JPH0139457Y2 - - Google Patents

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JPH0139457Y2
JPH0139457Y2 JP1985193620U JP19362085U JPH0139457Y2 JP H0139457 Y2 JPH0139457 Y2 JP H0139457Y2 JP 1985193620 U JP1985193620 U JP 1985193620U JP 19362085 U JP19362085 U JP 19362085U JP H0139457 Y2 JPH0139457 Y2 JP H0139457Y2
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小形の鋏、ホチキス、セロテープ等
のような小形用具を所定の収納場所にそれぞれ収
納する小物入れ容器の改良に関し、更に詳しく
は、収納された用具が携帯時などの振動により収
納場所から脱装、散乱されることのない小物入れ
容器に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の小物入れ容器は、例えば第1
図、第2図および第11図に示すように、容器本
体2あるいは容器蓋体3側にも装着された弾性部
材4,4′に、収納すべき鋏6a、小刀6b、セ
ロテープ6c、ホチキス6dあるいはその他の用
具の形状に型取られた凹陥収納部5a,5b,5
c,5dあるいは5′が設けられ、該弾性部材4,
4′に鋏6a等の各用具がそれぞれ整頓されて収
納されるようにしたものであり、又蓋体3の閉成
時には容器本体2における弾性部材4と、蓋体天
井面3aあるいは蓋体側に装着される弾性部材
4′との間には隙間lあるいはl′が形成されるよ
うに構成されたものである。
しかして、該小物入れ容器における弾性部材
は、ウレタンフオームなどの比較的柔軟な単一部
材で構成されるのが一般的であるが、一部に該弾
性部材表面の汚損を回避する意味から実公昭36−
20005号の製図容器におけるようにビニール製ス
ポンジ上に遮水性を有するビニールシートを高周
波高圧にて印加押圧し、該部のスポンジと密着さ
せることで二重構造としたもの等があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、従来のこの種の小物入れ容器
は、各用具毎の収納部が備えられ、各用具はそれ
ぞれの収熱部に整頓されて収納されるものである
が、しかしながらこのような小物入れ容器には下
記のような欠点が存していたものである。
即ち、第16図において示すように、符号14
で示される従来の弾性部材は単一部材からなる均
質の軟質樹脂などで形成されており、凹陥収納部
5bに内挿された小刀6bはその外周縁部の一部
を弾性部材14の一部周壁面14aで係止されて
いるものであるが、このような係止状態において
は、周壁面14aの押圧に伴い該収納部5bの開
口周面も同時に押圧方向に変形させ、該開口部を
拡径させてしまうことから、特に図示するような
倒立状態とされた場合には小刀6bが携帯時など
の振動により容易に収納部5bから脱装され、容
器1の隙間lあるいはl′内に放出散乱されたもの
である。
このような不都合は、鋏6a等の各用具の選別
取出しを不便にし、また携帯時の相互接触による
異音を発生させるばかりでなく、例えば接着のり
用具などを収納している場合には、そのキヤツプ
などが脱落し他の用具ならびに容器1内を汚損し
たものである。
かゝる不都合は被収納用具が収納される凹陥収
納部の内壁に該収納部の開口周面より連続するビ
ニールシートが溶着されており、該内壁を押圧す
る押圧力が該収納部の開口周面に直接伝達され、
該開口部を押圧方向に変形させてしまう前記実公
昭36−20005号の製図容器に、おけるような容器
においても危惧されるものとなつており、しかも
弾性部材とされるスポンジ上に溶着されるビニー
ルシートは一般にスポンジよりも表面が滑らかで
あり且つ弾性力が小さいため静止摩擦力が小さ
く、被収納用具の保持力を低減させるものである
他、高周波高圧を印加押圧することによる溶着手
法においては、上面部及び底面部を溶着するため
になす縦方向の印加押圧による溶着と同時に内壁
部に対する横方向の溶着は原則的になし得ないも
のであり、スポンジとビニールシートとからなる
弾性部材によつて構成される凹陥収納部の作出は
一般に困難なものとされたものである。
以上説明したように、従来のこの種の小物入れ
容器においては、被収納用具に対する保持力が弱
く容器携帯時などに収納された用具がその収納部
から容易に脱装してしまう等の欠点を有するもの
であつた。
(問題点を解決するための手段) したがつて、本考案の目的は、収納された用具
が収納部から脱装されることのない小物入れ容器
を提供することにあり、この目的を達成するため
に本考案の小物入れ容器1は、容器本体2の底面
ならびに容器蓋体3の天井面の少くとも前記容器
本体2底面に鋏6a、小刀6b等の用具6が収納
される凹陥収納部5a,5b……が設けられた弾
性部材4,4′が装着されており、閉蓋時に前記
底面に装着された弾性部材4表面と前記天井面あ
るいは天井面に装着された弾性部材4′表面との
間に隙間l,l′が形成されている小物入れ容器1
において、凹陥収納部5を構成する前記弾性部材
4,4′が軟質層4bとされる中間層と、該軟質
層4bを挟む薄肉で比較的硬質とされる硬質層4
a,4cからなる上下層とで形成され、且つ該凹
陥収納部5の内周側面部に軟質とされる中間層を
直接あらわすように構成したものであり、このよ
うな構成とすることにより、用具6を該凹陥収納
部5へ収納するにあたつては、該用具6が前記薄
肉硬質弾性材層により弾発的に内挿止着され、該
容器本体2に対し振動が負荷されても用具6が容
易に脱装されることなく、該弾性部材4,4′内
に強固、確実に収納部内に保持されるようにした
ものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について添付図面を参
照して説明する。
1は小物入れ容器であり、第1図、第2図にお
けるように該小物入れ容器1には、その容器本体
2の底面2aに、鋏6a、小刀6b、セロテープ
6c、ホチキス6dがそれぞれ内挿収納される凹
陥収納部5a,5b,5c,5dの設けられた弾
性部材4が装着されており、且つ蓋体3の閉成時
には弾性部材4と蓋体天井面3aとの間に隙間l
が形成されているものである。
しかして、前記弾性部材4は例えば第12図に
示すように、軟質層4bとされる中間層と該軟質
層4bを挟む薄肉の硬質層4a,4cからなる上
下層を相互に接着又は熱融着することにより弾性
力の異なる部材を一体的になした複層構造とした
ものであつて、前記軟質層4bは、30倍発泡ポリ
エチレン、連続気泡タイプのポリエチレン、PP
(発泡ポリプロピレン)、EVA(発泡酢酸ビニル共
重合体)、ウレタンフオーム等の柔軟で可撓性を
有する弾性材をもつて形成し、又一方の硬質層4
a,4cは、15倍発泡ポリエチレン、8倍発泡ポ
リエチレン、無発泡の樹脂シート等の比較的硬質
の弾性材で形成したものである。
第11図は、本体底面2aに装着された弾性部
材4に対向して蓋体天井面3aに弾性部材4′が
装着される実地例を示したものであり、該弾性部
材4′に設けられる凹陥収納部5′はそれぞれ他の
所要の用具が収納されるように形成されているも
のである。なお、両弾性部材4,4′の間には隙
間l′が形成されている。
以下如上のとおり構成される凹陥収納部5に対
する用具6の収納態様を、第12図〜第15図に
示される各実施例を基に説明する。
ここで収納部5bはその形状を小刀6bの形状
に型取られて形成されているものであるが、収納
部5bの寸法maは小刀6bの最大寸法mbより僅
かに小さく形成されており、このような設定にお
いて小刀6bが該収納部5bに圧挿されると、第
12図bに示されるように、小刀6bと直接当接
する弾性部材4における軟質層4bの内周側面部
は該小刀6bにより軟質層4bの内周側面部を側
方に圧縮する方向、即ち矢印Fa方向に押圧され
て、矢印Fc方向、即ち軟質層4bの内周側面部
に沿つて弾性的に変形し、これにより、上下層を
構成する硬質層4aが若干変形されて硬質層4a
はその端部4a′をもつて小刀6bの上部周面に該
小刀6aを容器本体2の底面2a方向に押し付け
る力、即ち矢印Fb方向に働く係止力を作用させ
る。したがつて、該小刀6bは矢印Fb方向に働
く係止力により収納部5b内に弾発的に強固、確
実に内装係止される。
次に、第13図はセロテープ6cの収納部5c
への収納状態を示すものであるが、本実施例にお
いては収納部5cの外側弾性部材5c′は二点鎖線
で示されているように欠除されている。ここで、
セロテープ6cの芯孔が挿通される弾性部材4の
寸法naは該芯孔寸法nbより僅かに大きく形成さ
れているものであるが、この設定において該芯
孔、即ちセロテープ6cが該弾性部材4に圧挿さ
れると、第13図bに示されるように弾性部材4
における軟質層4bの各側面部はセロテープ6c
の芯孔との当接により該軟質層4bを該セロテー
プ6cにおける芯孔の中心方向、即ち矢印Fa方
向に押圧され、該軟質層4bの側面部に倣う矢印
Fc方向に沿つて弾性的に変形し、これにより硬
質層4aからなる上部層が変形されて該上部層は
その端部4a′を容器本体2の底面2a方向に若干
変形させ、もつてセロテープ6c本体上部周面に
矢印Fb方向、即ち容器本体2の底面2a方向に
働く係止力を作用させたものである。したがつ
て、セロテープ6cは矢印Fb方向に働く係止力
により、収納部5c内に弾発的に強固、確実に内
装係止される。
次いで、第14図は小刀6bの他の係止構造の
一実施例を示したものであるが、本実施例におい
ては小刀6bの両側端部に係着用弾性部材4,4
が相対向して設けられている。ここで、両弾性部
材4,4の係着面間の寸法は小刀6bの係着面間
の寸法より僅かに小さく形成されているものであ
るが、このような設定において小刀6bが両弾性
部材4,4間に圧挿されると、第14図bに示さ
れるように相対向する弾性部材4,4における軟
質層4bの各側面部は小刀6bとの当接により、
両弾性部材4,4の係着面間の寸法を小刀6bの
係着面間の寸法と等しくなるように該軟質層の側
面部を圧縮しながら拡大する方向、即ち矢印Fa
方向に押圧され、該軟質層4bの側面部を倣う矢
印Fc方向に沿つて弾性的に変形し、これにより
硬質層4aが変形されて硬質層4aはその端部4
a′を容器本体2の底面2a方向に若干変形させ、
もつて小刀6bの上部周面に矢印Fb方向、即ち
容器本体2の底面2a方向に働く係止力を作用さ
せたものである。したがつて、小刀6bは矢印
Fb方向に働く係止力により弾性部材4,4間に
弾発的に強固、確実に係着される。
次いで又、第15図は本体底面2aに弾性部材
4を二層に重ねて装着し、下部の弾性部材4に小
刀6bを、また上部の弾性部材4に鋏6aをそれ
ぞれ収納した場合の一実施例を示したものである
が、本実施例においては、前述の第12図の実施
例の場合と同様な作用により、小刀6bに対して
はその上部周面に下段の弾性部材4における上部
層を構成する硬質層4cの端部4c′を介して容器
本体2の底面2a方向、即ち矢印Fb方向に働く
係止力が、また鋏6aに対してはその上部周面に
上段の弾性部材4において上部層を構成する硬質
層4aの端部4a′を介して前記下段の弾性部材4
において上部層を構成する硬質層4c方向、即ち
矢印Fb方向に働く係止力がそれぞれ作用され、
小刀6bならびに鋏6aはそれぞれの収納部5
b,5a内に弾発的に強固、確実に内装係止され
る。
以上説明したように、本考案によれば、用具を
収納する弾性部材を軟質層と該軟質層を挟む硬質
層とで形成するという簡単な構造で、振動が負荷
されても、用具を装脱されることなくそれぞれの
収納部に確実に保持することができる。したがつ
て、用具の装脱、散乱による用具の選別取出しの
不便さやガタツキ音の発生などの不都合を完全に
防止することができる。
なお、第3図〜第10図は、小物入れ容器1の
閉じた状態の六面図、断面図および開いた状態の
平面図、底面図をそれぞれ示したものである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の小物入れ容器
は、用具が内装収納される凹陥収納部が設けられ
る弾性部材を、軟質層と該軟質層を挟む薄肉の比
較的硬質層とで形成することにより、用具をそれ
ぞれ凹陥収納部内へ弾発的に圧挿係止できるよう
にしたものであるから、用具が凹陥収納部内に強
固、確実に保持され、用具が容器内部に脱装散乱
されることが完全に阻止される効果がある。した
がつて、前記脱装散乱に基因する用具の選別取出
しの不便さやガタツキ音の発生などの不都合が完
全に防止される利点がある。さらに、本考案の容
器は、前述したように、前記弾性部材を軟質およ
び硬質の弾性材料を積層して形成するという簡単
な構造で達成され、しかも該弾性部材の主要部は
安価な前記軟質層で構成されるものであるので、
安価に製造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による小物入れ容器の一実施例
を示す斜視図、第2図は第1図の断面図、第3図
〜第7図はそれぞれ第1図の閉じた状態の正面
図、背面図、平面図、底面図、右側面図、第8図
は第3図のC−C断面図、第9図、第10図は同
じく開いた状態の平面図、底面図、第11図は他
の実施例の断面図、第12図a,bは第1図のA
−A断面図でb図は用具6bが収納された状態の
断面図、第13図a,bは第1図のB−B断面図
でb図は用具6cが収納された状態の断面図、第
14図a,bは弾性部材4の他の実施例でa図は
平面図、b図はD−D断面図、第15図a,bは
弾性部材4の更に他の実施例でa図は平面図、b
図はE−E断面図、第16図は従来例の断面図で
ある。 1……小物入れ容器、2……容器本体、3……
容器蓋体、4……弾性部材、4a,4c,4d…
…硬質層、4b……軟質層、5……凹陥収納部、
6……用具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体の底面ならびに容器蓋体の天井面の少
    くとも前記容器本体底面に用具が収納される凹陥
    収納部が設けられた弾性部材が装着されており、
    閉蓋時に前記底面に装着された弾性部材表面と前
    記天井面あるいは天井面に装着された弾性部材表
    面との間に隙間が形成されている小物入れ容器に
    おいて、凹陥収納部を構成する前記弾性部材が軟
    質とされる中間層と該中間層を挟む薄肉の比較的
    硬質とされる上下層とで形成され、且つ該凹陥収
    納部の内周側面部に軟質とされる中間層が直接あ
    らわれていることを特徴とする小物入れ容器。
JP1985193620U 1985-12-18 1985-12-18 Expired JPH0139457Y2 (ja)

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