JP2014109957A - 情報処理装置及びその制御方法、画像形成システム及びその制御方法、印刷システム、並びに、コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、画像形成システム及びその制御方法、印刷システム、並びに、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】製本システム全体を考慮した上で、シート整合処理の要否を自動的に判別し、シート整合処理による弊害を効率的に軽減するための技術を提供する。
【解決手段】印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段とを有する画像形成システムのための印刷ジョブ、及び、前記印刷物の後処理装置における後処理のための後処理ジョブを生成する情報処理装置であって、前記印刷物を構成する要素ごとに、前記整合部材による整合が必要か否かを判定する判定手段と、前記判定の結果に基づく整合の要否を示す属性を含む前記要素ごとの印刷ジョブと、前記印刷物に対する後処理ジョブを生成するジョブ生成手段とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置及びその制御方法、画像形成システム及びその制御方法、印刷システム、並びに、コンピュータプログラムに関する。
画像形成装置に接続され、大量のシートを積載するシート積載装置においては、シートを高い精度で整合して排出する性能が要求される傾向が強まっている。
特許文献1では、積載トレイ上に揃え部材を設け、シート排出方向と平行なシート端面に揃え部材を接離させてシート端面の位置を揃え、集積する、シート整合処理が提案されている。このシート整合処理は、シートの積載性を高めるメリットを有する一方で、デメリットもある。例えば、印刷ジョブの出力中は絶えずシート整合処理が実施されるため、出力画像のチェック、あるいは、後処理工程への移動のために出力済みのシートを一部だけ取り出すといったことができない。また、部ごとに所定のオフセット量だけ位置をずらしてシートを出力するシフト排紙処理が同時に実施される場合は、印刷物の出力速度が低下してしまう。
また、シート積載装置は、処理可能な全てのシートに対してシート整合処理を実施するのが一般的である。すなわち、シート整合処理を必要としない印刷ジョブに対しても、シート整合処理が実施されてしまうので、上記のデメリットが発生する。 ここで、シート整合処理を必要としない印刷ジョブの例を示すために、画像形成装置と印刷後のシートに後処理を実施するための後処理装置により構成される製本システムを説明する。製本システムにより作成される成果物は、本身、表紙、ジャケット、帯などの複数のパーツから構成されているものが多い。そして、これらのパーツは、製本する過程において印刷後の後処理がそれぞれ異なるため、各々が所定の後処理機によって処理される。
例えば、帯パーツの場合、印刷後に筋入れ機により、シートへの筋入れ処理、及び、断裁処理がなされる。この筋入れ機による処理は、一般的にシート1枚ずつに対して実行される。すなわち、帯パーツに関しては、上記のデメリットを許容してまでシート整合処理により整列性を高める必要性は低いといえる。
特許文献2では、画像形成装置が備える後処理工程(インラインフィニッシング)の要否を判定する手法を提案している。具体的に、シート枚数などの印刷ジョブの情報から、ステイプル処理の要否を判定し、不要である場合はステイプル処理を実施せずに印刷ジョブを出力する。
特開2006−206331号公報 特開平11−189365号公報
このように、画像形成装置と各種後処理装置により構成される製本システムにおいては、成果物を構成するパーツの種類によってシート整合処理の要否が異なるが、有効な解決策はこれまで提案されてこなかった。特許文献2で提案される手法も、印刷ジョブ単体の情報のみでフィニッシングの要否を判定しており、製本システムの後処理の装置や工程については考慮されていない。また、この手法は、ステイプル処理のみに着目しており、シート整合処理に適用することはできない。
そこで本発明は、製本システム全体を考慮した上で、シート整合処理の要否を自動的に判別し、シート整合処理による弊害を効率的に軽減するための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、
印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段とを有する画像形成システムのための印刷ジョブ、及び、前記印刷物の後処理装置における後処理のための後処理ジョブを生成する情報処理装置であって、
前記印刷物を構成する要素ごとに、前記整合部材による整合が必要か否かを判定する判定手段と、
前記判定の結果に基づく整合の要否を示す属性を含む前記要素ごとの印刷ジョブと、前記印刷物に対する後処理ジョブを生成するジョブ生成手段と、を備える。
本発明によれば、製本システム全体を考慮した上で、シート整合処理の要否を自動的に判別し、シート整合処理による弊害を効率的に軽減するための技術を提供することができる。
実施形態に係る画像形成システムの主要部の断面構造を示す構成図。 実施形態に係る画像形成システム全体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図。 実施形態に係る画像形成システムの操作表示部400を説明する図。 実施形態に係るフィニッシャの構成を説明する図で、(A)は正面図、(B)は、シートの排出方向から見た図。 実施形態に係るフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図。 積載トレイと整合板の位置関係を示す図で、(A)はシートの整合を行う時の整合板の状態を示す図、(B)は整合板を対比させた状態を示す図。 実施形態に係るフィニッシャにおけるシートの搬送を説明する図。 積載トレイをシート排出方向側から見た場合の整合板の位置を説明する図。 実施形態に係る仕上げモードの選択画面を示す図。 実施形態に係る製本システム全体の構成例を示すブロック図。 実施形態に係る情報処理装置の内部構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る製本システムにおける成果物の構成例、及び、製本工程の一例を説明する図。 実施形態に係る製本システムにおけるジョブ構成の一例を示す図。 実施形態に係る製本システムにおける工程情報の一例を示す図。 実施形態に係るジョブチケットの記述例を示す図。 第1の実施形態に係るシート整合処理の要否判定処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るシート整合処理の要否判定用テーブルの一例を示す図。 第2の実施形態に係るシート整合処理の要否判定処理の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態に係るシート整合処理の要否判定処理及びフィニッシャ制御処理の一例を示すフローチャート。 第4の実施形態に係るシシート整合処理設定画面の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(製本システムの全体構成)
図10は、本発明に係る製本成果物を作成する印刷システムの構成の一例を示す図である。本印刷システムは、情報処理装置1001、画像形成システム1、ニアラインフィニッシャ1006〜1008、ニアラインフィニッシャ制御装置1003〜1005、オフラインラミネータ1009で構成され、各装置はネットワーク1020で相互に接続される。ニアラインフィニッシャは、具体的には、ニアラインくるみ製本機1006、ニアライン断裁機1007、ニアライン筋入れ機1008である。情報処理装置1001は、いわゆるプリンタサーバとして機能する装置である。そして情報処理装置1001は、ジョブ受信部1013、ワークフロー管理部1014、ジョブ解析部1015、ジョブ制御部1016、デバイス管理部1017、ジョブ編集部1018、工程情報1019から構成されている。画像形成システム1は、デバイス管理部1017を介して送信されてきた印刷ジョブを解釈し、ラスタライズして印刷する装置である。
クライアント1000は、印刷システムを利用するユーザ或いは作業者が操作するパーソナルコンピュータ等の端末装置であって、発明の実施形態に対応するプリンタドライバがインストールされ、情報処理装置1001を介して、例えば製本印刷処理の指示を行う。ジョブ受信部1013は、クライアント1000からのジョブのデータを受け付ける。
