JP3163094U - インスタント食品用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で食品の品質を保持することが出来るインスタント食品用容器を提供する。【解決手段】容器本体Bと、該容器本体Bの開口部に被蓋される蓋体Aとを有するインスタント食品用容器において、容器本体B、蓋体Aのうちの少なくとも何れかの内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6を設ける。【選択図】図2

Description

本考案は、容器本体と、該容器本体の開口部に被蓋される蓋体とを有するインスタント食品用容器に関するものである。
従来、食品の品質を保持するために食品容器を多層構造としたものが提案されており、特開2004−262479号公報(特許文献1)には、外面層及び内面層に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことが記載されている。
特開2004−262479号公報
しかしながら、前述の従来例では、ベース層の外両面にバリア層を設け、更にその外両面に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けて構成されるため製造工程が複雑となりコストアップを招いていた。
本考案は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、簡単な構造で食品の品質を保持することが出来るインスタント食品用容器を提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本考案に係るインスタント食品用容器の第1の構成は、容器本体と、該容器本体の開口部に被蓋される蓋体とを有するインスタント食品用容器において、少なくとも前記容器本体の内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことを特徴とする。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第2の構成は、前記第1の構成において、前記容器本体が外容器と内容器との2重構造で構成され、前記内容器の内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことを特徴とする。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第3の構成は、前記第1、第2の構成において、少なくとも前記容器本体は、内容物に面する側に設けられた非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層と、その外側に設けられたポリスチレン(PS)樹脂層とを共押出製法により積層構造としたことを特徴とする。
本考案に係るインスタント食品用容器の第1の構成によれば、内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことで、食品接触面に樹脂残留物の溶出がなく、プラスチック臭等の移り香がない。また耐油性、耐薬品性に優れる。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第2の構成によれば、容器本体が外容器と内容器との2重構造で構成されたことで、外容器と内容器との間に空気層を介在させることで断熱効果が得られ、100℃近くの熱湯を容器内に注いで調理される場合であっても容器を持つことが出来る。また、内容器の内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことで、食品接触面に樹脂残留物の溶出がなく、プラスチック臭等の移り香がない。また耐油性、耐薬品性に優れる。
また、本考案に係るインスタント食品用容器の第3の構成によれば、内容物に面する側に設けられた非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層と、その外側に設けられたポリスチレン(PS)樹脂層とを共押出製法により積層構造としたことで、容器の耐熱温度が上がり、容器内に100℃近い熱湯を注いで調理するインスタント焼きそば等のインスタント食品用容器に好適である。また、内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことで、容器内に100℃近い熱湯を注いだ際に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層の表面が硬化して平滑度が上がり、インスタント焼きそば等の調理後に湯切りをする際に湯の切れが良く、湯切り後にソースを加えた場合にソースの本来の辛みや風味が良好に保たれる。また、簡単な構造で食品の品質を保持することが出来る。非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層と、ポリスチレン(PS)樹脂層とはソリッドシートからなるため成型性が良く、型再現性が高いので見栄えが良く、コンパクトにすることが出来、資材費、物流費のコストダウンを図ることが出来る。
本考案に係るインスタント食品用容器の構成を示す斜視図である。 本考案に係るインスタント食品用容器の構成を示す分解斜視図である。 容器本体が外容器と内容器との2重構造で構成された様子を示す断面説明図で、内容器の内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設け、蓋体の内容物に面する側にも非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けた様子を説明する断面説明図である。
図により本考案に係るインスタント食品用容器の一実施形態を具体的に説明する。図1〜図3において、本実施形態のインスタント食品用容器は、インスタント焼きそば用の容器であって、容器本体Bと、該容器本体Bの開口部に被蓋される蓋体Aとを有して構成され、蓋体A及び容器本体Bとも、平面形状が長方形の角型容器として構成している。容器本体B及び蓋体Aのそれぞれの内容物5に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6が設けられている。
本実施形態の容器本体Bは、図2及び図3に示すように、外容器B1と内容器B2との2重構造で構成され、該内容器B2の内容物5に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6が設けられている。容器本体Bは、容器としての機能を発揮するための立ち上がり壁1aと、該立ち上がり壁1aの上端部分である、容器本体Bの開口部の周縁を構成するフランジ1bと、該フランジ1bのさらに外周から下向きに形成された垂下片1cとを有しており、フランジ1b及び垂下片1cにより容器本体Bの剛性を高める構造となっている。
容器本体B及び蓋体Aは、内容物5に面する側に設けられた非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6と、その外側に設けられたポリスチレン(polystyrene;PS)樹脂層7とを共押出製法により積層構造としたものである。ここで、共押出製法とは、溶融したそれぞれの樹脂を2つ平行に並んだ細いスリット状の隙間からそれぞれフィルムとして押出して、貼り合わせ(ラミネート)を行い、冷却後、一体的に巻取るものであり、非常に薄い厚みで多層化が可能であり、残留溶剤の心配がない。
インスタント焼きそば等のインスタント食品からなる内容物5を収納する容器は、容器内に100℃近い熱湯を注入するためと、かつ熱湯で調理したインスタント食品を食するに当っては、容器を手で持つので、本実施形態では容器本体Bを2重構造とし、外容器B1の中に、同一形状の内容器B2が嵌入され、容器本体Bは二重壁で構成されている。乾麺などの食品はこの内容器B2に収納されている。
蓋体Aは図1及び図3に示す如く、所定の凹凸が形成された天板2aと、該天板2aの周りを取り囲むように下方向に垂下された垂下縁2bとより形成されている。蓋体Aを容器本体Bに被蓋した際には、蓋体Aの天板2aの周辺部が容器本体Bのフランジ1b上に載置され、かつ蓋体Aの垂下縁2bが容器本体Bの垂下片1cに被覆されて蓋体Aが容器本体Bに嵌合されるように構成されている。
蓋体Aの天板2aの一方のコーナー部には、図1〜図3に示す3個の湯出口用タブ3が天板2aの下方斜めに容器本体B側に向って突出するように設けられている。湯出口用タブ3は天板2aの一部を切り欠いて3方が打抜かれて矩形状に形成されており、その根本部に該湯出口用タブ3の開閉方向と直行する方向に設けられた溝部3aを支点として先端部が下方に斜めに突出するように構成されている。
上記構成によれば、内容物5に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6を設けたことで、食品接触面に樹脂残留物の溶出がなく、プラスチック臭等の移り香がない。また耐油性、耐薬品性に優れる。
また、容器本体Bが外容器B1と内容器B2との2重構造で構成されたことで、外容器B1と内容器B2との間に空気層を介在させることで断熱効果が得られ、100℃近くの熱湯を容器内に注いで調理される場合であっても容器を持つことが出来る。また、内容器B2の内容物5に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6を設けたことで、食品接触面に樹脂残留物の溶出がなく、プラスチック臭等の移り香がない。また耐油性、耐薬品性に優れる。
また、内容物5に面する側に設けられた非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6と、その外側に設けられたポリスチレン(PS)樹脂層7とを共押出製法により積層構造としたことで、容器の耐熱温度が上がり、容器内に100℃近い熱湯を注いで調理するインスタント焼きそば等のインスタント食品用容器に好適である。また、内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6を設けたことで、容器内に100℃近い熱湯を注いだ際に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6の表面が硬化して平滑度が上がり、インスタント焼きそば等の調理後に湯切りをする際に湯の切れが良く、湯切り後にソースを加えた場合にソースの本来の辛みや風味が良好に保たれる。また、簡単な構造で食品の品質を保持することが出来る。非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6と、ポリスチレン(PS)樹脂層7とはソリッドシートからなるため成型性が良く、型再現性が高いので見栄えが良く、コンパクトにすることが出来、資材費、物流費のコストダウンを図ることが出来る。
ここで、非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂は、テレフタル酸とグリーコールに1,4シクロヘキサンジメタノール(1,4CHD M)を共重合させることで得られる結晶化度0%のポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate;PET)である。焼却処理時に塩素や塩化水素などの有害ガスを発生しないPET−G樹脂は地球環境にも優しい。また、薄膜でありながら、無延伸のPET系フィルムであり、透明・光沢等の光学適性に優れている。加工に際してヒートシール性、超音波シール性も良好である。また、腰強度や安全性に優れ、環境ホルモン物質(環境庁限定67種)は含まれておらず、厚生省告示20号に適合している。燃焼カロリーは、紙とほぼ同等で、焼却による有害物質は発生しない。無延伸非結晶フィルムのため極めて優れた真空成型適性がある。また、深絞り性・鋭角成型性・耐成型白化性等に優れている。無味・無臭性に優れており、保香性に優れている。また折り曲げ白化が発生しない。
なお、本実施形態では、容器本体B及び蓋体Aのそれぞれの内容物5に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6が設けられている場合の一例について説明したが、容器本体Bの内容物5に面する側にのみ非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層6を設けて構成することでも良い。
本考案の活用例として、容器本体と、該容器本体の開口部に被蓋される蓋体とを有するインスタント食品用容器に適用できる。
A …蓋体
B …容器本体
B1 …外容器
B2 …内容器
1a …立ち上がり壁
1b …フランジ
1c …垂下片
2a …天板
2b …垂下縁
3 …湯出口用タブ
3a …溝部
5 …内容物
6 …PET−G樹脂層
7 …PS樹脂層

Claims (3)

  1. 容器本体と、該容器本体の開口部に被蓋される蓋体とを有するインスタント食品用容器において、
    少なくとも前記容器本体の内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことを特徴とするインスタント食品用容器。
  2. 前記容器本体が外容器と内容器との2重構造で構成され、前記内容器の内容物に面する側に非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインスタント食品用容器。
  3. 少なくとも前記容器本体は、内容物に面する側に設けられた非結晶性ポリエチレンテレフタレートコポリマー(PET−G)樹脂層と、その外側に設けられたポリスチレン(PS)樹脂層とを共押出製法により積層構造としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインスタント食品用容器。
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JP2019514800A (ja) * 2016-09-30 2019-06-06 ヒューヴィス コーポレーションHuvis Corporation 有害物質の溶出量が低減された食品容器
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