JP6289182B2 - 車両用ドア - Google Patents

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Description

本発明は、ウィンド開口の周囲に断面ハット形状のピラー部を有する樹脂製インナパネルと、該インナパネルに重ねられるアウタパネルと、インナパネルのピラー部に重ねられ接着剤により接着されてウィンド開口を閉塞するウィンドガラスとを備えた車両用ドアに関する。
従来、自動車等の車両において、バックドアを樹脂で構成することが行われている。具体的には、斜め後方からバックドアを見た分解斜視図である図4に示すように、1枚のインナパネル51に、上部および下部のアウタパネル52a,52bを重ねるとともに、インナパネル51のウィンド開口51aにウィンドガラス53を重ね、これらを接着剤により接着することによりバックドア50を形成することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2012−30654号公報(段落0018−0019参照)
ところで、図5に示す従来のバックドア50では、図5のA−A線断面である図6に示すように、インナパネル51のウィンドガラス53が接着される部分にピラー部51bが形成され、このピラー部51bは、断面コ字状の基部51b1の両側の開口側先端に外向きにフランジ51b2が一体形成されて成り、両フランジ51b2がウィンドガラス53に対向配置されてその間に塗布されたウレタン接着剤55によりインナパネル51のピラー部51bにウィンドガラス53が接着されるようになっている。
しかし、図6に示すインナパネル51のピラー部51bのような断面ハット形状の場合、接着剤55の塗布の始端と終端にその他の部分によりも量の多い塊のような接着剤55のダマが生じ、ピラー部51bにウィンドガラス53を貼り付けたときに接着剤55のダマが押し潰されてピラー部51bの基部51b1の内部側にはみ出し硬化することによって、異音の発生源やハーネス取付けの邪魔になるため、接着する前に予め余分に塗布した接着剤55をふき取る作業が必要になり、作業が煩雑化するという問題がある。また、インナパネル51を樹脂成形により加工する際の成形収縮によって、接着部分であるピラー部51bに変形が生じて位置精度が低下するという問題もある。
本発明は、インナパネルとウィンドガラスとの接着部分において接着剤のはみ出しを抑制できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用ドアは、ウィンド開口の周囲に断面ハット形状のピラー部を有する樹脂製インナパネルと、該インナパネルに重ねられるアウタパネルと、前記インナパネルの前記ピラー部に重ねられ接着剤により接着されて前記開口を閉塞するウィンドガラスとを備えた車両用ドアにおいて、前記ピラー部の少なくとも1カ所に、ハット形状を構成する両側のフランジ部間に橋絡する橋絡片が形成され、前記両フランジに前記接着剤が塗布されて前記ウィンドガラスが接着されていることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、インナパネルのピラー部の少なくとも1カ所に、ハット形状を構成する両側のフランジ部間に橋絡する橋絡片を形成したため、この橋絡片の位置を接着剤の塗布の始端、終端とすることによって、接着剤の塗布量にばらつきがあり、またインナパネルの接着部分の位置精度が多少悪くても、インナパネルとウィンドガラスとを接着したときに接着剤は橋絡片を伝うように広がり、従来のような接着剤のはみ出しが生じることを防止することができる。
また、橋絡片を両フランジ部間に橋絡して形成したことにより、ピラー部を補強してねじれ剛性の向上を図ることができる。
本発明に係る車両用ドアの一実施形態の一部の背面図である。 図1のB−B線における断面図である。 図1のC−C線における断面図である。 従来の車両用バックドアの分解斜視図である。 図4のバックドアの正面図である。 図5のA−A線における断面図である。
本発明の車両用ドアをバックドアに適用した一実施形態について、図1ないし図3を参照して詳細に説明する。
図1は、5ドアタイプの車両(自動車)1における樹脂製バックドアを示し、車体2の内部が車室3である。なお、図2、図3中のFrは、この車両1の進行方向の前方を示し、以下において、前、後とは車両進行方向の前方および後方をいい、左、右とは、車両1の前方に向かっての車幅方向をいう。
図1ないし図3に示すように、車体2は、車室3の後面を形成する後壁4と、この後壁4に形成されて車室3の内外を連通するバックドア開口5をその後方から開閉可能に閉じる縦向き姿勢のバックドア6と、ドア開口5の開口縁部に取り付けられこの開口縁部およびバックドア6の外縁部の間に介設される弾性のウェザストリップ7と、車体2の後壁4におけるドア開口5の左右各側部の開口縁部および上記ドア6の左右各側部との間に架設され、ガスを封入したシリンダ式の左右一対のダンパステー8,8とを備える。
このとき、バックドア6の上端部が車体2の後壁4におけるドア開口5の上部開口縁部に左右一対の枢支具9により回転自在に枢支され、バックドア6の下部側が上下に回動可能になっており、バックドア6の上下回動によりドア開口5が開閉される。なお、ドア6の上方への回動によってドア開口5を開くと、各ダンパステー8のガス圧によりバックドア6の自重が車体2側に支持され、バックドア6が上方に回動下状態に保持される。
また、バックドア6は、車室3側からその外部の後方に向かって、樹脂製のインパネル11およびアウタパネル12およびウィンドガラス13が重ねられて構成され、インナパネル11の上部に、ほぼ矩形のウィンド開口16が形成されている。ここで、アウタパネル12は、インナパネル11の上部に重ねて接合される上アウタパネル12aと、インナパネル11の下部に重ねて接合される下アウタパネル12bとからなり、ウィンド開口1の上側ではインナパネル11、上アウタパネル12a、ウィンドガラス13が順次重ねられて接着剤により接着され、ウィンド開口1の下側ではインナパネル11、下アウタパネル12b、ウィンドガラス13が順次重ねられて接着剤により接着される。
さらに、図1ないし図3に示すように、インナパネル11は、ウィンドガラス13が接着されるウィンド開口16の周縁部にピラー部19が形成され、このピラー部19は、断面コ字状の基部20の両側それぞれのウィンドガラス13側先端に外向きに内、外フランジ部21a,21bが一体形成されて、断面がハット形状に構成されている。また、ピラー部19の左右端部それぞれに、内フランジ部21aと外フランジ部21bとの間を橋絡する橋絡片23が2カ所ずつ一体形成され、ピラー部19全体で4カ所に橋絡片23が形成されており、ピラー部23のねじれ剛性が向上されている。
そして、図1中のB−B線において橋絡片23を横切るように切断したときの断面図は図2に示すようになり、橋絡片23の位置を塗布の始端、終端としてウレタン接着剤等の接着剤25が塗布される。より具体的には、1つの橋絡片23を始端として接着剤25の塗布が開始され、次の橋絡片23を終端として接着剤25の塗布が一旦終了する。さらに、その橋絡片23を始端として接着剤25の塗布が開始され、次の橋絡片23を終端として塗布を一旦終了し、これらを繰り返すことにより、例えば内フランジ部21aに沿って接着剤25が塗布され、同様にして、外フランジ部21bに沿って接着剤25が塗布される。
したがって、上記した実施形態によれば、橋絡片23の位置を接着剤25の塗布の始端、終端とするため、インナパネル11とウィンドガラス13とを接着したときに、接着剤25は橋絡片23を伝ってピラー部19の基部20の内側方向に広がるので、接着剤25がはみ出すことを防止でき、従来のように接着する前に予め余分に塗布した接着剤25のふき取り作業が不要になって接着作業効率の向上に寄与することができる。
また、複数の橋絡片23を両フランジ部21a,21b間に橋絡して形成したため、ピラー部19を補強してねじれ剛性の向上を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、接着剤25としてウレタン接着剤を使用する例を示したが、接着剤はこれに限るものではなく、樹脂製であって接着当初は粘着性の高いものを使用するのが好ましい。
また、橋絡片23は1カ所にだけ形成するようにしてもよく、1つの橋絡片23を接着剤25の塗布の開始点とし、ピラー部19の内および外フランジ部21a,21bそれぞれを1周し、橋絡片23に戻って塗布の終端として接着剤25を塗布するようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、バックドアに本発明を適用した例について説明したが、バックドア以外のドアにも本発明を適用できるのは勿論である。
1 …車両
6 …バックドア
11 …インナパネル
12 …アウタパネル
13 …ウィンドガラス
23 …橋絡片
25 …接着剤

Claims (1)

  1. ウィンド開口の周囲に断面ハット形状のピラー部を有する樹脂製インナパネルと、該インナパネルに重ねられるアウタパネルと、前記インナパネルの前記ピラー部に重ねられ接着剤により接着されて前記開口を閉塞するウィンドガラスとを備えた車両用ドアにおいて、
    前記ピラー部の少なくとも1カ所に、ハット形状を構成する両側のフランジ部間に橋絡する橋絡片が形成され、前記両フランジに前記接着剤が塗布されて前記ウィンドガラスが接着されていることを特徴とする車両用ドア。
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