ワークフロー管理部1014は、ユーザがあらかじめ設定した後処理のワークフローに関するデータを管理する。受信したデータは、工程情報1019に格納されて管理される。ジョブ解析部1015は、ジョブ受信部1013を介して受信したジョブを解析して、コンテンツの詳細情報や詳細な印刷設定情報または後処理設定情報を取得し、発明の実施形態に対応するシート整合処理の要否判定を行う。ジョブ制御部1016は、ジョブ解析部1015によって解析され、ジョブ編集部1018で編集されたジョブを、ワークフロー管理部1014で管理されている工程情報1019に基づいて出力する制御を行う。デバイス管理部1017は、画像形成システム1及びニアラインフィニッシャ(1006〜1008)の管理を行う。デバイス管理部1017は、画像形成システム1及びニアラインフィニッシャ(1006〜1008)から能力情報、構成情報及びプリンタ接続情報を取得する機能を有する。また、デバイス管理部1017は、画像形成システム1に対して印刷ジョブを、ニアラインフィニッシャ(1006〜1008)に対して後処理ジョブを送信する機能を持つ。ジョブ編集部1018は、ジョブ解析部1015における解析結果に従い、整合処理を行うか否かを示す属性を各パーツの印刷ジョブに含める。また、情報処理装置1001は工程情報1019を保持する。
なお、クライアント1000と情報処理装置1001とは独立に構成されても良いし、或いは、一体に構成されても良い。
(情報処理装置の内部構成)
図11は、情報処理装置1001の内部構成を示すブロック図の一例である。CPU1101は、ROM1106内部のプログラム領域に記憶されたプログラム、又は、ハードディスク1103からRAM1102にロードされたOS、汎用アプリケーション等のプログラムを実行する。RAM1102は、CPU1101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ハードディスク1103は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、電子原稿ファイル等を記憶する。また、情報処理装置1001に受信される印刷ジョブは、全てハードディスク1103に送られる。ディスプレイコントローラ1104は、不図示のディスプレイによる表示の制御を行う。ネットワークコントローラ1105は、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。キーボードコントローラ1109は、キーボードやポインティングデバイスからのキー入力を制御する。また、CPU1101は、内部バス1100によって、それぞれのブロックと接続されている。
ここで、図10における情報処理装置1001、画像形成システム1、ニアラインフィニッシャ制御装置1003〜1005、そして、ニアラインフィニッシャ1006〜1008による処理の流れをさらに詳細に説明する。ニアラインフィニッシャ制御装置と対応するニアラインフィニッシャとを合わせて後処理装置という。なお、ここでは、ニアラインくるみ製本機1006と、その制御装置1003を例に説明するが、全体処理の流れは、他のフィニッシャ及びそれらと接続するフィニッシャ制御装置に関しても同様である。
情報処理装置1001は本実施形態に対応する印刷ジョブ及び後処理ジョブを含むジョブ生成を行い、画像形成システム1に対して、ジョブチケット(印刷設定情報及びジョブID情報)を送信し、コンテンツデータの印刷指示を行う。また、情報処理装置1001はニアラインフィニッシャ制御装置1003にニアラインくるみ製本機1006が動作するためのジョブチケット(後処理設定情報)を送信する。
なお、情報処理装置1001のジョブ編集部1018は、同一冊子を構成する複数のパーツを紐付けるために、各装置に送信するジョブチケット内に共通ジョブIDを付与する。例えば、図15が示す印刷・後処理設定情報のxmlデータのように、共通ジョブID1501を属性の1つとして定義することができる。
画像形成システム1は、各パーツの印刷時に、この共通ジョブIDを所定の形式で印字する。以下では、共通ジョブIDの印字形式としてバーコードを例に説明するが、その限りではなく、テキストや地紋など、後段のニアラインくるみ製本機1006、あるいはその制御装置1003に接続される識別装置により識別可能であればその形式は問わない。
作業者は出力された印刷物をニアラインくるみ製本機1006に運び、共通ジョブIDを示すバーコードを不図示の読み取り装置で読み込む。ニアラインフィニッシャ制御装置1003は、読み込まれた共通ジョブIDと、先だって受信したジョブチケットと照合することで、適切な後処理設定を読み出す。そして、ニアラインフィニッシャ制御装置1003は、読み出した設定に従って後処理を実行するように、ニアラインくるみ製本機1006を制御する。
図12は、印刷システムの一実施形態としての製本システムによる成果物の構成、及び処理工程の一例を表す図である。図12(a)は、成果物の構成の一例を表す図であり、本実施形態では、表紙1201、本身1202、帯1203、ジャケット1204の4種類のパーツを組み合わせて冊子を作成する。表紙1201と本身1202はくるみ製本処理により製本されており、その上からジャケット1204を、さらにその上から帯1203を被せている。
図12(b)は、製本システムにおける各パーツの処理工程の一例を表す図である。同一種類のパーツごとに画像形成システム1にて印刷が行われ、出力された同一パーツの束ごとに人手によってニアラインフィニッシャ(1006〜1009)へと搬送され、パーツ束ごとに後処理が行われる。
表紙1201の後処理はラミネータ1009によって表面にラミネート処理が施されたあと、くるみ製本機1006に運搬される。表紙1201と本身1202はくるみ製本機1006でくるみ製本が行われ、1つの冊子が作られる。なお、くるみ製本を行う際、表紙1201と本身1202の印刷物が人手によってくるみ製本機1006に運搬され、別々の箇所にシートが設定される。また、あらかじめニアラインフィニッシャ(1006〜1008)に送信されていた後処理設定は、表紙1201もしくは本身1202に印刷されているバーコードを読み込むことで該ジョブの設定情報が反映されるのが一般的である。くるみ製本後は、断裁機1007によって冊子の断裁が行われる。
一方、帯1203は筋入れ機1008によってシートへの筋入れ及び断裁処理が行われる。さらにジャケット1204は、ラミネータ1009によって表面にラミネート処理が施された後、筋入れ機1008によってシートへの筋入れ及び断裁が行われる。最後に、各パーツを組み付けることによって、冊子が完成する。
以上のように、各パーツの工程は、はじめに画像形成システム1において印刷処理を行う点では同じであるが、その後の後処理工程では、使用されるニアラインフィニッシャの数や工程がそれぞれ異なっている。異なるパーツで使用するデバイスは同一デバイスでも良いし、別のデバイスを使用しても良い。また、複数の工程を同一のデバイスで処理しても良い。その際、予め実行順序が定められている工程については当該順序が守られる必要があるが、そうでない工程については、実行タイミングは特に問題とならない。例えば、ジャケット1204の工程においてラミネータ1009によるラミネーティング処理と筋入れ機1008による筋入れ処理は別デバイスで行っているが、ラミネーティング処理を処理した後に筋入れ処理を処理可能な1つのデバイスを使用しても良い。なお、以降の説明においては、情報処理装置1001が電子的な制御を一切行わない、オフラインラミネータ1009によるラミネーティング処理工程に関しては特に記載することはしない。
また、本実施形態では、複数のパーツが複数の工程を通過する製本システムについて説明しているが、本発明を適用可能な実施形態はこれに限られるものではない。例えば単一のパーツが1つ以上の工程を通過するのみで成果物が得られるワークフローについても、以降で説明する本発明の処理は適用可能である。例えば、印刷物を断裁処理するだけで得られるポストカードのような1ページものが当てはまる。
