JP2003300565A - 多重断熱容器 - Google Patents

多重断熱容器

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JP2003300565A
JP2003300565A JP2002109053A JP2002109053A JP2003300565A JP 2003300565 A JP2003300565 A JP 2003300565A JP 2002109053 A JP2002109053 A JP 2002109053A JP 2002109053 A JP2002109053 A JP 2002109053A JP 2003300565 A JP2003300565 A JP 2003300565A
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container element
concave groove
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lid
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JP2002109053A
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Mikihiko Tanaka
幹彦 田中
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重断熱容器において、各層間に形成される
空間をより大きくとりながら、各層を形成する容器要素
が不用意に変形して使用中に層間に形成されている断熱
空間が大気に連通してしまうことを防止する。また、層
構成を自由に選択可能とする。 【解決手段】 2層以上の容器要素10、20、30が
その間に空間dが形成されるようにして一体に組み合わ
されてなる多重断熱容器1において、隣接する容器要素
の相対向する面の一方には凹状溝23a、23b、33
a、33bを一体成形し、他方の面には該凹状溝の底部
との間に空間Sを残した状態で嵌り合う形状の凸状リブ
13a,13b、34a,34bを形成する。各容器要
素を凸状リブと凹状溝とが互いに嵌り合うようにして一
体に組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多重断熱容器、特
に、厳密な定温管理を必要とする商品のリユース物流分
野、例えば、医薬品および血液・臓器などの各種検体輸
送や、冷蔵・冷凍食品の宅配などの分野で好適に用いる
ことのできる多重断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の目的で用いられる断熱容器は知ら
れている。容器の素材に特に制限はないが、軽量性、加
工容易性、高い断熱性などの観点から、合成樹脂発泡体
が多く用いられる。例えば、実用新案登録第30239
00号公報には、熱可塑性発泡樹脂シートから成形され
た外側容器要素と、耐熱性の非発泡樹脂シートから成形
された内側容器要素とからなり、外側容器要素と内側容
器要素との間に空気層(断熱層)となる空間を形成した
状態で、内側容器要素が外側容器要素に挿入されて組み
合わされてなる食品用合成樹脂製二重容器が記載されて
いる。各容器要素の相対向する面のいずれか一方には相
手側に突出するリブが一体成形されており、空気層の形
成を安定化している。
【0003】実開平5−84634号公報には、外側容
器要素と内側容器要素との間に空気層(断熱層)となる
空間を形成した状態で、内側容器要素が外側容器要素に
挿入されて組み合わされてなる二重容器において、外側
容器要素の側壁部の内周面下方部と底部内側面とに凸状
リブを一体形成した二重容器が記載されている。リブを
形成したことにより、断熱性とともに座屈強度も向上さ
せている。
【0004】特開平7−101474号公報には、樹脂
材料や金属材料で形成した内側容器要素と外側容器要素
とを、間に空間を形成するようにして気密状態に一体に
組み付け、該空間内に空気より小さな熱伝導率を有する
ガスを充填するようにした断熱容器が記載されている。
容器には開閉自在な密封弁が備えられ、空間内にガスを
入れ替えることで、断熱性能を再生できるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような二重構造
の断熱容器は、容器を構成する各容器要素の間に断熱層
となる空間を有しているため、定温管理を必要とする商
品のリユース物流分野において、ある程度は有効に用い
られる。しかし、前記実用新案登録第3023900号
に記載の食品用合成樹脂製二重容器の場合には、各容器
要素の相対向する面のいずれか一方にのみ凸状リブを一
体成形した構成であり、その凸状リブの先端に相手方の
平坦面が乗っている構成であること、さらに、内側容器
要素は非発泡樹脂シートの成形品であることから、内側
容器要素の表面に局部的に力が作用したときに容易に変
形し、断熱層である空間が大気に連通して断熱破壊が起
こり易い。
【0006】また、両容器要素の組み付けは、外側容器
要素の上端面に内側容器要素の水平フランジが単に乗っ
ているだけであり、内側容器要素の固定が不十分なこと
から、内側容器要素の表面に局部的に力が作用したと
き、やはり、変形して断熱破壊が起こり易い。さらに、
形成される空気層を構造的に安定化しようとすると、凸
状リブの先端と相手方の容器要素とをかなりの巾でもっ
て面接触させることが必要となり、その面積分だけ断熱
層としての空気層が減少する。
【0007】そのようなことから、上記のような構成の
断熱容器は、弁当箱のように厳密な定温管理を求められ
ない食品保温容器としては有効であるが、前記したよう
な、医薬品および血液・臓器などの各種検体輸送や、冷
蔵・冷凍食品の宅配のように、厳密な定温管理を必要と
する商品のリユース物流分野には、適用できない。
【0008】実開平5‐84634号公報に記載の二重
容器の場合もほぼ同様であり、加えて、内側容器要素と
外側容器要素とで形成される断熱層としての空間のう
ち、その上方部分は何の支持体もない状態となってお
り、前記した局部的応力による変形は一層生じ易い。特
開平7‐101474号公報に記載の断熱容器では、内
外の容器要素が気密的に分離不能に一体化された構成で
あり、また、開閉自在な密封弁を備えるなどしているこ
とから、製造が容易でなく、また、コストも高騰する。
【0009】さらに、いずれの断熱容器も2層構造であ
ることが前提となっており、収容する物品に応じて、あ
るいは、収容する期間に応じて、断熱環境をさらに強化
すべく、構成を変更することは容易でない。すなわち、
前記実用新案登録第3023900号に記載の食品用合
成樹脂製二重容器や実開平5‐84634号公報に記載
の二重容器の場合には、汚れあるいは破損した場合に、
汚れあるいは破損した容器要素のみを交換することによ
り、新たに保温容器として使用することができるとして
も、2層構造の容器を3層構造の容器に改変して、断熱
層としての空間を追加していくような使い方はできな
い。そのことから、保温容器としての使用目的も当初の
限られたものとならざるを得ない。特開平7‐1014
74号公報に記載のような形態の断熱容器の場合には、
破損時の修復や取り換えさえも困難である。
【0010】本発明は上記のような事情に鑑みて成され
たものであり、多重断熱容器において、各層間に形成さ
れる空間をより大きくとりながら、各層を形成する容器
要素が不用意に変形するのを防止して、断熱破壊が生じ
るのを極力抑制することができ、さらに、層構成を自由
に選択しかつ容易に変更することもできるようにした多
重断熱容器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による多重断熱容器は、少なくとも2層以上
の容器要素がその間に空間が形成されるようにして一体
に組み合わされてなる多重断熱容器であって、隣接する
容器要素の相対向する面の一方にはその少なくとも一部
に凹状溝が一体成形されており、他方の面の前記凹状溝
に対向する位置には該凹状溝の底部との間に空間を残し
た状態で嵌り合う形状の凸状リブが一体成形されてお
り、隣接する容器要素は、凸状リブと凹状溝とが互いに
嵌り合った状態で組み合わされていることを特徴とす
る。
【0012】本発明による多重断熱容器では、側壁部お
よび底部に空間を形成した状態で一体に組み合わされる
各容器要素において、隣接する各容器要素の相対向する
面の一方には凹状溝が一体成形され、他方の面の前記凹
状溝に対向する位置には凸状リブが一体成形される。そ
