JP2015111212A - フォトマスクブランク - Google Patents

フォトマスクブランク Download PDF

Info

Publication number
JP2015111212A
JP2015111212A JP2013253239A JP2013253239A JP2015111212A JP 2015111212 A JP2015111212 A JP 2015111212A JP 2013253239 A JP2013253239 A JP 2013253239A JP 2013253239 A JP2013253239 A JP 2013253239A JP 2015111212 A JP2015111212 A JP 2015111212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
photomask
compound layer
photomask blank
atomic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013253239A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6229466B2 (ja
Inventor
紘平 笹本
kohei Sasamoto
紘平 笹本
稲月 判臣
Sadaomi Inazuki
判臣 稲月
創一 深谷
Soichi Fukaya
創一 深谷
中川 秀夫
Hideo Nakagawa
秀夫 中川
金子 英雄
Hideo Kaneko
英雄 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2013253239A priority Critical patent/JP6229466B2/ja
Priority to IL235945A priority patent/IL235945A/en
Priority to SG10201408018TA priority patent/SG10201408018TA/en
Priority to EP14196008.8A priority patent/EP2881790B1/en
Priority to KR1020140171880A priority patent/KR101942120B1/ko
Priority to CN201410738666.7A priority patent/CN104698738B/zh
Priority to US14/561,301 priority patent/US9541823B2/en
Priority to TW103142354A priority patent/TWI646386B/zh
Publication of JP2015111212A publication Critical patent/JP2015111212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6229466B2 publication Critical patent/JP6229466B2/ja
Priority to KR1020190005987A priority patent/KR102053568B1/ko
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/38Masks having auxiliary features, e.g. special coatings or marks for alignment or testing; Preparation thereof
    • G03F1/46Antireflective coatings
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/54Absorbers, e.g. of opaque materials
    • G03F1/58Absorbers, e.g. of opaque materials having two or more different absorber layers, e.g. stacked multilayer absorbers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/30Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/54Absorbers, e.g. of opaque materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】薄膜化されたフォトレジストでも、微細なフォトマスクパターンを高精度で形成できるフォトマスクブランクを提供する。
【解決手段】波長が250nm以下の露光光を用いて線幅が0.1μm以下のレジストパターンを形成するフォトリソグラフィに用いるフォトマスクの素材であり、透明基板と、Cr含有膜とを含み、Cr含有膜が、1又は2以上の層で構成され、これらの層の少なくとも1つが、Crと、O及び/又はNと、Cとを含有し、Crが50原子%以下、OとNとの合計が25原子%以上、かつCが5原子%以上であるCrC化合物層とする。
【効果】ドライエッチング速度が高く、Cr含有膜のパターンを形成する際のエッチングマスクとして用いられるフォトレジストへのドライエッチング中の負荷が軽減され、フォトレジストの薄膜化が可能となり微細なフォトマスクパターンを高精度に形成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトマスクの素材であるフォトマスクブランクに関する。
高速動作と低消費電力化などのために、大規模集積回路の高集積化が進んでいるが、それに伴い、回路を構成する配線パターン、セルを構成する層間の配線のためのコンタクトホールパターンなどの回路パターンの微細化において、高度の半導体微細加工技術が重要な技術となっている。
このような高度の微細加工は、フォトマスクを用いるフォトリソグラフィ技術により行われ、液浸露光、変形照明などが用いられるようになっている。フォトマスクは、露光装置やレジスト材料と共に、微細化のために重要な技術となっており、上述の細線化された配線パターンや微細化されたコンタクトホールパターンなどを与えるフォトマスクを実現するために、より微細、かつより正確なパターンをフォトマスクに形成するための技術開発が進められてきた。
高精度のフォトマスクパターンをフォトマスク基板上に形成するためには、フォトマスクブランク上に形成されたレジストパターンを高精度でパターニングすることが必要となる。半導体基板を微細加工する際のフォトリソグラフィでは、縮小投影法が用いられるため、フォトマスクに形成されるパターンのサイズは半導体基板上に形成するパターンサイズの4倍程度の大きさとされるが、このことはフォトマスクに形成されるパターンの精度が緩和されることを意味するものではない。この場合、むしろ、露光後に半導体基板上に形成されるパターンの精度よりも高い精度でフォトマスクパターンを形成する必要がある。
また、現在では、フォトリソグラフィで半導体基板上に描画される回路パターンのサイズは露光光の波長よりも、かなり小さなものとなってきているため、回路パターンをそのまま4倍に拡大したフォトマスクパターンが形成されたフォトマスクを使用して縮小露光を行っても、露光光の干渉などの影響により、フォトマスクパターンどおりの形状にはならない。
そこで、超解像マスクとして、いわゆる光近接効果補正(Optical Proximity Effect Correction: OPC)を行うことで、転写特性を劣化させる光近接効果の補正技術を適用したOPCマスクや、隣り合ったパターンの位相を180°変化させる位相シフトマスクが用いられている。例えば、OPCマスクには、回路パターンの1/2以下のサイズのOPCパターン(ハンマヘッド、アシストバーなど)を形成したものがある。また、位相シフトマスクには、ハーフトーン位相シフトマスク、レベンソン型、クロムレス型などがある。
フォトマスクパターンを形成するためには、一般的に、透明基板上に遮光性膜を有するフォトマスクブランク上に、フォトレジスト膜を形成し、このフォトレジスト膜に、電子線や光を照射してパターン描画を行い、フォトレジスト膜を現像して、フォトレジストパターンを得る。そして、このフォトレジストパターンをエッチングマスクとして、遮光性膜をパターニングすることで、フォトマスクパターンを得る。微細なフォトマスクパターンを得るためには、以下のような理由により、フォトレジスト膜を薄膜化することが有効である。
レジスト膜を薄くすることなくレジストパターンのみを微細化すると、遮光性膜のエッチングマスクとして機能するレジストパターンのアスペクト比(パターン幅に対するレジスト膜厚の比)が高くなってしまう。一般に、レジストパターンのアスペクト比が高くなると、パターン形状が劣化しやすく、これをエッチングマスクとする遮光性膜へのパターン転写精度が低下してしまう。また、極端な場合には、レジストパターンの一部が倒れたり、剥離してパターン抜けが生じたりする。従って、フォトマスクパターンの微細化に伴って、遮光性膜のパターニング用のエッチングマスクとして用いるレジスト膜を薄くして、アスペクト比が高くなり過ぎないようにする必要がある。このアスペクト比は、3以下であることが好ましいとされており、例えば、パターン幅70nmのレジストパターンを形成するためには、レジスト膜厚を210nm以下とすることが好ましいことになる。
特開2003−195479号公報 特開2003−195483号公報 登録実用新案第3093632号公報 特開2012−108533号公報
