JP2015151119A - 車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製のアウタ、インナパネルを互いに接着させることにより車両用ドアを組立てる際、組立て作業が容易にできるようにする。
【解決手段】車両用ドアは、樹脂製のアウタ、インナパネル10,11を備える。アウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aに沿う方向での外縁部10a,11aがわの一部分を外方に向かい膨出させて膨出部15を形成する。アウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aのうち、少なくとも膨出部15の各外縁部10a,11aを除く部分同士を接着材19で接着する。膨出部15の基部23における中空部12を閉鎖する閉鎖壁24を設ける。接着材19に連設されるシール材25により、膨出部14の基部23の内面と内面に対向する閉鎖壁24の外縁部との間をシールする。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに重ねられて接着される樹脂製のアウタ、インナパネルを備えた車両用ドアに関するものである。
車両である自動車には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、自動車の車体の後面を形成する外壁にバックドア開口が形成され、このドア開口を開閉可能に閉じるバックドアが設けられる。このドアは、車体の上記外壁の厚さ方向で互いに重ねられ、それぞれの面方向での各外縁部同士が互いに重ね合わされる一方、それぞれの面方向での各中途部同士が互いに離間させられて中空部を形成する樹脂製のアウタ、インナパネルを備え、これらアウタ、インナパネルの各外縁部同士が互いに接着材により接着されることにより、上記ドアが形成される。
そして、上記ドアは、そのアウタ、インナパネルを樹脂製としたことにより、板金製のものに比べて軽量化が達成される。また、上記接着材は、上記各外縁部同士の間をシールしており、これにより、ドアの外部から上記中空部への水の浸入が防止される。
また、上記ドアでは、上記アウタ、インナパネルの各外縁部に沿う方向でのこれら外縁部がわの一部分である左、右各上側部が車両の外側方に向かい膨出させられて膨出部が形成される。この場合、上記ドアのアウタ、インナパネルにおいて上記膨出部を除く部分がドア本体部とされる。また、通常、上記膨出部の下方と上記ドア本体部の下部がわの外側方との空域にリヤコンビランプが配置され、このリヤコンビランプは上記ドア開口の開口縁部を構成する外壁の部分に取り付けられる。
そして、上記したように、自動車の後面においてドアとリヤコンビランプとは互いにまとまりのあるよう配設されており、これにより、この自動車の後面に対する見栄えの向上が達成されるようになっている。
特開2012−30654号公報
ところで、上記ドアの膨出部におけるアウタ、インナパネルの各外縁部は、通常、その長手方向で複数の屈曲部を有し、かつ、三次元的に屈曲する複雑な形状をなしている。
このため、上記ドアの組立て作業時に、上記膨出部におけるアウタ、インナパネルの各外縁部同士を互いに重ね合わせて接着材により接着させるとき、これらアウタ、インナパネルの各外縁部同士の相対的な位置決め精度や寸法精度を十分に確保することは困難となって、これら各外縁部同士の間の接着材による接着やシールが不十分となるおそれを生じる。そこで、このような不都合が生じないよう留意して上記ドアの組立て作業を行うことが求められるが、その分、この組立て作業は煩雑になりがちである。
また、上記ドアの組立て作業時に、上記アウタ、インナパネルの各外縁部同士を互いに重ね合わせて接着させるとき、通常、まず、ドアの厚さ方向で互いに離間させた上記アウタ、インナパネルの外縁部に接着材を塗布し、次に、これらアウタ、インナパネルを上記厚さ方向で互いに接近させて接着を行うこととされる。
ここで、ドアのアウタ、インナパネルは種々所望の形状とされるものであることから、上記各外縁部同士の互いの対向面が上記ドアの厚さ方向に対し傾斜する場合が多く見られる。この場合、上記したドアの組立て作業において、そのアウタ、インナパネルを上記厚さ方向で互いに接近させて、各外縁部を互いに重ね合わせようとするとき、これら両外縁部のうちの一方の外縁部が他方の外縁部に塗布された接着材を削り落としてしまうおそれを生じる。
そこで、上記アウタ、インナパネルを上記厚さ方向で互いに接近させるときには、上記した接着材の削り落としを防止するため、各外縁部の互いの対向面が上記厚さ方向に対し、より直交するようこれらの外縁部に外力を与えて弾性変形させることが行われる。
