JP2012126466A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティ待機モードが指定された印刷物の一時格納を専用トレイなどの積載手段を設けることなく省スペース化を実現する。
【解決手段】通常処理モードにおいて、バッファパス504で待機させたシートと、搬送パス502から搬送されてきたシートとを重ね合わせて搬送する第1の制御と、セキュリティ待機モードにおいて、受け取り要求があるまでバッファパス504でシートを待機させる第2の制御と、セキュリティ待機モードにおいて、受け取り要求があるまでバッファパス504でシートを待機させた状態で、セキュリティ待機以外のシートを搬送パス502からバッファパス504を介さずに更に下流側へと搬送する第3の制御と、セキュリティ待機モードにおいて、受け取り要求があるとバッファパス504からセキュリティ待機のシートを下流側へ搬送する第4の制御とを行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、シート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置に関する。
従来、機密性の高い文書をプリントアウトする際に、安全に印刷するセキュアプリント(Secured Print)というプリント方法が用いられる。この方法では、複合機などに備えられたハードディスクなどのデータ記憶装置に一時的にデータを保存しておき、ユーザが複合機の操作パネルを直接操作し、パスワードなどを入力してプリント開始命令を行う。
これにより、該データに基づくプリントが開始され、他のユーザにプリントされた文書を見られたり、持ち去られたりすることを防いでいる。しかし上記のセキュアプリントでは、ユーザが複合機の傍でプリントが終了するのを待たねばならないという問題点があったため機密性の高い文書の出力において、ユーザが機器の傍らで待つ時間を短縮するようにした画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1の画像形成装置では、装置本体で画像形成されたシートの機密性を向上させつつ、待ち時間を短縮するため印刷物を印刷ジョブごとに一時的に保持する保持手段を設ける。そして、排出要求があったとき印刷物を保持手段から取り出して外部に排出させる排出手段を設けていた。
特開2006−062194号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置においては、保持用の専用トレイを別途設置する必要があった。さらに、専用トレイだけでなく、専用トレイに印刷物を搬入排出するための搬入排出手段が別途必要である。更に、ラージサイズの印刷物を保持する場合、その印刷物の大きさに適した大きさの専用トレイを必要とするため装置が複雑化し、専用スペースが必要となっていた。
本発明は、ユーザにより印刷後のシートを受け取り要求があるまで外部に排出しない。また、シート処理装置内で保持しておくセキュリティ待機ジョブが指定された印刷物を一時格納する専用トレイや専用の搬入排出手段を設けることがない。これらを簡易な構造で実現し、かつ省スペース化が達成できるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るシート処理装置の代表的な構成は、シートを搬送する搬送パスと、前記搬送パスから搬送されてきたシートを一時的に待機させる待機部と、前記待機部で待機させたシートと、前記搬送パスから搬送されてきたシートとを重ね合わせて搬送する第1の制御と、受け取り要求があるまで前記待機部でシートを待機させる第2の制御と、受け取り要求があるまで前記待機部でシートを待機させた状態で、前記待機部を介さずにシートを前記搬送パスから更にシート搬送方向下流側へと搬送する第3の制御と、受け取り要求があると前記待機部からシートをシート搬送方向下流側へ搬送する第4の制御とを行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、通常使用時の通常処理モードと機密性保持のためのセキュリティ待機モードとでシートを一時的に待機させる待機部を兼用することにより、専用の積載手段や専用の搬入排出手段を設けることなく、機密性保持、省スペースが実現できる。