図13は、製本システムにおけるジョブ構成の一例を表す図である。本実施形態において情報処理装置1001は、クライアント1000から受信したジョブデータに基づき製本指示を受け付けジョブチケットを生成する。本実施形態において製本指示により生成されるジョブは、計8ジョブで構成されている。具体的に、ジョブは、印刷結果の印刷物を構成する各要素に対応する各パーツの印刷ジョブ(1301〜1304)、くるみ製本ジョブ1305、断裁ジョブ1306、帯・ジャケットの筋入れジョブ(1307、1308)の計8ジョブで構成されている。このうち、印刷ジョブ(1301〜1304)に関しては印刷工程に関するジョブであるため、各パーツのコンテンツと印刷設定情報が含まれている。一方、印刷ジョブ以外のジョブに関しては後処理工程に関するジョブであるため、後処理設定情報のみが含まれている。
図13の例では、表紙の印刷ジョブ1301は、コンテンツデータであるCover.pdfと、印刷設定情報であるPrint−cover.xmlから構成される。一方、帯の筋入れジョブは、後処理設定情報である筋入れ処理の設定情報であるCrease−belt.xmlにより構成される。
図14は、工程情報1019に含まれる情報の一例を示す図である。工程情報1019は、各パーツが通過する工程の順序を示す工程順序情報1400を有する。情報処理装置1001は、この工程順序情報1400を参照することにより、各パーツが経る工程及びその順序を特定することができる。例えば、表紙パーツであれば、印刷工程、くるみ製本工程、断裁工程、そして、組み付け工程の順番で処理されることを判別することができる。
図15は印刷設定情報や後処理設定情報であるxmlデータの記述内容の一例を示す図であり、ここでは表紙パーツについて生成される、表紙の印刷設定を定義する印刷設定情報が示されている。印刷設定において、例えば、枠1501は、同一冊子を構成する複数のパーツを紐付けるためにジョブチケット内に共通に付与される前述のジョブIDを示している。枠1502で囲った部分では、印刷に使用するシートの設定が定義されており、この例では、給紙段「トレイ1」に入っている、シートサイズ「612×792mm」のシートを使用することが指定されている。また、枠1503で囲った部分では、印刷部数が設定されており、この例では3部の印刷が指示されている。枠1504は、本発明の実施形態に対応するシート整合処理を実施するか否かの設定を示す値が設定されている。本実施形態では、値が「1」の場合にシート整合処理が実施され、値が「0」の場合はシート整合処理は実施されない。この場合、表紙の3部の印刷物についてシート整合処理が行われる設定となっている。
(画像形成システムの全体構成)
次に、画像形成システムについての詳細を説明する。まず図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システム1の主要部の断面構造を示す構成図である。
この画像形成システム1は、画像形成装置10とシート積載装置としてのフィニッシャ500とを備えている。画像形成装置10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200、及び読み取った画像をシート上に形成(印刷)するプリンタ350を備えている。
原稿給送装置100は、原稿トレイ101上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上の所定の取り位置を経て搬送し、その後、排紙トレイ112へ排出する。このときスキャナユニット104は所定の読取位置に固定されており、原稿が読取位置を通過するときに、その原稿の画像がスキャナユニット104により読み取られる。原稿が読取位置を通過する際に、原稿がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像され、画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光部110にビデオ信号として入力される。
プリンタ350の露光部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づいて変調したレーザ光を出力する。このレーザ光は、ポリゴンミラー119により走査されながら感光ドラム111上に照射され、感光ドラム111には、その走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像され可視像化される。
印刷に使用されるシートは、プリンタ350に装備されている給紙段114或いは給紙段115から、ピックアップローラ127或いは128の回転により1枚ずつ取り出される。こうして取り出されたシートは、給紙ローラ129或いは給紙ローラ130の回転によりレジストローラ126の位置まで搬送される。図1では説明のため、給紙段を2つだけ示しているが、プリンタ350はこれら以外に不図示の給紙段を備えていても良い。また図示しないオプション給紙装置をプリンタ350に接続することで、給紙段を増設することが可能な構成であってもよい。こうしてシートの先端がレジストローラ126の位置まで達したところで、レジストローラ126が所定のタイミングで回転駆動され、そのシートを感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。これにより感光ドラム111に形成された現像剤像は、その給紙されたシート上に転写部116により転写される。こうして現像剤像が転写されたシートは定着部117に搬送され、定着部117は、そのシートを加熱及び加圧することによって、シート上に画像を定着させる。定着部117を通過したシートは、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から外部(フィニッシャ500)に向けて排出される。またシートの両面に画像形成を行う場合には、シートは反転パス122を介して両面搬送パス124へ搬送され、再度、レジストローラ126の位置まで搬送される。
(画像形成システムのブロック図)
次に、本実施形態に係る画像形成システム全体の制御を司るコントローラユニットの構成及び全体システムブロック図について図2を参照して説明する。図2は、実施形態に係る画像形成システム全体の制御を司るコントローラユニットの構成を示すブロック図である。
コントローラユニット90はCPU回路部900を有し、CPU回路部900は、CPU901,ROM902,記憶部903を有している。記憶部903は、RAMとHDDで構成される。CPU901は、この画像形システム全体の制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM902と、各種データを一時的に記憶するための記憶部903がアドレスバス、データバス(不図示)を介して接続されている。CPU901は、ROM902に格納されている制御プログラムに従って各制御部911,921,922,931,941,951及び外部インターフェース904を総括的に制御する。記憶部903は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送制御部911は、原稿給送装置100をCPU回路部900からの指示に基づいて駆動制御する。イメージリーダ制御部921は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力された画像信号を画像信号制御部922に転送する。画像信号制御部922は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。画像信号制御部922はまた、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。この画像信号制御部922による処理動作は、CPU回路部900により制御される。プリンタ制御部931は、入力されたビデオ信号に基づき露光部110、プリンタ350を制御し、画像の形成やシートの搬送などを行う。フィニッシャ制御部951はフィニッシャ500に搭載され、CPU回路部900と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ500の駆動制御を行う。この制御内容については後述する。操作表示制御部941は、図1の操作表示部400とCPU回路部900との間で情報のやり取りを行う。操作表示部400は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。操作表示部400は、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部900に出力するとともに、CPU回路部900からの信号に基づいて、対応する情報を操作表示部400に表示する。
(画像形成装置の操作表示装置)
図3は、実施形態に係る画像形成システム1の操作表示部400を説明する図である。操作表示部400には、画像形成動作を開始させるためのスタートキー402、画像形成動作を中断するためのストップキー403、置数設定等を行うテンキー404〜413、クリアキー415、リセットキー416などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された表示部420が配置されており、この表示部420の画面上にソフトキーを作成可能となっている。
この画像形成システム1では、後処理モードとして、ノンソート、ソート、シフトソート、ステイプルソート(綴じモード)などの各処理モードを有する。このような処理モードの設定などは、操作表示部400からの入力操作により行われる。例えば、後処理モードを設定する際には、図3に示す初期画面でソフトキーである「仕上げ」キー417を選択すると、メニュー選択画面が表示部420に表示され、このメニュー選択画面を用いて処理モードの設定が行われる。
(フィニッシャ)
次に、フィニッシャ500の構成を図4を参照して説明する。図4は、実施形態に係るフィニッシャ500の構成を説明する図である。図4(A)はフィニッシャ500を正面からみた図であり、図4(B)は、フィニッシャ500の積載トレイ700,701をシートの排出方向側からみた図である。
まず図4(A)を参照して説明する。フィニッシャ500は、画像形成装置10から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、束ねたシート束の後端をステイプルで綴じるステイプル処理などの後処理を行う。フィニッシャ500は、画像形成装置10から排出されたシートを搬送ローラ対511により搬送パス520に取り込む。搬送ローラ対511により内部に取り込まれたシートは、搬送ローラ対512,513,514を介して搬送される。搬送パス520上には、搬送センサ570,571,572,573が設けられており、それぞれシートの通過を検出している。搬送ローラ対512は、搬送センサ571とともにシフトユニット580に備え付けられている。
シフトユニット580は、後述するシフトモータM5(図5)により、シート搬送方向に直交するシート幅方向へシートを移動させることが可能である。搬送ローラ対512がシートを挟持している状態で、シフトモータM5を駆動することにより、シートを搬送しながら、そのシートを幅方向にオフセットすることができる。シフトソートモードでは、部ごとにシート束の位置が幅方向へずらされる。オフセット量としては、例えば、幅方向の中心位置に対して手前側に15mm(手前シフト)、或いは奥側に15mm(奥シフト)が設定される。シフト指定がない場合は、シートは手前シフトと同じ位置に排出される。
フィニッシャ500は、搬送センサ571からの入力により、シートがシフトユニット580を通過したことを検知すると、シフトモータM5(図5)を駆動させて、シフトユニット580をセンター位置へと戻す。搬送ローラ対513と514の間には、搬送ローラ対514によって反転搬送されるシートをバッファパス523に導く切替フラッパ540が配置されている。切替フラッパ540は後述するソレノイドSL1(図5)により駆動される。
搬送ローラ対514と515の間には、上排紙パス521または下排紙パス522に搬送するかを切り替える切替フラッパ541が配置されている。切替フラッパ541は後述するソレノイドSL1により駆動される。切替フラッパ541が上排紙パス521側に切り替わると、バッファモータM2(図5)により回転駆動される搬送ローラ対514により、シートは上排紙パス521へ導かれる。そしてシートは、排紙モータM3(図5)により回転駆動される搬送ローラ対515により積載トレイ701へ排出される。上排紙パス521上には搬送センサ574が設けられており、シートの通過を検出している。また切替フラッパ541が下排紙パス522側に切り替わると、バッファモータM2により回転駆動される搬送ローラ対514により、シートは下排紙パス522へ導かれる。そのシートは更に、排紙モータM3により回転駆動される搬送ローラ対516〜518により処理トレイ630へ導かれる。下排紙パス522上には搬送センサ575,576が設けられており、シートの通過を検出している。処理トレイ630へ導かれたシートは、束排紙モータM4(図5)により回転駆動される束排紙ローラ対680により、後処理モードに応じて、処理トレイ630上または積載トレイ700上へ排出される。
また、積載トレイ701上には、図4(B)に示すように、積載トレイ701に排紙されたシートの両方の側端、即ち、シート搬送方向と平行の側面に当接してシートの幅方向を揃えるための整合部材である整合板711a、711bが配置されている。整合板711aは、第1の整合部材の例であり、整合板711bは、第2の整合部材の例である。これら整合板711a、711bは、図4(A)では、符号711で示している。同様に、積載トレイ700上には、積載トレイ700に排紙されたシートのシート幅方向を揃えるための整合板710a,710bが配置されている。これら整合板710a,710bは、図4(A)では、符号710で示している。これら整合板710a,710bは、それぞれ後述する下トレイ整合モータM11,M12(図5)により、シート幅方向に移動可能であり、図4(A)で、整合板710aが手前側、整合板710bが奥側に配置されている。また整合板711a,711bは、それぞれ後述する上トレイ整合モータM9,M10(図5)によって同様に駆動され、図4(A)で、整合板711aが手前側、整合板711bが奥側に配置されている。また整合板710,711は、それぞれ後述する上トレイ用の整合板昇降モータM13(図5)、下トレイ用の整合板昇降モータM14(図5)により、移動される。具体的に、整合板710,711は、実際に整合処理を行う整合位置(図6(A))と、待機状態にある待機位置(図6(B))との間を、整合板軸713を中心に上下に移動される。
積載トレイ700及び701は、後述のトレイ昇降モータM15,16(図5)により昇降可能となっている。後述の紙面検知センサ720及び721(図4(A))により、トレイまたはトレイ上のシートの最上面が検出される。フィニッシャ500は、紙面検知センサ720,721からの入力に応じて、トレイ昇降モータM15,16を回転駆動することで、常に前述のトレイまたはトレイ上のシートの最上面が一定の位置になるように制御する。また、積載トレイ700及び701上のシートの有無は、紙有無検知センサ730或いは731(図4(A))により検出される。
(フィニッシャブロック図)
次に、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部951の構成について図5を参照して説明する。図5は、実施形態に係るフィニッシャ制御部951の構成を示すブロック図である。
フィニッシャ制御部951は、CPU952,ROM953,記憶部954等を備えている。記憶部954は、RAMで構成されるが、HDDを含んでいても良い。フィニッシャ制御部951は、CPU回路部900と通信を行い、コマンドの送受信やジョブの情報、シートの受け渡し通知などのデータ交換を行い、ROM953に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。次にフィニッシャ500に備えられた各種入出力に関して説明する。
フィニッシャ500は、シートの搬送のために、搬送ローラ対511〜513を回転駆動する入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、シフトモータM5、ソレノイドSL1,SL2、搬送センサ570〜576を備えている。また、フィニッシャ500は、処理トレイ630(図4(A))の各種部材を駆動する手段として、束排紙ローラ680を駆動する束排紙モータM4、整合部材641(図4(A))を駆動する整合モータM6,M7を備えている。またフィニッシャ500は、揺動ガイドを昇降駆動する揺動ガイドモータM8を備えている。また、フィニッシャ500は、積載トレイ700,701を昇降させるためのトレイ昇降モータM15,M16、紙面検知センサ720,721(図4(A))、紙有無検知センサ730,731を備えている。またフィニッシャ500は、積載トレイ上のシートの整合動作ための上トレイ整合モータM9,M10、下トレイ整合モータM11,M12、上トレイ整合板昇降モータM13、下トレイ整合板昇降モータM14を備えている。以下では、積載トレイに関する説明は、積載トレイ701のみに対象を絞ることとする。しかし、積載トレイ700にも同様の実施例は適用可能である。
