JP2015113624A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】換気性能を良好なものとしながら開口枠に対する障子の開度を十分に大きいものとすることができる建具を提供する。
【解決手段】開口枠に対して開閉移動する障子とを備えた建具において、障子は、開口枠により形成される開口を閉塞する閉塞位置とこれより開口枠の見込み方向に沿って変位した換気位置との間で開口枠の見込み方向に沿って開閉移動するとともに、換気位置とこれより躯体の表面に沿って変位した開放位置との間で躯体の表面に沿って開閉移動するものであり、開口枠を構成する右縦枠は、開口縁部に取り付けられて開口を形成する固定枠部と、障子に連係部材30を介して連係され、かつ障子が閉塞位置と換気位置との間で開閉移動する場合には固定枠部に対向配置して障子の開閉移動を許容する一方、障子が換気位置と開放位置との間で開閉移動する場合には障子とともに開閉移動する可動枠部14bとを備えている。
【選択図】図8
【解決手段】開口枠に対して開閉移動する障子とを備えた建具において、障子は、開口枠により形成される開口を閉塞する閉塞位置とこれより開口枠の見込み方向に沿って変位した換気位置との間で開口枠の見込み方向に沿って開閉移動するとともに、換気位置とこれより躯体の表面に沿って変位した開放位置との間で躯体の表面に沿って開閉移動するものであり、開口枠を構成する右縦枠は、開口縁部に取り付けられて開口を形成する固定枠部と、障子に連係部材30を介して連係され、かつ障子が閉塞位置と換気位置との間で開閉移動する場合には固定枠部に対向配置して障子の開閉移動を許容する一方、障子が換気位置と開放位置との間で開閉移動する場合には障子とともに開閉移動する可動枠部14bとを備えている。
【選択図】図8
Description
本発明は、建具に関し、より詳細には、例えば平行突き出し窓のように障子全体を開口枠の見込み方向に開閉移動させる建具に関するものである。
例えば平行突き出し窓のような建具の従来技術としては、例えば特許文献1に記載のものが提供されている。この建具は、開口枠と障子との間にリンク部材を備えている。リンク部材は、開口枠の上枠部材と障子の上框部材との間、並びに開口枠の下枠部材と下框部材との間をそれぞれ連結する左右のリンクアームを備えている。これらリンクアームは、一端が回動軸連結され、他端がスライド連結されている。
このような建具においては、すべてのリンクアームを開口枠の見込み方向に沿って回動させることで開口枠に対して障子を平行に突き出すよう開移動させることが可能であるとともに、障子が開口枠を閉じた状態にある場合に左右一方のリンクアームを開口枠の見込み方向に沿って回動させることで開口枠に対して障子の左右一方を開移動させることが可能である。そして、かかる構成を採用する結果、風の向きに応じて障子を開移動させることで換気性能を向上させることができる。
ところが、上述した特許文献1に提案されているような建具では、左右のリンクアームの回動を調整することにより障子を開口枠に対して開移動させているので、障子の左右一方を開移動させる場合にも開口枠に対する障子の開度が十分に大きなものとはならなかった。
本発明は、上記実情に鑑みて、換気性能を良好なものとしながら開口枠に対する障子の開度を十分に大きいものとすることができる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建具は、躯体の開口縁部に枠部材が配設されることにより構成される開口枠と、前記開口枠に対して開閉移動する障子とを備えた建具において、前記障子は、前記開口枠により形成される開口を閉塞する閉塞位置と該閉塞位置より前記開口枠の見込み方向に沿って変位した換気位置との間で前記開口枠の見込み方向に沿って開閉移動するとともに、前記換気位置と該換気位置より前記躯体の表面に沿って変位した開放位置との間で前記躯体の表面に沿って開閉移動するものであり、前記開口枠を構成する一の枠部材は、前記開口縁部に取り付けられて前記開口を形成する固定枠部と、前記障子に連係部材を介して連係され、かつ前記障子が前記閉塞位置と前記換気位置との間で開閉移動する場合には前記固定枠部に対向配置して該障子の開閉移動を許容する一方、前記障子が前記換気位置と前記開放位置との間で開閉移動する場合には該障子とともに開閉移動する可動枠部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、開口枠の一の枠部材を構成し、かつ障子に連係部材を介して連係される可動枠部が、障子が閉塞位置と換気位置との間を開閉移動する場合には固定枠部に対向配置して障子が開閉移動することを許容する一方、障子が換気位置と開放位置との間で開閉移動する場合には、障子とともに開閉移動するので、障子を開口枠から離脱させた位置に向けて移動させることもでき、開口枠に対する障子の開度を十分に大きくすることができる。しかも障子が換気位置に位置して開口枠の開口を開放する場合には、例えば四方向で換気を行うことができて換気性能を良好なものとすることができる。
また本発明は、上記建具において、前記枠部材は、見込み面に換気口が形成されており、前記障子は、前記閉塞位置に位置する場合には前記開口と前記換気口とが連通することを規制する一方、前記換気位置に位置する場合には該開口と前記換気口とが連通することを許容することを特徴とする。
この発明によれば、障子が、閉塞位置に位置する場合には開口と換気口とが連通することを規制する一方、換気位置に位置する場合には開口と換気口とが連通することを許容するので、障子が換気位置に位置するときには換気口を通過する空気が開口を通過することができるとともに開口を通過する空気が換気口を通過することができる。これにより、例えば四方向で換気を行うことができて換気性能を良好なものとすることができる。また、換気口が開口枠を構成する各枠部材に形成されているので、障子の見込み方向の寸法を大きくする必要がなく、従来用いられている障子と見込み方向の寸法が同程度のものを用いることができる。これにより、障子全体の重量が過大なものとなる虞れがなく、障子を良好に開閉移動させることができる。
また本発明は、上記建具において、前記可動枠部は、見込み面に前記換気口が形成されていることを特徴とする。
この発明によっても、障子が、閉塞位置に位置する場合には開口と換気口とが連通することを規制する一方、換気位置に位置する場合には開口と換気口とが連通することを許容するので、障子が換気位置に位置するときには換気口を通過する空気が開口を通過することができるとともに開口を通過する空気が換気口を通過することができる。これにより、例えば四方向で換気を行うことができて換気性能を良好なものとすることができる。また、換気口が開口枠を構成する各枠部材に形成されているので、障子の見込み方向の寸法を大きくする必要がなく、従来用いられている障子と見込み方向の寸法が同程度のものを用いることができる。これにより、障子全体の重量が過大なものとなる虞れがなく、障子を良好に開閉移動させることができる。
また本発明は、上記建具において、前記閉塞位置と前記換気位置との間で前記障子が開閉移動することを案内する第1レール部と、前記換気位置と前記開放位置との間で前記障子が開閉移動することを案内する第2レール部とを備え、前記可動枠部は、前記第2レール部に進入する被案内部材が取り付けられ、かつ該被案内部材が前記第2レール部の延在方向に沿って案内されることで開閉移動することを特徴とする。
この発明によれば、可動枠部は、自身に取り付けられた被案内部材が換気位置と開放位置との間で障子が開閉移動することを案内する第2レール部の延在方向に沿って案内されることで開閉移動するので、第2レール部の延在方向に沿って安定的に移動することができる。
また本発明は、上記建具において、前記連係部材は、一端部が前記障子に回動自在に配設されたアームと、前記可動枠部に配設され、かつ前記アームの他端部に形成された係合突起が進入して自身の延在方向に沿って移動することを許容する係合溝を有するアーム受けとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、障子に回動自在に配設されたアームの他端部に形成された係合突起がアーム受けの係合溝を該係合溝の延在方向に沿って移動することで障子と可動枠部との互いの見込み方向の距離を可変させることができる。
本発明によれば、換気性能を良好なものとしながら開口枠に対する障子の開度を十分に大きいものとすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である建具を室内側から見た場合を示す正面図であり、図2は、本発明の実施の形態である建具を室外側から見た場合を示す背面図である。図3は、図1のA−A線断面図であり、図4は、図1のB−B線断面図であり、図5は、図1の横断面図である。ここで例示する建具は、開口枠10と障子20とを備えて構成されている。
開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14の各枠部材を四周枠組みすることによって構成されるもので、これら枠部材が躯体1の開口縁部2に配設されることにより矩形状の開口10aを形成している。
上枠11は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材により構成されるもので、室外側端部111が躯体1から室外側に張り出すように配設されている。より詳細に説明すると、上枠11は、室内側端部112が躯体1にビス等を介して取り付けられるとともに、室外側端部111が躯体1の外表面に設けられた取付支持部材113にボルト等を介して取り付けられることで、室外側端部111が躯体1から室外側に張り出すように配設されている。尚、取付支持部材113は、左右方向が長手方向となる長尺状のものである。
このような上枠11の室外側端部111における見込み面には、該上枠11の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう複数の矩形状の換気口111aが形成されている。これら換気口111aは、該見込み面を上下に貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
また上枠11には、図6に示すように、左側上枠レール114及び右側上枠レール115が形成されている。左側上枠レール114は、上枠11の見込み面に開放するよう形成されるもので、上枠11の左端部において見込み方向に沿って延在する第1左側上枠レール部114aと、この第1左側上枠レール部114aの室外端部に連続して右側に向けて上枠11の長手方向に沿って延在する第2左側上枠レール部114bとを有している。
右側上枠レール115は、上枠11の見込み面に開放するよう形成されるもので、上枠11の右端部において見込み方向に沿って延在する第1右側上枠レール部115aと、この第1右側上枠レール部115aの室外端部に連続して右側に向けて上枠11の長手方向に沿って延在する第2右側上枠レール部115bとを有している。この右側上枠レール115は、左側上枠レール114とは連通していない。
このような上枠11の右側には、上側延設枠15が配設されている。上側延設枠15は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材により構成されるもので、上枠11の右端部に連続するよう上記取付支持部材113にボルト等を介して取り付けられることで躯体1の外表面に配設されている。
この上側延設枠15には、図6に示すように、上側延設レール151が形成されている。上側延設レール151は、上側延設枠15の見込み面に開放するよう形成されるもので、上側延設枠15の長手方向に沿って延在している。この上側延設レール151の左端部は、上記右側上枠レール115の第2右側上枠レール部115bの右端部に連通している。この上側延設レール151のレール幅は、左側上枠レール114及び右側上枠レール115のレール幅と同等の大きさを有している。
上記上枠11及び上側延設枠15の上方域の躯体1の外表面には、カバー部材16が配設されている。カバー部材16は、左右方向が長手方向となる長尺状のものであり、カバー基体161と室外側カバー162とを備えて構成されている。
カバー基体161は、基部161aと下延部161bとを有している。基部161aは、平板状部位であり、その基端部がビス等の取付部材を介して躯体1の外表面に取り付けられている。下延部161bは、基部161aの先端部より室外側に向けて漸次下方に傾斜するよう延在した後に下方に向けて延在する部位である。このカバー基体161の上面、すなわち基部161aの上面には下延部161bの上方域を覆う庇161cが取り付けられている。
室外側カバー162は、上端部がカバー基体161の下延部161bにビス等を介して取り付けられており、上枠11及び上側延設枠15の室外側領域を覆うものである。この室外側カバー162の下端部には、室内側に向けて突出するようモヘア162aが取り付けられている。
上記取付支持部材113において、上枠11における換気口111aが形成された領域の上方側に相当する部分には、取付支持部材113の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう複数の換気口113aが形成されている。これら換気口113aは、換気口111aと同様に図示せぬ防虫網で覆われている。
また、上記カバー部材16において、上枠11に対応するカバー基体161の下延部161bには、カバー基体161の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう複数の換気口163が形成されている。これら換気口163は、換気口111aと同様に図示せぬ防虫網で覆われている。
下枠12は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材により構成されるもので、室外側端部121が躯体1から室外側に張り出すように配設されている。より詳細に説明すると、下枠12は、室内側端部122が躯体1にビス等を介して取り付けられるとともに、室外側端部121が躯体1の室外側に設けられた載置面17にビス等を介して取り付けられることで、室外側端部121が躯体1から室外側に張り出すように配設されている。
このような下枠12の室外側端部121には、換気口121a,121bが形成されている。換気口121aは、下枠12の室外側端部121における上部の見込み面において、該下枠12の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口121aは、該見込み面を上下に貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
換気口121bは、下枠12の室外側端部121における下部の見込み面において、該下枠12の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口121bは、該見込み面を上下に貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
また下枠12には、図7に示すように、第1下枠レール123、第2下枠レール124及び第3下枠レール125が形成されている。第1下枠レール123は、下枠12の見込み面に開放するよう形成されるもので、下枠12の左端部において見込み方向に沿って延在するものである。第2下枠レール124は、下枠12の見込み面に開放するよう形成されるもので、下枠12の右端部において見込み方向に沿って延在するものである。第3下枠レール125は、下枠12の見込み面に開放するよう形成されるもので、下枠12の長手方向に沿って延在するものである。この第3下枠レール125は、第1下枠レール123及び第2下枠レール124に連通している。
このような下枠12の右側には、下側延設枠18が配設されている。下側延設枠18は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材により構成されるもので、下枠12の右端部に連続するよう、上記載置面17に配設されている。
この下側延設枠18には、図7に示すように、下側延設レール181が形成されている。下側延設レール181は、下側延設枠18の見込み面に開放するよう形成されるもので、下側延設枠18の長手方向に沿って延在している。この下側延設レール181の左端部は、上記第3下枠レール125の右端部に連通している。この下側延設レール181のレール幅は、第1下枠レール123、第2下枠レール124及び第3下枠レール125のレール幅と同等の大きさを有している。
左側の縦枠(以下、左縦枠ともいう)13は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材により構成されるもので、室外側端部131が躯体1から室外側に張り出すように配設されている。より詳細には、左縦枠13は、室内側端部132が躯体1にビス等を介して取り付けられるとともに、室外側端部131が躯体1の外表面にビス等を介して取り付けられることで、室外側端部131が躯体1から室外側に張り出すように配設されている。
このような左縦枠13の室外側端部131には、換気口131a,131b,131cが形成されている。換気口131aは、左縦枠13の室外側端部131における右側の見込み面において、該左縦枠13の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口131aは、該見込み面を左右に貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
換気口131bは、左縦枠13の室外側端部131における左側の見込み面において、該左縦枠13の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口131bは、該見込み面を左右に貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
換気口131cは、左縦枠13の室外側端部131における室外側の見付け面において、該左縦枠13の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口131cは、該見付け面を見込み方向に沿って貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
また、左縦枠13の室外側端部131には、規制板133が設けられている。規制板133は、換気口131bと換気口131cとの間の部分から室内側に向かうに連れて漸次右側に傾斜するよう配設されている。この規制板133は、換気口131cから進入した空気が換気口131bに短絡的に通過すること、あるいは換気口131bから進入した空気が換気口131cに短絡的に通過することを規制するものである。
更に、左縦枠13の室外側端部131における室外側の見付け面の右端部には、室内側に向けて突出するようモヘア134が取り付けられている。
右側の縦枠(以下、右縦枠ともいう)14は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材により構成されるもので、固定枠部14aと可動枠部14bとを備えて構成されている。
固定枠部14aは、躯体1にビス等を介して取り付けられることで、室外側端部131が躯体1から僅かに室外側に張り出すように配設されている。この固定枠部14aの室外側端部には、室外側に向けて突出するようモヘア141が配設されている。可動枠部14bの構成については後述する。
障子20は、上框21、下框22及び左右一対の縦框23,24の框部材を四周框組みし、更にこれらの框部材の間にガラス板等の面材25を支持させて構成されたものである。このような障子20を構成する上框21には、左右一対の上部戸車211が配設されている。上部戸車211は、上框21より上方に突出するロッド状部材に挿通されて該ロッド状部材の中心軸回りに回転可能に設けられている。この上部戸車211は、上下に二つ設けられており、それぞれ最大幅が左側上枠レール114及び右側上枠レール115のレール幅よりも大きいものである。すなわち上部戸車211は、それぞれ最大幅が左側上枠レール114が上枠11の見込み面に開放する最小幅、並びに右側上枠レール115が上枠11の見込み面に開放する最小幅よりも大きいものである。
下框22には、左右一対の下部摺動子221が配設されている。下部摺動子221は、下框22より下方に突出するロッド状部材に挿通されるよう設けられている。
この下框22には、下側当接部材222が設けられている。この下側当接部材222は、下方に向けて突出するよう設けられており、詳細は後述するが、載置面17に配設された室外側床17aに当接可能なものである。
このような障子20は、一方の上部戸車211が左側上枠レール114の第1左側上枠レール部114aに室内側から進入するとともに、他方の上部戸車211が右側上枠レール115の第1右側上枠レール部115aに室内側から進入し、更に一方の下部摺動子221が第1下枠レール123に室内側から進入するとともに、他方の下部摺動子221が第2下枠レール124に室内側から進入することで、各上部戸車211の一部が左側上枠レール114及び右側上枠レール115のレール面に載置されることで吊り下げられた状態となる。尚、図には明示していないが、上部戸車211のうち上方側のものが第1左側上枠レール部114a及び第1右側上枠レール部115aのそれぞれにおいて例えば左側に形成されたレール面に載置され、かつ下方側のものが第1左側上枠レール部114a及び第1右側上枠レール部115aのそれぞれにおいて例えば右方側に形成されたレール面に載置されている。
図8は、図5のC−C線断面図である。この図8を図1〜7と合わせて適宜利用しながら上記右縦枠14を構成する可動枠部14bについて説明する。
可動枠部14bは、上下方向が長手方向となる長尺状のものであり、その上面及び下面に上部戸車142a及び下部摺動子142bがそれぞれ配設されている。上部戸車142aは、上面より上方に突出するロッド状部材に挿通されて該ロッド状部材の中心軸回りに回転可能に設けられている。この上部戸車142aは、上下に二つ設けられており、それぞれの最大幅が右側上枠レール115や上側延設レール151のレール幅よりも大きいものである。下部摺動子142bは、下面より下方に突出するロッド状部材に挿通されるよう設けられており、最大幅が第3下枠レール125や下側延設レール181のレール幅よりも大きいものである。すなわち上部戸車142aは、最大幅が右側上枠レール115が上枠11の見込み面に開放する最小幅、並びに上側延設レール151が上側延設枠15の見込み面に開放する最小幅よりも大きいものである。
このような可動枠部14bは、上部戸車142aが上側延設レール151に進入するとともに、下部摺動子221が下側延設レール181に進入することで、上部戸車142aが上側延設レール151のレール面に載置されて吊り下げられた状態となる。より詳細には、図8から明らかなように、上部戸車142aのうち上方側のものが上側延設レール151の室内側に形成されたレール面に載置され、下方側のものが上側延設レール151の室外側に形成されたレール面に載置されている。
また、可動枠部14bは、複数(図示の例では2つ)の連係部材30を介して障子20に連係されている。これら連係部材30は、同様の構成を有しており、上下にそれぞれ設けられている。かかる連係部材30は、アーム31とアーム受け32とを備えて構成されている。
アーム31は、長尺状の部材であり、その一端部が障子20の右側の縦框(以下、右縦框ともいう)24の右側の見込み面に回動自在に配設されている。このアーム31の他端部には右側に向けて突出する係合突起31aが形成されている。
アーム受け32は、可動枠部14bの左側の見込み面におけるアーム31より下方域に配設されている。このアーム受け32は、上下方向が長手方向となる長尺状のものであり、上下方向に沿って延在する係合溝32aが形成されている。係合溝32aは、下方が開放されており、下方より進入したアーム31の係合突起31aが上下方向に移動することを許容している。尚、アーム受け32の下方の開放は、係合突起31aが進入された後に閉塞部材33により適宜閉塞されている。
このような連係部材30により障子20と連係される可動枠部14bは、障子20との互いの左右方向の距離が一定に保持されており、障子20との互いの見込み方向の距離を可変させることができる。
更に、可動枠部14bには、換気口143a,143b,143cが形成されている。換気口143aは、左側の見込み面のアーム受け32より室内側の領域に、該可動枠部14bの長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口143aは、該見込み面を左右に貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
換気口143bは、右側の見込み面において、該可動枠部14bの長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口143bは、該見込み面を左右に貫通しており、防虫網で覆われている。
換気口143cは、可動枠部14bの室外側の見付け面において、該可動枠部14bの長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう形成されている。この換気口143cは、該見付け面を見込み方向に沿って貫通しており、図示せぬ防虫網で覆われている。
上記可動枠部14bの上面及び下面にはモヘア144a,144bが配設されている。これにより可動枠部14bは、上側延設枠15及び下側延設枠18にモヘア144a,144bを介して接することが可能である。また、可動枠部14bの室外側端部には、左側に向けて突出するようモヘア144cが配設されている。
以上のような構成を有する建具においては、障子20の各上部戸車211が第1左側上枠レール部114a及び第1右側上枠レール部115aを室内側に向けて転動するとともに障子20の各下部摺動子221が第1下枠レール123及び第2下枠レール124を室内側に向けて摺動することで、障子20が、図9に示すように閉塞位置に位置する。このように障子20が閉塞位置に位置すると、図1〜図3及び図5に示すように開口枠10の開口10aを閉塞する。この場合において、障子20を構成する各框部材21等の室内側の見付け面は、開口枠10を構成する各枠部材11等に適宜取り付けられた当接部材19に当接している。
障子20が閉塞位置に位置して開口枠10の開口10aを閉塞する場合、右縦枠14を構成する可動枠部14bは、該右縦枠14を構成する固定枠部14aの室外側に位置している。尚、このように可動枠部14bが固定枠部14aの室外側に位置していることでモヘア141が可動枠部14bの室内側端部に接触している(図5参照)。
このように障子20が閉塞位置に位置することにより開口枠10の開口10aを閉塞すると、障子20の室外側に各枠部材11等に設けられた換気口111a等が位置することとなる。そのため、各換気口111a等と開口10aとが連通することが規制される。
閉塞位置に位置する障子20の図示せぬハンドルが操作されることで障子20が閉塞位置に保持される状態が解除されて室外側に向けて押圧されると、各上部戸車211が第1左側上枠レール部114a及び第1右側上枠レール部115aを室外側に向けて転動するとともに各下部摺動子221が第1下枠レール123及び第2下枠レール124を室外側に向けて摺動することで、障子20が室外側に向けて開移動する。すなわち障子20は、開口枠10の見込み方向に沿って室外側に向けて平行に開移動する。
そして、上部戸車211が第2左側上枠レール部114bとの連通部位及び第2右側上枠レール部115bとの連通部位まで転動するとともに、下部摺動子221が第3下枠レール125との連通部位まで摺動することで、障子20は、図10に示すように換気位置に位置する。
図11は、障子20が換気位置に位置する場合の建具の縦断面図であり、図12は、障子20が換気位置に位置する場合の建具の横断面図である。
これら図11及び図12に示すように、障子20が換気位置に位置する場合には、上框21の室外側の見付け面がモヘア162aに接触し、左縦框23の室外側の見付け面がモヘア134に接触し、右縦框24の右側の見込み面がモヘア144cに接触する。また、障子20が換気位置に位置する場合にも、可動枠部14bは固定枠部14aの室外側に位置し続け、障子20が閉塞位置に位置する場合と変わらずにモヘア144aが上側延設枠15に接触し、モヘア144bが下側延設枠18に接触している。また、下框22の下側当接部材222が載置面17に配設された室外側床17aに当接している。
このようにモヘア162aが上框21の室外側の見付け面に接触し、モヘア134が左縦框23の室外側の見付け面に接触し、モヘア144cが右縦框24の右側の見込み面に接触し、下側当接部材222が室外側床17aに当接することで、障子20と開口枠10との隙間が各モヘア162a等や下側当接部材222により塞ぐことができる。更に、モヘア144aが上側延設枠15に接触してモヘア144bが下側延設枠18に接触していることで、換気位置に位置する障子20の室内側に防虫空間を形成することができる。
そして、障子20が換気位置に位置することで、各換気口111a等が障子20の室内側に位置することとなり、各換気口111a等と開口10aとが連通する。より詳細に説明すると次のようになる。
上方側では、換気口111a、換気口113a及び換気口163と開口10aとが連通して、これら換気口111a等及び開口10aを介して躯体1の内部と外部との間で空気が通過することになる。下方側では、換気口121a,121bと開口10aとが連通して、これら換気口121a等及び開口10aを介して躯体1の内部と外部との間で空気が通過することになる。
左側では、換気口131a、換気口131b及び換気口131cと開口10aとが連通して、これら換気口131a等及び開口10aを介して躯体1の内部と外部との間で空気が通過することになる。この場合に、左縦枠13の室外側端部131には規制板133が設けられているので、換気口131cから進入した空気が換気口131bに短絡的に通過すること、あるいは換気口131bから進入した空気が換気口131cに短絡的に通過することが規制される。
右側では、換気口143a,143b,143cと開口10aとが連通して、これら換気口143a等及び開口10aを介して躯体1の内部と外部との間で空気が通過することになる。
このように障子20が換気位置に位置することで、四方向で換気を行うことができる。尚、このように障子20が換気位置に位置する場合、図11に示すように、上部戸車211のうち上方側のものが第2左側上枠レール部114b及び第2右側上枠レール部115bのそれぞれにおいて例えば室内側に形成されたレール面に載置され、かつ下方側のものが第2左側上枠レール部114b及び第2右側上枠レール部115bのそれぞれにおいて例えば室外側に形成されたレール面に載置されている。
換気位置に位置する障子20が右側に向けて押圧されると、一方の上部戸車211が第2左側上枠レール部114bを右側に向けて転動し、他方の上部戸車211が第2右側上枠レール部115bを転動した後に上側延設レール151を右側に向けて転動し、更に各下部摺動子221が第3下枠レール125を摺動した後に下側延設レール181を右側に向けて摺動することで、障子20は、図13に示すように右側に向けて開移動する。
障子20が換気位置から右側に向けて開移動する場合に、該障子20に連係部材30を介して連係される可動枠部14bも、上部戸車142aが上側延設レール151を右側に向けて転動し、下部摺動子142bが下側延設レール181を右側に向けて摺動することで障子20の開移動に伴って一体的に開移動する。
そして、一方の上部戸車211が第2左側上枠レール部114bの右端部に当接することで、障子20及び可動枠部14bの右側に向けての開移動が規制され、障子20は、図14に示すように開放位置に位置する。これにより、開口枠10に対する障子20の開度を十分に確保することができ、開口枠10の開口10aを通じて人が出入りすることもできる。
ところで、開放位置に位置する障子20を閉移動させて開口10aを閉塞させるには、次のような手順で行えばよい。
開放位置に位置する障子20が左側に向けて押圧されると、一方の上部戸車211が第2左側上枠レール部114bを左側に向けて転動し、他方の上部戸車211が上側延設レール151を転動した後に第2右側上枠レール部115bを左側に向けて転動し、更に各下部摺動子221が下側延設レール181を摺動した後に第3下枠レール125を左側に向けて摺動することで、障子20は、左側に向けて閉移動する。
障子20が開放位置から左側に向けて閉移動する場合に、該障子20に連係部材30を介して連係される可動枠部14bも、上部戸車142aが上側延設レール151を左側に向けて転動し、下部摺動子142bが下側延設レール181を左側に向けて摺動することで障子20の閉移動に伴って一体的に閉移動する。
そして、一方の上部戸車211が第2左側上枠レール部114bの左端部に当接することで、障子20及び可動枠部14bの左側に向けての閉移動が規制され、障子20は、換気位置に位置する(図10参照)。障子20が換気位置に位置する場合は、上述したように四方向で換気を行うことができる。
換気位置に位置する障子20が室内側に向けて押圧されると、各上部戸車211が第1左側上枠レール部114a及び第1右側上枠レール部115aを室内側に向けて転動するとともに各下部摺動子221が第1下枠レール123及び第2下枠レール124を室内側に向けて摺動することで、障子20が室内側に向けて閉移動する。すなわち障子20は、開口枠10の見込み方向に沿って室内側に向けて平行に閉移動する。その後に障子20は、各框部材21等の室内側の見付け面が当接部材19に当接して閉塞位置に達することで開口枠10の開口10aを閉塞し、ハンドルが操作されることにより閉塞位置に保持される(図9参照)。
障子20が換気位置から閉塞位置に向けて閉移動する場合に、該障子20に連係部材30を介して連係される可動枠部14bは、固定枠部14aの室外側に位置し、障子20のみが閉移動することを許容する。このように可動枠部14bは、障子20が閉塞位置と換気位置との間で開閉移動する場合には固定枠部14aに対向配置して障子20が開閉移動することを許容する一方、障子20が換気位置と開放位置との間で開閉移動する場合には、障子20とともに開閉移動するものである。
以上のような構成を有する建具においては、左側上枠レール114の第1左側上枠レール部114a、右側上枠レール115の第1右側上枠レール部115a、第1下枠レール123及び第2下枠レール124が、開口枠10の開口10aを閉塞する閉塞位置と、該閉塞位置より開口枠10の見込み方向に沿って変位した換気位置との間で障子20が開口枠10の見込み方向に沿って開閉移動することを案内する第1レール部を構成している。また、左側上枠レール114の第2左側上枠レール部114b、右側上枠レール115の第2右側上枠レール部115b、第3下枠レール125、上側延設レール151及び下側延設レール181が換気位置と開放位置との間で障子20が躯体1の表面に沿って開閉移動することを案内する第2レール部を構成している。
また、上記建具において、障子20は、閉塞位置に位置する場合には、障子20を構成する各框部材21等の室内側の見付け面が当接部材19に当接される一方、換気位置に位置する場合には、上框21の室外側の見付け面がモヘア162aに接触し、かつ左縦框23の室外側の見付け面がモヘア134に接触することから、閉塞位置と換気位置との間は、開口枠10を構成する各枠部材11等の見込み方向の寸法内で開閉移動している。
更に、上記建具においては、障子20の上部戸車211及び下部摺動子221が、第1レール部及び第2レール部に進入し、これらレール部の延在方向に沿って案内される被案内部材を構成している。
また更に、上記建具においては、可動枠部14bの上部戸車142a及び下部摺動子142bが、第2レール部に進入し、この第2レール部の延在方向に沿って案内される被案内部材を構成している。
そして、本発明の実施の形態である建具によれば、障子20が、閉塞位置に位置して開口枠10の開口10aを閉塞する場合には、換気口111a等と開口10aとが連通することを規制する一方、換気位置に位置して上記開口10aを開放する場合には、換気口111a等と開口10aとが連通することを許容するので、例えば四方向で換気を行うことができて換気性能を良好なものとすることができる。また、換気口111a等が開口枠10を構成する各枠部材11等に形成されているので、障子20を構成する各框部材21等の見込み方向の寸法を大きくする必要がなく、従来用いられている障子と見込み方向の寸法が同程度のものを用いることができる。これにより、障子20全体の重量が過大なものとなる虞れがない。よって、換気性能を良好なものとしながら、障子20を良好に開閉移動させることができる。
上記建具によれば、開口枠10を構成する各枠部材11等は、一部が躯体1の外部に張り出すよう開口縁部2に配設され、かつ躯体1より外部に張り出す部分の見込み面に換気口111a等が形成されており、障子20が各枠部材11等の見込み方向の寸法内で開閉移動するので、各枠部材11等の外部にシャッタや格子等の種々の部材を設けることができる。
上記建具によれば、開口枠10の右縦枠14を構成し、かつ障子20に連係部材30を介して連係される可動枠部14bが、障子20が閉塞位置と換気位置との間を開閉移動する場合には固定枠部14aの室外側に対向配置して障子20が開閉移動することを許容する一方、障子20が換気位置と開放位置との間で開閉移動する場合には、障子20とともに開閉移動するので、障子20を開口枠10の室外側から離脱させた位置に向けて移動させることもでき、開口枠10に対する障子20の開度を十分に大きくすることができる。しかも障子20が換気位置に位置する場合には、換気口111a等と開口10aとが連通することを許容するので、例えば四方向で換気を行うことができて換気性能を良好なものとすることができる。よって、換気性能を良好なものとしながら開口枠10に対する障子20の開度を十分に大きいものとすることができる。
上記建具によれば、換気口111a等は防虫網で覆われているので、防虫性能を良好なものとすることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明これに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、障子20を閉塞位置と換気位置との間で開閉移動させるととともに、換気位置と開放位置との間で躯体1の外表面に沿って開閉移動させるものであったが、本発明においては、障子を開口枠の見込み方向に沿って開閉移動させることができれば、その他の障子の開閉移動方向については特に限定されるものではない。例えば、障子が換気位置に位置する場合に、一方の縦框が開口枠から離隔するよう他方の縦框の長手方向に沿った中心軸を中心として開閉移動するものであっても良い。
上述した実施の形態では、開口枠10の開口10aを閉塞する障子20を室外側に開移動させるものであったが、本発明においては、開口枠の開口を閉塞する障子を室内側に開移動させるものであっても良い。
上述した実施の形態では、障子20が各枠部材の見込み方向の寸法内で開閉移動するものであったが、本発明においては、各枠部材の見込み方向の寸法内で開閉移動しなくても構わない。
上述した実施の形態では、換気口111a等は防虫網で覆われるものであったが、本発明においては、防虫網で覆われていなくてもよい。また、本発明においては、換気口は、防虫網で覆われるもの以外に、いわゆるパンチングメタルと称される金属製板状部材が設けられたものであってもよい。
上述した実施の形態では、規制板133が左縦枠13の室外側端部131に設けられていたが、本発明においては、可動枠部14bにおいて換気口143bと換気口143cとの間に配設されていてもよい。この場合、換気口143cから進入した空気が換気口143bに短絡的に通過すること、あるいは換気口143bから進入した空気が換気口143cに短絡的に通過することを規制することができる。また、本発明においては、規制板133の代わりに、一方の換気口から空気が進入する場合に他方の換気口を閉塞するような弁体を用いてもよく、一方の換気口から進入した空気が他方の換気口に短絡的に通過することができればその形態は特に限定されない。
上述した実施の形態では、可動枠部14bの上部戸車142a及び下部摺動子142bが第2レール部の延在方向に沿って案内される被案内部材として説明したが、本発明においては、第2レール部に延在方向に沿って案内されるものであればその形態は特に限定されるものではない。
1 躯体
2 開口縁部
10 開口枠
10a 開口
11 上枠
111a 換気口
113 上方取付支持部材
114 左側上枠レール
115 右側上枠レール
12 下枠
121a 換気口
121b 換気口
123 第1下枠レール
124 第2下枠レール
125 第3下枠レール
13 左縦枠
131a 換気口
131b 換気口
131c 換気口
133 規制板
14 右縦枠
14a 固定枠部
14b 可動枠部
142a 上部戸車
142b 下部摺動子
143a 換気口
143b 換気口
143c 換気口
15 上側延設枠
151 上側延設レール
16 カバー部材
18 下側延設枠
181 下側延設レール
20 障子
21 上框
211 上部戸車
22 下框
221 下部摺動子
23 左縦框
24 右縦框
30 連係部材
31 アーム
32 アーム受け
2 開口縁部
10 開口枠
10a 開口
11 上枠
111a 換気口
113 上方取付支持部材
114 左側上枠レール
115 右側上枠レール
12 下枠
121a 換気口
121b 換気口
123 第1下枠レール
124 第2下枠レール
125 第3下枠レール
13 左縦枠
131a 換気口
131b 換気口
131c 換気口
133 規制板
14 右縦枠
14a 固定枠部
14b 可動枠部
142a 上部戸車
142b 下部摺動子
143a 換気口
143b 換気口
143c 換気口
15 上側延設枠
151 上側延設レール
16 カバー部材
18 下側延設枠
181 下側延設レール
20 障子
21 上框
211 上部戸車
22 下框
221 下部摺動子
23 左縦框
24 右縦框
30 連係部材
31 アーム
32 アーム受け
Claims (5)
- 躯体の開口縁部に枠部材が配設されることにより構成される開口枠と、
前記開口枠に対して開閉移動する障子と
を備えた建具において、
前記障子は、前記開口枠により形成される開口を閉塞する閉塞位置と該閉塞位置より前記開口枠の見込み方向に沿って変位した換気位置との間で前記開口枠の見込み方向に沿って開閉移動するとともに、前記換気位置と該換気位置より前記躯体の表面に沿って変位した開放位置との間で前記躯体の表面に沿って開閉移動するものであり、
前記開口枠を構成する一の枠部材は、
前記開口縁部に取り付けられて前記開口を形成する固定枠部と、
前記障子に連係部材を介して連係され、かつ前記障子が前記閉塞位置と前記換気位置との間で開閉移動する場合には前記固定枠部に対向配置して該障子の開閉移動を許容する一方、前記障子が前記換気位置と前記開放位置との間で開閉移動する場合には該障子とともに開閉移動する可動枠部と
を備えたことを特徴とする建具。 - 前記枠部材は、見込み面に換気口が形成されており、
前記障子は、前記閉塞位置に位置する場合には前記開口と前記換気口とが連通することを規制する一方、前記換気位置に位置する場合には該開口と前記換気口とが連通することを許容することを特徴とする請求項1に記載の建具。 - 前記可動枠部は、見込み面に前記換気口が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の建具。
- 前記閉塞位置と前記換気位置との間で前記障子が開閉移動することを案内する第1レール部と、
前記換気位置と前記開放位置との間で前記障子が開閉移動することを案内する第2レール部と
を備え、
前記可動枠部は、前記第2レール部に進入する被案内部材が取り付けられ、かつ該被案内部材が前記第2レール部の延在方向に沿って案内されることで開閉移動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の建具。 - 前記連係部材は、
一端部が前記障子に回動自在に配設されたアームと、
前記可動枠部に配設され、かつ前記アームの他端部に形成された係合突起が進入して自身の延在方向に沿って移動することを許容する係合溝を有するアーム受けと
を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の建具。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013256357A JP2015113624A (ja) | 2013-12-11 | 2013-12-11 | 建具 |
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Family Applications (1)
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