本発明に係るシート処理装置の第1実施形態を備えた画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 第1実施形態のシート処理装置の構成を示す断面説明図である。 (a),(b)は第1実施形態のシート処理装置のシート搬送動作を説明する図である。 (a),(b)は第1実施形態のシート処理装置のシート搬送動作を説明する図である。 (a)〜(c)は第1実施形態のシート処理装置のシート搬送動作を説明する図である。 (a),(b)は第1実施形態のシート処理装置のシート搬送動作を説明する図である。 (a),(b)は第1実施形態のシート処理装置のシート搬送動作を説明する図である。 (a),(b)は第1実施形態のシート処理装置のシート搬送動作を説明する図である。 (a),(b)は第1実施形態のシート処理装置のシート搬送動作を説明する図である。 第1実施形態のシート処理装置の制御を示すフローチャートである。 第1実施形態のシート処理装置の制御部の構成を示すブロック図である。 画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 第2実施形態のシート処理装置のシートシフト手段の構成を示す斜視説明図である。 第2実施形態のシート処理装置のシートシフト手段によるシート搬送動作を説明する図である。 (a),(b)は第2実施形態のシート処理装置の待機部に一時的に待機されたシート束の様子を示す平面説明図及び断面説明図である。
図により本発明に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図12を用いて本発明に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の第1実施形態について説明する。
(画像形成装置)
図1は第1実施形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置3の断面図である。図1に示すように、画像形成装置3は、原稿給送部100、イメージリーダ部200、プリンタ部300、シート処理装置としてのフィニッシャ500を有している。
原稿給送部100にセットされた原稿は、スキャナユニット104によって原稿画像が読み取られる。読み取られた原稿の画像データは、所定の画像処理が施されて露光制御部110へ送られる。露光制御部110は、画像信号に応じたレーザ光を出力する。レーザ光は、図示しないポリゴンミラーにより走査されながら像担持体となる感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
感光ドラム111上に形成された静電潜像は、現像装置113により現像され、トナー画像として可視像化される。感光ドラム111、露光制御部110及び現像装置113等により画像情報に応じてシートPに画像を形成する画像形成手段が構成される。
一方、シートPは、給送カセット114,115、手差し給送部125、両面搬送パス124の何れかから転写部116へ搬送される。そして、可視像化されたトナー画像が転写部116においてシートPに転写される。トナー画像が転写されたシートPは、定着部177で加熱及び加圧されてトナー画像が定着される。そして、定着部177を通過したシートPは、排出ローラ118によりフィニッシャ500へ排出される。
(シート処理装置)
シート処理装置となるフィニッシャ500の構成を図2を用いて説明する。図2は、フィニッシャ500の内部構成を示す断面図である。フィニッシャ500は、プリンタ部300から搬送されてきた複数枚のシートPを整合する。そして、フィニッシャ500は、1つのシートP束として束ねる処理、シートP束の上流端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、ソート処理、ノンソート処理、中綴じ製本部800による中綴じ処理等の各種のシート処理を選択的に行う。
図2に示すように、フィニッシャ500は、搬送されてきたシートPを装置内部に取り込むための搬送パス502を有している。シートPを搬送する搬送パス502には、入口ローラ対501からシート搬送方向下流側に向かって各搬送ローラ対が図2に示すように設けられている。図2中、108はシートシフトユニット、506,507,801は搬送ローラ対、535〜537はシート位置検知センサ、514は切換えフラッパ、523,542は排出パスである。
搬送パス502の終端に設けられた切換えフラッパ513は、更に下流側に繋がれた上排出パス524と下排出パス522とに搬送経路を切り換える。上排出パス524は、上排出ローラ509によりサンプルトレイ701へシートPを案内する。一方、下排出パス522には、搬送ローラ対510,511,541が設けられ、シートPを処理トレイ550に排出する。
処理トレイ550に排出されたシートPは、順次整合処理されながら束状に積載されて、図12に示す操作部1からの設定に応じて、仕分け処理やステイプル処理が適宜行われる。処理されたシートP束は、上ローラ551aと下ローラ551bとにより構成される束排出ローラ対551により昇降可能なスタックトレイ700とサンプルトレイ701とに選択的に排出される。
ステイプル処理は、ステイプラ560により行われる。ステイプラ560は、シートPの幅方向(シート搬送方向に対して交差する方向)に移動して、シートP束の所定の箇所を綴じる。スタックトレイ700とサンプルトレイ701は、フィニッシャ500の装置本体に沿って昇降する。上側のサンプルトレイ701は、上排出パス524と処理トレイ550からのシートPを受け取る。また、下側のスタックトレイ700は、処理トレイ550からのシートPを受け取る。このように、スタックトレイ700とサンプルトレイ701には多量のシートPが積載される。
