JP2008107030A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ寸法を低く抑えながら所用の商品陳列能力を維持し、且つ、冷気循環構造も簡素化したショーケースを提供するものである。
【解決手段】ショーケース1の断熱壁2下方に構成された機械室11と、機械室内の一側に設置された圧縮機16と、他側に位置して冷却器及び送風機が収納される冷却室12と、冷却室の一側端部上方に位置して陳列室内を区画室31と区画室32とに区画する区画壁28と、冷却室に連通した区画壁内ダクト33と、区画壁の区画室32側の面の後部に冷気吐出口を形成すること無く前部に形成された冷気吐出口39と、区画壁の区画室31側の面には前後に形成された冷気吐出口36と、冷却室の他側端部にて区画室32と冷却室とを連通する冷気吸込口27と、両区画室を連通する連通部を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷却器と熱交換した冷気を陳列室内に循環して成るショーケースに関するものである。
従来よりこの種ショーケースは、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗に設置され、ペットボトル入り飲料等の商品の陳列販売に供されている。係るショーケースでは冷却装置の冷却器と熱交換した冷気を送風機にて陳列室内に循環し、商品を冷却しながら陳列していた。また、例えば特許文献1に示されたショーケースではヒータを備え、ダンパーの開閉操作によって冷却を停止した状態でヒータを発熱させ、商品を加温しながら販売することもできるように構成されていた。
特開2006−75229号公報
ところで、ショーケースがレジカウンター近傍に設置される場合、前記特許文献1のように高さ寸法が大きいものではカウンター上等に設置することが困難となる。しかしながら、単純に陳列室の上下寸法を削減してショーケースの高さ寸法を縮小した場合には今度は陳列室の商品収容・陳列能力が確保できなくなる問題が生ずる。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、高さ寸法を低く抑えながら所用の商品陳列能力を維持し、且つ、冷気循環構造も簡素化したショーケースを提供するものである。
本発明のショーケースは、商品の陳列室内に冷却器と熱交換した冷気を送風機によって循環供給して成るものであって、陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する透明扉と、陳列室を構成する断熱壁下方に構成された機械室と、該機械室内における左右方向の一側に設置され、冷却器と共に冷却装置を構成する圧縮機及び凝縮器と、機械室内における左右方向の他側に位置して構成され、冷却器及び送風機が収納される冷却室と、該冷却室の一側端部上方に位置して陳列室内を一方の区画室と他方の区画室とに区画する区画壁と、該区画壁内に構成され、下端が冷却室に連通した区画壁内ダクトと、区画壁の両区画室側の面に形成され、両区画室と区画壁内ダクトとを連通する冷気吐出口と、冷却室の他側端部に位置して他方の区画室と冷却室とを連通する冷気吸込口と、区画壁の前側において両区画室を連通する連通部とを備え、送風機は、冷気吸込口より冷気を吸引し、冷却器と熱交換させた後、冷却室の一側端部より区画壁内ダクトに供給すると共に、区画壁の他方の区画室側の面の後部に冷気吐出口を形成すること無く前部に冷気吐出口を形成し、区画壁の一方の区画室側の面には前後に冷気吐出口を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明のショーケースは、上記発明において、一方の区画室内を加熱する加熱装置と、一方の区画室側の面の冷気吐出口及び連通部を開閉自在に閉塞するダンパーとを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明のショーケースは、上記発明において、ダンパーは、スライドにより冷気吐出口及び連通部を同時に開閉することを特徴とする。
