JP4813310B2 - 引戸 - Google Patents

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本発明は、上框に換気路を有する引戸に関するものである。
換気框を有する引戸として例えば、特開2002−188374号公報のものがあり、この引戸は、上框の上面にサッシ枠の上枠レールを呑み込むための断面凹状をなすガイド溝を設け、上框の下面にはガラス板を保持するための下方受部を有するもので、ガイド溝と下方受部との間に中空部を形成して換気路とするものである。このような引戸をサッシ枠から取り外すときには、まず、引戸を一旦持ち上げてサッシ枠の下枠レールから引戸の下框を解除し、次に、引戸の上框を基点として室内外側のいずれかに傾けた後、上枠レールから上框を解除することで引戸の取り外しを行い、一方、引戸を取り付けるときには、前述した引戸の取り外しのときの手順とは逆の手順となり、引戸の上框を上枠レールに差し込んだ後、下框を下枠レールに落とし込んで引戸の取り付けを行なうものであった。このため、上框のガイド凹部の底は、引戸を持ち上げて浮かす分だけ、サッシ枠に引戸が収まった状態にあるときの上枠レールの呑み込みよりも深く形成しなければならず、このことから、上框に換気孔を設けて換気框とするには、換気量を確保するため上框の見付寸法を大きくしなければならない問題点があった。
特開2002−188374号
本発明は以上に述べたような実情に鑑み、上框の見付寸法を大きくすることなく、室内外の換気量を充分に確保できる引戸を提供することにある。
本発明のうち請求項1記載の発明は、上框とレール受部材と弾性体とを備え、上框は、上枠レールのガイド溝を上面に有し且つガイド溝の室内側壁及び室外側壁に換気孔を設けており、レール受部材は、上方に開口する略U字形をなすと共に、ガイド溝内に長手方向に沿って配置し、室内側面及び室外側面が換気孔と離間して対向しており、室内側端部を換気孔より上方のガイド溝の室内側壁に、室外側端部を換気孔より上方のガイド溝の室外側壁に上下動自在に取り付けてあり、ガイド溝とレール受部材との間の空間を換気孔により室内外に連通した換気路とし、弾性体は、換気路に配置してあり、レール受部材を上方に向けて付勢することを特徴とする。
本発明の引戸によれば、引戸の脱着時に上枠レールにレール受部材を押し当てたときのみ、弾性体の付勢力に抗してレール受部材が上框のガイド溝内の下方に移動し、引戸がサッシ枠に収まれば、弾性体の付勢力によってレール受部材がガイド溝内の元の位置(上方)に復帰するので、レール受部材が上框のガイド溝内の換気路を狭めることがなく、これにより、上框の見付寸法を大きくすることなく換気量を確保することができる。またレール受部材は、略U字形をなすことで、レール受部材と上框のガイド溝の側壁部との間に空間を設けて、換気孔及び上框の換気路を効率的に大きく確保しているので室内外の換気を確実に行える。
以下、本発明の引戸の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の引戸の上部を拡大して示す縦断面図であり、図2(a)(b)は、本発明の引戸の作用図を示すものであり、図3は、図2(a)(b)の全体図であり、図4(a)は、本発明の引戸の一部を省略して全体を示す正面図であり、図4(b)は、側面図であり、図5は、本発明の他の実施形態の引戸の一部を省略して要部を拡大した正面図である。
この引戸1aは、図4(a)(b)のように、上枠2、下枠14、縦枠16,16により四方を囲む引違いサッシ枠Wの内側の引戸1aであり、上框3に換気路Sを有するものである。引戸1aは、上框3、下框12、縦框17,17により四方を囲むと共に、すべての框3,12,17,17の内縁側には、ガラス板13の周縁部を保持するための凹状をなす受部18を有している(図4(b)参照)。上框3は、図1に示すように、上枠2から垂下した上枠レール7の下端を呑み込むガイド溝5を上面に有しており、上框3のガイド溝5の室内側壁19aと室外側壁19bには換気孔9a,9bを設けており、上框3のガイド溝5の室内側壁19aと室外側壁19bの上部位置には、サッシ枠Wに引戸1aを取り付けたときにガイド溝5内に呑み込んだ上枠レール7に向けて突出する規制部21a,21bを設けてある。さらにガイド溝5内には、溝10を有するレール受部材4が上下動自在に納まっており、レール受部材4の下方とガイド溝5内の底部との間には、レール受部材4をガイド溝5の上方に向けて付勢する板ばね(弾性体)6を配設しており、ガイド溝5とレール受部材4との間の空間において換気孔9a,9bにより室内外に連通した換気路Sとしている。尚、符号22は、室内側の換気孔9aに取り付ける防塵フィルタであり、室内にホコリが入るのを防ぐものである。また本実施形態による換気孔9a,9bは、4mm×10mmの方形をなす孔を上框3の長手方向に10mmのピッチで複数箇所に設けてある。また符号1bは、サッシ枠Wの外側の引戸を示すものである。
レール受部材4は、上框3のガイド溝5の長手方向に配設してあり、レール受部材4の上面には上方に開口した溝10を有することで、断面形状が略U字形をなしており、レール受部材4の溝10の室内側端部23aと室外側端部23bには、溝10の側からガイド溝5の室内側壁19aと室外側壁19bに当接するまで水平方向に伸びると共に、室内側端部23aと室外側端部23bには、上方に垂直に突出した起立部20a,20bを有している。また本実施によるレール受部材4はアルミにより成形してある。