(ソートモード動作)
シート整合処理が実施されるソートモードの動作について図3、図7、図8および図9を参照しながら説明する。ユーザが画像形成システム1の操作表示装置400において、図3に示す初期画面でソフトキーである「仕上げ」キー417を選択すると、図9に示すような仕上げメニュー選択画面1900が表示部420に表示される。ここで、ユーザが図9にて「ソート」キーを選択した状態にしてからOKキーを押下すると、ソートモードが設定される。部毎にシート束をオフセットさせる場合には、ユーザが「シフト」キーを選択した状態でOKキーを押下するとシフトモードが設定される。ユーザによりソートモードが指定されて、ジョブが投入されると、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952に、シートのサイズ、ソートモードが選択されていることなど、ジョブに関する情報を通知する。
画像形成装置10からフィニッシャ500へシートPが排出される際、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートの受け渡しを開始することを通知する。更に、CPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートのシフト情報、紙幅情報等のシート情報を通知する。
図7は、実施形態に係るフィニッシャにおけるシートの搬送を説明する図で、前述の図4(A)と共通する部分は同じ記号で示している。
画像形成装置10からフィニッシャ500へシートPが排出される際、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートの受け渡しを開始することを通知する。更に、CPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートPのシフト情報、シート幅情報等のシート情報を通知する。CPU952は、シートの受け渡し開始の通知を受け取ると、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3を回転駆動する。その結果、図7に示す搬送ローラ対511,512,513,514,515が回転駆動され、画像形成装置10から排出されたシートPはフィニッシャ500内に取り込まれて搬送される。搬送パスセンサ571がシートPを検知すると、搬送ローラ対512がシートPを挟持したことになるので、CPU952は、シフトモータM5を駆動することによりシフトユニット580を移動させ、シートを幅方向へオフセットさせる。CPU901から通知されたシート情報のうちシフト情報が「シフト指定なし」であれば、一律、手前側15mmにオフセットさせる。切替フラッパ541がソレノイドS1により図7で示す位置に回転駆動されると、シートPは上排紙パス521に導かれる。そして搬送センサ574でシートPの後端の通過が検知されると、CPU952は、搬送ローラ対515が、シートPが積載に適した速度で搬送されるように排紙モータM3を回転駆動して、シートPを積載トレイ701上に排出させる。
次に、手前シフト動作を例にソートモード時の整合動作を、図8を用いて説明する。図8は、積載トレイ701をシートの排出方向側から見た場合の整合板711a,711bの位置を説明する図である。
図8(A)に示すように、一対の整合板711a,711bは、ジョブ開始前は初期位置に待機している。ジョブが開始されると、図8(B)に示すように、手前側の整合板711aは、積載トレイ701の中心位置から、シート幅の半分の長さW/2にシフト量Zを加算した距離離れた手前側シート端位置X1から所定退避量Mだけ離れた整合待機位置に移動する。そして整合板711aは、シートが排出されるまで、この整合待機位置で待機している。一方、奥側の整合板711bは、積載トレイ701の中心位置から、シート幅の半分の長さW/2にシフト量Zを減算した距離だけ離れた奥側シート端位置X2から所定退避量Mだけ離れた整合待機位置に待機している。そして、シートPが積載トレイ701に排出され所定時間が経過したら、図8(C)に示すように、手前側の整合板711aが積載トレイの中心方向に所定押込量2Mだけ移動し、停止している奥側の整合板711bにシートPを突き当てる。その結果、シートPは、退避量Mだけ整合板711b側へ移動される。こうしてシートPを整合板711bに突き当てて所定時間が経過すると、整合板711aを図8(D)に示すように整合待機位置に退避する。このとき、シート幅方向で、整合板711aをシートPから離れる方向へ退避量Mの2倍の量である2Mだけ退避し、次のシートが積載トレイ701に排出されるまで待機する。ここでオフセット量Zが15mm、退避量Mが5mmの場合、整合動作時に、手前側の整合板711aはシートPを5mm押しこむので、整合動作後のシートのオフセット量は10mmになる。以上の動作を繰り返すことにより、積載トレイ701にシートPが排出される毎にシートPの整合が行われる。
(第1の実施形態)
以下、発明の実施形態に係るシート整合処理の要否判定処理を具体的に説明する。図16は、第1の実施形態に係る要否判定処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、情報処理装置1001のROM1106に格納されたプログラムに従って、情報処理装置1001のCPU1101が実行することによって実現される。
まず、S1601にて、情報処理装置1001のジョブ受信部1013は、クライアント1000からジョブの投入を受け付ける。当該ジョブは、例えば作業者であるユーザがクライアント1000の表示装置に表示された所定の入力インタフェース(GUI)を利用して、表紙、本身、帯、ジャケットからなる製本印刷処理の指示を行うことに応じて生成される。このときユーザは各パーツについてコンテンツファイル、例えば、表紙であれば図13に示すような表紙コンテンツとしてCover.pdfを指定する。クライアント1000から投入されるジョブは、表紙、本身といった各パーツについての印刷指示が一体化されたデータであっても良いし、或いは、それぞれのパーツについて独立したデータであってもよい。なお、当該ジョブデータには、情報処理装置1001側で解析が可能となるように、ジョブに含まれるパーツを特定するための情報が含まれる。なお、クライアント1000と情報処理装置1001が一体として構成される場合には、ユーザが直接に情報処理装置1001を操作して製本印刷処理の指示を行う。また、クライアント1000と情報処理装置1001が一体的に構成される場合には、S1601では作業者が直接に情報処理装置1001を操作して製本印刷処理の指示を行い、当該指示に応じて以下の工程を実施する。
次に、S1602にて、情報処理装置1001のジョブ解析部1015は、S1601で受け付けたジョブを構成する各パーツが通過する後処理工程の情報を、ワークフロー管理部1014が管理する工程順序情報1400を参照して取得する。例えば、投入されたジョブに「帯」パーツが含まれる場合、「印刷」、「筋入れ」、「組み付け」の工程情報を取得する。また、「本身」パーツの場合、「印刷」、「くるみ製本(本身)」、「断裁」、「組み付け」の工程情報を取得する。
次に、S1603にて、情報処理装置1001のジョブ解析部1015は、情報処理装置1001のROM1106から、図17(a)に示す第1のシート整合要否判定テーブル1700を読み出す。当該第1のシート整合要否判定テーブル1700は、工程情報1019の一部として格納されていても良い。この第1のシート整合要否判定テーブル1700には、それぞれの後処理工程の処理対象となる印刷物に対して、フィニッシャ500によるシート整合処理が必要かどうかを示す情報が登録される。本実施形態においては、筋入れ工程と表紙のくるみ製本工程を通過する印刷物に対しては、シート整合処理は不要と定義されている。