フォトレジストをエッチングマスクとしてパターニングを行う場合の遮光性膜材料については、多くの材料が提案されてきた。特に、Cr金属膜やCr系化合物膜などのCr系材料は、一般的な遮光性膜の材料として用いられている。例えば、特開2003−195479号公報(特許文献1)、特開2003−195483号公報(特許文献2)、登録実用新案第3093632号公報(特許文献3)には、ArFエキシマレーザ露光用のフォトマスクブランクに求められる遮光特性を有する遮光性膜をCr系化合物で形成したフォトマスクブランクの構成例が開示されている。
Cr系化合物の遮光性膜は、一般的には、酸素を含む塩素系ドライエッチングによりパターニングされるが、このエッチングにより、フォトレジストなどの有機膜も無視できない程度エッチングされることが多い。そのため、膜厚が比較的薄いレジスト膜をマスクとしてCr系化合物の遮光性膜をエッチングすると、このエッチング中にレジストがダメージを受けてレジストパターンの形状が変化し、本来のレジストパターンを遮光性膜上に正確に転写することができない。
有機膜であるフォトレジストに、高い解像性及び高いパターニング精度と、エッチング耐性とを同時に両立させることは、技術的な障壁が高い。高解像性及び高パターニング精度を得るためには、フォトレジスト膜を薄膜化しなければならない反面、遮光性膜のエッチング工程におけるエッチング耐性を担保するためには、フォトレジストの薄膜化が制限されることとなり、高解像性及び高パターニング精度とエッチング耐性との間がトレードオフの関係にある。フォトレジストへの負荷を低減させ、薄膜化を図って、より高精度のフォトマスクパターンを形成するためには、パターニング対象である遮光性膜を、薄膜化されたフォトレジストであっても、高解像性及び高パターニング精度でエッチングできるものとすることが必要となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、薄膜化されたフォトレジストでも、微細なフォトマスクパターンを高精度で形成できるCr含有膜を備えるフォトマスクブランクを提供することを目的とする。
フォトマスクの遮光膜などに用いるCr含有膜で、より微細なパターンを正確に形成するためには、露光光に対して、遮光膜として必要な光学濃度を確保したまま、Cr含有膜のエッチング速度を速くする必要がある。一般的に、Crに対して、軽元素であるO(酸素)やN(窒素)を添加することで、光学濃度基準のエッチング速度(光学濃度1に相当する厚みをエッチングするのに要する時間)を向上させることができるが、これらの添加には上限がある。一方、CrにC(炭素)を添加することは知られているが、従来、炭素を添加することによって、Cr含有膜のエッチング速度は遅くなると考えられていた(特開2012−108533号公報(特許文献4))。実際、Crに炭素のみを添加するだけでは、エッチング速度は増加しない。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、所定濃度以上でO(酸素)及び/又はN(窒素)を含有、好ましくは下記式(1)
2Cr≦2O+3N (1)
(式中、Crはクロム含有率(原子%)、Oは酸素含有率(原子%)、Nは窒素含有率(原子%)を表す。)
を満たす組成において、更に、C(炭素)を所定量以上含有するCrC化合物が、炭素を含有しないCr化合物と比較して、光学濃度基準のエッチング速度や膜厚基準のエッチング速度が高いことを見出した。そして、このような膜を用いれば、膜のドライエッチングレートが高くなったことで、フォトレジストの薄膜化が可能となり、その結果、薄膜化されたフォトレジストであっても、高解像性及び高パターニング精度でエッチングすることができ、波長が250nm以下の露光光を用いて線幅が0.1μm以下のレジストパターンを形成するフォトリソグラフィのような微細なフォトマスクパターンの形成においても、フォトマスクパターンを高精度で形成できるCr含有膜を備えるフォトマスクブランクを提供できることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記のフォトマスクブランクを提供する。
請求項1:
透明基板上にフォトマスクパターンを設けたフォトマスクの素材となるフォトマスクブランクであって、
上記フォトマスクが、波長が250nm以下の露光光を用いて線幅が0.1μm以下のレジストパターンを形成するフォトリソグラフィに用いるフォトマスクであり、
上記フォトマスクブランクが、透明基板と、該透明基板上に、直接又は1若しくは2以上の他の膜を介して形成されたCr含有膜とを含み、
該Cr含有膜が、1又は2以上の層で構成され、
該層の少なくとも1つが、Crと、O及び/又はNと、Cとを含有し、Crが50原子%以下、OとNとの合計が25原子%以上、かつCが5原子%以上であるCrC化合物層であることを特徴とするフォトマスクブランク。
請求項2:
上記CrC化合物層が、下記式(1)
2Cr≦2O+3N (1)
(式中、Crはクロム含有率(原子%)、Oは酸素含有率(原子%)、Nは窒素含有率(原子%)を表す。)
を満たすことを特徴とする請求項1記載のフォトマスクブランク。
請求項3:
上記CrC化合物層のシート抵抗が5,000Ω/□以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のフォトマスクブランク。
請求項4:
上記CrC化合物層の合計の厚みが、Cr含有膜全体の厚みの60%以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のフォトマスクブランク。
請求項5:
上記CrC化合物層が遮光膜であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のフォトマスクブランク。
請求項6:
上記Cr含有膜が、上記透明基板上に1又は2以上の他の膜を介して形成され、該他の膜の少なくとも1つが光学膜であることを特徴とする請求項5記載のフォトマスクブランク。
請求項7:
上記光学膜が位相シフト膜であることを特徴とする請求項6記載のフォトマスクブランク。
請求項8:
上記Cr含有膜の露光光に対する光学濃度が1.4以上2.5以下であることを特徴とする請求項7記載のフォトマスクブランク。
請求項9:
上記遮光膜と位相シフト膜との合計の光学濃度が2.0以上であることを特徴とする請求項8記載のフォトマスクブランク。
請求項10:
上記CrC化合物層がエッチングマスク膜又はエッチングストッパ膜であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のフォトマスクブランク。
本発明のフォトマスクブランクのCr含有膜は、ドライエッチング速度が高く、Cr含有膜のパターンを形成する際のエッチングマスクとして用いられるフォトレジストへのドライエッチング中の負荷が軽減されるので、フォトレジストの薄膜化が可能となり、その結果、本発明のフォトマスクブランクを用いれば、微細なフォトマスクパターンを高精度に形成することが可能となる。
炭素含有率に対する、単位ODあたりのエッチングレートの相対値を示すグラフである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のフォトマスクブランクは、透明基板上にフォトマスクパターンを設けたフォトマスクの素材となるフォトマスクブランクである。フォトマスクは、透明基板上に露光光に対して透明な領域と実効的に不透明な領域とを有するフォトマスクパターンが設けられている。本発明においては、上記フォトマスクが、波長が250nm以下、好ましくは200nm以下の露光光、例えば、ArFエキシマレーザ(193nm)やF2レーザ(157nm)を用いて、線幅が0.1μm以下のレジストパターンを形成するフォトリソグラフィに用いるフォトマスクを対象とする。
本発明のフォトマスクブランクは、透明基板と、透明基板上に、直接又は1若しくは2以上の他の膜を介して形成されたCr含有膜とを含む。透明基板は、透光性の基板であり、合成石英等の石英基板、フッ化カルシウム基板などの透光性の高い基板が用いられる。一方、Cr含有膜は、1又は2以上の層で構成される。そして、Cr含有膜を構成する層の少なくとも1つは、Cr(クロム)と、O(酸素)及び/又はN(窒素)と、C(炭素)とを含有し、Crが50原子%以下、好ましくは45原子%以下、OとNとの合計が25原子%以上、好ましくは30原子%以上、かつCが5原子%以上、好ましくは10原子%以上であるCrC化合物層であることが好ましい。
このCrC化合物層は、下記式(1)
2Cr≦2O+3N (1)
(式中、Crはクロム含有率(原子%)、Oは酸素含有率(原子%)、Nは窒素含有率(原子%)を表す。)
を満たすものであることが好ましい。
本発明のCrC化合物層を1層以上含むCr含有膜によって、エッチング速度が改善し、エッチング時間を短縮することができる。CrC化合物層中のCr含有率は、15原子%以上、特に20原子%以上であることが好ましい。また、OとNとの合計は、75原子%以下、特に70原子%以下であることが好ましい。O含有率は、0.1原子%以上、特に3原子%以上であることが好ましく、65原子%以下、特に60原子%以下であることが好ましい。N含有率は、15原子%以上、特に30原子%以上であることが好ましく、65原子%以下、特に60原子%以下であることが好ましい。一方、C含有率は、45原子%以下、特に40原子%以下であることが好ましい。CrC化合物層としては、CrCO層、CrCN層、CrCON層などが挙げられる。
CrC化合物層は、遮光膜、反射防止膜などの光学膜、エッチングマスク膜、エッチングストッパ膜、導電膜などの機能膜に適用することができる。
CrC化合物層のシート抵抗(表面抵抗率)は、5,000Ω/□以上であることが好ましく、エッチングレートの観点からは、10,000Ω/□以上であることがより好ましい。シート抵抗は、膜厚、膜密度、膜中のCrの量などと相関があり、CrC化合物層は、導電性があっても、絶縁体であってもよいが、シート抵抗を上記範囲とすることにより、十分なエッチングレートを得ることができる。
Cr含有膜は、1又は2以上の層で構成され、Cr含有膜を構成する層の少なくとも1つがCrC化合物層であればよい。Cr含有膜を1層で構成する場合は、Cr含有膜の全体をCrC化合物層とする。Cr含有膜を2層以上で構成する場合は、構成元素の含有率が異なるCrC化合物層で組み合わせてもよい。
高いエッチングレートを得るためには、Cr含有膜を、CrC化合物層のみで構成することが好ましいが、反射率、透過率などの光学特性や、膜応力、耐薬品性、導電性などの膜特性を調整するために、Cr含有膜は、CrC化合物層と、CrC化合物層とは組成が異なる(組成がCrC化合物層の範囲を満たさない)Cr化合物層との組み合わせとすることができる。CrC化合物層の厚み(CrC化合物層が1層の場合は、その厚み、CrC化合物層が2層以上の場合は、それらの合計の厚み)が、Cr含有膜全体の厚み(CrC化合物層とCr化合物層との合計の厚み)の60%以上、特に80%以上であることが好ましい。CrC化合物層の厚みが、Cr含有膜全体の厚みの60%以上であれば、Cr含有膜全体のエッチング時間が十分に短縮されるため、本願の効果を十分に得ることができる。
CrC化合物層とは組成が異なるCr化合物層としては、Crと、N、O及びCから選ばれる少なくとも1種とを含むものが、エッチング特性上好ましく、CrO、CrN、CrC、CrONなどが挙げられる。また、CrCO、CrCN、CrCONなども挙げられるが、これらの場合は、構成元素の含有率において、CrC化合物層の組成を満たさないものが適用される。なお、CrC化合物層とは組成が異なるCr化合物層のCr含有率は、通常50原子%超、好ましくは60原子%以上である。特に、CrC化合物層とは組成が異なるCr化合物層として、Cr含有率がCrC化合物層より多い(60原子%以上の)Cr化合物層は、導電膜として特に好適である。また、Cr含有率がCrC化合物層より多いCr化合物層は、薬品耐性の向上にも有効である。
Cr含有膜を2層以上で構成する場合は、各層に異なる機能を担わせることも可能である。この場合、例えば、2種の膜の2層構造、2種の膜の3層構造、3種の膜の2層構造、2種の膜の4層以上の互層構造などが挙げられる。このようなCr含有膜の層の組み合わせとしては、遮光膜、反射防止膜及び導電膜から選ばれる2種以上の組み合わせとすることができ、具体的には、例えば、遮光膜と導電膜との2層構造、遮光膜と反射防止膜との2層構造、表面反射防止膜と遮光膜と裏面反射防止膜との3層構造などが挙げられる。特に、Cr含有膜の透明基板から最も離間する層を導電膜とすれば、Cr含有膜の上に形成したフォトレジスト膜のEB描画において有利である。
CrC化合物層を含むCr含有膜のエッチングには、通常、ドライエッチング、好ましくは塩素ガス等の塩素を含むガス、又は該塩素を含むガスと、酸素ガス等の酸素を含むガスを用いた塩素系ドライエッチングが適用される。CrC化合物層、又はCrC化合物層を含むCr含有膜全体をエッチングマスク膜又はエッチングストッパ膜として適用する場合は、これらの機能を利用して加工する対象は、例えば、SF6、CF4、CF3Hなどのフッ素を含むガスを用いたフッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜や、石英基板等の透明基板であることが好ましい。フッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜の具体例としては、ケイ素膜、Mo(モリブデン)、Zr(ジルコニウム)、Ta(タンタル)、W(タングステン)等の遷移金属とケイ素とを含む膜、ケイ素と、酸素、窒素及び炭素から選ばれる少なくとも1種とを含む膜、モリブデン、ジルコニウム、タンタル、タングステン等の遷移金属と、ケイ素と、酸素、窒素及び炭素から選ばれる少なくとも1種とを含む膜などが挙げられる。
Cr含有膜は、透明基板の上に直接(透明基板と接して)形成しても、透明基板との間に、1又は2以上の他の膜を介して形成してもよい。また、Cr含有膜の上に、1又は2以上の他の膜を形成してもよい。これらの他の膜としては、位相シフト量を概ね180°とした位相シフト膜、例えば、透過率が1〜50%のハーフトーン位相シフト膜、透過率が50%を超える高透過率の位相シフト膜等の位相シフト膜、遮光膜、反射防止膜などの光学膜、エッチングマスク膜、エッチングストッパ膜、導電膜などの機能膜が挙げられ、通常、Cr含有膜とは異なる種類の光学膜又は機能膜が適用される。
これらの他の膜は、CrC化合物層、特に、CrC化合物層を含むCr含有膜全体とエッチング特性が同じものを用いると、これらを同時にエッチングできるというという利点がある。また、他の膜として、CrC化合物層、特に、CrC化合物層を含むCr含有膜全体とエッチング特性が異なるもの、例えば、フッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜を用いると、一方を他方のエッチングマスク膜又はエッチングストッパ膜とすることができる。
透明基板上に、Cr含有膜を直接形成する例としては、Cr含有膜を遮光膜又は反射防止膜として適用したもの、Cr含有膜を透明基板のエッチングマスク膜として適用したもの、Cr含有膜の上に形成された他の膜のエッチングストッパ膜としてCr含有膜を適用したものなどが挙げられる。
透明基板との間に、1又は2以上の他の膜を介してCr含有膜を形成する例としては、Cr含有膜を遮光膜又は反射防止膜として適用したもの、Cr含有膜を透明基板又は透明基板との間に形成した他の膜のエッチングマスク膜として適用したもの、Cr含有膜の上に形成された他の膜のエッチングストッパ膜としてCr含有膜を適用したもの、Cr含有膜を透明基板との間に形成した他の膜に対して導電膜として適用したものなどが挙げられる。
本発明のフォトマスクブランクにおいては、CrC化合物層、又はCrC化合物層を含むCr含有膜全体を、遮光膜として適用することが好ましい。この場合、CrC化合物層を含むCr含有膜を、透明基板上に1又は2以上の他の膜を介して形成することができ、この他の膜の少なくとも1つが、光学膜、特に、ハーフトーン位相シフト膜などの位相シフト膜であることがより好ましい。この場合、遮光膜であるCrC化合物層の透明基板側及び透明基板と離間する側の少なくとも一方に、反射防止膜を設けてもよい。この反射防止膜は、上述した他の膜として設けても、Cr含有膜を2層以上で構成し、反射防止膜をCr含有膜に含まれる層として設けてもよい。後者の場合、反射防止膜は、CrC化合物層でも、CrC化合物層とは異なる組成のCr化合物層でもよい。
本発明のCrC化合物層が遮光膜であり、Cr含有膜が位相シフト膜を介して形成される場合、Cr含有膜の露光光に対する光学濃度は1.4以上、特に1.8以上であることが好ましく、2.5以下、特に2.0以下であることが好ましい。また、この場合、遮光膜と位相シフト膜との合計の光学濃度が2.0以上であることが好ましく、2.3以上、特に2.5以上であることがより好ましい。遮光膜と位相シフト膜との合計の光学濃度の上限は、光学濃度を必要以上に高くすると膜厚が厚くなるため、好ましくは4.0以下、より好ましくは3.5以下である。
本発明のCrC化合物層は、エッチングマスク膜又はエッチングストッパ膜としても好適である。例えば、透明基板上に、位相シフト膜、エッチングストッパ膜、遮光膜及びエッチングマスク膜を順に形成したフォトマスクブランクにおいて、CrC化合物層、又はCrC化合物層を含むCr含有膜全体を、エッチングマスク膜及びエッチングストッパ膜のいずれか一方又は両方に用いることができる。
この場合、位相シフト膜及び遮光膜は、CrC化合物層、特にCrC化合物層を含むCr含有膜全体とエッチング特性が異なることが好ましく、例えば、SF6、CF4、CF3Hなどのフッ素を含むガスを用いたフッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜とすることができ、具体例としては、ケイ素膜、Mo(モリブデン)、Zr(ジルコニウム)、Ta(タンタル)、W(タングステン)等の遷移金属とケイ素とを含む膜、ケイ素と、酸素、窒素及び炭素から選ばれる少なくとも1種とを含む膜、モリブデン、ジルコニウム、タンタル、タングステン等の遷移金属と、ケイ素と、酸素、窒素及び炭素から選ばれる少なくとも1種とを含む膜などが挙げられる。
また、透明基板上に、位相シフト膜及び遮光膜を順に形成したフォトマスクブランクにおいて、本発明のCrC化合物層、又はCrC化合物層を含むCr含有膜全体を、遮光膜に適用することも好適である。
この場合、位相シフト膜は、CrC化合物層、特にCrC化合物層を含むCr含有膜全体とエッチング特性が異なることが好ましく、例えば、フッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜とすることができる。フッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜の具体例は、上記と同様である。
更に、透明基板上に、遮光膜及びエッチングマスク膜(ハードマスク膜)を順に形成したフォトマスクブランクにおいて、本発明のCrC化合物層、又はCrC化合物層を含むCr含有膜全体を、エッチングマスク膜(ハードマスク膜)に適用することも好適である。
この場合、遮光膜は、CrC化合物層、特にCrC化合物層を含むCr含有膜全体とエッチング特性が異なることが好ましく、例えば、フッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜とすることができる。フッ素系ドライエッチングでエッチングされる膜の具体例は、上記と同様である。
高いパターニング精度を確保するためには、膜厚を薄くすることが好ましい。遮光膜の場合、Cr含有膜全体の膜厚(CrC化合物層とCr化合物層との合計の膜厚)が150nm以下、特に80nm以下、とりわけ60nm以下であることが好ましい。この場合、膜厚の下限は、通常20nm以上である。
