JP2015145166A - 燃料電池スタックの組み付け装置 - Google Patents

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秀晴 内藤
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由介 奈良
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秀忠 小嶋
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Abstract

【課題】簡単な構成で、燃料電池スタックを車両に容易且つ迅速に組み付けることを可能にする。【解決手段】燃料電池スタック10を車両に搭載するための組み付け装置100は、前記燃料電池スタック10及び走行用モータ90が搭載され、昇降自在なパレット部材108と、アーム部材112とを備える。アーム部材112は、パレット部材108から燃料電池スタック10の先端部10FRを支持するとともに、前記燃料電池スタック10の前記先端部10FRから離間する方向に変位可能である。【選択図】図6

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池が、複数積層される燃料電池スタックを、車両に搭載するための燃料電池スタックの組み付け装置に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面側にアノード電極が、他方の面側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セルを構成している。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両(燃料電池電気自動車)等に組み込まれている。
車載用燃料電池スタックでは、例えば、特許文献1に開示されているように、車両のエンジンコンパートメント内に搭載する構造が知られている。この特許文献1では、エンジンコンパートメント内に、モータと、前記モータの上方に前記モータに電力を供給する燃料電池とが配置されている。燃料電池は、支持部により車両の高さ方向に回転可能に支持されている。
特開2011−162108号公報
ところで、上記の車両では、エンジンコンパートメント内のスペースに、モータ及び燃料電池の他、種々の機器やケーブル等を効率的に収容することが望まれている。このため、設備の取り付け作業が相当に煩雑化するとともに、特に支持部に対して回転自在な燃料電池の取り付け作業が効率的に遂行されないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、燃料電池スタックを車両に容易且つ迅速に組み付けることが可能な燃料電池スタックの組み付け装置を提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池が、複数積層される燃料電池スタックを、車両に搭載するための燃料電池スタックの組み付け装置に関するものである。この組み付け装置では、燃料電池スタック及び車両走行用モータが搭載され、昇降自在なパレット部材と、アーム部材とを備えている。アーム部材は、パレット部材に設けられ、燃料電池スタックの端部を支持するとともに、前記燃料電池スタックの前記端部から離間する方向に変位可能である。
また、この組み付け装置では、アーム部材の先端には、燃料電池スタックの端部を支持する支持部を旋回させる旋回機構が設けられることが好ましい。
さらに、この組み付け装置では、燃料電池スタックは、第1固定機構と第2固定機構とを設けることが好ましい。第1固定機構は、車両前後方向後方の端部と車両走行用モータとを1箇所で連結させる一方、第2固定機構は、燃料電池スタックの車両方向前方側で且つ車幅方向両側の端部を車両フレームに固定させることが好ましい。
本発明によれば、パレット部材に燃料電池スタック及び車両走行用モータを搭載した状態で、アーム部材により前記燃料電池スタックの端部が支持されている。そして、燃料電池スタックの組み付けが終了すると、アーム部材は、前記燃料電池スタックの端部から離間する方向に変位されている。
これにより、簡単な構成で、燃料電池スタックを車両に容易且つ迅速に組み付けることができ、前記燃料電池スタックの組み付け作業の効率化が良好に遂行可能になる。
本発明の実施形態に係る取り付け装置が適用される燃料電池スタックを搭載する燃料電池電気自動車の前方側の概略側面説明図である。 前記燃料電池電気自動車の前方側の一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを収容するケーシングの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記取り付け装置の斜視説明図である。 前記取り付け装置が下降位置に配置された状態の側面説明図である。 前記取り付け装置を構成するアーム部材の動作を説明する側面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る取り付け装置(後述する)が適用される燃料電池スタック10は、燃料電池電気自動車(燃料電池車両)13のフロントボックス(所謂、モータルーム)13fに搭載される。
燃料電池スタック10は、燃料電池14と、積層された複数の前記燃料電池14を収容するケーシング16とを備える(図1〜図3参照)。なお、ケーシング16は、必要に応じて用いればよく、不要にすることもできる。燃料電池14は、図3に示すように、電極面を立位姿勢にして燃料電池電気自動車13の車長方向(車両前後方向)(矢印A方向)に交差する車幅方向(矢印B方向)に積層される。
