JP2015143189A - オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法 - Google Patents

オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015143189A
JP2015143189A JP2015088323A JP2015088323A JP2015143189A JP 2015143189 A JP2015143189 A JP 2015143189A JP 2015088323 A JP2015088323 A JP 2015088323A JP 2015088323 A JP2015088323 A JP 2015088323A JP 2015143189 A JP2015143189 A JP 2015143189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
olivine
transition metal
metal oxide
type lithium
lithium transition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015088323A
Other languages
English (en)
Inventor
拓哉 紅露
Takuya Koro
拓哉 紅露
永吾 計盛
Eigo Kazumori
永吾 計盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to JP2015088323A priority Critical patent/JP2015143189A/ja
Publication of JP2015143189A publication Critical patent/JP2015143189A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】正極活物質として電池に組み込んだときに短絡の原因となり得る残留物の含有量が低減された、オリビン型リチウム遷移金属酸化物およびその製造方法を提供する。【解決手段】本発明にかかるオリビン型リチウム遷移金属酸化物は、組成がLix(Fe1−yM1y)1−zM2z(PO4)A(式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≰y<1、0≰z<0.3、1.005≰A≰1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であるオリビン型リチウム遷移金属酸化物であって、前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO4)のモル比が1.005以上1.3以下であることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の正極活物質として使用可能なオリビン型リチウム遷移金属酸化物およびその製造方法に関し、特に、残留硫化物イオン量が低減されたオリビン型リチウム遷移金属酸化物およびその製造方法に関する。
非水電解質二次電池の正極活物質として用いられるリチウム遷移金属酸化物は、二次電池を構成したときの作用電圧が4Vと高く、また、大きな容量が得られることで知られている。そのため、リチウム遷移金属酸化物を正極活物質として利用したリチウムイオン二次電池は、携帯電話、ノート型パソコンおよびデジタルカメラ等の電子機器の電源として多く用いられている。また、近年、環境への配慮から、電気自動車、ハイブリッド自動車などに搭載される大型の二次電池の用途向けにリチウムイオン二次電池の要求が高くなっている。
中でも、遷移金属としてコバルトを含有するリチウム遷移金属酸化物(コバルト酸リチウム)と比較して安全で安価な正極活物質として、例えば、特許文献1および2に開示されているように、3.5V級の電圧を有するオリビン型リチウム鉄リン酸化物が注目されている。また、特許文献3には、オリビン型リチウム鉄リン酸化物である第1のリチウム化合物と、第1のリチウム化合物より貴な電位を有する第2のリチウム化合物との複合体を正極活物質として含有することを特徴とする正極が開示されている。
このオリビン型リチウム鉄リン酸化物は、ポリアニオンを基本骨格とするオリビン型結晶構造を有し、例えば、組成式LiFePOで表される化合物が知られている。これらの化合物をリチウムイオン二次電池の正極活物質として使用すると、充放電に伴う結晶構造変化が少ないのでサイクル特性に優れ、また、結晶中の酸素原子がリンとの共有結合により安定して存在するので、電池が高温環境に晒された際にも酸素放出の可能性が低く安全性に優れるというメリットがある。
このようなオリビン型リチウム鉄酸化物は、例えば以下のように製造される。オリビン型リチウム鉄酸化物の原料として、例えば、リン酸鉄(FePO)または炭酸リチウム(LiCO)等の鉄源と、リン酸源と、リチウム源と、炭素源としてのショ糖と、分散媒としての純水とを混合しスラリーとする。このスラリーを粉砕処理して微細化する。微細化したスラリーを噴霧乾燥機にて噴霧乾燥し、前駆体である熱処理物を得る。その後、その熱処理物を不活性窒素ガス雰囲気下で焼成する。
特開2003−331840号公報 特開2003−157843号公報 特開2001−307730号公報
しかしながら、上述のようにオリビン型リチウム鉄リン酸化物の原料として硫酸鉄やリン酸鉄等の鉄元素含有化合物が使用される場合、オリビン型リチウム鉄リン酸化物の製造工程において原料中の鉄元素が周囲に存在する硫黄元素と反応することにより、最終生成物中に硫化鉄が残存しやすい。この硫化鉄は、導電性を比較的有すると考えられる。そのため、オリビン型リチウム鉄リン酸化物を正極活物質としてリチウムイオン二次電池に組み込む場合、活物質中の硫化鉄は、短絡(ショート)の原因となり得る。
そこで、本発明は、正極活物質として電池に組み込んだときに短絡の原因となり得る残留物の含有量が低減されたオリビン型リチウム遷移金属酸化物およびその製造方法を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物は、組成がLi(Fe1−yM11−zM2(PO(式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であるオリビン型リチウム遷移金属酸化物であって、
前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO)のモル比が1.005以上1.3以下であることを特徴とする。
本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法は、組成がLi(Fe1−yM11−zM2(PO(式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であるオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法であって、前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO)のモル比が1.005以上1.3以下となるように、鉄源と、リン酸源と、リチウム源と、場合により前記金属元素M1および/またはM2の酸化物、リン酸化物または水酸化物と、炭素源と、溶媒とを含有するスラリーを調製する工程と、前記スラリーに含まれる粒子を粉砕処理する工程と、前記粉砕処理したスラリーを噴霧乾燥して前駆体とする工程と、前記前駆体を不活性雰囲気または還元雰囲気の下で焼成する工程とを有することを特徴とする。前記焼成における焼成温度は、500℃以上800℃以下であることが好ましい。前記スラリーは、リン酸アンモニウムを更に含有することが好ましい。
本発明のオリビン型リチウム遷移金属酸化物は、その製造過程において残留する金属硫化物の量が低減される。従って、本発明のオリビン型リチウム遷移金属酸化物を正極活物質として組み込んだリチウムイオン二次電池は、正極活物質中の残留物に起因する短絡の発生が抑制される。
図1は、本発明の実施例および比較例におけるオリビン型リチウム鉄リン酸化物中の残留S2−量の測定結果を示すグラフである。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。ただし、以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するためのオリビン型リチウム遷移金属酸化物およびその製造方法を例示するものであって、本発明を以下に限定するものではない。
本発明者らは、オリビン型リチウム遷移金属酸化物のうち、その組成中の遷移金属が少なくとも鉄を含むオリビン型リチウム鉄リン酸化物について、その製造工程で硫化鉄が生成する原因を鋭意究明した。
まず、例えばリチウム鉄リン酸塩の原料として、例えばリン酸鉄および炭酸リチウムが使用される。このリン酸鉄および炭酸リチウムを含有するスラリーは、炭酸リチウムが存在することにより塩基性を示す。また、オリビン型リチウム鉄リン酸化物の原料中には硫黄元素が含まれることがある。スラリーが塩基性であることにより、リン酸鉄は解離して鉄イオンが生成し、更に水酸化鉄が生成する。このような水酸化鉄を含有するスラリーを焼成すると、水酸化鉄の鉄イオンと周囲に存在する硫黄が反応して硫化鉄が生成する。リチウム鉄リン酸塩に含まれるこの硫化鉄は、そのリチウム鉄リン酸塩を正極活物質として電池に組み込んだときに短絡(ショート)の原因となるおそれがある。
そこで、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、原料の仕込み時において、例えば、鉄イオンに対するリン酸イオンのモル比が1より大きくなるように原料の仕込み量を調整することにより、リン酸鉄の解離による鉄イオンの生成が抑制され、それにより硫化鉄の生成が抑制されることを見出し、課題を解決するに至った。上述のようなモル比で原料を混合することにより、鉄イオンとリン酸イオンとの結び付きが強くなると考えられる。それにより、原料であるリン酸鉄の解離による鉄イオンの生成が抑制され、従って、硫化鉄の生成が抑制され、得られるオリビン型リチウム遷移金属酸化物中に残留する硫化鉄の含有量を低減することができる。
すなわち、本発明のオリビン型リチウム遷移金属酸化物は、組成がLi(Fe1−yM11−zM2(PO(式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であり、前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO)のモル比が1.005以上1.3以下であることを特徴とする。本発明のオリビン型リチウム遷移金属酸化物は、正極活物質としてリチウムイオン二次電池に組み込んだときに短絡の原因となり得る残留物の含有量が低減されている。
以下、本発明のオリビン型リチウム遷移金属酸化物およびその製造方法について詳述する。
[オリビン型リチウム遷移金属酸化物]
