JP2015139301A - 力率改善回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】AC同期整流にSW同期整流を適用しても、ゼロクロス近傍での動作を安定させることができる力率改善回路を提供する。【解決手段】第3のスイッチ素子Q3と第1のスイッチ素子Q1とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子Q4と第2のスイッチ素子Q2とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、AC極性に応じてローサイド側の第1、第2のスイッチ素子Q1、Q2のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共、ハイサイド側の第3、第4のスイッチ素子Q3、Q4を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行う力率改善回路であって、交流入力電圧Vacとゼロクロス電圧閾値Vthとを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するAC検出器5を具備し、PWM割り振り器9は、ゼロクロス近傍では、AC同期整流とSW同期整流とのいずれか、もしくは両方を停止させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ブリッジ整流回路を用いないブリッジレス方式の力率改善(PFC:power factor correction)回路に関する。
近年、入力電流の力率を改善すると共に、高調波電流を抑制する力率改善回路を備えた電源装置が用いられている。特に、ブリッジ整流回路を用いないブリッジレス方式の力率改善回路を使用することにより更なる効率アップを図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、交流の正サイクル及び負サイクルで対応するスイッチの導通損失を低減するためにボディダイオードに電流が流れる側のスイッチ素子をオン制御することで導通損失を低減している。この方式は交流を同期整流していることからAC同期整流を行っているブリッジレス方式の力率改善回路と言える。しかしながら、特許文献1の力率改善回路では整流ダイオードの順方向電圧降下損失が大きく、整流ダイオードの損失低減が大きな課題となる。
整流ダイオードの損失低減は、整流ダイオードをスイッチ素子として整流ダイオード部分の同期整流化により実現することができる(例えば、特許文献2参照)。特許文献2では、交流電源からの交流入力電圧を一旦商用トランスで降圧した後に、整流器と力率改善回路とを配置し、整流ダイオード部分の同期整流化を行っている。
実用新案登録第3125344号公報 特開2011−166903号公報
しかしながら、特許文献1に示されているAC同期整流に、特許文献2に示されているスイッチ素子を用いた整流ダイオード部分の同期整流(以下、SW同期整流)を適用した場合には、電流不連続モード時にSW同期整流のスイッチ素子とAC同期整流のスイッチ素子がオン状態になると力率改善回路の出力側から交流電源側に電流が逆流する期間ができる。交流入力電圧がゼロクロスする近傍では交流入力電流の値が小さいため、逆流によって交流入力電流の1スイッチング周期での平均値が交流入力電圧とは逆の極性になりやすい。交流入力電流を検出して全波整流した値を基準電流と比較して入力電流の制御を行なう場合、交流入力電流の検出値が交流入力電圧とは逆の極性になると、検出電流を全波整流した値は基準電流値に対して正帰還となり、動作が不安定になりやすいという問題点があった。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、AC同期整流にSW同期整流を適用しても、ゼロクロス近傍での動作を安定させることができる力率改善回路を提供することにある。
本発明に係る力率改善回路は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
本発明の力率改善回路は、第3のスイッチ素子と第1のスイッチ素子とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、交流入力電圧の極性に応じてローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のオン/オフ動作に同期させてハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行い、交流電源から供給される交流入力電圧を直流出力電圧に変換する力率改善回路であって、前記交流入力電圧と予め設定されたゼロクロス電圧とを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するゼロクロス近傍検出部を具備し、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍では、前記AC同期整流を停止させることを特徴とする。