しかし、上記膨出部におけるアウタ、インナパネルの少なくともいずれか一方のパネルは箱形状をなしていて大きい剛性を保持しがちであるため、この膨出部におけるアウタ、インナパネルの外縁部を弾性変形させることは容易でなく、よって、その分、ドアの組立て作業が更に煩雑になりがちである。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車両用ドアが、互いに重ねられて接着される樹脂製のアウタ、インナパネルを備え、これらアウタ、インナパネルの各外縁部がわの一部分が外方に向かい膨出させられて膨出部が形成された場合において、上記アウタ、インナパネルを互いに接着させることによりドアを組立てる際、この組立て作業が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、車体2の外壁4の厚さ方向Aで互いに重ねられ、それぞれの面方向での各外縁部10a,11a同士が互いに重ね合わされる一方、それぞれの面方向での各中途部10b,11b同士が互いに離間させられて中空部12を形成する樹脂製のアウタ、インナパネル10,11を備え、これらアウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aに沿う方向でのこれら外縁部10a,11aがわの一部分を外方に向かい膨出させて膨出部15を形成した車両用ドアにおいて、
上記アウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aのうち、少なくとも上記膨出部15の各外縁部10a,11aを除く部分同士を接着材19で接着し、上記膨出部15の基部23における中空部12を閉鎖する閉鎖壁24を設け、上記接着材19に連設されるシール材25により、上記膨出部14の基部23の内面とこの内面に対向する上記閉鎖壁24の外縁部との間をシールしたことを特徴とする車両用ドアである。
請求項2の発明は、上記膨出部15の基部23を構成する上記アウタパネル10の内面に対し、固着具27により、もしくは一体的に形成することにより上記閉鎖壁24を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車体の外壁の厚さ方向で互いに重ねられ、それぞれの面方向での各外縁部同士が互いに重ね合わされる一方、それぞれの面方向での各中途部同士が互いに離間させられて中空部を形成する樹脂製のアウタ、インナパネルを備え、これらアウタ、インナパネルの各外縁部に沿う方向でのこれら外縁部がわの一部分を外方に向かい膨出させて膨出部を形成した車両用ドアにおいて、
上記アウタ、インナパネルの各外縁部のうち、少なくとも上記膨出部の各外縁部を除く部分同士を接着材で接着し、上記膨出部の基部における中空部を閉鎖する閉鎖壁を設け、上記接着材に連設されるシール材により、上記膨出部の基部の内面とこの内面に対向する上記閉鎖壁の外縁部との間をシールしている。
このため、上記ドアから膨出部を除いたドア本体部におけるアウタ、インナパネルの各外縁部同士の接着やシールは上記接着材によってなされると共に、上記膨出部の基部における中空部は上記閉鎖壁およびシール材によって閉鎖される。そして、上記接着材により、上記ドアの大部分を占めるドア本体部に所定の剛性が確保され、また、この際、上記膨出部の基部における中空部を閉鎖した上記閉鎖壁およびシール材により、上記膨出部の基部におけるアウタ、インナパネルの各部分同士が互いに支持し合うこととなって、上記膨出部の基部の周りに所定の剛性が確保されることから、上記ドアには全体的に所定の剛性が確保される。しかも、上記接着材、閉鎖壁、およびシール材により、このドアの大部分を占めるドア本体部の中空部への外部からの水入りが防止される。
よって、上記ドアの組立て作業時に、このドアのアウタ、インナパネルを互いに接着させるとき、上記膨出部において複雑な形状をなすアウタ、インナパネルの各外縁部同士を互いに接着させたり、これら各外縁部同士の間をシールしたりすることはしないで足りることから、その分、上記ドアの組立て作業は容易にできる。
請求項2の発明は、上記膨出部の基部を構成する上記アウタパネルの内面に対し、固着具により、もしくは一体的に形成することにより上記閉鎖壁を取り付けている。
ここで、主に、ドアの外観上の見栄えの向上の観点から、このドアのアウタ、インナパネルのうち、アウタパネルの方が三次元的により大きく屈曲して、より複雑な形状とされがちである。
そこで、ドアの組立て作業時には、上記発明により、予め、上記膨出部の基部におけるアウタパネルの内面に対し上記閉鎖壁を固着具により固着し、もしくは一体的に形成し、その後、上記アウタ、インナパネルを互いに接近させて、上記ドア本体部におけるアウタ、インナパネルの各外縁部同士を上記接着材により接着させると共に、上記膨出部の基部におけるインナパネルの内面と上記閉鎖壁の外縁部との間に上記シール材を介設させる。すると、この場合、上記アウタパネルに比べて形状が簡単なインナパネルの内面と上記閉鎖壁の外縁部との間への上記シール材の介設作業は容易にできる。よって、その分、上記ドアの組立て作業は更に容易にできる。
図3のI−I線矢視拡大断面図である。 車両の後面部分破断図である。 図2で示したものの部分拡大図である。 図3で示したものの斜視展開図である。 図3のV−V線矢視拡大断面図である。 図3のVI−VI線矢視拡大断面図である。 図3のVII−VII線矢視拡大断面図である。 図3のVIII−VIII線矢視拡大断面図である。
本発明の車両用ドアに関し、樹脂製のアウタ、インナパネルを互いに接着させることによりドアを組立てる際、この組立て作業が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、車両用ドアは、車体の外壁の厚さ方向で互いに重ねられ、それぞれの面方向での各外縁部同士が互いに重ね合わされる一方、それぞれの面方向での各中途部同士が互いに離間させられて中空部を形成する樹脂製のアウタ、インナパネルを備える。これらアウタ、インナパネルの各外縁部に沿う方向でのこれら外縁部がわの一部分が外方に向かい膨出させられて膨出部が形成される。
上記アウタ、インナパネルの各外縁部のうち、少なくとも上記膨出部の各外縁部を除く部分同士が接着材で接着される。上記膨出部の基部における中空部を閉鎖する閉鎖壁が設けられる。上記接着材に連設されるシール材により、上記膨出部の基部の内面とこの内面に対向する上記閉鎖壁の外縁部との間がシールされる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1〜4において、符号1は、自動車で例示される車両であり、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。
車両1の車体2の内部が車室3とされ、車体2の後面を形成する外壁4に上記車室3の内外を連通するバックドア開口5が形成される。また、このドア開口5を車両1の後方から開閉可能に閉じるバックドア6が設けられる。
全図において、上記ドア6は、車体2の外壁4の厚さ方向(車体2の前後方向)Aで互いに重ねられる樹脂製のアウタ、インナパネル10,11を備えている。これらアウタ、インナパネル10,11は、その各外縁部10a,11a同士が互いに重ね合わされる一方、それぞれ面方向での中途部10b,11b同士が互いに離間させられて、これら中途部10b,11bの間に中空部12が形成される。上記の場合、外壁4の厚さ方向Aと、ドア6のそれとは互いに一致している。
上記アウタ、インナパネル10,11は車両1の後面視(図2)で矩形状をなし、左右対称形とされている。上記アウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aに沿う方向でのこれら外縁部10a,11aがわの一部分である左、右各上側部は、それぞれ車両1の外側方に向かい膨出させられて左右一対の膨出部15が形成される。この場合、上記アウタ、インナパネル10,11において上記各膨出部15を除く部分がドア本体部16とされ、このドア本体部16はドア6の大部分を占めている。
上記アウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aのうち、上記膨出部15の各外縁部10a,11aを除く部分同士、つまり、上記ドア本体部16の各外縁部10a,11a同士は接着強度の高いウレタン系の接着材19により接着され、かつ、上記ドア本体部16の各外縁部10a,11a同士の間は全体的に上記接着材19によりシールされる。
一方、上記膨出部15のアウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aのうち、上部がわ同士は上記接着材19により接着され、かつ、シールされるが、下部がわの各外縁部10a,11a間には、わずかな隙間20が形成されていて(図3,8)、これら各外縁部10a,11a同士は接着されていない。
なお、上記の場合、膨出部15におけるアウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11a同士は全体的に接着材19により接着し、かつ、シールしてもよいが、全体的に接着もシールもしなくてもよい。