して、隣接する容器要素同士は、当該凸状リブと凹状溝
とが互いに嵌り合った状態で組み合わされる。そのため
に、従来のこの種の容器と比較して、容器要素相互を安
定した姿勢で組みつけることができ、各容器要素に局部
的な力が作用した場合でも、各層を形成する容器要素が
不用意に移動したり変形したりするのを阻止できる。そ
れにより、断熱破壊が生じるのを高い確率で防止でき
る。
【0013】また、凸状リブは、凹状溝に嵌り合ったと
きに、凹状溝の底部との間に空間を残した状態で嵌り合
う形状とされており、その空間は断熱層として有効に機
能する。そのために、凹状溝と凸状リブとの嵌め合わせ
により、隣接する容器要素同士を安定した姿勢で維持す
ることができる一方において、同時に、断熱層としての
空間を極力大きく確保することができ、高い断熱性、保
温性も確保される。
【0014】本発明による多重断熱容器は、外側容器要
素と内側容器要素とからなる2層構造であってもよく、
外側容器要素と内側容器要素との間に1層以上の中間層
としての容器要素をさらに備えた多層構造であってもよ
い。いずれの場合にも、各容器要素は互いに分離できる
ようにして組み合わされていることが望ましい。
【0015】各容器要素を互いに分離可能に一体に組み
付けるには、前記凹状溝と凸状リブとを、各容器要素の
側壁部に上下方向に向けて一体成形する(もちろん、底
部にも凹状溝または凸状リブが形成される)。そして、
最も外側となる容器要素(外側容器要素)の側壁部の内
側面に一体成形された凹状溝または凸状リブに対して、
その内側に位置することとなる容器要素の側壁部の外側
に一体成形した凸状リブまたは凹状溝が嵌め合うように
して、当該内側の容器要素を上方から挿入していき、底
部に成形した凹状溝(または凸状リブ)と凸状リブ(ま
たは凹状溝)とが互いに嵌り合うまで挿入する。2層構
造である場合には、これで本発明による多重断熱容器は
完成する。その際に、内側に位置することとなる容器要
素(内側容器要素)の側壁部および底部の内側面は、平
坦面であってもよく、前記と同様な凹状溝または凸状リ
ブが一体成形されていてもよい。
【0016】3層以上の多重断熱容器を作る場合には、
前記内側に位置する容器要素として、その側壁部および
底部の内側面にも凹状溝または凸状リブを一体成形した
ものを用いる。そして、その容器要素(中間層としての
容器要素)の内側面に一体成形された凹状溝または凸状
リブに対して、さらにその内側に位置することとなる容
器要素の側壁部および底部の外側面に一体成形された凸
状リブまたは凹状溝を嵌め合うようにして、当該容器要
素を上方から挿入していく。以下、必要に応じてそれが
繰り返され、3層以上の多重断熱容器が完成する。最も
内側となる容器要素(内側容器要素)において、その側
壁部および底部の内側面は平坦面であってもよく、凹状
溝または凸状リブが一体成形されていてもよいことは、
2層容器の場合と同様である。
【0017】このように、本発明による多重断熱容器で
は、任意の多層構成のものを容易に作り上げることがで
きる。そのために、収容する物品に応じて、あるいは、
収容する期間に応じて、最適な断熱環境を容易にかつ選
択的に構築することが可能となる。また、部分的に破損
や汚れが生じた場合にも、その容器要素のみを簡単に取
り外して交換可能であり、トータルとしてのコスト低減
がもたらされる。
【0018】本発明による多重断熱容器は、さらに、上
方の開口部を気密状態に閉鎖する蓋体を備えることがで
きる。その場合に、当該蓋体の構成は任意であってよい
が、より高い断熱性能を持たせるために、上記した多重
断熱容器と同様な多重構造を備えた蓋体であることが望
ましい。
【0019】すなわち、蓋体は、少なくとも2層以上の
蓋体要素がその間に空間が形成されるようにして一体に
組み合わされて構成されており、隣接する蓋体要素の相
対向する面の一方にはその少なくとも一部に凹状溝が一
体成形されており、他方の面の前記凹状溝に対向する位
置には該凹状溝の底部との間に空間を残した状態で嵌り
合う形状の凸状リブが一体成形されており、隣接する蓋
体要素は、凸状リブと凹状溝とが互いに嵌り合った状態
で組み合わされている蓋体であることが推奨される。
【0020】本発明において、容器および蓋体を構成す
る素材は、所定の断熱性能が確保されることを条件に任
