JP2015123544A - 凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法 - Google Patents

凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015123544A
JP2015123544A JP2013270023A JP2013270023A JP2015123544A JP 2015123544 A JP2015123544 A JP 2015123544A JP 2013270023 A JP2013270023 A JP 2013270023A JP 2013270023 A JP2013270023 A JP 2013270023A JP 2015123544 A JP2015123544 A JP 2015123544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
program
concave arc
path
electric discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013270023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5837031B2 (ja
Inventor
章太 入江
shota Irie
章太 入江
薫 平賀
Kaoru Hiraga
薫 平賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2013270023A priority Critical patent/JP5837031B2/ja
Priority to EP14197101.0A priority patent/EP2889101B1/en
Priority to KR1020140187428A priority patent/KR101734626B1/ko
Priority to CN201410821722.3A priority patent/CN104741714B/zh
Priority to US14/583,190 priority patent/US9796034B2/en
Publication of JP2015123544A publication Critical patent/JP2015123544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5837031B2 publication Critical patent/JP5837031B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/06Control of the travel curve of the relative movement between electrode and workpiece
    • B23H7/065Electric circuits specially adapted therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/14Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply
    • B23H7/20Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply for programme-control, e.g. adaptive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H9/00Machining specially adapted for treating particular metal objects or for obtaining special effects or results on metal objects
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/45Nc applications
    • G05B2219/45221Edm, electrical discharge machining, electroerosion, ecm, chemical
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/49Nc machine tool, till multiple
    • G05B2219/49164Corner, making corner

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

【課題】凹円弧のコーナ部のプログラム軌跡や加工経路を補正して加工精度を向上させる、凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびその加工方法を提供する。【解決手段】加工プログラムが加工プログラム記憶手段21から加工プログラム解析手段22に渡され、加工プログラム解析手段22は加工プログラムを解析し、プログラム軌跡に関するデータを抽出し、これらをプログラム軌跡作成手段23に渡す。プログラム軌跡作成手段23は、加工プログラム解析手段22からプログラム軌跡に関するデータを受け取り、プログラム軌跡を作成する。プログラム軌跡補正手段24は、前記プログラム軌跡の凹円弧のコーナ部に、凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進むような形状を挿入する。【選択図】図9

Description

本発明は、凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法に関する。
図13はワイヤ放電加工機において加工経路を生成する従来の加工経路作成装置の概略ブロック図である。加工プログラム記憶手段11は、加工に必要となる加工プログラムが多数格納されているものである。加工プログラム解析手段12は、作業者等によって指定された加工プログラムを解析して、プログラム軌跡に関するデータを抽出してこれらをプログラム軌跡作成手段14に渡し、また、加工プログラム中のオフセット量の指令コードから必要となるオフセット量をオフセット量記憶手段13に指示するものである。オフセット量記憶手段13は、加工に必要となるワイヤのオフセット量が多数格納されているもので、加工プログラム解析手段12からの指示にしたがって加工に必要となる加工回数ごとのオフセット量を選び出し、加工経路作成手段15に渡すものである。プログラム軌跡作成手段14は、加工プログラム解析手段12からプログラム軌跡に関するデータを受け取り、プログラム軌跡を作成するものである。加工経路作成手段15は、プログラム軌跡作成手段14からプログラム軌跡に関するデータと、オフセット記憶手段13からオフセット量を受け取り、これらを基にしてワイヤが実際に移動する加工経路を作成するものである。
作業者によって、加工プログラムは加工プログラム記憶手段11に予め格納されている。また、オフセット量も予め作業者によって設定され、オフセット量記憶手段13に格納されている。作業者が必要とする加工プログラムを加工プログラム記憶手段11から選択すると、加工プログラムが加工プログラム記憶手段11から加工プログラム解析手段12に渡される。加工プログラム解析手段12は、加工プログラム記憶手段11から渡された加工プログラムを解析し、加工プログラムの中からプログラム軌跡に関するデータを抽出し、これらをプログラム軌跡作成手段14に渡す。また、加工プログラム解析手段12は、オフセット量の指令コードから、必要となるオフセット量をオフセット量記憶手段13に指示する。
プログラム軌跡作成手段14は、加工プログラム解析手段12からプログラム軌跡に関するデータを受け取り、プログラム軌跡を作成し、加工経路作成手段15に渡すものである。オフセット量記憶手段13は、加工プログラム解析手段12から指示されたオフセット量を選び出し、加工経路作成手段15に渡す。加工経路作成手段15は、プログラム軌跡作成手段14からプログラム軌跡に関するデータと、オフセット記憶手段13から指令されたオフセット量を受け取り、プログラム軌跡にオフセット量をかけて、実際にワイヤ電極2が移動する加工経路を作成する。
ワイヤ放電加工機において、コーナ部の加工精度を向上させることは重要なテーマである。ワイヤ放電加工によって形作られるコーナ部の形状は円弧、直角、鋭角、鈍角などの形に凹凸が組み合わさっていろいろなものが存在する。また、制御方法についても荒加工に関するものと仕上加工に関するものではその特性が異なるので、コーナ部の加工精度を向上させる制御技術は、これまでにいろいろなものが提案されている。
特許文献1には、ワイヤカット放電加工方法において、基本プログラムで指令される2つのブロックによる加工経路の交点が凹部加工の交点であると、該交点を中心に加工経路に対するワイヤ電極のオフセット値を半径とする円弧のワイヤ電極移動軌跡の加工経路を上記交点部に追加するワイヤカット形状修正方法が開示されている。
特許文献2には、荒加工に続いて仕上げ加工を行っていく段階で、加工形状内円弧部の半径が予め設定された基準半径以下の円弧部に対して、1回目の加工で上記円弧部をこの円弧部の前後の加工経路と接し、かつ所定の半径より小さい円弧を挿入してなる加工経路により加工し、その後の加工で挿入する円弧の半径を徐々に大きくして加工経路を変換しながら加工することを特徴とするワイヤ放電加工方法が開示されている。
特許文献3には、円弧加工を行う場合、加工接線方向のたわみ量と半径方向のたわみ量を演算し、たわみ量成分に基づいて加工経路を修正することを特徴とするワイヤカット放電加工における形状補正方式が開示されている。
特許文献4には、互いに非平行な2つの直線移動ブロックが交わることで形成される凹角コーナ部を有する加工形状の場合、凹角コーナ部側の一部を削除し、削除された部分に設定された半径を持つ円弧形状の移動ブロックを挿入する手段を有するワイヤ放電加工機の制御装置と加工経路作成装置が開示されている。
特許文献5には、互いに非平行な2つの直線移動ブロックが交わることで形成される凹角コーナを有する加工形状の場合、設定した基準加工回数より後の加工回数のときに凹角コーナ部側の一部を削除し、オフセットの差分に基づいて決定された曲率半径を持つ円弧形状の移動ブロックを挿入することを特徴とする、ワイヤ放電加工機の制御装置が開示されている。
特公平5−30568号公報 特開平4−217426号公報 特開昭57−114331号公報 特開2010−99824号公報 特開2008−260081号公報
背景技術で説明したように、加工速度を制御するもの、放電のエネルギーを制御するもの、加工経路を変更するものなどがあり、これらを組み合わせた技術も含めていろいろなものが考えられてきた。
特許文献1に開示された技術は、金型の加工などで問題となる凹角コーナ部に生じる丸みを除去するため、プロック交点を中心とし、オフセット値を半径とする円弧状の加工経路を被加工物側に追加する形状修正方法である。加工経路を補正する対象となるコーナが凹角コーナであり、新しく挿入される加工経路はコーナの外側に作成されるので、本発明とは明らかに異なる。
特許文献2に開示された技術は、加工プログラム上の経路が円弧状であるコーナの形状精度を改善しようとするものであり、凹円弧コーナにおいて、荒加工での加工経路をコーナのできるだけ奥までもっていき、仕上加工における加工量を極力減らそうとするものである。この技術は仕上の多重加工を行うことを前提に効果が発揮されるものであり、動作としても凹円弧の内側に経路を挿入するものではないので、本発明とは明らかに異なる。
特許文献3に開示された技術は、予め直線加工時のたわみ量を測定しておき、その値に基づいて円弧加工時の加工接線方向と半径方向のたわみを演算し、加工経路を補正するものである。たわみの測定が必要であり、補正量の演算を正確に行わないと切残しや切込みが生じるといった問題がある。また加工経路の補正をしてもワイヤのたわみ自体は解消されないので、被加工物の板厚方向の真直精度が解消されないという問題もある。動作としても凹円弧の内側に経路を挿入するものではないので、本発明とは明らかに異なる。
特許文献4に開示された技術は、凹角コーナに円弧形状のブロックを挿入することにより加工経路を補正することで、凹角コーナ部に多重加工を施す際の加工量の増大を回避し、加工精度の向上を図るものである。加工経路を補正する対象となるコーナが凹角コーナであり、動作としても、直線ブロックの一部を削除し、新たに円弧形状のブロックを挿入するものであるため、本発明とは明らかに異なる。
特許文献5に開示された技術は、凹角コーナに円弧形状のブロックを挿入することにより加工経路を補正することで、凹角コーナ部の加工代の増大を回避し、加工精度の向上を図るものである。特許文献4に開示された技術と同じく、加工経路を補正する対象となるコーナが凹角コーナであり、動作としても、直線ブロック一部を削除し、新たに円弧形状のブロックを挿入するものであるため、本発明とは明らかに異なる。
そこで、本発明の目的は、凹円弧のコーナ部のプログラム軌跡や加工経路を補正して加工精度を向上させる、凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、該プログラム軌跡作成手段により作成された形状が凹円弧のコーナ部を有する場合、前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む軌跡を挿入して前記プログラム軌跡を補正するプログラム軌跡補正手段と、を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機である。
請求項2に係る発明は、前記プログラム軌跡補正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つ円形であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤカット放電加工機である。