次にS1604で、情報処理装置1001のジョブ解析部1015は、S1602で取得したパーツの工程順序情報1400と、S1603で取得した第1のシート整合要否判定テーブル1700の登録内容に基づき、当該パーツに対するシート整合の要否を判定する。このとき、情報処理装置1001は、パーツが通過する工程のうち、1つでもシート整合不要と定義されている場合に、当該パーツへのシート整合は不要と判定する。例えば、帯パーツは「筋入れ」工程を通過するため、シート整合処理は不要と判定し、この判定結果に従い情報処理装置1001はS1606へと処理を進める。一方で、本身パーツは、シート整合処理が不要と定義される工程を1つも通過しないため、シート整合が必要と判定し、この判定結果に従い情報処理装置1001はS1605へと処理を進める。
S1605にて、情報処理装置1001のジョブ制御部1016は、画像形成システム1に印刷ジョブを実行させるためのジョブチケットを発行する。当該ジョブチケットには、ジョブ編集部1018により各パーツの印刷時にフィニッシャ500にシート整合処理を実施させるためのコントローラユニット90への指示が含められる。本実施形態においては、ジョブチケットのxmlデータ内に、シート整合処理の実行の有無を示す属性を含めることで、コントローラユニット90への指示を実現する。例えば、図15に示すように、「OutputSheetAlignment」属性1504を定義し、この値が1の場合は、シート整合処理を実施するものと、コントローラユニット90が解釈する。このようにして生成されたジョブチケットは、デバイス管理部1017からネットワーク1020を介して各装置に送信される。一方、シート整合処理は不要と判定された場合もS1606にて情報処理装置1001のジョブ制御部1016は、画像形成システム1に印刷ジョブを実行させるためのジョブチケットを発行する。しかし、このとき発行されるジョブチケットには、ジョブ編集部1018により、各パーツの印刷時にフィニッシャ500にシート整合処理を実施させないためのコントローラユニット90への指示が含められる。即ち、図15の属性1504の値が「0」に設定される。これによりコントローラユニット90は、シート整合処理を実施しないものと解釈する。このようにして生成されたジョブチケットは、デバイス管理部1017からネットワーク1020を介して各装置に送信される。
画像形成システム1が、情報処理装置1001から印刷ジョブのジョブチケットを受信すると、コントローラユニット90は、各パーツの印刷時に、情報処理装置1001の指示に従いフィニッシャ500のシート整合処理を制御する。本実施形態によれば、印刷工程や画像形成システム1内で実施されるインラインフィニッシング工程のみならず、後処理工程を含めた製本システム全体を考慮した上で、シート整合処理の要否が判別される。したがって、シート整合処理による弊害を効率的に軽減し、ワークフローの全体最適化を実現することができる。さらに、情報処理装置1001は、シート整合処理の要否を自動で判定するため、シート整合処理の効率化を作業者に負荷をかけることなく実現することができる。
(第2の実施形態)
上記の第1の実施形態では、工程順序情報1400といったパーツが通過する工程情報をもとに、シート整合処理の要否判定処理を実施したが、発明の実施形態はそれに限定されるものではない。例えば、情報処理装置1001は、パーツの種類そのものの情報を用いて、シート整合処理の要否を判定してもよい。
以下では、図18のフローチャートを用いて、本実施形態に対応する情報処理装置1001の動作を説明する。本フローチャートは、情報処理装置1001のROM1106に格納されたプログラムに従って、情報処理装置1001のCPU1101が実行することによって実現される。
まず、S1801にて、情報処理装置1001のジョブ受信部1013はジョブの投入を受け付ける。処理の詳細は図16のS1601と同様である。次に、S1802にて、情報処理装置1001のジョブ解析部1015は、S1801で受け付けたジョブを構成する各パーツの種類を示す情報(「パーツ種類情報」という)を取得する。パーツ種類情報は、ジョブを構成するパーツとして例えば「表紙」、「本身」、「帯」、「ジャケット」を示す情報であれば形式は特に問わない。次に、S1803にて、情報処理装置1001のジョブ解析部1015は、情報処理装置1001のROM1106から、図17(b)に示す対第2のシート整合要否判定用テーブル1701を読み出す。第2のシート整合要否判定用テーブル1701には、各パーツの印刷時にフィニッシャ500によるシート整合処理が必要かどうかを示す情報が登録される。本実施形態においては、「表紙」、「帯」、「ジャケット」パーツに対して、シート整合処理は不要、「本身」パーツに対してはシート整合処理が必要と定義される。
S1804にて、情報処理装置1001のジョブ解析部1015は、S1802で取得したパーツ種類情報と、S1803で取得したシート整合要否情報を基に、当該パーツに対するシート整合の要否を判定する。S1805及びS1806は、S1605及びS1606と同じ処理であるため、詳細な説明は割愛する。
以上の本実施形態によれば、上記の製本システムのように成果物を構成するパーツの種類と、各種パーツに対する後処理工程の種類が予め明確である場合に、情報処理装置1001はより簡易的にシート整合処理の要否を判定することが可能となる。
(第3の実施形態)
上記の第1、第2の実施形態では、情報処理装置1001がシート整合処理の要否判定を実施する場合を説明した。しかし、発明の実施形態はこの形態に限定されるものではない。即ち、画像形成システム1のコントローラユニット90が、シート整合処理の要否判定を実施しても良い。
以下、第1の実施形態と同様に、パーツが通過する工程情報をもとにシート整合処理の要否判定がなされる場合を、図19のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートは、画像形成システム1のROM902に格納されたプログラムに従って、画像形成装置10のコントローラユニット90が実行することによって実現される。
まず、S1901にて、画像形成システム1はジョブの投入を受け付ける。次に、S1902にて、コントローラユニット90は、S1901で受け付けたジョブのジョブチケットを解析し、後述のS1904における判定処理に必要な情報(判定用情報)を取得する。本実施形態では、コントローラユニット90はパーツが通過する工程情報を当該判定用情報として取得する。
なお、本実施形態では、判定用情報が予めジョブの属性として定義されており、画像形成システム1にジョブを投入する手段あるいは装置が、ジョブチケットに上記の属性を記述しておくことが必要となる。具体的には、情報処理装置1001が、画像形成システム1に送信するジョブチケットを生成する際に、これらの属性をジョブチケット内に記述する。例えば、表紙印刷ジョブ1301の場合には、表紙ジョブチケット内にジョブの属性として少なくとも「印刷」、「くるみ製本(表紙)」、「断裁」、「組み付け」の各工程を示す情報が図15に示すジョブチケット内に記述される。なお、情報処理装置1001側ではシート整合処理の要否判定を行わないので、図15に示す属性1504はジョブチケット内に記述されない。次に、S1903にて、コントローラユニット90は、ROM902から、図17(a)に示す第1のシート整合要否判定用テーブル1700を読み出す。この第1のシート整合要否判定用テーブル1700は、第1の実施形態で使用されるものと同じでよいが、本実施形態では、予め画像形成装置10のコントローラユニット90のROM902に格納されているものとする。
次に、S1904にて、コントローラユニット90は、S1902で取得した判定用情報と、S1903で取得した第1のシート整合要否判定用テーブル1700の情報とから、S1901で投入されたジョブに対するシート整合処理の要否を判定する。詳細な判定方法は、S1604と同じであるため、ここでの説明は省略する。シート整合処理は必要と判定された場合、S1905においてコントローラユニット90が、当該ジョブの印刷時にフィニッシャ500にシート整合処理を実施させるように制御する。一方、シート整合処理は不要と判定された場合、S1906においてコントローラユニット90が、当該ジョブの印刷時にフィニッシャ500にシート整合処理を実施させないように制御する。
