JP2015134614A - 製箱システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ライン長の短い製箱システムを提供すること。
【解決手段】 載置台101上空から下に伸び、二つの箱Bの上流側側面にそれぞれ当接させる第一規制板122および第二規制板123と、上流の第一コンベア200最下流の箱Bを上空から吸着し鉛直を軸に90度箱Bを回転させる吸着回転部150と、これらを保持する基体121と、基体121を下流側へ水平移動させ、吸着・回転した箱Bを水平移動前に第一規制板122の下流直近にあった箱の位置へ移送しつつ、第一規制板122の下流直近にあった箱を水平移動前に第二規制板123の下流直近にあった箱の位置へ、第二規制板123の下流直近にあった箱を下流の第二コンベア300上へそれぞれ押しやって移送し、帰還する制御をおこなう駆動部124と、開封用フラップofを折り下げるフラップ折下機104と、を具備した製箱システム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、上蓋から伸びた開封用フラップが側面で接着されるタイプの箱を製箱するシステムに関し、特に、装置構成を少なくし、かつ、省スペースを実現する製箱システムに関する。
従来、菓子箱のように、側面の開封用フラップをつまみ上げ、上蓋を開けるタイプの箱が存在する。このような箱を製箱するラインの様子を図4に示す。まず、第一コンベア上流で上蓋が開口した状態の半成形の箱に上から菓子等の内容物が投下される。次に、図示するように上蓋が閉じられ、併せて上蓋のサイドフラップが糊付け・折り曲げ・封着される。このとき、開封用フラップはそのまま水平に延伸した状態である。また、製箱の制約上、この半成形箱はその上流側の側面および下流側の側面が第一コンベアに立設する姿勢保持板に挟まれた状態で下流に移送される。
そして、第一コンベア端部で下流側の姿勢保持板が逃げ上流側の姿勢保持板が傾いていくが、このとき、箱が掻かれて傷つかないようにライン両側に設けられた第一抜取ベルトが移送方向に平行な箱側面を挟持し、箱を素早く第二コンベアに移送する。
第二コンベアでは、上空に待機していた吸着回転装置により、鉛直を軸として箱を90度回転し、載置し直して下流に箱を移送していく。これにより、開封用フラップをライン外側に向けることができ、汎用装置にて糊打ちおよびフラップ折下(封着)がなされる。なお、第二コンベアも第一コンベアと同様に姿勢保持板により箱の姿勢が保持され、糊打ち等の位置決めが容易となるように設計されている。
第二コンベア下流端部でも、姿勢保持板で箱が傷つかないように第二抜取ベルトが設けられており、箱は素早く第三コンベアに移送される。
このように、従来では、中途に吸着回転装置を用いることにより、開封用フラップを汎用装置ないし汎用機構を利用した簡便な製箱が可能であった。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
従来のこのタイプの製箱ラインは、第一、第二、第三コンベア、そして、その間に、第一、第二抜取ベルトが必要で、装置構成が多く、また、駆動制御も複雑化しやすいという問題点があった。また、ライン長が長くなるという問題点があった。
また、上述した構成以外にも、箱スタッカ、箱繰り出し装置、菓子等の内容物用のホッパ、下流の機構等が多数存在している。近年では、特に、各装置の省スペース化、短ライン化の要請が強い。実際、このような製箱工場、箱詰工場では、敷地面積を変えることができず、かつ、扱う箱の種類が多岐にわたるため、少しでも省スペース、短ラインであることが生産効率上極めて重要となってきている。
特開2005−145558 特開2013−47123 WO2008/032801
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、側面に開封用フラップが設けられ上蓋を開けるタイプの箱に関して、汎用のフラップ折曲機構も利用可能としつつ、装置構成が少なく駆動制御も容易であってライン長の短い省スペースな製箱システムを提供することを目的とする。
また、汎用のフラップ折曲機構も利用可能としつつ、上流下流の移送スペースも含めたライン長の短縮化を実現できる省スペースな箱配置装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の製箱システムは、上蓋に連接する開封用フラップのみが折り下げられずに延伸し、当該フラップの折り線が移送方向に直交する向きに配向した半成形箱を移送する第一コンベアと、開封用フラップが折り下げられた成型箱を移送する第二コンベアと、を含む製箱システムであって、第一コンベアと第二コンベアとの間に配され、箱を載置し、押しやられて箱が下流に移送されていく載置台と、移送方向に所定間隔離れて載置台上空から下に伸び、二つの箱の上流側側面にそれぞれ当接させる上流規制体および下流規制体からなる二つの規制体と、上流規制体より移送方向上流側に位置する吸着回転手段であって、第一コンベア上空から当該コンベア上の最下流の箱を吸着し前記折れ線が移送方向に向くように鉛直を軸に90度箱を回転し、移送後に吸着解除する吸着回転手段と、吸着回転手段の軸、上流規制体、および、下流規制体を一体として保持する保持体と、保持体を移送方向下流側へ水平移動させ、吸着回転手段により吸着および回転された箱を水平移動前に上流規制体の下流直近にあった箱の位置へ移送しつつ、上流規制体の下流直近にあった箱を水平移動前に下流規制体の下流直近にあった箱の位置へ、下流規制体の下流直近にあった箱を第二コンベア上へそれぞれ押しやって移送し、次いで保持体を上空に抜き上げて移送方向上流側へ移動し、次いで、第一コンベア上の次に移送されてきた最下流の箱の上蓋に吸着回転手段が、直前に吸着回転手段により移送された箱の上流側側面直近に上流規制体が、直前に上流規制体により移送された箱の上流側側面直近に下流規制体が、それぞれ位置するように再び保持体を下降させ、保持体の水平移動、抜き上げ、上流側への移動、下降を繰り返す制御をおこなう制御手段と、載置台の側縁に配され、開封用フラップを折り下げるフラップ折下手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、吸着回転手段と一体化した順送機構により、従来は駆動系であった移送コンベアを非駆動系である載置台としこれに付随した姿勢保持板分載置台を上流に詰めるとともに、二つの抜取ベルトを省略でき、これにより、汎用のフラップ折曲機構も利用可能としつつ、装置構成が少なく駆動制御も容易であってライン長の短い省スペースな製箱システムを提供可能となる。
なお、規制体は、移送安定性の観点から箱に面接触する板体であることが好ましいが、二本の棒体がそれぞれ線接触して同等機能を発揮するようにしてもよい。また、保持体と規制体は一体としてもよく、たとえば、側面視、すなわち、開封用フラップの折り線方向にみて、F字に形成してもよい。開封用フラップのための糊打ち場所は特に限定されず、たとえば、第一コンベア上で打つようにしてもよいが、汎用的な糊打機を用いる場合は、フラップ折下手段に近接した上流側に位置させることが好ましい。また、フラップ折下手段も特に限定されず、しごき板が上から降りてくる駆動系としてもよく、また、本出願人による特開2010−179951のような斜辺を利用した上フラップ折下ガイドのように非駆動系としてもよい。なお、吸着により箱をピックアップするようにしているので、アーム等で挟み上げる機構より簡素な構成であり制御も容易となる。制御手段は周期的に帰還するのでサイクル駆動手段と称することもできる。
請求項2に記載の製箱システムは、請求項1に記載の製箱システムにおいて、第一コンベアは、半成形箱の上流側側面に当接し移送姿勢を保持する姿勢保持体が立設された無端コンベアであって、制御手段は、姿勢保持体がコンベア端部にて折り返し時に下流側へ傾いていく際に、箱が掻かれないように保持体の水平移動速度を制御することを特徴とする。
すなわち、請求項2に係る発明は、第一コンベアを汎用装置としつつ、姿勢保持体に干渉せずに箱を移送でき、箱品質を損ねない製箱システムを提供することができる。
なお、水平移動速度は必ずしも緩急を伴わず、姿勢保持体の高さまたは幅、コンベア速度等を調整し、水平移動速度を等速とすることも可能である。また、姿勢保持板は、少なくとも半成形箱の上流側側面にあることを意味し、下流側側面にも当接して移送姿勢を保持する姿勢保持体が立設されていることを妨げない。
請求項3に記載の製箱システムは、請求項1または2に記載の製箱システムにおいて、吸着回転手段が吸着を解除した箱の位置から、上流規制体が次の水平移動でこの箱を押しやる道のりの途中に、開封用フラップを封着するための糊打ちをおこなう糊打手段を設け、フラップ折下手段は、糊打手段の下流に配したことを特徴とする。
すなわち、請求項3に係る発明は、既存のラインをほぼ利用しつつ、装置構成が少なく駆動制御も容易であってライン長の短い省スペースな製箱システムを提供することができる。具体的には、従来技術で説明したような二つの抜取ベルトおよび中間のコンベアを、載置台と順送機構に置き換えて、短ライン化、省スペース化を実現できる。
請求項4に記載の箱配置装置は、上流の第一コンベアと下流の第二コンベアとの間に配する箱配置装置であって、箱を載置し、押しやられて箱が下流に移送されていく載置台と、移送方向に所定間隔離れて載置台上空から下に伸び、二つの箱の上流側側面にそれぞれ当接させる上流規制体および下流規制体からなる二つの規制体と、上流規制体より移送方向上流側に位置する持上回転手段であって、第一コンベア上空から当該コンベア上の最下流の箱を持ち上げ鉛直を軸に90度箱を回転し、移送後に載置台上に載置する持上回転手段と、持上回転手段の軸、上流規制体、および、下流規制体を一体として保持する保持体と、保持体を移送方向下流側へ水平移動させ、持上回転手段により持ち上げおよび回転された箱を水平移動前に上流規制体の下流直近にあった箱の位置へ移送しつつ、上流規制体の下流直近にあった箱を水平移動前に下流規制体の下流直近にあった箱の位置へ、下流規制体の下流直近にあった箱を第二コンベア上へそれぞれ押しやって移送し、次いで、保持体を上空に抜き上げて移送方向上流側へ移動し、次いで、第一コンベア上の次に移送されてきた最下流の箱の上空に持上回転手段が、直前に持上回転手段により移送された箱の上流側側面直近に上流規制体が、直前に上流規制体により移送された箱の上流側側面直近に下流規制体が、それぞれ位置するように再び保持体を下降させ、保持体の水平移動、抜き上げ、上流側への移動、下降を繰り返す制御をおこなう制御手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項4に係る発明は、側面に開封用フラップが設けられ上蓋を開けるタイプの箱以外であっても、箱を90度または180度回転させ、載置台から突き出たフラップを折り曲げるラインとして利用することができ、これにより、上流下流の移送スペースも含めたライン長の短縮化を実現できる省スペースな箱配置装置を提供可能となる。たとえば、筒状の箱であって両端のフラップがそのまま延伸した箱の製箱用に用いることができる。
本発明によれば、側面に開封用フラップが設けられ上蓋を開けるタイプの箱に関して、汎用のフラップ折曲機構も利用可能としつつ、装置構成が少なく駆動制御も容易であってライン長の短い省スペースな製箱システムを提供することができる(請求項1、2および3)。
また、汎用のフラップ折曲機構も利用可能とし筒、上流下流の移送スペースも含めたライン長の短縮化を実現できる省スペースな箱配置装置を提供することができる(請求項4)。
本発明の製箱システムの概要図である。 箱の回転、糊打ち、開封用フラップの折下の様子を示した模式図である。 本発明の製箱システムの箱の順送りの様子を示した説明図である。 図3−1に続き箱の順送りの様子を示した説明図である。なお、図3−1および図3−2において各図は同じ時間間隔としてはおらず、具体的には図3−1(b)〜図3−2(e)は、素早い動きである。 従来の製箱ラインの様子を示した概要図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の製箱システムのライン側面図である。図2は、箱の回転、糊打ち、開封用フラップの折下の様子を示した模式図である。図3−1および図3−2は、本発明の製箱システムの箱の順送りの様子を示した説明図である。
製箱システム1は、大きく、中間ライン100と、中間ライン100を挟む上流側の第一コンベア200と、下流側の第二コンベア300と、により構成され、箱Bを製箱する。ここでは、一分間あたり60箱の製箱速度であるとして説明する。
第一コンベア200は中間ライン100の上流にあり、無端ベルト201と、無端ベルト201から立設する姿勢保持板202と、駆動ローラ203により箱Bを移送する。箱Bは、コンベア上流で図示しない製函機構により半成形される。すなわち、上蓋Btおよびそれに連接している二枚のサイドフラップsfと開封用フラップofとを残し、他のサイドフラップが折り曲げられ、接着され、上面が開口した状態となり、姿勢保持板202に挟まれた状態で下流へ移送される。
