JP3479659B2 - 包装保護ケース - Google Patents

包装保護ケース

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JP3479659B2
JP3479659B2 JP2000060263A JP2000060263A JP3479659B2 JP 3479659 B2 JP3479659 B2 JP 3479659B2 JP 2000060263 A JP2000060263 A JP 2000060263A JP 2000060263 A JP2000060263 A JP 2000060263A JP 3479659 B2 JP3479659 B2 JP 3479659B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いろいろな製品、
特に精密な電気電子製品の包装および保護に使用され、
製品の包装後にカートン箱の中に入れられる包装保護ケ
ースに関する。
【0002】
【従来の技術】包装ケースは、包装する製品が各種異な
るので、製品の構造、重さなどによって使用する材料や
構造が同じでない。特に精密なコンピュータ関連製品な
どは大部分を発泡スチロールの厚い保護ケースで包装し
てからカートン箱に入れ、運送中に受ける振動や衝撃を
できるだけ吸収し、製品が損害を受けないようにしてい
る。また小さい物品は気泡をもった袋などで包装してい
る。
【0003】しかし、発泡スチロールによる包装ケース
は、その材料性のために、製作時にその模型を精密に作
る必要があり、またその製作過程中に高温のために有毒
なガスを発生し、工場内やその付近の家屋に住んでいる
人や飼い犬や猫などに重大な危険を与える。さらに発泡
スチロールの包装ケースは軽いが体積が大きく、相互に
はめ合わせて積み重ねられないので、その保存や運送に
コストが高くつく。また置き場所に相当大きな空間を必
要として、製造者や使用工場にとって、土地が大変高い
都会においては不便である。
【0004】その他、発泡スチロールはその伸長性がよ
くないために、外力で裂けたり剥げ落ちたりして、振動
抵抗に対する保護効果が低下し、甚だしくは製品の性能
を悪くさせる。また包装された製品の使用者が発泡スチ
ロールで包装された製品を持ち帰って発泡スチロールを
取り外したあと、その処理や廃棄は体積が大きいために
不便である。また発泡スチロールは高温になると悪臭ガ
スを発生し、また容易に腐化しないので第二次公害を引
き起こす。
【0005】気泡を有する包装袋は、もし気泡がつぶれ
たら、その部分の振動防止の効能が失われ、包装されて
いる物品の安全性が多少失われる。もし一度に大きな衝
撃を受けて気泡のつぶれた面積が大きいときは、その気
泡のつぶれのために発生する振動により包装されている
物品は損害を受け、またその後の運送において物品の安
全が保障できない。
【0006】本発明の出願人は、以前、平成11年11
月4日付登録の実用新案登録第3065862号に開示
された考案「包装保護ケース」において従来の包装保護
ケースの欠点を改善しており、その構造は図53に示す
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、発泡スチロールを使用せずその他の強靱な材料
を使用し、優れた保護構造を有し、外形および寸法が安
定していて変形しにくく、強度が高く、衝撃吸収および
緩衝の効果が強化された包装保護ケースを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの本発明の包装保護ケースは、強靱な材料から作ら
れ、その四周辺に階段状突縁が設けられ、上ケース、な
らびに単体で使用可能な下ケースから組合わせられる。
上下ケースの四周辺の四角隅にはほぞおよびほぞ孔を設
け、上下ケースを組合わせたときに中に包装される製品
を完全かつ緊密に被覆できるようにする。またほぞおよ
びほぞ孔の代わりにマジックテープで代用しても同じ効
果がある。これにより、外側のカートン箱と合わせて二
重の被覆および保護を形成する。
【0009】また本発明の下ケースには、プラスチック
の薄膜で成形されエアクッションをもつ構造を設け、内
側の底部に凹み部を形成し、その中に縦横に突起肋骨を
付設して構造を補強し、包装保護ケースの前後左右の振
動を吸収できるようにし、また同時に上下の振動を吸収
して製品を保護し安全を計る。さらに下ケースの凹み部
の四周辺に斜面を連設して、包装された製品が斜め方向
の衝撃を受けたときにその衝撃を分散させるようにし、
包装されている製品の保護効果を増加するようにする。
【0010】本発明の包装保護ケースはその四周辺の階
段状突出縁で衝撃を最初に吸収する他、その四周辺の凹
凸のある低周辺壁で二次的に衝撃を軽減させ、内側はい
ろいろな凹み部や斜面や突起などにより、包装される製
品を緊密に安定させてからカートン箱の中に入れて運送
