JP2015156132A - 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム及び画像形成制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通常プリントに先だって試しプリントを実行する際に、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行する。【解決手段】プリントされた用紙に後処理を施す後処理装置300が接続可能であり、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための後処理用試しプリントを通常プリントに先立ち実行する機能を有する画像形成装置100であって、用紙に画像をプリントする画像形成部150と、後処理用試しプリントの際に必要とされる利用者手順の情報である試しプリント手順情報を記憶する記憶部104と、画像形成部における後処理用試しプリントの実行と通常プリントの実行とを制御する制御部101と、を有し、制御部は、実行予定のジョブに対応する試しプリント手順情報を記憶部から読み出し、該試しプリント手順情報を出力する機能を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタや軽印刷装置等の画像形成装置に各種用紙処理を実行する後処理装置を接続して後処理を実行する際の適切な制御に関する。
画像形成装置の後段に後処理装置を接続して、プリントされた用紙束に対して中綴じ製本や糊付け製本を施して、製本された状態の冊子として出力する画像形成システムが存在している。
また、このような画像形成装置において、確認出力モードあるいは試しプリントと呼ばれる機能が存在しており、完成形の冊子と同じ状態の冊子を1部出力することが可能である。このような試しプリント(仕上がり確認用試しプリント)により、冊子の仕上がり状態を確認することが可能になる。
一方、画像形成装置に対して他社の汎用後処理装置を接続した画像形成システムでは、後処理を伴うプリントに先だって、用紙サイズや用紙束厚などの情報を後処理装置で入力する操作が必要になる。
なぜならば、画像形成装置と後処理装置との間で用紙サイズの情報伝達ができないこと、更に、画像形成装置でのプリントにおいて定着処理の加熱により用紙サイズ等が変化することがあり、変化後の正確な用紙サイズや用紙束厚を後処理装置に設定しないと、後処理装置が後処理を所望の状態に仕上げることができなくなるからである。このため、試しプリント(測定用試しプリント)として、用紙1枚又は用紙1束にプリントを施して、後処理用ではない画像形成装置の排出部に排出する。そして、排出された用紙を利用者が測定して、測定結果を後処理装置に入力する。
なお、これらの技術については、以下の特許文献にも提案がなされている。
特開2008−158709号公報 特開2008−152472号公報
以上の特許文献1では、仕上がり確認用試しプリントについて適切なページをプリントすることは配慮されている。しかし、この特許文献1では、仕上がり確認用試しプリントと測定用試しプリントとを効率的に実行することは何ら配慮されていない。
以上の特許文献2では、仕上がり確認用試しプリントについて複数回行うことが提案されている。しかし、この特許文献2では、仕上がり確認用試しプリントの他に測定用試しプリントを実行することは何ら配慮されていない。
画像形成装置に対して同じメーカーの同じシリーズの後処理装置が接続された画像形成システムであれば、画像形成装置と後処理装置間で各種の情報伝達が可能である。このため、上述した測定用試しプリントは必要なく、仕上がり確認用試しプリントを実行することができる。
一方、画像形成装置に対して汎用の後処理装置が接続された画像形成システムであれば、画像形成装置と後処理装置間で最低限の情報伝達しかできない。このため、通常プリントや仕上がり確認用試しプリントに先だって、上述した測定用試しプリントが必要になる。また、後処理装置の機種の違いによって、用紙サイズの情報が必要になる場合、用紙サイズと用紙束厚の情報が必要になる場合、といった違いが存在している。
よって、画像形成システムの構成によって、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための後処理用試しプリントを通常プリントに先立ち実行する際に、必要とされる利用者手順が異なったものになる。
また、ジョブの内容によっては、後処理装置における直前の設定をそのまま活用することで、本来は必要である測定用試しプリントが不要になることもある。この場合には、測定用試しプリントを実行せずに、仕上がり確認用試しプリントを実行することになる。
すなわち、画像形成システムの構成やジョブの内容によって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり、利用者の手順が異なる。従って、必要な手順を利用者が把握しておく必要があり、操作が面倒になる。また、測定用試しプリントにおいて、後処理装置に入力すべき用紙サイズ等の数値を間違ったり、あるいは、必要な数値を入力しなかった場合には、正常な印刷物を出力することができない事態に陥る。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、通常プリントに先だって試しプリントを実行する際に、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行可能な画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラムを実現することを目的とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面が反映された画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラムは、以下のように構成される。
(1)プリントされた用紙に後処理を施す後処理装置が接続可能であり、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための後処理用試しプリントを通常プリントに先立ち実行する機能を有する画像形成装置であって、前記用紙に画像をプリントする画像形成部と、前記後処理用試しプリントの際に必要とされる利用者手順の情報である試しプリント手順情報を記憶する記憶部と、前記画像形成部における前記後処理用試しプリントの実行と前記通常プリントの実行とを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、実行予定のジョブに対応する前記試しプリント手順情報を前記記憶部から読み出し、該試しプリント手順情報を出力する機能を有する、ことを特徴とする。
上記画像形成装置と、前記画像形成装置に接続可能されて前記画像形成装置にてプリントされた用紙に後処理を施す後処理装置と、を備えて構成された画像形成システムにおいて、前記後処理装置は、前記後処理用試しプリント手順情報に基づいた操作を受け付ける機能を有する。
プリントされた用紙に後処理を施す後処理装置が接続可能な画像形成装置のコンピュータを機能させる画像形成制御プログラムであって、前記用紙に画像をプリントする画像形成部、前記後処理用試しプリントの際に必要とされる利用者手順の情報である試しプリント手順情報を記憶する記憶部、前記画像形成部における前記後処理用試しプリントの実行と前記通常プリントの実行とを制御する機能と、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための後処理用試しプリントを通常プリントに先立ち実行する際に、実行予定のジョブに対応する前記試しプリント手順情報を前記記憶部から読み出し、該試しプリント手順情報を出力する機能とを有する制御部、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
(2)上記(1)において、前記試しプリント手順情報は、前記後処理装置において後処理の実行に必要とされるデータの種類のデータ種類情報と、該データを前記後処理装置で操作する必要があることを示す必要操作情報とを、少なくとも含む、ことを特徴とする。
