JP2538526Y2 - 電子機器等のケース - Google Patents

電子機器等のケース

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JP2538526Y2
JP2538526Y2 JP5772391U JP5772391U JP2538526Y2 JP 2538526 Y2 JP2538526 Y2 JP 2538526Y2 JP 5772391 U JP5772391 U JP 5772391U JP 5772391 U JP5772391 U JP 5772391U JP 2538526 Y2 JP2538526 Y2 JP 2538526Y2
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lid
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政治 串岡
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビデオカメラとその付
属品などを収納する電子機器等のケースに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂をブロー成形して形成され
た中空二重壁構造の本体と蓋体からなる電子機器や光学
機器などのケースとしては、従来から種々のものがある
が、本体に対して蓋体が開閉自在であり、本体と蓋体の
合わせ面が互いに閉じ合う構造のものは、例えば、実開
昭54―2578号公報または実開昭54―49374
号公報に記載されているものが知られている。
【0003】上記公報に記載されている従来のケースに
あっては、図5に示すように、本体aと蓋体bの合わせ
面c,dが互いの閉じ合う構造となっているので、ケー
スを閉じた状態で本体aと蓋体bの合わせ面c,dが、
ケース外面からケースの収納部eにわたるリブfを形成
して、収納部eに収納した物品gがリブfで支持された
態様を呈する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、リブfは、
本体aと蓋体bの合わせ面c,dが互いに密接して形成
されるので剛性が高く、ケースに収納された収納物品g
が、前記のように形成されるリブfで支持された状態で
は、落下衝撃などによりケースの合わせ面付近に外部か
ら強い衝撃が加わると、それがリブfを介して直に収納
物品gに及び、収納物品が損傷したり破損する虞があ
る。本考案は、従来のこの種のケースにおける上記の問
題点を解消するためになされたものであり、ケース本体
と蓋体との合わせ面部分の緩衝性が損なわれず、落下衝
撃などの強い衝撃に対しても収納物品の保護性がきわめ
て高い電子機器等のケースを提供するものである。。そ
して、本考案は、上記目的を達成するため、次のように
構成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案に係る
電子機器等のケースは、中空二重壁構造のケース本体
と、ケース本体に対して開閉自在で中空二重壁構造の蓋
体からなり、ケース本体と蓋体の内部に物品の収納部を
形成してなるケースにおいて、ケース本体と蓋体の合わ
せ面を、その外側周縁部が互いに閉じ合いかつ内方に向
かって互いに離れる湾曲形状に形成し、ケース本体と蓋
体の合わせ面の内側と収納部との間に空隙部を有するよ
うに構成したものである。
【0006】
【作用】本考案に係る電子機器等のケースによれば、ケ
ース本体と蓋体の合わせ面は、その外側周縁部が互いに
閉じ合うが、それが内方に向かって互いに離れる湾曲形
状をなしていて、ケース本体と蓋体の合わせ面の内側と
収納部との間に空隙部が形成されるので、ケース本体と
蓋体の合わせ面に外面から収納部にわたるリブが形成さ
れず、落下衝撃などでケースが変形しても、ケースの合
わせ面には空隙部があるため、ケースの変形分はこの空
隙で吸収されて、収納物品に対する緩衝性が損なわれな
い。
【0007】
【実施例】図1ないし図4において、1はケース本体、
2は蓋体であって、ケース本体1に対して蓋体2が底部
のヒンジ3によって開閉自在に連結されている。ヒンジ
3はケース本体1および蓋体2の底部に陥没するように
形成されている。上記ケースの開き側には、ケース本体
1と蓋体2の両側部にケースの輪郭内に納まったフラン
ジ4,5がそれぞれ形成されており、このフランジ4,
5はケースを閉じた状態で互いに接合するものである。
ケース本体1側のフランジ4には凸部6が、蓋体2側の
フランジ5には凸部6が嵌合する受部7が形成されてお
り、これら凸部6と受部7によってケースのラッチ8が
形成されている。ケース本体1と蓋体2の開き側にはそ
れぞれ起倒自在のハンドル半体9,10が設けられてお
り、このハンドル半体9,10を図1の鎖線で示すよう
に起立して合わせると手提げハンドルとなる。11,1
2は係止突起であってハンドル半体9,10の倒伏保持
のためのものである。
【0008】ケース本体1および蓋体2は、熱可塑性樹
脂をブロー成形したもので中空二重壁構造をなしてお
り、ヒンジ3はブロー成形時に圧縮薄肉化したものであ
る。ケース本体1および蓋体2の中空部13,14はブ
ロー孔を閉じて密閉されているが、中空部13,14は
密閉されていなくてもよい。ケース本体1および蓋体2
の内部には収納部15,16が形成されており、それぞ
れの底部には、内壁から突出する複数の突起17,18
が形成されている。この複数の突起17,18は、収納
物品19の外面形状に応じて突出高さがそれぞれ異なっ
ている。図示の収納物品19はビデオカメラの例であ
る。
【0009】ケースを構成する樹脂材料は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド、ABS樹脂、塩化ビ
ニルなどのブロー成形可能な熱可塑製樹脂であり、ケー
スの内壁および外壁の平均肉厚は0.5〜5mmであ
る。
【0010】ケース本体1および蓋体2の合わせ面2
0,21は、外側周縁部が互いに閉じ合い、かつ内方に
向かって互いに離れる湾曲形状に形成されており、ケー
ス本体と蓋体の合わせ面20,21の内側と収納部1
5,16との間には空隙部22が形成されている。ケー
ス本体1と蓋体2の合わせ面20,21の最も外側部に
は、互いに嵌合する凸部23および凹部24が形成され
ており、この凸部23と凹部24の凹凸嵌合により合わ
せ面20,21の閉じ合わせがなされるようになってい
る。ケース本体1の収納部15の周面には、複数の突条
25が形成されており、蓋体2の収納部16の周面にも
同様の突条26が形成されている。そして、これら複数
の突条25,26は収納物品19の周面を支持し、かつ
前記のように、ケース本体1と蓋体2のの合わせ面2
0,21に対応する内側に空隙部22を形成している。
【0011】ケース本体1の収納部15および蓋体2の
収納部16には、収納物品19の外面を覆う介在シート
層27が設けられている。この介在シート層27は、厚
さが1〜5mm程度の柔軟材料であり、外面にスキン層
を有する発泡合成樹脂シート等である。介在シート27
は、収納状態で収納物品19とケースの内壁が接触し
て、摩擦、振動による微粉発生および収納物品への微粉
付着を抑制するためのものである。
【0012】以上のように構成されたケースには、図3
に示すように、ケース本体1と蓋体2の収納部15,1
6に収納物品19が収納される。そして、そのケースは
段ボール箱28に梱包される。段ボール箱28はケース
の外周面に接するものであるが、段ボール箱28内の四
隅部は空隙部29となっている。この空隙部29はケー
ス本体1と蓋体2が密閉タイプのもの場合には、その膨
張時の逃げ空間となる。
【0013】実施例のものにおいて、ケース本体1と蓋
体2の合わせ面20,21は、その外側周縁部が互いに
閉じ合っているが、内方に向かって互いに離れる湾曲形
状をなしていて、ケース本体1と蓋体2の合わせ面2
0,21の内側と収納部15,16との間に空隙部22
が形成されるので、落下衝撃などでケースが変形して
も、収納物品19に対する緩衝性が損なわれない。した
がって、収納物品19は安全に保護される。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、ケース本体と蓋体との
合わせ面部分の緩衝性が損なわれず、落下衝撃などの強
い衝撃に対しても収納物品の保護性がきわめて高い電子
機器等のケースを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子機器等のケースの全体斜視図
である。
【図2】ケースの要部破断平面図である。
【図3】図2におけるA―A線に沿う一部を省略した断
面図である。
【図4】ケース本体の要部斜視図である。
【図5】従来のケースの一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 蓋体 3 ヒンジ 4,5 フランジ 8 ラッチ 9,10 ハンドル半体 13,14 中空部 15,16 収納部 17,18 突起 19 収納物品 20,21 合わせ面 22 空隙部 23 凸部 24 凹部 25,26 突条 27 介在シート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空二重壁構造のケース本体と、ケース
    本体に対して開閉自在で中空二重壁構造の蓋体からな
    り、ケース本体と蓋体の内部に物品の収納部を形成して
    なるケースにおいて、ケース本体と蓋体の合わせ面を、
    その外側周縁部が互いに閉じ合いかつ内方に向かって互
    いに離れる湾曲形状に形成し、ケース本体と蓋体の合わ
    せ面の内側と収納部との間に空隙部を有するように構成
    したことを特徴とする電子機器等のケース。
JP5772391U 1991-06-27 1991-06-27 電子機器等のケース Expired - Lifetime JP2538526Y2 (ja)

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JPH053125U JPH053125U (ja) 1993-01-19
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JP3398084B2 (ja) * 1999-04-28 2003-04-21 シャープ株式会社 トナー貯蔵部を有するユニットの梱包装置および方法
JP3479659B2 (ja) * 2000-03-06 2003-12-15 振綱 朱 包装保護ケース
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JP7242027B2 (ja) * 2018-07-20 2023-03-20 三甲株式会社 ワーク搬送具

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