本発明のCrC化合物層が、エッチングマスク膜又はエッチングストッパ膜の場合は、エッチングマスク膜又はエッチングストッパ膜として必要な膜厚とすればよく、例えば1nm以上、特に2nm以上で、50nm以下とすればよいが、特に、エッチングマスク膜の場合、より薄いほどエッチングマスク膜自体をエッチングするために必要なフォトレジスト膜の膜厚を薄くできるので、30nm以下、特に20nm以下、とりわけ10nm以下とすることが好ましい。
本発明のCr含有膜に導電性を付与する場合、CrC化合物層とCr化合物層とを併用することが好ましい。この場合、CrC化合物層を含むCr含有膜全体を、導電膜として適用することができる。導電膜として用いるとき、CrC化合物層を含むCr含有膜全体のシート抵抗(表面抵抗率)は、10,000Ω/□以下であることが好ましい。膜厚は、導電膜として必要なシート抵抗が与えられる膜厚とすればよく、Cr化合物層の膜厚を例えば1nm以上、特に2nm以上で、20nm以下、特に10nm以下とすればよい。
Cr含有膜の成膜、即ち、CrC化合物層及びCr化合物層の成膜は、スパッタ、特に反応性スパッタによる成膜が好適である。スパッタ成膜条件は、層の組成や積層構造に応じて適宜設定され、例えば、ターゲットとしてクロムターゲットを用い、スパッタガスとして、Cr含有膜を構成する各層の組成に応じて、NO、O2等の酸素を含むガス、NO、NO2、N2などの窒素を含むガス、及びCH4等の炭化水素ガス、CO2、COなどの炭素を含むガスから選ばれる反応性ガス、又はこれらの反応性ガスにAr、Ne、Krなどの不活性ガスを混合したガスを用いることができる。スパッタガスの導入は、各々のスパッタガスを別々にチャンバ内に導入してもよいし、いくつかのガスをまとめて又は全てのガスを混合して導入してもよい。
特に、基板面内均一性、製造時の制御性の点からは、炭素源及び酸素源ガスとしてCO2ガス又はCOガスを用いることが好ましい。また、透過率の増加が少なく炭素を導入できる点からは、CH4等の炭化水素ガスを用いることが好ましい。
本発明のフォトマスクブランクに形成された膜の上には、フォトマスクの製造工程において、化学増幅型フォトレジスト膜等のフォトレジスト膜が形成されるが、フォトレジスト膜を、フォトマスクブランクの膜の上に予め設けた状態のフォトマスクブランクとしてもよい。フォトレジスト膜として、化学増幅型フォトレジスト膜は、高感度で、微細なパターンの形成に適している。本発明のフォトマスクブランクにおいては、CrC化合物層、特にCrC化合物層を含むCr含有膜全体を、より薄いフォトレジスト膜で、高精度にパターニングできるので、フォトレジストの膜厚は、250nm以下、特に150nm、とりわけ100nm以下の膜厚とすることが可能である。なお、フォトレジスト膜の膜厚の下限は、通常、60nm以上である。
フォトレジスト膜の形成に先立って、フォトマスクの製造工程において、フォトレジストの微細パターンの剥がれや倒れを防ぐことを目的として、フォトレジスト膜を形成する面の表面エネルギを低減させておくための表面処理を行ってもよい。このような表面処理としては、半導体製造工程で常用されるヘキサメチルジシラザン(HMDS)や、その他の有機シリコン系の表面処理剤で、フォトレジスト膜を形成する面をアルキルシリル化する方法が好ましい。表面処理は、フォトレジスト膜を形成する面を、表面処理剤のガス中に暴露、又はフォトレジスト膜を形成する面に表面処理剤を直接塗布すればよい。
本発明のフォトマスクブランクを用いてフォトマスクを製造する際のパターニングは、公知の手法を適用できる。例えば、透明基板上に直接、CrC化合物層を含むCr含有膜が形成されているフォトマスクブランク、例えば、Cr含有膜として遮光膜が形成されているフォトマスクブランクを例に挙げれば、まず、透明基板上のCr含有膜上にフォトレジスト膜を塗布形成し、次に、フォトレジスト膜をパターニングしてレジストパターンを形成し、得られたレジストパターンをエッチングマスクとして、酸素含有塩素系ドライエッチングによりCr含有膜をパターニングし、最後に、残存しているフォトレジスト膜を除去すれば、フォトマスクが得られる。
以下に、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。
[実施例1〜3、比較例1〜4]
152mm角、6mm厚の石英基板上に、193nmに対する透過率が6%のMoSiONのハーフトーン位相シフト膜(膜厚80nm)を形成し、このハーフトーン位相シフト膜の上に、スパッタリングガスとして、Arガスと、表1に示されるO2ガス、N2ガス及びCH4ガスから選ばれた反応ガスとを使用して、Cr系遮光膜を形成した。Cr系遮光膜は、上記波長での光学濃度(OD)が1.85となる膜厚に形成した。得られたCr系遮光膜について、XPS(X線光電子分光分析法)で測定した組成、下記式(2)
A=2O+3N−2Cr (2)
(式中、Oは酸素含有率(原子%)、Nは窒素含有率(原子%)、Crはクロム含有率(原子%)を表す。)
で表わされるA値、膜厚、及び定電流印加方式四探針法で測定したシート抵抗を表1に示す。
Figure 2015111212
形成したCr系遮光膜について、酸素を含む塩素系ドライエッチングによるエッチングクリアタイムを測定し、上記ODを1.85に揃えて形成したCr系遮光膜のエッチングクリアタイムの逆数から得られる波長193nm(ArFエキシマレーザ)での単位ODあたりのエッチングレートを評価した。比較例1のクロムに窒素を添加したCrN膜の単位ODあたりのエッチングレートを1として、他の例のCr系遮光膜の単位ODあたりのエッチングレートの相対値を、炭素含有率に対してプロットしたグラフを図1に示す。
下記式(1)
2Cr≦2O+3N (1)
(式中、Crはクロム含有率(原子%)、Oは酸素含有率(原子%)、Nは窒素含有率(原子%)を表す。)
を満たさない、即ち、A値が0未満のものは、比較例1、2に示されるように、炭素含有率を増加させた場合でも、エッチングレート相対値は、大きくは向上しない。
一方、前記式(1)を満たす、即ち、A値が0以上のものは、比較例3及び実施例1、2に示されるように、クロムに酸素、窒素及び炭素を添加したCrNC膜では、炭素含有率を増加させることで、より大きくエッチングレートが向上する。また、比較例4及び実施例3に示されるように、クロムに酸素、窒素及び炭素を添加したCrONC膜でも、エッチングレート相対値が大幅に向上し、CrNC膜より更に高いエッチングレート相対値が得られる。
シート抵抗は、エッチングレート相対値が1程度の比較例1、2では、いずれも100Ω/□以下と低く、エッチングレート相対値が1.6未満の比較例4は1.76kΩ/□であるが、エッチングレート相対値が1.6以上のものでは、実施例1は12.4kΩ/□、実施例2は13.1MΩ/□であり、比較例4と実施例3は炭素含有率に関わらず99.9MΩ/□以上の高抵抗である。このように、シート抵抗を5,000Ω/□以上にすることで、単位ODあたりのエッチングレート相対値が1.6以上の膜が得られる。
エッチングレート相対値が高いほど、ドライエッチングにかかる時間がより短縮される。その結果、ドライエッチング時にエッチングマスクとして使用するレジストパターンの膜減りが低減されるため、レジストの薄膜化が可能となる。炭素の添加によってエッチングレート相対値を向上させれば、レジストを薄膜化することができ、高い解像性及び高いパターニング精度でのフォトリソグラフィが可能となる。
以上、実施例により、本発明について説明したが、上記実施例は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内にあり、更に、本発明の範囲内において他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
Cr含有膜を2層以上で構成する場合は、各層に異なる機能を担わせることも可能である。この場合、例えば、2種の膜の2層構造、2種の膜の3層構造、3種の膜の層構造、2種の膜の4層以上の互層構造などが挙げられる。このようなCr含有膜の層の組み合わせとしては、遮光膜、反射防止膜及び導電膜から選ばれる2種以上の組み合わせとすることができ、具体的には、例えば、遮光膜と導電膜との2層構造、遮光膜と反射防止膜との2層構造、表面反射防止膜と遮光膜と裏面反射防止膜との3層構造などが挙げられる。特に、Cr含有膜の透明基板から最も離間する層を導電膜とすれば、Cr含有膜の上に形成したフォトレジスト膜のEB描画において有利である。
[実施例1〜3、比較例1〜4]
152mm角、6mm厚の石英基板上に、波長193nmに対する透過率が6%のMoSiONのハーフトーン位相シフト膜(膜厚80nm)を形成し、このハーフトーン位相シフト膜の上に、スパッタリングガスとして、Arガスと、表1に示されるO2ガス、N2ガス及びCH4ガスから選ばれた反応ガスとを使用して、Cr系遮光膜を形成した。Cr系遮光膜は、上記波長での光学濃度(OD)が1.85となる膜厚に形成した。得られたCr系遮光膜について、XPS(X線光電子分光分析法)で測定した組成、下記式(2)
A=2O+3N−2Cr (2)
(式中、Oは酸素含有率(原子%)、Nは窒素含有率(原子%)、Crはクロム含有率(原子%)を表す。)
で表わされるA値、膜厚、及び定電流印加方式四探針法で測定したシート抵抗を表1に示す。
一方、前記式(1)を満たす、即ち、A値が0以上のものは、比較例3及び実施例1、2に示されるように、クロムに窒素及び炭素を添加したCrNC膜では、炭素含有率を増加させることで、より大きくエッチングレートが向上する。また、比較例4及び実施例3に示されるように、クロムに酸素、窒素及び炭素を添加したCrONC膜でも、エッチングレート相対値が大幅に向上し、CrNC膜より更に高いエッチングレート相対値が得られる。

Claims (10)

  1. 透明基板上にフォトマスクパターンを設けたフォトマスクの素材となるフォトマスクブランクであって、
    上記フォトマスクが、波長が250nm以下の露光光を用いて線幅が0.1μm以下のレジストパターンを形成するフォトリソグラフィに用いるフォトマスクであり、
    上記フォトマスクブランクが、透明基板と、該透明基板上に、直接又は1若しくは2以上の他の膜を介して形成されたCr含有膜とを含み、
    該Cr含有膜が、1又は2以上の層で構成され、
    該層の少なくとも1つが、Crと、O及び/又はNと、Cとを含有し、Crが50原子%以下、OとNとの合計が25原子%以上、かつCが5原子%以上であるCrC化合物層であることを特徴とするフォトマスクブランク。
  2. 上記CrC化合物層が、下記式(1)
    2Cr≦2O+3N (1)
    (式中、Crはクロム含有率(原子%)、Oは酸素含有率(原子%)、Nは窒素含有率(原子%)を表す。)
    を満たすことを特徴とする請求項1記載のフォトマスクブランク。
  3. 上記CrC化合物層のシート抵抗が5,000Ω/□以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のフォトマスクブランク。
  4. 上記CrC化合物層の合計の厚みが、Cr含有膜全体の厚みの60%以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のフォトマスクブランク。
  5. 上記CrC化合物層が遮光膜であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のフォトマスクブランク。
  6. 上記Cr含有膜が、上記透明基板上に1又は2以上の他の膜を介して形成され、該他の膜の少なくとも1つが光学膜であることを特徴とする請求項5記載のフォトマスクブランク。
  7. 上記光学膜が位相シフト膜であることを特徴とする請求項6記載のフォトマスクブランク。
  8. 上記Cr含有膜の露光光に対する光学濃度が1.4以上2.5以下であることを特徴とする請求項7記載のフォトマスクブランク。
  9. 上記遮光膜と位相シフト膜との合計の光学濃度が2.0以上であることを特徴とする請求項8記載のフォトマスクブランク。
  10. 上記CrC化合物層がエッチングマスク膜又はエッチングストッパ膜であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のフォトマスクブランク。
JP2013253239A 2013-12-06 2013-12-06 フォトマスクブランク Active JP6229466B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253239A JP6229466B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 フォトマスクブランク
IL235945A IL235945A (en) 2013-12-06 2014-11-27 Photo mask template
SG10201408018TA SG10201408018TA (en) 2013-12-06 2014-12-02 Photomask Blank
KR1020140171880A KR101942120B1 (ko) 2013-12-06 2014-12-03 포토마스크 블랭크
EP14196008.8A EP2881790B1 (en) 2013-12-06 2014-12-03 Photomask blank
CN201410738666.7A CN104698738B (zh) 2013-12-06 2014-12-05 光掩模坯料
US14/561,301 US9541823B2 (en) 2013-12-06 2014-12-05 Photomask blank
TW103142354A TWI646386B (zh) 2013-12-06 2014-12-05 光罩毛胚
KR1020190005987A KR102053568B1 (ko) 2013-12-06 2019-01-17 포토마스크 블랭크