意のものを用いうるが、軽量性、加工容易性、高い断熱
性などの観点から、合成樹脂発泡体は特に好ましい材料
である。合成樹脂発泡体としては、ポリスチレン系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、またはポリウレタン系樹脂などの発泡
体を任意に用いることができる。なかでも、ポリスチレ
ン系樹脂の予備発泡粒子を用いた型内発泡成形品である
ことは、成形の容易さや強度、耐衝撃性などの理由から
特に好ましい。発泡倍率は、求められる断熱性能や容器
重量などを勘案して適宜定められるが、20倍〜100
倍、好ましくは30倍〜60倍である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明による多重断熱容器をいくつかの実施の形態に基づき
説明する。図1は、第1の実施の形態である多重断熱容
器を構成する各容器要素を分解して示す斜視図、図2
は、図1に示す各容器要素を組み付ける途中を示す縦方
向の断面図、図3は、組み付け後の多重断熱容器を示す
縦方向の断面図、図4は、図3でのIV−IV線に沿う
断面図(水平方向の断面図)である。また、図5は、凸
状リブと凹状溝との嵌め合い状態を示す拡大図である。
【0022】この多重断熱容器1は、外側容器要素1
0、内側容器要素20、および両者の間に挿入される中
間容器要素30とからなる。この例において、3つの容
器要素はすべて発泡樹脂の型内発泡成形品であるが、こ
れに限らず、発泡樹脂または非発泡樹脂のシート成形
品、非発泡樹脂の射出成形品、あるいはこれらの成形品
の組み合わせであってもよい。外側容器要素10は、水
平面である矩形状の底部11と、該底部11から垂直に
立ち上がる4周の側壁部12a,12b,12c,12
dとからなり、底部11および各側壁部の内側面には凸
状リブ13a,13bが一体成形されている。
【0023】すなわち、図5での拡大図によく示すよう
に、横幅の狭い方の対向する2枚の側壁12a,12c
には、対をなす2条の凸条13、13で形成される凸状
リブ13aが、所定の間隔をおいて並行に2条、側壁1
2a,12cの上下方向の全長にわたり形成されてお
り、また、横幅の広い方の対向する2枚の側壁12b,
12dには、同様な凸状リブ13aが、所定の間隔をお
いて並行に4条、側壁12b,12dの上下方向の全長
にわたり形成されている。また、底部11の内側面に
は、対向する側壁12b、12dに形成した各凸状リブ
13aを繋ぐようにして4本の凸状リブ13bが形成さ
れている。各凸状リブ13a,13bを形成する各凸条
13の断面形状とその大きさはすべて同じであり、壁面
と所定の角度θ1で傾斜する左右の側面14a,14b
と、底部からの高さがhである平坦な頂面15とで形成
される。
【0024】中間容器要素30は、外側容器要素10内
に側壁部と底部との間にわずかな隙間d(<h)を保っ
て挿入される形状と大きさであり、外側容器要素10と
同様に、水平面である矩形状の底部31と、該底部31
から垂直に立ち上がる4周の側壁部32a,32b,3
2c,32dとを備える。そして、底部31および各側
壁部の外側面には、前記外側容器要素10に形成した凸
状リブ13aおよび13bが嵌り合うことのできる凹状
溝33a、33bが一体成形されており、また、内側面
には凸状リブ34a,34bが一体成形されている。
【0025】すなわち、横幅の狭い方の対向する2枚の
側壁32a,32cの外側面には、中間容器要素30を
外側容器要素10内に挿入したときに、外側容器要素1
0の側壁部の内側面に形成した凸状リブ13aに対向す
ることとなる位置に、図5に示すように、対をなす2条
の凹溝33、33で形成される凹状溝33aが側壁32
a,32cの上下方向の全長にわたり形成されており、
また、横幅の広い方の対向する2枚の側壁32b,32
dの外側面にも、同様に、同様な凹状溝33aが側壁3
2b,32dの上下方向の全長にわたり形成されてい
る。底部31の外側面にも、対向する側壁32b、32
dに形成した各凹状溝33aと繋ぐようにして4本の凹
状溝33bが形成されている。凹状溝33a,33bを
形成する各凹溝33の断面形状とその大きさはすべて同
じであり、所定の角度θ2(ただし、θ2>θ1)で傾
斜する左右の側面35a,35bと、深さがhの所に位
置する平坦な底面36とからなる。