図1に示すように、フロントボックス13fには、車体フレームを構成する一対の第1サイドフレーム13SF1が矢印A方向に延在しており、前記第1サイドフレーム13SF1には、燃料電池スタック10が搭載される。なお、燃料電池スタック10の収容場所は、フロントボックス13fに限定されるものではなく、例えば、車両中央部床下や後部トランク近傍であってもよい。
図3に示すように、燃料電池14の積層方向一端には、第1ターミナルプレート20a、第1絶縁プレート22a及び第1エンドプレート24aが、外方に向かって、順次、配設される。燃料電池14の積層方向他端には、第2ターミナルプレート20b、第2絶縁プレート22b及び第2エンドプレート24bが、外方に向かって、順次、配設される。
横長形状(長方形状)の第1エンドプレート24aの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第1ターミナルプレート20aに接続された第1電力出力端子26aが外方に向かって延在する。横長形状(長方形状)の第2エンドプレート24bの略中央部からは、第2ターミナルプレート20bに接続された第2電力出力端子26bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bとの各辺間には、それぞれ各辺の中央位置に対応して一定の長さを有する連結バー28が配置される。連結バー28の両端は、ねじ30により第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bとに固定され、複数の積層された燃料電池14に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図4に示すように、燃料電池14は、電解質膜・電極構造体32と、前記電解質膜・電極構造体32を挟持する第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36とを備える。
第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36は、横長形状を有するとともに、長辺が水平方向(矢印A方向)に延在し且つ短辺が重力方向(矢印C方向)に延在するように構成される。なお、短辺が水平方向に延在し且つ長辺が重力方向に延在するように構成してもよい。
燃料電池14の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス供給連通孔38a及び燃料ガス供給連通孔40aが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔38aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス供給連通孔40aは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給する。
燃料電池14の長辺方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔38bとが設けられる。
燃料電池14の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側(水平方向一端側)には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔38a及び燃料ガス供給連通孔40a側には、2つの冷却媒体供給連通孔42aが設けられる。2つの冷却媒体供給連通孔42aは、冷却媒体を供給するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に設けられる。
燃料電池14の短辺方向の両端縁部他方側(水平方向他端側)には、すなわち、燃料ガス排出連通孔40b及び酸化剤ガス排出連通孔38b側には、2つの冷却媒体排出連通孔42bが設けられる。2つの冷却媒体排出連通孔42bは、冷却媒体を排出するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に設けられる。
電解質膜・電極構造体32は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜44と、前記固体高分子電解質膜44を挟持するカソード電極46及びアノード電極48とを備える。
カソード電極46及びアノード電極48は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜44の両面に形成される。
第1金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体32に向かう面34aには、酸化剤ガス供給連通孔38aと酸化剤ガス排出連通孔38bとを連通する酸化剤ガス流路50が形成される。酸化剤ガス流路50は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ36の電解質膜・電極構造体32に向かう面36aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路52が形成される。燃料ガス流路52は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ36の面36bと隣接する第1金属セパレータ34の面34bとの間には、一対の冷却媒体供給連通孔42a、42aと一対の冷却媒体排出連通孔42b、42bとに連通する冷却媒体流路54が形成される。冷却媒体流路54は、水平方向に延在しており、電解質膜・電極構造体32の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1金属セパレータ34の面34a、34bには、この第1金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第1シール部材56が一体成形される。第2金属セパレータ36の面36a、36bには、この第2金属セパレータ36の外周端縁部を周回して第2シール部材58が一体成形される。
第1シール部材56及び第2シール部材58としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2及び図3に示すように、第1エンドプレート24aには、酸化剤ガス供給マニホールド部材60a、酸化剤ガス排出マニホールド部材60b、燃料ガス供給マニホールド部材62a及び燃料ガス排出マニホールド部材62bが取り付けられる。酸化剤ガス供給マニホールド部材60a及び酸化剤ガス排出マニホールド部材60bは、酸化剤ガス供給連通孔38a及び酸化剤ガス排出連通孔38bに連通する。燃料ガス供給マニホールド部材62a及び燃料ガス排出マニホールド部材62bは、燃料ガス供給連通孔40a及び燃料ガス排出連通孔40bに連通する。
図2に示すように、第2エンドプレート24bには、一対の冷却媒体供給連通孔42aに連通する冷却媒体供給マニホールド部材64aが取り付けられる。第2エンドプレート24bには、一対の冷却媒体排出連通孔42bに連通する冷却媒体排出マニホールド部材64bが取り付けられる。
ケーシング16は、図3に示すように、車幅方向(矢印B方向)両端の2辺(面)が第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bにより構成される。ケーシング16の車長方向(矢印A方向)両端の2辺(面)は、横長プレート形状の前方サイドパネル66及び後方サイドパネル68により構成される。ケーシング16の車高方向(矢印C方向)両端の2辺(面)は、上方サイドパネル70及び下方サイドパネル72により構成される。上方サイドパネル70及び下方サイドパネル72は、横長プレート形状を有する。
前方サイドパネル66、後方サイドパネル68、上方サイドパネル70及び下方サイドパネル72は、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bに設けられた各ねじ穴74に、各孔部76を介して螺入されるねじ78により固定される。
図1及び図2に示すように、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bの矢印Af方向前方側には、第2固定機構であるブラケット部材80a及びブラケット部材80bがねじ82により固定される。ブラケット部材80a、80bは、断面L字状を有する屈曲板部材により構成され、燃料電池スタック10から水平方向に延在する水平面は、下方から挿入されるねじ82により各第1サイドフレーム13SF1のFCマウント部84に固定される。
車体フレームを構成する一対の第2サイドフレーム13SF2には、サブフレーム86がねじ88を介して下方から固定される。サブフレーム86には、走行用モータ90が、単一の前方ブラケット92aと一対の後方ブラケット92bとにより固定される。前方ブラケット92aは、走行用モータ90の前方端部の幅方向中央に設定される一方、後方ブラケット92bは、前記走行用モータ90の後方端部の幅方向両端縁部に設定される。
走行用モータ90は、燃料電池スタック10の発電電力で駆動可能である。図1に示すように、走行用モータ90の後方端部の軸方向略中央上部には、燃料電池取り付けブラケット92cが設けられる。燃料電池スタック10を構成する下方サイドパネル72の矢印B方向略中央部には、燃料電池取り付けブラケット92cにねじ止めにより固定されるモータブラケット(第1固定機構)94が設けられる。
燃料電池スタック10の下方と走行用モータ90の前方との間には、ハーネスや配管等の複数本の管状体96が配設される。第2サイドフレーム13SF2には、燃料電池冷却用ラジエータ98が配置される。燃料電池スタック10は、ラジエータ98の後方に近接して配置される。
図5及び図6に示すように、本実施形態に係る組み付け装置100は、ベース102を備え、前記ベース102上には、昇降用シリンダ104がピストンロッド104aを上方に向けて設けられる。昇降用シリンダ104の外方には、複数本のガイドロッド106が立設される。ピストンロッド104aには、パレット部材108が固着されるとともに、前記パレット部材108の角部には、ガイドロッド106が挿入される。
パレット部材108は、昇降用シリンダ104を介して昇降自在である。パレット部材108上には、サブフレーム86を載置するための複数本の支持部材110と、アーム部材112とが設けられる。アーム部材112は、燃料電池スタック10の先端部(矢印Af方向先端部)10FRを支持するとともに、前記燃料電池スタック10の前記先端部10FRから離間する方向に変位可能である。
本実施形態では、アーム部材112は、パレット部材108に固定されているが、これに限定されるものではない。例えば、アーム部材112は、パレット部材108に対して着脱自在であってもよい。
アーム部材112は、パレット部材108上に下端が固定される第1アーム114aを備える。第1アーム114aの上端には、第1支軸115aを介して第2アーム114bの下端が回転自在に連結される。第2アーム114bの下端には、前記第2アーム114bを第1アーム114aに対して所定の角度姿勢に保持するための第1ストッパ部116aが設けられる。第1ストッパ部116aには、第1アーム114aに当接する係止部116asが設けられる。