先ず、本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物について述べる。本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の組成は、Li(Fe1−yM11−zM2(POである。ただし、組成式中のx、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3である。また、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、上述の組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO)のモル比は、1.005以上1.3以下であることを特徴とする。
ここで、xが0.9より小さいと、そのオリビン型リチウム遷移金属酸化物をリチウムイオン二次電池の正極活物質として使用する場合に、電池の理論容量が低下するおそれがある。また、xが1.3より大きいと、不純物の量が増えることにより、電池特性が低下するおそれがある。xのより好ましい範囲は1.0<x<1.1である。更に、上述の組成式におけるFe、M1およびM2の総量に対するリチウムイオンのモル比は、1.0以上1.1以下であることが好ましい。
zのより好ましい範囲は0≦z<0.1である。金属元素M2の酸化物または水酸化物は固溶時にLiを挿出することができないので、zが0.1より大きいと、電池の理論容量が低下するおそれがある。
Aが1より小さいと電池の理論容量が低下するおそれがある。また、Aが1.3より大きいと、不純物の量が増えることにより電池特性が低下するおそれがある。また、Aのより好ましい範囲は、1.005≦A<1.1である。
本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の結晶子径は80nm以下であることが好ましい。結晶子径が80nmを超えると、充放電容量が小さくなるおそれがある。本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の結晶子径は、より好ましくは40nm以上70nm以下である。結晶子径が40nmより下回る場合も同様に特性が悪化するおそれがある。
結晶子径は、X線回折(XRD)における特定の回折角(面)のピーク高さと半価幅(FWHM:Full Width Half Maximum)から、いわゆるScherrerの式を用いて、不均一歪みはないとの仮定のもとに求められる。なお、オリビン型リチウム遷移金属酸化物粒子のX線回折プロファイルは非常に多数のピークを示すが、結晶子を求めるピークとしては、例えば、格子面(031)面起因のピークが適当である。このピークは他のピークから離れた位置にあるので、他のピークからの干渉を受けにくく、正確な値を得ることができる。
また、本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の平均二次粒子径は、2μm以上20μm以下であることが好ましい。平均二次粒子径が2μm未満であったり、20μmを超えたりすると、正極活物質としてリチウムイオン二次電池の極板に塗布する際にその作業性が悪化するおそれがある。さらに、20μmを超える場合には充填密度が低下するおそれもある。より好ましくは、オリビン型リチウム遷移金属酸化物の平均二次粒子径は4μm以上13μm以下である。なお、本明細書において、「平均二次粒子径」は、レーザー回折法で測定したメディアン径(d50)の値を意味する。
本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の炭素含有量は、0.2重量%以上10重量%以下であることが好ましく、二次粒子の内部や表面に存在することが好ましい。炭素含有量が0.2重量%未満の場合、電気抵抗が大きくなる。また、炭素含有量が10重量%を超える場合、重量当たりの放電容量が小さくなる。本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の炭素含有量は、好ましくは0.5重量%以上5重量%以下である。
[オリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法]
次に、本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法について述べる。本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法は、少なくとも、以下の(1)〜(4)の工程を含むことを特徴とする。
(1)鉄源と、リン酸源と、リチウム源と、場合によりMo、Mg、Zr、Mn、Ti、Co、Ni、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素の酸化物、リン酸化物または水酸化物と、炭素源と、溶媒とを含有するスラリーを調製する工程、(2)前記スラリーに含まれる粒子を粉砕処理して微細化する工程、(3)粉砕処理したスラリーを噴霧乾燥して前駆体とする工程、および(4)前記前駆体を不活性雰囲気または還元雰囲気の下で焼成する工程。
本発明の方法で使用可能な鉄源として、例えばリン酸鉄、硫酸鉄、塩化鉄、シュウ酸鉄等が挙げられる。このうち、リン酸鉄はリン酸源としてもはたらく。
原料のリン酸源としては、リン酸化物(II)やリン酸化物(III)を用いることができる。本発明の方法で使用可能なリン酸化物として、例えば、リン酸鉄(II)、リン酸鉄(III)、リン酸マンガン(II)、リン酸マンガン(III)、リン酸コバルト(II)を挙げることができる。このうち、リン酸鉄は鉄源としてもはたらく。リン酸源の粒径は、製造工程における作業性を考慮すると、平均二次粒子径が4μm以上13μm以下であることが好ましい。リン酸化物は、不純物を取り除くため、他の原料との混合前に洗浄処理しておくことが好ましい。
原料のリチウム源としては、リチウムを含有するものであれば如何なる材料でも使用することができる。例えば、リン酸リチウム、リン酸二水素リチウム、炭酸リチウム、酢酸リチウム、または水酸化リチウム、並びにこれらの混合物である。このうち、リン酸リチウムはリン酸源としてもはたらく。これらのうち、取り扱いが容易である点や環境への安全性を配慮すると、炭酸リチウムが好ましい。
本発明の方法で使用可能な炭素源として、グルコース、ショ糖、ラクトース等の糖類、グリセリン、アスコルビン酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の有機化合物が挙げられる。これらのうち、取り扱いが容易な点からショ糖が炭素源として好ましい。これらの炭素源は、オリビン型リチウム遷移金属酸化物に導電性を付与する炭素源としてだけでなく、原料中の金属元素を還元するための炭素源としても利用することができる。
本発明の方法で使用可能な分散媒として、水ならびにアセトンおよびエタノール等の有機溶媒が挙げられる。中でも、取り扱いが容易で安価であることから水が好ましい。
本発明の方法で製造されるオリビン型リチウム遷移金属酸化物は、上述の組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO)のモル比が1.005以上1.3以下であることを特徴とする。従って、リン酸イオンのモル比が、従来のオリビン型リチウム遷移金属酸化物におけるリン酸イオンのモル比よりも大きくなるように、上述のスラリーは、例えばリン酸アンモニウム等のリン酸塩を更に含有することが好ましい。
リン酸アンモニウムを使用すると、焼成時にアンモニウムイオンをアンモニアガスとして除去することができるので、特に好ましい。なお、本明細書において「リン酸アンモニウム」は広義に解され、(NHPOに加えて、(NHHPO(リン酸水素二アンモニウム)および(NH)HPO(リン酸二水素アンモニウム)も「リン酸アンモニウム」に含まれる。
目的とするオリビン型リチウム遷移金属酸化物の組成の化学量論比となるように、各原料を秤量する。まず、好ましくは洗浄処理をしたリン酸源に分散媒を加える。これに、鉄源と、リチウム源と、場合によりMo、Mg、Zr、Mn、Ti、Co、Ni、Al、Ce、Crからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素の酸化物、リン酸化物または水酸化物と、炭素源とを更に加えてスラリーを調製する。
上述のスラリーの原料は通常、粒子状の物質として供給されるので、スラリーに含まれるこれらの粒子を細かく粉砕して混合する粉砕処理を行う。粉砕処理方法として、湿式粉砕混合と乾式粉砕混合とから選択することができる。湿式粉砕混合とは、粉砕する目的物を分散媒(例えば、水)に加え、1mm前後のメディアを使用してローラー台で回すことによる粉砕方法であり、乾式粉砕混合より細かく粉砕処理を行うことができるので好ましい。
粉砕処理したスラリーを噴霧乾燥して前駆体とする。噴霧乾燥とは、乾燥させるべきスラリーをシャワー状に噴霧して、この噴霧されたスラリーに熱風を吹きつけることにより乾燥させる方法である。これにより、一次粒子の集合体である二次粒子(球形)を前駆体として形成することができる。
得られた前駆体を不活性雰囲気または還元雰囲気の下で焼成する。前記不活性雰囲気または還元雰囲気は、窒素、あるいは水素またはアンモニアを含む還元雰囲気であることが好ましく、水素および窒素を含む雰囲気であることがより好ましい。焼成温度は500℃以上800℃以下が好ましく、より好ましくは550℃以上700℃以下である。
[比較例1]
238.3gのFe(PO(式量:357.49)、77.2gのLiPO(式量:115.79)、36.3gのショ糖(式量:342.3)および分散媒としての純水1500mlを混合してスラリーとした。そのスラリーを容量が5000mlのボールミルにいれ、アルミナボールを用いて、10時間粉砕処理して微細化した。
粉砕処理したスラリーを、噴霧乾燥機を用いて噴霧乾燥し、前駆体である熱処理物を得た。その後、その熱処理物を窒素ガス雰囲気下、700℃にて10時間焼成し、焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLiFePOである。
[比較例2]
LiCOを追加で11.09g添加する以外は比較例1と同様の手順で、比較例2の焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLi1.15FePOである。
[実施例1]
238.3gのFe(PO(式量:357.49)、77.2gのLiPO(式量:115.79)、1.15gのNHPO(式量:115.03)、36.3gのショ糖(式量:342.3)および分散媒としての純水1500mlを混合してスラリーとする以外は比較例1と同様の手順で、実施例1の焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLiFe(PO1.005である。
[実施例2]
NHPOの量を4.60gとする以外は実施例1と同様の手順で、実施例2の焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLiFe(PO1.02である。
[実施例3]
NHPOの量を11.5gとする以外は実施例1と同様の手順で、実施例3の焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLiFe(PO1.05である。
[実施例4]
Li2CO3を追加で11.09g添加する以外は実施例1と同様の手順で、実施例4の焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLi1.15Fe(PO1.005である。
[実施例5]
NHPOの量を4.60gとする以外は実施例4と同様の手順で、実施例5の焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLi1.15Fe(PO1.02である。
[実施例6]
NHPOの量を11.5gとする以外は実施例4と同様の手順で、実施例6の焼成物を得た。得られた焼成物の組成はLi1.15Fe(PO1.05である。
比較例1および2ならびに実施例1〜6で得られた各焼成物において、鉄イオンに対するリン酸イオンのモル比(以下、P/Fe比と呼ぶ)および鉄イオンに対するリン酸イオンのモル比(以下、Li/Fe比と呼ぶ)は、以下の表1に示すとおりである。
Figure 2015143189
[X線回折測定]
比較例1および2ならびに実施例1〜6において得られた焼成物について、X線回折装置を用いて相同定を行った。X線としてCuKα線(波長:λ=1.54nm)を使用した。分析の結果、比較例1および2ならびに実施例1〜6の全てにおいてオリビン型リチウム遷移金属酸化物が確認され、また、不純物のピークは見られなかった。
[残留S2−量測定]
比較例1および2ならびに実施例1〜6で得られる各焼成物中に残留している硫化鉄の量を、メチレンブルー吸光光度法で各焼成物中の硫化物イオン(S2−)を定量することにより求めた。
まず、窒素雰囲気下で焼成物2.0gに6M塩酸20mlを加えて加熱し、焼成物を溶解させた。焼成物の溶解後も加熱を続け、発生した硫化水素を0.1M水酸化ナトリウム水溶液に吸収させた。硫化水素を吸収させた水酸化ナトリウム水溶液に純水を加えて全量を50mlとし、0.1%硫酸ジメチル−p−フェニレンジアミン溶液5mlおよび塩化鉄(III)6水和物溶液を加えて混合した。30分静置した後、分光光度計を用いてこの溶液の波長670nmにおける吸光度を測定し、得られた吸光度から残留S2−量を求めた。結果を図1に示す。
図1に示すように、Li/Fe比1.00の場合、P/Fe比が1.00である比較例1と比較して、P/Fe比が1.005以上である実施例1〜3において残留S2−量が低減し、P/Fe比が大きくなるほど残留S2−量が低下した。Li/Fe比1.15の場合も同様に、P/Fe比が1.00である比較例2と比較して、P/Fe比が1.005以上である実施例4〜6において残留S2−量が低減し、P/Fe比が大きくなるほど残留S2−量が低下した。
また、P/Fe比が同じである場合、Li/Fe比が1.15の焼成物(比較例2、実施例4〜6)と比較して、Li/Fe=1.00の焼成物(比較例1、実施例1〜3)において、残留S2−量がより低減した。特に、P/Fe比が1.005以上かつLi/Fe比が1.00の焼成物(実施例2〜3)、およびP/Fe比が1.05かつLi/Fe比が1.15の焼成物(実施例6)において、残留S2−量は40ppm以下となった。
本発明に係るオリビン型リチウム遷移金属酸化物は、リチウムイオン二次電池の正極活物質として、例えば、携帯電話を含む各種携帯機器の他、電気自動車、ハイブリッド電気自動車への利用が可能である。
得られた前駆体を不活性雰囲気または還元雰囲気の下で焼成する。前記不活性雰囲気または還元雰囲気は、窒素、あるいは水素またはアンモニアを含む還元雰囲気であることが好ましく、水素および窒素を含む雰囲気であることがより好ましい。焼成温度は500℃以上800℃以下が好ましく、より好ましくは550℃以上700℃以下である。
本発明は以下の態様を含むものである。
(態様1)
組成がLi (Fe 1−y M1 1−z M2 (PO (式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であるオリビン型リチウム遷移金属酸化物であって、
前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO )のモル比が1.005以上1.3以下であることを特徴とする、オリビン型リチウム遷移金属酸化物。
(態様2)
Fe、M1およびM2の総量に対するリチウムイオンのモル比が1.0以上1.1以下である、態様1に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物。
(態様3)
1.005≦A<1.1である、態様1または2に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物。
(態様4)
硫化物イオンが40ppm以下の濃度で含まれる、態様1〜3のいずれかに記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物。
(態様5)
組成がLi (Fe 1−y M1 1−z M2 (PO (式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であるオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法であって、