上記膨出部15のうち、上記ドア本体部16がわの端部である上記膨出部15の基部23における中空部12を閉鎖する樹脂製の閉鎖壁24が設けられる。この閉鎖壁24は、上記膨出部15の中空部12とドア本体部16の中空部12とを仕切るよう設けられる閉鎖壁本体24aと、この閉鎖壁本体24aの面方向での外縁部から車両1の幅方向での内側方に向かって一体的に延出する環状体24bとを有し、この環状体24bの外面は上記膨出部15の基部23の内面に面接触状となるよう形成される。
上記接着材19に一体的に連なるよう連設されるシール材25により、上記膨出部15の基部23の内面とこの内面に対向する上記閉鎖壁24の外縁部である環状体24bの外面との間が全体的にシールされる。これにより、上記ドア本体部16の中空部12は密閉空間とされ、外部からの水の浸入が確実に防止される。
上記シール材25は、エプトシーラや発泡ポリエチレン等の発泡シール材が用いられる。そして、このような材質のシール材25によれば、ドア6の熱伸び等の変形により生じようとするアウタ、インナパネル10,11の歪や内部応力の吸収が可能とされて上記ドア6の変形が抑制され、もって、このドア6の外観上の見栄えが良好なままに維持される。なお、上記シール材25は、上記接着材19と同じ材質として、シール性だけでなく接着性を有するものとしてもよく、より弾性のあるブチル系の接着材を用いてもよい。
上記膨出部15の基部23を構成する上記アウタパネル10の内面に対し上記シール材25に加え固着具27によって上記閉鎖壁24が取り付けられる。上記固着具27は、締結具28と、この締結具28の軸心回りで上記閉鎖壁24が自由に回動することを阻止する回り止め29とを有している。
なお、上記アウタパネル10の内面への閉鎖壁24の取り付けは、これら10.24を一体的に形成することにより達成してもよい。また、上記アウタパネル10の内面に、上記閉鎖壁24を取り付けない場合には、この閉鎖壁24を上記インナパネル11の内面に、上記したと同様に取り付けてもよい。
上記膨出部15は、車両1の側面断面視(図1)で、車両1の後方に向かって凸の三角形状をなしている。この三角形状の各辺のうち、上記膨出部15におけるアウタパネル10の中途部10bが二つの斜辺を形成し、インナパネル11の中途部11bが底辺を形成している。つまり、主に、ドア6の外観上の見栄えの観点から、このドア6のアウタ、インナパネル10,11のうち、アウタパネル10の方が三次元的により大きく屈曲するよう形成されている。
また、上記膨出部15の基部23の内面のうち、インナパネル11の内面は、車両1の後面視(図3)で、上下方向に直線的に延び、かつ、車体2の後方に向かって凸の滑らかな円弧形状をなして単純な形状とされる。これにより、上記インナパネル11の内面と上記閉鎖壁24の環状体24bとの間をシール材25によりシールするための作業が容易にでき、また、このシールが精度よくできることとされる。
上記ドア6は、上記ドア本体部16の上部に形成され、車体2の前後方向に貫通するウィンド開口31と、このウィンド開口31を車両1の後方から閉じるウィンドガラス32と、上記ウィンド開口31の開口縁部を構成するアウタパネル10に上記ウィンドガラス32の外縁部を接着する他の接着材33とを備えている。
上記ドア6の膨出部15の下方と上記ドア本体部16の下部がわの外側方との空域にはリヤコンビランプ34が配置され、このリヤコンビランプ34は上記ドア開口5の開口縁部を構成する外壁4の部分に取り付けられる。
なお、上記ドア6は、車両1のエンジンルームの上端開口を開閉可能とするフードや、荷室の開口を開閉可能とするリッドを含む概念である。また、上記膨出部15は、アウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aの下部がわに形成してもよい。
また、上記膨出部15におけるアウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aの互いに対向面の一部分は、上記ドア6の厚さ方向Aに傾斜し、他部分はほぼ直交しているが、ほぼ平行となるようにしてもよい。また、上記各外縁部10a,11aの断面視で、その各自由端の突出方向が互いに逆向きとなるよう、これら各外縁部10a,11a同士が互いに重なり合うようにしてもよい。また、上記各接着材19,33は互いに同じ材質であるが、互いに異なる材質のものとしてもよい。