次に、図示しない内容物投下機構により内容物が投下される。そして、上蓋Btが水平に折り曲げられるとともに両サイドフラップsfが折り下げられ接着される。この間、箱Bの上流側側面と下流側側面には姿勢保持板202が当接して姿勢が保たれ、各フラップの折り曲げが補助されつつ無端ベルト201の下流側へ移送される。
上流の製函機構の構成に由来し、箱Bは、サイドフラップsfの折線bが移送方向に直交する向き、換言すれば、サイドフラップsfは移送方向逆向き(使用の態様により移送方向向き)に水平に延伸した状態で移送される。
第一コンベア200の下流端では、駆動ローラ203に従って、まず、箱Bに当接していた下流側の姿勢保持板202が反転移動を開始し、箱Bから離れていく。続いて、上流側の姿勢保持板202が下流側に次第に倒れ込んでいく。
製箱速度がある程度早いため、このとき姿勢保持板202が箱Bの側面を掻いてしまうと、箱品質が悪いとして納入先から返品されてしまう。従って、箱Bが上流側の姿勢保持板202で掻かれないようにするため、箱Bは次に説明するように、吸着されて素早く中間ライン100に移送される。
中間ライン100は、上流の第一コンベア200と下流の第二コンベア300との間に位置し、載置台101と、順送機構102と、糊ガン103と、フラップ折下機104と、を主要な構成とする。中間ライン100は、箱Bを吸着して素早く第一コンベア200から移動させ、また、開封用フラップofをラインの外側に向け直してこれを封着し、順次下流に移送していく。
載置台101は、第一コンベア200の無端ベルト201および第二コンベア300の無端ベルト301と高さを同じくした円滑な平面板であり、駆動機構を備えない。箱Bは、順送機構102により順送りされ、載置台101上を移送されていく。
順送機構102は、基体121と、基体121の下に取り付けられた吸着回転部150と、基体121から下に延伸した第一規制板122と第二規制板123と、を有し、駆動部124により駆動される。
図示したように、吸着回転部150、第一規制板122、第二規制板123は、上流からこの順に基体121に取り付けられており、側面からみると、基体121と、第一規制板122、第二規制板123は、F字状を形成している。
吸着回転部150は、吸着カップ151と、回転軸152とを有し、吸着カップ151が上蓋Btを吸着して載置面から箱Bを若干浮かせ、回転軸152が鉛直を軸として箱Bを90度回転する。また、基体121の水平移動後吸着カップ151が吸着解除し箱Bを載置台101に載置する。
駆動部124は、基体121を、下流側への水平移動→上昇→上流側への水平移動→下降→下流側への水平移動・・・、と、周回運動させる。この駆動により、箱Bが順送りされる。順送り動作については後述する。
糊ガン103は、載置台101の片側に設けられ、吸着カップ151により回転して載置台101に箱Bが載置された直後に、開封用フラップofの封着位置となる箱側面に糊を打つ。糊ガン103は汎用装置を用いることができ、糊を所定位置に噴射できるものであれば特に限定されない。
フラップ折下機104は、開封用フラップofの上から、鉛直下方に延伸した舌片141を円を描くように摺動させ、折線bから開封用フラップofが折り込まれるように動作する。これにより開封用フラップofが側面に糊付けされる。
第二コンベア300は、中間ライン100の下流に配され、無端ベルト301と、駆動ローラ303により箱Bを移送する。第二コンベア300下流の機構は図示しないが、たとえば、箱Bを卸用の大箱に詰め込む機構などが適宜設置されている。なお、使用の態様により、第一コンベア200と同様に姿勢保持板を備えるようにしてもよい。
次に、順送機構102の駆動、すなわち、箱Bの順送りの様子について説明する。ここでは、説明の便宜上、第一コンベア200上の箱Bを、下流方向に箱B1、B2とし、中間ライン100上の箱Bを、下流方向にB3、B4とする。
図3に示したように、第一コンベア200では、姿勢保持板202により一定間隔に整列された箱Bが一定速度で移送される。最下流の箱B2の下流側の姿勢保持板202が逃げ、上流側の姿勢保持板202が倒れ込む(駆動ローラ203に差し掛かる)前の順送機構102の位置を初期位置とする(図3−1(a))。
順送りは次のようにおこなわれる。
(1)まず、初期位置において、吸着カップ151が箱B2の上蓋Btを吸着し、箱B2を無端ベルト201から浮かせる。