請求項3に係る発明は、前記プログラム軌跡補正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤカット放電加工機である。
請求項4に係る発明は、加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、加工回数毎のワイヤオフセット量を記憶するオフセット量記憶手段と、前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、該プログラム軌跡作成手段により作成されたプログラム軌跡から、前記オフセット量手段に記憶された前記ワイヤオフセットの分だけオフセットした加工経路を作成する加工経路作成手段と、該加工経路作成手段により作成された経路が凹円弧のコーナ部を有する場合、前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む経路を挿入して前記加工経路を補正する加工経路補正手段と、を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機である。
請求項5に係る発明は、前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧の始点と終点を端とする前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つ円形であることを特徴とする請求項4に記載のワイヤカット放電加工機である。
請求項6に係る発明は、前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項4に記載のワイヤカット放電加工機である。
請求項7に係る発明は、加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、該プログラム軌跡作成手段により作成された形状が凹円弧のコーナ部を有する場合、当該凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む軌跡を挿入して前記プログラム軌跡を補正するプログラム軌跡補正手段と、を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機の加工経路作成装置である。
請求項8に係る発明は、前記プログラム軌跡補正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つことを特徴とする請求項7に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置である。
請求項9に係る発明は、前記プログラム軌跡正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項7に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置である。
請求項10に係る発明は、加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、加工回数毎のワイヤオフセット量を記憶するオフセット量記憶手段と、前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、該プログラム軌跡作成手段により作成された加工軌跡から、前記オフセット量手段に記憶された前記ワイヤオフセットの分だけオフセットした加工経路を作成する加工経路作成手段と、該加工経路作成手段により作成された経路が凹円弧のコーナ部を有する場合、前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む経路を挿入して前記加工経路を補正する加工経路補正手段と、を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機の加工経路作成装置である。
請求項11に係る発明は、前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つことを特徴とする請求項10に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置である。
請求項12に係る発明は、前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項10に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置である。
請求項13に係る発明は、加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段とを有するワイヤ放電加工機において、該加工プログラム中の凹円弧のコーナ部に前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む軌跡を挿入してプログラム軌跡を作成して加工を行うことを特徴とするワイヤ放電加工の加工方法である。
請求項14に係る発明は、前記凹円弧のコーナ部に挿入する軌跡が、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つことを特徴とする請求項13に記載のワイヤ放電加工機の加工方法である。
請求項15に係る発明は、前記凹円弧のコーナ部に挿入する軌跡が、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項13に記載のワイヤ放電加工機の加工方法である。
本発明により、凹円弧のコーナ部のプログラム軌跡や加工経路を補正して加工精度を向上させる、凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法を提供できる。
凹円弧コーナ部を加工するときの様子を示す図である。 凹円弧形状に続く円形状の加工経路を挿入する加工方法を示す図である。 凹円弧形状に続く円形状以外の形状の加工経路を挿入する加工方法を示す図である。 ダイ形状を仕上げ加工する場合を示す図である。 オフセット量記憶手段の例を示す図である。 円形状を挿入した加工経路と加工プログラムの例を示す図である。 円弧形状を挿入した加工経路と加工プログラムの例を示す図である。 直線形状を挿入した加工経路と加工プログラムの例を示す図である。 本発明の実施形態1の加工経路作成装置の概略ブロック図である。 本発明の実施形態2の加工経路作成装置の概略ブロック図である。 プログラム軌跡補正手段において実行される処理のフローチャートである。 加工経路補正手段において実行される処理のフローチャートである。 従来の加工経路作成装置の概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<凹円弧のコーナ部の問題とその解決方法について>
ワイヤ放電加工機で加工を行う場合、ワイヤ電極の経路を加工プログラム通りにして加工すると、ワイヤの半径と放電のギャップを合わせた分だけ被加工物が小さくなってしまう。そこで一般的には、加工プログラムによって形成されるプログラム軌跡に対して、ワイヤの半径と放電のギャップを考慮したオフセット量を掛けてワイヤ電極2が移動する加工経路を作成し、その加工経路にしたがってワイヤは被加工物に対して相対移動を行う。
図1に、凹円弧のコーナ部を加工するときの様子を示す。ワイヤ電極2は加工経路3に沿ってA点からB,C,D点の順に進んで行き、加工方向4の方向に進んでいく。このとき、ワイヤ電極2と被加工物5との間に生じる放電反発力によってワイヤ電極2にはたわみが発生し、このたわみによって凹円弧のコーナ部を加工するとダレと呼ばれる取残し6が被加工物5に生じる。すなわち、BC間においては本来の加工経路3は破線で示される経路になるが、実際の加工ではワイヤ電極2は実線で示されるような経路を通ることになり、このときプログラム軌跡も本来は破線で示されるようになるが、実際には実線で示されるようなものになる。その結果として、所望の形状精度が得られないという問題を引き起こすことになる。この問題は凹円弧形状の半径が小さいほど顕著に現れる。
この問題を解決するための1つの手段として、図2のように凹円弧形状に続く円形状の加工経路を挿入する。具体的には、円弧区間BCのあとに、点Cから円弧の内側を通って加工方向7の方向に(この場合は時計回りに)B点、そして再びC点へと進む、円状の加工を行う円状の加工経路3aを加入するように加工経路を補正する。C点に戻ってきたあとは通常の加工と同様にD点へと進む。
実際の加工における作用は次のようになる。A点からB点へ進んできたワイヤ電極2は、円弧区間BCを進むときには放電反発力による自身のたわみによって図2の一点鎖線に示される従来と同じ加工経路を辿り、加工面には取残し6が生じる。C点通過後、ワイヤ電極2は挿入された円状の加工経路3aを進んで再びB点に戻ってくるが、B点は既に加工が施された場所なので、放電の対象となる被加工物5がそこには存在しない。すなわち、B点に戻ってきたワイヤ電極2に放電反発力が作用することはなく、ワイヤ電極2にたわみが生じることもないということである。よって、再び区間BCを進むときにはワイヤ電極2はたわみから解放されており、実線で示される加工経路を進むので取残し6が除去され、所望の形状精度が得られるようになる。なお、ここでは挿入される円状の加工経路3aが一周円の場合を例にして説明したが、厚板を加工する場合など取残しの量が多い場合には二周以上回るように円形状を挿入して取残し部を除去するようにしてもよい。
上記の例は挿入する加工経路が元の加工経路と数学的に連続に繋がるので、実際の加工において最も外乱を受け難い経路となる。しかし、凹円弧の半径が大きくなると製品の加工に直接寄与しない加工経路が不要に長くなってしまい、加工効率の面などで問題となることも考えられる。そのような場合には、図3の破線3b,3cの加工経路のように元の加工経路と不連続となる円弧や直線を凹円弧の内側に挿入してC点からB点へ進むようにしても、B点に戻ってきたワイヤに放電反発力が作用することはない。
なお、上記の例ではC点からB点へ凹円弧の内側を進み、その後再びB点からC点へ凹円弧上を進む補正軌跡を挿入したが、C点近傍からB点近傍へ凹円弧の内側を進み、その後再びB点近傍からC点近傍へ凹円弧上を進む補正経路を挿入しても同様の効果が得られる。例えば、C点からワイヤ電極2のたわみ分だけ加工軌跡上を進んだ点C’からB点からワイヤ電極2のたわみ分だけ加工軌跡上を戻った点B’まで凹円弧の内側を進み、その後再びB点からワイヤ電極2のたわみ分だけ加工軌跡上を戻った点B’からB点まで進み、B点からC点まで凹円弧状を進み、C点からワイヤ電極2のたわみ分だけ加工軌跡上を進んだ点C’へ進む補正経路を挿入してもかまわない(加工経路3dを参照)。
<凹凸の判断について>
例えば、図4左のようなダイ形状を仕上るような加工をする場合、その加工プログラムは図4右のようなものになる。加工プログラムにおいては、ワイヤ電極2の移動が始まる前に、使用するオフセット量が指令される。この例では『D2』の指令コードによって、オフセット記憶手段の『オフセットメモリ2』に格納されているオフセット量が呼び出されて使用される(図5参照)。
被加工物5の加工開始点8から加工が始まり、実際に製品となる形状を加工するブロックからオフセットを効かせる(『G42』指令)。この例では、ワイヤ電極2が実際に移動する経路は加工プログラムで指令されるプログラム軌跡に対して右側にオフセットされるが、『G41』の指令コードによって左側にオフセットさせることも可能である。そして、その後の加工ブロックにおいては、『G40』の指令コードでオフセットがキャンセルされるまで、ワイヤ電極2は右側にオフセットされて加工が継続され、その間のオフセット量は『D2』で指令された値が維持される。
ここで、製品となる形状の加工が始まって<1>のコーナを通過するときの状況を考えてみる。オフセットは加工プログラムで指令される経路に対して右側に掛かっており、ここではオフセットと同じ側、つまり右側に曲がる。一方、<3>のコーナではオフセットと反対側に、つまり左側に曲がる。そして加工が最後まで進んで製品加工が終了すると、<1>のコーナは凹状となり、同様に<2>、<5>、<6>、<7>、<8>、<11>、<12>のコーナも凹状となる。一方、<3>のコーナは凸状となり、同様に<4>、<9>、<10>のコーナも凸状となる。すなわち、ワイヤ電極のオフセットと反対の方向に曲がるコーナが凸コーナ、同じ方向に曲がるコーナが凹コーナとなり、ワイヤ放電加工機の制御手段はこのようにしてコーナの凹凸を判断している。
<円形状を挿入する補正について>
前述のような円弧コーナの凹凸判断に基づいて、図4のような加工経路の凹円弧コーナ部に図2のような円形状を挿入すると図6左のような加工経路となる。<1>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<2>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。<2>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<3>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。<5>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<6>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。<6>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<7>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。<7>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<8>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。<8>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<9>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。<11>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<12>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。<12>部においては凹円弧に続いて時計回りの一周円が挿入され、一周円のあとに<13>部に続く直線に繋がるように加工経路が補正される。なお、凸円弧となる<3>、<4>、<9>、<10>部には一周円は挿入されない。
このような加工経路の補正は加工プログラム(O0500)を制御装置内で解析することによって自動的に行われるが、図6右の『O0501』のような、円形状の移動ブロックを持つ加工プログラムを実際に作成することによってプログラム軌跡を補正しても、同様な効果が得られ、何ら問題はない。
ここでは凹円弧の後ろに円形状を挿入する方法を例にして説明したが、凹円弧の前に円形状を挿入するようにしても補正結果は同様な形状となるので、そのように補正しても問題ない。また、ここでは一周円を挿入して補正する方法を例に説明したが、二周以上回るように補正しても構わない。
<その他の形状を挿入する補正について>
挿入する形状は必ずしも円形状である必要はない。図3に示したように、円弧や直線で凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、再び凹円弧の始点から終点に向かって凹円弧上を進むような形状を挿入しても、前述したような効果を得ることができる。図7は円弧を用いたときの加工形状と加工プログラムの例であり、図8は直線を用いたときの加工経路と加工プログラムの例である。ここでも凹円弧の後ろで補正を行う例を示したが、凹円弧の前で補正を行うようにしても問題はない。また、凹円弧の周りを一周するように補正する方法を示したが、二周以上回るように補正してもよい。また、このような加工経路作成装置については、ワイヤ放電加工機に搭載されている数値制御内に存在するものであっても、パソコン等の外部装置内に存在するものであっても、差支えはない。
<実施形態について>
凹円弧コーナ部の補正の概要については前述の通りであるが、補正を行う方法としては次の2つの方法が考えられる。
補正方法1:プログラム軌跡を補正する。