さらに、本発明の力率改善回路において、前記交流入力電圧と前記直流出力電圧とに基づいて演算された入力電流設定値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記SW同期整流を停止させるようにしても良い。
さらに、本発明の力率改善回路において、前記交流電源から供給される交流入力電流に基づいて演算された値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記SW同期整流を停止させるようにしても良い。
また、本発明の力率改善回路は、第3のスイッチ素子と第1のスイッチ素子とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、交流入力電圧の極性に応じてローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のオン/オフ動作に同期させてハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行い、交流電源から供給される交流入力電圧を直流出力電圧に変換する力率改善回路であって、前記交流入力電圧と予め設定されたゼロクロス電圧とを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するゼロクロス近傍検出部を具備し、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍では、前記SW同期整流を停止させることを特徴とする。
さらに、本発明の力率改善回路において、前記交流入力電圧と前記直流出力電圧とに基づいて演算された入力電流設定値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させるようにしても良い。
さらに、本発明の力率改善回路において、前記交流電源から供給される交流入力電流に基づいて演算された値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させるようにしても良い。
また、本発明の力率改善回路は、第3のスイッチ素子と第1のスイッチ素子とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、交流入力電圧の極性に応じてローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のオン/オフ動作に同期させてハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行い、交流電源から供給される交流入力電圧を直流出力電圧に変換する力率改善回路であって、前記交流入力電圧と予め設定されたゼロクロス電圧とを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するゼロクロス近傍検出部を具備し、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍では、前記AC同期整流と前記SW同期整流を停止させることを特徴とする。
さらに、本発明の力率改善回路において、前記交流入力電圧と前記直流出力電圧とに基づいて演算された入力電流設定値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させるようにしても良い。
さらに、本発明の力率改善回路において、前記交流電源から供給される交流入力電流に基づいて演算された値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させるようにしても良い。
さらに、本発明の力率改善回路では、前記SW同期整流において、ハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子のターンオフからローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子がターンオンまでの間に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のドレイン−ソース電圧が0Vまで下がりきるデッドタイムが設定されていても良い。
本発明によれば、ゼロクロス近傍では、AC同期整流の停止、SW同期整流の停止、もしくはAC同期整流及びSW同期整流の停止のいずれかの状態になるため、ゼロクロス近傍での電流の逆流を防ぐことができ、交流入力電流の1スイッチング周期での平均値が交流入力電圧とは逆の極性になることを防ぐことができる。これにより、AC同期整流にSW同期整流を適用しても、ゼロクロス近傍での動作を安定させることができる。
本発明に係る力率改善回路の実施の形態の構成を示す回路構成図である。 図1に示すPWM割り振り器のスイッチ素子選択動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す力率改善回路の中〜重負荷時の動作波形図である。 図1に示す力率改善回路の軽負荷時の動作波形図である 図1に示す力率改善回路の電流不連続モード動作時の動作波形図である
