JP4411254B2 - 断熱性インモールド成形容器 - Google Patents
断熱性インモールド成形容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4411254B2 JP4411254B2 JP2005222502A JP2005222502A JP4411254B2 JP 4411254 B2 JP4411254 B2 JP 4411254B2 JP 2005222502 A JP2005222502 A JP 2005222502A JP 2005222502 A JP2005222502 A JP 2005222502A JP 4411254 B2 JP4411254 B2 JP 4411254B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- container
- layer
- heat
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このような場合、缶飲料は温めたものを飲むと「なにか鉄臭さがある。」などの声を聞くことが良くある。ましてや、缶は熱伝導性が高いため、中身を熱く温めると消費者が購入した際、熱すぎて持てない。その為、本格的な温かい飲み物を満喫することができない。
例えば、コーヒーを例にとると、缶よりプラスチックカップの製品の方が断然美味しく味わうことができる。
この製品を高温で温ため、なおかつ、消費者が製品を購入して手にした際に、熱くなくハンドリングでき本格的な味わいを満喫できることが望まれる。
特許文献1は、筒状の内周壁で形成された収容部と、容器の側壁となる筒状の外周壁の間にリブ状突起を形成し内周壁と外周壁の間に間隙を設けたものであり、リブによって熱湯などの高温内容物を入れた時でも、手で持ちやすくしたものである。しかしながら、外周壁の外面に一体的に形成れさるラベル自体には断熱作用は有せず、断熱のための構造として比較的複雑で厚さを要するものである。
本発明の請求項2は請求項1記載の発明において前記インモールドラベルの厚さは50μm〜150μmであり、前記印刷層,基板層および接着層はそれぞれ略1/3の厚さであることを特徴とする。
本発明の請求項3は請求項1または2記載の発明において前記インモールドラベルのプラスチック材はポリエチレン,ポリプロピレンまたはポリスチレンであることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1,2または3記載の発明において前記インモールド成形はインジェクション成形またはブロー成形で容器を形成することを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1,2,3または4記載の発明において前記容器は、有底円筒形状であることを特徴とする。
図1は、本発明による断熱性インモールド成形容器に用いるインモールドラベルの構成を示す斜視図、図2は断面図である。
インモールドラベル構造としては、多層構造が用いられる。
基板層として多数の貫通孔2aを設けたホールシート層2を有し、容器の外表面となる絵,文字,模様などの印刷層1が形成されている。さらにホールシート層2の下面には接着層3が形成されている。
インモールドラベル4の各層はポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレンなど用途に合わせたフィルム材料が用いられ、例えば、ホールシート層2に印刷層1を接着する方法としてラミネートによって行うことができる。
容器成形については、インジェクション成形やブロー成形を用い、一般で使用している成形用金型をそのまま何も変更することなく適用することが可能である。
容器がコップ形状である場合には、外周面を全て印刷層で覆うために、僅かに扇型形状になっている。このように多数の貫通孔2aをホールシート層全面に形成することにより容器周辺のいずれでも内容物の熱が伝導することなく把持することができる。
冷却して外型5および内型6を外すことにより図5に示すようなプラスチック容器8が形成される。
例えば、98°Cに熱せられたコーヒーの熱はプラチック容器8,ホールシート層2を熱伝導しようとするが、ホールシート層2の多数の貫通孔2aの空気層によって阻止され、印刷層1を介して指10に伝達する熱は60°C以下の人が把持しても熱いと感じない温度以下に下げることができる。
容器表面温度測定器は、放射温度計(単位:℃/φ24mm)を、ラベル密着測定器は、引っ張り強度試験機(単位:N/15mm)をそれぞれ用いた。引っ張り強度試験機で与える剥離角度は180°,剥離速度は300mm/minである。
また、ラベル密着力が目標値5N以上に対し本発明によるインモールド成形容器の実測値は8N(ニュートン)、従来単層発泡インモールドは6Nであり、ラベル接着力も優れていることが理解できる。
総合的に評価すると本発明の容器表面温度,ラベル密着力いずれも基準に合格であり、従来の単層発泡インモールドは容器表面温度について基準に不合格である。
2 ホールシート層
2a 貫通孔
3 接着層
4 インモールドラベル
5 外型
6 内型
7 湯口
8 プラスチック容器
8a 空胴
9 印刷模様
10 指
Claims (5)
- インモールドラベルを容器の外表面層に熱融着して構成されるインモールド成形容器において、
前記インモールドラベルをプラスチック材の印刷層,基板層および接着層の多層構造にして前記基板層に多数の貫通孔を設けることにより、
該基板層の熱伝導性を小さくし前記容器内流動体から前記インモールドラベルへの熱伝導を抑制することを特徴とする断熱性インモールド成形容器。 - 前記インモールドラベルの厚さは50μm〜150μmであり、
前記印刷層,基板層および接着層はそれぞれ略1/3の厚さであることを特徴とする請求項1記載の断熱性インモールド成形容器。 - 前記インモールドラベルのプラスチック材はポリエチレン,ポリプロピレンまたはポリスチレンであることを特徴とする請求項1または2記載の断熱性インモールド成形容器。
- 前記インモールド成形はインジェクション成形またはブロー成形で容器を形成することを特徴とする請求項1,2または3記載の断熱性インモールド成形容器。
- 前記容器は、有底円筒形状であることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の断熱性インモールド成形容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005222502A JP4411254B2 (ja) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | 断熱性インモールド成形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005222502A JP4411254B2 (ja) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | 断熱性インモールド成形容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007039055A JP2007039055A (ja) | 2007-02-15 |
JP4411254B2 true JP4411254B2 (ja) | 2010-02-10 |
Family
ID=37797401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005222502A Expired - Fee Related JP4411254B2 (ja) | 2005-08-01 | 2005-08-01 | 断熱性インモールド成形容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4411254B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2688736C1 (ru) * | 2016-02-05 | 2019-05-22 | Хави Глобал Солюшенз, Ллк | Поверхность с микроструктурами, обладающая улучшенными изоляционными свойствами и сопротивлением конденсации |
-
2005
- 2005-08-01 JP JP2005222502A patent/JP4411254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007039055A (ja) | 2007-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2357897C2 (ru) | Термоизоляционная обертка стакана и термоизолированная емкость с такой оберткой | |
US9309021B2 (en) | Tri-layer food container | |
EP1882645B1 (en) | Multi-layer heat insulating container | |
US20060196923A1 (en) | Insulated container | |
WO2004113180A1 (ja) | インモールドラベル方式プラスチック容器 | |
KR100522618B1 (ko) | 단열용 컵 홀더 | |
JP4411254B2 (ja) | 断熱性インモールド成形容器 | |
US20170238764A1 (en) | Reusable thermal insulating container sleeve | |
JP2018002213A (ja) | 断熱複合容器 | |
JP4779527B2 (ja) | 発泡ラベル付プラスチック成形容器、及びその製造方法 | |
JP4948093B2 (ja) | 合成樹脂製カップ状容器 | |
JP2007022613A (ja) | 高意匠紙カップ | |
JP3678418B2 (ja) | 熱遮断性包装用フイルム | |
KR20170074414A (ko) | 일회용 단열 컵 | |
JP2002166920A (ja) | 蓋付きプラスチック容器及びその製造方法 | |
JP5177390B2 (ja) | カップ状容器 | |
JP2001048249A (ja) | 飲料水用容器 | |
JP4441037B2 (ja) | キャップシール及びキャップシール付き容器 | |
JP2001180644A (ja) | 易廃棄性インモールドプラスチックカップ | |
JP2007091311A (ja) | 蓋材 | |
JPH11240562A (ja) | イージーオープン容器の蓋体 | |
KR200388576Y1 (ko) | 보온커버 | |
JP4995549B2 (ja) | インモールド成形品 | |
JP2000007057A (ja) | 断熱容器 | |
JP3163094U (ja) | インスタント食品用容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091009 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091020 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |