JP2015149438A - 状態報告装置、基板処理装置、及び状態報告方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】状態報告装置510は、収集部512及び通信部514を備える。収集部512は、CMP装置に含まれる複数の処理ユニット2,3,4それぞれについて、基板処理に関するプロセスを実行した際に処理ユニット2,3,4に設けられたセンサ270,370,470によって検出されたプロセスデータを収集する。通信部514は、収集部512によって収集されたプロセスデータをCMP装置の管理装置(ホストコンピュータ600)へ送信する。プロセスが、複数の単位処理(ステップ)を含んでいる場合、通信部514は、単位処理の実行が終了するたびに、単位処理の実行に対応して収集部512によって収集された単位プロセスデータを、単位処理に関するプロセスデータとして管理装置へ送信する。
【選択図】図4
Description
置固有のプロセスデータ等の報告がある。例えば、基板処理装置の各ユニットには、各種データを検出するためのセンサが設けられている。基板処理装置のユニットにおいて基板処理に関するプロセスが実行された際には、センサによって検出されたデータがプロセスデータとしてホストコンピュータへ送信(報告)される。例えば、基板処理装置のあるユニットが、同一の処理内容を異なるパラメータに基づいて複数回(複数ステップ)実行する場合には、従来技術では、複数ステップの実行が終了したら、各ステップにおけるプロセスデータをまとめてホストコンピュータへ報告していた。
された単位処理について、該単位処理の実行が終了するたびに、前記送信フォーマットを利用して、前記単位プロセスデータと、前記単位処理を識別するための識別子と、を前記単位処理に関するプロセスデータとして前記管理装置へ送信する、ことができる。
図1は本発明の一実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。図1に示すように、このCMP装置は、略矩形状のハウジング1を備えており、ハウジング1の内部は隔壁1a,1bによってロード/アンロードユニット2と研磨ユニット3と洗浄ユニット4とに区画されている。ロード/アンロードユニット2、研磨ユニット3、及び洗浄ユニット4は、それぞれ独立に組み立てられ、独立に排気される。また、洗浄ユニット4は、基板処理動作を制御する制御装置5を有している。
ロード/アンロードユニット2は、多数のウェハ(基板)をストックするウェハカセットが載置される2つ以上(本実施形態では4つ)のフロントロード部20を備えている。これらのフロントロード部20はハウジング1に隣接して配置され、基板処理装置の幅方向(長手方向と垂直な方向)に沿って配列されている。フロントロード部20には、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができるようになっている。ここで、SMIF、FOUPは、内部にウェハカセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。
ト22は走行機構21上を移動することによってフロントロード部20に搭載されたウェハカセットにアクセスできるようになっている。各搬送ロボット22は上下に2つのハンドを備えている。上側のハンドは、処理されたウェハをウェハカセットに戻すときに使用される。下側のハンドは、処理前のウェハをウェハカセットから取り出すときに使用される。このように、上下のハンドを使い分けることができるようになっている。さらに、搬送ロボット22の下側のハンドは、その軸心周りに回転することで、ウェハを反転させることができるように構成されている。
研磨ユニット3は、ウェハの研磨(平坦化)が行われる領域であり、第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、第4研磨ユニット3Dを備えている。これらの第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、及び第4研磨ユニット3Dは、図1に示すように、基板処理装置の長手方向に沿って配列されている。
ている。ウェハWは、トップリング31Aの下面に真空吸着により保持される。研磨時には、研磨液供給ノズル32Aから研磨パッド10の研磨面に研磨液が供給され、研磨対象であるウェハWがトップリング31Aにより研磨面に押圧されて研磨される。
図3(a)は洗浄ユニット4を示す平面図であり、図3(b)は洗浄ユニット4を示す側面図である。図3(a)及び図3(b)に示すように、洗浄ユニット4は、第1洗浄室190と、第1搬送室191と、第2洗浄室192と、第2搬送室193と、乾燥室194とに区画されている。第1洗浄室190内には、縦方向に沿って配列された上側一次洗浄モジュール201A及び下側一次洗浄モジュール201Bが配置されている。上側一次洗浄モジュール201Aは下側一次洗浄モジュール201Bの上方に配置されている。同様に、第2洗浄室192内には、縦方向に沿って配列された上側二次洗浄モジュール20
2A及び下側二次洗浄モジュール202Bが配置されている。上側二次洗浄モジュール202Aは下側二次洗浄モジュール202Bの上方に配置されている。一次及び二次洗浄モジュール201A,201B,202A,202Bは、洗浄液を用いてウェハを洗浄する洗浄機である。これらの一次及び二次洗浄モジュール201A,201B,202A,202Bは垂直方向に沿って配列されているので、フットプリント面積が小さいという利点が得られる。
次に、基板処理装置とホストコンピュータとの間の通信負荷の軽減について説明する。