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、各図において、同一の構成には、同一の符号を付して一部説明を省略している。
本実施の形態の力率改善回路は、図1を参照すると、交流電源Eに接続される第1及び第2の交流入力端子ACL、ACNを備え、交流電源Eからの交流電圧を直流電圧に変換して第1及び第2の直流出力端子DCL、DCNとの間に直流電圧を発生させ、第1及び第2の直流出力端子DCL、DCN間に接続されるDC−DCコンバータ等の負荷Loadに直流電圧を供給する。
力率改善回路は、リアクトルL1、L2と、AC同期整流を行う第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2と、SW同期整流を行う第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4と、出力コンデンサC1とを備えている。第1〜第4のスイッチ素子Q1、Q2、Q3、Q4としては、例えば、ボディダイオードが並列接続されているMOSFETで構成される。なお、第1〜第4のスイッチ素子Q1、Q2、Q3、Q4として絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ(IGBT)を用いても良い。
第1の直流出力端子DCLと第2の直流出力端子DCNとの間に、第3のスイッチ素子Q3と第1のスイッチ素子Q1とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子Q4と第2のスイッチ素子Q2とからなる直列回路とが並列に接続され、フルブリッジ回路を構成している。また、第1の直流出力端子DCLと第2の直流出力端子DCNとの間には、出力コンデンサC1が接続されている。そして、第3のスイッチ素子Q3と第1のスイッチ素子Q1の接続点は、リアクトルL1を介して第1の交流入力端子ACLに接続され、第3のスイッチ素子Q3がハイサイド側に、第1のスイッチ素子Q1がローサイド側にそれぞれ配置される。また、第4のスイッチ素子Q4と第2のスイッチ素子Q2との接続点は、リアクトルL2を介して第2の交流入力端子ACNにそれぞれ接続され、第4のスイッチ素子Q4がハイサイド側に、第2のスイッチ素子Q2がローサイド側にそれぞれ配置される。
また、力率改善回路は、分圧器1a、1b、1c、1dと、アナログ・デジタル変換回路(ADC)2a、2b、2c、2dと、比較器3a、3bと、位相補償器4a、4bと、AC検出器5と、入力電流設定値演算器6と、電流センサ7と、絶対値計算器8と、PWM割り振り器9とを備えている。
AC検出器5には、第1の交流入力端子ACLの電圧VLが分圧器1aとADC2aとを介して入力されると共に、第2の交流入力端子ACNの電圧VNが分圧器1bとADC2bとを介して入力される。そして、AC検出器5は、交流電源Eに接続される第1及び第2の交流入力端子ACL、ACNのそれぞれの電圧VL、VNに基づいて、交流入力電圧の極性(AC極性)の判別と、交流入力電圧の絶対値|Vac|の計算と、交流入力電圧の実効値Vrmsの計算と、交流入力電圧のゼロクロス近傍の検出とを行う。なお、交流入力電圧のゼロクロス近傍の検出は、交流入力電圧の絶対値|Vac|と、予め設定されたゼロクロス電圧閾値Vthとの比較によって行われ、交流入力電圧の絶対値|Vac|がゼロクロス電圧閾値Vth以下である場合に、交流入力電圧のゼロクロス近傍と検出される。
AC検出器5によって計算された交流入力電圧の絶対値|Vac|及び実効値Vrmsは、入力電流設定値演算器6に入力される。また、第1の直流出力端子DCLの電圧、すなわち直流出力電圧Voutは、分圧器1cとADC2cとを介して比較器3aに入力される。比較器3aは、入力された直流出力電圧Voutと予め設定された目標出力電圧値Vrefとを比較し、その差分をとって電圧差分値Vcmdを生成し、電圧差分値Vcmdは、位相補償器4aを介して入力電流設定値演算器6に入力される。
入力電流設定値演算器6は、AC検出器5によって計算された交流入力電圧の絶対値|Vac|及び実効値Vrmsと、比較器3aによって生成された電圧差分値Vcmdとに基づいて入力電流設定値Irefを演算する。具体的には、Iref=(|Vac|*Vcmd)/Vrmsを演算することで入力電流設定値Irefを求める。
電流センサ7は、第4のスイッチ素子Q4と第2のスイッチ素子Q2との接続点を流れる交流入力電流の1スイッチング周期での平均を電流電圧変換した電圧値である交流入力電流値linとして検出する。電流センサ7によって検出された交流入力電流値linは、分圧器1dとADC2dと絶対値計算器8とを介して比較器3bに入力される。比較器3bは、交流入力電流値linの絶対値|lin|と入力電流設定値演算器6によって演算された入力電流設定値Irefとを比較し、その差分をとって電流差分値Icmdを生成し、電流差分値Icmdは、位相補償器4bを介してPWM割り振り器9に入力される。