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253239A JP6229466B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 フォトマスクブランク

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017147969A Division JP6540758B2 (ja) 2017-07-31 2017-07-31 フォトマスクブランク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015111212A true JP2015111212A (ja) 2015-06-18
JP6229466B2 JP6229466B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=52103039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013253239A Active JP6229466B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 フォトマスクブランク

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9541823B2 (ja)
EP (1) EP2881790B1 (ja)
JP (1) JP6229466B2 (ja)
KR (2) KR101942120B1 (ja)
CN (1) CN104698738B (ja)
IL (1) IL235945A (ja)
SG (1) SG10201408018TA (ja)
TW (1) TWI646386B (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147518A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 Hoya株式会社 マスクブランク、転写用マスク、転写用マスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
JP2016188997A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 Hoya株式会社 フォトマスクブランク及びこれを用いたフォトマスクの製造方法、並びに表示装置の製造方法
JP2017027006A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 エスアンドエス テック カンパニー リミテッド ブランクマスク及びこれを用いたフォトマスク
JP2017049476A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク
JP2017049475A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク
JP2017151389A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 Hoya株式会社 マスクブランク、レジスト膜付きマスクブランク、レジストパターン付きマスクブランク、およびそれらの製造方法、ならびに転写用マスクの製造方法
JP2017223972A (ja) * 2017-07-31 2017-12-21 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク
CN108415218A (zh) * 2017-02-09 2018-08-17 信越化学工业株式会社 制备光掩模坯料的方法、光掩模坯料,制备光掩模的方法、光掩模和金属铬靶
WO2018155047A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 Hoya株式会社 マスクブランク、転写用マスクの製造方法、及び半導体デバイスの製造方法
WO2018230233A1 (ja) * 2017-06-14 2018-12-20 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク及び半導体デバイスの製造方法
DE102018131804A1 (de) 2018-01-19 2019-07-25 Toppan Printing Co., Ltd. Head-up-Display
JP2021089377A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスクの製造方法及びフォトマスク
US11119400B2 (en) 2017-04-08 2021-09-14 Hoya Corporation Mask blank, method for manufacturing transfer mask, and method for manufacturing semiconductor device