前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO )のモル比が1.005以上1.3以下となるように、鉄源と、リン酸源と、リチウム源と、場合により前記金属元素M1および/またはM2の酸化物、リン酸化物または水酸化物と、炭素源と、溶媒とを含有するスラリーを調製する工程と、
前記スラリーに含まれる粒子を粉砕処理する工程と、
前記粉砕処理したスラリーを噴霧乾燥して前駆体とする工程と、
前記前駆体を不活性雰囲気または還元雰囲気の下で焼成する工程と
を有することを特徴とする、オリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法。
(態様6)
前記焼成における焼成温度は500℃以上800℃以下である、態様5に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法。
(態様7)
前記スラリーがリン酸アンモニウムを更に含有する、態様5または6に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法。

Claims (7)

  1. 組成がLi(Fe1−yM11−zM2(PO(式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であるオリビン型リチウム遷移金属酸化物であって、
    前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO)のモル比が1.005以上1.3以下であることを特徴とする、オリビン型リチウム遷移金属酸化物。
  2. Fe、M1およびM2の総量に対するリチウムイオンのモル比が1.0以上1.1以下である、請求項1に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物。
  3. 1.005≦A<1.1である、請求項1または2に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物。
  4. 硫化物イオンが40ppm以下の濃度で含まれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物。
  5. 組成がLi(Fe1−yM11−zM2(PO(式中x、y、z、Aは、0.9<x<1.3、0≦y<1、0≦z<0.3、1.005≦A≦1.3であり、M1は、Mn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素であり、M2は、Mo、Mg、Zr、Ti、Al、CeおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種の金属元素である)であるオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法であって、
    前記組成中のFe、M1およびM2の総量に対するリン酸イオン(PO)のモル比が1.005以上1.3以下となるように、鉄源と、リン酸源と、リチウム源と、場合により前記金属元素M1および/またはM2の酸化物、リン酸化物または水酸化物と、炭素源と、溶媒とを含有するスラリーを調製する工程と、
    前記スラリーに含まれる粒子を粉砕処理する工程と、
    前記粉砕処理したスラリーを噴霧乾燥して前駆体とする工程と、
    前記前駆体を不活性雰囲気または還元雰囲気の下で焼成する工程と
    を有することを特徴とする、オリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法。
  6. 前記焼成における焼成温度は500℃以上800℃以下である、請求項5に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法。
  7. 前記スラリーがリン酸アンモニウムを更に含有する、請求項5または6に記載のオリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法。
JP2015088323A 2015-04-23 2015-04-23 オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法 Pending JP2015143189A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015088323A JP2015143189A (ja) 2015-04-23 2015-04-23 オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015088323A JP2015143189A (ja) 2015-04-23 2015-04-23 オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011099837A Division JP2012229147A (ja) 2011-04-27 2011-04-27 オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015143189A true JP2015143189A (ja) 2015-08-06

Family

ID=53888527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015088323A Pending JP2015143189A (ja) 2015-04-23 2015-04-23 オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015143189A (ja)