PWM割り振り器9は、第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2をオン/オフするドライブ信号PWMを電流差分値Icmdに基づく時比率DUTYで生成すると共に、第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2のオン/オフ動作に同期させて第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4を相補的にオン/オフ動作させる反転ドライブ信号PWMを生成する。ここでドライブ信号PWMの時比率DUTYは、交流入力電圧の絶対値|Vac|の大きさと反比例する様に生成され、ゼロ電圧に近づくほどオン時比率が増加し、高電圧になるほどオン時比率は減少する。また、PWM割り振り器9には、入力電流設定値演算器6によって演算された入力電流設定値Iref又は交流入力電流値linの絶対値|lin|と、AC検出器5によるAC極性の判別結果及びゼロクロス近傍の検出結果とが入力される。そして、PWM割り振り器9は、入力されたAC極性の判別結果とゼロクロス近傍の検出結果とに基づいて生成したドライブ信号PWMによってオン/オフ動作させる第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2を選択すると共に、入力された入力電流設定値Iref又は交流入力電流値linの絶対値|lin|に基づいて生成した反転ドライブ信号PWMによってオン/オフ動作させる第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4を選択する。
電流差分値Icmdに基づく時比率DUTYで生成されたドライブ信号PWMで第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2をオン/オフ動作させることで、交流入力電圧と交流入力電流との波形が相似して力率が1となるように、且つ、直流出力電圧Voutが所定の目標出力電圧値Vrefとなるように制御される。
次に、PWM割り振り器9におけるスイッチ素子選択動作について図2乃至図4を参照して詳細に説明する。ここでは、ゼロクロス近傍ではAC同期整流を停止させ、入力電流設定値Irefが予め設定された電流閾値Ith以下である場合にSW同期整流を停止させる場合の実施例について説明する。なお、図3は、中〜重負荷時の各部の信号を示すタイミングチャートであり、(a)は交流入力電圧Vac、(b)は入力電流設定値Iref、(c)は第1のスイッチ素子Q1のゲート電圧、(d)は第2のスイッチ素子Q2のゲート電圧、(e)は第3のスイッチ素子Q3のゲート電圧、(f)は第4のスイッチ素子Q4のゲート電圧をそれぞれ示している。また、図4は、軽負荷時の各部の信号を示すタイミングチャートであり、(a)は交流入力電圧Vac、(b)は入力電流設定値Iref、(c)は第1のスイッチ素子Q1のゲート電圧、(d)は第2のスイッチ素子Q2のゲート電圧、(e)は第3のスイッチ素子Q3のゲート電圧、(f)は第4のスイッチ素子Q4のゲート電圧をそれぞれ示している。
PWM割り振り器9は、ドライブ信号PWMの1周期毎に、図2に示すスイッチ素子選択動作を行い、ドライブ信号PWMによってオン/オフ動作させる第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2を選択すると共に、反転ドライブ信号PWMによってオン/オフ動作させる第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4を選択する。
まず、PWM割り振り器9は、AC検出器5によるAC極性の判別結果に基づいて、第1の交流入力端子ACLの電圧VLが第2の交流入力端子ACNの電圧VNよりも大きいか否かを判断する(ステップA1)。そして、ステップA1で電圧VLが電圧VNよりも大きい場合(図3に示す時刻t10〜t15の期間)には、PWM割り振り器9は、生成したドライブ信号PWMの出力先として第1のスイッチ素子Q1を割り当て、図3(c)に示すように、ドライブ信号PWMによって第1のスイッチ素子Q1をオン/オフ動作させると共に(ステップA2)、図3(f)に示すように、第4のスイッチ素子Q4のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持させる(ステップA3)。
次に、PWM割り振り器9は、AC検出器5によるゼロクロス近傍の検出結果に基づいて、交流入力電圧Vacがゼロクロス近傍か否かを判断する(ステップA4)。そして、ステップA4で交流入力電圧Vac(電圧VL−電圧VN)がゼロクロス電圧閾値Vthを上回りゼロクロス近傍でない場合(図3に示す時刻t11〜t14の期間)には、図3(d)に示すように、第2のスイッチ素子Q2のゲート電圧をHighレベルにしてオン状態に維持し、AC同期整流を行なう(ステップA5)。一方、ステップA4で交流入力電圧Vac(電圧VL−電圧VN)がゼロクロス電圧閾値Vth以下でゼロクロス近傍である場合(図3に示す時刻t10〜t11、時刻t14〜t15の期間)には、生成したドライブ信号PWMの出力先として第2のスイッチ素子Q2も割り当て、図3(d)に示すように、ドライブ信号PWMによって第2のスイッチ素子Q2も第1のスイッチ素子Q1と共にオン/オフ動作させる(ステップA6)。
