JP2015146242A - 金属端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】一方が他方に対して反転した姿勢となっても相互に嵌合可能な一対の金属端子を導電性部品に直接に実装可能とすることによって、接続を短時間で容易に行うことができ、実装スペースを削減することが可能で、構造が簡素で、コストが低く、適用範囲が広くなるようにする。
【解決手段】第1端子と、第1端子と嵌合する第2端子とを有する金属端子であって、第1端子は、第1本体部と、第1接触部と、第1ロック部とを備え、第2端子は、第2本体部と、第1接触部と接触する第2接触部と、第1ロック部をロックする第2ロック部とを備え、第1ロック部は、第1本体部の一面に配設された第1係合部を含み、第2ロック部は、第2本体部の互いに対向する両面に配設された一対の第2係合部を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属端子に関するものである。
従来、ケーブル等の電線を電気機器、電子機器等に接続するために雄コネクタ及び雌コネクタから成る接続装置が使用されている。そして、端子の配列を変更することによって、雄コネクタと雌コネクタとの相対的な向きが正逆いずれの場合でも嵌(かん)合可能となるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図12は従来の接続装置を示す図である。なお、図において、(a)は雌コネクタの斜視図、(b)は雌コネクタの正面図である。
図において、811は、絶縁性材料から成る雌コネクタのハウジングであり、図示されない雄コネクタが挿入されて嵌合される凹部812が形成されている。なお、前記雌コネクタは、電線コード891の終端に接続されている。
また、前記凹部812は、断面形状が矩(く)形であり、互いに対向して幅方向に延在する上平面812a及び下平面812bを備える。そして、前記上平面812aには、図12(b)の左から順に並ぶように、雌側接地端子851a、雌側第1信号端子851b及び雌側第2信号端子851cが配設されている。また、前記下平面812bには、図12(b)の右から順に並ぶように、雌側接地端子851a、雌側第1信号端子851b及び雌側第2信号端子851cが配設されている。
一方、図示されない雄コネクタのハウジングが備える断面形状が矩形の舌部の上平面及び下平面には、前記雌側接地端子851a、雌側第1信号端子851b及び雌側第2信号端子851cにそれぞれ対応する、雄側接地端子、雄側第1信号端子及び雄側第2信号端子が配設されている。
図12(b)に示されるように、正面から観て、上平面812a及び下平面812bにおける雌側接地端子851a、雌側第1信号端子851b及び雌側第2信号端子851cの配置は、凹部812の中心点に関して点対称となっている。また、図示されない雄コネクタの雄側接地端子、雄側第1信号端子及び雄側第2信号端子も同様である。したがって、雌コネクタ又は雄コネクタの上下が反転した姿勢であっても、雌コネクタと雄コネクタとは互いに嵌合することができる。
特開昭57−084580号公報
しかしながら、前記従来の接続装置においては、雌コネクタは、雌側接地端子851a、雌側第1信号端子851b、雌側第2信号端子851c等の雌側端子よりもはるかに外形寸法の大きなハウジング811を備えている。また、雄コネクタも、同様に、雄側接地端子、雄側第1信号端子、雄側第2信号端子等の雄側端子よりもはるかに外形寸法の大きな図示されないハウジングを備えている。そのため、電気装置、電子装置等の小型化の進展とともに、接続装置を配設するために必要なスペースも削減することが要求されているにも関わらず、雌コネクタ及び雄コネクタを使用するためには、雌側端子及び雄側端子自体よりもはるかに大きなスペースが必要となってしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、一方が他方に対して反転した姿勢となっても相互に嵌合可能な一対の金属端子を導電性部品に直接に実装可能とすることによって、接続を短時間で容易に行うことができ、実装スペースを削減することが可能で、構造が簡素で、コストが低く、適用範囲の広い金属端子を提供することを目的とする。
そのために、本発明の金属端子においては、導電性の金属から成る第1端子と、導電性の金属から成り、前記第1端子と嵌合する第2端子とを有する金属端子であって、前記第1端子は、第1本体部と、第1の導電性部品の接続部に固定される第1固定部と、第1接触部と、第1ロック部とを備え、前記第2端子は、第2本体部と、第2の導電性部品の接続部に固定される第2固定部と、前記第1接触部と接触する第2接触部と、前記第1ロック部をロックする第2ロック部とを備え、前記第1ロック部は、前記第1本体部の一面に配設された第1係合部を含み、前記第2ロック部は、前記第2本体部の互いに対向する両面に配設された一対の第2係合部を含む。
本発明の他の金属端子においては、さらに、前記第1接触部と第1ロック部とは嵌合方向に並んで配設され、前記第2接触部と第2ロック部とは嵌合方向に並んで配設される。
本発明の更に他の金属端子においては、さらに、前記第2係合部は、嵌合方向から観て点対称となる位置にそれぞれ配設される。
