JP2005199841A - パネルシール構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性に優れたパネルシール構造を提供する。
【解決手段】観音開き左扉をなすパネル12の縦縁部の全長にわたって延び且つ荷室外方を向いた複数条の当て面20,22を有するインナガーニッシュ18と、観音開き右扉をなすパネル11の縦縁部の全長にわたって延び且つ扉を閉止した際に当て面20,22に向き合う保持部19,21を有するアウタガーニッシュ17と、保持部19,21に装着した中空状のシール部材25,26とを備え、当て面20,22によりシール部材25,26を圧縮し、これらシール部材25,26に剪断力が作用しないようにする。
【選択図】図1
【解決手段】観音開き左扉をなすパネル12の縦縁部の全長にわたって延び且つ荷室外方を向いた複数条の当て面20,22を有するインナガーニッシュ18と、観音開き右扉をなすパネル11の縦縁部の全長にわたって延び且つ扉を閉止した際に当て面20,22に向き合う保持部19,21を有するアウタガーニッシュ17と、保持部19,21に装着した中空状のシール部材25,26とを備え、当て面20,22によりシール部材25,26を圧縮し、これらシール部材25,26に剪断力が作用しないようにする。
【選択図】図1
Description
本発明はパネルシール構造に関するものである。
図3はウエザストリップの一例を示すもので、ボディ1の開口縁部に当接し得るようにドアサッシュ2上縁部の車内3寄りに嵌着した中空状のシール部材4と、ボディ1の開口縁部に当接し得るようにドアサッシュ2上縁部の車外5寄りに嵌着したリップ状のシール部材6とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
また、車両用保冷室では、上記のシール部材4,6を荷室開扉を構成するパネルの縁部と荷室の開口縁部の間に組み込んで、荷室への熱気の流入、及び荷室からの冷気の流出を抑止している。
特開平6−166329号公報
しかしながら、図3に示すウエザストリップでは、ドア閉止時にシール部材6のリップ先端がボディ1の開口縁部を擦り、リップ基部が車内3側へ引っ張られて当該基部付近に剪断力が作用し、これの繰り返しでシール部材6が傷んで気密性が低下する。
また、シール部材4の外殻がボディ1の開口縁部に押し付けられることにより、シール部材4のドアサッシュ2に嵌着部位付近に剪断力が作用し、これの繰り返しでシール部材4が傷んで気密性が低下する。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、耐久性に優れたパネルシール構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、荷室開扉を構成する一方のパネルの縁部と扉の開閉により当該縁部が離隔近接する他方のパネルの縁部との間に組み込むパネルシール構造であって、他方のパネルの縁部全長にわたって延び且つ荷室外方を向いた複数条の当て面を有するインナガーニッシュと、一方のパネルの縁部全長にわたって延び且つ扉閉止時に前記当て面に向き合う保持部を有するアウタガーニッシュと、当該保持部に装着した中空状のシール部材とを備えてなる。
請求項2に記載の発明は、アウタガーニッシュの全長にわたって延びるボックス構造部を、隣接する保持部の間に設けている。
請求項1に記載の発明においては、インナガーニッシュの当て面でアウタガーニッシュに付帯している各シール部材を圧縮し、インナガーニッシュ、アウタガーニッシュ、及びシール部材によって囲まれる空間を形成する。
請求項2に記載の発明においては、アウタガーニッシュ、インナガーニッシュ、シール部材によって囲まれる空間を、ボックス構造部で複数に区分する。
(1)請求項1に記載の発明では、扉閉止時にインナガーニッシュの当て面に向き合うアウタガーニッシュの保持部にシール部材を装着したので、剪断力によってシール部材が傷まず、耐久性の向上を図ることができる。
(2)扉を閉止したときに、インナガーニッシュ、アウタガーニッシュ、シール部材で囲まれる空間が形成されるので、外部から荷室内部への入熱を防ぐことができる。
(3)請求項2に記載の発明では、インナガーニッシュ、アウタガーニッシュ、シール部材で囲まれる空間をボックス構造部で複数に区分したので、外部から荷室内部への入熱を効果的に防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明のパネルシール構造の実施の形態の第1の例を示すもので、11は車両用保冷室後部の観音開き右扉を構成する一方のパネル、12は観音開き左扉を構成する他方のパネルを表している。
パネル12の左縁部の荷室外方寄り個所には上下に縦通する切欠き14が設けてあり、当該切欠き14とその荷室内方寄りで上下に縦通する凸部16の双方に覆い被さるようにインナガーニッシュ18が組み付けられている。
インナガーニッシュ18は、切欠き14と凸部16の間に位置し且つパネル12が荷室開口を閉じる状態であるときに荷室外方を向く当て面20と、凸部16の荷室内方寄りの角部に位置し且つ前記当て面20に平行な当て面22とを有している。
パネル11の右縁部の荷室内方寄り個所には上下に縦通する切欠き13が設けてあり、当該切欠き13とその荷室外方寄りで上下に縦通する凸部15の双方に覆い被さるようにアウタガーニッシュ17が組み付けられている。
アウタガーニッシュ17は、切欠き13と凸部15の間に位置し且つパネル11,12の双方が荷室開口を閉じる状態であるときに一方の当て面20に向き合う保持部19と、切欠き13の荷室内方寄り個所に位置し且つパネル11,12の双方が荷室開口を閉じる状態であるときに他方の当て面22に向き合う保持部21と、当該保持部19,21の間に位置し且つ切欠き13に沿って延びるボックス構造部23と、パネル11,12の双方が荷室開口を閉じる状態であるときにインナガーニッシュ18の荷室外方側の縁部に覆い被さるリップ24とを有している。
各保持部19,21には中空状のシール部材25,26が装着してあり、これらシール部材25,26は、パネル11,12の双方が荷室開口を閉じた際に当て面20,22に密着して圧縮され、インナガーニッシュ18、アウタガーニッシュ17、及びシール部材25,26によって囲まれる空間を形成する。
つまり、剪断力によってシール部材25,26が傷まず、当該シール部材25,26の耐久性が向上することになる。
また、インナガーニッシュ18、アウタガーニッシュ17、及びシール部材25,26によって囲まれる空間がボックス構造部23で複数(図1では3つ)に区分されるので、外部から荷室内部への入熱を効果的に防ぐことができる。