次に、PWM割り振り器9は、入力電流設定値演算器6によって演算された入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回っているか否かを判断する(ステップA7)。そして、入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回っている場合(図3に示す時刻t12〜t13の期間)には、生成した反転ドライブ信号PWMの出力先として第3のスイッチ素子Q3を割り当て、図3(e)に示すように、反転ドライブ信号PWMによって第3のスイッチ素子Q3を相補的にオン/オフ動作させ、SW同期整流を行なう(ステップA8)。一方、入力電流設定値Irefが電流閾値Ith以下である場合(図3に示す時刻t10〜t12、時刻t13〜t15の期間)には、図3(e)に示すように、第3のスイッチ素子Q3のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持させる(ステップA9)。これにより、第1〜第4のスイッチ素子Q1、Q2、Q3、Q4のドライブ信号PWMの1周期における動作が決定され、ステップA1に戻って次の1周期の動作を決定する。
また、ステップA1で電圧VLが電圧VN以下である場合(図3に示す時刻t15〜t20の期間)には、PWM割り振り器9は、生成したドライブ信号PWMの出力先として第2のスイッチ素子Q2を割り当て、図3(d)に示すように、ドライブ信号PWMによって第2のスイッチ素子Q2をオン/オフ動作させると共に(ステップB2)、図3(e)に示すように、第3のスイッチ素子Q3のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持させる(ステップB3)。
次に、PWM割り振り器9は、AC検出器5によるゼロクロス近傍の検出結果に基づいて、交流入力電圧Vacがゼロクロス近傍か否かを判断する(ステップB4)。そして、ステップB4で交流入力電圧Vac(電圧VN−電圧VL)がゼロクロス電圧閾値Vthを上回りゼロクロス近傍でない場合(図3に示す時刻t16〜t19の期間)には、図3(c)に示すように、第1のスイッチ素子Q1のゲート電圧をHighレベルにしてオン状態に維持し、AC同期整流を行なう(ステップB5)。一方、ステップB4で交流入力電圧Vac(電圧VN−電圧VL)がゼロクロス電圧閾値Vth以下でゼロクロス近傍である場合(図3に示す時刻t15〜t16、時刻t19〜t20の期間)には、生成したドライブ信号PWMの出力先として第1のスイッチ素子Q1も割り当て、図3(c)に示すように、ドライブ信号PWMによって第1のスイッチ素子Q1も第2のスイッチ素子Q2と共にオン/オフ動作させる(ステップB6)。
次に、PWM割り振り器9は、入力電流設定値演算器6によって演算された入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回っているか否かを判断する(ステップB7)。そして、入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回っている場合(図3に示す時刻t17〜t18の期間)には、生成した反転ドライブ信号PWMの出力先として第4のスイッチ素子Q4を割り当て、図3(f)に示すように、反転ドライブ信号PWMによって第4のスイッチ素子Q4を相補的にオン/オフ動作させ、SW同期整流を行なう(ステップB8)。一方、入力電流設定値Irefが電流閾値Ith以下である場合(図3に示す時刻t15〜t17、時刻t18〜t20の期間)には、図3(f)に示すように、第4のスイッチ素子Q4のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持させる(ステップB9)。これにより、第1〜第4のスイッチ素子Q1、Q2、Q3、Q4のドライブ信号PWMの1周期における動作が決定され、ステップA1に戻って次の1周期の動作を決定する。
図3を参照すると、ゼロクロス近傍以外の期間(時刻t11〜t14、時刻t16〜t19の期間)では、電流がボディダイオードを流れる側の第1もしくは第2のスイッチ素子Q1、Q2がオン状態に維持されるAC同期整流が行われる。すなわち、ゼロクロス電圧閾値Vthは、AC同期整流を行うか否かの閾値として機能し、交流入力電圧の絶対値|Vac|がゼロクロス電圧閾値Vthを上回った場合には、AC同期整流が行われ、交流入力電圧の絶対値|Vac|がゼロクロス電圧閾値Vth以下の場合には、AC同期整流が停止される。
また、入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回っている期間(時刻t12〜t13、時刻t17〜t18の期間)では、ドライブ信号PWMによってオン/オフ動作される第1もしくは第2のスイッチ素子Q1、Q2のハイサイド側に直列に接続されている第3もしくは第4のスイッチ素子Q3、Q4が、ドライブ信号PWMに反転同期した反転ドライブ信号PWMによって相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流が行われる。すなわち、電流閾値Ithは、SW同期整流を行うか否かの閾値として機能し、入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回った場合には、SW同期整流が行われ、入力電流設定値Irefが電流閾値Ith以下の場合には、SW同期整流が停止される。