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6564734B2 (ja) * 2015-07-27 2019-08-21 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク及びフォトマスクの製造方法
US10678125B2 (en) * 2016-03-02 2020-06-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Photomask blank and method for preparing photomask
JP6743679B2 (ja) 2016-03-02 2020-08-19 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク、及びフォトマスクの製造方法
JP6812236B2 (ja) * 2016-12-27 2021-01-13 Hoya株式会社 位相シフトマスクブランク及びこれを用いた位相シフトマスクの製造方法、並びに表示装置の製造方法
CN108319104B (zh) * 2017-01-16 2023-05-02 Hoya株式会社 显示装置制造用相移掩模坯料、显示装置制造用相移掩模的制造方法及显示装置的制造方法
KR102297163B1 (ko) * 2017-02-09 2021-09-01 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 포토마스크 블랭크의 제조 방법, 포토마스크 블랭크, 포토마스크의 제조 방법, 포토마스크 및 크롬 금속 타겟
JP6819546B2 (ja) * 2017-11-13 2021-01-27 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク、及びフォトマスクの製造方法
JP7115281B2 (ja) * 2018-12-12 2022-08-09 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク、及びフォトマスクの製造方法
CN113615329A (zh) * 2019-03-29 2021-11-05 日东电工株式会社 电波吸收体用阻抗匹配膜、带有电波吸收体用阻抗匹配膜的膜、电波吸收体以及电波吸收体用层叠体

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196475A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスクブランク及びフォトマスク
JP2003322956A (ja) * 2002-03-01 2003-11-14 Hoya Corp ハーフトーン型位相シフトマスクブランクの製造方法
JP2007033469A (ja) * 2005-07-21 2007-02-08 Shin Etsu Chem Co Ltd 位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクならびにこれらの製造方法
JP2007233179A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスクブランクおよびフォトマスク
WO2009123171A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 Hoya株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスクおよびフォトマスクブランクの製造方法
WO2009123167A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 Hoya株式会社 フォトマスクブランクおよびその製造方法
JP2010038931A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Hoya Corp フォトマスク、フォトマスク用ブランク、フォトマスクの製造方法、及びパターン転写方法
WO2010038445A1 (ja) * 2008-09-30 2010-04-08 Hoya株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスク及びその製造方法、並びに半導体デバイスの製造方法
JP2011215657A (ja) * 2005-09-09 2011-10-27 Hoya Corp フォトマスクブランク及びフォトマスクの製造方法、並びに半導体装置の製造方法
JP2013165127A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Hoya Corp 微細パターンを有するガラス構造体の製造方法及び微細パターンを有するガラス構造体、並びにインプリント用モールド

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720427Y2 (ja) 1990-01-11 1995-05-15 豊生ブレーキ工業株式会社 シュー間隙自動調節機構を備えたドラムブレーキ
JP3093632B2 (ja) 1996-04-25 2000-10-03 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 半導体記憶装置
DE60102717T2 (de) * 2000-01-12 2005-02-24 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Rohling für Phasenschiebermaske, Phasenschiebermaske, und Herstellungsverfahren
JP2003195483A (ja) 2001-12-28 2003-07-09 Hoya Corp フォトマスクブランク、フォトマスク、及びそれらの製造方法
JP2003195479A (ja) 2001-12-28 2003-07-09 Hoya Corp ハーフトーン型位相シフトマスクブランク、及びハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法
JP2002287330A (ja) * 2002-03-01 2002-10-03 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスク用ブランクス及びフォトマスク
JP3093632U (ja) 2002-03-01 2003-05-16 Hoya株式会社 ハーフトーン型位相シフトマスクブランク
DE602006021102D1 (de) * 2005-07-21 2011-05-19 Shinetsu Chemical Co Photomaskenrohling, Photomaske und deren Herstellungsverfahren
TWI397766B (zh) 2005-12-26 2013-06-01 Hoya Corp A manufacturing method of a mask blank and a mask, and a method of manufacturing the semiconductor device
JP4883278B2 (ja) * 2006-03-10 2012-02-22 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク及びフォトマスクの製造方法
JP4737426B2 (ja) * 2006-04-21 2011-08-03 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク
TWI422966B (zh) * 2009-07-30 2014-01-11 Hoya Corp 多調式光罩、光罩基底、多調式光罩之製造方法、及圖案轉印方法
EP2645166B1 (en) * 2010-11-22 2016-01-13 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Photomask blank and process for production of a photomask
KR102055992B1 (ko) * 2012-03-28 2019-12-13 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크용 기판, 다층 반사막 부착 기판, 투과형 마스크 블랭크, 반사형 마스크 블랭크, 투과형 마스크, 반사형 마스크 및 반도체 장치의 제조 방법
JP5739375B2 (ja) * 2012-05-16 2015-06-24 信越化学工業株式会社 ハーフトーン位相シフトマスクブランク及びハーフトーン位相シフトマスクの製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196475A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスクブランク及びフォトマスク
JP2003322956A (ja) * 2002-03-01 2003-11-14 Hoya Corp ハーフトーン型位相シフトマスクブランクの製造方法
JP2007033469A (ja) * 2005-07-21 2007-02-08 Shin Etsu Chem Co Ltd 位相シフトマスクブランクおよび位相シフトマスクならびにこれらの製造方法
JP2011215657A (ja) * 2005-09-09 2011-10-27 Hoya Corp フォトマスクブランク及びフォトマスクの製造方法、並びに半導体装置の製造方法
JP2007233179A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Shin Etsu Chem Co Ltd フォトマスクブランクおよびフォトマスク
WO2009123171A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 Hoya株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスクおよびフォトマスクブランクの製造方法
WO2009123167A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 Hoya株式会社 フォトマスクブランクおよびその製造方法
JP2010038931A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Hoya Corp フォトマスク、フォトマスク用ブランク、フォトマスクの製造方法、及びパターン転写方法
WO2010038445A1 (ja) * 2008-09-30 2010-04-08 Hoya株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスク及びその製造方法、並びに半導体デバイスの製造方法
JP2013165127A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Hoya Corp 微細パターンを有するガラス構造体の製造方法及び微細パターンを有するガラス構造体、並びにインプリント用モールド

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10571797B2 (en) 2015-03-19 2020-02-25 Hoya Corporation Mask blank, transfer mask, method for manufacturing transfer mask, and method for manufacturing semiconductor device
WO2016147518A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 Hoya株式会社 マスクブランク、転写用マスク、転写用マスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
JPWO2016147518A1 (ja) * 2015-03-19 2017-12-28 Hoya株式会社 マスクブランク、転写用マスク、転写用マスクの製造方法および半導体デバイスの製造方法
JP2016188997A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 Hoya株式会社 フォトマスクブランク及びこれを用いたフォトマスクの製造方法、並びに表示装置の製造方法
JP2017027006A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 エスアンドエス テック カンパニー リミテッド ブランクマスク及びこれを用いたフォトマスク
US10036947B2 (en) 2015-07-24 2018-07-31 S&S Tech Co., Ltd. Blankmask and photomask using the same
JP2017049476A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク
JP2017049475A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク
JP2017151389A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 Hoya株式会社 マスクブランク、レジスト膜付きマスクブランク、レジストパターン付きマスクブランク、およびそれらの製造方法、ならびに転写用マスクの製造方法
CN108415218B (zh) * 2017-02-09 2023-04-07 信越化学工业株式会社 制备光掩模坯料的方法、光掩模坯料,制备光掩模的方法、光掩模和金属铬靶
JP7027895B2 (ja) 2017-02-09 2022-03-02 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランクの製造方法、及びフォトマスクの製造方法
CN108415218A (zh) * 2017-02-09 2018-08-17 信越化学工业株式会社 制备光掩模坯料的方法、光掩模坯料,制备光掩模的方法、光掩模和金属铬靶
JP2018173621A (ja) * 2017-02-09 2018-11-08 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランクの製造方法、フォトマスクブランク、フォトマスクの製造方法、フォトマスク及びクロム金属ターゲット
JP2019200440A (ja) * 2017-02-27 2019-11-21 Hoya株式会社 マスクブランク、及びインプリントモールドの製造方法
KR102398092B1 (ko) 2017-02-27 2022-05-16 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 반사형 마스크의 제조 방법, 및 반도체 디바이스의 제조 방법
JP2019012287A (ja) * 2017-02-27 2019-01-24 Hoya株式会社 マスクブランク、反射型マスクの製造方法、及び半導体デバイスの製造方法
US11762279B2 (en) 2017-02-27 2023-09-19 Hoya Corporation Mask blank, method for manufacturing reflective mask, and method for manufacturing semiconductor device
KR20190117557A (ko) * 2017-02-27 2019-10-16 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 전사용 마스크의 제조 방법, 및 반도체 디바이스의 제조 방법
KR102429244B1 (ko) 2017-02-27 2022-08-05 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크 및 임프린트 몰드의 제조 방법
JP2018141969A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 Hoya株式会社 マスクブランク、転写用マスクの製造方法、及び半導体デバイスの製造方法
KR20220066199A (ko) * 2017-02-27 2022-05-23 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크 및 임프린트 몰드의 제조 방법
US11281089B2 (en) 2017-02-27 2022-03-22 Hoya Corporation Mask blank, method for manufacturing transfer mask, and method for manufacturing semiconductor device
KR102273801B1 (ko) 2017-02-27 2021-07-06 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 전사용 마스크의 제조 방법, 및 반도체 디바이스의 제조 방법
KR20210084693A (ko) * 2017-02-27 2021-07-07 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 반사형 마스크의 제조 방법, 및 반도체 디바이스의 제조 방법
KR20220025934A (ko) * 2017-02-27 2022-03-03 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 반사형 마스크의 제조 방법, 및 반도체 디바이스의 제조 방법
KR102365595B1 (ko) 2017-02-27 2022-02-23 호야 가부시키가이샤 마스크 블랭크, 반사형 마스크의 제조 방법, 및 반도체 디바이스의 제조 방법
WO2018155047A1 (ja) * 2017-02-27 2018-08-30 Hoya株式会社 マスクブランク、転写用マスクの製造方法、及び半導体デバイスの製造方法
US11119400B2 (en) 2017-04-08 2021-09-14 Hoya Corporation Mask blank, method for manufacturing transfer mask, and method for manufacturing semiconductor device
US11435662B2 (en) 2017-04-08 2022-09-06 Hoya Corporation Mask blank, method for manufacturing transfer mask, and method for manufacturing semiconductor device
US11048160B2 (en) 2017-06-14 2021-06-29 Hoya Corporation Mask blank, phase shift mask and method for manufacturing semiconductor device
JP2019003178A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク及び半導体デバイスの製造方法
WO2018230233A1 (ja) * 2017-06-14 2018-12-20 Hoya株式会社 マスクブランク、位相シフトマスク及び半導体デバイスの製造方法
JP2017223972A (ja) * 2017-07-31 2017-12-21 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク
DE102018131804A1 (de) 2018-01-19 2019-07-25 Toppan Printing Co., Ltd. Head-up-Display
JP2021089377A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスクの製造方法及びフォトマスク
JP7280171B2 (ja) 2019-12-05 2023-05-23 信越化学工業株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスクの製造方法及びフォトマスク

Also Published As

Publication number Publication date
TWI646386B (zh) 2019-01-01
CN104698738A (zh) 2015-06-10
EP2881790A2 (en) 2015-06-10
US20150160549A1 (en) 2015-06-11
TW201535039A (zh) 2015-09-16
IL235945A0 (en) 2015-02-26
EP2881790B1 (en) 2019-06-19
KR20190010683A (ko) 2019-01-30
US9541823B2 (en) 2017-01-10
JP6229466B2 (ja) 2017-11-15
IL235945A (en) 2017-10-31
CN104698738B (zh) 2019-10-11
SG10201408018TA (en) 2015-07-30
KR101942120B1 (ko) 2019-01-24
KR102053568B1 (ko) 2019-12-06
EP2881790A3 (en) 2015-07-01
KR20150066457A (ko) 2015-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6229466B2 (ja) フォトマスクブランク
KR101751185B1 (ko) 표시 장치 제조용 포토마스크, 그 포토마스크의 제조 방법, 패턴 전사 방법 및 표시 장치의 제조 방법
TWI599841B (zh) Half-tone phase shift type mask blank, half-tone phase shift type mask and pattern exposure method
US7691546B2 (en) Photomask blank and photomask
TWI436161B (zh) 遮罩基底及轉印用遮罩之製造方法
JP4509050B2 (ja) フォトマスクブランク及びフォトマスク
TWI630455B (zh) 空白光罩
JP5464186B2 (ja) フォトマスクブランク、フォトマスク及びその製造方法
TWI648591B (zh) 空白光罩
KR20180051464A (ko) 하프톤 위상 시프트형 포토마스크 블랭크 및 그의 제조 방법
JP2007292824A (ja) フォトマスクブランク
TWI742254B (zh) 空白光罩
KR101923272B1 (ko) 포토마스크 블랭크, 그의 제조 방법 및 포토마스크
TWI758382B (zh) 相移光罩基底、相移光罩之製造方法、及顯示裝置之製造方法
KR20190047671A (ko) 포토마스크 블랭크의 설계 방법 및 포토마스크 블랭크
JP6540758B2 (ja) フォトマスクブランク
JP6551585B2 (ja) ハーフトーン位相シフト型フォトマスクブランク及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170731

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6229466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150