なお、上記の実施形態では、ジョブに記述されたパーツが通過する工程情報をもとにシート整合処理の要否判定がなされる場合について詳細を説明したが、発明の実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、コントローラユニット90は、第2の実施形態と同様に、パーツの種類そのものの情報を用いてシート整合処理の要否を判定することもできる。この場合、コントローラユニット90は、S1902においては、判定用情報として、パーツ種の情報を取得する。パーツ種の情報は、予めジョブの属性として定義されており、画像形成システム1にジョブを投入する手段あるいは装置がジョブチケットに上記の属性を記述しておく。具体的には、情報処理装置1001が、画像形成システム1に送信するジョブチケットを生成する際に、これらの属性をジョブチケット内に記述する。たとえば表紙印刷ジョブ1301の場合には、表紙ジョブチケット内にジョブの属性として、少なくとも「表紙」を示す情報が記述される。なお、当該属性の記述は、クライアント1000においてユーザが印刷指示を行う際にジョブ内に記述されても良い。また、S1903においては、コントローラユニット90は、ROM902から、図17(b)に示す対第2のシート整合要否判定用テーブル1701を読み出す。この第2のシート整合要否判定用テーブル1701は、第2の実施形態で使用されるものと同じでよい。そして、S1904にて、コントローラユニット90は、S1902で取得したパーツ種類情報と、S1903で取得した第2のシート整合要否判定用テーブル1701の情報に基づき、当該パーツに対するシート整合の要否を判定する。そして、当該判定の結果に応じて、コントローラユニット90はS1905又はS1906の処理を実行する。
なお、ジョブに記述される属性として、パーツ種類と、パーツが通過する工程情報との両方が記述されていても良い。この場合、ジョブを作成する側の装置は、画像形成システム1側が工程情報とパーツ種とのいずれを用いるかに応じてジョブの記述を変更する必要がなくなり、共通のフォーマットでジョブを生成することができる。また、画像形成システム1側でも、自身が有するテーブルの種類に応じて判定用情報をジョブチケットから抽出すればよい。
本実施形態によれば、画像形成システム1自身が、シート整合処理の要否を判定することが可能となる。また、画像形成システム1が属するワークフローの内容に応じて、シート整合処理の効率化を柔軟に実現することが可能となる。そのため、1つの情報処理装置1001が、上述の製本システムのような印刷ワークフローを複数種類管理している場合にも、情報処理装置1001が個々のワークフローに対応する必要がなくなる。
(第4の実施形態)
上記の第1乃至第3の実施形態では、シート整合処理の要否判定の条件が予め定義されている場合を想定していたが、発明の実施形態はこれらに限定されるものではない。即ち、情報処理装置1001あるいは画像形成システム1は自身のユーザインターフェース上にて、ユーザがシート整合処理の要否判定条件の設定を変更可能としてもよい。
以下では、第1の実施形態と同様に、情報処理装置1001が、パーツが通過する後処理工程の情報を用いて、シート整合処理の要否を判定する場合を例に、本実施形態を説明する。当該処理は、情報処理装置1001のROM1106に格納されたプログラムに従って、情報処理装置1001のCPU1101が実行することによって実現される。情報処理装置1001は、作業者からのシート整合処理の要否判定条件の編集指示を受け付けると、ディスプレイコントローラ1104を制御し、図20のシート整合処理設定画面2000を情報処理装置1001のディスプレイに表示する。シート整合処理設定画面2000は、各後処理工程を通過するジョブの印刷時のフィニッシャ500によるシート整合処理を指定するON/OFFボタン2001を有している。
作業者であるユーザは、このON/OFFボタン2001によりON又はOFFを選択することで、各後処理工程を通過する印刷ジョブに対するシート整合処理の有無を指定することができる。情報処理装置1001は、作業者によるシート整合処理の設定変更を受け付けると、第1のシート整合要否判定用テーブル1700を変更内容に従い更新する。情報処理装置1001は、以降のシート整合処理の要否判定時には、この更新後の判定テーブルを参照し、判定処理を実施する。
他の実施形態においても、同様に、シート整合処理の要否判定条件の編集手段を作業者に提供することも可能である。具体的に、第2の実施形態であれば、作業者はシート整合処理設定画面2000において、各パーツについてのシート整合処理の要否を指定することができる。情報処理装置1001は、作業者によるシート整合処理の設定変更を受け付けると、第2のシート整合要否判定用テーブル1701を変更内容に従い更新する。情報処理装置1001は、以降のシート整合処理の要否判定時には、この更新後の判定テーブルを参照し、判定処理を実施する。
また、第3の実施形態の場合、画像形成システム1の操作表示装置400に表示されたシート整合処理設定画面2000において、各工程、或いは、パーツのシート整合処理の要否を指定することができる。画像形成システム1は、作業者によるシート整合処理の設定変更を受け付けると、第1のシート整合要否判定用テーブル1700及び第2のシート整合要否判定用テーブル1701を変更内容に従い更新する。画像形成システム1は、以降のシート整合処理の要否判定時には、この更新後の判定テーブルを参照し、判定処理を実施する。なお、第3の実施形態の場合、画像形成装置10のROM902に格納されたプログラムに従って、画像形成装置10のコントローラユニット90が上記の処理を実行することによって実現される。
以上の本実施形態によれば、作業者がシート整合処理の要否判定条件を任意の設定に変更することが可能となる。そのため、より柔軟性の高い、シート整合処理の効率化手段を実現する。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (26)

  1. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段とを有する画像形成システムのための印刷ジョブ、及び、前記印刷物の後処理装置における後処理のための後処理ジョブを生成する情報処理装置であって、
    前記印刷物を構成する要素ごとに、前記整合部材による整合が必要か否かを判定する判定手段と、
    前記判定の結果に基づく整合の要否を示す属性を含む前記要素ごとの印刷ジョブと、前記印刷物に対する後処理ジョブを生成するジョブ生成手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記要素ごとに、必要とされる後処理工程を特定し、
    特定された後処理工程において前記整合部材による整合が必要となる場合に、整合が必要と判定し、
    前記特定された後処理工程において前記整合部材による整合が必要でない場合に、整合は不要と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、後処理工程ごとに前記整合部材による整合が必要か否かの情報を登録するテーブルを参照して、前記判定を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記要素の種類に基づいて整合の要否を判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記要素の種類ごとに前記整合部材による整合が必要か否かの情報を登録するテーブルを参照して、前記判定を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記テーブルの登録内容は、前記情報処理装置のユーザにより変更可能に構成されていることを特徴とする請求項3又は5に記載の情報処理装置。
  7. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、
    排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段と
    前記整合手段の動作を制御する制御手段と
    を備える画像形成システムであって、
    前記制御手段は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置から取得した前記印刷ジョブに含まれる前記整合の要否を示す属性に基づいて、前記整合手段における整合を行うか否かを制御することを特徴とする画像形成システム。
  8. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段とを有する画像形成システムのための印刷ジョブ、及び、前記印刷物の後処理装置における後処理のための後処理ジョブを生成する情報処理装置であって、