なお、本実施例では、入力電流設定値Irefが電流閾値Ith以下の場合に、SW同期整流が停止されるように構成したが、ゼロクロス近傍の、交流入力電圧の絶対値|Vac|がゼロクロス電圧閾値Vth以下の場合に、第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持させ、SW同期整流が停止させるようにしても良い。また、ゼロクロス近傍の、交流入力電圧の絶対値|Vac|がゼロクロス電圧閾値Vth以下の場合に、ドライブ信号PWMによって第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2をオン/オフ動作させると共に、第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持させ、AC同期整流とSW同期整流との両方を停止させるようにしても良い。この場合、AC同期整流とSW同期整流のいずれかを停止させる場合よりもゼロクロス近傍での電流の逆流をより確実に防ぐことができる。さらに、本実施例では、入力電流設定値Irefが電流閾値Ith以下の場合に、SW同期整流が停止されるように構成したが、交流電源Eから供給される交流入力電流に基づいて演算された値である交流入力電流値linの絶対値|lin|が電流閾値Ith以下の場合に、第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持させ、SW同期整流が停止させるようにしても良い。
図4には、入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回ることがない軽負荷時の状態が示されている。この場合には、入力電流設定値Irefが電流閾値Ithを上回ることがないため、全期間(時刻t30〜t36の期間)において、第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4がオフ状態に維持され、SW同期整流が行われない。そして、交流入力電圧の絶対値|Vac|がゼロクロス電圧閾値Vthを上回る期間(時刻t31〜t32、時刻t34〜t35の期間)でAC同期整流が行われ、交流入力電圧の絶対値|Vac|がゼロクロス電圧閾値Vth以下の期間(時刻t30〜t31、時刻t32〜t34、時刻t35〜t36の期間)でAC同期整流が停止される。
また、本実施の形態の力率改善回路は、SW同期整流時において、SW同期整流を行う第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4のターンオフから第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2のターンオンまでの間にデッドタイムが設定されている。これにより、力率改善回路が電流不連続モードで動作し、交流電源Eの交流入力電圧Vacの瞬時値がある程度高い時(直流出力電圧Voutに比べ交流入力電圧Vacの瞬時値が0.1以上)には、スイッチ素子の寄生容量に蓄えられたエネルギーを交流電源E側に戻すことで電圧共振動作となってゼロボルトスイッチングが可能になり、効率改善が期待できる。なお、交流入力電圧Vacの瞬時値がある程度高い時には、交流入力電流値が大きいため、電流不連続モードで動作しても入力電流の1スイッチング周期での平均値が負になりづらく、動作が不安定になりづらい。
図5は、図3に示すt12〜t13の期間(電圧VL>0、交流入力電圧の絶対値|Vac|>ゼロクロス閾値Vth、入力電流設定値Iref>電流閾値Ith)における第3のスイッチ素子Q3がオン状態からオフ状態に、第1のスイッチ素子Q1がオフ状態からオン状態にそれぞれ遷移する期間の波形図である。図5において、(a)は第1のスイッチ素子Q1のゲート電圧、(b)は第2のスイッチ素子Q2のゲート電圧、(c)は第3のスイッチ素子Q3のゲート電圧、(d)は第4のスイッチ素子Q4のゲート電圧、(e)はリアクトルL1を流れる電流、(f)は第1のスイッチ素子Q1のドレイン−ソース電圧、(g)は第1のスイッチ素子Q1のドレイン電流をそれぞれ示している。
リアクトルL1を流れる電流が反転した後、第3のスイッチ素子Q3がターンオフされるまでの期間T1では、第2のスイッチ素子Q2と第3のスイッチ素子Q3とがオン状態であり、且つリアクトルL1の電流が負(交流電源E側へ戻る方向)のため、出力コンデンサC1のエネルギーが交流電源E側に戻る。
第3のスイッチ素子Q3がターンオフされた後、第1のスイッチ素子Q1がターンオンされるまでの期間T2では、第1のスイッチ素子Q1のドレイン‐ソース間の寄生容量に蓄えられたエネルギーが商用側に戻るため、図5(f)に示すように、第1のスイッチ素子Q1のドレイン-ソース電圧は低下する。この時リアクトルL1とリアクトルL2の和と第1のスイッチ素子Q1のドレイン‐ソース間の寄生容量とで共振動作を起こす。
