジ部24に向かって刃部材27の上面272をスライドする。突起部33と刃部材27の上面272との当接位置は、ヒンジ部24側に移動するとともに下方に移動して行く。従って、刃部材27は突起部33によって下方に押し込まれる。ヒンジ部24は塑性変形して屈曲し、刃部材27はヒンジ部24を軸に矢印Rで示す向きに回動するように下方に傾いて行く。
図5Cに示すように、刃部材27が下方に傾くと、押さえ部273がフィルム部材41に接触し、フィルム部材41の弛みがとれる。弛みがとれた状態で刃部材27の刃271がフィルム部材41に刺さる。
図5Dに示すように、さらに蓋部材30がスライド方向Sに移動して第2位置に達するまで押されると、刃部材27の上面272を押し下げる突起部33はヒンジ部24側に近づく。刃部材27は大きく下に傾き、フィルム部材41を突き破る。また、カバー部32が移動することにより注出部21が開放され、開栓操作が完了する。
図6A及び図6Bは、蓋部材30を第2位置から第1位置にスライド移動させることにより容器2を再度閉じる(リシール)過程を、図1のAA断面による断面図により説明する図である。図6Aは蓋部材30が第2位置にある状態を示し、図6Bは蓋部材30が第1位置にある状態を示す。
図6Aは、図5Dの開栓操作完了の状態に対応する。この状態から、蓋部材30のスライド方向Tと反対側の側壁部39が押されることにより、蓋部材30は第2位置からスライド方向Tに移動し始める。なお、スライド方向Tはリシール時の蓋部材30のスライド方向であり、図5A〜図5Dに示す開栓操作時の蓋部材30のスライド方向Sと反対向き
である。
図6Bに示すように、蓋部材30が第1位置までスライド移動すると、図4で示した環状凹部321と環状凸部211と互いに全周に亘って係合し密着した状態になることにより、確実なリシールが行われる。環状の凹部321と凸部211との係合により係合部34が形成されることで、蓋部材30のスライド方向Sへのスライド移動が制限される。ヒンジ部24は、開栓操作時に塑性変形して屈曲しているため、突起部33が刃部材27の上面272から離れても刃部材27の位置は戻らない。なお、開栓操作時にヒンジ部24が弾性変形により屈曲する構成とし、リシール時に突起部33の移動に伴って刃部材27の位置も図5Aに示す位置まで戻るようにしても良い。
(本実施例のキャップ及び容器の優れた点)
本実施例のキャップ1を備えた容器2の蓋部材30は直線的にスライドするため、蓋部材30をある量スライドさせたときに突起部33と刃部材27との接点が下方向へ移動する量は、蓋部材30のスライド位置によらず一定である。蓋部材30が第1位置から第2位置に近づくにつれて突起部33とヒンジ部24との距離が短くなり、突起部33が刃部材27の上面272を押し込む位置(上面272に当接する位置)と回転中心であるヒンジ部24とのスライド方向での距離が短くなる。円弧長が等しければ角度は半径に反比例するため、突起部33と刃部材27との接点が下方向へ移動する量は一定であっても、刃部材27の回転角度は、蓋部材30が第1位置から第2位置に近づくにつれて大きくなる。よって、突起部33がヒンジ部24に近づくにつれて刃部材27の刃271は大きなストロークでフィルム部材41を破断するとともに、回動運動によりフィルム部材41を大きく開封して行く。従って、突起部33の垂直方向のストロークが小さくても、刃271には大きいストロークが確保できるため、フィルム部材41が多少弛んでいても突き破ることができる。
本実施例のキャップ1を備えた容器2の蓋部材30の張り出し部35を斜め下方向に押し込む場合、使用者は、突出部23又はその近辺の蓋部材30のスライド移動を妨げない部分を、蓋部材30を押し込む手の指のうち張り出し部35を押すのに用いる指(例えば親指)以外の指(例えば人差し指)で支えれば良い。つまり、本実施例のキャップ1を備えた容器2においては、開栓のために蓋部材30を押し込むという操作は、片手で行うことが可能である。蓋部材30を押し込んで第1位置から第2位置にスライドさせるという片手で可能な簡単な操作をすることで、容器2を開栓することができる。また、スライドさせた蓋部材30を逆方向にスライドさせるという簡単な1つの操作で開栓した容器2をリシールできる。従って、手の不自由な者や高齢者でも容易に容器2を開栓することができ、また健常者にとっても片手に何か持っている状態でももう片方の手で容易に容器2を開栓することができる。
さらに、刃部材27の下面の押さえ部273がフィルム部材41の弛みをとった状態で刃271がフィルム部材41を突き刺すので、確実にフィルム部材41を開封することができる。
また、使用者は、開栓操作時に、突出部23に指を添えることができるため、意図せず指が蓋部材30を押さえてしまうことを抑制でき、指が蓋部材30のスライドの動きを妨げてしまうことを抑制できる。
また、スライド穴36の第1端部37及び第2端部38はスライド方向Sに対し角度がつけられているため、ボス28が第1端部37及び第2端部38から移動するとき並びに第1端部37及び第2端部38に到達したときに、スライド部31の移動に対し抵抗となる。これにより、蓋部材30が意図せずスライドしてしまうことが抑制されるとともに、
使用者は、蓋部材30のスライド移動の終点において手応えを感じることができる。
また、蓋部材30が第1位置にあるときに、係合部34によって蓋部材30とキャップ本体20とが一定の係止力で係止されるため、容器2の開栓前及びリシール後に蓋部材30が意図せず第1位置からスライド移動してしまうことが抑制される。
(実施例2)
図7、図8を参照して本発明の実施例2を説明する。
図7は、実施例2のキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す側面図である。実施例2のキャップ1Bのキャップ本体20Bは、容器2の開口部40に装着される。容器2は、実施例1と同様の構成である。実施例2のキャップ1Bは、蓋部材30Bが水平方向にスライド移動可能に構成されている点で実施例1のキャップ1と異なる。
図8A、図8B及び図8Cは、蓋部材30Bが第1位置から第2位置にスライド移動することにより容器2が開栓される過程を、スライド方向Sに平行で容器2の開口部40の中心軸線を含む面による断面図により説明する図である。図8Aは蓋部材30Bが第1位置にある状態を示し、図8Cは蓋部材30Bが第2位置にある状態を示し、図8Bは蓋部材30Bが第1位置と第2位置の間の位置にある状態を示す。
図8Aに示すように、蓋部材30Bが第1位置にある状態では、蓋部材30Bのカバー部32Bによって、キャップ本体20Bの注出部21Bが閉鎖されている。このとき、蓋部材30Bの突起部33Bは、刃部材27Bの刃271B側に位置し、刃部材27Bの上面272Bには当接していない。
刃部材27Bは、キャップ本体20Bの内面から径方向内側に延びる支持部25Bにヒンジ部24Bを介して連結されている。
蓋部材30Bのスライド方向Sと刃部材27Bの上面272Bとは平行ではなく、刃部材27Bの上面272Bは、スライド方向Sに対し斜め上方に傾いている。そのため、図8Bに示すように、蓋部材30Bがさらにスライド方向Sに移動すると、突起部33Bと刃部材27Bの上面272Bとの当接位置は、ヒンジ部24B側に移動する。ヒンジ部24Bは塑性変形して屈曲し、刃部材27Bはヒンジ部24Bを軸に矢印Rで示す向きに回動するように下方に傾いて行く。これにより、刃部材27Bの刃271Bがフィルム部材41を突き刺す。
図8Cに示すように、さらに蓋部材30Bがスライド方向Sに移動して第2位置に達すると、刃部材27Bの上面272Bに当接する突起部33Bはヒンジ部24B側に近づく。刃部材27Bは大きく下に傾き、フィルム部材41を突き破る。また、カバー部32Bが移動することにより注出部21Bが開放され、容器2の開栓操作が完了する。
このように、本発明において、蓋部材は水平方向にスライド移動可能に構成することもできる。蓋部材のスライド方向は実施例1や実施例2の方向に限定されない。蓋部材のスライド方向と刃部材の上面の傾斜方向とが平行ではなく、スライド方向に沿って蓋部材と刃部材の上面とが近づくような関係になるような構成であれ良い。このような構成により、蓋部材のスライド移動に伴って蓋部材の突起部が刃部材の上面に当接しながら刃側からヒンジ側に移動するときに、刃部材はヒンジ部を中心に下方に大きく傾くように回動する。従って、大きなストロークで刃部材の刃がフィルム部材に刺さるようにすることができる。
(実施例3)
実施例1及び2ではねじ込み式のキャップに本発明を適用した例を説明したが、実施例3は本発明のキャップを打栓式のキャップに適用した例である。
図9A及び図9Bは、本発明の実施例3に係る打栓式のキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す斜視図である。図9Aは、容器2Cにキャップ1Cが取り付けられた状態を示し、図9Bは容器2Cにキャップ1Cが取り付けられていない状態を示す。また、図11Aは、図9AのBB断面によるキャップ1Cの断面図である。
実施例3の容器2Cの開口部40Cは、実施例1及び2の容器2のようにフィルム部材によって封止されていない。実施例3ではフィルム部材はキャップ1Cと一体に設けられている。図11Aに示すように、キャップ本体20Cの装着部22Cの内側に設けられ、開口部40Cの外周面に係合する内側装着部220Cの内側にフィルム部材221Cが設けられている。
実施例3では、蓋部材30Cをスライド移動させると、刃部材27Cがキャップ本体20Cに設けられたフィルム部材221Cを開封する。刃部材27Cがフィルム部材221Cを開封する機構は実施例1と同様であるので詳細な説明は省略する。
(実施例4)
実施例4は本発明のキャップを溶着式のキャップに適用した例である。
図10A及び図10Bは、本発明の実施例4に係る溶着式のキャップが装着された容器及びキャップが装着されていない容器を示す斜視図である。図10Aは、容器2Dにキャップ1Dが取り付けられた状態を示し、図10Bは容器2Dにキャップ1Dが取り付けられていない状態を示す。また、図11Bは、図10AのCC断面によるキャップ1Dの断面図である。
実施例4の容器2Dの開口部40Dは、実施例1及び2の容器2のようにフィルム部材によって封止されていない。実施例4ではフィルム部材はキャップ1Dと一体に設けられている。図11Bに示すように、キャップ本体20Dの装着部22Dの下方には、開口部40Dの周縁部に溶着により取り付けられるフランジ部220Dが設けられる。装着部22Dの内側であって、フランジ部220Dより上側の位置にフィルム部材221Dが設けられている。
実施例4では、蓋部材30Dをスライド移動させると、刃部材27Dがキャップ本体20Dに設けられたフィルム部材221Dを開封する。刃部材27Dがフィルム部材221Dを開封する機構は実施例1と同様であるので詳細な説明は省略する。
(変形例)
本発明の実施形態は上記の各実施例の構成に限られない。例えば、本発明のキャップは、パウチのスパウトに装着されるキャップにも適用できる。また、実施例1及び2はねじ込み式キャップで容器にフィルム部材がある構成、実施例3は打栓式キャップでキャップにフィルム部材がある構成、実施例4は溶着式キャップでキャップにフィルム部材がある構成を説明したが、ねじ込み式キャップでキャップにフィルム部材がある構成でも良いし、溶着式キャップで容器にフィルム部材がある構成でも良い。
1、1A、1B、1C、1D:キャップ
2、2B、2C、2D:容器
20、20B、20C、20D:キャップ本体
21:注出部
22、22B、22C、22D:装着部
23:突出部
24、24B:ヒンジ部
25、25B:支持部
26:内面
27、27B:刃部材
271:刃
272、272B:上面
273:押さえ部
28:ボス
29:側面
30、30A、30B、30C、30D:蓋部材
31、31A:スライド部
32、32A:カバー部
33、33B:突起部
34:係合部
35、35B:張り出し部
36:スライド穴
37:第1端部
38:第2端部
39:側壁部
40、40B、40C、40D:開口部
41:フィルム部材
220C:内側装着部
220D:フランジ部
221C、221D:フィルム部材
301:マーク
S:スライド方向

Claims (11)

  1. 破断可能なフィルム部材で封止された容器の開口部に取り付けられるキャップであって、
    内容物を注ぎ出す注出部を上部に有し、前記開口部に装着される装着部を下部に有する筒状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体の上部に設けられ前記キャップ本体に対して前記注出部を閉鎖する第1位置から前記注出部を開放する第2位置までスライド移動可能に構成された蓋部材と、
    前記キャップ本体の内面から内径方向に延びる支持部の先端からヒンジ部を介して連結された刃部材と、