補正方法2:プログラム軌跡にオフセットを掛けて加工経路を作成し、その加工経路を補正する。
この2つの補正方法について説明する。
(補正方法1)
図9は補正方法1を実行する実施形態1を説明する図である。
加工プログラム記憶手段21は、加工に必要となる加工プログラムが多数格納されているものである。加工プログラム解析手段22は、作業者等によって指定された加工プログラムを解析して、プログラム軌跡に関するデータを抽出してこれらをプログラム軌跡作成手段23に渡すものである。プログラム軌跡作成手段23は、加工プログラム解析手段22からプログラム軌跡に関するデータを受け取り、プログラム軌跡を作成するものである。プログラム軌跡補正手段24は、プログラム軌跡作成手段23が作成したプログラム軌跡を解析し、凹円弧のコーナ部に、凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む形状を挿入してプログラム軌跡を補正するものである。
作業者によって、加工プログラムは加工プログラム記憶手段21に予め格納されている。作業者が必要とする加工プログラムを加工プログラム記憶手段21から選択すると、加工プログラムが加工プログラム記憶手段21から加工プログラム解析手段22に渡される。加工プログラム解析手段22は、加工プログラム記憶手段21から渡された加工プログラムを解析し、加工プログラムの中からプログラム軌跡に関するデータを抽出し、これらをプログラム軌跡作成手段23に渡す。
プログラム軌跡作成手段23は、加工プログラム解析手段22からプログラム軌跡に関するデータを受け取り、プログラム軌跡を作成する。プログラム軌跡補正手段24は、プログラム軌跡作成手段23が作成したプログラム軌跡の凹円弧のコーナ部に、凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進むような形状を挿入してプログラム軌跡を補正する。
(補正方法2)
図10は補正方法2を実行する実施形態2を説明する図である。
加工プログラム記憶手段31は、加工に必要となる加工プログラムが多数格納されているものである。加工プログラム解析手段32は、作業者等によって指定された加工プログラムを解析して、プログラム軌跡に関するデータを抽出してこれらをプログラム軌跡作成手段34に渡し、また、加工プログラム中のオフセット量の指令コードから必要となるオフセット量をオフセット量記憶手段33に指示するものである。オフセット量記憶手段33は、加工に必要となるワイヤのオフセット量が多数格納されているもので、加工プログラム解析手段32からの指示にしたがって加工に必要となる加工回数ごとのオフセット量を選び出し、加工経路作成手段35に渡すものである。
プログラム軌跡作成手段34は、加工プログラム解析手段32からプログラム軌跡に関するデータを受け取り、プログラム軌跡を作成するものである。加工経路作成手段35は、プログラム軌跡作成手段34からプログラム軌跡に関するデータと、オフセット記憶手段33からオフセット量を受け取り、これらを基にしてワイヤ電極2が実際に移動する加工経路を作成するものである。加工経路補正手段36は、加工経路作成手段35が作成した加工経路を解析し、凹円弧のコーナ部に、凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む形状を挿入して加工経路を補正するものである。
作業者によって、加工プログラムは加工プログラム記憶手段31に予め格納されている。また、オフセット量も予め作業者によって設定され、オフセット量記憶手段33に格納されている。作業者が必要とする加工プログラムを加工プログラム記憶手段31から選択すると、加工プログラムが加工プログラム記憶手段31から加工プログラム解析手段32に渡される。加工プログラム解析手段32は、加工プログラム記憶手段31から渡された加工プログラムを解析し、加工プログラムの中からプログラム軌跡に関するデータを抽出し、これらをプログラム軌跡作成手段34に渡す。また、オフセット量の指令コードから、必要となるオフセット量をオフセット量記憶手段33に指示する。
プログラム軌跡作成手段34は、加工プログラム解析手段32からプログラム軌跡に関するデータを受け取り、プログラム軌跡を作成する。オフセット量記憶手段33は、加工プログラム解析手段32から指示されたオフセット量を選び出し、加工経路作成手段35に渡す。加工経路作成手段35は、プログラム軌跡作成手段34からプログラム軌跡に関するデータと、オフセット量記憶手段33から指令されたオフセット量を受け取り、プログラム軌跡にオフセット量をかけて、実際にワイヤが移動する加工経路を作成する。加工経路補正手段36は、加工経路作成手段35が作成した加工経路の凹円弧のコーナ部に、凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進むような形状を挿入して加工経路を補正する。
なお、実施形態1や実施形態2においてプログラム軌跡補正手段24(図9)や加工経路補正手段36(図10)が凹円弧のコーナ部に挿入する形状や周回回数は、予め機械に設定された値を使用してもよいし、作業者が操作画面から設定するようにしてもよい。また、挿入する形状と周回回数を指令するための指令コードを設けることによって設定してもよい。また、これらの実施形態は荒加工の場合であっても仕上加工の場合であっても効果的である。
図11は、実施形態1におけるプログラム軌跡補正手段24の処理を説明するフローチャートである。
ステップSA1で、加工プログラム軌跡作成手段23からプログラム軌跡を受け取る。
ステップSA2で、受け取ったプログラム軌跡をブロックごとに解析する。
ステップSA3で、解析結果が凹円弧のコーナ部であるか否かを判断する。凹円弧のコーナ部であればステップSA4に、そうでなければステップSA5に進む。
ステップSA4で、凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進むような形状を挿入して、プログラム軌跡を補正する。
ステップSA5で、全てのブロックの解析が終了したか否かを判断する。解析すべきブロックが残っている場合はステップSA2に戻り処理を継続する。全てのブロックの解析が終了していれば処理を終了する。
図12は、実施例2における加工経路補正手段36の処理を説明するフローチャートである。
ステップSB1で、加工経路作成手段35から加工経路を受け取る。
ステップSB2で、受け取った加工経路をブロックごとに解析する。
ステップSB3で、解析結果が凹円弧のコーナ部であるか否かを判断する。凹円弧のコーナ部であればステップSB4に、そうでなければステップSB5に進む。
ステップSB4で、凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進むような形状を挿入して、加工経路を補正する。
ステップSB5で、全てのブロックの解析が終了したか否かを判断する。解析すべきブロックが残っている場合はステップSB2に戻り処理を継続する。全てのブロックの解析が終了していれば処理を終了する。
本発明により、次のような効果が得られる。
実際のワイヤ放電加工を行うと、円弧半径の大きさや凹円弧コーナ前後の直線部の成す角の角度などの加工環境によってワイヤ電極のたわみ量が異なる。図1のような凹円弧コーナ部の取残しを除去するために、特許文献3のように本来の加工経路から逸脱するように(被加工物に食込むように)経路の補正を行うと、様々な加工環境が存在する中で補正量の大きさを適切な量に決めることが難しいという課題がある。
本発明は、取残しが発生している箇所では本来の加工経路から逸脱することはないのでこのような課題が生じることはなく、様々な加工環境で良好な加工精度を得ることができる。また、本来の加工経路から逸脱するように経路の補正を行ってもワイヤ電極のたわみ自体は解消しないので、被加工物の板厚が厚い場合には、被加工物の上下端では良好な加工精度が得られても板厚方向の真ん中部では取残しが発生するという課題もある。本発明の場合には、一度加工した後でワイヤのたわみが解消されて再度同じ経路を加工するので、被加工物の上から下まで均一で良好な精度が得られるという効果がある。
2 ワイヤ電極
3 加工経路
3a 円状の加工経路
3b 加工経路
3c 加工経路
3d 加工経路
4 加工方向
5 被加工物
6 取残し
7 加工方向
8 加工開始点

