JP2015150232A - 貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】結露が発生する事態を抑制可能な貯蔵庫を提供する。
【解決手段】トレイ80が収納されるカート本体34を備えるカート30と、カート本体34を収容することが可能な貯蔵室26を有する断熱箱20と、貯蔵室26に温風又は冷風のうち少なくとも一方を送風可能な送風装置と、を備え、カート本体34の底板33には、カート本体34を支持する脚部35が設けられ、カート本体34の底板33は、断熱箱20の底壁20Dの上方に配されるとともに底壁20Dとの間に隙間S2を空けて配され、脚部35は、断熱箱20の底壁20Dに貫通形成された切欠部28を通じて、底壁20Dの下方に露出され、断熱箱20の側壁20Bの内部には、送風装置から送風される空気を貯蔵室26に供給可能とする空気供給路L2が設けられ、側壁20Bには、隙間S2と空気供給路L2とを連通する連通孔29が形成されていることに特徴を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、貯蔵庫に関する。
従来、冷蔵室や温蔵室などの貯蔵室を備えた貯蔵庫として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のものでは、複数枚のトレイが収納されるカート本体と、カート本体が収容される箱体と、を備えている。
特開2011−67288号公報
上記貯蔵庫においては、外気と貯蔵室との温度差によって結露が発生する場合がある。衛生的な観点などから、結露の発生を抑制することが好ましく、この点において改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、結露が発生する事態を抑制可能な貯蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、トレイが収納されるカート本体を備えるカートと、前記カート本体を収容することが可能な貯蔵室を有する断熱箱と、前記貯蔵室に温風又は冷風のうち少なくとも一方を送風可能な送風装置と、を備える貯蔵庫であって、前記カート本体の底部には、前記カート本体を支持する脚部が設けられ、前記カート本体の前記底部は、前記断熱箱の底壁の上方に配されるとともに前記底壁との間に隙間を空けて配され、前記脚部は、前記断熱箱の前記底壁に貫通形成された切欠部を通じて、前記底壁の下方に露出され、前記断熱箱の側壁の内部には、前記送風装置から送風される空気を前記貯蔵室に供給可能とする空気供給路が設けられ、前記側壁には、前記隙間と前記空気供給路とを連通する連通孔が形成されていることに特徴を有する。
本願発明では、カート本体の底部と断熱箱の底壁との間に隙間が形成され、断熱箱の底壁には、カートの脚部が貫通するための切欠部が形成されている。このため、切欠部を通じて、断熱箱外部の空気が当該隙間に侵入する事態が懸念される。当該隙間に外部の空気が侵入すると、貯蔵室内部(ひいては、貯蔵室に収容されたカート本体の底部)と当該隙間の空気との間に温度差が生じ、例えば、カート本体の底部の下面において、結露が発生する事態が懸念される。そこで、本願発明では、連通孔を介して当該隙間と空気供給路とを連通する構成とした。このようにすれば、空気供給路の空気(貯蔵室に送風される空気と同じ温度の空気)の一部が当該隙間に送られる。これにより、貯蔵室内部の空気と当該隙間の空気の温度差を小さくすることができ、結露が生じることを抑制することができる。
また、前記脚部は、キャスタと、前記キャスタと前記底部とを連結するとともに前記切欠部に貫通される連結部材と、を備え、前記連結部材は、垂直方向に延びる一対の垂直延設部と、水平方向に延び、前記一対の垂直延設部同士を繋ぐ水平延設部と、を備え、前記水平延設部と前記底部との間には、前記隙間と連通される第1空間が形成されているものとすることができる。