【0026】中間容器要素30の内側面に一体成形され
る凸状リブ34a,34bは、前記した外側容器要素1
0の内側面に形成した凸状リブ13a,13bと同様な
条件に従って形成されている。
【0027】内側容器要素20は、中間容器要素30内
に側壁部と底部との間にわずかな隙間d1(<h)(な
お、d1は前記dと同じでもよく、異なっていてもよ
い)を保って挿入される形状と大きさであり、他の容器
要素10、30と同様に、水平面である矩形状の底部2
1と、該底部21から垂直に立ち上がる4周の側壁部2
2a,22b,22c,22dとを備える。そして、底
部21および各側壁部の外側面には、中間容器要素30
の内側面に形成した前記凸状リブ34aおよび34bが
嵌り合うことのできる凹状溝23a、23bが一体成形
されている。中間容器要素30の内側面に形成した凸状
リブ34a、34bと、内側容器要素20の外側面に形
成した凹状溝23a、23bとの断面形状上の関係は、
外側容器要素10の内側面に形成した凸状リブ13a、
13bと、中間容器要素30の外側面に形成した凹状溝
33a、33bとの断面形状上の関係と好ましくは同じ
とされるが、嵌め合わせたときに両者の間に後記する空
間Sが形成されることを条件に異なっていてもよい。な
お、内側容器要素20の内側面は、この例では、平坦面
とされる。また、内側容器要素20は、組み付け後に外
側容器要素10と中間容器要素30の上端面を覆うこと
のできるフランジ26を備えており、該フランジ26の
上面には凹所27が形成さている。
【0028】上記の構成であり、3つの容器要素10、
30、20は、図2に示すように、互いに凸状リブと凹
状溝とを嵌め合わせた状態で、外側容器要素10の内側
に中間容器要素30を挿入し、さらに、中間容要素30
の内側に内側容器要素20を挿入して、一体に組み付け
ることができる。組み付け後の状態では、図5にその一
部を拡大して示すように、外側容器要素10と中間容器
要素30との相対向する面(側壁面同士および底部同
士)の間には、図2の拡大図にその一部を示すように、
隙間d、d1の空間が形成されるとともに、凸状リブと
凹状溝との嵌め合わせ部では、対向する斜面同士の傾斜
角度θ1、θ2が異なっていることから、左右の側面1
4a,14bの位置に実質的に線接触が形成され、か
つ、少なくとも凸状リブ頂面(凸条13の頂面15)と
凹状溝の底面(凹溝33の底面36)との間には空間S
が形成される。この状態は、中間容器要素30の内側に
組み付けられた内側容器要素20との間でも同様に確保
される。
【0029】結果として、上記した凹状溝と凸状リブと
の嵌め合わせ態様により、すべての容器要素、すなわ
ち、外側容器要素10と中間容器要素30と内側容器要
素20とは常に安定した姿勢が維持される一方におい
て、隙間d,d1に加えて、前記空間Sが形成されるこ
とにより断熱層としての空間を極力大きく確保すること
が可能となり、多重断熱容器として、高い断熱性、保温
性が確保される。
【0030】図6は上記した多重断熱容器1に気密に取
り付けるための蓋体の一例を示す斜視図であり、図7は
該蓋体2を多重断熱容器1に取り付けた状態を示す縦方
向の断面図である。図示されように、この蓋体2は、全
体として矩形状であり、下側蓋体要素50と上側蓋体要
素60と、両者の間に挟持される中間蓋体要素70とか
らなる。この例において、3つの蓋体要素はすべて発泡
樹脂(好ましくは、上記した多重断熱容器1と同じ発泡
樹脂)の型内発泡成形品であるが、これに限らず、発泡
樹脂または非発泡樹脂のシート成形品、非発泡樹脂の射
出成形品、あるいはこれらの成形品の組み合わせであっ
てもよい。
【0031】下側蓋体要素50は、前記した内側容器要
素20内に気密的に嵌り合う大きさの膨出部51と、そ
の周囲に一体成形された水平フランジ52とを備えてお
り、該水平フランジ52の上面には所定深さの凹溝53
が形成されている。さらに、前記膨出部51の表面側に
は深さKの凹陥部54が形成されており、該凹陥部54
の底部には、前記した各容器要素に形成したと同じ断面
形状を備えた凸条からなる凸状リブ54bが適当本数だ
け一体成形されている。
【0032】中間蓋体要素70は、前記の凹陥部54に
気密的に嵌入する平面形状を有し、厚みd3は凹陥部5
4の深さKよりも幾分薄い。中間蓋体要素70の裏面に
は、該凹陥部54に気密的に嵌入したときに前記凸状リ
ブ54bに当接することとなる位置に、前記した凸状リ
ブと凹状溝のと断面形状同士の関係と同じ関係とされた
凹溝からなる凹状溝71bが一体成形されている。ま
た、中間蓋体要素70の表面にも、任意の本数の凸状リ
ブ72bが一体成形されている。
【0033】上側蓋体要素60は、外側蓋体要素50の
上面を覆う大きさのものであり、周辺部裏面には、前記
水平フランジ52に形成した凹溝53に気密に嵌入する
形状の凸条63が一体成形されている。また、裏面おけ
る前記中間蓋体要素70の凸状リブ72bに当接するこ
ととなる位置には、前記した凸状リブと凹状溝のと断面
形状同士の関係と同じ関係とされた凹状溝61bが一体
成形されている。
【0034】上記のようであり、3つの蓋体要素50、
60、70は、図7に示すように、その凸状リブと凹状
溝とを嵌め合わせた状態で一体に組み付けることができ
る。図7bの拡大図に示されるように、組み付け後の状
態では、下側蓋体要素50と中間蓋体要素60との相対
向する面の間には、隙間d4の空間が形成されるととも
に、凸状リブと凹状溝との嵌め合わせ部では、対向する
斜面同士の傾斜角度が異なっていることから、左右の側
面の位置に実質的に線接触が形成され、かつ、少なくと
も凸状リブの頂面と凹状溝の底面との間には空間S1が
形成される。この状態は、中間蓋体要素70と上側蓋体
要素60との間でも同様に確保される。さらに、下側蓋
体要素50と上側蓋体要素60との間には、凹溝53と
凸条63との気密嵌合域も形成される。それにより、蓋
体2を多重断熱容器1に気密に取り付けたときに、蓋体
2を通過して熱が流出・流入することを確実に阻止する
ことができ、蓋付き断熱容器として、高い断熱性・保温
性が確保される。
【0035】上記の例は、本発明による多重断熱容器の
1つの好適な実施の形態であって、本発明は他に多くの
変形例が存在する。容器本体および蓋体の双方およびそ
のいずれかにおいて、層構造が3層であることは必須で
なく、多重断熱容器の使用態様、使用環境に応じて、2
層以上の任意の層構造とすることができる。図8aはは
4層構造の例であり、外側容器要素10と内側容器要素
20との間に、中間容器要素30、30が2層に挿入さ
れている。図8bは2層構造の例であり、実質的に、上
記した多重断熱容器1における外側容器要素10と内側
容器要素20のみの組み合わせたような形態となる。ま
た、図8cに示すように、最も内側となる容器要素20
Aの内側面に同様な凸状リブ13aおよび13b(ある
いは凹状溝)を形成するようにしてもよい。このような
凸状リブ(あるいは凹状溝)を形成することにより、容
器内空間での冷気の流通が促進されるとともに、後記す
るように、補助容器要素を用いて層構造を臨時的に追加
することも可能となる。
【0036】凸状リブと凹状溝とを一体成形する場所
も、図示のものに限ることなく、外側容器要素の内周面
に凹状溝を形成し、対向する容器要素の対向面に凸状リ
ブを形成するようにしてもよい。また、最も内側の容器
要素の外側面に凸状リブを形成し、そこに対向する容器
要素の対向面に凹状溝を形成するようにしてもよい。一
方の面に、凸状リブと凹状溝の双方を形成することもで
きる。さらに、図示のものでは、2条の凸条または2条
の凹溝で1つの凸状リブと凹状溝を構成しているが、こ
れは、隣接する容器要素同士の組み付け時における安定
性を一層高めるためであり、所要の安定性が確保できれ
ば、1条の凸条または1条の凹溝で1つの凸状リブと凹
状溝を構成してもよい。3条以上を1つの組としても
い。
【0037】凸状リブと凹状溝との嵌め合わせ態様も、
図示の形態に限ることなく、一方の面に形成された凸状
リブが、他方の面に形成された凹状溝に対して、該凹状
溝の底部との間に空間を残した状態で嵌り合うことので
きる嵌め合い態様であれば任意である。図8dのよう
に、凹状溝の側壁がほぼ90°で立ち上がるような形状
でもよく、また、図8eに示すように、凸条13Aの頂
面の稜線P,Pが凹溝の傾斜している側面の途中に当接
することにより、空間Sを残して両者は嵌め合っている
ような態様であってもよい。
【0038】さらに、各容器要素の側壁部に形成する凸
状リブあるいは凹状溝は、当該側面の上下方向の全長に
わたって形成されるものを上記では図示し説明してきた