第2アーム114bの上端には、第2支軸115bを介して第3アーム114cの下端が回転自在に連結される。第3アーム114cの下端には、前記第3アーム114cを第2アーム114bに対して所定の角度姿勢に保持するための第2ストッパ部116bが設けられる。
第2ストッパ部116bには、第2アーム114bに当接する係止部116bsが設けられる。第2ストッパ部116bには、燃料電池スタック10の先端下部を保持するための支持部118が設けられる。支持部118の先端は、燃料電池スタック10を確実に保持するために、幅広の板形状を有することが好ましい。
アーム部材112の内部から外部に沿って、旋回機構119を構成するワイヤ部材120が設けられる。ワイヤ部材120は、アクチュエータ122により引張及び弛緩操作されることにより、第1アーム114aに対して第2アーム114bを揺動させるとともに、前記第2アーム114bに対して及び第3アーム114cを揺動させることができる。すなわち、支持部118は、旋回可能である。なお、旋回機構としては、ワイヤ部材120に限定されるものではなく、例えば、揺動部をモータにより回転する構成であってもよい。
次いで、燃料電池スタック10を燃料電池電気自動車13に取り付ける作業について、本実施形態に係る組み付け装置100との関連で、以下に説明する。
図2に示すように、サブフレーム86には、走行用モータ90が前方ブラケット92a及び後方ブラケット92bにより固定されている。走行用モータ90には、燃料電池スタック10の後方側底部が燃料電池取り付けブラケット92c及びモータブラケット94により固定されている(図1参照)。
その際、燃料電池スタック10の前方側端部は、フリー状態であり、上下に振動が発生し易い。このため、本実施形態では、アーム部材112を構成する支持部118が燃料電池スタック10の先端部10FRを保持している。
そこで、図6に示すように、組み付け装置100を構成するパレット部材108上には、複数本の支持部材110を介してサブフレーム86が載置される。パレット部材108は、下降端に配置されており、昇降用シリンダ104の駆動作用下にサブフレーム86と一体に上昇して取り付け作業位置に停止する。
サブフレーム86は、図2に示すように、下方から一対の第2サイドフレーム13SF2に螺合されるねじ88により、前記一対の第2サイドフレーム13SF2に固定される。一方、燃料電池スタック10では、ブラケット部材80a、80bが、下方から各第1サイドフレーム13SF1のFCマウント部84に螺合されるねじ82により、前記各第1サイドフレーム13SF1に固定される。ここで、アーム部材112は、図7に示すように、複数本の管状体96に干渉することがなく、燃料電池スタック10の先端部10FRを確実に保持することができる。
上記の取り付け作業が終了すると、予め、第3アーム114cは、図7に示すように、燃料電池スタック10の下方側(矢印R2方向とは反対方向)に揺動させておく。そして、アーム部材112では、アクチュエータ122の作用下にワイヤ部材120が弛緩(又は引張)される。従って、第2アーム114bは、第1アーム114aに対して、燃料電池スタック10から離間する方向(矢印R1方向)に揺動する。さらに、第3アーム114cは、第2アーム114bに対して、同様に燃料電池スタック10から離間する方向(矢印R2方向)に揺動する。このため、アーム部材112の先端に設けられた支持部118は、燃料電池スタック10の先端部10FRから離間する位置に退避する。
図7に示す位置では、第2アーム114bは、第1アーム114aに対して矢印R1方向にさらに揺動することがないように、規制機構(図示せず)が設けられる。同様に、第3アーム114cは、前記第2アーム114bに対して矢印R2方向にさらに揺動することがないように、規制機構(図示せず)が設けられる。この状態で、昇降用シリンダ104が駆動され、パレット部材108が下降して所定の待機位置に配置される。なお、アーム部材112は、パレット部材108から取り外してもよい。
この場合、本実施形態では、図6に示すように、パレット部材108に燃料電池スタック10及び走行用モータ90がサブフレーム86を介して搭載された状態で、アーム部材112により前記燃料電池スタック10の先端部10FRを支持している。そして、燃料電池スタック10の組み付けが終了すると、アーム部材112は、燃料電池スタック10の先端部10FRから離間する方向に変位されている。
従って、燃料電池スタック10は、複数本の管状体96に干渉することがなく、先端部10FRを良好に保持されている。これにより、簡単な構成で、燃料電池スタック10を車両に容易且つ迅速に組み付けることができ、前記燃料電池スタック10の組み付け作業の効率化が良好に遂行可能になるという効果が得られる。
次いで、燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図3に示すように、第1エンドプレート24aの酸化剤ガス供給マニホールド部材60aから酸化剤ガス供給連通孔38aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第1エンドプレート24aの燃料ガス供給マニホールド部材62aから燃料ガス供給連通孔40aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
