JP2015126098A - 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015126098A
JP2015126098A JP2013269401A JP2013269401A JP2015126098A JP 2015126098 A JP2015126098 A JP 2015126098A JP 2013269401 A JP2013269401 A JP 2013269401A JP 2013269401 A JP2013269401 A JP 2013269401A JP 2015126098 A JP2015126098 A JP 2015126098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
control unit
electronic control
substrate
switching elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013269401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6115465B2 (ja
Inventor
進司 柴田
Shinji Shibata
進司 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013269401A priority Critical patent/JP6115465B2/ja
Priority to MYPI2014703977A priority patent/MY175051A/en
Priority to US14/582,529 priority patent/US9894804B2/en
Priority to CN201410820373.3A priority patent/CN104742960B/zh
Publication of JP2015126098A publication Critical patent/JP2015126098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6115465B2 publication Critical patent/JP6115465B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/2039Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating characterised by the heat transfer by conduction from the heat generating element to a dissipating body
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • H05K1/0203Cooling of mounted components
    • H05K1/0204Cooling of mounted components using means for thermal conduction connection in the thickness direction of the substrate
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • H05K1/0203Cooling of mounted components
    • H05K1/021Components thermally connected to metal substrates or heat-sinks by insert mounting
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/2089Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for power electronics, e.g. for inverters for controlling motor
    • H05K7/209Heat transfer by conduction from internal heat source to heat radiating structure
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/06Thermal details
    • H05K2201/066Heatsink mounted on the surface of the PCB

Abstract

【課題】高発熱部品の放熱効果が高い電子制御ユニットを提供する。
【解決手段】スイッチング素子20、リレー41、42は、基板10の一方の面11に実装され、作動時の発熱量が所定値以上の部品である。ヒートシンク70は、一方の面71から凹むよう形成されることでスイッチング素子20、リレー41、42を収容可能な凹部73(731〜738)を有している。熱伝導部材80は、基板10とヒートシンク70との間において少なくともスイッチング素子20、リレー41、42と凹部73とに接するよう設けられ、スイッチング素子20、リレー41、42の熱をヒートシンク70に導く。凹部73(731〜738)は、基板10の一方の面11に実装されたスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の形状に対応する形状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御対象を制御する電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、スイッチング素子等、作動時の発熱量が大きい高発熱部品を基板に実装した電子制御ユニットが知られている。例えば特許文献1に記載された電子制御ユニットでは、高発熱部品であるスイッチング素子を基板の一方の面に実装し、一方の面が基板の一方の面に対向するよう放熱体を設けている。
特開2011−23459号公報
特許文献1の電子制御ユニットでは、複数のスイッチング素子は、複数のスイッチング素子に対応するよう放熱体に形成された収容室に収容されるようにして設けられている(特許文献1の図3参照)。ここで、収容室は、スイッチング素子の形状に対応する形状に形成されておらず、容積がスイッチング素子の体積の数倍程度であり、電子制御ユニットの組み付け状態において、内壁とスイッチング素子の外壁との距離が所定値以上である。よって、電子制御ユニットの組み付け状態において、スイッチング素子の外壁と収容室の内壁との間の空間が大きく、スイッチング素子の熱を、熱伝導部材を経由して放熱体に効率的に導くことが困難になるおそれがある。この場合、放熱体によるスイッチング素子の放熱効果が低減する。
また、特許文献1の電子制御ユニットでは、電子制御ユニットの組み付け状態において、基板の一方の面と放熱体の一方の面とは、所定距離以上離れている。そのため、スイッチング素子の熱を、基板を経由して放熱体に導くことは難しい。
また、特許文献1の電子制御ユニットでは、複数のスイッチング素子に対応するよう形成された収容室のそれぞれに熱伝導部材を設けている。そのため、熱伝導部材の貼付または塗布に関する工数が増大するおそれがある。
また、特許文献1の電子制御ユニットは、電動パワーステアリング装置のモータを制御するのに用いられる。運転者による操舵を補助するアシストトルクを出力するよう電動パワーステアリング装置のモータが作動するとき、モータおよび電子制御ユニットのスイッチング素子には大電流が流れる。そのため、モータの作動時、スイッチング素子は、発熱し高温になる。スイッチング素子が高温になると、電子制御ユニットが誤作動するおそれがある。よって、電子制御ユニットを電動パワーステアリング装置に用いる場合、スイッチング素子を効率的に放熱することが望ましい。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高発熱部品の放熱効果が高い電子制御ユニット、および、電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、制御対象を制御する電子制御ユニットであって、基板と高発熱部品と制御部と放熱体と熱伝導部材とを備えている。高発熱部品は、基板の一方の面または他方の面のうちの少なくとも一方の面に実装され、作動時の発熱量が所定値以上の部品である。
制御部は、高発熱部品の作動を制御することで制御対象を制御可能である。放熱体は、一方の面が基板の一方の面に対向するよう設けられ、一方の面から凹むよう形成されることで基板の一方の面に実装された高発熱部品を収容可能な凹部を有している。熱伝導部材は、基板と放熱体との間において少なくとも高発熱部品と凹部とに接するよう設けられ、高発熱部品の熱を放熱体に導く。