この点について説明する。図5は、処理レシピの一例を示す図である。図5に示すように、処理レシピ610は、研磨ユニット3、及び洗浄ユニット4などの処理ユニットにおける機器に対する制御パラメータをステップごとに規定したものである。処理レシピ610は、記憶部530に保存される。制御部540は、前記処理ユニットに処理の開始を指示し、前記処理ユニットのシーケンサは、記憶部530に保存された処理レシピ610に基づいて各ユニットの動作を制御する。研磨ユニット3の処理レシピ(処理条件)の一部を例に挙げると、制御パラメータ1(例えば研磨液の単位時間当たりの流量)はステップ1では50、ステップ2では100となる。また、制御パラメータ2(例えばトップリング31の回転数)はステップ1では100、ステップ2では200となる。また、制御パラメータ3(例えばトップリング31の回転トルク)はステップ1では25、ステップ2では30となる。
例えば、CMP装置の状態変化をホストコンピュータに通知するために、SEMIの通信規格にあるイベントレポートが使用される。イベントレポートとは、CMP装置の状態変化をホストコンピュータ600に報告するために使用されるものである。イベントレポートでは、例えば「プロセスが開始された」などCMP装置の状態が変化(イベント)するたびに、CMP装置の状態の変化がホストコンピュータ600へ報告される。種々の状
態変化を識別するために、CMP装置の通信仕様書には、CMP装置が報告可能なイベントID(CEID)が定義されている。また、CMP装置の通信仕様書には、CMP装置の状態変化に付加して報告できる変数(VID)が定義されている。変数(VID)には、例えば、キャリアIDやロットIDなど様々な情報が含まれる。
ここで、イベントとレポートとを紐付けることをイベントリンクという。イベントリンクは、SEMIの通信規格を使用して行われる。イベントリンクを実施することによって、ホストコンピュータへイベント報告する内容が決定される。ホストコンピュータへイベント報告される内容は、再度イベントリンクするまで同じ内容となる。
図10は、従来技術によって作成されたイベントリンクの一例を示す図である。図10に示すように、従来技術によって作成されたイベントリンクは、1つのイベント(例えば、研磨ユニットプロセス終了報告)に対して、全てのステップ(例えば10ステップ)の報告データを定義していた。言い換えると、従来技術によって作成されたイベントリンクは、1つのイベントに対して複数のステップの報告データを定義し、かつ、ステップごとに複数の制御パラメータを定義していた。
図11は、本実施形態によって作成されたイベントリンクの一例を示す図である。図11に示すように、本実施形態によって作成されたイベントリンクは、1つのイベント(例えば、研磨ユニットステップ報告)に対して、1つのステップの報告データ(ステップ報告データ)が定義される。言い換えると、本実施形態では、ステップごとに報告データを割り付けないで、すべてのステップに共通の定義とする。通信部514は、ステップ報告データを送信する際には、各VIDに各プロセスデータを代入してホストコンピュータ600へ送信する。
ここで、CMP装置からホストコンピュータ600へのプロセスデータの報告は、主に2種類ある。1つは、ホストコンピュータ600からの要求に対して、その時のCMP装置状態を返信するものである。CMP装置の状態を返信するデータ類は、例えば、トップリング31の回数数:101、トップリング31の回転トルク:102などのように、SVIDとしてCMP装置側に定義されている。図12は、ホストコンピュータ600からの要求に対するプロセスデータの報告の概略を示す図である。
、プロセス終了後に各プロセスデータの設定値、平均値、最大値、又は最小値などを報告するものである。このプロセスデータを報告するデータを分別するIDとして、DVIDが定義されている。例えば、トップリング31の回数数(平均値):1001、トップリング31の回転数(最大値):1002などである。本実施形態は、主に2つ目のプロセスデータの報告に関するものである。
プロセスデータ報告は、例えば、SEMI−E5で定義されているS6F11のメッセージフォーマットを使用してホストコンピュータ600へ送信することができる。CEID、RPTID、及びVIDは、CMP装置側で定義されており、CMP装置の報告可能なイベントレポートはCMP装置の通信仕様書で開示されている。イベント報告には、SEMIで定義されている項目のほかに、CMP装置固有のプロセスデータ等の報告がある。
<従来のプロセスデータ報告例>
図13は、従来技術によるプロセスデータ報告の一例を示す図である。図13に示すように、まず、状態報告装置510は、処理開始(S6F11)メッセージフォーマットをホストコンピュータ600へ送信する。
図15は、本実施形態によるプロセスデータ報告の一例を示す図である。本実施形態では、図15に示すように、通信部514は、ステップ1の処理が終わると、ステップ1の処理において収集部512によって収集されたプロセスデータ(ステップ1におけるVID10001の制御パラメータ1、VID10002の制御パラメータ2、VID10003の制御パラメータ3などの単位プロセスデータ)を、ホストコンピュータ600へ送信する。続いて、通信部514は、ステップ2の処理が終わると、ステップ2の処理において収集部512によって収集されたプロセスデータ(単位プロセスデータ)を、ホストコンピュータ600へ送信する。通信部514は、ステップの処理が終わるごとに単位プロセスデータの送信を繰り返し、最終のステップ10の処理が終わると、ステップ10の処理において収集部512によって収集されたプロセスデータ(単位プロセスデータ)を
、ホストコンピュータ600へ送信する。
