JPH10278967A - 集合包装用緩衝材 - Google Patents
集合包装用緩衝材Info
- Publication number
- JPH10278967A JPH10278967A JP9083872A JP8387297A JPH10278967A JP H10278967 A JPH10278967 A JP H10278967A JP 9083872 A JP9083872 A JP 9083872A JP 8387297 A JP8387297 A JP 8387297A JP H10278967 A JPH10278967 A JP H10278967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushioning material
- partition
- cushion
- packaged
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Buffer Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 輸送する途中で加わる不慮の衝撃、たとえそ
れが斜め方向からの衝撃であっても被包装物が故障す
る、もしくは故障しないまでも被包装物のカバーケース
表面等に凹陥部が発生することを防止する。 【解決手段】 箱型形状を有する上部緩衝材と下部緩衝
材とからなる合成樹脂発泡体製の集合包装用緩衝材であ
って、前記の上部緩衝材及び下部緩衝材は、内部を仕切
によって形成した被包装物を収納するための複数の収納
部が設けられ、かつ被包装物を収納した際に、上部緩衝
材と下部緩衝材とが互いに嵌合しうる凹凸部が緩衝材の
側壁及び／又は仕切の上縁部にそれぞれ形成されてな
る。
れが斜め方向からの衝撃であっても被包装物が故障す
る、もしくは故障しないまでも被包装物のカバーケース
表面等に凹陥部が発生することを防止する。 【解決手段】 箱型形状を有する上部緩衝材と下部緩衝
材とからなる合成樹脂発泡体製の集合包装用緩衝材であ
って、前記の上部緩衝材及び下部緩衝材は、内部を仕切
によって形成した被包装物を収納するための複数の収納
部が設けられ、かつ被包装物を収納した際に、上部緩衝
材と下部緩衝材とが互いに嵌合しうる凹凸部が緩衝材の
側壁及び／又は仕切の上縁部にそれぞれ形成されてな
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
ドライブやフロッピーディスクドライブなどのデリケー
トな商品を被包装物として包装するときに使用する集合
包装用緩衝材に関する。
ドライブやフロッピーディスクドライブなどのデリケー
トな商品を被包装物として包装するときに使用する集合
包装用緩衝材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の集合包装用緩衝材は、図
３の使用状態を示す斜視図に示すように被包装物を収納
する複数の収納部を備えた上部緩衝材と下部緩衝材を使
用したものが知られている。このような、上部緩衝材と
下部緩衝材に設けられたそれぞれの被包装物の収納部に
被包装物を収納した状態で段ボール等の包装箱に収納
し、包装に使用されていた（特開平７−２３７６７０号
公報参照）。
３の使用状態を示す斜視図に示すように被包装物を収納
する複数の収納部を備えた上部緩衝材と下部緩衝材を使
用したものが知られている。このような、上部緩衝材と
下部緩衝材に設けられたそれぞれの被包装物の収納部に
被包装物を収納した状態で段ボール等の包装箱に収納
し、包装に使用されていた（特開平７−２３７６７０号
公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような集合包装用緩衝材は、独立気泡の合成樹脂発泡体
製の上部緩衝材と下部緩衝材とが互いに嵌合しうる状態
で被包装物を収納していないので、被包装物を包装して
輸送する途中で不慮の衝撃が加わった時、特に斜め方向
からの衝撃が加わった時には、上部緩衝材と下部緩衝材
との間に収納された被包装物にも直接応力が加わること
になる。最近では、光ディスクドライブやフロッピーデ
ィスクドライブのカバーケースに厚みの薄い金属板を使
用することが多くなっているので、これらの被包装物に
直接応力が加わると故障する、もしくは故障しないまで
もカバーケース表面に凹陥部が発生する可能性があっ
た。本発明は、このような輸送する途中で加わる不慮の
衝撃、たとえそれが斜め方向からの衝撃であっても被包
装物が故障する、もしくは故障しないまでもカバーケー
ス表面に凹陥部が発生することを防止することを目的と
する。
ような集合包装用緩衝材は、独立気泡の合成樹脂発泡体
製の上部緩衝材と下部緩衝材とが互いに嵌合しうる状態
で被包装物を収納していないので、被包装物を包装して
輸送する途中で不慮の衝撃が加わった時、特に斜め方向
からの衝撃が加わった時には、上部緩衝材と下部緩衝材
との間に収納された被包装物にも直接応力が加わること
になる。最近では、光ディスクドライブやフロッピーデ
ィスクドライブのカバーケースに厚みの薄い金属板を使
用することが多くなっているので、これらの被包装物に
直接応力が加わると故障する、もしくは故障しないまで
もカバーケース表面に凹陥部が発生する可能性があっ
た。本発明は、このような輸送する途中で加わる不慮の
衝撃、たとえそれが斜め方向からの衝撃であっても被包
装物が故障する、もしくは故障しないまでもカバーケー
ス表面に凹陥部が発生することを防止することを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、箱型形状を有
する上部緩衝材と下部緩衝材とからなる合成樹脂発泡体
製の集合包装用緩衝材であって、前記の上部緩衝材及び
下部緩衝材は、内部を仕切によって形成した被包装物を