上記構成によれば、アウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11aのうち、少なくとも上記膨出部15の各外縁部10a,11aを除く部分同士を接着材19で接着し、上記膨出部15の基部23における中空部12を閉鎖する閉鎖壁24を設け、上記接着材19に連設されるシール材25により、上記膨出部14の基部23の内面とこの内面に対向する上記閉鎖壁24の外縁部との間をシールしている。
このため、上記ドア6から膨出部15を除いたドア本体部16におけるアウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11a同士の接着やシールは上記接着材19によってなされると共に、上記膨出部15の基部23における中空部12は上記閉鎖壁24およびシール材25によって閉鎖される。そして、上記接着材19により、上記ドア6の大部分を占めるドア本体部16に所定の剛性が確保され、また、この際、上記膨出部15の基部23における中空部12を閉鎖した上記閉鎖壁24およびシール材25により、上記膨出部15の基部23におけるアウタ、インナパネル10,11の各部分同士が互いに支持し合うこととなって、上記膨出部15の基部23の周りに所定の剛性が確保されることから、上記ドア6には全体的に所定の剛性が確保される。しかも、上記接着材19、閉鎖壁24、およびシール材25により、このドア6の大部分を占めるドア本体部16の中空部12への外部からの水入りが防止される。
よって、上記ドア6の組立て作業時に、このドア6のアウタ、インナパネル10,11を互いに接着させるとき、上記膨出部15において複雑な形状をなすアウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11a同士を互いに接着させたり、これら各外縁部10a,11a同士の間をシールしたりすることはしないで足りることから、その分、上記ドア6の組立て作業は容易にできる。
また、前記したように、膨出部15の基部23を構成する上記アウタパネル10の内面に対し固着具27により、もしくは一体的に形成することにより上記閉鎖壁24を取り付けている。
ここで、主に、ドア6の外観上の見栄えの向上の観点から、このドア6のアウタ、インナパネル10,11のうち、アウタパネル10の方が三次元的により大きく屈曲して、より複雑な形状とされがちである。
そこで、ドア6の組立て作業時には、上記構成により、予め、上記膨出部15の基部23におけるアウタパネル10の内面に対し上記閉鎖壁24を固着具27により固着し、もしくは一体的に形成し、その後、上記アウタ、インナパネル10,11を互いに接近させて、上記ドア本体部16におけるアウタ、インナパネル10,11の各外縁部10a,11a同士を上記接着材19により接着させると共に、上記膨出部15の基部23におけるインナパネル11の内面と上記閉鎖壁24の外縁部との間に上記シール材25を介設させる。すると、この場合、上記アウタパネル10に比べて形状が簡単なインナパネル11の内面と上記閉鎖壁24の外縁部との間への上記シール材25の介設作業は容易にできる。よって、その分、上記ドア6の組立て作業は更に容易にできる。
1 車両
2 車体
3 車室
4 外壁
5 ドア開口
6 ドア
10 アウタパネル
10a 外縁部
10b 中途部
11 インナパネル
11a 外縁部
11b 中途部
12 中空部
15 膨出部
16 ドア本体部
19 接着材
23 基部
24 閉鎖壁
24a 閉鎖壁本体
24b 環状体
25 シール材
27 固着具
A 厚さ方向

Claims (2)

  1. 車体の外壁の厚さ方向で互いに重ねられ、それぞれの面方向での各外縁部同士が互いに重ね合わされる一方、それぞれの面方向での各中途部同士が互いに離間させられて中空部を形成する樹脂製のアウタ、インナパネルを備え、これらアウタ、インナパネルの各外縁部に沿う方向でのこれら外縁部がわの一部分を外方に向かい膨出させて膨出部を形成した車両用ドアにおいて、
    上記アウタ、インナパネルの各外縁部のうち、少なくとも上記膨出部の各外縁部を除く部分同士を接着材で接着し、上記膨出部の基部における中空部を閉鎖する閉鎖壁を設け、上記接着材に連設されるシール材により、上記膨出部の基部の内面とこの内面に対向する上記閉鎖壁の外縁部との間をシールしたことを特徴とする車両用ドア。
  2. 上記膨出部の基部を構成する上記アウタパネルの内面に対し、固着具により、もしくは一体的に形成することにより上記閉鎖壁を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
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