期間T2が設定されたデッドタイムであり、少なくとも第1のスイッチ素子Q1のドレイン−ソース電圧が0Vまで下がりきる期間に設定されている。これにより、第1のスイッチ素子Q1は、ドレイン-ソース電圧が0Vまで下がった後にターンオンされ、ゼロボルトスイッチングすることができる。これにより、スイッチング損失を抑制でき、高効率な力率改善回路を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態は、第3のスイッチ素子Q3と第1のスイッチ素子Q1とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子Q4と第2のスイッチ素子Q2とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、AC極性に応じてローサイド側の第1のスイッチ素子Q1もしくは第2のスイッチ素子Q2のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共に、ローサイド側の第1のスイッチ素子Q1もしくは第2のスイッチ素子Q2のオン/オフ動作に同期させてハイサイド側の第3のスイッチ素子Q3もしくは第4のスイッチ素子Q4を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行い、交流電源Eから供給される交流入力電圧Vacを直流出力電圧Voutに変換する力率改善回路であって、交流入力電圧の絶対値|Vac|とゼロクロス電圧閾値Vthとを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するAC検出器5を具備し、PWM割り振り器9は、交流入力電圧Vacのゼロクロス近傍では、AC同期整流とSW同期整流とのいずれか、もしくは両方を停止させるように構成されている。
この構成により、時比率が1に近づく交流電圧がゼロクロス近傍では、AC同期整流の停止(ドライブ信号PWMによって第1及び第2のスイッチ素子Q1、Q2をオン/オフ動作)、SW同期整流の停止(第3及び第4のスイッチ素子Q3、Q4のゲート電圧をLowレベルにしてオフ状態に維持)、もしくはAC同期整流及びSW同期整流の停止のいずれかの状態になるため、ゼロクロス近傍での電流の逆流を防ぐことができ、交流入力電流の1スイッチング周期での平均値が交流入力電圧とは逆の極性になることを防ぐことができる。これにより、AC同期整流にSW同期整流を適用しても、ゼロクロス近傍での動作を安定させることができる。
さらに、本実施の形態において、交流入力電圧Vacと直流出力電圧Voutとに基づいて演算された入力電流設定値Iref又は交流入力電流Iinに基づいて演算された値が予め設定された電流閾値Ith以下である場合に、SW同期整流を停止させるように構成されている。
この構成により、時比率が1に近づく交流電圧がゼロクロス近傍では、SW同期整流の第3のスイッチ素子Q3もしくは第4のスイッチ素子Q4がオフ状態になるため、ゼロクロス近傍での電流の逆流をより確実に防止することができ、AC同期整流にSW同期整流を適用しても、交流電圧がゼロクロス近傍での動作を安定させることができる。また、入力電流設定値Iref又は交流入力電流Iinに基づいて演算された値が予め設定された電流閾値Ithを上回ることがない軽負荷時にSW同期整流を停止させることができる。
さらに、本実施の形態において、SW同期整流において、ハイサイド側の第3のスイッチ素子Q3もしくは第4のスイッチ素子Q4のターンオフからローサイド側の第1のスイッチ素子Q1もしくは第2のスイッチ素子Q2がターンオンまでの間に、ローサイド側の第1のスイッチ素子Q1もしくは第2のスイッチ素子Q2のドレイン−ソース電圧が0Vまで下がりきるデッドタイムが設定されている。
この構成により、ソフトスイッチングを実現でき、スイッチング損失を抑制することにより、高効率な力率改善回路を実現することができる。
以上の実施の形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
1a、1b、1c、1d 分圧器
2a、2b、2c、2d アナログ・デジタル変換回路(ADC)
3a、3b 比較器
4a、4b 位相補償器
5 AC検出器
6 入力電流設定値演算器
7 電流センサ
8 絶対値計算器
9 PWM割り振り器
ACL 第1の交流入力端子
ACN 第2の交流入力端子
E 交流電源
DCL 第1の直流出力端子
DCN 第2の直流出力端子
L1、L2 リアクトル
Q1 第1のスイッチ素子
Q2 第2のスイッチ素子
Q3 第3のスイッチ素子
Q4 第4のスイッチ素子

Claims (10)

