JP2009292488A - 折畳みカートンの開口成形装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マガジン12に集積した扁平に折畳まれたカートン10は、取出し手段16で1枚ずつ吸着保持して取出される。取出し手段16からカートン10を受取った開口手段22が底面パネル10bを吸着保持して下降することで、カートン10が開口される。開口されたカートン10は、搬送コンベヤ14の搬送面に底面パネル10bが載置される。搬送コンベヤ14の搬送面より上方に、複数のガイドローラ28a,28bを搬送方向に並設した逆折り手段24が水平往復動自在に配設される。開口手段22で底面パネル10bが吸着保持されたカートン10に対し、逆折り手段24が待機位置から搬送コンベヤ14の上流側に向けて移動することで、カートン10は逆折りされる。
【選択図】図1
Description
扁平に折畳まれたカートンの天面パネルを吸着保持して集積部から取出し、下方の起函部まで移送する取出し手段と、
前記起函部において取出し手段で吸着保持したカートンの底面パネルを吸着して受取り、カートンを開口する開口手段と、
前記起函部が上流側に配され、該起函部での前記カートンの開口時に前記底面パネルを載置し、カートンの搬送時に後端を当接支持する当接部材を備えた一対の無端ベルトからなる搬送コンベヤと、
前記無端ベルトの搬送面より上方に配設され、前記搬送コンベヤの搬送方向下流側から上流側に向けて移動し、前記起函部において開口されたカートンを上流側に向けて略扁平状に折畳む逆折り手段とを備えることを特徴とすることを特徴とする。
前記搬送コンベヤからカートンコンベヤへ逆折り状態のカートンが受渡される正起函部において、前記支持部材で搬送方向前端が支持された逆折り状態のカートンに上流側から当接してカートンの後側面パネルを起立する起立手段とを備えることを要旨とする。
請求項3の発明によれば、カートンを逆折りした逆折り手段がカートンの下流側への移動に伴って搬送方向下流側に移動することで、次のカートンを搬送コンベヤへ受渡すまでのサイクルタイムを短かくすることができる。
請求項4の発明によれば、逆折り後のカートンを傷付けることなく搬送することができる。
請求項5の発明によれば、搬送コンベヤとカートンコンベヤとを同一水平ラインに設置して逆折り状態のカートンを開口することができる。また、逆折りされたカートンの復元力は弱く、カートンコンベヤの支持部材で支持したカートンの開口状態を維持して確実に搬送することができる。更に、カートンの前端を支持する支持部材の位置を変更することで、機械的構成を変更することなく異なるサイズのカートンに容易に対応し得る。
次に、前述した実施例に係る折畳みカートンの開口成形装置の作用につき説明する。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では、取出し手段16に対して開口手段22を離間移動することでカートン10を開口する場合で説明したが、開口手段22を待機位置に固定配置し、この待機位置に臨む開口手段22の吸着カップ22aで底面パネル10bが吸着可能な位置まで取出し手段16でカートン10を移送し、その後に取出し手段16が上昇すると共に適時に吸着を解除することでカートン10を開口する構成を採用し得る。
2.実施例では、逆折り手段24の可動体として、搬送方向に並設した複数のガイドローラ28a,28bで構成した場合で説明したが、搬送方向に並設した各軸に対して短尺ローラを複数自由回転自在に配設したり、または自由走行し得る無端ベルトを用いることができ、逆折り手段24の可動体としては、カートン10に接触した状態で該カートン10の移動に伴って転がり接触するものであればよい。また可動体は、接触するカートン10の動きに応じて転がり接触するようモータ等の駆動手段により駆動されるものでもよい。
3.実施例では、逆折り手段24が、カートン10に接触した状態で該カートン10の移動に伴って転がり接触する可動体を備える構成としたが、傷付き難い素材からなるカートン10の場合は、カートン10との当接部が転がり接触しない構成を採用することが可能である。すなわち、カートン10の材質に応じて、カートン10との当接部が転がり接触する構成と転がり接触しない構成とを選択することができる。
4.実施例では、カートンコンベヤ32を、無端ベルト34,38に支持部材34a,38aを設けた構成で説明したが、ローラコンベヤやスラットコンベヤ等、カートン10が載置された搬送部材が転動したり移動することで、該カートン10を搬送部材と擦れることなく搬送できる各種構成を採用し得る。
5.実施例では、逆折り状態のカートン10を開口する起立手段42を、その回動支点をカートンコンベヤ32の搬送面より下方に設けて回動するよう構成した場合で説明したが、起立手段42の回動支点を搬送面より上方に設け、カートン10の通過を許容する待機位置から下方に向けて起立位置まで回動することでカートン10を開口する構成や、起立手段42の起立部材46を回動するのに代えて、カートン10の通過を許容する待機位置と起立位置との間を揺動する構成等、その他各種構成を採用し得る。
10d 後側面パネル(側面パネル),12 マガジン(集積部),14 搬送コンベヤ
16 取出し手段,20 無端ベルト,20a 当接部材,23 開口手段
24 逆折り手段,28a,28b ガイドローラ(可動体),30 第1のガイド部材
32 カートンコンベヤ,34a 第1の支持部材,38a 第2の支持部材
42 起立手段
Claims (5)
- 扁平に折畳まれたカートン(10)の天面パネル(10a)を吸着保持して集積部(12)から取出し、下方の起函部まで移送する取出し手段(16)と、
前記起函部において取出し手段(16)で吸着保持したカートン(10)の底面パネル(10b)を吸着して受取り、カートン(10)を開口する開口手段(22)と、
前記起函部が上流側に配され、該起函部での前記カートン(10)の開口時に前記底面パネル(10b)を載置し、カートン(10)の搬送時に後端を当接支持する当接部材(20a)を備えた一対の無端ベルト(20,20)からなる搬送コンベヤ(14)と、
前記無端ベルト(20,20)の搬送面より上方に配設され、前記搬送コンベヤ(14)の搬送方向下流側から上流側に向けて移動し、前記起函部において開口されたカートン(10)を上流側に向けて略扁平状に折畳む逆折り手段(24)とを備える
ことを特徴とする折畳みカートンの開口成形装置。 - 前記逆折り手段(24)は、カートン折畳み時にカートン(10)との当接部が転がり接触する可動体(28a,28b)を有する請求項1記載の折畳みカートンの開口成形装置。
- 前記逆折り手段(24)は、搬送方向上流側に向けて移動した後、逆折りされたカートン(10)の搬送に伴いカートン(10)上部を搬送方向下流側に向けて移動するよう水平往復移動可能に構成される請求項1または2記載の折畳みカートンの開口成形装置。
- 逆折り状態のカートン(10)を正開口するまでの前記搬送コンベヤ(14)での搬送経路には、前記天面パネル(10a)を除くフラップ(10e)を上方から支持するガイド部材(30)を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の折畳みカートンの開口成形装置。
- 前記搬送コンベヤ(14)の下流側に接続され、開口されたカートン(10)を支持して搬送する前後の支持部材(34a,38a)の間隔を調節可能に構成したカートンコンベヤ(32)と、
前記搬送コンベヤ(14)からカートンコンベヤ(32)へ逆折り状態のカートン(10)が受渡される正起函部において、前記支持部材(34a)で搬送方向前端が支持された逆折り状態のカートン(10)に上流側から当接してカートン(10)の後側面パネル(10d)を起立する起立手段(42)とを備える請求項1〜4の何れか一項に記載の折畳みカートンの開口成形装置。
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