本発明の更に他の金属端子においては、さらに、前記第2接触部は、前記第2本体部の互いに対向する両面に配設され、前記第1接触部を弾性的に挟持する一対の第2接触腕部を含む。
本発明の更に他の金属端子においては、さらに、前記第2接触腕部は、嵌合方向から観て点対称となる位置にそれぞれ配設される。
本発明の更に他の金属端子においては、さらに、前記第1固定部は第1の導電性部品の接続部に電気的及び機械的に接続され、前記第1端子は前記第1の導電性部品に直接に実装され、前記第2固定部は第2の導電性部品の接続部に電気的及び機械的に接続され、前記第2端子は前記第2の導電性部品に直接に実装される。
本発明の更に他の金属端子においては、さらに、前記第1の導電性部品は基板又は電線であり、前記第2の導電性部品は基板又は電線である。
本発明によれば、一対の金属端子は、一方が他方に対して反転した姿勢となっても相互に嵌合可能であって、導電性部品に直接に実装可能となっている。これにより、接続を短時間で容易に行うことができ、実装スペースを削減することができる。また、構造を簡素化することができ、コストを低減することができるとともに、適用範囲の広い金属端子を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態における基板に実装された第1端子及び電線に実装された第2端子の斜視図であって、(a)は嵌合前の状態を示す図、(b)は嵌合した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子の五面図であって、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。 本発明の第1の実施の形態における第2端子の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における第2端子の五面図であって、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。 本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子が嵌合した状態を示す要部断面図である。 本発明の第1の実施の形態における基板に実装された第1端子及び上下が反転した姿勢の電線に実装された第2端子の斜視図であって、(a)は嵌合前の状態を示す図、(b)は嵌合した状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における基板に実装された第1端子及び基板に実装された第2端子の斜視図であって、(a)は嵌合前の状態を示す図、(b)は嵌合した状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における第2端子の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における第2端子の五面図であって、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。 本発明の第2の実施の形態における第1端子及び第2端子が嵌合した状態を示す要部断面図である。 従来の接続装置を示す図であって、(a)は雌コネクタの斜視図、(b)は雌コネクタの正面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における基板に実装された第1端子及び電線に実装された第2端子の斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態における第1端子の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態における第1端子の五面図である。なお、図1において、(a)は嵌合前の状態を示す図、(b)は嵌合した状態を示す図であり、図3において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。
図において、51は本実施の形態における一対の金属端子の一方である第1端子であり、151は本実施の形態における一対の金属端子の他方である第2端子である。本実施の形態における金属端子は、例えば、図1に示されるように、第1の導電性部品としての基板91と第2の導電性部品としての電線191とを電気的及び機械的に接続するために使用されるものであるが、基板91と後述される他方の基板195とを電気的及び機械的に接続するために使用されるものであってもよいし、電線191と他の電線とを電気的及び機械的に接続するために使用されるものであってもよいし、いかなる種類の用途に使用されるものであってもよい。
そして、前記基板91及び195は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、デジタルテレビ、車両用ナビゲーション装置、ゲーム機等の電気機器、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブル回路基板等であるが、太陽電池パネル、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置、LED(Light Emitting Diode)表示装置、LED照明器具等に使用される受光素子、発光素子等が実装された半導体素子実装基板等であってもよいし、いかなる種類の装置に使用されるいかなる種類の基板であってもよい。また、前記電線191も、いかなる種類の装置に使用されるいかなる種類の電線であってもよい。つまり、第1及び第2の導電性部品は、いかなる種類の導電性部品であってもよい。
さらに、本実施の形態における金属端子は、例えば、電力線の接続に使用されるものであるが、グランド線の接続に使用されるものであってもよいし、信号線の接続に使用されるものであってもよい。
なお、本実施の形態において、第1端子51及び第2端子151の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記第1端子51及び第2端子151の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
前記第1端子51は、導電性の金属板に打抜き加工、曲げ加工等の加工を施して製作された一体的な部材であり、本体部としての第1本体部52と、該第1本体部52の下方に接続された固定部としての第1固定部53と、前記第1本体部52の前方に第1連結部54を介して接続された接触部としての第1接触部55と、該第1接触部55の前方に接続された先頭部58とを備える。
なお、前記第1端子51は、典型的には、全長が約10〔mm〕、全幅が約2〔mm〕、全高が約1.2〔mm〕の微細な部材であるが、各部の寸法は、必要に応じて適宜変更することができる。
また、前記第2端子151は、導電性の金属板に打抜き加工、曲げ加工等の加工を施して製作された一体的な部材であり、本体部としての第2本体部152と、該第2本体部152の後方に接続された固定部としての第2固定部153と、前記第2本体部152に形成された接触部としての第2接触部155と、該第2接触部155の前方に接続されたロック部としての第2ロック部156とを備える。なお、前記第2固定部153は、電線191の接続部としての芯(しん)線192をかしめて固定する芯線かしめ部153aと、前記芯線192の周囲を覆う絶縁性被覆の周囲から電線191をかしめて固定する被覆かしめ部153bとを備える。これにより、前記第2固定部153は、電線191の芯線192に電気的及び機械的に接続されて固定され、第2端子151は、ハウジング等の部材を使用することなく、直接に電線191の終端に実装される。なお、該電線191は、電力線、グランド線、信号線等のいずれであってもよい。
前記第1固定部53は、基板91の表面に形成された接続部としての接続パッド92にはんだ付等の接続手段によって、電気的及び機械的に接続されて固定される部分であって略矩形の平板状の部分であり、図に示されるように、少なくともその下面が平面であることが望ましい。前記第1固定部53の下面を接続パッド92の表面にはんだ付等によって接続することにより、第1端子51は、ハウジング等の部材を使用することなく、直接に基板91に実装される。なお、前記接続パッド92は、前記基板91が備える電力線、グランド線、信号線等の図示されない導電トレースに接続された金属製の平板状部材である。
また、前記第1固定部53の下面は、第1連結部54及び第1接触部55の下面とほぼ平行に延在し、かつ、第1連結部54及び第1接触部55の下面よりも下方に位置する。これにより、第1固定部53の下面が接続パッド92の表面に接続された状態において、第1連結部54及び第1接触部55の下面と基板91の表面との間に、第1端子51が第2端子151と嵌合するために必要なスペースが生じる。
前記第1接触部55は、略矩形の平板状の上板部55b、及び、該上板部55bに対向する略矩形の平板状の下板部55cを含む断面形状が略矩形の角筒状の部分であり、第1端子51の長手方向に延在する。そして、第1端子51が第2端子151と嵌合した状態において、該第2端子151が備える角筒状の第2接触部155内に挿入され、該第2接触部155と接触し、これにより、第1端子51と第2端子151とが導通する。この場合、前記第1接触部55は、第2端子151が備えるカンチレバー状の第2接触腕部155aによって上下から弾性的に挟持され、これにより、第1端子51と第2端子151との導通状態が確実に保持される。なお、前記第1接触部55の下板部55cには、第1端子51の長手方向に延在するスリット状の隙(すき)間55aが不可避的に形成されていてもよい。
また、前記先頭部58は、第1端子51が第2端子151と嵌合する際に、該第2端子151の開口部157に最初に挿入される部分であり、図3(a)及び(c)に示されるように、平面視において、先端に向って幅が減少する略台形状の形状を備え、第2端子151の開口部157に挿入される際のガイド部として機能する。なお、前記先頭部58は、第1接触部55の上板部55bに接続された上板部58bと、第1接触部55の下板部55cに接続された下板部58cとを含み、前記上板部58bと下板部58cとは、少なくともその先端近傍部分が互いに接近するように傾斜し、これにより、図3(b)に示されるように、側面視においても、先端に向って幅が減少する略台形状の形状を得ることができる。
さらに、前記先頭部58の先端部58aは、第1端子51が第2端子151と嵌合する際に、該第2端子151が備える奥壁部158に当接して、第1端子51の嵌合方向(前方向)への進行を停止させるストッパ部として機能する。なお、前記先端部58aは、第1端子51及び第2端子151の嵌合方向に関する相対的な位置を画定する位置決め部としても機能する。
前記第1端子51は、該第1端子51と第2端子151とが嵌合した状態を保持するためのロック部としての第1ロック部56を備える。該第1ロック部56は、第1接触部55よりも後方において、第1本体部52の前方部分及び第1連結部54の上面に形成された第1開口部57内に配設されている。つまり、第1ロック部56と第1接触部55とは、第1端子51の長手方向、すなわち、嵌合方向に関して、並んで配置されている。そして、前記第1ロック部56は、基端が第1本体部52の上板部に一体的に接続され、前記第1開口部57内において前方向に延出するカンチレバー状のロック腕部56aと、該ロック腕部56aの先端に接続された第1係合部としてのロック片56bとを備える。
前記ロック腕部56aは、一種の板ばね部材であって、その先端、すなわち、自由端が上下方向に弾性的に変位し、これにより、前記ロック片56bが上下方向に弾性的に変位する。なお、図2及び3に示されるような嵌合前の初期状態、すなわち、自由状態において、前記ロック腕部56aの上面は、第1接触部55の上板部55bの上面及び第1本体部52の上面とほぼ面一であり、前記ロック片56bは、第1接触部55の上板部55bの上面及び第1本体部52の上面よりも上方に突出している。また、前記ロック片56bの前縁56cは、後方に向って傾斜した傾斜縁であり、これにより、第1端子51が第2端子151と嵌合する際に、前記ロック片56bは、スムーズに下方向に変位させられる。一方、前記ロック片56bの後縁56dは、上下方向に延在する垂直縁、又は、後方に向ってわずかに傾斜したほぼ垂直縁であり、これにより、第1端子51が第2端子151と嵌合した状態において、該第2端子151が備える第2ロック部156の第2係合部としてのロック開口156aとの係合状態が確実に保持される。
次に、前記第2端子151の構成について詳細に説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における第2端子の斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における第2端子の五面図である。なお、図5において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。
前記第2端子151は、前述のように、第2本体部152と、第2固定部153と、第2接触部155と、第2ロック部156とを備える。そして、前記第2固定部153は、芯線かしめ部153aと、被覆かしめ部153bとを備える。なお、必要に応じてはんだを付与することによって、芯線192と芯線かしめ部153aとを更に強固に接続固定することができる。
また、前記第2本体部152は、略矩形の平板状の上板部152b、及び、該上板部152bに対向する略矩形の平板状の下板部152cを含む断面形状が略矩形の角筒状の部分であり、第2ロック部156と第2接触部155とは、第2端子151の長手方向、すなわち、嵌合方向に関して、並んで配置されている。前記第2本体部152の内側は、第2端子151の先端に開口する略矩形の開口部157である。
そして、前記第2接触部155は、第2本体部152の上板部152b及び下板部152cにそれぞれ配設された一対のカンチレバー状の第2接触腕部155aと、各第2接触腕部155aの基端を支持する一対の腕支持部155cと、各第2接触腕部155aの先端近傍に形成された一対の接触凸部155bとを備える。なお、第2本体部152の上板部152b及び下板部152cには、第2開口部155dがそれぞれ形成されている。そして、第2接触腕部155a、腕支持部155c及び接触凸部155bは、それぞれ、対応する第2開口部155d内に配設されている。
前記腕支持部155cは、一端が第2本体部152の側板に一体的に接続され、先端が第2接触腕部155aの基端に一体的に接続された部材である。また、前記第2接触腕部155aは、前方向に延出する一種の板ばね部材であって、その先端、すなわち、自由端が上下方向に弾性的に変位し、これにより、前記接触凸部155bが上下方向に弾性的に変位する。
なお、図4及び5に示されるような嵌合前の初期状態、すなわち、自由状態において、前記第2接触腕部155aは、その先端が角筒状の第2本体部152の内方中心に向うように傾斜している。したがって、第2本体部152の上板部152bに配設された第2接触腕部155aの接触凸部155bの下面は、前記上板部152bの下面よりも下方に位置し、第2本体部152の下板部152cに配設された第2接触腕部155aの接触凸部155bの上面は、前記下板部152cの上面よりも上方に位置している。そして、第1端子51が第2端子151と嵌合すると、第2接触部155内に挿入された第1端子51の第1接触部55が上下の接触凸部155bに接触し、上下の接触凸部155bが上方及び下方に弾性的に変位させられて第2接触腕部155aが変形し、該第2接触腕部155aが発揮するばね力によって接触凸部155bが第1接触部55に押圧される。