(3)上記(1)〜(2)において、前記試しプリント手順情報の出力は、該画像形成装置において前記試しプリント手順情報を通知する通知用データの生成と出力、又は、該画像形成装置以外の外部の機器において前記試しプリント手順情報を通知する通知用データの生成と出力、の少なくとも一方である、ことを特徴とする。
(4)上記(1)〜(3)において、前記制御部は、前記試しプリント手順情報を出力した後に、出力された当該試しプリント手順情報に対する操作完了確認を示す完了情報を受領するまで待機するよう制御する、ことを特徴とする。
(5)上記(4)において、前記制御部は、実行予定のジョブに対応して、前記試しプリント手順情報の出力に対する前記操作完了確認が必要であるか否かを判断し、前記操作完了確認が必要でないと判断される場合には、前記試しプリント手順情報を出力した後に前記完了情報の受領を待たずに次の処理を進めるよう制御する、ことを特徴とする。
(6)上記(1)〜(5)において、前記制御部は、前記後処理用試しプリントの実行要否を問い合わせる機能を有し、前記問い合わせに対して実行不要の指示が入力された場合は、該指示に対応する前記後処理用試しプリントを実行しないように制御する、ことを特徴とする。
(7)上記(1〜(6)において、前記制御部は、実行した前記ジョブの内容を過去ジョブ履歴として前記記憶部に記憶する機能を有し、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合には、実行予定のジョブであって前記過去ジョブ履歴と一致する前記後処理用試しプリントを実行せずに、次の処理に進めるように制御する、ことを特徴とする。
(8)上記(7)において、前記制御部は、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、前記記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容の前記ジョブと実行予定の前記ジョブとの内容が一致しない場合には、該実行予定のジョブについて前記後処理用試しプリントを実行せずに、該実行予定のジョブにおける前記通常プリントでの後処理の実行のために前記後処理装置において必要とされる手順の確認を行い、該確認の後に次の処理を進める、ことを特徴とする。
(9)上記(7)において、前記制御部は、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、前記記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容の前記ジョブと実行予定の前記ジョブとの内容が一致する場合には、該実行予定のジョブについて前記後処理用試しプリントを実行せずに次の処理に進めるように制御する、ことを特徴とする。
(10)上記(1)〜(9)において、前記制御部は、実行予定のジョブにおいて前記後処理装置にて実行される後処理モードを識別し、識別された前記後処理モードを参照して前記記憶部から試しプリント手順情報を読み出す、ことを特徴とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面が反映された画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラムでは、以下のような効果が得られる。
(1)後処理用試しプリントの際に必要とされる利用者手順の情報である試しプリント手順情報を記憶部に記憶しておき、実行予定のジョブに対応する試しプリント手順情報を記憶部から読み出し、該試しプリント手順情報を表示部や外部機器に出力する機能を有する。
このため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合であっても、利用者は正しい手順に従って後処理装置を操作することが可能になる。
すなわち、通常プリントに先だって試しプリントを実行する際に、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行することが可能になる。
(2)上記(1)において、試しプリント手順情報は、後処理装置において後処理の実行に必要とされるデータの種類のデータ種類情報と、該データを後処理装置で操作する必要があることを示す必要操作情報とを、少なくとも含む。
このため、後処理装置において後処理の実行に必要とされるデータの種類や操作を、利用者が正しく認識できるようになり、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行することが可能になる。
(3)上記(1)〜(2)において、試しプリント手順情報の出力として、該画像形成装置の操作表示部などにおける試しプリント手順情報の表示、又は、外部機器の操作表示部などにおける試しプリント手順情報の表示が行われる。
このため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合であっても、利用者は正しい手順に従って後処理装置を操作することが可能になる。
(4)上記(1)〜(3)において、試しプリント手順情報を出力した後に、出力された当該試しプリント手順情報に対する操作完了確認を示す完了情報を受領するまで待機する。
すなわち、画像形成システムの構成やジョブの内容によって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合であっても、利用者が正しい手順について確実に完了を確認した状態になるまで画像形成装置は次の処理に進まない。
このため、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
(5)上記(4)において、実行予定のジョブに対応して、試しプリント手順情報の出力に対する操作完了確認が必要であるか否かを判断し、操作完了確認が必要でないと判断される場合には、試しプリント手順情報を出力した後に完了情報の受領を待たずに次の処理を進めるよう制御する。
すなわち、画像形成システムの構成やジョブの内容によって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合に、利用者が正しい手順について確実に完了を確認した状態になるまで必要に応じて待機する。
このため、必要な手順を利用者が全て把握していない場合には利用者の操作完了確認を待ち、必要な手順を利用者が把握している場合には利用者の操作完了確認を待たず処理を進めることになるため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
(6)上記(1)〜(5)において、後処理用試しプリントの実行要否を問い合わせで、実行不要の指示が入力された場合は、該指示に対応する後処理用試しプリントを実行しないように制御するため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを、無駄なく適切に実行可能になる。
(7)上記(1〜(6)において、実行したジョブの内容を過去ジョブ履歴として記憶し、実行予定のジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合には、実行予定のジョブであって過去ジョブ履歴と一致する後処理用試しプリントを実行せずに、次の処理に進めるように制御する。
このため、利用者が試しプリントの適切な設定を知っている場合には無駄な試しプリントを実行しないため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって本当に必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
(8)上記(7)において、実行予定のジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容のジョブと実行予定のジョブとの内容が一致しない場合には、該実行予定のジョブについて後処理用試しプリントを実行せずに、該実行予定のジョブにおける通常プリントでの後処理の実行のために後処理装置において必要とされる手順の確認を行い、該確認の後に次の処理を進める。