  1. 第3のスイッチ素子と第1のスイッチ素子とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、交流入力電圧の極性に応じてローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のオン/オフ動作に同期させてハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行い、交流電源から供給される交流入力電圧を直流出力電圧に変換する力率改善回路であって、
    前記交流入力電圧と予め設定されたゼロクロス電圧とを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するゼロクロス近傍検出部を具備し、
    前記交流入力電圧のゼロクロス近傍では、前記AC同期整流を停止させることを特徴とする力率改善回路。
  2. 前記交流入力電圧と前記直流出力電圧とに基づいて演算された入力電流設定値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記SW同期整流を停止させることを特徴とする請求項1記載の力率改善回路。
  3. 前記交流電源から供給される交流入力電流に基づいて演算された値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記SW同期整流を停止させることを特徴とする請求項1記載の力率改善回路。
  4. 第3のスイッチ素子と第1のスイッチ素子とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、交流入力電圧の極性に応じてローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のオン/オフ動作に同期させてハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行い、交流電源から供給される交流入力電圧を直流出力電圧に変換する力率改善回路であって、
    前記交流入力電圧と予め設定されたゼロクロス電圧とを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するゼロクロス近傍検出部を具備し、
    前記交流入力電圧のゼロクロス近傍では、前記SW同期整流を停止させることを特徴とする力率改善回路。
  5. 前記交流入力電圧と前記直流出力電圧とに基づいて演算された入力電流設定値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させることを特徴とする請求項4記載の力率改善回路。
  6. 前記交流電源から供給される交流入力電流に基づいて演算された値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させることを特徴とする請求項4記載の力率改善回路。
  7. 第3のスイッチ素子と第1のスイッチ素子とからなる直列回路と、第4のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とからなる直列回路とが並列に接続されたフルブリッジ回路を備え、交流入力電圧の極性に応じてローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のいずれかをオン状態に維持するAC同期整流を行うと共に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のオン/オフ動作に同期させてハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子を相補的にオン/オフ動作させるSW同期整流を行い、交流電源から供給される交流入力電圧を直流出力電圧に変換する力率改善回路であって、
    前記交流入力電圧と予め設定されたゼロクロス電圧とを比較することで、ゼロクロス近傍を検出するゼロクロス近傍検出部を具備し、
    前記交流入力電圧のゼロクロス近傍では、前記AC同期整流と前記SW同期整流を停止させることを特徴とする力率改善回路。
  8. 前記交流入力電圧と前記直流出力電圧とに基づいて演算された入力電流設定値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させることを特徴とする請求項7記載の力率改善回路。
  9. 前記交流電源から供給される交流入力電流に基づいて演算された値が予め設定された電流閾値以下である場合に、前記交流入力電圧のゼロクロス近傍以外でも前記SW同期整流を停止させることを特徴とする請求項7記載の力率改善回路。
  10. 前記SW同期整流において、ハイサイド側の前記第3のスイッチ素子もしくは前記第4のスイッチ素子のターンオフからローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子がターンオンまでの間に、ローサイド側の前記第1のスイッチ素子もしくは前記第2のスイッチ素子のドレイン−ソース電圧が0Vまで下がりきるデッドタイムが設定されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の力率改善回路。
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