図2は本発明のパネルシール構造の実施の形態の第2の例を示すもので、31は車両用保冷室の開き扉を構成する一方のパネル、32は車両用保冷室の天井部分を構成する他方のパネルを表している。
パネル32の上縁部の荷室外方寄り個所には横方向に延びる切欠き34が設けてあり、当該切欠き34とその荷室内方寄りで横方向に延びる凸部36の双方に覆い被さるようにインナガーニッシュ38が組み付けられている。
インナガーニッシュ38は、切欠き34と凸部36の間に位置し且つ荷室外方を向いた当て面40と、凸部36の荷室内方寄り個所に位置し且つ前記当て面40に平行な当て面42とを有している。
パネル31の上縁部の荷室内方寄り個所には横方向に延びる切欠き33が設けてあり、当該切欠き33とその荷室外方寄りで横方向に延びる凸部35の双方に覆い被さるようにアウタガーニッシュ37が組み付けられている。
アウタガーニッシュ37は、切欠き33と凸部35の間に位置し且つパネル31が荷室開口を閉じる状態であるときに一方の当て面40に向き合う保持部39と、切欠き33の荷室内方寄り個所に位置し且つパネル31方が荷室開口を閉じる状態であるときに他方の当て面42に向き合う保持部41と、当該保持部39,41の間に位置し且つ切欠き33に沿って延びるボックス構造部43と、パネル31が荷室開口を閉じる状態であるときにインナガーニッシュ38の荷室外方側の縁部に覆い被さるリップ44とを有している。
各保持部39,41には中空状のシール部材45,46が装着してあり、これらシール部材45,46は、パネル31が荷室開口を閉じた際に当て面40,42に密着して圧縮され、インナガーニッシュ38、アウタガーニッシュ37、及びシール部材45,46によって囲まれる空間を形成する。
つまり、剪断力によってシール部材45,46が傷まず、当該シール部材45,46の耐久性が向上することになる。
また、インナガーニッシュ38、アウタガーニッシュ37、及びシール部材45,46によって囲まれる空間がボックス構造部43で複数(図2では3つ)に区分されるので、外部から荷室内部への入熱を効果的に防ぐことができる。
なお、本発明のパネルシール構造は、上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明のパネルシール構造は、様々な車種に適用できる。
11,12,31,32 パネル
17,37 アウタガーニッシュ
18,38 インナガーニッシュ
19,21,39,41 保持部
20,22,40,42 当て面
23,43 ボックス構造部
25,26,45,46 シール部材
17,37 アウタガーニッシュ
18,38 インナガーニッシュ
19,21,39,41 保持部
20,22,40,42 当て面
23,43 ボックス構造部
25,26,45,46 シール部材
Claims (2)
- 荷室開扉を構成する一方のパネルの縁部と扉の開閉により当該縁部が離隔近接する他方のパネルの縁部との間に組み込むパネルシール構造であって、他方のパネルの縁部全長にわたって延び且つ荷室外方を向いた複数条の当て面を有するインナガーニッシュと、一方のパネルの縁部全長にわたって延び且つ扉閉止時に前記当て面に向き合う保持部を有するアウタガーニッシュと、当該保持部に装着した中空状のシール部材とを備えてなることを特徴とするパネルシール構造。
- アウタガーニッシュの全長にわたって延びるボックス構造部を、隣接する保持部の間に設けた請求項1に記載のパネルシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004007892A JP2005199841A (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | パネルシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004007892A JP2005199841A (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | パネルシール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005199841A true JP2005199841A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34821415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004007892A Pending JP2005199841A (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | パネルシール構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105221012A (zh) * | 2015-11-05 | 2016-01-06 | 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 特种轨道车辆的车门结构 |
CN106080137A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-11-09 | 贵州詹阳动力重工有限公司 | 一种全地形车及其车门 |
JP7327774B2 (ja) | 2019-01-23 | 2023-08-16 | 株式会社ヒロテック | 自動車のドア構造 |
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2004
- 2004-01-15 JP JP2004007892A patent/JP2005199841A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105221012B (zh) * | 2015-11-05 | 2017-02-01 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 特种轨道车辆的车门结构 |
CN106080137A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-11-09 | 贵州詹阳动力重工有限公司 | 一种全地形车及其车门 |
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