(画像形成装置の制御部)
次に、図12を用いて画像形成装置3本体の制御部の構成について説明する。図12は、画像形成装置3の制御ブロック図である。制御手段となるCPU(中央演算装置)回路部150は、図示しないCPUを有している。CPU回路部150は、ROM(リードオンリメモリ)151に格納された制御プログラムと操作部1の設定に基づいて、原稿給送制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部301を制御する。また、CPU回路部150は、ROM151に格納された制御プログラムと操作部1の設定に基づいて、折り処理制御部401、フィニッシャ制御部575、外部I/F(インターフェース)203を制御する。
原稿給送制御部101は原稿給送部100を制御する。イメージリーダ制御部201はイメージリーダ部200を制御する。プリンタ制御部301はプリンタ部300を制御する。折り処理制御部401は図示しない折り処理部を制御する。フィニッシャ制御部575はフィニッシャ500、中綴じ製本部800、図示しないインサータを夫々制御する。
操作部1は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー、設定状態を表示するための表示部等を有している。操作部1は、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力すると共に、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
RAM(ランダムアクセスメモリ)152は、制御データを一時的に保持するための領域や、制御にともなう演算の作業領域として用いられる。外部I/F203は、画像形成装置3と外部のコンピュータ204とのインタフェースであり、コンピュータ204からのプリントデータをビットマップ画像に展開して、画像データとして画像信号制御部202へ出力する。また、イメージリーダ制御部201から画像信号制御部202へは、図示しないイメージセンサで読み取った原稿画像が出力される。プリンタ制御部301は、画像信号制御部202からの画像データを図示しない露光制御部へ出力する。
また、プリンタドライバがインストールされたクライアント端末機としてのコンピュータ204はプリンタドライバ経由及び外部I/F203経由で文書データを印刷データに変換し、画像形成装置3へ印刷データを送信する。そして、印刷データを受信した画像形成装置3は、受信した印刷データに基づき画像をプリントアウトすることによりネットワークプリント動作を実現することができる。
(シート処理装置の制御部)
図11を用いてシート処理装置であるフィニッシャ500の制御部の構成について説明する。図11は、シート処理装置であるフィニッシャ500の制御手段となるフィニッシャ制御部575の構成を示すブロック図である。図11に示すように、フィニッシャ制御部575は、マイクロコンピュータシステムで構成され、CPU(中央演算装置)60、ROM(リードオンリメモリ)59及びRAM(ランダムアクセスメモリ)61等を備える。
ROM59にはパンチャー処理用プログラム及びステイプリング処理用プログラムなどが予め格納されている。CPU60は各プログラムを実行し、RAM61との間で適宜データのやり取りをしながら入力データ処理を行うことにより、所定の制御信号を作成する。
入口検知センサ531、シート位置検知センサ533,534、横レジ位置検知センサ532からの検知信号が入力インタフェース回路57を介してCPU60に入力データとして入力される。CPU60からは各種の制御信号が出力インタフェース回路58を介して出力される。その出力信号はモータドライバなどの制御機器に向けて送信され、制御機器を制御して搬送モータM1〜M3、フラッパソレノイド2、横レジシフトモータM4を作動させる。また、画像形成装置3に設けられたCPU回路部150と、フィニッシャ500に設けられたCPU60との間でデータが送受信される。
尚、本実施形態において、フィニッシャ500を制御するフィニッシャ制御部575をフィニッシャ500に設けた構成について説明する。フィニッシャ制御部575を画像形成装置3に設けられたCPU回路部150と一体的に画像形成装置3本体側に設けても良い。
次に、画像形成装置3の通常処理モードにおけるシート処理動作のバッファ処理について説明する。
(通常処理モード時のバッファ処理動作)
シートを束状にして綴じるステイプル処理や、シートを束状にして中間部分を針綴じしてから冊子状に折る中綴じ製本処理(サドルステッチ処理)を行う場合には、通常ある一定の時間が必要になることが知られている。これは画像形成装置3の画像形成速度にも依存するが、通常のシートP間隔よりは長い間隔になるのが一般的である。このため、画像形成装置3の画像形成を止めること無くシート処理を行うためのシートPのバッファ処理(重ね合わせ処理)について図3〜図5を用いて説明する。