このため、利用者が試しプリントの適切な設定を知っている場合であっても後処理装置への操作が必要な場合には、利用者に対する手順の確認を行うようにすることで、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
(9)上記(7)において、制御部は、実行予定のジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容のジョブと実行予定のジョブとの内容が一致する場合には、該実行予定のジョブについて後処理用試しプリントを実行せずに次の処理に進めるように制御する、ことを特徴とする。
このため、利用者が試しプリントの適切な設定を知っている場合であって後処理装置への操作も不要な場合には無駄な試しプリントを実行しないため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって本当に必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
(10)上記(1)〜(9)において、実行予定のジョブにおいて後処理装置にて実行される後処理モードを識別し、識別された後処理モードを参照して試しプリント手順情報を読み出すようにしている。このため、後処理モードによって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合であっても、利用者は後処理モードに合致した正しい手順に従って後処理装置を操作することが可能になる。すなわち、通常プリントに先だって試しプリントを実行する際に、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、後処理モードによって必要となる試しプリントを適切に実行することが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の画像形成システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリントの動作時の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリントの動作時の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作時の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作時の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作時の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作時の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリントの動作時の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のプリントの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔構成〕
図1のブロック図及び図2の構成図を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置と後処理装置とを備える画像形成システムの構成について説明する。
この画像形成システムは、画像形成装置100と、画像形成装置100の後段にて用紙排出機能と用紙スタック機能とを備える後処理装置300と、用紙処理機能を備える後処理装置400と、を有して構成されている。なお、この画像形成システムにおける各装置の接続は一例であって、この接続状態に限定されるものではない。
なお、画像形成装置100と後処理装置300とは、同一メーカーで純正品として接続に配慮された装置である場合を具体例とする。
一方、後処理装置400は、画像形成装置100や画像形成装置300と同一メーカーで純正品として接続に配慮された装置でも良いし、あるいは、画像形成装置100や画像形成装置300とは異なるメーカーあるいは異なるシリーズの、汎用の後処理装置でも良い。
画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に後処理装置としてシステム全体を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、利用者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部104と、収容されている用紙を給紙する給紙部105と、給紙されプリントされる用紙を所定速度で搬送する搬送部107と、原稿をスキャンして画像データを生成する原稿読込部120と、プリントする際のイメージデータや各種データを記憶する画像データ記憶部130と、プリントに必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、プリント命令と画像処理後のイメージデータとに基づいて画像形成(作像,転写,定着などの一連の動作を意味しており、総称してプリントと呼ぶ)を実行する画像形成部150と、を備えて構成されている。
なお、画像形成装置100でプリントされた用紙は、後段の後処理装置300に向けて搬出される。また、画像形成装置100に対しては、通信部102を介して、後処理装置300の他に、コンピュータやプリンタコントローラ等の外部機器が接続されうる。
後処理装置300は、画像形成装置100の後段に接続されており、後処理装置300内の各部を制御する制御部301と、前段や後段の装置と通信するための通信部302と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部304と、用紙を搬送する搬送経路を選択する搬送経路選択部305と、用紙を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部306と、用紙を所定速度で排出部又は後段の装置へ向けて搬送する搬送部310と、排出すべき用紙をスタッカ等に積載する用紙積載部320と、排出すべき用紙をサブトレイ390sに排出するサブトレイ排出部390Sと、を備えて構成される。
なお、後処理装置300内を搬送される用紙は、用紙積載部320に積載排出されるか、サブトレイ390sに排出されるか、あるいは、後段の後処理装置400に向けて搬出される。
また、通信部302は、前段の画像形成装置100とシリアル通信により通信する通信機能の他、後段の後処理装置400とシリアル通信又はパラレル通信により通信する通信機能とを備えて構成されている。なお、後処理装置400が画像形成装置100と同じシリーズの純正品であれば、通信部302は後処理装置400とシリアル通信により通信する。また、後処理装置400が画像形成装置100と同じシリーズではない汎用品であれば、通信部302は後処理装置400とパラレル通信により通信する。
後処理装置400は、後処理装置300の後段に接続されており、後処理装置400内の各部を制御する制御部401と、後処理装置300等と通信するための通信部402と、利用者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部401に通知すると共に後処理装置400の状態表示とを行う操作表示部403と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部404と、用紙を搬送する搬送経路を選択する搬送経路選択部405と、用紙処理された冊子を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部406と、用紙を所定速度で搬送する搬送部410と、排出すべき用紙をスタッカ等に積載する用紙積載部420と、用紙を中折り又は3つ折りに折る折り部440と、折られた複数枚の用紙を整合する整合部450と、折られて整合された用紙束を中綴じ製本のために綴じる中綴じ部460と、整合された用紙束を糊付け製本のために糊付けする糊付け部470と、用紙束が中綴じされた冊子の小口部分を断裁する断裁部480と、メイントレイ490mを排出先として後処理された冊子を排出する冊子排出部490と、を備えて構成される。