するので、外部からカートン箱および包装保護ケースが
各方向からの衝撃および振動を受けた場合、包装されて
いる製品が直接受ける衝撃や振動が非常に小さいので、
製品の精密な効能が保護される。つまり、本発明の包装
保護ケースは変形を回復する緩衝弾性と十分な強度とを
有し、一定の形状および構造でもって衝撃を有効に分散
かつ緩衝するので、包装物品は確実かつ十分に衝撃およ
び振動に耐えられ、外力により損害を受けず、安全が確
保される。また、本発明の包装保護ケースの頂面を傾斜
面にすることにより、上下に積み重ねたときその高さが
大幅に減少するので、運賃が減少しかつ優美な外観の効
果を有するとともに優れた価値感を感じさせる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。本発明の一実施例による包装保護ケー
スは、図1に示すように上ケース1および下ケース2で
組合わせて構成される。上ケース1は、強靱な材料、例
えば弾性のあるプラスチック、ボール紙、発泡ポリエチ
レン(以下、発泡ポリエチレンを「EPE」という)な
どを型で予定の形状に成形して作られ、その四周辺はそ
れぞれ突縁11を形成し、また四周辺に下向きの突出部
12を有し、その突出部12の間には大斜面13を有
し、この突出部12および大斜面13にともに凹凸面1
4が形成されて上ケースを補強する。また、図2に示す
ように、大斜面13にはそれを貫通する凹み折り部15
を形成して、別方面の構造補強とする。また上ケース1
の内部には突起台16を形成し、その中には図3に示す
ように浅い凹み部17を形成して突起台16の上下緩衝
構造とする。各四角隅は下に向いたほぞ18を有する。
このほぞ18はマジックテープで代用してもよい。図2
および図3にそれを示す。
【0012】次に下ケース2も強靱な材料を型で予定の
形状のケースに成形して作り、その四周辺は階段状凸縁
21を有し(一階段またはそれ以上の複数階段)、また
四周辺には低い上向きの斜め錐形周辺壁22を形成し、
その錐形周辺壁22は多くの凹凸状面221を有する。
また四隅は上方に突出した突出壁222を形成する。図
6は別の下ケースの例を示し、この下ケースは突出壁2
22の上にほぞ孔23または図5に示すマジックテープ
231を有し、また凹み壁223は複数の孔24を有
し、さらに図7および図8に示すように外表面に波状面
241または連続孔242を有する。
【0013】次に、図9および図10に示す下ケース
は、低周辺壁22の内側表面に複数の突起25を形成し
て包装される製品に接触させ、製品を下ケース2の中に
安定させる。包装される物品を下ケース2の中に安定さ
せるために、四周辺に突出する板片212を設け、その
板片212を内部の受け平面20と同じ高さか少し低く
する。板片212は外力を受けると適当に変形して緩衝
し、周辺壁および上側面は直接衝撃を受けず、衝撃力は
内部の包装される物品に直接かからない。
【0014】次に図11に示す下ケース2は、その四周
辺の外表面の中段部に各々大凹み面213を形成して、
下ケース2の各角隅をカートン箱に入れた状態で最も外
力の衝撃を受ける機会が多いときにこの大凹み面213
でその衝撃を下ケース2の四辺に伝わるようにして下ケ
ース2の緩衝力を増加し、損害を減少する。次に、図1
2および図13に示す実施例では、下ケース2の四周辺
の低周辺壁22から外に突出した複数の突出塊214を
形成し、または突出塊214の代わりに突出長板215
を形成し、外力を受けたときにその外力を弾性またはプ
ラスチック性の変形により一部吸収したあと、斜め錐状
の低周辺壁22が二次的に外力を吸収して、内部包装し
た製品の安全を確保する。
【0015】次に図14および図15に示す下ケース2
は、その底壁が密封壁216を形成して複数の気孔21
61を有し、エアクッションの作用を有する。次に図1
6および図17に示す下ケースは、周辺の低周辺壁22
の代わりに長板状突縁217を形成し、この長板状突縁
217で外力を受けて変形し、外力が内部に包装されて
いる製品に直接衝撃を与えないようにする。またさら
に、低周辺壁22の内表面に複数の垂直柱251を形成
し、この垂直柱251に突出部252を付設して低周辺
壁22が吸収できる外力を増加する。
【0016】次に図18に示す実施例では、上ケース1
に傾斜周縁10を設け、図19に示すような包装のとき
に、包装箱全体の上に大斜面を形成し、この大斜面は包
装材料を減少できる。図20は従来の包装箱と比較した
図である。国外に製品を輸出する製造者にとっては、多
くの包装コストを節約できるほか、この箱が元来の四角
張った包装箱とは一風変わった新鮮な感じを与えるの
で、一挙両得である。
【0017】次に図21および図22に示すように、階
段辺の突出縁をもたない上ケース80および下ケース8
1は、平坦な周囲壁801、811を有し、この平坦な
周囲壁801、811は傾斜状でもよく、その頂面は凹
凸塊802、812により上下構造を補強する。そのほ
か、上ケース80に傾斜周囲壁803を設け、図22に
示すように上下に組合わせたときにその積み重ねた高さ
を減少させる包装ができる。
【0018】図23および図24に示す上ケース82お
よび下ケース83が上述のものと異なる点は、両者とも
凹凸塊をもたず、平坦な直線状の周囲壁821、831
を有し、上ケース82はまた傾斜周囲壁822を有し、
これにより上下に積み重ねたときの高さを減少できる。
次に、図25に示すように上下ケースに代えて左ケース
84および右ケース85で包装保護ケースを構成しても
よく、左ケース84および右ケース85はその頂面に傾
斜周壁841、851を有し、包装したときに左右に傾
斜した頂面を有し、上下に積み重ねたときの高さを減少
できる。
【0019】図26および図27の下ケース2には、そ
の凹み部26の底壁261の上に縦横に交叉する補強肋
骨262を形成している。この凹み部26と肋骨262
の各辺とは斜面であることが望ましい。図27はそれを
示す。なお、図28および図29に示すように、底壁2
61の高さは受け平面20と同じ高さにし、多層突出肋
骨201を形成して、衝撃吸収および緩衝の効果を増加
する。
【0020】次に、図30の下ケース2は、その凹み部
26の底板261の補強肋骨262の代わりに複数の浅
い円凹み263を規則的にあるいは交錯的に配列し、各
浅い円凹み263と各凹み部26の各辺とは斜面にする
のが好ましい。図31はそれを示す。また、各四角隅は
少し高く形成された突出壁222を形成する。次に、図
32および図33の実施例では、下ケース2の底板26
1の上のいたる所に多数の突起264を設置し、その上
に載せて置く製品の上下方向の衝撃および振動を吸収
し、また凹み部26の四周辺にも大斜面265を形成し
て四周辺の低周辺壁22と連結する。大斜面265にさ
らに横の肋骨266を加設して低周辺壁22とともに堅
固な構造を形成する。その大斜面265の上にある凹み
平面260は受け平面20と同じ高さにして水平方向の
衝撃を吸収、または少し低くして、衝撃を包装物品から
避けるようにして底部に吸収させる。また図34から図
36に示すように、受け平面20の周辺202の上に複
数の凹み面203を設けると、受け平面20の上下支持
力を増加できる。
【0021】次に図37および図38の実施例では、下
ケース2の凹み部26の四周辺に突出條267あるいは
他の形状の突出條や凹み溝を設置する。あるいは図26
に示すように、突出條267のすぐ両側に小凹み溝26
8を加設して、それにより包装される製品を水平に置い
たときの衝撃および振動を避けられるようにし、包装さ
れる製品の損害を減少する。さらに四隅の突出壁222
の外側にも凹み部27や階段状角271を設けて、低周
辺壁22と凹み部26との間に円い凹み溝272を設
け、包装される製品に対する衝撃をその変形により減少
させる。さらに低周辺壁22および凹凸面221の表面
には粗い花模様などを加設して、構造の強度を増加す
る。また突出條267は凹み溝でもよく、小凹み溝は小
突出條にしてもよい。
【0022】次に図40に示すのは、中型化した下ケー
ス3であって、この下ケース3は四周辺壁32を有し、
その外側面に複数の凹み面31を設けて周辺壁22を補
強し、かつ各周辺壁22の中央部に深い凹み部33を形
成し、あるいは図41に示す浅い凹み部34を形成す
る。さらに深い凹み部33の上には横突出肋骨331を
設け、それにより深い凹み部33あるいは浅い凹み部3
4は変形、緩衝ならびに衝撃の吸収の作用をする。そし
て残った衝撃力は階段平面凹み部35に分散される。そ
のほか中型の下ケース3は図43に示すように、相応す
る上ケース4で包装してカートン箱の中に入れられる。
また図42および図44に示すように、浅く薄い上ケー
ス5と一緒に包装できる。浅く薄い上ケース5の中はで
こぼこした多階段補強平面51ならびにみぞ52を有
し、包装される物品をよく被覆し保護効果がある。
【0023】さらに図45には小型化した下ケース6を
示し、そのケース6の周辺61の外側面に凹み面62を
形成して補強し、かつその中央部に図46に示すように
凹み部63を形成し、あるいは図47に示す傾斜状周辺
壁を形成して、中に包装される物品が図48に示すよう
に振動すると、その力は有効に吸収分散されて、物品は
決してその高さが低くなったり位置が変わったりせず、
保護される。
【0024】次に図49および図50は高い四周辺壁を
もたない下ケース7を示し、この下ケース7は低い周辺
壁71を主要構造とし、その中心部に中心盤72を形成
し、複数の突出肋骨73が放射状に周辺壁71と中心盤
72との間に連接しており、各方向からの衝撃を吸収す
る。
【0025】
【発明の効果】本発明の包装保護ケースは次に列記する
効果がある。 (1)本発明のエアクッションが発生する効果を発揮ある
いは増加するために、本発明の包装保護ケースの後部あ
るいは底部に各種の後板を加えて完全に密封または半密
封し、場合によっては包装ケースを直接カートン箱の内
部に密接するように置入れ、その効果を発揮させる。あ
るいは、空気を吹き込む方式でエアクッションを形成す
る。
【0026】(2)本発明の完全密封あるいは半密封を確
保するときは、包装保護ケース全体の材料を厚くするか
孔を開け、また構造上さまざまな折り合わせや凹凸を形
成して、急な衝撃や振動を受けたときの空気の流通によ
り圧迫される空間を形成する。 (3)包装ケースの凹み部の底板は多種多様な構造および
形式をもっているので、包装される製品が接触したり空
間を隔てたりし、接触する箇所は必ず一定形状、例えば
突出肋骨などで補強して振動を防止し、さらにその上縁
に多層の凹みや折り凹みがあるので、本発明の包装保護
ケース全体の効果が増強し包装される物品の安全を確保
する。
【0027】(4)上ケースの大斜面を横に貫く凹み折り
部は大斜面の部分に対して別方向の強化構造となり、外
力による衝撃が包装されている製品に影響を及ぼすこと
なく、有効に衝撃を分散させて、製品を保護する。 (5)上ケースの内部の突起台の中の浅い凹み部は突起台
に元来負担力があるほかに、上下の緩衝空間と負担力と
を増加して、多層性の緩衝効果をもつ。
【0028】(6)下ケースの四周辺には外に伸びる階段
状凸縁があるので、下ケース全体としての外形と寸法が
安定しかつ衝撃を受けたときの緩衝力を増加する。 (7)下ケースの低周辺壁の中段に設置している凹み壁に
は多数の孔かあるいは密接した凹凸面をもっているの
で、水平方向に受ける衝撃に対する緩衝能力を再び増加
して、製品に対する保障がさらに増える。
【0029】(8)下ケースの四角隅の突出壁の上にほぞ
あるいはマジックテープが取付けられて、上ケースのほ
ぞ孔やマジックテープとはめ合い、上下ケースが製品を
包装したときに完全に製品を被覆して外側のカートン箱
の中に入れて運送するので、衝撃や振動に対する吸収力
と分散力が強く、特に精密機器の包装に適用できる。 (9)下ケースの四周辺の低周辺壁の内表面に複数の突起
を付設して、包装される製品の安定性を増加し、運送中
の衝撃に対する振動を減少して、製品保護の効果を増加
する。
【0030】(10)下ケースの低周辺壁の中段部に大凹み
面を有するので、最も外力を受け易い中段に外力が加わ
ったときは、外力を外側のカートン箱で先に吸収して、
包装されている製品に直接外力がかからないようにし、
包装保護ケースが受ける外力を減少させ、包装されてい
る製品が受ける衝撃が減少し、さらなる保障とする。 (11)その反対に、下ケースの低周辺壁の外側に直接複数
の突出塊や長板状突縁を設置すれば、衝撃を受けたとき
にこれらの突出塊や長板状突縁で先に衝撃を部分的に吸
収しまた分散させるから、斜錐状の低周辺壁が二次的に
衝撃を吸収分散させ、衝撃は直接製品に影響を与えな
い。
【0031】(12)下ケースの底壁は密閉式に作って多数
の気孔を形成させると、それによりエアクッションの作
用をなし、振動防止の保護効果がなお一層よくなる。 (13)外ケースの凹み部のある底壁の上には縦横に交叉す
る肋骨や複数の浅い円凹みを有するので、底壁全体の前
後左右方向の水平衝撃の吸収および分散を行い、衝撃は
包装されている製品に直接影響を与えない。
【0032】(14)次に下ケースに設けられている縦横の
肋骨あるいは浅い円凹みと凹み部の四周辺はともに斜面
に形成されているので、これらの部分が受ける負担力を
増加し、包装保護ケースの全体構造を強化する。 (15)下ケースに設けられている縦横の肋骨や、浅い円凹
みあるいはいたる所に設けられている突起は、上下方向
からいえば、底壁のエアクッションを形成して、包装さ
れた製品と包装保護ケースとカートン箱とが地面に落と
されたときの上下振動の力を吸収して製品の安全を確保
し、気泡袋に発生するような空気爆発による振動を発生
することなく、振動時に発生した二次的衝撃によって製
品に傷害を与えることはない。
【0033】(16)下ケースの凹み部の周辺に直接連接し
ている大斜面はその周辺の低周辺壁と連結しているの
で、包装保護ケースの四周辺が受ける斜め方向の衝撃を
有効に分散させて、包装されている製品の安全を確保す
る。 (17)下ケースの突起條および凹み部は、包装保護ケース
を水平に置くときに上下方向の衝撃に耐える力を増加し
振動を避ける効果がある。
【0034】(18)上下ケースともプラスチック薄板など
の強靱な材料で成形するほか、ボール板などの材料で成
形しても、十分な強度で衝撃に応ずる効果がある。その
ほか、凹凸のある異なる形状および構造でもEPEなど
の相当厚い材料を使用して成形しても、大変良好な効果
が得られる。 (19)大斜面上にある凹み平面は受け平面と同じ高さにし
て水平方向の衝撃を吸収させるか、あるいは少し低くし
て衝撃を避けさせると、包装される物品に衝撃は達せず
に底部に吸収される。
【0035】(20)受け平面の周辺上に複数の凹みを設け
て、受け平面全体が受ける上下振動に対する支持力を増
加する。 (21)相当大きいサイズの上下包装ケースのほか、包装さ
れる物品のサイズに合わせて直接中型や小型の下ケース
あるいは上ケースを作って、包装される物品を完全に納
入して密接に包装し、物品が外力によって損害を受けな
いようにし、確実に物品の安全を保障する。
【0036】(22)上ケースの周縁は直接傾斜状に形成
し、それに対応して外側のカートン箱に同じ傾斜を形成
して、立体的に異なる形状を有する特色のほかに包装の
材料を減少できる。特に、大量の輸出品の包装運送には
大幅に運賃を減少でき、競争力を増加する。 (23)本発明の包装ケースは、上下ケースで組合わせて使
用するほか、包装される物品のサイズおよび精密度によ
り単独に下ケースだけを使用して物品を保護できる。あ
るいは下ケースの上にさらに浅い薄いケースを組合わせ
て、そのコストを有効に切り下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による包装保護ケースを示す斜
視図である。
【図2】本発明の実施例による大斜面および折り凹み部
を示す拡大図である。
【図3】本発明の実施例による突起台を示す拡大図であ
る。
【図4】本発明の実施例によるほぞおよびほぞ孔を示す
側面図である。
【図5】本発明の実施例によるマジックテープを示す側
面図である。
【図6】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図で
ある。
【図7】本発明の実施例による凹み壁を示す側面図であ
る。
【図8】本発明の実施例による凹み壁を示す側面図であ
る。
【図9】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図で
ある。
【図10】本発明の実施例による突起および板片が力を
受けた状態を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図12】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図13】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図14】本発明の実施例による密閉底壁を示す斜視図
である。
【図15】本発明の実施例による密閉底壁を示す断面図
である。
【図16】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図17】本発明の実施例による柱を示す斜視図であ
る。
【図18】本発明の実施例による包装保護ケースを示す
斜視図である。
【図19】本発明の実施例による包装保護ケースを組合
わせた状態を示す断面図である。
【図20】本発明の実施例による包装保護ケースならび
に従来の包装箱を積み重ねた状態を示す側面図である。
【図21】本発明の実施例による包装保護ケースを示す
斜視図である。
【図22】本発明の実施例による包装保護ケースを組合
わせた状態を示す断面図である。
【図23】本発明の実施例による包装保護ケースを示す
斜視図である。
【図24】本発明の実施例による包装保護ケースを組合
わせた状態を示す断面図である。
【図25】本発明の実施例による包装保護ケースを組合
わせた状態を示す断面図である。
【図26】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図27】本発明の実施例による下ケースを示す断面図
である。
【図28】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図29】本発明の実施例による下ケースを示す断面図
である。
【図30】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図31】本発明の実施例による下ケースを示す断面図
である。
【図32】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図33】本発明の実施例による下ケースを示す断面図
である。
【図34】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図35】本発明の実施例による下ケースを示す断面図
である。
【図36】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図37】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図38】本発明の実施例による突起条を示す拡大側面
図である。
【図39】本発明の実施例による突起条を示す拡大側面
図である。
【図40】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図41】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図42】本発明の実施例による包装保護ケースを示す
斜視図である。
【図43】本発明の実施例による包装保護ケースをカー
トン箱の中に入れた状態を示す断面図である。
【図44】本発明の実施例による包装保護ケースをカー
トン箱の中に包装した状態を示す断面図である。
【図45】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図46】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図47】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図48】本発明の実施例による下ケースを包装した状
態を示す断面図である。
【図49】本発明の実施例による下ケースを示す斜視図
である。
【図50】本発明の実施例による下ケースを示す断面図
である。
【図51】本発明の実施例による包装保護ケースの使用
状態を示す断面図である。
【図52】本発明の実施例による包装保護ケースの使用
状態を示す断面図である。
【図53】従来の一包装用ケースを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 10 傾斜周縁 12 突出部 13 大斜面 14 凹凸面 15 凹み折り部 16 突起台 17 凹み部 18 ほぞ 19 マジックテープ 20 受け平面 21 階段状突縁 22 低周辺壁 23 ほぞ孔 24 孔 25 突起 26 凹み部 27 凹み段部 201 多層突出肋骨 202 周辺 203 凹み面 211 突起 212 板片 213 凹み面 214 突起塊 215 突出長板 216 底壁 217 長板状突縁 221 凹凸状面 222 突出壁 223 凹み壁 231 マジックテープ 241 波状凹み 242 連続孔 251 粒 252 突出部 260 凹み平面 261 底壁 262 突出肋骨 263 円凹み 264 突起 265 斜面 266 横突出肋骨 267 突起條 268 小凹み溝 271 階段状角 272 凹み溝 2161 気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/07

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸長性に優れた強靱な材料から成形され
    ている上ケースおよび下ケースを備え、 前記上ケースおよび前記下ケースは、四周辺に突縁、周
    辺壁、突出部および突出壁を有し、かつ包装される物品
    の形状に合わせて内部に凹み部を形成する受け平面を有
    し、前記凹み部に前記物品を収納可能であり、前記物品
    とともに外部のカートン箱の中に置かれ、斜め方向の衝撃を吸収かつ分散するために、前記凹み部
    の四周辺に前記周辺壁に連接される大傾斜面が形成さ
    れ、 水平方向の衝撃を小さくして前記凹み部の底部に吸収さ
    せるために、前記 大傾斜面と前記周辺壁との連接部に形
    成される凹み平面は、前記受け平面と高さが同一である
    ことを特徴とする包装保護ケース。
  2. 【請求項2】 前記凹み部の底部には、前記凹み部を強
    化するために突出肋骨または階段状の多層突出肋骨が縦
    横に交叉するように設けられ、前記突出肋骨または前記
    多層突出肋骨は上下振動を緩衝かつ吸収するエアクッシ
    ョンを有することを特徴とする請求項1記載の包装保護
    ケース。
  3. 【請求項3】 前記凹み部の底板の上に浅い円凹みが規
    則的または交叉状に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の包装保護ケース。
  4. 【請求項4】 前記凹み部の底板の上に突起が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の包装保護ケー
    ス。
  5. 【請求項5】 前記受け平面に突起條が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装保護ケース。
  6. 【請求項6】 前記受け平面の周辺には、前記受け平面
    の上下方向の衝撃に耐える力を増加するために凹み面が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装
    保護ケース。
  7. 【請求項7】 前記突起條は、両側に各々小凹み溝を有
    することを特徴とする請求項5に記載の包装保護ケー
    ス。
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