収納するための複数の収納部が設けられ、かつ被包装物
を収納した際に、上部緩衝材と下部緩衝材とが互いに嵌
合しうる凹凸部が緩衝材の側壁及び／又は仕切の上縁部
にそれぞれ形成されたことを特徴とする集合包装用緩衝
材である。
する上部緩衝材と下部緩衝材とからなる合成樹脂発泡体
製の集合包装用緩衝材であって、前記の上部緩衝材及び
下部緩衝材は、内部を仕切によって形成した被包装物を
収納するための複数の収納部が設けられ、かつ被包装物
を収納した際に、上部緩衝材と下部緩衝材とが互いに嵌
合しうる凹凸部が緩衝材の側壁及び／又は仕切の上縁部
にそれぞれ形成されたことを特徴とする集合包装用緩衝
材である。
【０００５】本発明の集合包装用緩衝材は、合成樹脂発
泡体製の上部緩衝材と下部緩衝材の側壁及び／又は仕切
の上縁部に凹凸部を形成し、これらを互いに嵌合した状
態で被包装物を収納するので、たとえそれが斜め方向か
らの衝撃であっても、被包装物には直接応力が加わらな
いので、被包装物が故障する、もしくは故障しないまで
もカバーケース表面に凹陥部が発生することを防止でき
る。
泡体製の上部緩衝材と下部緩衝材の側壁及び／又は仕切
の上縁部に凹凸部を形成し、これらを互いに嵌合した状
態で被包装物を収納するので、たとえそれが斜め方向か
らの衝撃であっても、被包装物には直接応力が加わらな
いので、被包装物が故障する、もしくは故障しないまで
もカバーケース表面に凹陥部が発生することを防止でき
る。
【０００６】本発明の集合包装用緩衝材を構成する上部
緩衝材と下部緩衝材には、上記したように合成樹脂発泡
体を使用できる。具体的には、ポリスチレン、ハイイン
パクトポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリエチレン
系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、スチレン改質ポリオレ
フィン系樹脂等を発泡成形した発泡体を使用することが
できる。また、上記の合成樹脂発泡体は独立気泡を有す
るものが強度の点から好ましい。また、これらの合成樹
脂発泡体の発泡倍率としては４０〜６０倍のものが好ま
しく使用できる。
緩衝材と下部緩衝材には、上記したように合成樹脂発泡
体を使用できる。具体的には、ポリスチレン、ハイイン
パクトポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリエチレン
系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、スチレン改質ポリオレ
フィン系樹脂等を発泡成形した発泡体を使用することが
できる。また、上記の合成樹脂発泡体は独立気泡を有す
るものが強度の点から好ましい。また、これらの合成樹
脂発泡体の発泡倍率としては４０〜６０倍のものが好ま
しく使用できる。
【０００７】
【発明実施の形態】以下、本発明の好ましい実施態様に
ついて図面を参考にして説明する。図１は、本発明の下
部緩衝材１の斜視図である。下部緩衝材１はポリスチレ
ンの発泡体で、発泡倍率は５０倍である。この下部緩衝
材１は、内部を仕切壁１１Ａとこれと垂直の方向に配さ
れた仕切壁１１Ｂ、１１Ｂ、・・・及び側壁１２によっ
て形成された被包装物を収納するための複数の収納部１
３、１３，・・・が設けられている。また、被包装物の
収納に際して、上部緩衝材と下部緩衝材にはその側壁及
び／又は仕切壁の上縁部にそれぞれ互いに嵌合しうる凹
部１４，凸部１５が形成され嵌合可能となっている。ま
た、下部緩衝材１の側壁外周及び、またはその底部外
面、すなわち収納部１１が設けられた内面と対向する面
には、図示したように緩衝用の突起１６を必要に応じて
設けても良い。この突起１６は下部緩衝材１の側壁外周
及び、またはその底部外面の全ての面に複数設けても良
い。
ついて図面を参考にして説明する。図１は、本発明の下
部緩衝材１の斜視図である。下部緩衝材１はポリスチレ
ンの発泡体で、発泡倍率は５０倍である。この下部緩衝
材１は、内部を仕切壁１１Ａとこれと垂直の方向に配さ
れた仕切壁１１Ｂ、１１Ｂ、・・・及び側壁１２によっ
て形成された被包装物を収納するための複数の収納部１
３、１３，・・・が設けられている。また、被包装物の
収納に際して、上部緩衝材と下部緩衝材にはその側壁及
び／又は仕切壁の上縁部にそれぞれ互いに嵌合しうる凹
部１４，凸部１５が形成され嵌合可能となっている。ま
た、下部緩衝材１の側壁外周及び、またはその底部外
面、すなわち収納部１１が設けられた内面と対向する面
には、図示したように緩衝用の突起１６を必要に応じて
設けても良い。この突起１６は下部緩衝材１の側壁外周
及び、またはその底部外面の全ての面に複数設けても良
い。
【０００８】また、上部緩衝材２は上記で説明したよう
な下部緩衝材１と同じ形状のものを上下、及び左右を逆
にしてそのまま使用することができる。図２は上部緩衝
材２と下部緩衝材１とを被包装物を収納せずに、上記の
ようにして重ね合わせた状態の斜視図である。この図に
示すように上部緩衝材２には、下部緩衝材１と同様にそ
の側壁及び／又は仕切の上縁部にそれぞれ互いに嵌合し
うる凹部２４，凸部２５が形成されているので、上部緩
衝材と下部緩衝材とは被包装物を収納して、それぞれ互
いに嵌合できる構成となっている。したがって、不慮の
衝撃が加わった時、特に斜め方向からの衝撃が加わった
時でも、その衝撃を上部緩衝材と下部緩衝材とによって
吸収することができる。
な下部緩衝材１と同じ形状のものを上下、及び左右を逆
にしてそのまま使用することができる。図２は上部緩衝
材２と下部緩衝材１とを被包装物を収納せずに、上記の
ようにして重ね合わせた状態の斜視図である。この図に
示すように上部緩衝材２には、下部緩衝材１と同様にそ
の側壁及び／又は仕切の上縁部にそれぞれ互いに嵌合し
うる凹部２４，凸部２５が形成されているので、上部緩
衝材と下部緩衝材とは被包装物を収納して、それぞれ互