なお、図2の構成図において、折り部440と、整合部450と、中綴じ部460と、糊付け部470と、断裁部480とは、まとめた状態で示している。
なお、通信部402は、後処理装置400が画像形成装置100等と同一シリーズの純正品である場合には、前段の後処理装置300とシリアル通信により通信する。また、通信部402は、後処理装置400が汎用品である場合には、前段の後処理装置300とパラレル通信により通信する。
また、図1〜図2に示される画像形成システムの変形例として、図3のように、画像形成装置100と画像形成装置100’とが反転装置200を介して接続され、後処理装置300と後処理装置400とが接続されたタンデム方式の画像形成システムであっても良い。
また、以上の画像形成装置100や後処理装置300,400の接続は一例であって、これらに限定されるものではない。すなわち、3台以上の後処理装置が接続される構成であっても良い。
〔定義〕
なお、本実施形態におけるプリントについては、以下のように定義する。
・ジョブに対応して出力成果物を得るためのプリントを、後述する試しプリントと区別するため「通常プリント」と呼ぶ。
・通常プリントとは別に、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための実行するプリントを「試しプリント」と呼ぶ。
・後処理装置400に入力する用紙サイズや厚などのパラメータを測定するために、後処理無しでプリントを実行して、後処理用でない排出部に出力する際のプリントを「測定用試しプリント」と呼ぶ(図4の「測定用試しプリント」の欄を参照)。なお、測定用試しプリントについては、後処理装置400の違いにより、用紙1枚を出力する場合と、用紙束(第1頁から最終頁までそろった状態の用紙の集合体)1部として出力する場合とがある。この測定用試しプリントは、通常は必要に応じて1回実行される。但し、同一内容のジョブを実行済みであって、パラメータが既知であれば実行不要である。
・冊子において後処理を含めた仕上がり確認のために、通常プリントとは別にプリントと後処理とを実行して、完成形の冊子を後処理用の排出部に出力する際のプリントを「仕上がり確認用試しプリント」と呼ぶ(図4の「仕上がり確認用試しプリント」の欄を参照)。この仕上がり確認用試しプリントは、仕上がりが所望の状態になるまで、1回又は複数回実行される。
・画像形成装置100と後処理装置400とが同一シリーズの装置であれば、画像形成装置100から後処理装置400に対してジョブや後処理に関して必要なパラメータが通信により伝達されるため、測定用試しプリントは不要、仕上がり確認用試しプリントが必要となる(図5の「接続パターン:専用」の欄を参照)。
・後処理装置400が画像形成装置100と異なるシリーズの汎用装置であれば、画像形成装置100から後処理装置400に対してジョブ登録や後処理に必要なパラメータが通信により伝達されないため、測定用試しプリントは必要、仕上がり確認用試しプリントが必要となる(図5の「接続パターン:汎用(1)」の欄を参照)。
・後処理装置400が画像形成装置100と異なるシリーズの汎用装置であって所定サイズの用紙のみ後処理可能であれば、画像形成装置100から後処理装置400に対してジョブ登録や後処理に必要なパラメータが通信により伝達されないが、後処理に必要なパラメータは予めきまっているため、測定用試しプリントは不要、仕上がり確認用試しプリントが必要となる(図5の「接続パターン:汎用(2)」の欄を参照)。
・「試しプリント手順情報」とは、あるジョブについて、試しプリントとして測定用試しプリントや仕上がり確認用試しプリントを実行する際に、利用者に必要になる試しプリント手順についての手順情報(測定用試しプリントを実行する際に利用者に必要になる試しプリント手順の手順情報や、仕上がり確認用試しプリントを実行する際に利用者に必要になる試しプリント手順の手順情報)の総称である。すなわち、あるジョブについての試しプリント手順情報には、1つ又は複数の手順情報が含まれている。
〔動作〕
以下、本実施形態の画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラムについて、フローチャートを参照して説明する。なお、画像形成システム内部の制御部あるいは外部PC等により画像形成装置や画像形成システムを所望の状態に機能させるものが画像形成制御プログラムである。
〔実施形態の全体動作〕
本実施形態の画像形成システムにおける基本的な全体動作であるメインルーチンを図6に示すフローチャートで説明する。
なお、以下の説明で、制御部101の指示を受けた制御部301が後処理装置300内各部を制御する場合や、制御部101の指示を受けた制御部401が後処理装置400内各部を制御する場合も、制御部101の制御として説明する。また、コンピュータ等の外部機器から画像形成装置100に指示を与えることも可能であるが、ここでは操作表示部103を用いて利用者が指示を与える場合を具体例として説明する。
まず、画像形成装置100においてプリントすべきジョブが、利用者により、操作表示部103における通常表示画面103Aのジョブリスト画面(図7中の103A1)において指定され、プリントキューに登録される(図6中のステップS1)。ここでは、図7の表示画面103A中のジョブリスト画面103A1において、ジョブ名称「20140001」のジョブが選択されてプリントキューに登録された様子を示している。
ここで、制御部101は、記憶部104等に有するデータベースと、画像形成システムとして接続されている後処理装置400の機種情報とを参照して、図5の専用/汎用(1)/汎用(2)のいずれであるかを識別する。後処理装置400が図5の「汎用(1)」に該当すれば、制御部101は測定用試しプリントが必要であると判断する(図6中のステップS2でYES)。
このため、制御部101は、測定用試しプリントとして、用紙1枚あるいは用紙束1部のプリントを実行し、後処理用でない排出部であるサブトレイ390sに排出する(図6中のステップS3)。また、この測定用試しプリントの実行に際して、制御部101は、記憶部104に予め格納されている試しプリント手順情報を読み出して出力する。なお、該試しプリント手順情報の出力としては、操作表示部103での表示、外部PCへの情報の伝達、リモートパネルへの情報の伝達、などが該当する。
この試しプリント手順情報の内容としては、後処理装置400において後処理の実行に必要とされるデータの種類(用紙サイズ、又は、用紙サイズと用紙束厚)を示すデータ種類情報と、該データを測定して後処理装置400で操作(入力)する必要があることを示す必要操作情報とが、少なくとも含まれる。
ここで、利用者は、試しプリント手順情報に従って、測定用試しプリントで出力された用紙を測定し(図6中のステップS4)、測定結果を後処理装置400の操作表示部403から入力する(図6中のステップS5)。
以上のようにして測定用試しプリントの出力と測定と入力とが完了した場合、あるいは、後処理装置400が図5の「専用」又は「汎用(2)」に該当して測定用試しプリントが必要でない場合(図6中のステップS2でNO)、制御部101は、仕上がり確認用試しプリントとして、プリントと後処理とを実行して、完成形の冊子を後処理用の排出部であるメイントレイ490mに排出する(図6中のステップS6)。
また、この仕上がり確認用試しプリントの実行に際して、制御部101は、記憶部104に予め格納されている試しプリント手順情報を読み出して出力する。なお、該試しプリント手順情報の出力としては、操作表示部103での表示、外部PCへの情報の伝達、リモートパネルへの情報の伝達、などが該当する。そして、この試しプリント手順情報の内容としては、出力される冊子の仕上がり具合を利用者が確認すること、仕上がりが所望の状態であるか否かを操作表示部103に入力すること、が少なくとも含まれる。また、この仕上がり確認用試しプリントは、仕上がりが所望の状態になるまで、1回又は複数回実行される(図6中のステップS7でNO、ステップS6)。