請求項4の発明のショーケースは、上記請求項2又は請求項3の発明において、他方の区画室内を加熱する加熱装置を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、商品の陳列室内に冷却器と熱交換した冷気を送風機によって循環供給して成るショーケースにおいて、陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する透明扉と、陳列室を構成する断熱壁下方に構成された機械室と、この機械室内における左右方向の一側に設置され、冷却器と共に冷却装置を構成する圧縮機及び凝縮器と、機械室内における左右方向の他側に位置して構成され、冷却器及び送風機が収納される冷却室と、この冷却室の一側端部上方に位置して陳列室内を一方の区画室と他方の区画室とに区画する区画壁と、この区画壁内に構成され、下端が冷却室に連通した区画壁内ダクトと、区画壁の両区画室側の面に形成され、両区画室と区画壁内ダクトとを連通する冷気吐出口と、冷却室の他側端部に位置して他方の区画室と冷却室とを連通する冷気吸込口と、区画壁の前側において両区画室を連通する連通部とを備え、送風機は、冷気吸込口より冷気を吸引し、冷却器と熱交換させた後、冷却室の一側端部より区画壁内ダクトに供給するようにしたので、係る圧縮機及び凝縮器と冷却室の左右方向配置によって機械室の上下寸法を縮小し、以て陳列室内容積を縮小することなく、ショーケース全体の高さ寸法を縮小することが可能となる。これにより、高さ寸法に伴う設置場所の制約を解消することができるようになる。
この場合、冷却器と熱交換した冷気は送風機により冷却室の一側端部より区画壁内ダクト内に入り、区画壁の冷気吐出口より両区画室に供給される。そして、他方の区画室内を循環した冷気は冷気吸込口から冷却室に帰還し、一方の区画室内を循環した冷気は区画壁の前側において形成された連通部を経て他方の区画室に入り、同様に冷気吸込口から冷却室に帰還するようになる。
このとき、区画壁の他方の区画室側の面の後部に冷気吐出口を形成すること無く前部に冷気吐出口を形成し、区画壁の一方の区画室側の面には前後に冷気吐出口を形成したので、冷気吸込口が形成される他方の区画室は、後部が冷気滞留により冷却されやすいことを利用して、その分の冷気量を冷気吸込口が形成されていない一方の区画室へ流入させることが可能となる。これにより、係る簡単な構成によって、両区画室内全体に冷気を循環させ、それぞれの区画室内の冷却能力を十分に維持することが可能となる。
特に、請求項2の発明の如く一方の区画室内を加熱して使用する場合には、他方の区画室の前部が冷却されにくくなるが、他方の区画壁側の面に形成される冷気吐出口は、前部のみであるため、当該冷却されにくい部分を積極的に冷却することができ、これにより、冷却使用される他方の区画室内を良好に冷却して使用することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて、一方の区画室内を加熱する加熱装置と、一方の区画室側の面の冷気吐出口及び連通部を開閉自在に閉塞するダンパーとを備えているので、冷却装置を運転した状態でダンパーにより一方の区画室側の冷気吐出口及び連通部を閉じ、加熱装置を発熱させれば、他方の区画室を冷却状態で使用しながら、一方の区画室内を加熱状態で使用することができるようになる。これにより、他方の区画室では冷却商品を陳列し、一方の区画室では加温商品を陳列するという販売形態を取ることができるようになる。
更に、請求項3の発明によれば、上記に加えて、ダンパーは、スライドにより冷気吐出口及び連通部を同時に開閉するようにしたので、ダンパーによる一方の区画室の使用状態切替作業が著しく改善されるものである。
更にまた、請求項4の発明によれば、上記請求項2又は請求項3の発明において、他方の区画室内を加熱する加熱装置を設けたので、冷却装置を停止した状態で両区画室の加熱装置を発熱させることにより、両区画室で加温商品の陳列販売を行うことができるようになり、利便性が一層向上するものである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例のショーケース1の斜視図、図2は図1のショーケース1の縦断正面図、図3は区画壁28の向かって右側で切断した図1のショーケースの縦断側面図、図4及び図5は図3の部分拡大斜視図、図6は区画壁28の向かって右側で切断した図1のショーケースの縦断側面図、図7及び図8は図1のショーケースの平断面図、図9及び図10は図1のショーケースの棚板14又は15を引き出した状態の平断面図を示している。
ショーケース1は横長の断熱壁2と、この断熱壁2の上四隅に立設された前支柱5A、5Aと後支柱5B、5Bと、これら支柱5A、5Bにより断熱壁2上の左右及び後側に立設されたペアガラス製の透明壁3、4、6と、この透明壁3、4、6上に取り付けられた天板7とを備えており、これら断熱壁2、透明壁3、4、6及び天板7で囲繞された断熱壁2上の空間が前方に開口した陳列室8とされている。