図3に示すシート処理装置となるフィニッシャ500は、搬送パス502から搬送されてきたシートPを一時的に待機させるための待機部であって待機パスとなるバッファパス504を有する。更に、搬送パス502から搬送されてきたシートPを待機パスとなるバッファパス504に搬送する搬送手段であって複数枚のシートPの重ね合わせを可能とする正転逆転可能なバッファローラ508を有する。
更に、搬送パス502から搬送されてきたシートPを搬送方向下流側へ案内する図3(a)に示す位置と、待機パスとなるバッファパス504へ案内する図3(b)に示す位置とに切換え可能な切換えフラッパ515を有する。そして、処理トレイ550で先行するシートP束の処理を行っている等の条件で、搬送パス502から搬送されてきたシートPを搬送手段となるバッファローラ508と、切換えフラッパ515との協働により待機パスとなるバッファパス504へ案内する。そして、該バッファパス504にシートPを重ね合わせた状態で一時的に保持して待機する動作が行なわれる。
具体的には、1部目のシートPが全て処理トレイ550上に排出され、整合されたら、図5(a)〜(c)に示すように、揺動ガイド503が降りてきて、上ローラ551aがシートP束の上に乗り、ステイプラ560によりシートP束がステイプル処理される。
一方、その間に、プリンタ部300から排出されてきたシートP1は、図3(a)に示すように、切換えフラッパ515を通過し、更にシート位置検知センサ534を通過して所定距離進んだところで停止する。次に、図3(b)に示すように、バッファローラ508が逆転すると共に切換えフラッパ515が下方に回動する。シートP1は、シートP1の後端部がバッファパス504に案内されて所定量進み、シートP1の先端部が搬送パス502上に存在する図3(b)に示す第1のシート待機位置で停止する。
図4(a)に示すように、後続する次のシートP2がシート位置検知センサ533を通過して所定距離進んだら、搬送ローラ対540が回転し、シートP1と、シートP2とが重ね合わされる。この動作を所定枚数繰り返した後、図4(b)に示すように、重ね合わされたシートP1,P2束ごと一緒に下流側の処理トレイ550へ搬送される。
即ち、制御手段となるフィニッシャ制御部575は、通常処理モードにおいて、待機部であって待機パスとなるバッファパス504で待機させたシートP1と、搬送パス502から搬送されてきたシートP2とを重ね合わせて搬送する第1の制御を行う。また、ステイプル処理された先行するシートPn束は、このとき、束排出ローラ対551によりスタックトレイ700上に排出される。
図5は重ね合わされたシートP束の処理トレイ550上での整合動作を示す。図5(a)に示すように、揺動ガイド503は降りたまま、束排出ローラ対551でシートP束を受け取る。そして、シートP束の後端が搬送ローラ対541を抜けたら束排出ローラ対551は逆転し、シートP束の後端から処理トレイ550上をステイプラ560に向けて移送される。
そして、シートP束の後端が後端規制部材550aに当接する前に、図5(c)に示すように、揺動ガイド503は上昇し、上ローラ551aは、シートP面から離れる。そして、シートP束の後端を後端規制部材550aに押し当てて整合を行う。その後、図示しない整合板により、シート搬送方向に対して直交する方向の整合を行う。それ以降のシートPは、1枚づつ処理トレイ550上に排出され、所定の処理が行われる。このように一連の動作は終了する。
(セキュリティ待機モード動作)
ユーザは、印刷後のシートPを排出するか否かを印刷ジョブに対して設定する。本実施形態では、印刷を終えた印刷物を外部に排出せず、ユーザからの受け取り要求があるまで待機部であって待機パスとなるバッファパス504でシートPを保持して待機するセキュリティモードをセキュリティ待機モードという。図10はユーザがコピー操作やプリント操作においてコピージョブやプリントジョブに対して行う設定操作を示すフローチャートである。図6〜図9はセキュリティ待機モード設定時のシートPの搬送動作を示す。
ユーザによって処理対象文書にセキュリティ待機モードが設定されている場合には、プリンタ部300で印刷されたシートP1は、図6(b)に示す第2のシート待機位置で停止する。前記第2のシート待機位置は、図3(b)に示して前述した通常処理モード時の第1のシート待機位置よりもシートP1の後端部がバッファパス504に更に多く後進してシートP1の先端が搬送パス502上から退避した待機位置である。第1のシート待機位置はシートP1の後端部がバッファパス504に案内されて所定量進み、シートP1の先端部が搬送パス502上に存在する待機位置である。