一方、図2に示すように、第2エンドプレート24bでは、冷却媒体供給マニホールド部材64aから一対の冷却媒体供給連通孔42aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図4に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔38aから第1金属セパレータ34の酸化剤ガス流路50に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路50に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体32のカソード電極46に供給される。
燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第2金属セパレータ36の燃料ガス流路52に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路52に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体32のアノード電極48に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体32では、カソード電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード電極48に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体32のカソード電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔38bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体32のアノード電極48に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに沿って矢印B方向に排出される。
また、一対の冷却媒体供給連通孔42aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ34及び第2金属セパレータ36間の冷却媒体流路54に導入される。冷却媒体は、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体32を冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体排出連通孔42bに沿って矢印B方向に排出される。
10…燃料電池スタック 13…燃料電池電気自動車
13SF1、13SF2…サイドフレーム
14…燃料電池 16…ケーシング
24a、24b…エンドプレート 32…電解質膜・電極構造体
34、36…金属セパレータ 38a…酸化剤ガス供給連通孔
38b…酸化剤ガス排出連通孔 40a…燃料ガス供給連通孔
40b…燃料ガス排出連通孔 42a…冷却媒体供給連通孔
42b…冷却媒体排出連通孔 44…固体高分子電解質膜
46…カソード電極 48…アノード電極
50…酸化剤ガス流路 52…燃料ガス流路
54…冷却媒体流路
60a…酸化剤ガス供給マニホールド部材
60b…酸化剤ガス排出マニホールド部材
62a…燃料ガス供給マニホールド部材
62b…燃料ガス排出マニホールド部材
64a…冷却媒体供給マニホールド部材
64b…冷却媒体排出マニホールド部材
80a、80b…ブラケット部材 84…FCマウント部
86…サブフレーム 90…走行用モータ
92a…前方ブラケット 92b…後方ブラケット
92c…燃料電池取り付けブラケット 94…モータブラケット
96…管状体 98…ラジエータ
100…組み付け装置 102…ベース
104…昇降用シリンダ 108…パレット部材
110…支持部材 112…アーム部材
114a、114b、114c…アーム
116a、116b…ストッパ部 118…支持部
119…旋回機構 120…ワイヤ部材
122…アクチュエータ

Claims (3)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池が、複数積層される燃料電池スタックを、車両に搭載するための燃料電池スタックの組み付け装置であって、
    前記燃料電池スタック及び車両走行用モータが搭載され、昇降自在なパレット部材と、
    前記パレット部材に設けられ、前記燃料電池スタックの端部を支持するとともに、該燃料電池スタックの前記端部から離間する方向に変位可能なアーム部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池スタックの組み付け装置。
  2. 請求項1記載の組み付け装置において、前記アーム部材の先端には、前記燃料電池スタックの前記端部を支持する支持部を旋回させる旋回機構が設けられることを特徴とする燃料電池スタックの組み付け装置。
  3. 請求項1又は2記載の組み付け装置において、前記燃料電池スタックは、車両前後方向後方の端部と前記車両走行用モータとを1箇所で連結させる第1固定機構と、
    前記燃料電池スタックの車両方向前方側で且つ車幅方向両側の端部を車両フレームに固定させる第2固定機構と、
    を設けることを特徴とする燃料電池スタックの組み付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107089163A (zh) * 2017-04-24 2017-08-25 上海重塑能源科技有限公司 燃料电池动力总成
CN108688495A (zh) * 2018-04-28 2018-10-23 上海重塑能源科技有限公司 一种燃料电池乘用车动力系统集成框架

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