この陳列室8の前面開口は、これもペアガラスから成る観音開き式の扉9、9にて開閉自在に閉塞されている。断熱壁2の上面は前側が低い傾斜面とされており、下面は後側が高い階段形状とされている。そして、この断熱壁2の下方に機械室11が構成されている。向かって右側(左右方向の一側)が高く、向かって左側(左右方向の他側)は連続して機械室11側に凹陥しており、この凹陥部分の内部に冷却室12が構成されている。
そして、機械室11内における向かって右側(左右方向の一側)の前側に冷却装置を構成する図示しない凝縮器、その後ろに凝縮器用の図示しない送風機、更にその後ろに冷却装置を構成する圧縮機16が設置されており、機械室11内における向かって左側(左右方向の他側)に位置して構成された前記冷却室12内には、冷却装置を構成する冷却器17と冷気循環用の送風機18が収納設置されている。
断熱壁2上の陳列室8内には向かって右側と左側に商品Gを陳列するための棚装置21、22がそれぞれ設けられており、断熱壁2の上面傾斜に沿って前側が低くなるよう架設されている。棚装置21、22は、それぞれ下面両端に位置して前後に延在するレール部材13、13と、これらレール部材13、13(図9及び図10のみ示す)に沿って前後に摺動可能に取り付けられる棚板14、15とから構成される。各棚板14、15の裏面には加熱装置としての電気ヒータ23、24が取り付けられている。尚、この棚板14、15の詳細の構成については後述する。また、向かって左側の棚装置22の下方には、冷却室12の上面を閉塞するデックパン19(図9のみ示す)が設けられていると共に、その向かって右側、即ち、冷却室12の一側端部に位置して当該冷却室12と連通する吹出口26が構成され、向かって左側、即ち、冷却室12の他側端部に位置して当該冷却室12と連通する冷気吸込口27がそれぞれ構成されている。また、冷却室12の一側端部に位置する吹出口26は陳列室8の左右方向の略中央に位置しており、その上方には区画壁28が設けられている。
この区画壁28は陳列室8内を向かって右側と左側とに区画し、陳列室8内の向かって右側に一方の区画室31、左側に他方の区画室32をそれぞれ構成する。そして、各棚板14、15はこれら区画室31、32の底面をそれぞれ構成する。また、冷気吸込口27は区画室32の他側端部に位置する。更に、前記扉9、9は各区画室31、32の前面開口をそれぞれ独立して開閉することになる。
区画壁28内は中空とされ、内部に区画壁内ダクト33が構成されており、この区画壁内ダクト33の下端は冷却室12の吹出口26に連通してシールされている(図2では浮いているが実際には吹出口26と区画壁28は密着している)。区画壁28の区画室31側の面には図3及び図4に示されるように、上下方向に並んだ複数の冷気吐出口36が前後に2列形成されており、各冷気吐出口36は区画壁内ダクト33と区画室31とを連通する。また、区画壁28の区画室32側の面には図6に示されるように、奥行き方向に並んだ複数の冷気吐出口37が上部に位置して上下に2列形成されている。本実施例では、下側の列に形成される冷気吐出口37は、上側の列に形成される冷気吐出口37よりも多く形成されている。更に、区画壁28の区画室32側の面には、上下方向に並んだ複数の冷気吐出口39が前部にのみ形成されている。そして、これら各冷気吐出口37及び39は、区画室内ダクト33と区画室32とを連通する。
尚、区画室32に面して形成される冷気吐出口39と区画室31に面して形成される冷気吐出口36とは、相対向しない位置に形成されていることが望ましく、冷気吐出口39は、より区画壁28の前部に形成されていることが望ましい。
この場合、冷気吐出口36の数(総開口面積)は冷気吐出口37の数(総開口面積)より多い(これらのみを比較した場合、実施例では略2倍)。これは冷気吸込口27が区画室32側に位置している関係から区画壁内ダクト33を経て区画室32側に吐出される冷気量がどうしても区画室31側に吐出される冷気量よりも多くなってしまうためである。
また、冷気吐出口39は、区画壁28の区画室32側の面の前部にしか形成されていない。これは、上記と同様に冷気吸込口27が区画室32側に位置している関係から区画壁内ダクト33を経て区画室32側に吐出される冷気量がどうしても区画室31側に吐出される冷気量よりも多くなってしまうと共に、当該区画室32内後部には、冷気が滞留し易いためである。これに対し、後述する如く区画室31を加温使用とした場合には、区画壁28の区画室32側の面の前部に区画室31内の熱が伝わりやすく、冷却され難いためである。そのため、冷気が滞留しやすい区画室32の後部を積極的に冷却しない場合であっても十分に冷却されることから、区画壁28の区画室32側の面の後部には、冷気吐出口を形成することなく、区画室31からの熱が伝わりやすい区画壁28の区画室32側の面の前部に冷気吐出口39を形成することによって、各室31、32への冷却能力を均等にしている。