即ち、制御手段となるフィニッシャ制御部575は、図4(a)に示すように、通常処理モードにおける第1のシート待機位置と、図6(b)に示すように、セキュリティー待機モードにおける第2のシート待機位置と、を互いに異なる待機位置に設定する。第1のシート待機位置は、待機部であって待機パスとなるバッファパス504で待機させたシートP1と、搬送パス502から後続して搬送されてきたシートP2とを重ね合わせ動作しているときのシート待機位置である。第2のシート待機位置は、セキュリティー待機モードにおいて、ユーザからの受け取り要求があるまで、待機部であって待機パスとなるバッファパス504でシートP1を待機させるときのシート待機位置である。
また、図7(a),(b)に示すように、セキュリティ待機モードで複数枚の印刷が設定された場合は、前述の通常処理モード時のバッファ処理動作と同様である。プリンタ部300から排出されてきたシートP1は、図6(a)に示すように、切換えフラッパ515を通過し、更にシート位置検知センサ534を通過して所定距離進んだところで停止する。次に、図6(b)に示すように、バッファローラ508が逆転すると共に切換えフラッパ515が下方に回動する。そして、シートP1は、シートP1の後端部がバッファパス504に後進してシートP1の先端が搬送パス502上から退避した図6(b)に示す第2のシート待機位置で停止する。
そして、図7(a)に示すように、後続する次のシートP2がシート位置検知センサ533を通過して所定距離進んだら、搬送ローラ対540が回転し、図7(b)に示すように、シートP1と、シートP2とが重ね合わされる。そして、重ね合わされたシートP1,P2束ごと一緒に切換えフラッパ515を通過し、更にシート位置検知センサ534を通過して所定距離進んだところで停止する。
次に、バッファローラ508が逆転すると共に切換えフラッパ515が下方に回動する。そして、重ね合わされたシートP1,P2束は、後端部がバッファパス504に後進してシートP1,P2束の先端が搬送パス502上から退避した図8(a)に示す第2のシート待機位置で待機する。この動作を所定枚数繰り返してシートPの重ね合わせ動作が所定枚数分行われる。シートPの重ね合わせ動作が終了すると、重ね合わされたシートP束は、図8(a)に示す第2のシート待機位置で待機する。
このように印刷を終えた印刷物を外部に排出せず、バッファパス504内に一時的に保持しておく待機命令が付与される。即ち、制御手段となるフィニッシャ制御部575はセキュリティー待機モードにおいて、ユーザからの受け取り要求があるまで、待機部であって待機パスとなるバッファパス504でシートPを待機させる第2の制御を行う。一方、ユーザによってセキュリティ待機モードが設定されていない場合には、プリンタ部300で印刷を終えた印刷物をそのまま外部に排出する通常処理ジョブを行う。
そして、画像形成装置3の傍にきたユーザによって操作部1によりユーザ認証のための入力操作が行われ、その結果、認証されたか否かを判別する。ユーザ認証は、パスワードによって行う他、無線タグICカードなどを用いたユーザ認証でも良い。認証されれば、ユーザが画像形成装置3に対して受け取り要求命令を操作部1により入力操作する。受け取り要求命令を受けると、図9(b)に示すように、待機部であって待機パスとなるバッファパス504で待機していたシートP1,P2束は、下流側の処理トレイ550へ送られる。
即ち、フィニッシャ制御部575は、セキュリティ待機モードにおいて、ユーザからの受け取り要求があると、待機部であって待機パスとなるバッファパス504からセキュリティ待機のシートP1,P2束をシート搬送方向下流側へ搬送する第4の制御を行う。このとき、そのままシートP1,P2束をサンプルトレイ701、スタックトレイ700に排出することも、ステイプラ560によりステイプル処理させることも選択により可能である。このようにしてユーザは、排出された印刷物を受け取る。
一方、待機部であって待機パスとなるバッファパス504で待機していたシートP1,P2束に対する受け取り要求命令が無い状態で、別の受け取り要求のあるジョブが発生する。そして、プリンタ部300でシートP3への印刷が行われてフィニッシャ500に送られてきた場合がある。その場合は、図9(a)に示すように、シートP3は搬送パス502により搬送されて、待機部であって待機パスとなるバッファパス504で待機しているシートP1,P2束の上部を通過し、シート搬送方向下流側へと搬送される。
即ち、フィニッシャ制御部575は、セキュリティ待機モードにおいて、ユーザからの受け取り要求があるまでバッファパス504でシートP1,P2束を待機させる。そしてその状態で、セキュリティ待機以外のシートP3を搬送パス502からバッファパス504を介さずに更にシート搬送方向下流側へと搬送する第3の制御を行う。
以上のようにして、機密性の高い文書のため画像形成装置3の傍をユーザが離れることができないような場合も、ユーザは、一時的に画像形成装置3から離れて別の作業を行うことが可能になる。