そして、本発明では、凹部は、基板の一方の面に実装された高発熱部品の形状に対応する形状に形成されている。ここで、「凹部が、高発熱部品の形状に対応する形状に形成されている」とは、例えば、電子制御ユニットの組み付け状態において、凹部の内壁と対応する高発熱部品の外壁との距離が所定値以下となるよう、すなわち、高発熱部品の形状に沿うよう凹部が形成されることをいう。
本発明では、凹部が高発熱部品の形状に対応する形状に形成されているため、電子制御ユニットの組み付け状態において、高発熱部品の外壁と凹部の内壁との間の空間を小さくすることができる。そのため、高発熱部品の熱を、熱伝導部材を経由して放熱体に効率的に導くことができる。これにより、高発熱部品を効率的に放熱することができる。
また、本発明では、基板の一方の面に実装される高発熱部品を放熱体の凹部に収容されるよう設けることにより、収容電子制御ユニットの組み付け状態において、基板の一方の面と放熱体の一方の面とを近づけて配置することが可能なため、高発熱部品の熱を、基板を経由して放熱体に効率的に導くことができる。
また、熱伝導部材を基板と放熱体とに接するよう設ける構成の場合、高発熱部品の熱を、基板および熱伝導部材を経由して放熱体にさらに効率的に導くことができる。
また、本発明の電子制御ユニットは、高発熱部品の放熱効果が高いため、例えば、大電流が流れることで発熱量が大きくなる電動パワーステアリング装置の電子制御ユニットとして用いるのに好適である。
本発明の第1実施形態による電子制御ユニットの一部を示す分解斜視図。 本発明の第1実施形態による電子制御ユニットの一部を示す断面図。 本発明の第1実施形態による電子制御ユニットを電動パワーステアリング装置に適用した状態を示す概略図。 本発明の第1実施形態による電子制御ユニットの電気的な構成を示す図。 本発明の第2実施形態による電子制御ユニットの一部を示す断面図。 本発明の第3実施形態による電子制御ユニットの一部を示す分解斜視図。 本発明の第4実施形態による電子制御ユニットの一部を示す断面図。
以下、本発明の複数の実施形態による電子制御ユニットを図に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図面の記載が煩雑になることを避けるため、1つの図面において、実質的に同一の複数の部材または部位には、複数のうち1つのみに符号を付す場合がある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電子制御ユニットの一部を図1、2に示す。電子制御ユニット1は、図3に示すように、車両の電動パワーステアリング装置100に用いられ、操舵トルク信号および車速信号等に基づき、運転者による操舵を補助するアシストトルクを発生するモータ101を駆動制御するものである。ここで、モータ101は、特許請求の範囲における「制御対象」に対応する。
電子制御ユニット1は、基板10、スイッチング素子20、コンデンサ30、リレー41、42、コイル51、シャント抵抗52、パワーツェナー53、制御部60、放熱体としてのヒートシンク70、および、熱伝導部材80等を備えている。
基板10は、例えばガラス繊維とエポキシ樹脂からなるFR−4等のプリント配線板である。
スイッチング素子20は、本実施形態では、例えばMOS−FETやIGBT等、半導体により形成されるスイッチング素子である。スイッチング素子20は、本実施形態では、4つ(21〜24)設けられている。スイッチング素子21〜24は、例えば樹脂の封止体で覆われ、図1、2に示すように、例えば矩形板状に形成されている。すなわち、スイッチング素子21〜24は、それぞれ、6面体状に形成され、矩形平面状の外壁を6つ有している。スイッチング素子21〜24は、面方向が基板10の面に対し平行になるよう、6つの外壁のうちの1つが基板10の一方の面11に対向するよう、一方の面11に実装されている。
コンデンサ30は、本実施形態では、例えばアルミ電解コンデンサである。コンデンサ30は、例えば略円柱状に形成され、軸方向が基板10の面に対し垂直になるよう、例えば基板10の他方の面12に実装されている(コンデンサ30の実装状態については図示せず)。
リレー41は、スイッチング素子411、412からなる。本実施形態では、スイッチング素子411、412は、スイッチング素子20(21〜24)と同様、例えばMOS−FETやIGBT等、半導体により形成されるスイッチング素子である。スイッチング素子411、412は、例えば樹脂の封止体で覆われ、図1に示すように、例えば矩形板状に形成されている。すなわち、スイッチング素子411、412は、それぞれ、6面体状に形成され、矩形平面状の外壁を6つ有している。スイッチング素子411、412は、面方向が基板10の面に対し平行になるよう、6つの外壁のうちの1つが基板10の一方の面11に対向するよう、一方の面11に実装されている。
リレー42は、スイッチング素子421、422からなる。本実施形態では、スイッチング素子421、422は、スイッチング素子411、412と同様、例えばMOS−FETやIGBT等、半導体により形成されるスイッチング素子である。スイッチング素子421、422は、例えば樹脂の封止体で覆われ、図1に示すように、例えば矩形板状に形成されている。すなわち、スイッチング素子421、422は、それぞれ、6面体状に形成され、矩形平面状の外壁を6つ有している。スイッチング素子421、422は、面方向が基板10の面に対し平行になるよう、6つの外壁のうちの1つが基板10の一方の面11に対向するよう、一方の面11に実装されている。
コイル51は、本実施形態では、例えばチョークコイルである。コイル51は、外形が例えば矩形柱状となるよう形成され、高さ方向が基板10の面に対し垂直になるよう、例えば基板10の他方の面12に実装されている(コイル51の実装状態については図示せず)。
シャント抵抗52は、例えば矩形板状に形成され、面方向が基板10の面に対し平行になるよう、例えば基板10の一方の面11に実装されている(シャント抵抗52の実装状態については図示せず)。
パワーツェナー53は、例えば体積が所定値以上となるよう矩形板状に形成され、面方向が基板10の面に対し平行になるよう、例えば基板10の一方の面11のスイッチング素子20近傍に実装されている(パワーツェナー53の実装状態については図示せず)。
制御部60は、例えばマイコン61、カスタムIC62から構成されている。マイコン61、カスタムIC62は、例えばCPU、ROM、RAMおよびI/O等を有する半導体パッケージである。制御部60は、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)、スイッチング素子20(21〜24)の作動を制御する。制御部60は、車両の各部に設けられたセンサ類からの信号等に基づき、スイッチング素子20の作動を制御することにより、モータ101の回転駆動を制御する。本実施形態では、モータ101は、ブラシ付きの直流モータである。
マイコン61は、例えば基板10の他方の面12に実装されている(マイコン61の実装状態については図示せず)。カスタムIC62は、例えば基板10の一方の面11に実装されている。
ここで、スイッチング素子20、コンデンサ30、リレー41、42、コイル51、シャント抵抗52、パワーツェナー53、制御部60の電気的な接続について、図4に基づき説明する。
車両の電源であるバッテリ102の正側は、リレー41(スイッチング素子411、412)に接続している。リレー41は、制御部60によって制御され、オン作動またはオフ作動することにより、バッテリ102から電子制御ユニット1への電力の供給を許容または遮断する。すなわち、リレー41は、本実施形態では、電源リレーである。
バッテリ102からの電力は、コイル51を経由してスイッチング素子20(21〜24)に供給される。コイル51は、バッテリ102から電子制御ユニット1を経由してモータ101へ供給される電力のノイズを除去する。
車両のイグニッション電源106は、リレー41とコイル51との間、および、制御部60に接続されている。制御部60(マイコン61、カスタムIC62)は、イグニッション電源106からの電力により作動する。
図4に示すように、スイッチング素子21とスイッチング素子23とが直列に接続されており、スイッチング素子22とスイッチング素子24とが直列に接続されている。そして、スイッチング素子21および23の2つの半導体モジュールと、スイッチング素子22および24の2つの半導体モジュールと、が並列に接続されている。
また、スイッチング素子21および23の2つの半導体モジュールの接続点と、スイッチング素子22および24の2つの半導体モジュールの接続点との間に、リレー42(スイッチング素子421、422)およびモータ101が配置されている。このように、本実施形態では、スイッチング素子21〜24はHブリッジ回路を構成している。さらにまた、スイッチング素子23および24のGND端子側にシャント抵抗52が接続している。また、コンデンサ30は、電源ラインとグランドとの間に並列に接続されている。コンデンサ30は、スイッチング素子20(21〜24)のオン/オフ作動(スイッチング作動)によって生じるサージ電圧を抑制する。