10 加工経路作成装置
11 加工プログラム記憶手段
12 加工プログラム解析手段
13 オフセット量記憶手段
14 プログラム軌跡作成手段
15 加工経路作成手段

20 加工経路作成装置
21 加工プログラム記憶手段
22 加工プログラム解析手段
23 加工プログラム軌跡作成手段
24 プログラム軌跡補正手段

30 加工経路作成装置
31 加工プログラム記憶手段
32 加工プログラム解析手段
33 オフセット量記憶手段
34 プログラム軌跡作成手段
35 加工経路作成手段
36 加工経路補正手段

Claims (15)

  1. 加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
    前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、
    該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、
    該プログラム軌跡作成手段により作成された形状が凹円弧のコーナ部を有する場合、前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む軌跡を挿入して前記プログラム軌跡を補正するプログラム軌跡補正手段と、
    を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機。
  2. 前記プログラム軌跡補正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つ円形であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤカット放電加工機。
  3. 前記プログラム軌跡補正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤカット放電加工機。
  4. 加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
    加工回数毎のワイヤオフセット量を記憶するオフセット量記憶手段と、
    前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、
    該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、
    該プログラム軌跡作成手段により作成されたプログラム軌跡から、前記オフセット量手段に記憶された前記ワイヤオフセットの分だけオフセットした加工経路を作成する加工経路作成手段と、
    該加工経路作成手段により作成された経路が凹円弧のコーナ部を有する場合、前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む経路を挿入して前記加工経路を補正する加工経路補正手段と、
    を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機。
  5. 前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧の始点と終点を端とする前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つ円形であることを特徴とする請求項4に記載のワイヤカット放電加工機。
  6. 前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項4に記載のワイヤカット放電加工機。
  7. 加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
    前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、
    該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、
    該プログラム軌跡作成手段により作成された形状が凹円弧のコーナ部を有する場合,当該凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む軌跡を挿入して前記プログラム軌跡を補正するプログラム軌跡補正手段と、
    を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機の加工経路作成装置。
  8. 前記プログラム軌跡補正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つことを特徴とする請求項7に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置。
  9. 前記プログラム軌跡正手段により挿入される軌跡は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項7に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置。
  10. 加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
    加工回数毎のワイヤオフセット量を記憶するオフセット量記憶手段と、
    前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、
    該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と、
    該プログラム軌跡作成手段により作成された加工軌跡から、前記オフセット量手段に記憶された前記ワイヤオフセットの分だけオフセットした加工経路を作成する加工経路作成手段と、
    該加工経路作成手段により作成された経路が凹円弧のコーナ部を有する場合、前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む経路を挿入して前記加工経路を補正する加工経路補正手段と、
    を有することを特徴とするワイヤカット放電加工機の加工経路作成装置。
  11. 前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つことを特徴とする請求項10に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置。
  12. 前記加工経路補正手段により挿入される経路は、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項10に記載のワイヤ放電加工機の加工経路作成装置。
  13. 加工プログラムを記憶する加工プログラム記憶手段と、
    前記加工プログラム記憶手段に記憶されている加工プログラムを解析する加工プログラム解析手段と、
    該加工プログラム解析手段による解析結果に基づいてプログラム軌跡を作成するプログラム軌跡作成手段と
    を有するワイヤ放電加工機において、
    該加工プログラム中の凹円弧のコーナ部に前記凹円弧の終点から始点に向かって凹円弧の内側を通って進み、前記凹円弧の始点から再び終点に向かって凹円弧上を進む軌跡を挿入してプログラム軌跡を作成して加工を行うことを特徴とするワイヤ放電加工の加工方法。
  14. 前記凹円弧のコーナ部に挿入する軌跡が、前記凹円弧と同じ中心位置および同じ半径を持つことを特徴とする請求項13に記載のワイヤ放電加工機の加工方法。
  15. 前記凹円弧のコーナ部に挿入する軌跡が、前記凹円弧の始点と終点を端とする線分または円弧であることを特徴とする請求項13に記載のワイヤ放電加工機の加工方法。
JP2013270023A 2013-12-26 2013-12-26 凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法 Expired - Fee Related JP5837031B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270023A JP5837031B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法
EP14197101.0A EP2889101B1 (en) 2013-12-26 2014-12-10 Machining path generator for a wire electrical discharge machine, wire electrical discharge machine with such a path generator and corresponding method for performing path compensation in concave corners
KR1020140187428A KR101734626B1 (ko) 2013-12-26 2014-12-23 오목 원호 코너부의 경로 보정을 실시하는 와이어 방전 가공기 및 와이어 방전 가공기의 가공 경로 작성 장치 및 와이어 방전 가공기의 가공 방법
CN201410821722.3A CN104741714B (zh) 2013-12-26 2014-12-24 线放电加工机及其加工路径制作装置、加工方法
US14/583,190 US9796034B2 (en) 2013-12-26 2014-12-25 Wire electrical discharge machine, machining path generator of wire electrical discharge machine, and machining method for use in wire electrical discharge machine for performing path compensation in concave arc corner portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270023A JP5837031B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015123544A true JP2015123544A (ja) 2015-07-06
JP5837031B2 JP5837031B2 (ja) 2015-12-24