また、図3(b)に示すように、通常処理モード時の第1のシート待機位置よりも図6(b)に示すように、シートP1の先端が搬送パス502上から退避したセキュリティ待機モード時の第2のシート待機位置で停止させた。これにより、セキュリティ待機モードで多くのシートPをバッファパス504に保持した場合、次に送られてくるシートPがバッファパス504に待機するシートPの先端に接触してジャムなどの搬送不良を引き起こすことも無い。
前記第1のシート待機位置はシートP1の後端部がバッファパス504に案内されて所定量進み、シートP1の先端部が搬送パス502上に存在するシート待機位置である。前記第2のシート待機位置は、セキュリティ待機モード時のシートP1の後端部がバッファパス504に更に多く後進してシートP1の先端が搬送パス502上から退避したシート待機位置である。
また、通常処理モード時にシートPの重ね合わせ動作をする場合は、後続して搬送されてくるシートPと同期して下流側に搬送されるので引っかかることは無い。通常処理モード時のシートPの重ね合わせ動作での後進動作量は、少ない方が生産性にも有利なことより極力搬送方向下流側に近い位置でシートPを待機させた方が良い。このため、上述したように通常処理モード時と、セキュリティ待機モード時とでは動作モードによって待機部であって待機パスとなるバッファパス504に待機させるシートPの待機位置を変えることが有効である。
さらに、セキュリティ待機モード時に待機部であって待機パスとなるバッファパス504にシートPを待機させた状態で、別の受け取り要求のあるジョブのシートPを処理トレイ550上に排出することが可能である。このため、別のジョブのシートPにステイプルなどの後処理も可能である。また、図8(b)に示すように、ラージサイズのシートPLを待機部であって待機パスとなるバッファパス504に待機させる場合もバッファパス504の入り口に設けられる搬送ローラ対540によりシートPLの搬入排出を行う。これによりシートPのサイズによって搬入排出ローラの位置をかえたり、特定の大きいトレイを設ける必要もない。
本実施形態では、例えば一人のユーザが複数のセキュリティ待機ジョブ、または複数の部数が指定されたジョブを選択した場合にシートPを待機部であって待機パスとなるバッファパス504に待機させる場合の仕分け構成について説明する。フィニッシャ500のバッファパス504よりもシート搬送方向上流側の搬送パス502には、シートPをシート搬送方向に対して交差する直角方向に所定位置ずらしてシート位置を変更可能なシートシフト手段となるシフトローラ対206,207が設けられている。シフトローラ対206,207の構成について図13を用いて説明する。
(シートシフト手段の構成)
図13において、シート処理装置となるフィニッシャ500本体にスライドレール5,6が固定されている。スライドレール5,6にスライド可能なスライドブッシュ205a〜205dを介してシフトフレーム4が図13のy方向に移動可能に保持されている。シフトフレーム4には、シートシフト手段となるシフトローラ対206,207が回転自在に支持されている。
シフトモータM5にシフトフレーム4を移動させる信号がCPU60から発せられると、シフトモータM5が駆動することで、駆動ベルト211が回転し、該駆動ベルト211の固定部材212を介してシフトフレーム4が図13のy方向に移動する。また、シフト搬送モータM6が駆動することで、図示しない駆動伝達手段を介してシフトローラ対206を回転駆動し、さらに駆動ベルト213によりシフトローラ対207を回転駆動することでシートPを図13のx方向に搬送することができる。
搬送されてきたシートPの搬送方向に対して直交方向の位置は、図2に示す横レジ位置検知センサ532により検知される。この横レジ位置検知センサ532による検知情報に基づいて、図14に示すように、搬送パス502におけるシートPの搬送中に所定のシフト量L分だけシートPを搬送方向に対して直交方向に移動する。
(セキュリティ待機ジョブ時のオフセット動作)
次に一人のユーザが複数のセキュリティ待機ジョブを選択した場合のシート保持動作について説明する。ここでは、一人のユーザが異なる2つのセキュリティ待機ジョブを選択した場合を例にとる。まず、第1のセキュリティ待機ジョブが実行されると、図15に示すように、前記第1実施形態と同じ動作でシート処理装置となるフィニッシャ500の待機部であって待機パスとなるバッファパス504にシートPn1束を待機させる。
次にシートPn1束がバッファパス504に待機中に第2のセキュリティ待機ジョブが実行される。すると、プリンタ部300から排出されたシートPn2をシフトローラ対206,207によりシートPn1束とは異なる第2の横レジ位置(1つめのシートPn1束に対してシフト量L分だけ幅方向にシフトされた位置)にシフトさせてバッファローラ508へ送る。その後のシートPn2も同様に前記第2の横レジ位置と同じ位置になるようにして重ね合わせて前記第1実施形態と同様にバッファパス504に待機される。
このようにすることで、図15に示すように、異なる2つのセキュリティ待機ジョブのシートPn1,Pn2を互いに幅方向にシフト量L分だけオフセットした状態で待機させることができる。