上述の構成により、例えばスイッチング素子21および24がオンとなりスイッチング素子22および23がオフになると、電流は、スイッチング素子21、リレー42、モータ101、スイッチング素子24の順に流れる。一方、スイッチング素子22および23がオンとなりスイッチング素子21および24がオフになると、電流は、スイッチング素子22、モータ101、リレー42、スイッチング素子23の順に流れる。モータ101はブラシ付きの直流モータであるため、このようにして各スイッチング素子20(21〜24)がオン/オフに制御されることで、Hブリッジ駆動によりモータ101が回転駆動される。各スイッチング素子20(21〜24)には、制御部60(カスタムIC62)からの信号線が接続されている。つまり、制御部60は、スイッチング素子20のスイッチング作動を制御することで、モータ101の回転駆動を制御する。なお、制御部60は、シャント抵抗52で検出した電流値に基づき、モータ101の回転駆動を高精度に制御可能である。
ここで、リレー42(スイッチング素子421、422)は、制御部60によって制御され、オン作動またはオフ作動することにより、バッテリ102からモータ101への電力の供給を許容または遮断する。すなわち、リレー42は、本実施形態では、モータリレーである。
スイッチング素子20のスイッチング作動時、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)、コンデンサ30、コイル51、シャント抵抗52には比較的大きな電流が流れるため、スイッチング素子20、リレー41、42、コンデンサ30、コイル51、シャント抵抗52は発熱し、比較的高い温度になる。ここで、スイッチング素子20、リレー41、42、コンデンサ30、コイル51、シャント抵抗52は、作動時の発熱量が所定値以上の部品である。これらは、特許請求の範囲における「高発熱部品」に対応している。
パワーツェナー53は、一端がイグニッション電源106と、リレー41とコイル51との間、および、制御部60と、を接続する導線に接続するよう設けられている(図4参照)。パワーツェナー53の他端は、バッテリ102の負側、すなわち、グランドに接続されている。
パワーツェナー53は、通常、イグニッション電源106から電子制御ユニット1に供給される電力が所定値以下のとき、イグニッション電源106からパワーツェナー53を経由したグランドへの電流の流れを遮断する。一方、パワーツェナー53は、イグニッション電源106から電子制御ユニット1に供給される電力が所定値より大きいとき、イグニッション電源106からパワーツェナー53を経由したグランドへの電流の流れを許容する。これにより、イグニッション電源106から電子制御ユニット1(制御部60)に大電流が流れることを抑制することができる。このように、本実施形態では、パワーツェナー53は、電子制御ユニット1(制御部60)を保護するのに用いられる。
上述のように、通常、パワーツェナー53に電流は流れないため、電子制御ユニット1の作動時のパワーツェナー53の発熱量は所定値以下である。
また、パワーツェナー53は、スイッチング素子20近傍に設けられ、ヒートマスとしも機能する。そのため、スイッチング素子20の作動時、スイッチング素子20の熱の一部は、パワーツェナー53に伝達し、パワーツェナー53の温度が上昇する。
また、本実施形態では、スイッチング素子20、コンデンサ30、リレー41、42、コイル51、シャント抵抗52、パワーツェナー53は、表面実装型の部品(SMD)である。
ヒートシンク70は、例えばアルミ等の金属により板状に形成されている。ヒートシンク70は、一方の面71が基板10の一方の面11に対向するよう設けられている(図1、2参照)。図2に示すように、電子制御ユニット1の組み付け状態において、基板10とヒートシンク70とは、一方の面11と一方の面71との間に所定の隙間を形成するよう、図示しない固定部材等により互いに固定されている。
ヒートシンク70は、一方の面71から他方の面72側へ凹むよう形成される複数の凹部73(731〜738)を有している。凹部731〜738は、それぞれ、スイッチング素子21〜24、411、412、421、422を収容可能なよう、スイッチング素子21〜24、411、412、421、422に対応するよう形成されている。
熱伝導部材80は、例えば絶縁放熱シート81および放熱グリス82から構成されている。絶縁放熱シート81は、例えばシリコン等を含む熱抵抗の小さな絶縁シートである。放熱グリス82は、例えばシリコンを基材とする熱抵抗の小さなゲル状のグリスである。
熱伝導部材80は、基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71との間において少なくともスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)とヒートシンク70とに接するよう設けられている(図1、2参照)。また、本実施形態では、熱伝導部材80は、基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71との間において、シャント抵抗52、パワーツェナー53とヒートシンク70とに接するよう設けられている。これにより、熱伝導部材80は、スイッチング素子20、リレー41、42、シャント抵抗52、パワーツェナー53の熱をヒートシンク70に導くことができる。
また、本実施形態では、熱伝導部材80は、基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71とに接するよう設けられている(図2参照)。これにより、熱伝導部材80は、基板10に伝導したスイッチング素子20、リレー41、42、シャント抵抗52、パワーツェナー53、コンデンサ30、コイル51の熱をヒートシンク70に導くことができる。
また、本実施形態では、熱伝導部材80は、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)、シャント抵抗52、パワーツェナー53、コンデンサ30、コイル51に対応するよう複数設けられ、全てが一体になるよう形成されている(図1、2参照)。すなわち、本実施形態では、熱伝導部材80は、外見上は1つ設けられている。なお、図1、2では、図面が煩雑になることを避けるため、複数の熱伝導部材80が一体となったものを1つのみ示し、複数の付番を省略している。
本実施形態では、ヒートシンク70の凹部731〜738は、それぞれ、スイッチング素子21〜24、411、412、421、422の形状に対応する形状に形成されている。すなわち、凹部731〜738は、それぞれ、スイッチング素子21〜24、411、412、421、422の基板10に対向する外壁以外の5つの外壁に対応(対向)する矩形平面状の内壁を5つ有している。
ここで、「凹部731〜738が、スイッチング素子21〜24、411、412、421、422の形状に対応する形状に形成されている」とは、例えば、電子制御ユニット1の組み付け状態において、凹部731〜738の内壁と対応するスイッチング素子21〜24、411、412、421、422の外壁との距離が所定値以下となるよう、すなわち、スイッチング素子21〜24、411、412、421、422の形状に沿うよう凹部731〜738が形成されることをいう。
図2に示すように、本実施形態では、凹部73(731〜738)は、ヒートシンク70の一方の面71と凹部73の底面74との距離、すなわち、一方の面71からの深さd1が、対応するスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の基板10の一方の面11からの高さh1と同じになるよう形成されている。ここで、底面74は、一方の面71に対し平行となるよう形成されている。
また、電子制御ユニット1の組み付け状態における基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71との距離t1は、d1、h1より小さい。よって、電子制御ユニット1の組み付け状態において、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の一部(基板10とは反対側の端部)は、凹部73(731〜738)内に位置する。また、電子制御ユニット1の組み付け状態において、凹部73の底面74とスイッチング素子20、リレー41、42との距離は、基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71との距離t1と同じになる。
本実施形態では、熱伝導部材80の厚みはt1よりやや大きく設定されている。そのため、熱伝導部材80は、電子制御ユニット1の組み付け状態において、スイッチング素子20、リレー41、42と凹部73(底面74)との間、および、基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71との間で圧縮された状態となる(図2参照)。