が、上記した両者の嵌め合い条件が適切に満たされるこ
とを条件に、上下方向の一部にのみ、例えば、側壁部の
上方部にのみ形成してもよく、下方部にのみ形成しても
よく、中間部分のみ形成してもよい。
【0039】各容器要素の底部に形成される凸状リブあ
るいは凹状溝も同様であり、上記したのものに限らす、
図9に示すように、非連続的に散在する複数個の突起1
3Bと、前記した条件で嵌り合うことのできる凹陥部
(不図示)との組み合わせであってもよく、また、図1
0に示すように、十文字状に交差する凸条13Cと、前
記した条件で嵌り合うことのできる十文字状に交差する
凹状溝(不図示)との組み合わせであってもよい。
【0040】図11は、本発明による多重断熱容器のさ
らに他の実施形態を示す縦方向の断面図である。この例
では、2つの補助容器要素80a、80bを追加的に組
み付けて、断熱性の向上を図っている。この例におい
て、内側容器要素20の内面側には、上記したような凸
状リブ13a、13bが、蓋体2をしたときにその膨出
部51が気密に嵌入する領域を除いて形成されており、
補助容器要素80a,80bは、内側容器要素20に挿
入した状態で、その上端面が蓋体2の膨出部51の底面
に当接する大きさとされている。
【0041】補助容器要素80aの外側面には、前記し
た凹状リブと凹状溝との位置および断面形状関係を持つ
ようにして、所要の凹状溝が形成されており、当該凸状
リブと凹状溝とが嵌め合うようにして、補助容器要素8
0aは内側容器要素20内に挿入される。それにより、
図5に示したと同様に、内側容器要素20と補助容器要
素80aの間には、巾dの空間が形成され、さらに、嵌
め合い部にも空間Sが形成されて、断熱層としての空間
が追加される。
【0042】補助容器要素80aを一層のみ追加して所
要の断熱性能が得られる場合には、当該補助容器要素8
0aの内側面は平坦面であってもよい。しかし、図示の
ように、二層の補助容器要素を追加することが求められ
る場合には、補助容器要素80aの内側面にも同様にし
て凸状リブが形成され、外側面に該凸状リブに嵌り合う
凹状溝が形成された補助容器要素80bがさらに補助容
器要素80a内に挿入される。補助容器要素80aと補
助容器要素80bとの関係は、内側容器要素20と補助
容器要素80aとの間の関係と同様とされ、断熱層とし
ての空間がさらに追加される。必要な場合には、補助容
器要素の内側への挿入がさらに多段に行われる。
【0043】また、図示しないが、容器内部の温度がわ
かるように、容器の蓋体または側壁部に温度計あるいは
温度計に代わる温度感知シールを設置することは好まし
い態様である。
【0044】
【実施例】図1〜図7に記載した形状の3層構造の多重
断熱容器に4℃の水1リットルを入れ、30℃の恒温室
に放置して、水温度の変化を経時的に測定した。比較例
として、同じ大きさと形状であるが凸状リブ頂面と凹状
溝の底面が接触しており空間SとS1が形成されていな
いことのみ実施例の容器と相違した3層構造の多重断熱
容器、および、同じ大きさと形状であるが単層の断熱容
器を用意し、同様に水温度変化を経時的に測定した。そ
の結果を図12に示す。実施例および比較例とも、容器
本体および蓋体は発泡ポリスチレンの成形品であり、容
器本体の内寸法は長さ480m×幅330mm×高さ1
65mm、外寸法は長さ580m×幅430mm×高さ
215mmとした。蓋体の厚みは50mmとした。
【0045】図12に示されるように、本発明による多
重断熱容器では、空間SとS1が形成されていない多重
断熱容器および単層構造の断熱容器と比較して、水温の
上昇速度は遅くなっており、高い断熱性能を備えること
がわかる。
【0046】
【発明の効果】上記したように、本発明による多重断熱
容器では、各層間に形成される空間をより大きくとりな
がら、各層を形成する容器要素が不用意に変形するのを
防止することが可能となり、使用中に層間に形成されて
いる断熱空間が大気に連通して断熱破壊が生じるのを極
力抑制することができる。さらに、層構成を自由に選択
しかつ容易に変更することができるので、収容する物品
に応じて、あるいは、収容する期間に応じて、最適な断
熱環境を容易にかつ選択的に構築することが可能とな
る。また、部分的に破損や汚れが生じた場合にも、その
容器要素のみを簡単に取り外して交換可能であり、トー
タルとしてのコスト低減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重断熱容器を構成する各容器要
素を分解して示す斜視図。
【図2】図1に示す各容器要素を組み付ける途中を示す
縦方向の断面図。
【図3】組み付け後の多重断熱容器を示す縦方向の断面
図。
【図4】図3でのIV−IV線に沿う断面図(水平方向
の断面図)。
【図5】凸状リブと凹状溝との嵌め合い状態を示すため
の拡大図。
【図6】蓋体を示す斜視図。
【図7】図7aは蓋体を気密に装着した多重断熱容器の
縦方向の断面図、図7bはその一部を拡大して記す図。
【図8】本発明による多重断熱容器の他の実施の形態を
説明するための部分的拡大断面図。
【図9】本発明による多重断熱容器における特に底部の
他の実施の形態を説明するための図であり、図9aは上
から見た図、図9bはb−b線での断面図。
【図10】本発明による多重断熱容器における特に底部
のさらに他の実施の形態を説明するための図であり、図
10aは上から見た図、図10bはb−b線での断面
図。
【図11】本発明による多重断熱容器のさらに他の実施
の形態を示す縦方向の断面図。
【図12】実施例での温度変化を示すグラフ。
【符号の説明】
1…多重断熱容器、2…蓋体、10…外側容器要素、2
0…内側容器要素、30…中間容器要素、13a,13
b、34a,34b…凸状リブ、23a、23b、33
a、33b…凹状溝、d,d1…各容器要素の間に形成
される空間の厚み、S…凸状リブと凹状溝の間に形成さ
れる空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E061 AA01 AB09 AB10 AD07 DA03 DB11 3E067 AB01 AB99 BA05B BA05C BB17B BB24B BB24C BC06B BC06C CA18 EA18 EA32 EE39 EE47 FA03 FC01 GA11 GD03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2層以上の容器要素がその間
    に空間が形成されるようにして一体に組み合わされてな
    る多重断熱容器であって、 隣接する容器要素の相対向する面の一方にはその少なく
    とも一部に凹状溝が一体成形されており、他方の面の前
    記凹状溝に対向する位置には該凹状溝の底部との間に空
    間を残した状態で嵌り合う形状の凸状リブが一体成形さ
    れており、 隣接する容器要素は、凸状リブと凹状溝とが互いに嵌り
    合った状態で組み合わされていることを特徴とする多重
    断熱容器。
  2. 【請求項2】 外側容器要素と内側容器要素とからなる
    2層構造であることを特徴とする請求項1記載の多重断
    熱容器。
  3. 【請求項3】 外側容器要素と内側容器要素との間に1
    層以上の中間層としての容器要素をさらに備えることを
    特徴とする請求項1記載の多重断熱容器。
  4. 【請求項4】 各容器要素は互いに分離できるようにし
    て組み合わされていることを特徴とする請求項1〜3い
    ずれか記載の多重断熱容器。
  5. 【請求項5】 上方の開口部を気密状態に閉鎖する蓋体
    を備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の
    多重断熱容器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の多重断熱容器であっ
    て、前記蓋体は、少なくとも2層以上の蓋体要素がその
    間に空間が形成されるようにして一体に組み合わされて
    構成されており、隣接する蓋体要素の相対向する面の一
    方にはその少なくとも一部に凹状溝が一体成形されてお
    り、他方の面の前記凹状溝に対向する位置には該凹状溝
    の底部との間に空間を残した状態で嵌り合う形状の凸状
    リブが一体成形されており、隣接する蓋体要素は、凸状
    リブと凹状溝とが互いに嵌り合った状態で組み合わされ
    ている蓋体であることを特徴とする多重断熱容器。
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