そして、ユーザから受け取り要求があった場合、シートPn1,Pn2をオフセットした状態で一緒にまとめて下流側へ搬送し、例えばサンプルトレイ701へ排出する。このようにしたことで、一つのバッファパス504でも異なる複数のセキュリティ待機ジョブの各シートPn1,Pn2を簡単に仕分けることができ、ユーザによるセキュリティ待機ジョブごとのシートPn1,Pn2の識別を容易にする。
本実施形態では、2つのセキュリティ待機ジョブを例にしたが、3つ以上のセキュリティ待機ジョブの場合でも、各ジョブごとにシフト量Lを変えたり、交互にシフトしていけば複数のセキュリティ待機ジョブに対応できる。また、同じプリント内容でも部数が複数ある場合にも応用して、各部ごとにオフセットして仕分け排出させることもできる。
即ち、制御手段となるフィニッシャ制御部575は、複数のセキュリティ待機ジョブ、または複数の部数が指定されたジョブでシートPを待機部であって待機パスとなるバッファパス504で待機させる。このとき、該複数のセキュリティ待機ジョブ、または複数の部ごとに、シートシフト手段となるシフトローラ対206,207により搬送パス502を搬送されるシートPの位置を幅方向に所定のシフト量Lだけ変更する。そして、複数のセキュリティ待機ジョブ、または複数の部ごとに、待機部であって待機パスとなるバッファパス504で待機させるシートPの待機位置を変えた状態で該バッファパス504で一緒に待機させる。
502 …搬送パス
504 …バッファパス(待機部;待機パス)
P …シート

Claims (5)

  1. シートを搬送する搬送パスと、
    前記搬送パスから搬送されてきたシートを一時的に待機させる待機部と、
    前記待機部で待機させたシートと、前記搬送パスから搬送されてきたシートとを重ね合わせて搬送する第1の制御と、
    受け取り要求があるまで前記待機部でシートを待機させる第2の制御と、
    受け取り要求があるまで前記待機部でシートを待機させた状態で、前記待機部を介さずにシートを前記搬送パスから更にシート搬送方向下流側へと搬送する第3の制御と、
    受け取り要求があると前記待機部からシートをシート搬送方向下流側へ搬送する第4の制御と、
    を行う制御手段と、
    を有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記待機部は、
    前記搬送パスから搬送されてきたシートを待機パスに搬送する搬送手段と、
    前記搬送パスから搬送されてきたシートを搬送方向下流側へ案内する位置と、前記待機パスへ案内する位置と、に切換え可能な切換えフラッパと、
    を有し、
    前記搬送パスから搬送されてきたシートを前記搬送手段と前記切換えフラッパとの協働により前記待機パスへ案内し、シートを一時的に前記待機パスに待機させることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記待機部で待機させたシートと、前記搬送パスから搬送されてきたシートとを重ね合わせ動作しているときの第1のシート待機位置と、
    受け取り要求があるまで前記待機部でシートを待機させるときの第2のシート待機位置と、
    を互いに異なる待機位置に設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記待機部よりもシート搬送方向上流側の前記搬送パスにおいて、シートをシート搬送方向に対して交差する方向に所定位置ずらすシートシフト手段を有し、
    前記制御手段は、
    複数のジョブ、または複数の部数が指定されたジョブでシートを前記待機部で待機させるとき、前記複数のジョブ、または複数の部ごとに、前記シートシフト手段により前記搬送パスを搬送されるシートの位置を変更し、前記複数のジョブ、または複数の部ごとに、シートの待機位置を変えた状態で前記待機部で待機させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 画像情報に応じてシートに画像を形成する画像形成手段と、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート処理装置と、
    を有し、
    前記画像形成手段により画像を形成したシートを前記シート処理装置により処理することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019191499A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP7489102B2 (ja) 2020-09-08 2024-05-23 株式会社ホリゾン 用紙搬送装置及びその制御方法ならびに用紙搬送装置の制御プログラム

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