また、本実施形態では、凹部73(731〜738)を形成する内壁のうち底面74以外の4つがヒートシンク70の一方の面71および底面74に対し垂直に形成されている。そのため、電子制御ユニット1の組み付け状態において、熱伝導部材80と凹部73(731〜738)との間には、空間S1が形成される。
また、本実施形態では、電子制御ユニット1はコネクタ3を備えている(図3参照)。コネクタ3は、例えば樹脂により矩形筒状に形成され、内側にPIG(電源電圧、正側)端子、GND端子、モータ端子等、複数の端子を有している。コネクタ3には、ハーネス103が接続される。ハーネス103の導線104は、バッテリ102の正側とコネクタ3のPIG端子とを電気的に接続する。PIG端子は、図示しない配線パターンにより、リレー41に接続されている。また、ハーネス103の導線105は、モータ101の巻線端子とコネクタ3のモータ端子とを電気的に接続する。
次に、本実施形態の電子制御ユニット1の作動について説明する。
車両の運転者がイグニッションスイッチをオンすると、イグニッション電源106から電子制御ユニット1に電力が供給され、電子制御ユニット1が起動する。電子制御ユニット1が起動すると、制御部60は、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)をオン作動させる。これにより、バッテリ102からモータ101への電力の供給が許容された状態となる。
制御部60は、イグニッションスイッチがオンの間、操舵トルク信号および車速信号等に基づき、スイッチング素子20(21〜24)のスイッチング作動を制御することにより、モータ101の回転駆動を制御する。これにより、モータ101からアシストトルクが出力され、運転者による操舵が補助される。
本実施形態では、制御部60がスイッチング素子20(21〜24)のスイッチング作動を制御することでモータ101の回転駆動を制御するとき、スイッチング素子20、コンデンサ30、リレー41、42、コイル51、シャント抵抗52には比較的大きな電流が流れるため、スイッチング素子20、コンデンサ30、リレー41、42、コイル51、シャント抵抗52は発熱し、比較的高い温度になる。なお、スイッチング素子20の熱の一部は、ヒートマスとしても機能するパワーツェナー53に導かれる。
本実施形態では、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)、シャント抵抗52およびパワーツェナー53の熱は、熱伝導部材80を経由してヒートシンク70に導かれる。特にスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の熱は、熱伝導部材80を経由してヒートシンク70の凹部73(731〜738)に導かれる。
また、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41、42、シャント抵抗52、パワーツェナー53、コンデンサ30、コイル51の熱は、基板10、および、基板10とヒートシンク70とに接する熱伝導部材80を経由してヒートシンク70に導かれる。
このように、本実施形態では、電子制御ユニット1の作動時、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41、42、シャント抵抗52、パワーツェナー53、コンデンサ30、コイル51の熱をヒートシンク70に効率的に導くことができる。よって、高発熱部品であるスイッチング素子20(21〜24)、リレー41、42、シャント抵抗52、コンデンサ30、コイル51を効率的に放熱することができる。
以上説明したように、(1)本実施形態では、高発熱部品としてのスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)は、基板10の一方の面11に実装され、作動時の発熱量が所定値以上の部品である。
制御部60(マイコン61、カスタムIC62)は、スイッチング素子20(21〜24)の作動を制御することでモータ101を制御可能である。
ヒートシンク70は、一方の面71が基板10の一方の面11、すなわち、基板10のスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)が実装された面に対向するよう設けられ、一方の面71から凹むよう形成されることで基板10の一方の面11に実装されたスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)を収容可能な凹部73(731〜738)を有している。
熱伝導部材80(絶縁放熱シート81、放熱グリス82)は、基板10とヒートシンク70との間において少なくともスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)とヒートシンク70の凹部73(731〜738)とに接するよう設けられ、スイッチング素子20、リレー41、42の熱をヒートシンク70に導く。
そして、本実施形態では、凹部73(731〜738)は、基板10の一方の面11に実装されたスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の形状に対応する形状に形成されている。
本実施形態では、凹部73(731〜738)がスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の形状に対応する形状に形成されているため、電子制御ユニット1の組み付け状態において、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の外壁と凹部73(731〜738)の内壁との間の空間を小さくすることができる。そのため、スイッチング素子20、リレー41、42の熱を、熱伝導部材80を経由してヒートシンク70に効率的に導くことができる。これにより、スイッチング素子20、リレー41、42を効率的に放熱することができる。
また、本実施形態では、基板10の一方の面11に実装されるスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)をヒートシンク70の凹部73(731〜738)に収容されるよう設けることにより、電子制御ユニット1の組み付け状態において、基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71とを近づけて配置することが可能なため、スイッチング素子20、リレー41、42、シャント抵抗52、コンデンサ30、コイル51の熱を、基板10を経由してヒートシンク70に効率的に導くことができる。
また、(2)本実施形態では、熱伝導部材80(絶縁放熱シート81、放熱グリス82)は、基板10とヒートシンク70とに接するよう設けられている。そのため、スイッチング素子20、リレー41、42、シャント抵抗52、コンデンサ30、コイル51の熱を、基板10および熱伝導部材80を経由してヒートシンク70にさらに効率的に導くことができる。
また、(3)本実施形態では、高発熱部品は、複数(スイッチング素子20、リレー41、42、コンデンサ30、コイル51、シャント抵抗52)設けられている。また、高発熱部品は、基板10の一方の面11に複数(スイッチング素子20、リレー41、42)実装されている。凹部73は、基板10の一方の面11に実装されたスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)に対応するよう複数(731〜738)形成されている。そのため、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)のそれぞれを、凹部73(731〜738)により効果的に放熱することができる。
また、(4)本実施形態では、熱伝導部材80(絶縁放熱シート81、放熱グリス82)は、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)、シャント抵抗52、パワーツェナー53、コンデンサ30、コイル51に対応するよう複数設けられている。これにより、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)、シャント抵抗52、パワーツェナー53、コンデンサ30、コイル51の熱を、それぞれに対応する熱伝導部材80を経由してヒートシンク70に導くことができる。
また、(5)本実施形態では、複数の熱伝導部材80(絶縁放熱シート81、放熱グリス82)は、全てが一体になるよう形成されている。すなわち、本実施形態では、熱伝導部材80は、外見上は1つ設けられている。そのため、熱伝導部材80の貼付または塗布工程を簡素化することができる。
本実施形態では、特にスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)を基板10の一方の面11の特定の領域に集約して配置することにより、熱伝導部材80を、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)のそれぞれに対応して複数に分割して設けることなく、上述のように1つ(一体)にすることができる。
また、(10)本実施形態では、凹部73(731〜738)は、ヒートシンク70の一方の面71からの深さd1が、対応するスイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の基板10の一方の面11からの高さh1と同じになるよう形成されている。そのため、電子制御ユニット1の組み付け状態において、凹部73の底面とスイッチング素子20、リレー41、42との距離は、基板10の一方の面11とヒートシンク70の一方の面71との距離t1と同じになる。これにより、熱伝導部材80の厚みを、面方向において同一にすることができ、管理を容易にすることができる。
また、(11)本実施形態では、電動パワーステアリング装置100は、上記電子制御ユニット1と、電子制御ユニット1により制御され、運転者による操舵を補助するアシストトルクを出力可能なモータ101と、を備えている。
本実施形態の電子制御ユニット1は、高発熱部品の放熱効果が高いため、大電流が流れることで発熱量が大きくなる電動パワーステアリング装置100の電子制御ユニットとして用いるのに好適である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による電子制御ユニットの一部を図5に示す。第2実施形態は、ヒートシンク70の凹部73の構成等が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、凹部73(731〜738)は、ヒートシンク70の一方の面71に接続するとともにヒートシンク70の一方の面71に対し傾斜する内壁75を有している。当該内壁75は、凹部73を形成する5つの内壁のうち底面74に対応する内壁以外の4つの内壁である。よって、内壁75は、凹部73の底面74に対しても傾斜するよう形成されている。
本実施形態では、内壁75とヒートシンク70の一方の面71との成す角は鈍角となる(図5参照)。そのため、内壁75とヒートシンク70の一方の面71とにより形成される角部から熱伝導部材80に作用する力を低減することができる。これにより、熱伝導部材80に局所的に生じる応力を緩和することができる。
また、本実施形態では、内壁75が一方の面71に対し傾斜するよう形成されているため、電子制御ユニット1の組み付け状態において、熱伝導部材80と凹部73(731〜738)との間に、第1実施形態で示した空間S1は形成されていない。そのため、熱伝導部材80と凹部73の内壁(内壁75、底面74)とを密に当接させることができる。
以上説明したように、(6)本実施形態では、凹部73(731〜738)は、ヒートシンク70の一方の面71に接続するとともにヒートシンク70の一方の面71に対し傾斜する内壁75を有している。そのため、内壁75とヒートシンク70の一方の面71との成す角は鈍角となる。これにより、内壁75とヒートシンク70の一方の面71とにより形成される角部から熱伝導部材80に作用する力を低減することができる。その結果、熱伝導部材80に局所的に生じる応力を緩和することができる。したがって、熱伝導部材80の破れや損傷を抑制することができる。
また、本実施形態では、内壁75が一方の面71に対し傾斜するよう形成されているため、電子制御ユニット1の組み付け状態において、熱伝導部材80と凹部73の内壁(内壁75、底面74)とを密に当接させることができる。これにより、スイッチング素子20(21〜24)、リレー41(スイッチング素子411、412)、リレー42(スイッチング素子421、422)の熱を、熱伝導部材80を経由して、より効率的にヒートシンク70(凹部73)に導くことができる。したがって、高発熱部品の放熱効果をより高めることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による電子制御ユニットの一部を図6に示す。第3実施形態は、ヒートシンク70の構成等が第1実施形態と異なる。
第3実施形態では、ヒートシンク70は、ヒートシンク70の面方向あるいは面に対し垂直な方向または傾斜する方向に延びるよう形成される溝部761を一方の面71および凹部73に複数有している。本実施形態では、複数の溝部761は、それぞれ直線状に形成され、互いに平行となるよう形成されている。
上記構成により、電子制御ユニット1の組み付け状態において、熱伝導部材80は、基板10とヒートシンク70との間において、溝部761により面方向の移動が規制される。
以上説明したように、(7)本実施形態では、ヒートシンク70は、ヒートシンク70の面方向あるいは面に対し垂直な方向または傾斜する方向に延びるよう形成され熱伝導部材80の移動を規制可能な溝部761を一方の面71および凹部73に複数有している。これにより、熱伝導部材80のヒートシンク70に対するずれを抑制することができる。
また、ヒートシンク70に複数の溝部761を形成することにより、ヒートシンク70の一方の面71側の表面積を大きくすることができる。これにより、高発熱部品の放熱効果をさらに高めることができる。
また、(8)本実施形態では、複数の溝部761は、互いに平行となるよう形成されている。これにより、溝部761は、特に溝部761に直交する方向の熱伝導部材80の移動を効果的に規制することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による電子制御ユニットの一部を図7に示す。第4実施形態は、ヒートシンク70の構成等が第1実施形態と異なる。
第4実施形態では、ヒートシンク70は、凹部73と他方の面72とを接続する穴部771を有している。本実施形態では、穴部771は、凹部73の底面74と他方の面72とを接続している。穴部771は、空間S1に開口している。
以上説明したように、(9)本実施形態では、ヒートシンク70は、凹部73と他方の面72とを接続する穴部771を有している。これにより、温度が上昇した凹部73と熱伝導部材80との間の空気を、穴部771を経由してヒートシンク70の他方の面72側に排出することができる。そのため、高発熱部品の放熱効果を高めることができる。
また、本実施形態では、穴部771は、空間S1に開口している。そのため、特に、温度が上昇した空間S1内の空気を、穴部771を経由してヒートシンク70の他方の面72側に効率的に排出することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、高発熱部品(スイッチング素子、リレー、コンデンサ、コイル、シャント抵抗)は、少なくとも1つが基板の一方の面に実装されるのであれば、基板の一方の面または他方の面のいずれに実装されていてもよい。また、基板の一方の面に実装される高発熱部品は、例えばスイッチング素子、リレー、コンデンサ、コイル、シャント抵抗から選択した複数または単数の部品であってもよい。また、放熱体の凹部は、基板の一方の面に実装される高発熱部品のうちの少なくとも1つに対応して形成されるのであれば、いくつ形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、パワーツェナーは、基板の他方の面に実装されていてもよい。また、パワーツェナーを備えないこととしてもよい。
また、上述の実施形態では、スイッチング素子21〜24でHブリッジ回路を構成し、ブラシ付きのモータ101をHブリッジ駆動により回転駆動する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、例えば、高電位側および低電位側に設けた2つのスイッチング素子でスイッチング素子対を構成し、ブラシレスモータの相と同数のスイッチング素子対でインバータを構成し、制御部によりインバータを経由してモータをブラシレス駆動することとしてもよい。例えば、3相のブラシレスモータの場合、スイッチング素子対3つ、すなわち、スイッチング素子6つでインバータを構成することが考えられる。また、スイッチング素子の故障時等の対応のため、複数系統のインバータを備える構成としてもよい。例えば、3相のブラシレスモータに対し2系統のインバータを設ける場合、スイッチング素子は12個となる。このように、本発明は、高発熱部品として設けられるスイッチング素子の数にかかわらず適用することができる。また、ブラシ付きモータ、または、複数相のブラシレスモータを、制御対象のモータとして用いることができる。
また、本発明の他の実施形態では、基板の一方の面に実装される高発熱部品は、矩形板状に限らず、多角形または円形の板状、あるいは、多角形または円形の柱状等、どのような形状に形成されていてもよい。また、放熱体の凹部は、基板の一方の面に実装される高発熱部品の形状に対応する形状であれば、どのような形状に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、基板の一方の面に実装される複数の高発熱部品(スイッチング素子20、21〜24、411、412、421、422)が同じ高さh1になるよう形成され、複数の凹部73(731〜738)が同じ深さd1になるよう形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、基板の一方の面に実装される複数の高発熱部品はそれぞれ高さが異なっていてもよく、複数の凹部はそれぞれ深さが異なっていてもよい。
また、上述の実施形態では、熱伝導部材が基板と放熱体とに接するよう設けられる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、熱伝導部材は、基板と放熱体とに接するよう設けられていなくてもよい。すなわち、熱伝導部材は、少なくとも1つの高発熱部品と放熱体の凹部とに接するよう設けられていればよい。
また、上述の実施形態では、複数の熱伝導部材が一体に形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、熱伝導部材を、複数の高発熱部品のそれぞれに対応して複数に分割して設けることとしてもよい。また、複数の高発熱部品のそれぞれに対応して設けられる熱伝導部材のいくつかを複数組にまとめ、それぞれ一体に形成してもよい。
また、本発明の他の実施形態では、熱伝導部材は、複数の高発熱部品のうちの一部に対応するよう設けられることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、熱伝導部材は、絶縁放熱シートまたは放熱グリスのいずれか一方でもよい。
また、本発明の他の実施形態では、放熱体の凹部の底面は、放熱体の一方の面に対し傾斜するよう形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、放熱体に形成される複数の溝部は、幅および深さを任意の値に設定することができる。例えば溝部の幅を所定値以下に設定した場合、放熱体の一方の面の所定範囲に所定数以上の溝部を形成することができる。また、例えば溝部の幅および深さを所定値以上に設定した場合、放熱体の一方の面側の表面積を大きくすることができ、放熱効果を高めることができる。
また、(8)本発明の他の実施形態では、複数の溝部は、互いに交差するよう形成されていてもよい。この場合、特定の方向以外の方向の熱伝導部材の移動についても効果的に規制することができる。
また、本発明の他の実施形態では、溝部は、曲線状、あるいは、複数の直線と曲線とを繋いだ形状等、どのような形状に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、溝部は、放熱体の一方の面、または、凹部のいずれか一方のみに形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、放熱体の穴部771が放熱体の凹部73と他方の面72とを接続するよう形成される例を示した。これに対し、(9)本発明の他の実施形態では、放熱体の穴部は、放熱体の一方の面71と他方の面72とを接続するよう形成されていてもよい。また、放熱体の穴部は、放熱体の凹部73または一方の面71と、放熱体の側面、すなわち、一方の面71と他方の面72との間の面と、を接続するよう形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、凹部は、放熱体の一方の面からの深さが、対応する高発熱部品の基板の一方の面からの高さと異なるよう形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、リレー41、42が、半導体により形成されるスイッチング素子411、412またはスイッチング素子421、422により構成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、リレー41、42は、例えば機械的に構成されるメカリレーであってもよい。
また、上述の実施形態では、イグニッション電源106と、リレー41とコイル51との間と、を電気的に接続する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、イグニッション電源106と、リレー41に対しコイル51とは反対側、または、コイル51に対しリレー41とは反対側と、を電気的に接続することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、高発熱部品または低発熱部品として、表面実装型の部品(SMD)を用いる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、高発熱部品または低発熱部品として、挿入実装型の部品(THD)を用いることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、モータへの通電を切り替えるスイッチング素子、および、コンデンサは、4つまたは1つに限らず、いくつ設けられていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、コンデンサは、アルミ電解コンデンサに限らず、導電性高分子コンデンサまたはハイブリッドコンデンサ等どのような種類のコンデンサでもよい。
また、本発明の他の実施形態では、電子制御ユニットは、制御対象としてのモータと一体に形成されていてもよい。この場合、電子制御ユニットの放熱体を、例えばモータのフレームエンド等と一体に形成することにより、電動パワーステアリング装置の部材点数の低減、および、小型化を図ることができる。
本発明による電子制御ユニットは、電動パワーステアリング装置に限らず、他の装置のモータ等の駆動を制御するのに用いてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・・電子制御ユニット
10 ・・・基板
11 ・・・基板の一方の面
12 ・・・基板の他方の面
20、21、22、23、24 ・・・スイッチング素子(高発熱部品)
30 ・・・コンデンサ(高発熱部品)
41、42 ・・・リレー(高発熱部品)
411、412、421、422 ・・・スイッチング素子(リレー、高発熱部品)
51 ・・・コイル(高発熱部品)
52 ・・・シャント抵抗(高発熱部品)
60 ・・・制御部
61 ・・・マイコン(制御部)
62 ・・・カスタムIC(制御部)
70 ・・・ヒートシンク(放熱体)
71 ・・・放熱体の一方の面
73、731、732、733、734、735、736、737、738 ・・・凹部
80 ・・・熱伝導部材
81 ・・・絶縁放熱シート(熱伝導部材)
82 ・・・放熱グリス(熱伝導部材)

Claims (11)

  1. 制御対象(101)を制御する電子制御ユニット(1)であって、
    基板(10)と、
    前記基板の一方の面(11)または他方の面(12)のうちの少なくとも一方の面に実装され、作動時の発熱量が所定値以上の部品である高発熱部品(20、21、22、23、24、30、41、42、51、52、411、412、421、422)と、
    前記高発熱部品の作動を制御することで前記制御対象を制御可能な制御部(60、61、62)と、
    一方の面(71)が前記基板の一方の面に対向するよう設けられ、一方の面(71)から凹むよう形成されることで前記基板の一方の面に実装された前記高発熱部品(20、21、22、23、24、41、42、411、412、421、422)を収容可能な凹部(73、731、732、733、734、735、736、737、738)を有する放熱体(70)と、
    前記基板と前記放熱体との間において少なくとも前記高発熱部品と前記凹部とに接するよう設けられ、前記高発熱部品の熱を前記放熱体に導く熱伝導部材(80、81、82)と、を備え、
    前記凹部は、前記基板の一方の面に実装された前記高発熱部品の形状に対応する形状に形成されていることを特徴とする電子制御ユニット。
  2. 前記熱伝導部材は、前記基板と前記放熱体とに接するよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御ユニット。
  3. 前記高発熱部品は、複数(20、30、41、42、51、52)設けられ、前記基板の一方の面に複数(20、41、42、52)実装され、
    前記凹部は、前記基板の一方の面に実装された複数の前記高発熱部品の全部(20、41、42、52)または一部(20、41、42)に対応するよう複数形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子制御ユニット。
  4. 前記熱伝導部材は、複数の前記高発熱部品に対応するよう複数設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電子制御ユニット。
  5. 複数の前記熱伝導部材は、少なくとも2つが一体になるよう形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子制御ユニット。