Family

ID=52021064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013270023A Expired - Fee Related JP5837031B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9796034B2 (ja)
EP (1) EP2889101B1 (ja)
JP (1) JP5837031B2 (ja)
KR (1) KR101734626B1 (ja)
CN (1) CN104741714B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3539703A1 (en) 2018-03-14 2019-09-18 Fanuc Corporation Wire electrical discharge machine
WO2023095282A1 (ja) * 2021-11-26 2023-06-01 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機の制御装置、及び、ワイヤ放電加工機の制御方法
JP7424810B2 (ja) 2019-12-06 2024-01-30 ファナック株式会社 プログラム編集装置およびワイヤ放電加工機

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5815663B2 (ja) * 2013-12-26 2015-11-17 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機用のキー溝加工用加工経路生成装置
US9921567B2 (en) * 2014-02-21 2018-03-20 Samarinder Singh High speed smooth tool path
US10564625B2 (en) * 2014-02-21 2020-02-18 Samarinder Singh High speed tool path
JP6267156B2 (ja) * 2015-05-29 2018-01-24 ファナック株式会社 微小ブロックのコーナ制御を行うワイヤカット放電加工機用数値制御装置
JP6363642B2 (ja) * 2016-02-29 2018-07-25 ファナック株式会社 接線連続のコーナにおけるコーナ経路の最適化機能を有する数値制御装置
CN106180932A (zh) * 2016-07-29 2016-12-07 自贡市嘉特数控机械制造有限公司 电火花线切割机床加工工件的方法
CN110091016A (zh) * 2018-01-30 2019-08-06 鸿富锦精密工业(衡阳)有限公司 线切割加工方法

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364638A (en) * 1976-11-19 1978-06-09 Charmilles Sa Ateliers Method of working electrode of piece to be worked by etching sparking
JPS56146626A (en) * 1980-04-16 1981-11-14 Fanuc Ltd Wire-cut discharge processing method
JPS58217228A (ja) * 1982-06-08 1983-12-17 Mitsubishi Electric Corp ワイヤカツト放電加工方法
US4598190A (en) * 1982-04-22 1986-07-01 Charmilles Technologies, S.A. Method and apparatus for machining a workpiece in a travelling wire EDM apparatus
JPH04217426A (ja) * 1990-07-17 1992-08-07 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工方法及びその装置
US5185507A (en) * 1990-11-20 1993-02-09 Mitsubishi Denki K.K. Wire electric discharge machining method for machining entrance lines and apparatus therefor
JPH079261A (ja) * 1993-06-30 1995-01-13 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工方法及びその装置
JPH0724645A (ja) * 1993-06-30 1995-01-27 Seibu Electric & Mach Co Ltd ワイヤ放電加工装置
JPH10263933A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Hitachi Seiko Ltd ワイヤ放電加工方法およびワイヤ放電加工装置
JPH11207527A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Hitachi Bia Mechanics Kk ワイヤ放電加工方法およびワイヤ放電加工装置
US6184485B1 (en) * 1999-03-16 2001-02-06 Industrial Technology Research Institute Method of measuring flexure value of wire electrode
WO2002036295A1 (fr) * 2000-10-27 2002-05-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede et appareil d'usinage par etincelage a l'aide d'une electrode en fil
JP2008036720A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工機
JP2010023138A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工機の加工経路作成装置
WO2010050014A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
WO2013105235A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
JP2014121755A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Fanuc Ltd コーナ角度に応じて自動的に加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57114331A (en) 1980-12-30 1982-07-16 Fanuc Ltd Shape correcting method in wire-cut electric discharge machining
JPS59115125A (ja) 1982-12-23 1984-07-03 Fanuc Ltd 自動ワイヤカツト形状修正方式
JPS60108219A (ja) * 1983-11-17 1985-06-13 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工の制御法
KR920006654B1 (ko) * 1986-10-24 1992-08-14 미쓰비시덴기 가부시기가이샤 와이어 커트 방전 가공기
JPH01177919A (ja) * 1987-12-28 1989-07-14 Fanuc Ltd ワイヤカット加工のコーナ形状設定方式
JPH0373223A (ja) * 1989-08-15 1991-03-28 Amada Washino Co Ltd ワイヤ放電加工機におけるワイヤ補正方向、テーパの傾き方向の指示および表示方法
JPH0724645B2 (ja) * 1991-05-31 1995-03-22 修三 小野寺 モップ洗浄用自動吸水装置
JP3668607B2 (ja) * 1998-02-06 2005-07-06 株式会社ソディック ワイヤカット放電加工方法および装置
CN1102475C (zh) * 1998-08-28 2003-03-05 三菱电机株式会社 线放电加工方法和装置
JP2000107942A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Sodick Co Ltd ワイヤカット放電加工方法及びワイヤカット放電加工装置
JP4298764B2 (ja) 2007-04-10 2009-07-22 ファナック株式会社 ワイヤカット放電加工機の制御装置
JP4559526B2 (ja) 2008-06-10 2010-10-06 ファナック株式会社 ワイヤカット放電加工機の制御装置およびワイヤカット放電加工機の加工経路作成装置
US8829383B2 (en) * 2008-07-03 2014-09-09 Mitsubishi Electric Corporation Wire electric discharge machine and wire electric discharge machining method
JP5689431B2 (ja) * 2012-03-12 2015-03-25 ファナック株式会社 プログラム指令によって加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機の制御装置
JP5722382B2 (ja) * 2013-01-09 2015-05-20 ファナック株式会社 コーナ部で加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機
CN103231135A (zh) * 2013-03-20 2013-08-07 宁波虎兴数控科技有限公司 一种数控线切割机床控制器