本発明では、水平延設部と底部との間に第1空間が形成されている。このようにすれば、当該隙間に送られた空気供給路の空気は、第1空間を通過することができる。この結果、空気の流れが水平延設部によって遮られることがなく、当該隙間の全域に亘って空気を送ることができる。
また、前記カート本体を収容した状態の前記断熱箱を収容可能な収容空間を有する箱状をなし、前記送風装置が設けられるステーションを備え、前記ステーションにおける前記収容空間を構成する壁部には、前記壁部における前記断熱箱との対向面と前記断熱箱の外面との間に空気を送風可能な収容空間側送風装置が取り付けられているものとすることができる。このような構成とすれば、断熱箱の外面に送風することができ、当該外面に結露が生じる事態を抑制できる。
また、前記ステーションは、前記断熱箱を前記収容空間に差し入れ可能とする開口部と、一対のステーション側壁部と、前記一対のステーション側壁部における前記開口部から遠い側の端部同士を互いに連結するステーション奥壁部と、を備え、前記収容空間側送風装置は、上下方向に延びる送風路を有し、前記一対のステーション側壁部のうち一方と前記ステーション奥壁部によって構成される角部に取り付けられるダクト部材と、前記ダクト部材における上下方向の一端部に取り付けられるファンと、を備え、前記ダクト部材には、前記送風路と前記収容空間とを連通する複数の貫通孔が貫通形成され、前記複数の貫通孔は、上下方向に配列された複数の第1貫通孔と前記複数の第1貫通孔と平行状に配列された複数の第2貫通孔から構成され、前記複数の第1貫通孔は、前記複数の第2貫通孔に対して、前記断熱箱に近い側に配され、前記第1貫通孔の数は、前記第2貫通孔の数よりも多いものとすることができる。
断熱箱に近い側に配される第1貫通孔の数を第2貫通孔の数に比べて多くすることで、断熱箱の外面により多くの空気を送風することができ、断熱箱の外面に結露が発生する事態をより確実に抑制できる。
本発明によれば、結露が発生する事態を抑制可能な貯蔵庫を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る冷温蔵装置を示す分解斜視図 図1の冷温蔵装置を示す斜視図 冷温蔵装置を示す断面図(正面視) 図3において断熱箱底壁付近を拡大して示す図 断熱箱の側壁を内面側から視た図 カートの脚部を示す正面図 カートの脚部を示す断面図(図6のVII−VII線で切断した図に対応) ステーションを示す正面図 ダクト部材を示す斜視図 冷温蔵装置を示す断面図(図8のX−X線で切断した図に対応) 図10において送風装置付近を拡大して示す図
本発明の一実施形態を図1ないし図11によって説明する。本実施形態では、食品を貯蔵するための貯蔵庫として冷温蔵装置13を例示する。冷温蔵装置13は、図1及び図2に示すように、トレイ80を収納するカート30と、カート30を出し入れ可能に収納する断熱箱20と、断熱箱20を出し入れ可能に収納するステーション70と、を備えている。なお、本実施形態では、ステーション70からカート30又は断熱箱20を出す方向を前方、ステーション70に対してカート30又は断熱箱20を入れる方向を後方とし、この前後方向と水平に交差する方向を左右方向、前後方向と垂直に交差する方向を上下方向とする。
カート30(フレームカート)は、図1に示すように、トレイ80が収納されるカート本体34と、カート本体34の底部に設けられ、カート本体34を支持する脚部35と、を備えている。カート本体34は、底板33(底部)と、底板33の左右の側縁から、それぞれ立ち上がる金属製のフレーム31と、底板33における左右方向の略中央部分から立ち上がる仕切壁40と、を備えている。脚部35は、キャスタ32を備えている。これにより、カート30を移動させることが可能となっている。なお、仕切壁40は、前後方向に長い単位仕切壁を複数段積み重ねることで構成されている。
断熱箱20の内部には、貯蔵室26が形成されている。貯蔵室26は、前後両面が開口されており、その開口部にはそれぞれ観音開き式の断熱扉21が装着されている。前後の断熱扉21を閉じることで貯蔵室26を閉じた空間とすることができる。貯蔵室26には、カート本体34を収容することが可能とされる。これにより、カート30及び断熱箱20を配膳車として一体的に用いることができる。また、断熱箱20の底面にはキャスタ22が設けられている。これにより、使用者は、断熱箱20の前面に設けられた把手25を把持しつつ、断熱箱20を移動させることができる。
図2に示すように、カート30を断熱箱20に収納した状態では、貯蔵室26が仕切壁40によって左右に仕切られる。これにより、仕切壁40の左側に温蔵室11が、右側に冷蔵室12が形成される。温蔵室11には、ステーション70側で生成された暖気又は冷気が循環供給され、冷蔵室12には、ステーション70側で生成された冷気が循環供給される構成となっている。なお、トレイ80は、図2に示すように、左右方向の一方側が温蔵室11に配され、他方側が冷蔵室12に配される構成となっている。
ステーション70は、図1に示すように、正面及び底面が開口された収容空間S1を有する略箱形をなし、収容空間S1には、正面の開口を通じて、カート30が収容された状態の断熱箱20を出し入れ可能となっている。ステーション70の上部には、図3に示すように、2つの熱交換室71,72が水平方向に並んで区画形成されている。温蔵室11の上方に配された第1熱交換室71(正面視左側の熱交換室)には冷却器71Aからなる冷却手段とヒータ71Bからなる加熱手段とが設けられ、冷蔵室12の上方に配された第2熱交換室72(正面視右側の熱交換室)には冷却器72Aからなる冷却手段のみが設けられている。また、両熱交換室71、72にはファン71C,72Cがそれぞれ設けられている。
なお、冷却器71A、ヒータ71B、ファン71Cは、温蔵室11に温風又は冷風を送風可能な送風装置(温蔵室側の送風装置)を構成し、冷却器72A、ファン72Cは、冷蔵室12に冷風を送風可能な送風装置(冷蔵室側の送風装置)を構成するものとされる。
第1熱交換室71の底部及び第2熱交換室72の底部には、導入通口73がそれぞれ設けられている。これに対応して、断熱箱20の天井壁の中央部には、温蔵室11又は冷蔵室12と個別に連通する吸込通口24が形成されている。各導入通口73は、温蔵室11の吸込通口24と、冷蔵室12の吸込通口24の上方にそれぞれ配されている。各導入通口73は、対応する吸込通口24とそれぞれ接続されている。
また、第1熱交換室71の底部及び第2熱交換室72の底部には、帯状の導出通口74がそれぞれ設けられている。これに対応して、断熱箱20の天井壁の左右両側縁部には、それぞれ前後方向に細長い吹出通口23が形成されている。各導出通口74は、温蔵室11の吹出通口23と冷蔵室12の吹出通口23にそれぞれ接続される。
一方、断熱箱20の左右の側壁20A,20Bの内部には、略全面にわたる空気供給路L1,L2がそれぞれ形成されている。空気供給路L1は、その上端において、温蔵室11側の吹出通口23と連通されている。また、空気供給路L2は、その上端において、冷蔵室12側の吹出通口23と連通されている。
また、側壁20A,20Bには、複数の吹出孔27が形成されている。各吹出孔27は、空気供給路L1,L2とそれぞれ連通されている。これにより、温蔵室11と冷蔵室12には、各吹出孔27を通じて、空気供給路L1,L2から温風又は冷気がそれぞれ複数段に亘って吹き出される。以上の構成により、カート30及び断熱箱20がステーション70内に収納されて、対応する通口同士が接続されると、第1熱交換室71と温蔵室11の間、並びに第2熱交換室72と冷蔵室12の間に、それぞれ空気の循環路が形成されるようになっている。
次に、カート30の脚部35及び断熱箱20の底部付近の構成について説明する。図6及び図7に示すように、カート30の脚部35は、複数のキャスタ32と、各キャスタ32と底板33とを連結する連結部材39と、を備えている。連結部材39は、例えば、金属製のフレーム部材とされ、垂直方向に延びる一対の垂直延設部37,37と、水平方向(前後方向)に延び、一対の垂直延設部37,37同士を繋ぐ水平延設部38と、を備えている。