  6. 前記凹部は、前記放熱体の一方の面に接続するとともに前記放熱体の一方の面に対し傾斜する内壁(75)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子制御ユニット。
  7. 前記放熱体は、前記放熱体の面方向あるいは面に対し垂直な方向または傾斜する方向に延びるよう形成され前記熱伝導部材の移動を規制可能な溝部(761)を一方の面または前記凹部に複数有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子制御ユニット。
  8. 複数の前記溝部は、互いに平行となるよう、または、互いに交差するよう形成されていることを特徴とする請求項7に記載の電子制御ユニット。
  9. 前記放熱体は、一方の面または前記凹部と他方の面または側面とを接続する穴部(771)を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子制御ユニット。
  10. 前記凹部は、前記放熱体の一方の面からの深さが、対応する前記高発熱部品の前記基板の一方の面からの高さと同じになるよう形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子制御ユニット。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の電子制御ユニット(1)と、
    前記電子制御ユニットにより制御され、運転者による操舵を補助するアシストトルクを出力可能な前記制御対象(101)と、
    を備える電動パワーステアリング装置(100)。
JP2013269401A 2013-12-26 2013-12-26 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 Active JP6115465B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269401A JP6115465B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
MYPI2014703977A MY175051A (en) 2013-12-26 2014-12-23 Electronic control unit and electric power steering apparatus having the same
US14/582,529 US9894804B2 (en) 2013-12-26 2014-12-24 Electronic control unit and electric power steering apparatus having the same
CN201410820373.3A CN104742960B (zh) 2013-12-26 2014-12-25 电子控制单元和具有电子控制单元的电动助力转向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013269401A JP6115465B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015126098A true JP2015126098A (ja) 2015-07-06
JP6115465B2 JP6115465B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=53483565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013269401A Active JP6115465B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9894804B2 (ja)
JP (1) JP6115465B2 (ja)
CN (1) CN104742960B (ja)
MY (1) MY175051A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017147259A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社デンソー 電子装置およびその検査方法
JP2018060830A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気設備
JP2019033197A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 澤藤電機株式会社 回路基板装置における放熱構造
JP2020072101A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 京セラ株式会社 パワーユニット、パワーユニットの製造方法、パワーユニットを有する電気装置及びヒートシンク
JP2022022027A (ja) * 2020-07-24 2022-02-03 株式会社デンソー 電子制御装置および電子制御装置の集合体
WO2022230007A1 (ja) 2021-04-26 2022-11-03 三菱電機株式会社 回転電機
JP7463252B2 (ja) 2020-10-29 2024-04-08 ホシデン株式会社 電子機器用充電器

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5967071B2 (ja) 2013-12-26 2016-08-10 株式会社デンソー 電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6278695B2 (ja) * 2013-12-26 2018-02-14 株式会社デンソー 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6693706B2 (ja) * 2015-04-06 2020-05-13 株式会社デンソー 電子制御装置
JP6418041B2 (ja) 2015-04-06 2018-11-07 株式会社デンソー 電子制御装置
JP6424839B2 (ja) * 2016-01-08 2018-11-21 株式会社デンソー 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6737221B2 (ja) * 2017-04-11 2020-08-05 株式会社デンソー 電動パワーステアリング制御装置および電子ユニット。
CN107104086B (zh) * 2017-05-18 2019-01-29 苏州汇川联合动力系统有限公司 液冷散热装置及电机控制器
JP6838501B2 (ja) * 2017-06-14 2021-03-03 株式会社デンソー 電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
CN107902039A (zh) * 2017-12-21 2018-04-13 湖南铃本环保科技有限公司 动力系统
JP7172471B2 (ja) * 2018-11-09 2022-11-16 住友電装株式会社 基板構造体
CN111741665A (zh) * 2020-07-30 2020-10-02 上海空间电源研究所 一种散热结构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1084063A (ja) * 1996-09-09 1998-03-31 Fujitsu General Ltd 集積回路の放熱構造
JP2001344044A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Cybernetics Technology Co Ltd 集合型超コンピュータ
JP2005129820A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Mitsubishi Electric Corp 電子回路装置
JP2011023459A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Denso Corp 電子制御装置
JP2012079811A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Aisin Seiki Co Ltd 電子部品の放熱構造

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710442B1 (en) * 2002-08-27 2004-03-23 Micron Technology, Inc. Microelectronic devices with improved heat dissipation and methods for cooling microelectronic devices