前記第2接触腕部155aは、第2本体部152の幅方向の中心を通る軸線上に位置していてもよいが、該軸線から外れていてもよい。すなわち、前記第2接触腕部155a及び接触凸部155bは、第2本体部152の幅方向の中心に位置していてもよいが、左右いずれかに片寄って位置していてもよい。ただし、第2本体部152の上板部152bに配設された第2接触腕部155aの少なくとも接触凸部155bと、第2本体部152の下板部152cに配設された第2接触腕部155aの少なくとも接触凸部155bとは、図5(d)に示されるように、嵌合方向から観て、開口部157の中心点、すなわち、第2本体部152の略矩形断面の中心点に関して点対称となるように配置されていることが望ましい。
また、前記第2ロック部156は、第2本体部152の互いに対向する両面、具体的には、第2本体部152の上板部152b及び下板部152cにそれぞれ形成された一対のロック開口156aを備える。該ロック開口156aの先端側の縁部は、第2本体部152の幅方向に延在する係止縁部156bである。第1端子51と第2端子151とが嵌合した状態において、第1端子51のロック片56bの後縁56dが係止縁部156bに係止され、これにより、ロック片56bとロック開口156aとの係合状態が確実に保持される。
前記ロック開口156aの第2本体部152の幅方向に関する位置は、第2端子151と嵌合した状態の第1端子51のロック片56bに対応する位置であれば、第2本体部152の幅方向の中心であってもよいし、左右いずれかに片寄っていてもよい。ただし、第2本体部152の上板部152bに形成されたロック開口156aと、第2本体部152の下板部152cに配設されたロック開口156aとは、嵌合方向から観て、開口部157の中心点、すなわち、第2本体部152の略矩形断面の中心点に関して点対称となるように配置されていることが望ましい。
また、一対の第2接触腕部155aのいずれか一方、図に示される例においては、第2本体部152の上板部152bに配設された第2接触腕部155aの後端には、ストッパ部としての奥壁部158が一体的に接続されている。該奥壁部158は、第2接触腕部155aの後端からほぼ直角に曲げられ、下方に向いて延出し、その下端は、第2本体部152の上下方向の中心よりも下方に到達することが望ましい。前記奥壁部158は、第1端子51が第2端子151と嵌合する際に、第1端子151の先頭部58の先端部58aが当接して、第1端子51の嵌合方向への進行を停止させるストッパ部として機能する。なお、前記奥壁部158は、第1端子51及び第2端子151の嵌合方向に関する相対的な位置を画定する位置決め部としても機能する。
次に、前記第1端子51と第2端子151とを嵌合して接続する動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における第1端子及び第2端子が嵌合した状態を示す要部断面図、図7は本発明の第1の実施の形態における基板に実装された第1端子及び上下が反転した姿勢の電線に実装された第2端子の斜視図である。なお、図7において、(a)は嵌合前の状態を示す図、(b)は嵌合した状態を示す図である。
嵌合前の状態において、第1端子51は、第1固定部53が接続パッド92の表面にはんだ付等によって接続され固定されることにより、基板91に実装され、第2端子151は、第2固定部153の芯線かしめ部153aが電線191の芯線192をかしめて固定し、被覆かしめ部153bが芯線192の周囲を覆う絶縁性被覆の周囲から電線191をかしめて固定することによって、電線191の終端に実装されている。
そして、オペレータは、図1(a)に示されるように、第1端子51の先端と第2端子151の先端とを対向させた状態とし、第1端子51及び/又は第2端子151を相手側に接近するように移動させ、第1端子51の第1本体部52を第2端子151の開口部157に挿入させる。この際、先端に向って幅が減少する尖(とが)った形状の先頭部58が先頭になって開口部157に挿入されるので、第1端子51の第1本体部52は、第2端子151の開口部157内にスムーズに挿入される。
前述のように、第1端子51の第1固定部53の下面が接続パッド92の表面に接続された状態において、第1連結部54及び第1接触部55の下面と基板91の表面との間にはスペースがあるので、第1端子51が基板91に実装された状態であっても、第1本体部52を第2端子151の開口部157内に挿入させることができる。
なお、第1端子51が第2端子151に対して相対的に嵌合方向に進行すると、上方に突出するロック片56bが開口部157の内面に当接するが、前記ロック片56bの前縁56cが後方に向って傾斜した傾斜縁なので、前記ロック片56bは、スムーズに下方向に変位させられる。