    を備え、
    前記刃部材は、前記ヒンジ部とは反対側の下面に前記フィルム部材を破断するための刃が形成され、前記ヒンジ部の屈曲により前記フィルム部材に向かって下方に傾くよう構成され、
    前記蓋部材は、前記刃部材の上面に向かって突出する突起部を有し、
    前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置にスライド移動する際、前記刃部材の上面に当接して前記刃部材を押し下げることにより前記刃部材の刃は、前記フィルム部材を破断するよう構成されることを特徴とするキャップ。
  2. 容器の開口部に取り付けられるキャップであって、
    内容物を注ぎ出す注出部を上部に有し、前記開口部に装着される装着部を下部に有する筒状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体の上部に設けられ前記キャップ本体に対して前記注出部を閉鎖する第1位置から前記注出部を開放する第2位置までスライド移動可能に構成された蓋部材と、
    前記キャップ本体の内面から内径方向に延びる支持部の先端からヒンジ部を介して連結された刃部材と、
    を備え、
    前記キャップ本体は、前記刃部材の下部において破断可能なフィルム部材で封止されており、
    前記刃部材は、前記ヒンジ部とは反対側の下面に前記フィルム部材を破断するための刃が形成され、前記ヒンジ部の屈曲により前記フィルム部材に向かって下方に傾くよう構成され、
    前記蓋部材は、前記刃部材の上面に向かって突出する突起部を有し、
    前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置にスライド移動する際、前記刃部材の上面に当接して前記刃部材を押し下げることにより前記刃部材の刃は、前記フィルム部材を破断するよう構成されることを特徴とするキャップ。
  3. 前記突起部は、前記蓋部材が前記注出部を閉鎖する第1位置において前記刃部材の刃側に位置し、前記蓋部材が前記注出部を開放する第2位置において前記刃部材のヒンジ部側に位置している請求項1又は2に記載のキャップ。
  4. 前記蓋部材は前記刃部材の上面に対し斜め下方に向かって移動可能であり、
    前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置に近づくにつれて、前記刃部材の上面に向かって近づいて行く請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記蓋部材は前記刃部材の上面に対し平行に移動可能であり、
    前記刃部材の上面には、前記刃側から前記ヒンジ部側に向かって上方に傾斜して延びる傾斜面を含み、
    前記突起部は、前記蓋部材が第1位置から第2位置に近づくにつれて、前記刃部材の前記傾斜面に向かって近づいて行く請求項3に記載のキャップ。
  6. 前記第1位置から前記第2位置まで移動した前記蓋部材は、前記第2位置から前記第1位置まで移動可能であり、
    前記キャップ本体と前記蓋部材は、前記第1位置において互いに係合することによって前記蓋部材の移動を制限する係合部を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャップ。
  7. 前記キャップ本体の装着部の前記蓋部材のスライド方向側の側面には、使用者が指を添えることができる突出部が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャップ。
  8. 前記装着部は、ねじ込み式である請求項1〜7のいずれか1項に記載のキャップ。
  9. 前記装着部は、打栓式である請求項1〜7のいずれか1項に記載のキャップ。
  10. 前記装着部は、前記容器の開口部の周辺部に固定されるフランジ部を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載のキャップ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のキャップが開口部に装着された容器。
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