JP2005183582A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Nec Corp 半導体素子の放熱構造およびヒートシンク
EP1878503A1 (en) * 2006-07-14 2008-01-16 Roche Diagnostics GmbH Temperature sensor element for monitoring heating and cooling
US8132615B2 (en) * 2008-03-20 2012-03-13 Cpumate Inc. Heat sink and heat dissipation device having the same
JP2010073767A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Jtekt Corp 多層回路基板
US7902661B2 (en) * 2009-02-20 2011-03-08 National Semiconductor Corporation Integrated circuit micro-module
JP2011023463A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Denso Corp 半導体モジュール
JP5408502B2 (ja) 2010-09-06 2014-02-05 株式会社デンソー 電子制御ユニット
CN103502081B (zh) * 2011-05-11 2016-02-10 三菱电机株式会社 电动动力转向装置
US8921994B2 (en) * 2012-09-14 2014-12-30 Freescale Semiconductor, Inc. Thermally enhanced package with lid heat spreader
JP5725055B2 (ja) 2013-02-12 2015-05-27 株式会社デンソー 電子制御ユニット
JP6075128B2 (ja) * 2013-03-11 2017-02-08 株式会社ジェイテクト 駆動回路装置
DE102013212398A1 (de) * 2013-06-27 2014-12-31 Zf Friedrichshafen Ag Schaltungsvorrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Schaltungsvorrichtung zur Steuerung eines Getriebes eines Fahrzeugs
US20150201486A1 (en) * 2014-01-16 2015-07-16 Whelen Engineering Company, Inc. Stacked Heatsink Assembly

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1084063A (ja) * 1996-09-09 1998-03-31 Fujitsu General Ltd 集積回路の放熱構造
JP2001344044A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Cybernetics Technology Co Ltd 集合型超コンピュータ
JP2005129820A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Mitsubishi Electric Corp 電子回路装置
JP2011023459A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Denso Corp 電子制御装置
JP2012079811A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Aisin Seiki Co Ltd 電子部品の放熱構造

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017147259A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社デンソー 電子装置およびその検査方法
JP2018060830A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気設備
JP2019033197A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 澤藤電機株式会社 回路基板装置における放熱構造
JP7007131B2 (ja) 2017-08-09 2022-01-24 澤藤電機株式会社 回路基板装置における放熱構造
JP2020072101A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 京セラ株式会社 パワーユニット、パワーユニットの製造方法、パワーユニットを有する電気装置及びヒートシンク
JP2022022027A (ja) * 2020-07-24 2022-02-03 株式会社デンソー 電子制御装置および電子制御装置の集合体
JP7468221B2 (ja) 2020-07-24 2024-04-16 株式会社デンソー 電子制御装置および電子制御装置の集合体
JP7463252B2 (ja) 2020-10-29 2024-04-08 ホシデン株式会社 電子機器用充電器
WO2022230007A1 (ja) 2021-04-26 2022-11-03 三菱電機株式会社 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
CN104742960B (zh) 2019-03-22
MY175051A (en) 2020-06-03
JP6115465B2 (ja) 2017-04-19
US9894804B2 (en) 2018-02-13
CN104742960A (zh) 2015-07-01
US20150189733A1 (en) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6115465B2 (ja) 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP6278695B2 (ja) 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
CN102263071B (zh) 半导体模块和使用半导体模块的电动设备
JP5408502B2 (ja) 電子制御ユニット
JP5725055B2 (ja) 電子制御ユニット
JP4564937B2 (ja) 電気回路装置及び電気回路モジュール並びに電力変換装置
JP5572608B2 (ja) モータ駆動装置
CN108370197B (zh) 电路板、非驱动端罩、电动机套件和电动机
JP5939246B2 (ja) 電子制御装置
JP2008174097A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP6555134B2 (ja) 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
WO2016174704A1 (ja) 制御装置
JP4538474B2 (ja) インバータ装置
JP6468036B2 (ja) 電子制御装置
JP2010239811A (ja) インバータ装置
JP6424839B2 (ja) 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2017158390A (ja) 電動モータ制御装置
JP7282612B2 (ja) 制御装置及びモータ装置
JP2017208436A (ja) 半導体装置及びモータ装置
JP2009012631A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6737221B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置および電子ユニット。
JP6957258B2 (ja) 電子制御ユニット(ecu)、制御ボックス、及びこれらを有する冷却ファンモジュール(cfm)
JP6131879B2 (ja) 電子制御ユニット、および、これを用いた電動パワーステアリング装置。
JP2011192600A (ja) 電子機器装置
JP6106051B2 (ja) 電気接続部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170306

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6115465

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250