さらに、第1端子51が第2端子151に対して相対的に嵌合方向に進行して嵌合が完了すると、図6に示されるように、先頭部58の先端部58aが第2端子151の奥壁部158に当接して、第1端子51の相対的な進行が停止させられる。そして、前記先端部58aが奥壁部158に当接することによって、第1端子51及び第2端子151の嵌合方向に関する相対的な位置決めがなされ、前記ロック片56bは、第2端子151の第2ロック部156に形成されたロック開口156aの位置に到達しているので、ロック腕部56aが発揮するばね力によって上方に変位し、前記ロック開口156aと係合する。これにより、第1端子51及び第2端子151の嵌合状態がロックされ、無用な嵌合解除が防止される。さらに、ロック片56bの上下方向に延在する垂直縁、又は、後方に向ってわずかに傾斜したほぼ垂直縁である後縁56dが、前記ロック開口156aの係止縁部156bに係止されるので、嵌合方向の逆方向である嵌合解除方向に大きな力が付与されても、ロックが解除されることがなく、第1端子51及び第2端子151の嵌合状態が解除されることがない。
また、第1端子51及び第2端子151の嵌合が完了した状態では、第2端子151の第2接触部155内に進入した第1端子51の第1接触部55は、第2端子151のカンチレバー状の第2接触腕部155aによって上下から弾性的に挟持される。具体的には、上下の第2接触腕部155aが発揮するばね力によって各第2接触腕部155aの先端近傍に形成された接触凸部155bが第1接触部55に押圧される。これにより、第1接触部55と第2接触部155との接触状態が確実に維持され、第1端子51と第2端子151との導通状態が確実に維持される。したがって、電線191と、前記基板91が備える前記電線191に対応する導電トレースとは、第1端子51及び第2端子151を介して、確実に導通される。
なお、前述のように、第1端子51は微細な部材であり、該第1端子51と嵌合する第2端子151も、同様に、微細な部材であるから、第1端子51と第2端子151との嵌合作業において、第1端子51が第2端子151に対して相対的に嵌合方向に十分に進行して嵌合が完了したことをオペレータが目視によって確認することは、困難である。しかし、本実施の形態においては、第1端子51及び第2端子151の嵌合が完了すると、第1端子51の先頭部58の先端部58aが第2端子151の奥壁部158に当接して第1端子51の相対的な進行が停止させられるので、オペレータは、第1端子51の相対的な進行が停止させられた衝撃を手指等の触覚によって検知して、嵌合が完了したことを確認することができる。さらに、第1端子51及び第2端子151の嵌合が完了すると、ロック腕部56aが発揮するばね力によってロック片56bが元の位置に復帰してロック開口156aと係合するので、オペレータは、この際に発生する衝撃をも手指等の触覚によって検知することができ、更に確実に嵌合が完了したことを確認することができる。
また、第2端子151の第2接触腕部155a及びロック開口156aは、第2本体部152の上板部152b及び下板部152cの各々に配設されているので、図7に示されるように、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転しても、つまり、表裏逆転しても、第1端子51と第2端子151とは嵌合することができる。前述のように、第1端子51は微細な部材であり、該第1端子51と嵌合する第2端子151も、同様に、微細な部材であるから、第1端子51と第2端子151との嵌合作業において、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転しているか否かをオペレータが目視によって確認することは、困難である。しかし、本実施の形態においては、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転していても、していなくても、第1端子51と第2端子151とは嵌合することができるので、オペレータは、嵌合作業を短時間で容易に完了することができる。
さらに、第2接触腕部155aを含む第2接触部155とロック開口156aを含む第2ロック部156とは嵌合方向に並んでタンデムに配置され、第1端子51の第1接触部55と第1ロック部56も嵌合方向に並んでタンデムに配置されているので、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転しても、第1接触部55及び第1ロック部56と第2接触部155及び第2ロック部156との対応関係が変化せず、第1接触部55と第2接触部155との接触状態、及び、第1ロック部56と第2ロック部156とのロック状態も不変である。
さらに、図に示される例では、第2本体部152の上板部152b及び下板部152cの各々に配設されている第2接触腕部155aは、正面から観て、開口部157の中心点に関して点対称となるように配置され、第2本体部152の上板部152b及び下板部152cの各々に配設されているロック開口156aも、嵌合方向から観て、開口部157の中心点に関して点対称となるように配置されているので、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転しても、第1接触部55及び第1ロック部56のロック片56bと、第2接触腕部155a及びロック開口156aとの対応関係が変化せず、第1接触部55と第2接触腕部155aとの接触状態、及び、ロック片56bとロック開口156aとの係合状態も不変である。