板ばね(弾性体)6は、レール受部材4の下面とガイド溝5の底部(具体的には、上框3のタッピングホールの位置としている)との間に設けてあり、上框3及びレール受部材4の長手方向の複数の箇所に適宜配してある。この板ばね(弾性体)6の付勢力により上方に押されたレール受部材4は、ガイド溝5内を上方に移動して起立部20a,20bの上端部を上框3の規制部21a,21bに対して当接し、これにより、レール受部材4が板ばね(弾性体)6で上方に押されながらもガイド溝5内から上方に抜け出なくなると共に、サッシ枠Wに対する引戸1aの着脱時以外は、レール受部材4がガイド溝5内の上方に位置しているので、ガイド溝5とレール受部材4との間の空間に一定容量の換気路Sを常に確保する。
上框3の両側の小口には、例えば樹脂、もしくは通気性が皆無であり且つ変形および復元可能な素材で成形した小口キャップ11a,11bを配設しており、この小口キャップ11a,11bとレール受部材4の下面とからガイド溝5内の空間を囲むことにより、引戸1aは、換気路Sから上框3の換気孔9a,9bを通して室内の換気を行なうことが可能となる(図4(a)(b)参照)。
本発明の引戸におけるサッシ枠Wに対する着脱の手順、及び着脱するときのレール受部材4の上框3のガイド溝5内での上下の動きを図2(a)(b)と図3に基づいて以下に説明する。尚、ここでは本発明の実施形態として、引違い窓の内側の引戸1aをサッシ枠Wから着脱する場合について例示する。
図2(a)と図3のように、まず、引戸1aを持ち上げて下框12を下枠レール15から離脱する。このときガイド溝5内にあるレール受部材4は、溝10の底部が上枠レール7の下端にて押されることで、板ばね(弾性体)6における上方に向かう付勢力に抗してガイド溝5内を下方に移動する。次に図2(b)及び図3のように、下框12を下枠14の下枠レール15から解除した引戸1aは、上枠レール7の下端とガイド溝5の底部を基点にして室内側に傾けた後に、引戸1aの上框3を上枠レール7から外すことにより、サッシ枠Wからの引戸1aの取り外しを完了する。このときレール受部材4は、上枠レール7の下端の押し付けから解除されることで、板ばね(弾性体)6の上方に向かう付勢力にてガイド溝5内を押し上げられると共に、レール受部材4の起立部20a,20bが上框3の規制部21a,21bに対して当接し、レール受部材4が元の位置に戻る。一方、サッシ枠Wに引戸1aを取り付けるときには、前述した引戸1aの取り外しのときの手順とは逆に、上枠レール7の下端に対してレール受部材4の溝10の底部を押し付けた後に、上枠レール7及び上框3を基点として引戸1aを室外側に傾けて引戸1aを垂直姿勢にし、そのまま下枠14の下枠レール15に下框12を落とし込むことにより、レール受部材4が上方に移動してサッシ枠Wへの引戸1aの取り付けを完了する。
ここでレール受部材4は、略U字型をなすものであるが、例えば溝10の底部の小さなV字形や、レール受部材4の溝10の室内外側壁に高低差のあるものや、溝10の室内外側壁を垂直に形成して溝底部のコーナー部を面取りしたものなども含まれ、換気孔9a,9bとの間に空間を形成し、レール受部材4の下方とガイド溝5との間の換気路Sを大きく形成できればよく、また材質についてはアルミの他に樹脂などで成形してもよい。板ばね(弾性体)6は、換気路Sの通気を妨げることなく、レール受部材4をガイド溝5内に安定して取り付けることのできる大きさや形状、数、配置位置にあればよく(図4(a)参照)、板ばねのように押して戻るようなもの、例えばスポンジのようなものであってもよく、また図5のように、小口キャップ11a,11bと板ばね6を一体的に組み合わせるものであってもよい(小口キャップ11bについては、小口キャップ11aと同一のものであるため図示は省略する)。また換気孔9a,9bについても、ガイド溝5の室内側壁19aと室外側壁19bに対して設ける数や位置、大きさなどは限定しないが、上框3の耐久性や換気路Sの換気性能を損なわない程度のものとする。上框3には、スライダーを取り付けて換気孔9aを開閉するようにしてもよい。また本実施形態では引違い窓を例として挙げたが、上框3に換気路Sを有する引戸としては、この他に片引き窓や引違い戸、片引き戸、テラス戸などの引戸であってもよく限定されない。
本発明の要部を拡大した縦断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、本発明におけるサッシ枠からの引戸の着脱の手順について、要部を拡大した縦断面図である。 本発明におけるサッシ枠から引戸を着脱するときの全体を示す作用図である。 図4(a)は、本発明の引戸の一部を省略した正面図であり、図4(b)は、要部を拡大した側面図である。 本発明の他の実施形態の引戸の一部を省略して要部を拡大した正面図である。
符号の説明
1a 内側の引戸(引戸)
1b 外側の引戸(引戸)
3 上框
4 レール受部材
5 ガイド溝
6 板ばね(弾性体)
7 上枠レール
9a,9b 換気孔
19a 室内側壁
19b 室外側壁
23a 室内側端部
23b 室外側端部
S 換気路
W サッシ枠

Claims (1)

  1. 上框とレール受部材と弾性体とを備え、上框は、上枠レールのガイド溝を上面に有し且つガイド溝の室内側壁及び室外側壁に換気孔を設けており、レール受部材は、上方に開口する略U字形をなすと共に、ガイド溝内に長手方向に沿って配置し、室内側面及び室外側面が換気孔と離間して対向しており、室内側端部を換気孔より上方のガイド溝の室内側壁に、室外側端部を換気孔より上方のガイド溝の室外側壁に上下動自在に取り付けてあり、ガイド溝とレール受部材との間の空間を換気孔により室内外に連通した換気路とし、弾性体は、換気路に配置してあり、レール受部材を上方に向けて付勢することを特徴とする引戸。
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