    前記印刷物を構成する要素ごとに、前記画像形成システムで前記整合部材による整合が必要か否かを判定するための判定用情報を含む前記要素ごとの印刷ジョブと、前記印刷物に対する後処理ジョブを生成するジョブ生成手段を備え、
    前記判定用情報には、要素ごとに、必要とされる後処理工程を特定するための情報と、該要素の種類を示す情報との少なくともいずれかが含まれることを特徴とする情報処理装置。
  9. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、
    排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段と、
    請求項8に記載の情報処理装置から取得した印刷ジョブに含まれる判定用情報に基づいて、前記整合手段における整合の要否を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて前記整合手段における整合を行うか否かを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  10. 前記判定用情報に前記要素について必要とされる後処理工程を特定するための情報が含まれる場合、
    前記判定手段は、
    特定された後処理工程において前記整合部材による整合が必要となる場合に、整合が必要と判定し、
    特定された後処理工程において前記整合部材による整合が必要でない場合に、整合は不要と判定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記判定手段は、後処理工程ごとに前記整合部材による整合が必要か否かの情報を登録するテーブルを参照して、前記判定を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記判定用情報に前記要素の種類を示す情報が含まれる場合に、前記判定手段は、該要素の種類に基づいて整合の要否を判定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  13. 前記判定手段は、前記要素の種類ごとに前記整合部材による整合が必要か否かの情報を登録するテーブルを参照して、前記判定を行うことを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記テーブルの登録内容は、前記画像形成システムのユーザにより変更可能に構成されていることを特徴とする請求項11又は13に記載の画像形成システム。
  15. 前記印刷物を構成する要素には、表紙、本身、帯、及び、ジャケットが含まれることを特徴とする請求項1乃至6及び8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記印刷物を構成する要素には、表紙、本身、帯、及び、ジャケットが含まれることを特徴とする請求項7及び9乃至14のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  17. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段とを有する画像形成システムのための印刷ジョブ、及び、前記印刷物の後処理装置における後処理のための後処理ジョブを生成する情報処理装置の制御方法であって、
    判定手段が、前記印刷物を構成する要素ごとに、前記整合部材による整合が必要か否かを判定する判定工程と、
    ジョブ生成手段が、前記判定の結果に基づく整合の要否を示す属性を含む前記要素ごとの印刷ジョブと、前記印刷物に対する後処理ジョブを生成するジョブ生成工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  18. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、
    排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段と
    前記整合手段の動作を制御する制御手段と
    を備える画像形成システムの制御方法であって、
    前記制御手段が、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置から取得した前記印刷ジョブに含まれる前記整合の要否を示す属性に基づいて、前記整合手段における整合を行うか否かを制御することを特徴とする画像形成システムの制御方法。
  19. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段とを有する画像形成システムのための印刷ジョブ、及び、前記印刷物の後処理装置における後処理のための後処理ジョブを生成する情報処理装置の制御方法であって、
    ジョブ生成手段が、前記印刷物を構成する要素ごとに、前記画像形成システムにおいて前記整合部材による整合が必要か否かを判定するための判定用情報を含む前記要素ごとの印刷ジョブと、前記印刷物に対する後処理ジョブを生成するジョブ生成工程を備え、
    前記判定用情報には、要素ごとに、必要とされる後処理工程を特定するための情報と、該要素の種類を示す情報との少なくともいずれかが含まれることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  20. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、
    排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段と、
    を有する画像形成システムの制御方法であって、
    判定手段が、請求項8に記載の情報処理装置から取得した印刷ジョブに含まれる判定用情報に基づいて、前記整合手段における整合の要否を判定する判定工程と、
    制御手段が、前記判定工程における判定結果に基づいて前記整合手段における整合を行うか否かを制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする画像形成システムの制御方法。
  21. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    請求項7に記載の画像形成システムと、
    前記画像形成システムで生成された印刷物の後処理を行う後処理装置と
    を備える印刷システム。
  22. 請求項8に記載の情報処理装置と、
    請求項9乃至14のいずれか1項に記載の画像形成システムと、
    前記画像形成システムで生成された印刷物の後処理を行う後処理装置と
    を備える印刷システム。
  23. コンピュータを請求項1乃至6のいずれか1項に記載の、判定手段と、ジョブ生成手段とを有する情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  24. コンピュータを請求項8に記載のジョブ生成手段を有する情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  25. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、
    排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段と
    前記整合手段の動作を制御する制御手段と
    を備える画像形成システムの前記制御手段に、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置から取得した前記印刷ジョブに含まれる前記整合の要否を示す属性に基づいて、前記整合手段における整合を行うか否かを制御させるためのプログラム。
  26. 印刷処理を行って印刷物のシートを排出する印刷手段と、
    排出された前記シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの側面に当接して積載されたシートを整合する整合部材を有する整合手段と
    を備える画像形成システムを、請求項9乃至14のいずれか1項に記載の判定手段及び制御手段を備える画像形成システムとして機能させるためのプログラム。
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