このように、本実施の形態において、金属端子は、導電性の金属から成る第1端子51と、導電性の金属から成り、第1端子51と嵌合する第2端子151とを有する。そして、第1端子51は、第1本体部52と、基板91の接続パッド92に固定される第1固定部53と、第1接触部55と、第1ロック部56とを備え、第2端子151は、第2本体部152と、電線191の芯線192に固定される第2固定部153と、第1接触部55と接触する第2接触部155と、第1ロック部56をロックする第2ロック部156とを備え、第1ロック部56は、第1本体部52の一面に配設されたロック片56bを含み、第2ロック部156は、第2本体部152の互いに対向する両面に配設された一対のロック開口156aを含む。
これにより、第1端子51及び第2端子151のいずれか一方が他方に対して反転した姿勢となっても、第1端子51と第2端子151とは嵌合することができ、また、第1ロック部56と第2ロック部156とは互いにロックすることができる。したがって、第1端子51と第2端子151との嵌合作業を短時間で容易に行うことができ、その結果、基板91と電線191との接続を短時間で容易に行うことができる。また、第1固定部53が基板91の接続パッド92に固定され、第2固定部153が電線191の芯線192に固定されるので、第1端子51及び第2端子151を基板91及び電線191に直接に実装することができ、実装スペースを削減することができる。さらに、第1端子51及び第2端子151の構造を簡素化して、コストを低減することができるとともに、適用範囲の広い金属端子を得ることができる。
また、第1接触部55と第1ロック部56とは嵌合方向に並んで配設され、第2接触部155と第2ロック部156とは嵌合方向に並んで配設される。したがって、第1端子51及び第2端子151のいずれか一方が他方に対して反転した姿勢となっても、第1接触部55と第2接触部155とは互いに接触することができ、第1ロック部56と第2ロック部156とは互いにロックすることができる。
さらに、ロック開口156aは、嵌合方向から観て点対称となる位置にそれぞれ配設される。したがって、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転しても、ロック片56bとロック開口156aとは確実に係合し、第1ロック部56と第2ロック部156とは互いにロックすることができる。
さらに、第2接触部155は、第2本体部152の互いに対向する両面に配設され、第1接触部55を弾性的に挟持する一対の第2接触腕部155aを含む。したがって、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転しても、第1接触部55と第2接触部155とは確実に接触することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図8は本発明の第2の実施の形態における基板に実装された第1端子及び基板に実装された第2端子の斜視図、図9は本発明の第2の実施の形態における第2端子の斜視図、図10は本発明の第2の実施の形態における第2端子の五面図、図11は本発明の第2の実施の形態における第1端子及び第2端子が嵌合した状態を示す要部断面図である。なお、図8において、(a)は嵌合前の状態を示す図、(b)は嵌合した状態を示す図であり、図10において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。
前記第1の実施の形態においては、基板91と電線191との接続に金属端子を使用する場合について説明したが、本実施の形態においては、基板91と他方の基板195との接続に金属端子を使用する場合について説明する。この場合、第1端子51は、前記第1の実施の形態と同様に、基板91に直接に実装され、第2端子151は、基板195に直接に実装される。
本実施の形態における第2端子151は、第2本体部152の後方に接続された第2連結部154を備え、該第2連結部154の下方に固定部としての第2固定部153が接続されている。つまり、第2固定部153は、第2連結部154を介して、第2本体部152の後方に接続されている。なお、本実施の形態における第2固定部153は、前記第1の実施の形態の第2固定部153と相違し、芯線かしめ部153aも被覆かしめ部153bも備えておらず、略矩形の平板状の部分であって、基板195の表面に形成された接続パッド196にはんだ付等の接続手段によって、電気的及び機械的に接続される部分である。そして、第2固定部153の少なくとも下面は、平面であることが望ましい。前記第2固定部153の下面を接続パッド196の表面にはんだ付等によって接続することにより、第2端子151は、ハウジング等の部材を使用することなく、直接に基板195に実装される。なお、前記接続パッド196は、前記基板195が備える電力線、グランド線、信号線等の図示されない導電トレースに接続された金属製の平板状部材である。
なお、本実施の形態における第2端子151のその他の点の構成は、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態における第1端子51の構成は、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。さらに、本実施の形態における第1端子51と第2端子151とを嵌合して接続する動作も、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
もっとも、本実施の形態においては、第2端子151が基板195に実装されているので、第1端子51と第2端子151との嵌合が完了すると、基板91が備える導電トレースと他方の基板195が備える導電トレースとが、第1端子51及び第2端子151を介して導通されることになる。
また、本実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様に、第1端子51に対する第2端子151の姿勢が上下反転しても、第1端子51と第2端子151とを嵌合することができる。したがって、必要に応じて、基板91に対する他方の基板195の姿勢を、図8に示されるような姿勢から上下反転したものに変化させて、基板91と他方の基板195とを接続させることもできる。
このように、本実施の形態においては、第1固定部53は基板91の接続パッド92に電気的及び機械的に接続され、第1端子51は基板91に直接に実装され、第2固定部153は基板195の接続パッド196に電気的及び機械的に接続され、第2端子151は基板195に直接に実装される。したがって、基板91と基板195とを接続することができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、第1端子51が基板91に実装される例についてのみ説明したが、第1固定部53を第2固定部153と同様に変更することによって、前記第1端子51を、第2端子151と同様に、電線191のような電線に実装してもよい。したがって、第1端子51及び第2端子151は、電線と電線との接続にも、電線と基板との接続にも、又、基板と基板との接続にも使用することができる。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、金属端子に適用することができる。
51 第1端子
52 第1本体部
53 第1固定部
54 第1連結部
55 第1接触部
55a 隙間
55b、58b、152b 上板部
55c、58c、152c 下板部
56 第1ロック部
56a ロック腕部
56b ロック片
56c 前縁
56d 後縁
57 第1開口部
58 先頭部
58a 先端部
91、195 基板
92、196 接続パッド
151 第2端子
152 第2本体部
153 第2固定部
153a 芯線かしめ部
153b 被覆かしめ部
154 第2連結部
155 第2接触部
155a 第2接触腕部
155b 接触凸部
155c 腕支持部
155d 第2開口部
156 第2ロック部
156a ロック開口
156b 係止縁部
157 開口部
158 奥壁部
191 電線
192 芯線
811 ハウジング
812 凹部
812a 上平面
812b 下平面
851a 雌側接地端子
851b 雌側第1信号端子
851c 雌側第2信号端子
891 電線コード

Claims (7)

  1. (a)導電性の金属から成る第1端子と、導電性の金属から成り、前記第1端子と嵌合する第2端子とを有する金属端子であって、
    (b)前記第1端子は、第1本体部と、第1の導電性部品の接続部に固定される第1固定部と、第1接触部と、第1ロック部とを備え、
    (c)前記第2端子は、第2本体部と、第2の導電性部品の接続部に固定される第2固定部と、前記第1接触部と接触する第2接触部と、前記第1ロック部をロックする第2ロック部とを備え、
    (d)前記第1ロック部は、前記第1本体部の一面に配設された第1係合部を含み、
    (e)前記第2ロック部は、前記第2本体部の互いに対向する両面に配設された一対の第2係合部を含むことを特徴とする金属端子。
  2. 前記第1接触部と第1ロック部とは嵌合方向に並んで配設され、前記第2接触部と第2ロック部とは嵌合方向に並んで配設される請求項1に記載の金属端子。
  3. 前記第2係合部は、嵌合方向から観て点対称となる位置にそれぞれ配設される請求項1又は2に記載の金属端子。
  4. 前記第2接触部は、前記第2本体部の互いに対向する両面に配設され、前記第1接触部を弾性的に挟持する一対の第2接触腕部を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属端子。
  5. 前記第2接触腕部は、嵌合方向から観て点対称となる位置にそれぞれ配設される請求項4に記載の金属端子。
  6. 前記第1固定部は第1の導電性部品の接続部に電気的及び機械的に接続され、前記第1端子は前記第1の導電性部品に直接に実装され、前記第2固定部は第2の導電性部品の接続部に電気的及び機械的に接続され、前記第2端子は前記第2の導電性部品に直接に実装される請求項1〜5のいずれか1項に記載の金属端子。
  7. 前記第1の導電性部品は基板又は電線であり、前記第2の導電性部品は基板又は電線である請求項1〜6のいずれか1項に記載の金属端子。
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