JP2015139995A - 油性インク用インクジェット記録用媒体 - Google Patents
油性インク用インクジェット記録用媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015139995A JP2015139995A JP2014015886A JP2014015886A JP2015139995A JP 2015139995 A JP2015139995 A JP 2015139995A JP 2014015886 A JP2014015886 A JP 2014015886A JP 2014015886 A JP2014015886 A JP 2014015886A JP 2015139995 A JP2015139995 A JP 2015139995A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- oil
- spherical colloidal
- receiving layer
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
高速インクジェットプリンターによる印字適性に優れる油性インク用インクジェット記録用媒体を提供すること。
【解決手段】
本発明は、支持体の少なくとも一方の面にインク受理層を設けた油性インク用インクジェット記録用媒体であって、前記インク受理層が(A)複数個の球状コロイダルシリカが連結した非球状コロイダルシリカと、(B)塩化ビニル系樹脂を含有することを特徴とする油性インク用インクジェット記録用媒体に関する。
【選択図】 なし
Description
顔料として球状コロイダルシリカが複数個パールネックレス状に連結した非球状コロイダルシリカ(スノーテックスPS−M、アニオン性、1次粒子径18〜25nm、2次粒子径80〜150nm:日産化学工業社製)100質量部、結着剤として塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)50質量部を水中に添加し、十分に攪拌して固形分濃度が20%のインク受理層用塗工液を得た。このインク受理層用塗工液を上質紙(支持体)の一方の面にエアーナイフコーターで絶乾塗工量10g/m2となるように塗工し、乾燥後にカレンダ処理を施して油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)の添加量を50質量部から200質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)の添加量を50質量部から500質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)の添加量を50質量部から600質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)の添加量を50質量部から10質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)の添加量を50質量部から5質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、球状コロイダルシリカが複数個パールネックレス状に連結した非球状コロイダルシリカ(スノーテックスPS−M、アニオン性、1次粒子径18〜25nm、2次粒子径80〜150nm:日産化学工業社製)100質量部を、球状コロイダルシリカが複数個パールネックレス状に連結した非球状コロイダルシリカ(スノーテックスPS−S、アニオン性、1次粒子径10〜15nm、2次粒子径80〜120nm:日産化学工業社製)100質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、球状コロイダルシリカが複数個パールネックレス状に連結した非球状コロイダルシリカ(スノーテックスPS−M、アニオン性、1次粒子径18〜25nm、2次粒子径80〜150nm:日産化学工業社製)100質量部を、複数個の球状コロイダルシリカがランダムに連結した非球状コロイダルシリカ(PL−1、アニオン性、1次粒子径15nm、2次粒子径40nm:扶桑化学工業社製)100質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1と同様にして油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。次いで、得られた媒体のインク受理層表面に温水を塗布したのち、塗工層表面が湿潤状態にあるうちに表面温度105℃のキャストドラムに圧着して光沢付与し、油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、支持体を上質紙からポリエチレンフィルムに変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)50質量部を、塩化ビニル系樹脂(SE1320、ガラス転移温度30℃、平均粒子径0.2μm:住化ケムテックス社製)50質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)50質量部を、ポリビニルアルコール(PVA−117、クラレ社製)50質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、塩化ビニル系樹脂(ビニブラン701、ガラス転移温度73℃、平均粒子径0.03μm:日信化学工業社製)50質量部を、カゼイン50質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
実施例1において、球状コロイダルシリカが複数個パールネックレス状に連結した非球状コロイダルシリカ(スノーテックスPS−M、アニオン性、1次粒子径18〜25nm、2次粒子径80〜150nm:日産化学工業社製)100質量部を、単分散の球状コロイダルシリカ(シリカドール40、アニオン性、粒子径15〜20nm:日本化学工業社製)100質量部に変更した以外は、実施例1に記載したとおりの条件で油性インク用インクジェット記録用媒体を作製した。
得られた各媒体について、JISP8142に従い、白紙部の75度鏡面光沢度(%)を測定した。一般的には、光沢度のより高い媒体が好まれる。40%以上が好ましい。
得られた各油性インク用インクジェット記録用媒体に、油性インク専用高速インクジェットプリンター(ORHPIS X9050、理想科学工業社製)を使用して、フルカラーにてベタ及び文字をライン印字した。ベタ部の各色の境界及び文字のにじみの程度を目視によって評価した。なお、印字速度は約32m/分(A4横送り、150枚/分、片面印字)であった。
◎:境界がくっきりしてにじみが全く無く、文字が鮮明であり、実用できる。
○:境界のにじみが目立たず、文字が鮮明であり、実用できる。
△:境界のにじみが目立ち、文字が不鮮明で実用上問題がある。
×:境界のにじみがひどく、文字が判別できなくなり実用上不可。
得られた各油性インク用インクジェット記録用媒体に、油性インク専用高速インクジェットプリンター(ORHPIS X9050、理想科学工業社製)を使用して、フルカラーにてベタをライン印字した。印字直後にベタ部を指で擦って、インクの擦れ落ち具合を目視で評価した。なお、印字速度は約32m/分(A4横送り、150枚/分、片面印字)であった。
◎:擦れ落ちが全く無く、実用できる。
○:擦れ落ちが僅かにあるが、実用できる。
△:擦れ落ちが目立ち、実用上問題がある。
×:擦れ落ちが著しく目立ち、実用上問題がある。
Claims (3)
- 支持体の少なくとも一方の面にインク受理層を設けた油性インク用インクジェット記録用媒体であって、前記インク受理層が(A)複数個の球状コロイダルシリカが連結した非球状コロイダルシリカと、(B)塩化ビニル系樹脂を含有することを特徴とする油性インク用インクジェット記録用媒体。
- 前記インク受理層における(A)複数個の球状コロイダルシリカが連結した非球状コロイダルシリカと(B)塩化ビニル系樹脂との配合比率が固形分質量比で、(A)/(B)=100/10〜100/500であることを特徴とする請求項1に記載の油性インク用インクジェット記録用媒体。
- 前記非球状コロイダルシリカが複数個の球状コロイダルシリカがパールネックレス状に連結した非球状コロイダルシリカであることを特徴とする請求項1又は2に記載の油性インク用インクジェット記録用媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014015886A JP2015139995A (ja) | 2014-01-30 | 2014-01-30 | 油性インク用インクジェット記録用媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014015886A JP2015139995A (ja) | 2014-01-30 | 2014-01-30 | 油性インク用インクジェット記録用媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015139995A true JP2015139995A (ja) | 2015-08-03 |
Family
ID=53770678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014015886A Pending JP2015139995A (ja) | 2014-01-30 | 2014-01-30 | 油性インク用インクジェット記録用媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015139995A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020026042A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | 理想科学工業株式会社 | 油性顔料インク用インクジェット記録用光沢紙及びその製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000108506A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録シート |
JP2009056753A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | ラベル用インクジェット記録媒体 |
JP2010089261A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | インクジェット記録用媒体 |
JP2013067129A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Riso Kagaku Corp | 非水系インクジェット印刷用光沢紙 |
JP2013158938A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Riso Kagaku Corp | 油性インクジェット印刷方法及びインクセット |
-
2014
- 2014-01-30 JP JP2014015886A patent/JP2015139995A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000108506A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録シート |
JP2009056753A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | ラベル用インクジェット記録媒体 |
JP2010089261A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd | インクジェット記録用媒体 |
JP2013067129A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Riso Kagaku Corp | 非水系インクジェット印刷用光沢紙 |
JP2013158938A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Riso Kagaku Corp | 油性インクジェット印刷方法及びインクセット |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020026042A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | 理想科学工業株式会社 | 油性顔料インク用インクジェット記録用光沢紙及びその製造方法 |
JP7050620B2 (ja) | 2018-08-09 | 2022-04-08 | 北越コーポレーション株式会社 | 油性顔料インク用インクジェット記録用光沢紙及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6481235B2 (ja) | インクジェット用記録シートの製造方法 | |
JP6689111B2 (ja) | 記録シート | |
JP2005193660A (ja) | インクジェット記録用紙及びその製造方法、並びにインクジェット記録方法 | |
JP5455683B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP6330369B2 (ja) | インクジェット印刷用塗工紙 | |
JP6109759B2 (ja) | 油性インク用インクジェット記録用光沢紙 | |
JP2015139995A (ja) | 油性インク用インクジェット記録用媒体 | |
JP6257451B2 (ja) | 画像記録方法 | |
JP2015223837A (ja) | 非水系インク用インクジェット記録媒体及びインクジェット印刷方法 | |
JP2015036224A (ja) | インクジェット印刷用塗工紙 | |
US11400743B2 (en) | Recording media | |
JP5745333B2 (ja) | インクジェット記録シートの製造方法 | |
JP2010082904A (ja) | インクジェット記録用紙 | |
KR20160077506A (ko) | 유성 컬러 잉크젯 프린트용 도공지의 제조방법 | |
JP2009018478A (ja) | インクジェット記録媒体、及び印画物 | |
JP6675250B2 (ja) | インクジェット用記録シート及び粘着シートラベル | |
JP2015013459A (ja) | インクジェット印刷用塗工紙 | |
JP7050620B2 (ja) | 油性顔料インク用インクジェット記録用光沢紙及びその製造方法 | |
JP2018135612A (ja) | 印刷用塗工紙 | |
JP3619927B2 (ja) | インクジェット記録用紙 | |
JP2017013422A (ja) | 画像記録方法 | |
JP2007268901A (ja) | インクジェット記録媒体、及び印画物 | |
JP2007118531A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JPH1148603A (ja) | インクジェット記録用紙 | |
JP2000313163A (ja) | 記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170301 |