上記の説明では、センサ270,370,470によって検出されたプロセスデータをホストコンピュータ600へ報告する例を示したが、これには限られない。上記のプロセスデータの視点を膜厚測定器によって測定される膜厚データに当てはめることができる。
P装置の構成を示す図である。図16に示すように、CMP装置には、CMP装置(研磨ユニット3)によって処理される基板の膜厚を測定する膜厚測定器700が接続される。
図17は、従来技術による膜厚測定データの報告の概略を示す図である。図17に示すように、CMP装置は、膜厚測定器700へ測定開始要求を出力する。膜厚測定器700は、測定開始要求を受信したら、基板の膜厚測定を開始する。
図18は、本実施形態による膜厚測定データの報告の概略を示す図である。図18に示すように、CMP装置は、膜厚測定器700へ測定開始要求を出力する。膜厚測定器700は、測定開始要求を受信したら、基板の膜厚測定を開始する。
されるので、報告可能な測定ポイント数の上限が無くなる。
3 研磨ユニット
4 洗浄ユニット
5 制御装置
270,370,470 センサ
510 状態報告装置
512 収集部
514 通信部
520 操作部
530 記憶部
540 制御部
600 ホストコンピュータ
610 処理レシピ
700 膜厚測定器
Claims (9)
- 基板処理装置に含まれる複数の処理ユニットそれぞれについて、基板処理に関するプロセスを実行した際に前記処理ユニットに設けられたセンサによって検出されたプロセスデータを収集する収集部と、
前記収集部によって収集されたプロセスデータを前記基板処理装置の管理装置へ送信する通信部と、を備え、
前記プロセスは、複数の単位処理を含んでおり、
前記通信部は、前記単位処理の実行が終了するたびに、前記単位処理の実行に対応して前記収集部によって収集された単位プロセスデータを、前記単位処理に関するプロセスデータとして前記管理装置へ送信する、
ことを特徴とする状態報告装置。 - 請求項1の状態報告装置において、
前記通信部は、前記単位処理の実行が終了するたびに、前記単位プロセスデータと、前記単位処理を識別するための識別子と、を前記単位処理に関するプロセスデータとして前記管理装置へ送信する、
ことを特徴とする状態報告装置。 - 請求項2の状態報告装置において、
前記複数の単位処理に対して共通の送信フォーマットが設定されており、
前記通信部は、前記単位処理の実行が終了するたびに、前記送信フォーマットを利用して、前記単位プロセスデータと、前記単位処理を識別するための識別子と、を前記単位処理に関するプロセスデータとして前記管理装置へ送信する、
ことを特徴とする状態報告装置。 - 請求項3の状態報告装置において、
前記通信部は、前記複数の単位処理のうち実行された単位処理について、該単位処理の実行が終了するたびに、前記送信フォーマットを利用して、前記単位プロセスデータと、前記単位処理を識別するための識別子と、を前記単位処理に関するプロセスデータとして前記管理装置へ送信する、
ことを特徴とする状態報告装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項の状態報告装置において、
前記複数の単位処理は、前記処理ユニットにおいて同一の処理内容を異なるパラメータに基づいて実行する複数のステップである、
ことを特徴とする状態報告装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項の状態報告装置において、
前記収集部は、前記基板処理装置によって処理された基板の膜厚を測定する膜厚測定器から出力される測定結果を収集し、
前記膜厚の測定は、前記基板の複数の測定ポイントにおける膜厚の測定を含んでおり、
前記通信部は、前記複数の測定ポイントのうちの一部の膜厚の測定が終了するたびに、前記一部の膜厚の測定に対応して前記収集部によって収集された単位測定結果を、前記一部の膜厚の測定に関する膜厚データとして前記管理装置へ送信する、
ことを特徴とする状態報告装置。 - 複数の処理ユニットと、
前記複数の処理ユニットに実行させるプロセスのレシピを入力するための操作部と、
前記操作部を介して入力されたレシピを記憶するための記憶部と、
前記記憶部に記憶されたレシピに基づいて前記複数の処理ユニットに前記プロセスを実行させる制御部と、
請求項1〜6のいずれか1項の状態報告装置と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項7の基板処理装置において、
前記複数の処理ユニットは、
基板の研磨処理を行うための研磨ユニットと、
前記基板の洗浄処理及び乾燥処理を行うための洗浄ユニットと、
前記研磨ユニットへ基板を受け渡すとともに前記洗浄ユニットによって洗浄処理及び乾燥処理された基板を受け取るロード/アンロードユニットと、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 - 基板処理装置に含まれる複数の処理ユニットそれぞれについて、基板処理に関するプロセスを実行した際に前記処理ユニットに設けられたセンサによって検出されたプロセスデータを収集する収集ステップと、
前記収集部によって収集されたプロセスデータを前記基板処理装置の管理装置へ送信する通信ステップと、を備え、
前記プロセスは、複数の単位処理を含んでおり、
前記通信ステップは、前記単位処理の実行が終了するたびに、前記単位処理の実行に対応して前記収集部によって収集された単位プロセスデータを、前記単位処理に関するプロセスデータとして前記管理装置へ送信する、
ことを特徴とする状態報告方法。
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