図1に示すように、断熱箱20の底壁20Dには、切欠部28が貫通形成されている。切欠部28は、前方に開口されている。これにより、カート本体34を貯蔵室26に前方から収容する際には、切欠部28に対して、カート30の一対の垂直延設部37,37及び水平延設部38を前方から差し入れることが可能となっている。なお、一対の垂直延設部37,37、水平延設部38、切欠部28は、左右方向に一対設けられている。これにより、カート本体34を貯蔵室26に収容した状態では、図3に示すように、垂直延設部37及び水平延設部38が切欠部28を貫通し、脚部35の一部(キャスタ22及び取付部36)が底壁20Dの下方に露出する構成となっている。
また、カート本体34の底板33は、図4に示すように、断熱箱20の底壁20Dの上方に配されており、底壁20Dとの間に隙間S2を空けて配されている。切欠部28は、平面視において前後方向に長い方形状をなしており、水平延設部38は、平面視において切欠部28よりも一回り小さい方形状をなしている。このため、水平延設部38は切欠部28に嵌合可能な形状をなしている。図4に示すように、水平延設部38の外面と切欠部28の内面との間には、わずかに隙間が生じている。このため、上記隙間S2は、切欠部28を通じて、断熱箱20の外部空間と連通されている。また、水平延設部38は、底板33との間に第1空間S3を空けて配されている。この第1空間S3は、隙間S2と連通されている。
図4に示すように、断熱箱20の側壁20Bにおいて、隙間S2と同じ高さとなる箇所には、隙間S2と空気供給路L2とを連通する連通孔29が形成されている。なお、側壁20Bは、図4に示すように、内側の壁部20B1と、外側の壁部20B2とから構成され、空気供給路L2は、壁部20B1と壁部20B2の間に形成されている。連通孔29は、壁部20B1の下端部に貫通形成されている。なお、上記吹出孔27は、壁部20B1に貫通形成されており、連通孔29の上方に配されている。図5に示すように、連通孔29は、前後方向(図5の左右方向)に長い形状をなし、前後方向(図5の左右方向)において2個所に形成されている。また、連通孔29は、側壁20A側にも形成されている。
次に、ステーション70の収容空間S1に設けられた送風装置60(収容空間側送風装置)について説明する。送風装置60は、図1及び図8に示すように、ステーション70の収容空間S1の奥側に設けられている。ステーション70は、一対の側壁部75,75と、奥壁部76を備え、一対の側壁部75,75(ステーション側壁部)と、奥壁部76(ステーション奥壁部)によって収容空間S1が構成されている。
つまり、ステーション70は、前方に開口された開口部77(断熱箱20を収容空間S1に差し入れ可能とする開口部)を有しており、奥壁部76は、一対の側壁部75,75における後端部(開口部77から遠い側の端部)同士を互いに連結するものとされる。送風装置60は、図8に示すように、上下方向に長いダクト部材61と、ダクト部材61の下端部に取り付けられるファン62と、を備えている。送風装置60(ダクト部材61)は、図10に示すように、奥壁部76と各側壁部75によって構成される角部の各々に設けられている。
ダクト部材61は、図9及び図11に示すように、奥壁部76及び側壁部75側が開口された略箱状をなしており、その内部には上下方向に延びる送風路S4が形成されている。ファン62は、送風路S4内に送風可能な構成となっている。また、ダクト部材61を構成する一対の側壁部63,63には、複数の貫通孔63A,63Bがそれぞれ貫通形成されている。貫通孔63A,63Bは、図11に示すように、送風路S4と収容空間S1とを連通する構成とされ、送風路S4内の空気を収容空間S1に吹き出すための吹出孔とされる。なお、ダクト部材61は、奥壁部76及び側壁部75に取り付けられ、送風路S4は、ダクト部材61、奥壁部76、側壁部75に囲まれることで閉じた空間となる。
これにより、ファン62を駆動させることで、送風路S4及び各貫通孔63A,63Bを通じて、収容空間S1に空気を送風可能となっている。図10に示すように、収容空間S1には、断熱箱20が側壁部75,75及び奥壁部76との間に隙間を空けるように収容されている。このため、各貫通孔63A,63Bから吹き出された空気は、図11に示すように、奥壁部76の内面76Aと断熱箱20の外面20E1との間、及び側壁部75の内面75A(断熱箱との対向面)と断熱箱20の外面20E2との間にそれぞれ送風される(空気の流れを矢印W1で示す)。
貫通孔63A(第1貫通孔)及び貫通孔63B(第2貫通孔)は、それぞれ長手状をなし、同じ形状をなしている。貫通孔63Aは、図9に示すように、上下方向に複数配列されている。一方、貫通孔63Bは、上下方向に複数配列されている。つまり、複数の貫通孔63Bは、複数の貫通孔63Aと平行状に配されている。複数の貫通孔63Aは、複数の貫通孔63Bに対して、断熱箱20に近い側に配されている。また、貫通孔63Aの数は、貫通孔63Bの数よりも多いものとされる。言い換えると、貫通孔63Aは、貫通孔63Bに比して配置密度が大きく設定されている。なお、本実施形態では、貫通孔63A及び貫通孔63Bがダクト部材61の各側壁部63,63にそれぞれ形成されているが、一方の側壁部63のみに形成されていてもよい。
次に、本実施形態の冷温蔵装置の使用例を説明する。まず、調理済みの温食と冷食とをプレハブ冷蔵庫内等においてチルド保存する。次に、翌朝等にプレハブ冷蔵庫内等から取り出した温食と冷食とをトレイ80に盛り付け、各トレイ80をカート30の温蔵室11と冷蔵室12に亘って複数段に収納し、カート30及び断熱箱20をステーション70に入れてチルド保存する。カート30及び断熱箱20がステーション70に入れられると、初めは、両熱交換室71、72の両冷却手段が作動され、温蔵室11と冷蔵室12には共に冷気が循環供給されることで、トレイ80に載せられた温食と冷食が共にチルド保存される。
所定時間が経過すると、ステーション70に設けられたタイマの作動により、第1熱交換室71では、冷却手段から加熱手段の作動に切り替わる。一方、第2熱交換室72では、引き続き冷却手段が作動された状態が維持される。これにより、温蔵室11内には暖気が循環されることでチルド保存された温食が再加熱され、一方、冷蔵室12内では冷食が設定された庫内温度で冷蔵保存される。配膳時刻となったら、カート30及び断熱箱20がステーション70から引き出され、トレイ80が取り出されて配膳に供されるようになっている。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、カート本体34の底板33と断熱箱20の底壁20Dとの間に隙間S2が形成され、断熱箱20の底壁20Dには、カート30の脚部35が貫通するための切欠部28が形成されている。このため、切欠部28を通じて、断熱箱20外部の空気が当該隙間S2に侵入する事態が懸念される。当該隙間S2に外部の空気が侵入すると、貯蔵室26内部(ひいては、貯蔵室26に収容されたカート本体34の底板33)と当該隙間S2の空気との間に温度差が生じ、例えば、カート本体34の底板33の下面において、結露が発生する事態が懸念される。そこで、本実施形態では、連通孔29を介して当該隙間S2と空気供給路L2とを連通する構成とした。このようにすれば、空気供給路L2の空気(貯蔵室に送風される空気と同じ温度の空気)の一部が当該隙間S2に送られる。これにより、貯蔵室26内部の空気と当該隙間S2の空気の温度差を小さくすることができ、結露が生じることを抑制することができる。
また、脚部35は、キャスタ32と、キャスタ32と底板33とを連結する一対の垂直延設部37と、水平方向に延び、一対の垂直延設部37同士を繋ぐ水平延設部38と、を備え、水平延設部38は、切欠部28に嵌合されており、水平延設部38と底板33との間には、隙間S2と連通される第1空間S3が形成されている。
切欠部28に水平延設部38が嵌合されることで、切欠部28の一部を水平延設部38によって塞ぐことができる。これにより、切欠部28を通じて、断熱箱20外部の空気が当該隙間S2に侵入する事態を抑制できる。また、水平延設部38と底板33との間には、第1空間S3が形成されている。このようにすれば、当該隙間S2に送られた空気供給路L2の空気が水平延設部38に遮られることがなく、当該隙間S2の全域に亘って空気を送ることができる。
また、脚部35は、キャスタ32と、キャスタ32と底板33とを連結するとともに切欠部28に貫通される連結部材39と、を備え、連結部材39は、垂直方向に延びる一対の垂直延設部37,37と、水平方向に延び、一対の垂直延設部37,37同士を繋ぐ水平延設部38と、を備え、水平延設部38と底板33との間には、隙間S2と連通される第1空間S3が形成されている。
本実施形態では、水平延設部38を切欠部28に嵌合させることで、切欠部28を通じて外部の空気が断熱箱20内に侵入する事態を抑制できる。また、水平延設部38と底板33との間に第1空間S3が形成されている。このようにすれば、当該隙間S2に送られた空気供給路L2(又はL1)の空気は、第1空間S3を通過することができる。この結果、空気の流れが水平延設部38によって遮られることがなく、当該隙間S2の全域に亘って空気を送ることができる。
また、カート本体34を収容した状態の断熱箱20を収容可能な収容空間S1を有する箱状をなし、送風装置が設けられるステーション70を備え、収容空間S1を構成する壁部には、壁部における断熱箱20との対向面と断熱箱20の外面との間に空気を送風可能な送風装置60が設けられている。このような構成とすれば、断熱箱20の外面に送風することができ、当該外面に結露が生じる事態を抑制できる。
また、ステーション70は、断熱箱20を収容空間S1に差し入れ可能とする開口部77と、一対の側壁部75と、一対の側壁部75において、開口部77から遠い側の端部同士を互いに連結する奥壁部76と、を備え、送風装置60は、上下方向に延びる送風路S4を有し、一対の側壁部75のうち一方と奥壁部76によって構成される角部に取り付けられるダクト部材61と、ダクト部材61における上下方向の一端部に取り付けられるファン62と、を備え、ダクト部材61には、送風路S4と収容空間S1とを連通する複数の貫通孔が貫通形成され、複数の貫通孔は、上下方向に配列された複数の貫通孔63Aと複数の貫通孔63Aと平行状に配列された複数の貫通孔63Bから構成され、複数の貫通孔63Aは、複数の貫通孔63Bに対して、断熱箱20に近い側に配され、貫通孔63Aの数は、貫通孔63Bの数よりも多いものとされる。
断熱箱20に近い側に配される貫通孔63Aの数を貫通孔63Bの数に比べて多くすることで、各貫通孔63Aから吹き出される空気の量が多くなり、断熱箱20の外面により多くの空気を送風することができる。このため、断熱箱20の外面に結露が発生する事態をより確実に抑制できる。また、送風装置60は、収容空間S1において開口部77から遠い側の端部に配されている。収容空間S1において開口部77から遠い箇所は、空気の移動が少なくなり、湿気が多くなり易い。このような箇所に送風装置60を設けることで、湿気を多く含む空気を外部に排気することができ好適である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、温蔵室11及び冷蔵室12を備える冷温蔵装置13を例示したが、これに限定されない。温蔵室11又は冷蔵室12のうち、少なくとも一方を備えた貯蔵庫であってもよい。
(2)脚部35の構成は上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。
(3)上記実施形態では、ステーション70に送風装置(ファン、冷却器、ヒータ)が設けられている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、送風装置が断熱箱20側に設けられていてもよい。
13…冷温蔵装置(貯蔵庫)、20…断熱箱、20A,20B…断熱箱の側壁、20D…断熱箱の底壁、26…貯蔵室、28…切欠部、29…連通孔、30…カート、32…キャスタ、33…底板(カート本体の底部)、34…カート本体、35…脚部、37…垂直延設部、38…水平延設部、39…連結部材、60…送風装置(収容空間側送風装置)、61…ダクト部材、62…ファン、63A…貫通孔(第1貫通孔)、63B…貫通孔(第2貫通孔)、70…ステーション、71A,72A…冷却器(送風装置を構成)、71B…ヒータ(送風装置を構成)、71C,72C…ファン(送風装置を構成)、75…側壁部(ステーション側壁部)、76…奥壁部(ステーション奥壁部)、77…開口部、80…トレイ、S1…収容空間、S2…隙間、S3…第1空間、S4…送風路、L1,L2…空気供給路

Claims (4)

  1. トレイが収納されるカート本体を備えるカートと、前記カート本体を収容することが可能な貯蔵室を有する断熱箱と、前記貯蔵室に温風又は冷風のうち少なくとも一方を送風可能な送風装置と、を備える貯蔵庫であって、
    前記カート本体の底部には、前記カート本体を支持する脚部が設けられ、
    前記カート本体の前記底部は、前記断熱箱の底壁の上方に配されるとともに前記底壁との間に隙間を空けて配され、
    前記脚部は、前記断熱箱の前記底壁に貫通形成された切欠部を通じて、前記底壁の下方に露出され、
    前記断熱箱の側壁の内部には、前記送風装置から送風される空気を前記貯蔵室に供給可能とする空気供給路が設けられ、
    前記側壁には、前記隙間と前記空気供給路とを連通する連通孔が形成されている貯蔵庫。
  2. 前記脚部は、
    キャスタと、
    前記キャスタと前記底部とを連結するとともに前記切欠部に貫通される連結部材と、を備え、
    前記連結部材は、
    垂直方向に延びる一対の垂直延設部と、
    水平方向に延び、前記一対の垂直延設部同士を繋ぐ水平延設部と、を備え、
    前記水平延設部と前記底部との間には、前記隙間と連通される第1空間が形成されている請求項1に記載の貯蔵庫。
  3. 前記カート本体を収容した状態の前記断熱箱を収容可能な収容空間を有する箱状をなし、前記送風装置が設けられるステーションを備え、
    前記ステーションにおける前記収容空間を構成する壁部には、前記壁部における前記断熱箱との対向面と前記断熱箱の外面との間に空気を送風可能な収容空間側送風装置が取り付けられている請求項1又は請求項2に記載の貯蔵庫。
  4. 前記ステーションは、
    前記断熱箱を前記収容空間に差し入れ可能とする開口部と、
    一対のステーション側壁部と、
    前記一対のステーション側壁部における前記開口部から遠い側の端部同士を互いに連結するステーション奥壁部と、を備え、
    前記収容空間側送風装置は、
    上下方向に延びる送風路を有し、前記一対のステーション側壁部のうち一方と前記ステーション奥壁部によって構成される角部に取り付けられるダクト部材と、
    前記ダクト部材における上下方向の一端部に取り付けられるファンと、を備え、
    前記ダクト部材には、前記送風路と前記収容空間とを連通する複数の貫通孔が貫通形成され、
    前記複数の貫通孔は、
    上下方向に配列された複数の第1貫通孔と
    前記複数の第1貫通孔と平行状に配列された複数の第2貫通孔から構成され、
    前記複数の第1貫通孔は、前記複数の第2貫通孔に対して、前記断熱箱に近い側に配され、
    前記第1貫通孔の数は、前記第2貫通孔の数よりも多い請求項3に記載の貯蔵庫。
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