(2)箱B2の浮揚直後、駆動部124は、基体121を下流側に水平移動させる。また、これとともに回転軸152が90度回転し、開封用フラップofを糊ガン103側に向ける(箱B2の折線bを移送方向に向ける)。基体121の水平移動により、第一規制板122が箱B3を初期位置における箱B4の位置へ、第二規制板123が箱B4を第二コンベア300上へ押しやることとなる(図3−1(b))。
また、水平移動終了直後に吸着カップ151が箱B2の吸着を解除する。
(3)第一規制板122および第二規制板123が各箱Bと干渉しない高さまで、駆動部124が基体121を上昇させる(図3−1(c))。なお、このとき、規制板が箱Bの側面を擦らないように若干斜め上に基体121を抜き取る動作としてもよい。
(4)駆動部124が基体121を上流側に水平移動させ初期位置上空まで戻る(図3−2(d))。
(5)駆動部124が基体121を下降させ初期位置に戻る(図3−2(e))。なお、このとき、箱B1は、第一コンベア200の最下流の箱となっており、先の初期位置における箱B2とほぼ同じ位置まで移送されている。また、第一規制板122は、箱B2の上流直近に、第二規制板123は、箱B3の上流直近に差し込まれた状態となっている。
(6)箱B1が、先の初期位置における箱B2と同じ位置となったとき、再び上記(1)からの動作を繰り返し、箱Bを下流に順送りしていく。
なお、一つ前のサイクルにて吸着解除された箱Bが(2)の段階で水平移動する間に、糊ガン103が糊打ちをおこない、また、この水平移動後の位置にて、基体121が回帰移動をしている間に、すなわち、次の(2)の水平移動がされる前に、フラップ折下機104により開封用フラップofが折下および封着される。
また、順送機構102の駆動は、たとえば箱Bが第一コンベア200上の最下流の所定位置に来たことをセンサで検出して開始するようにしてもよいが、単に一定時間間隔で定常的に各動作をするようにしてタイミングを取るようにしてもよい。
以上説明したように、製箱システム1は、中間ライン100において、吸着回転部150が箱Bを掻くことなく十全に移送し、吸着回転部150と一体となった順送機構102が順送りの移送板の役割も果たすため、従来の上流下流の抜取ベルトを不要とし、かつ、駆動機構を要しない静的な載置台101を採用でき、ライン長を短くすることができる(第一コンベア200および第二コンベア300間を詰めることができる)。また、載置台の駆動部が不要となり従来装置に比して、装置構成が少なく、駆動制御も簡便化することも可能となる。もとより、ライン横に備えるべき糊ガン103やフラップ折下機104を特殊化する必要もなくそのまま用いることができる(最小限の投資でラインの組替え、ラインのコンパクト化が可能となる)。また、順送機構102により糊打ちや開封用フラップofの折下の位置出しも簡便化できる。また、副次的に、中間ライン部分の、従来の規制板付きの無端コンベアに比して規制板の高さ分、ライン長を詰めることもできる。
なお、本発明は上記の例に限定されない。たとえば、第一コンベア200は一定速度で箱Bを移送する態様に限らず間欠駆動としてもよい。また、フラップ折下機104は、舌片141が下降する態様に限定されず、移送方向に対して斜め下に下がる斜辺を有するガイドとし、移送に伴って開封用フラップofが斜辺に当接していき自然に折り下げられるようにしても良い。
中間ライン100、特に順送機構102および静的な載置台101の設計は、対象を上述したような開封用フラップ付きの箱に限定するものではない。すなわち、上流から箱を受け取り、鉛直を軸として90度または180度回転して、一定間隔で下流に順送りして下流に引き渡す箱配置装置としても利用できる。
この場合、吸着カップ151に替えて、アーム等による持上手段を採用してもよい。箱によっては吸着に適さないものもあるためである。
1 製箱システム
100 中間ライン
101 載置台
102 順送機構
103 糊ガン
104 フラップ折下機
121 基体
122 第一規制板
123 第二規制板
124 駆動部
141 舌片
150 吸着回転部
151 吸着カップ
152 回転軸
200 第一コンベア
201 無端ベルト
202 姿勢保持板
203 駆動ローラ
300 第二コンベア
301 無端ベルト
303 駆動ローラ
B 箱
b 折線
Bt 上蓋
of 開封用フラップ
sf サイドフラップ

Claims (4)

  1. 上蓋に連接する開封用フラップのみが折り下げられずに延伸し、当該フラップの折り線が移送方向に直交する向きに配向した半成形箱を移送する第一コンベアと、開封用フラップが折り下げられた成型箱を移送する第二コンベアと、を含む製箱システムであって、
    第一コンベアと第二コンベアとの間に配され、箱を載置し、押しやられて箱が下流に移送されていく載置台と、
    移送方向に所定間隔離れて載置台上空から下に伸び、二つの箱の上流側側面にそれぞれ当接させる上流規制体および下流規制体からなる二つの規制体と、
    上流規制体より移送方向上流側に位置する吸着回転手段であって、第一コンベア上空から当該コンベア上の最下流の箱を吸着し前記折れ線が移送方向に向くように鉛直を軸に90度箱を回転し、移送後に吸着解除する吸着回転手段と、
    吸着回転手段の軸、上流規制体、および、下流規制体を一体として保持する保持体と、
    保持体を移送方向下流側へ水平移動させ、吸着回転手段により吸着および回転された箱を水平移動前に上流規制体の下流直近にあった箱の位置へ移送しつつ、上流規制体の下流直近にあった箱を水平移動前に下流規制体の下流直近にあった箱の位置へ、下流規制体の下流直近にあった箱を第二コンベア上へそれぞれ押しやって移送し、
    次いで、保持体を上空に抜き上げて移送方向上流側へ移動し、
    次いで、第一コンベア上の次に移送されてきた最下流の箱の上蓋に吸着回転手段が、直前に吸着回転手段により移送された箱の上流側側面直近に上流規制体が、直前に上流規制体により移送された箱の上流側側面直近に下流規制体が、それぞれ位置するように再び保持体を下降させ、保持体の水平移動、抜き上げ、上流側への移動、下降を繰り返す制御をおこなう制御手段と、
    載置台の側縁に配され、開封用フラップを折り下げるフラップ折下手段と、
    を具備したことを特徴とする製箱システム。
  2. 第一コンベアは、半成形箱の上流側側面に当接し移送姿勢を保持する姿勢保持体が立設された無端コンベアであって、
    制御手段は、姿勢保持体がコンベア端部にて折り返し時に下流側へ傾いていく際に、箱が掻かれないように保持体の水平移動速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の製箱システム。
  3. 吸着回転手段が吸着を解除した箱の位置から、上流規制体が次の水平移動でこの箱を押しやる道のりの途中に、開封用フラップを封着するための糊打ちをおこなう糊打手段を設け、
    フラップ折下手段は、糊打手段の下流に配したことを特徴とする請求項1または2に記載の製箱システム。
  4. 上流の第一コンベアと下流の第二コンベアとの間に配する箱配置装置であって、
    箱を載置し、押しやられて箱が下流に移送されていく載置台と、
    移送方向に所定間隔離れて載置台上空から下に伸び、二つの箱の上流側側面にそれぞれ当接させる上流規制体および下流規制体からなる二つの規制体と、
    上流規制体より移送方向上流側に位置する持上回転手段であって、第一コンベア上空から当該コンベア上の最下流の箱を持ち上げ鉛直を軸に90度または180度箱を回転し、移送後に載置台上に載置する持上回転手段と、
    持上回転手段の軸、上流規制体、および、下流規制体を一体として保持する保持体と、
    保持体を移送方向下流側へ水平移動させ、持上回転手段により持ち上げおよび回転された箱を水平移動前に上流規制体の下流直近にあった箱の位置へ移送しつつ、上流規制体の下流直近にあった箱を水平移動前に下流規制体の下流直近にあった箱の位置へ、下流規制体の下流直近にあった箱を第二コンベア上へそれぞれ押しやって移送し、
    次いで保持体を上空に抜き上げて移送方向上流側へ移動し、
    次いで、第一コンベア上の次に移送されてきた最下流の箱の上空に持上回転手段が、直前に持上回転手段により移送された箱の上流側側面直近に上流規制体が、直前に上流規制体により移送された箱の上流側側面直近に下流規制体が、それぞれ位置するように再び保持体を下降させ、保持体の水平移動、抜き上げ、上流側への移動、下降を繰り返す制御をおこなう制御手段と、
    を具備したことを特徴とする箱配置装置。

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