ここで、冊子の仕上がり状態が所望の状態であると利用者により確認されると(図6中のステップS7でYES)、制御部101は、試しプリントの処理を終了して、ジョブについて指定されている通常プリントを実行し、指定されている部数の冊子を出力するようプリントと後処理とを実行するよう各部を制御する(図7中のステップS8)。
〔実施形態の詳細動作(1)〕
本実施形態の画像形成システムにおける詳細動作の第一例を図8に示すフローチャートで説明する。この詳細動作の説明では、試しプリント手順情報の通知についても詳しく説明する。
まず、画像形成装置100においてプリントすべきジョブについての実行指示が利用者からなされる。この実行指示されたジョブがプリントキューに登録される(図8中のステップS101)。なお、制御部101は、画像形成システムとして接続されている後処理装置400の機種情報や登録されたジョブのジョブデータを参照し、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための後処理用試しプリントの際に必要とされる利用者手順の情報である試しプリント手順情報を生成する。そして、制御部101は、試しプリント手順情報をジョブデータと関連づけて、画像データ記憶部130等に格納しておく。
ここで、制御部101は、登録されたジョブについての試しプリント手順情報を読み出す(図8中のステップS103)。
この試しプリント手順情報には、対象となるジョブについての、試しプリントとして測定用試しプリントや仕上がり確認用試しプリントを実行する際に利用者に必要になる試しプリント手順の手順情報が含まれている。なお、図6で説明したように、画像形成装置100と後処理装置400とが同一シリーズの装置であれば、不要である測定用試しプリントの手順情報は含まれず、必要である仕上がり確認用試しプリントの手順情報が含まれる。また、後処理装置400が画像形成装置100と異なるシリーズの汎用装置であれば、必要である測定用試しプリントの手順情報と、必要である仕上がり確認用試しプリントの手順情報と、が含まれる。そして、後処理装置400が画像形成装置100と異なるシリーズの汎用装置であって所定サイズの用紙のみ後処理可能であれば、不要である測定用試しプリントの手順情報は含まれず、必要である仕上がり確認用試しプリントの手順情報が含まれる。
制御部101は、試しプリント手順情報に含まれる手順情報の番号Nの初期値を1と設定し(図8中のステップS104)、N番目の手順情報が存在するか否かを判断する(図8中のステップS105)。
N番目の手順情報が存在しており(図8中のステップS105でYES)、例えばN番目の手順情報が測定用試しプリントについての手順情報であれば、制御部101は、操作表示部103の表示画面103Aにおいて、測定用試しプリント通知画面103A3a(図9参照)を表示して、利用者に対して測定用試しプリントを実行する旨を通知する(図8中のステップS107)。
なお、この通知は、操作表示部103だけでなく、外部PC等への測定用試しプリント通知画面103A3aの表示用データの出力であっても良い。なお、この測定用試しプリント通知画面103A3aでは、手順情報として、測定用試しプリントにおいて利用者がどのような手順で操作をする必要があるかを示す必要操作情報が含まれている。
図9の例では、測定用試しプリントを実行する場合に[実行ボタン]を操作する必要があること、測定用試しプリントを実行しない場合に[実行不要ボタン]を操作する必要があること、及び、測定用試しプリントによって出力される用紙を利用者が測定する必要があること、が通知されている。
ここで、測定用試しプリント通知画面103A3aでの通知(図9)に従って、利用者が測定用試しプリントを実行する旨の[実行ボタン](図9中の103A3a1)を操作した場合、制御部101は測定用試しプリントを実行する操作を受け付ける(図8中のステップS108)。なお、測定用試しプリント通知画面103A3aでの通知(図9)に従って、利用者が測定用試しプリントを実行しない旨の[実行不要ボタン](図9中の103A3a2)を操作した場合、フローチャートには記載が無いが、Nをインクリメントして次の手順情報の確認に移行する(図8中のステップS112,S105)。
測定用試しプリントを実行する操作を受け付けた制御部101は、測定用試しプリントとして、用紙1枚あるいは用紙束1部のプリントを実行し、後処理用でない排出部であるサブトレイ390sに排出する(図8中のステップS109)。
この測定用試しプリントの実行に伴い、制御部101は、操作表示部103の表示画面103Aにおいて、測定用試しプリント完了通知画面103A3a’(図10参照)を表示して、利用者に対して測定用試しプリントを実行した旨を通知する。ここで、図10の画面では、測定用試しプリントにおいて、どのようなデータが後処理装置400で必要とされるかのデータ種類情報が含まれている。
図10の例では、測定用試しプリントを実行した場合に、測定用試しプリントによって出力された用紙のサイズや厚みを利用者が測定する必要があること、測定された用紙サイズや厚みを後処理装置400に入力する必要があること、測定と入力とが完了したら[完了ボタン]を操作する必要があること、が通知されている。
ここで、測定用試しプリント完了通知画面103A3a’での通知(図10)に従って、利用者が測定用試しプリントの用紙を測定して測定結果を後処理装置400に入力し、[完了ボタン](図10中の103A3a3)を操作して(図8中のステップS110)、測定用試しプリントの処理を完了する。
以上の測定完了の操作を受け付けた制御部101は(図8中のステップS111でYES)、試しプリント手順情報に含まれる手順情報の番号Nをインクリメントして(図8中のステップS112)、更に新たなN番目の手順情報が存在するか否かを判断する(図8中のステップS105)。
N番目の手順情報が存在しており(図8中のステップS105でYES)、例えばN番目の手順情報が仕上がり確認用試しプリントについての手順情報であれば、制御部101は、操作表示部103の表示画面103Aにおいて、仕上がり確認用試しプリント通知画面103A3b(図11参照)を表示して、利用者に対して仕上がり確認用試しプリントを実行する旨を通知する(図8中のステップS107)。
なお、この通知は、操作表示部103だけでなく、外部PC等への仕上がり確認用試しプリント通知画面103A3bの表示用データの出力であっても良い。なお、この仕上がり確認用試しプリント通知画面103A3bでは、手順情報として、仕上がり確認用試しプリントにおいて利用者がどのような手順で操作をする必要があるかを示す必要操作情報が含まれている。
図11の例では、仕上がり確認用試しプリントを実行する場合に[実行ボタン]を操作する必要があること、仕上がり確認用試しプリントを実行しない場合に[実行不要ボタン]を操作する必要があること、が通知されている。
ここで、仕上がり確認用試しプリント通知画面103A3bでの通知(図11)に従って、利用者が仕上がり確認用試しプリントを実行する旨の[実行ボタン](図11中の103A3b1)を操作した場合、制御部101は仕上がり確認用試しプリントを実行する操作を受け付ける(図8中のステップS108)。なお、仕上がり確認用試しプリント通知画面103A3bでの通知(図11)に従って、利用者が仕上がり確認用試しプリントを実行しない旨の[実行不要ボタン](図11中の103A3b2)を操作した場合、フローチャートには記載が無いが、Nをインクリメントして次の手順情報の確認に移行する(図8中のステップS112,S105)。
仕上がり確認用試しプリントを実行する操作を受け付けた制御部101は、仕上がり確認用試しプリントとして、プリントと後処理を実行して完成形の冊子1部を作成し、後処理用の排出部であるメイントレイ490mに排出する(図8中のステップS109)。
この仕上がり確認用試しプリントの実行に伴い、制御部101は、操作表示部103の表示画面103Aにおいて、仕上がり確認用試しプリント完了通知画面103A3b’(図12参照)を表示して、利用者に対して仕上がり確認用試しプリントを実行した旨を通知する。ここで、図12の画面では、仕上がり確認用試しプリントにおいて、利用者がどのように確認して確認結果を入力する必要があるかを示す必要操作情報が含まれている。