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002110164A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sony Corp 正極活物質の製造方法及び非水電解質電池の製造方法
JP2002110165A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sony Corp 正極活物質の製造方法及び非水電解質電池の製造方法
JP2004014340A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 電極材料及びそれを用いたリチウムイオン電池並びに電極材料の製造方法
JP2005322550A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 非水電解質二次電池
JP2006131485A (ja) * 2004-11-03 2006-05-25 Tatung Co オリビン型リン酸鉄リチウム正極材料の製造方法
JP2009146773A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Agc Seimi Chemical Co Ltd オリビン型リチウム鉄リン複合酸化物およびその製造方法
JP2009266813A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Toda Kogyo Corp 非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物粒子粉末及びその製造方法、並びに二次電池
WO2010107039A1 (ja) * 2009-03-17 2010-09-23 日本化学工業株式会社 リチウムリン系複合酸化物炭素複合体、その製造方法、リチウム二次電池用正極活物質及びリチウム二次電池
JP2010212250A (ja) * 1999-04-06 2010-09-24 Sony Corp 正極活物質の製造方法及び非水電解質二次電池の製造方法
JP2011510457A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 エイ 123 システムズ,インク. リチウムイオン電池用の混合された金属かんらん石電極材料
JP2011517053A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 ダウ グローバル テクノロジーズ リミティド ライアビリティ カンパニー 二次リチウム電池用の陰極活性材料としてのリン酸マンガンリチウム/炭素ナノ複合材
JP2011517653A (ja) * 2008-04-17 2011-06-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア リチウム、鉄及びリン酸を含有する結晶性材料の製造方法
JP2011132095A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Toda Kogyo Corp オリビン型化合物粒子粉末の製造方法、並びに非水電解質二次電池
JP2011213587A (ja) * 2010-03-19 2011-10-27 Toda Kogyo Corp リン酸マンガン鉄リチウム粒子粉末の製造方法、リン酸マンガン鉄リチウム粒子粉末、及び該粒子粉末を用いた非水電解質二次電池
JP2012012262A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Nichia Corp オリビン型リチウム遷移金属複合酸化物及びその製造方法

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010212250A (ja) * 1999-04-06 2010-09-24 Sony Corp 正極活物質の製造方法及び非水電解質二次電池の製造方法
JP2002110165A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sony Corp 正極活物質の製造方法及び非水電解質電池の製造方法
JP2002110164A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sony Corp 正極活物質の製造方法及び非水電解質電池の製造方法
JP2004014340A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 電極材料及びそれを用いたリチウムイオン電池並びに電極材料の製造方法
JP2005322550A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 非水電解質二次電池
JP2006131485A (ja) * 2004-11-03 2006-05-25 Tatung Co オリビン型リン酸鉄リチウム正極材料の製造方法
JP2009146773A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Agc Seimi Chemical Co Ltd オリビン型リチウム鉄リン複合酸化物およびその製造方法
JP2011510457A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 エイ 123 システムズ,インク. リチウムイオン電池用の混合された金属かんらん石電極材料
JP2009266813A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Toda Kogyo Corp 非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物粒子粉末及びその製造方法、並びに二次電池
JP2011517053A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 ダウ グローバル テクノロジーズ リミティド ライアビリティ カンパニー 二次リチウム電池用の陰極活性材料としてのリン酸マンガンリチウム/炭素ナノ複合材
JP2011517653A (ja) * 2008-04-17 2011-06-16 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア リチウム、鉄及びリン酸を含有する結晶性材料の製造方法
WO2010107039A1 (ja) * 2009-03-17 2010-09-23 日本化学工業株式会社 リチウムリン系複合酸化物炭素複合体、その製造方法、リチウム二次電池用正極活物質及びリチウム二次電池
JP2011132095A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Toda Kogyo Corp オリビン型化合物粒子粉末の製造方法、並びに非水電解質二次電池
JP2011213587A (ja) * 2010-03-19 2011-10-27 Toda Kogyo Corp リン酸マンガン鉄リチウム粒子粉末の製造方法、リン酸マンガン鉄リチウム粒子粉末、及び該粒子粉末を用いた非水電解質二次電池
JP2012012262A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Nichia Corp オリビン型リチウム遷移金属複合酸化物及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101710729B1 (ko) 전극용 산화 티탄계 화합물 및 그것을 사용한 리튬 2 차 전지
JP5517032B2 (ja) 非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物粒子粉末及びその製造方法、並びに二次電池
CN113929073A (zh) 一种磷酸锰铁锂正极材料的制备方法
KR101003136B1 (ko) 졸-겔법을 이용한 저가형 리튬 2차 전지용 LiFePO4 양극 물질의 제조방법
JP5853850B2 (ja) リチウムイオン電池用正極材粒子の製造方法
JP6008024B2 (ja) オリビン型リチウム遷移金属酸化物の製造方法
JP5681796B2 (ja) 二次電池用正極材料およびそれを用いた二次電池
US10270098B2 (en) Positive electrode active material for lithium ion battery, containing lithium vanadium zirconium phosphate, and lithium ion battery comprising same
JP2024510061A (ja) チタンとジルコニウムを共ドープした炭素被覆リン酸鉄リチウム材料及びその製造方法と応用
JP2012204322A (ja) 非水電解質二次電池用活物質の製造方法
JP5876771B2 (ja) 電極用チタン酸化物及びその製造方法
JP4956738B2 (ja) リチウム電池用活物質
KR101741456B1 (ko) 리튬-황 이차전지용 전이금속 산화물-유황 복합소재 양극 활물질 및 이의 제조방법
JP2012229147A (ja) オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法
JP5636772B2 (ja) オリビン型リチウム遷移金属複合酸化物及びその製造方法
TW201803803A (zh) 磷酸釩鋰的製造方法
TW201622216A (zh) 蓄電裝置用正極活性物質及其製造方法
JP2012204079A (ja) オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法
WO2014181436A1 (ja) 二次電池用正極活物質およびそれを用いた二次電池
JP5831296B2 (ja) オリビン型リチウム遷移金属酸化物およびその製造方法
JP6205895B2 (ja) オリビン型ケイ酸遷移金属リチウム化合物およびその製造方法
KR101437886B1 (ko) 리튬이차전지용 캐쏘드 활물질 나노복합체, 그 제조방법 및 이를 포함하는 리튬이차전지
JP2015143189A (ja) オリビン型リチウム遷移金属酸化物及びその製造方法
CN104743536B (zh) 一种磷酸盐系正极材料的制备方法
JP6020131B2 (ja) オリビン型リチウム遷移金属複合酸化物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160210

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160329