尚、区画壁28の区画室31側の内面には図示しない断熱材が貼付されている。また、区画壁28の区画室31側の外面にはダンパー38が取り付けられている。このダンパー38の前部及び後部には上下に長い透孔41、41が前後に形成され、前端にはシール材42が取り付けられている。そして、ダンパー38は区画壁28に対して前後方向にスライド自在に支持されていると共に、区画壁28の区画室31側の面の前部には、区画室31側に延在した把手部43が上下に形成されている。この把手部43は、ダンパー38の前後方向へのスライド作業を容易に行うことを可能とすると共に、区画室31側に延在していることで、冷気吐出口36から吐出される区画壁内ダクト33からの冷気を区画室31側に案内する整流板の役割も担っている。
ここで、区画壁28は陳列室8内を略左右に区画しているものの、その前後は前端中央の支柱46より離間しており、当該区画壁28の前側に連通部47(区画壁内ダクト33外にある)が構成され、この連通部47にて両区画室31、32は連通している。図4(図7)の如くダンパー38が後側に位置している状態では、透孔41、41が前後の列の冷気吐出口36に合致し、当該冷気吐出口36を開放する。また、シール材42は支柱46から離間し、区画壁28の前側に位置する連通部47を開放する。
一方、図3(図5、図8)の如くダンパー38が前側に位置している状態では、透孔41、41は前後の列の冷気吐出口36からずれてダンパー38が当該冷気吐出口36を閉塞する。また、シール材42は同時に支柱46に当接し、区画壁28の前側に位置する連通部47を閉塞する。
尚、51はダンパー38の移動範囲を避けた位置の連通部47上部に取り付けられた蛍光灯(照明装置)であり、両区画室31、32に渡って陳列室8内を照明する。
一方、上述した如き棚装置21及び22の各棚板14、15は、少なくとも区画壁28側の側面に、該区画壁28側に突出したフランジ14A、15Aがそれぞれ形成されている。本実施例において、このフランジ14A、15Aの前端は、前記区画壁28の前端と略同一の位置に位置しており、陳列室8の前端との間には、所定の間隔を存して形成される。
また、図7に示す如く連通部47の底面、具体的には、区画壁28の前側と支柱46との間に位置する陳列室8底面には、引出規制部材48が取り付けられている。この引出規制部材48は、各棚板14及び15の区画壁28側の側面に近接するように左右方向に延在して構成されており、当該引出規制部材48の中央は、回動軸49が取り付けられる。これによって、引出規制部材48は、回動軸49を中心に回動自在とされる。尚、当該引出規制部材48は、連通部47の底面に取り付けられるものであるため、ダンパー38の移動には、影響を及ぼさない。
係る構成により、図9に示す如く区画室32内の棚装置22の棚板15を前方に引き出すと、回動軸49を中心に回動自在とされる引出規制部材48の区画室32側の端部が、棚板15及びフランジ15Aの側面に沿って移動することにより、他端、即ち区画室31側の端部は、後方に回動され、棚板14のフランジ14Aの前端に当接することとなる。そのため、棚板15が前方に引き出された状態では、棚板14は、フランジ14Aの前端が引出規制部材48により前方への移動が規制され、引き出せない状態となる。
他方、図10に示す如く区画室31内の棚装置21の棚板14を前方に引き出すと、回動軸49を中心に回動自在とされる引出規制部材48の区画室31側の端部が、棚板14及びフランジ14Aの側面に沿って移動することにより、他端、即ち区画室32側の端部は、後方に回動され、棚板15のフランジ15Aの前端に当接することとなる。そのため、棚板14が前方に引き出された状態では、棚板15は、フランジ15Aの前端が引出規制部材48により前方への移動が規制され、引き出せない状態となる。
これにより、隣り合う一方の棚板を前方に引き出した際に、他方の棚板は、引出規制部材48により前方への引出が規制されるため、これら棚板上に商品が載置された場合に、両棚板が同時に引き出されることにより、ショーケース1全体の荷重が陳列室8より前方に偏り、装置全体が不安定となる不都合を回避することが可能となる。従って、一方の棚板のみを引出可能とすることにより、安定して引出作業及び引き出された状態での作業を行うことが可能となる。
以上の構成で、次に動作を説明する。
(1)冷/冷使用モード
先ず、両区画室31、32(全陳列室8)内を冷却使用する場合について説明する。この場合は、図4及び図7の如くダンパー38を後側に移動させる。この操作により、前列及び後列の冷気吐出口36及び連通部47が同時に開放される。