図12の例では、仕上がり確認用試しプリントを実行した場合に、仕上がり確認用試しプリントによって出力された冊子の仕上がり具合を利用者が確認する必要があること、確認が完了したら[完了ボタン]又は[再実行ボタン]を操作する必要があること、が通知されている。
ここで、仕上がり確認用試しプリント完了通知画面103A3b’での通知(図12)に従って、利用者が仕上がり確認用試しプリントの冊子を確認して、仕上がりに問題が有れば[再実行ボタン](図12中の103A3b4)を操作すると(図8中のステップS110,S111でNO)、制御部101は仕上がり確認用試しプリントを再実行する操作として受け付ける(図8中のステップS108)。この場合には、仕上がり確認用試しプリントに関して、上述したステップS108,S109,S110の処理を繰り返す。
一方、仕上がり確認用試しプリント完了通知画面103A3b’での通知(図12)に従って、利用者が仕上がり確認用試しプリントの冊子を確認して、仕上がりに問題が無ければ[完了ボタン](図12中の103A3b3)を操作すると(図8中のステップS110,S111でYES)、制御部101は仕上がり確認用試しプリントの処理を完了する。
以上の測定完了の操作を受け付けた制御部101は(図8中のステップS111でYES)、試しプリント手順情報に含まれる手順情報の番号Nをインクリメントして(図8中のステップS112)、更に新たなN番目の手順情報が存在するか否かを判断する(図8中のステップS105)。
ここで、制御部101は、N番目の手順情報が存在していなければ(図8中のステップS105でNO)、試しプリントの処理を完了し、登録されたジョブを出力するため、通常プリントを実行する(図8中のステップS123)。すなわち、制御部101は、登録されたジョブに対応したプリントと後処理とを実行して、出力成果物を得るように各部を制御する。
なお、制御部101は、通常プリントの開始にあたっては、操作表示部103の表示画面103Aにおいて、通常プリント通知画面103A3c(図13参照)を表示して、利用者に対して通常プリント実行のために[開始ボタン](図13中の103A3c1)の操作を求める旨を通知する。なお、この通知は、操作表示部103だけでなく、外部PC等への通常プリント通知画面103A3cの表示用データの出力であっても良い。
以上のようにして処理を進めることで、画像形成システムの構成やジョブの内容によって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合であっても、利用者は正しい手順に従って後処理装置を操作することが可能になる。すなわち、通常プリントに先だって試しプリントを実行する際に、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行することが可能になる。
〔実施形態の詳細動作(2)〕
本実施形態の画像形成システムにおける詳細動作の第二例を図14に示すフローチャートで説明する。なお、この図14では、対応する図8の処理と同一処理については同一ステップ番号を付すことで重複した説明を省略し、相違点を中心に説明する。
測定用試しプリントを実行した後に、制御部101は、後処理装置400での入力操作漏れを防止するため、操作表示部103の表示画面103Aにおいて、測定用試しプリント測定結果入力操作確認通知画面103A3a”(図15参照)を表示して、利用者に対して後処理装置400での入力操作の確認を通知する(図14中のステップS113)。
ここで、測定用試しプリント測定結果入力操作確認通知画面103A3a”での通知(図15)に従って、利用者が[完了ボタン](図15中の103A3a3)を操作(図14中のステップS114)するまで、制御部101は、測定用試しプリントの処理完了を待機する。
なお、ここでは測定用試しプリントについて説明したが、仕上がり確認用試しプリントの場合でも、同様にして、仕上がり確認漏れを防止するようにしても良い。
すなわち、画像形成システムの構成やジョブの内容によって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合であっても、利用者が正しい手順について確実に完了を確認した状態になるまで画像形成装置は次の処理に進まない。このため、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
〔実施形態の詳細動作(3)〕
本実施形態の画像形成システムにおける詳細動作の第三例を図16に示すフローチャートで説明する。なお、この図16では、対応する図8や図14の処理と同一処理については同一ステップ番号を付すことで重複した説明を省略し、相違点を中心に説明する。
制御部101は、登録(図16中のステップS101)されたジョブの内容と画像形成システムの構成とから、必要となる試しプリントにおける処理モードを識別する(図16中のステップS102)。ここで、処理モードとは、測定用試しプリントと仕上がり確認用試しプリント、仕上がり確認用試しプリントのみ、などである。
そして、制御部101は、上述した詳細動作(2)で説明した入力操作確認通知(図14中のステップS113)と入力操作確認受け付け(図14中のステップS114)とについて、処理モードに応じて必要であると判断される場合のみ(図16中のステップS119でYES)行うようにして、処理モードに応じて必要でない判断される場合(図16中のステップS119でNO)には省略するよう背御する。
すなわち、101制御部は、実行予定のジョブに対応して、試しプリント手順情報の出力に対する操作完了確認が必要であるか否かを判断し、操作完了確認が必要でないと判断される場合には、試しプリント手順情報を出力した後に前記完了情報の受領を待たずに次の処理を進めるよう制御するため、無駄なく、利用者は正しい手順に従って後処理装置を操作することが可能になる。
〔実施形態の詳細動作(4)〕
本実施形態の画像形成システムにおける詳細動作の第四例を図17に示すフローチャートで説明する。なお、この図17では、対応する図8の処理と同一処理については同一ステップ番号を付すことで重複した説明を省略し、相違点を中心に説明する。
以上の各詳細動作では、試しプリント通知画面103A3aにおいて試しプリントの処理を実行するか否かを利用者が選択できるように構成されていた。これに対し、試しプリント通知画面103A3aより以前の表示画面(図示せず)において、次の試しプリントの処理を不要と入力することで(図17中のステップS106aでYES)、試しプリントの処理(通知、実行、確認)を省略することが可能である。
この場合には、制御部101は、試しプリントの手順情報の通知の以前に、後処理用試しプリントの実行要否を問い合わせだけの表示画面を操作表示部103や外部PCに通知することが望ましい。ここで、後処理用試しプリントの実行要否を問い合わせで、実行不要の指示が入力された場合は、該指示に対応する後処理用試しプリントを実行しないように制御するため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを無駄なく適切に実行可能になる。
〔実施形態の詳細動作(5)〕
本実施形態の画像形成システムにおける詳細動作の第五例を図18に示すフローチャートで説明する。なお、この図18では、対応する図8の処理と同一処理については同一ステップ番号を付すことで重複した説明を省略し、相違点を中心に説明する。
この詳細動作の第五例では、試しプリントの処理が完了して(図18中のステップS105でNO)通常プリントを実行する(図18中のステップS123)前に、ジョブ内容として、どのような試しプリントの処理を実行したかを履歴として画像データ記憶部130等に登録しておく(図18中のステップS122)。
ここで、制御部101は、N番目の手順情報を通知する前に、試しプリントの履歴を参照し、同一内容のジョブが履歴に存在していなければ(図18中のステップS106bでNO)、利用者は最適な設定を知っていないと考えられるため、試しプリントの処理を通常通り実行するよう制御する(図18中のステップS107〜S111)。
また、制御部101は、N番目の手順情報を通知する前に、試しプリントの履歴を参照し、同一内容のジョブが履歴に存在していれば(図18中のステップS106bでYES)、利用者が最適な設定を知っていると考えられるため、試しプリントの処理を省略するよう制御する(図18中のステップS112)。
なお、この場合に、制御部101は、「試しプリントの処理を省略します。良いですか」といった問い合わせ画面を生成して、操作表示部103や外部PCに表示するようにしても良い。
すなわち、実行したジョブの内容を過去ジョブ履歴として記憶し、実行予定のジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合には、実行予定のジョブであって過去ジョブ履歴と一致する後処理用試しプリントを実行せずに、次の処理に進めるように制御する。このため、利用者が試しプリントの適切な設定を知っている場合には無駄な試しプリントを実行しないため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって本当に必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
〔実施形態の詳細動作(6)〕
本実施形態の画像形成システムにおける詳細動作の第六例を図19に示すフローチャートで説明する。なお、この図19では、対応する図8や図18の処理と同一処理については同一ステップ番号を付すことで重複した説明を省略し、相違点を中心に説明する。
この詳細動作の第六例では、試しプリントの処理が完了して(図19中のステップS105でNO)通常プリントを実行する(図19中のステップS123)前に、ジョブ内容として、どのような試しプリントの処理を実行したかを履歴として画像データ記憶部130等に登録しておく(図19中のステップS122)。
ここで、制御部101は、N番目の手順情報を通知する前に、試しプリントの履歴を参照し、同一内容のジョブが履歴に存在していなければ(図19中のステップS106bでNO)、利用者は最適な設定を知っていないと考えられるため、試しプリントの処理を通常通り実行するよう制御する(図19中のステップS107〜S111)。
また、制御部101は、N番目の手順情報を通知する前に、試しプリントの履歴を参照し、同一内容のジョブが履歴に存在しており(図18中のステップS106bでYES)、履歴中の最新の同一モードジョブと履歴が一致していれば(図18中のステップS106cでYES)、利用者が最適な設定を知っていて、後処理装置400の設定変更も不要であると考えられる。このため、制御部101は、試しプリントの処理を省略するよう制御する(図18中のステップS112)。なお、この場合に、制御部101は、「試しプリントの処理を省略します。良いですか」といった問い合わせ画面を生成して、操作表示部103や外部PCに表示するようにしても良い。
一方、制御部101は、N番目の手順情報を通知する前に、試しプリントの履歴を参照し、同一内容のジョブが履歴に存在しており(図18中のステップS106bでYES)、履歴中の最新の同一モードジョブと履歴が一致していなければ(図18中のステップS106cでNO)、利用者が最適な設定を知っているが、後処理装置400の設定変更は必要であると考えられる。このため、制御部101は、測定用試しプリント測定結果入力操作確認通知画面103A3a”(図15等)での通知(図19中のステップS120)に従って、利用者が[完了ボタン](図15中の103A3a3)を操作するまで、制御部101は、測定用試しプリントの処理完了を待機する(図19中のステップS121)。
このため、利用者が試しプリントの適切な設定を知っている場合であっても後処理装置400への操作が必要な場合には、利用者に対する手順の確認を行うようにすることで、画像形成システムの構成やジョブの内容によって必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
また、利用者が試しプリントの適切な設定を知っている場合であって後処理装置への操作も不要な場合には無駄な試しプリントを実行しないため、画像形成システムの構成やジョブの内容によって本当に必要となる試しプリントを適切に実行可能になる。
〔実施形態の詳細動作(7)〕
本実施形態の画像形成システムにおける詳細動作の第七例を図20に示すフローチャートで説明する。なお、この図20では、対応する図8の処理と同一処理については同一ステップ番号を付すことで重複した説明を省略し、相違点を中心に説明する。
制御部101は、登録(図20中のステップS101)されたジョブの内容と画像形成システムの構成とから、必要となる試しプリントにおける処理モードを識別する(図20中のステップS102)。ここで、処理モードとは、後処理装置400に応じて定まるもので、測定用試しプリントと仕上がり確認用試しプリント、仕上がり確認用試しプリントのみ、などである。
そして、制御部101は、登録されたジョブについて、識別された処理モードに応じた試しプリント手順情報を読み出す(図8中のステップS103’)。
すなわち、実行予定のジョブにおいて後処理装置400にて実行される後処理モードを識別し、識別された後処理モードを参照して試しプリント手順情報を読み出すようにしている。このため、後処理モードによって、必要となる試しプリントの組み合わせが異なったものになり利用者の手順が異なる場合であっても、利用者は後処理モードに合致した正しい手順に従って後処理装置400を操作することが可能になる。すなわち、通常プリントに先だって試しプリントを実行する際に、必要な手順を利用者が全て把握していない場合であっても、後処理モードによって必要となる試しプリントを適切に実行することが可能になる。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
105 給紙部
107 搬送部
120 原稿読込部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
300 後処理装置
400 後処理装置

Claims (21)

  1. プリントされた用紙に後処理を施す後処理装置が接続可能であり、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための後処理用試しプリントを通常プリントに先立ち実行する機能を有する画像形成装置であって、
    前記用紙に画像をプリントする画像形成部と、
    前記後処理用試しプリントの際に必要とされる利用者手順の情報である試しプリント手順情報を記憶する記憶部と、
    前記画像形成部における前記後処理用試しプリントの実行と前記通常プリントの実行とを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、実行予定のジョブに対応する前記試しプリント手順情報を前記記憶部から読み出し、該試しプリント手順情報を出力する機能を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記試しプリント手順情報は、前記後処理装置において後処理の実行に必要とされるデータの種類のデータ種類情報と、該データを前記後処理装置で操作する必要があることを示す必要操作情報とを、少なくとも含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記試しプリント手順情報の出力は、該画像形成装置において前記試しプリント手順情報を通知する通知用データの生成と出力、又は、該画像形成装置以外の外部の機器において前記試しプリント手順情報を通知する通知用データの生成と出力、の少なくとも一方である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記試しプリント手順情報を出力した後に、出力された当該試しプリント手順情報に対する操作完了確認を示す完了情報を受領するまで待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、実行予定のジョブに対応して、前記試しプリント手順情報の出力に対する前記操作完了確認が必要であるか否かを判断し、前記操作完了確認が必要でないと判断される場合には、前記試しプリント手順情報を出力した後に前記完了情報の受領を待たずに次の処理を進めるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記後処理用試しプリントの実行要否を問い合わせる機能を有し、前記問い合わせに対して実行不要の指示が入力された場合は、該指示に対応する前記後処理用試しプリントを実行しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、実行した前記ジョブの内容を過去ジョブ履歴として前記記憶部に記憶する機能を有し、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合には、実行予定のジョブであって前記過去ジョブ履歴と一致する前記後処理用試しプリントを実行せずに、次の処理に進めるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. ‖以上の請求項8(提案書請求項6=提案書図11の赤文字部分)です
    前記制御部は、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、前記記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容の前記ジョブと実行予定の前記ジョブとの内容が一致しない場合には、
    該実行予定のジョブについて前記後処理用試しプリントを実行せずに、該実行予定のジョブにおける前記通常プリントでの後処理の実行のために前記後処理装置において必要とされる手順の確認を行い、該確認の後に次の処理を進める、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、前記記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容の前記ジョブと実行予定の前記ジョブとの内容が一致する場合には、該実行予定のジョブについて前記後処理用試しプリントを実行せずに次の処理に進めるように制御する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、実行予定のジョブにおいて前記後処理装置にて実行される後処理モードを識別し、
    識別された前記後処理モードを参照して前記記憶部から試しプリント手順情報を読み出す、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の画像形成装置と、
    前記画像形成装置に接続可能されて前記画像形成装置にてプリントされた用紙に後処理を施す後処理装置と、
    を備えて構成され、
    前記後処理装置は、前記後処理用試しプリント手順情報に基づいた操作を受け付ける機能を有する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  12. プリントされた用紙に後処理を施す後処理装置が接続可能な画像形成装置のコンピュータを機能させる画像形成制御プログラムであって、
    前記用紙に画像をプリントする画像形成部、
    前記後処理用試しプリントの際に必要とされる利用者手順の情報である試しプリント手順情報を記憶する記憶部、
    前記画像形成部における前記後処理用試しプリントの実行と前記通常プリントの実行とを制御する機能と、後処理の仕上がり確認又は後処理直前の用紙測定のための後処理用試しプリントを通常プリントに先立ち実行する際に、実行予定のジョブに対応する前記試しプリント手順情報を前記記憶部から読み出し、該試しプリント手順情報を出力する機能とを有する制御部、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像形成制御プログラム。
  13. 前記試しプリント手順情報は、前記後処理装置において後処理の実行に必要とされるデータの種類のデータ種類情報と、該データを前記後処理装置で操作する必要があることを示す必要操作情報とを、少なくとも含む、
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成制御プログラム。
  14. 前記試しプリント手順情報の出力は、該画像形成装置において前記試しプリント手順情報を通知する通知用データの生成と出力、又は、該画像形成装置以外の外部の機器において前記試しプリント手順情報を通知する通知用データの生成と出力、の少なくとも一方である、
    ことを特徴とする請求項12又は請求項13のいずれか一項に記載の画像形成制御プログラム。
  15. 前記制御部は、前記試しプリント手順情報を出力した後に、出力された当該試しプリント手順情報に対する操作完了確認を示す完了情報を受領するまで待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像形成制御プログラム。
  16. 前記制御部は、実行予定のジョブに対応して、前記試しプリント手順情報の出力に対する前記操作完了確認が必要であるか否かを判断し、前記操作完了確認が必要でないと判断される場合には、前記試しプリント手順情報を出力した後に前記完了情報の受領を待たずに次の処理を進めるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像形成制御プログラム。
  17. 前記制御部は、前記後処理用試しプリントの実行要否を問い合わせる機能を有し、前記問い合わせに対して実行不要の指示が入力された場合は、該指示に対応する前記後処理用試しプリントを実行しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項12乃至請求項16のいずれか一項に記載の画像形成制御プログラム。
  18. 前記制御部は、実行した前記ジョブの内容を過去ジョブ履歴として前記記憶部に記憶する機能を有し、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合には、実行予定のジョブであって前記過去ジョブ履歴と一致する前記後処理用試しプリントを実行せずに、次の処理に進めるように制御する、
    ことを特徴とする請求項12乃至請求項17のいずれか一項に記載の画像形成制御プログラム。
  19. 前記制御部は、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、前記記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容の前記ジョブと実行予定の前記ジョブとの内容が一致しない場合には、
    該実行予定のジョブについて前記後処理用試しプリントを実行せずに、該実行予定のジョブにおける前記通常プリントでの後処理の実行のために前記後処理装置において必要とされる手順の確認を行い、該確認の後に次の処理を進める、
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像形成制御プログラム。
  20. 前記制御部は、実行予定の前記ジョブと内容が一致する過去ジョブ履歴が存在する場合であって、前記記憶部に記憶されている最新の同一後処理内容の前記ジョブと実行予定の前記ジョブとの内容が一致する場合には、該実行予定のジョブについて前記後処理用試しプリントを実行せずに次の処理に進めるように制御する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像形成制御プログラム。
  21. 前記制御部は、実行予定のジョブにおいて前記後処理装置にて実行される後処理モードを識別し、
    識別された前記後処理モードを参照して前記記憶部から試しプリント手順情報を読み出す、
    ことを特徴とする請求項12乃至請求項20のいずれか一項に記載の画像形成制御プログラム。
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