いに嵌合できる構成となっている。したがって、不慮の
衝撃が加わった時、特に斜め方向からの衝撃が加わった
時でも、その衝撃を上部緩衝材と下部緩衝材とによって
吸収することができる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の集合包装用緩衝材は、箱型形状
を有する上部緩衝材と下部緩衝材とからなる合成樹脂発
泡体製の集合包装用緩衝材であって、前記の上部緩衝材
及び下部緩衝材は、内部を仕切によって形成した被包装
物を収納するための複数の収納部が設けられ、かつ被包
装物を収納した際に、上部緩衝材と下部緩衝材とが互い
に嵌合しうる凹凸部が緩衝材の側壁及び／又は仕切の上
縁部にそれぞれ形成されているので、たとえそれが斜め
方向からの衝撃であっても、上部緩衝材と下部緩衝材と
でその応力を吸収する結果、被包装物には直接応力が加
わらないので、被包装物が故障する、もしくは故障しな
いまでもカバーケース表面に凹陥部が発生することを防
止できる。
を有する上部緩衝材と下部緩衝材とからなる合成樹脂発
泡体製の集合包装用緩衝材であって、前記の上部緩衝材
及び下部緩衝材は、内部を仕切によって形成した被包装
物を収納するための複数の収納部が設けられ、かつ被包
装物を収納した際に、上部緩衝材と下部緩衝材とが互い
に嵌合しうる凹凸部が緩衝材の側壁及び／又は仕切の上
縁部にそれぞれ形成されているので、たとえそれが斜め
方向からの衝撃であっても、上部緩衝材と下部緩衝材と
でその応力を吸収する結果、被包装物には直接応力が加
わらないので、被包装物が故障する、もしくは故障しな
いまでもカバーケース表面に凹陥部が発生することを防
止できる。
【図１】本発明の下部緩衝材の斜視図。
【図２】上部緩衝材と下部緩衝材とを被包装物を収納せ
ずに重ね合わせた状態の斜視図。
ずに重ね合わせた状態の斜視図。
【図３】従来の集合包装用緩衝材の使用状態を示す斜視
図。
図。
Claims (1)
- 【請求項１】 箱型形状を有する上部緩衝材と下部緩衝
材とからなる合成樹脂発泡体製の集合包装用緩衝材であ
って、前記の上部緩衝材及び下部緩衝材は、内部を仕切
によって形成した被包装物を収納するための複数の収納
部が設けられ、かつ被包装物を収納した際に、上部緩衝
材と下部緩衝材とが互いに嵌合しうる凹凸部が緩衝材の
側壁及び／又は仕切の上縁部にそれぞれ形成されたこと
を特徴とする集合包装用緩衝材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083872A JPH10278967A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 集合包装用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083872A JPH10278967A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 集合包装用緩衝材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10278967A true JPH10278967A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13814758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9083872A Pending JPH10278967A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 集合包装用緩衝材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10278967A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008189325A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 緩衝体及び梱包体 |
| JP2008222293A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 緩衝体及び梱包体 |
| JP2009123814A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 緩衝体及び梱包体 |
| JP2011088655A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Kane Package Kk | 梱包用緩衝材 |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP9083872A patent/JPH10278967A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008189325A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 緩衝体及び梱包体 |
| JP2008222293A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 緩衝体及び梱包体 |
| JP2009123814A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 緩衝体及び梱包体 |
| JP2011088655A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Kane Package Kk | 梱包用緩衝材 |
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