また、冷却装置の圧縮機16と送風機18が運転される。この圧縮機16で圧縮され、吐出された冷媒は前記凝縮器で凝縮された後、図示しない減圧装置(膨張弁等)で減圧され、冷却器17に流入して蒸発する。これにより、冷却器17は冷却作用を発揮する。この冷却器17により冷却された冷気は送風機18によって吹出口26に吹き出され、区画壁内ダクト33に流入する。そして、区画壁28の冷気吐出口36、37、39より両区画室31、32内に吐出される。
ここで、冷気吸込口27が区画室32側のみに設けられているため、冷気吐出口36と冷気吐出口37の総開口面積が同一の場合、区画室32側の冷気吐出量が多くなってしまう。また、冷気吸込口27が区画室32側のみに設けられているため、当該区画室32は冷気滞留が生じやすく、特に開口が形成されていない後部は冷気滞留により冷却されやすい。そこで、区画室31と区画室32の冷却能力を均一とするため、区画壁28の区画室32側の面の後部に冷気吐出口を形成すること無く前部に冷気吐出口39を形成し、区画壁28の区画室31側の面には前後に冷気吐出口36を形成している。これにより、冷気吸込口27が設けられた区画室32後部への冷気吐出分の冷気量を冷気吸込口27が形成されていない区画室31へ流入させることにより、両区画室31、32内全体に冷気を循環させ、それぞれの区画室31、32内の冷却能力を十分に維持される。
そして、区画室32内を循環した冷気はそのまま冷気吸込口27から冷却室12に帰還し、送風機18に吸い込まれる。また、区画室31内を循環した冷気は区画壁28の前側の連通部47を経て区画室32に入り、この区画室32内を経て同様に冷気吸込口27から冷却室12に帰還する。圧縮機16、送風機18及び凝縮器用の送風機の運転は区画室32内の温度に基づいて制御される。これにより、係る簡単な風路構成によって陳列室8内全体に冷気を循環させ、両棚21、22上の商品Gを所定の温度に冷却することができるようになり、夏季などの冷却商品が多く消費される季節に好適である。
(2)冷/温使用モード
次に、区画室31を加温使用し、区画室32は冷却使用する場合について説明する。この場合は、図3、図5及び図8の如くダンパー38を前側に移動させる。この操作により、前列及び後列の冷気吐出口36及び連通部47が同時に閉塞される。
また、冷却装置の圧縮機16と送風機18及び凝縮器用送風機は引き続き運転されるが、この場合は冷気吐出口36が閉塞されている関係上、冷却器17により冷却された冷気が送風機18によって吹出口26に吹き出され、区画壁内ダクト33に流入した後、区画壁28の冷気吐出口37及び冷気吐出口39より区画室32内のみに吐出されることになる。
そして、区画室32内を循環した冷気は前述同様にそのまま冷気吸込口27から冷却室12に帰還し、送風機18に吸い込まれる。一方、棚板14(棚装置21)の電気ヒータ23は通電されて発熱し、棚板14上の商品Gを加温する。これにより、区画室32を冷却使用しながら、区画室31内を加温使用することができるようになり、冷却商品と加温商品の両方が消費される季節には、区画室32では冷却商品を陳列し、区画室31では加温商品を陳列するという販売形態を採ることができるようになる。
このとき、区画壁28の区画室32側の面の前部は、連通部47が形成されているため、どうしても区画室31内の熱が伝わりやすく、冷却され難いこととなる。本発明では、区画室31からの熱が伝わりやすい区画壁28の区画室32側の面の前部に冷気吐出口39が形成されているため、係る区画室32前部を積極的に冷却することが可能となる。尚、このとき、区画壁28の区画室32側の面の後部には、冷気吐出口39が形成されていないが、当該後部は、冷気の滞留が生じやすいため、積極的に冷却しない場合であっても十分に冷却することができ、これにより、区画室32全体の冷却能力を維持することができ、冷却使用される区画室32内を良好に冷却して使用することが可能となる。
以上においてダンパー38は、スライドにより冷気吐出口36及び連通部47を同時に開閉するので、ダンパー38による区画室31の使用状態切換作業も著しく容易となる。
(3)温/温使用モード
次に、両区画室31、32を加温使用する場合について説明する。また、冷却装置の圧縮機16と送風機14及び凝縮器用送風機は停止される。一方、棚板14(棚装置21)及び棚板15(棚装置22)の電気ヒータ23及び電気ヒータ24は通電されて発熱し、棚板14及び棚板15上の商品Gを加温する。これにより、両区画室31及び32を加温使用することができるようになり、冬季など加温商品が多く消費される季節には極めて利便性が向上する。この場合は、ダンパー38はどの位置にあっても差し支えない。
そして、本発明では前述した如く圧縮機16及び凝縮器と冷却室12が水平方向に並んで配置されている関係上、機械室11の上下寸法が縮小され、陳列室8内容積を縮小すること無く、ショーケース1全体の高さ寸法を縮小することが可能となる。これにより、高さ寸法に伴う設置場所の制約を解消することができるようになる。
尚、実施例では冷/温切換使用可能なショーケースに本発明を適用したが、請求項1の発明では陳列室8内全域を冷却使用するのみのショーケースでも有効である。また、実施例では連通部47を区画壁28の前側に構成し、1枚のダンパー38で開閉するようにしたが、2枚以上のダンパーにて当該連通部と冷気吐出口36を同時に開閉するようにしてもよい。また、実施例では区画壁28の外側に連通部47を構成したが、区画壁内ダクト33と隔てたかたちで連通部を区画壁28内に構成してもよい。
更に、実施例では前面の扉9を備えたショーケースに本発明を適用したが、例えば、前後左右の周囲が透明壁で囲繞され、上面が開放された所謂平型のオープンショーケースにも本発明は有効である。
本発明を適用した実施例のショーケースの斜視図である。 図1のショーケースの縦断正面図である。 区画壁の向かって右側で切断した図1のショーケースの縦断側面図である。 図3の部分拡大斜視図である(冷/冷使用モード)。 図3の部分拡大斜視図である(冷/温使用モード)。 区画壁の向かって左側で切断した図1のショーケースの縦断側面図である。 図1のショーケースの平断面図である(冷/冷使用モード)。 図1のショーケースの平断面図である(冷/温使用モード)。 図1のショーケースの棚板(向かって左側)を引き出した状態の平断面図である。 図1のショーケースの棚板(向かって右側)を引き出した状態の平断面図である。
符号の説明
1 ショーケース
2 断熱壁
8 陳列室
11 機械室
12 冷却室
14、15 棚板
16 圧縮機
17 冷却器
18 送風機
21、22 棚装置
23、24 電気ヒータ(加熱装置)
26 吹出口
27 冷気吸込口
28 区画壁
31、32 区画室
33 区画壁内ダクト
36、37、39 冷気吐出口
38 ダンパー
41 透孔
42 シール材
47 連通部
48 引出規制部材
49 回動軸

Claims (4)

  1. 商品の陳列室内に冷却器と熱交換した冷気を送風機によって循環供給して成るショーケースにおいて、
    前記陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する透明扉と、
    前記陳列室を構成する断熱壁下方に構成された機械室と、
    該機械室内における左右方向の一側に設置され、前記冷却器と共に冷却装置を構成する圧縮機及び凝縮器と、
    前記機械室内における左右方向の他側に位置して構成され、前記冷却器及び送風機が収納される冷却室と、
    該冷却室の一側端部上方に位置して前記陳列室内を一方の区画室と他方の区画室とに区画する区画壁と、
    該区画壁内に構成され、下端が前記冷却室に連通した区画壁内ダクトと、
    前記区画壁の両区画室側の面に形成され、両区画室と前記区画壁内ダクトとを連通する冷気吐出口と、
    前記冷却室の他側端部に位置して前記他方の区画室と前記冷却室とを連通する冷気吸込口と、
    前記区画壁の前側において前記両区画室を連通する連通部とを備え、
    前記送風機は、前記冷気吸込口より冷気を吸引し、前記冷却器と熱交換させた後、前記冷却室の一側端部より前記区画壁内ダクトに供給すると共に、前記区画壁の前記他方の区画室側の面の後部に前記冷気吐出口を形成すること無く前部に前記冷気吐出口を形成し、前記区画壁の一方の区画室側の面には前後に前記冷気吐出口を形成したことを特徴とするショーケース。
  2. 前記一方の区画室内を加熱する加熱装置と、前記一方の区画室側の面の前記冷気吐出口及び前記連通部を開閉自在に閉塞するダンパーとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記ダンパーは、スライドにより前記冷気吐出口及び前記連通部を同時に開閉することを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記他方の区画室内を加熱する加熱装置を設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のショーケース。
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