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364638A (en) * 1976-11-19 1978-06-09 Charmilles Sa Ateliers Method of working electrode of piece to be worked by etching sparking
JPS56146626A (en) * 1980-04-16 1981-11-14 Fanuc Ltd Wire-cut discharge processing method
US4598190A (en) * 1982-04-22 1986-07-01 Charmilles Technologies, S.A. Method and apparatus for machining a workpiece in a travelling wire EDM apparatus
JPS58217228A (ja) * 1982-06-08 1983-12-17 Mitsubishi Electric Corp ワイヤカツト放電加工方法
JPH04217426A (ja) * 1990-07-17 1992-08-07 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工方法及びその装置
US5185507A (en) * 1990-11-20 1993-02-09 Mitsubishi Denki K.K. Wire electric discharge machining method for machining entrance lines and apparatus therefor
JPH079261A (ja) * 1993-06-30 1995-01-13 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工方法及びその装置
JPH0724645A (ja) * 1993-06-30 1995-01-27 Seibu Electric & Mach Co Ltd ワイヤ放電加工装置
JPH10263933A (ja) * 1997-03-24 1998-10-06 Hitachi Seiko Ltd ワイヤ放電加工方法およびワイヤ放電加工装置
JPH11207527A (ja) * 1998-01-20 1999-08-03 Hitachi Bia Mechanics Kk ワイヤ放電加工方法およびワイヤ放電加工装置
US6184485B1 (en) * 1999-03-16 2001-02-06 Industrial Technology Research Institute Method of measuring flexure value of wire electrode
WO2002036295A1 (fr) * 2000-10-27 2002-05-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede et appareil d'usinage par etincelage a l'aide d'une electrode en fil
JP2008036720A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工機
JP2010023138A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工機の加工経路作成装置
WO2010050014A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
WO2013105235A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
JP2014121755A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Fanuc Ltd コーナ角度に応じて自動的に加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3539703A1 (en) 2018-03-14 2019-09-18 Fanuc Corporation Wire electrical discharge machine
KR20190108495A (ko) 2018-03-14 2019-09-24 화낙 코퍼레이션 와이어 방전 가공기
TWI704022B (zh) * 2018-03-14 2020-09-11 日商發那科股份有限公司 線放電加工機
US10821533B2 (en) 2018-03-14 2020-11-03 Fanuc Corporation Wire electrical discharge machine
KR102187704B1 (ko) 2018-03-14 2020-12-07 화낙 코퍼레이션 와이어 방전 가공기
JP7424810B2 (ja) 2019-12-06 2024-01-30 ファナック株式会社 プログラム編集装置およびワイヤ放電加工機
US11954459B2 (en) 2019-12-06 2024-04-09 Fanuc Corporation Program editing device of program path for wire electrode and wire electrical discharge machine thereof
WO2023095282A1 (ja) * 2021-11-26 2023-06-01 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機の制御装置、及び、ワイヤ放電加工機の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2889101A3 (en) 2015-10-07
US20150183039A1 (en) 2015-07-02
JP5837031B2 (ja) 2015-12-24
EP2889101B1 (en) 2018-08-22
CN104741714A (zh) 2015-07-01
KR101734626B1 (ko) 2017-05-11
US9796034B2 (en) 2017-10-24
KR20150076104A (ko) 2015-07-06
EP2889101A2 (en) 2015-07-01
CN104741714B (zh) 2017-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5837031B2 (ja) 凹円弧コーナ部の経路補正を行うワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工経路作成装置およびワイヤ放電加工機の加工方法
US7888617B2 (en) Controller for wire-cut electrical discharge machine
JP5689431B2 (ja) プログラム指令によって加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機の制御装置
US10189103B2 (en) Wire electrical discharge machining apparatus
US10029324B2 (en) Wire electric discharge machine having corner shape compensation function
JP5722382B2 (ja) コーナ部で加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機
JP5734270B2 (ja) コーナ角度に応じて自動的に加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機
CN102059583A (zh) 大型难切削零件的精加工方法
CN110825027A (zh) 加工路径生成装置以及数值控制装置
US11642734B2 (en) Wire electrical discharge machine, machining program editor, wire electrode moving method and machining program editing method
CN105717874B (zh) 一种五轴数控加工奇异区域刀位点优化方法
JP2004148472A (ja) 放電加工方法
Dotcheva et al. Modelling and optimisation of up-and down-milling processes for a representative pocket feature
Gallego et al. Precision, stability and productivity increase in throughfeed centerless grinding
JPWO2018189806A1 (ja) ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法
TWI535514B (zh) 提升螺紋車削速度與加工精度之數值控制系統及方法
JP2015083334A (ja) コーナ角度に応じて自動的に加工経路の補正を行うワイヤ放電加工機
CN109270890B (zh) 工件车加工方法和车加工控制系统
TWI588632B (zh) Methods to reduce the depth of incoming line marks
JP2015047683A (ja) 円筒状工具を用いた加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5837031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees