JP2017027006A - ブランクマスク及びこれを用いたフォトマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】 遮光膜の金属及び軽元素の組成を調節して遮光性を確保するとともに、エッチング速度が増大し、薄膜化され、面抵抗値が最小化された遮光膜を有するブランクマスク及びフォトマスクを提供する。【解決手段】 本発明のブランクマスクは、透明基板上に少なくとも遮光膜を有し、遮光膜は、透明基板に隣接して形成された第1遮光層及び第1遮光層上に形成された第2遮光層からなり、第1及び第2遮光層は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含んでなる。【選択図】 図1
Description
本発明は、ブランクマスク及びこれを用いたフォトマスクに関し、特に32nm級以下、好ましくは14nm級以下、より好ましくは10nm級以下の微細パターンを具現することができるブランクマスク及びこれを用いたフォトマスクに関する。
近年、半導体微細工程技術は、大規模集積回路の高集積化に伴う回路パターンの微細化への要求を満たす上で非常に重要な要素とされている。これを具現するためのリソグラフィ技術は、半導体回路パターンの解像度を向上させるために、遮光膜を用いたバイナリブランクマスク(Binary Intensity Blankmask)、位相反転膜及び遮光膜を用いた位相反転ブランクマスク(Phase Shifting Blankmask)、ハードフィルム及び遮光膜を有するハードマスク用バイナリブランクマスク(Hardmask Binary Blankmask)などへと発展しつつある。
一方、最近では、高解像度(High Resolution)の具現及び品質の向上のために、レジスト膜の更なる薄膜化が要求されている。これは、パターン形成のための電子ビーム照射(e−beam Writing)工程において、レジスト膜が薄膜化するほど電子ビームの散乱(Scattering)現象が減少するためである。しかしながら、レジスト膜は、下部の薄膜、例えば、遮光膜、ハードフィルムなどの隣接した薄膜のパターン形成のためのエッチングマスク(Etch Mask)として使われ、主成分が有機物で構成されるため、下部の薄膜のエッチング条件に対する選択比(Selectivity)が相対的に低く、薄膜化に限界がある。
レジスト膜の薄膜化のためには、下部のエッチング対象膜のエッチング特性を向上させる必要がある。そのために、下部のエッチング対象膜のエッチング速度を増大させたり、下部のエッチング対象膜を薄膜化する方法を考慮することができる。
例えば、レジスト膜パターンを用いてクロム(Cr)を主成分とする遮光膜をエッチングする場合、この遮光膜に酸素(O)、窒素(N)のうち少なくとも一つを多量含有させてエッチング速度を増大させることができる。しかし、このように酸素(O)、窒素(N)のいずれか一つの含有量を増加させることによって、遮光膜に要求される基本的な特性、例えば、光学密度、面抵抗、膜厚などを全て満たすことはできない。すなわち、酸素(O)、窒素(N)のうち少なくとも一つの含有量を増加させると、遮光膜の表面抵抗が増加し、光学密度(Optical Density)が低くなるため、露光工程時に電子チャージアップ(Charge up)現象及びイメージコントラスト(Image Contrast)の低下が発生する問題につながる。これを改善するために薄膜の厚さを増加させることができるが、遮光膜の厚さの増加は、パターンの縦横比(Aspect Ratio)を増加させ、パターン形成工程においてパターン倒壊(Pattern Collapse)のような問題を招く。
そこで、現在のクロム(Cr)化合物からなる遮光膜に比べて遮光性が高く、エッチング速度が速い、新しい遮光膜物質の開発が望まれる。
本発明は、遮光性が確保されるとともに、エッチング速度が増大し、薄膜化され、面抵抗値が最小化した遮光膜を有するブランクマスク及びこれを用いたフォトマスクを提供する。
また、本発明は、遮光膜及び位相反転膜パターンの臨界寸法の変化を最小化させることができるブランクマスク及びこれを用いたフォトマスクを提供する。
なお、本発明は、32nm級以下、好ましくは14nm級以下、より好ましくは10nm級以下の微細パターンを形成することができるブランクマスク及びこれを用いたフォトマスクを提供する。
本発明に係るブランクマスクは、透明基板上に遮光膜を有し、前記遮光膜は、順次に積層された第1遮光層及び第2遮光層からなり、前記第1遮光層及び第2遮光層はクロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含んでなる。
前記第1遮光層及び第2遮光層は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の物質を含む化合物で構成される。
前記第1遮光層及び第2遮光層は、モリブデン(Mo)が1at%〜20at%、クロム(Cr)が10at%〜80at%、窒素(N)が0〜50at%、酸素(O)が0〜50at%、炭素(C)が0〜30at%である組成比を有する。
また、本発明に係るブランクマスクは、透明基板上に遮光膜を有し、前記遮光膜は、順次に積層された第1遮光層及び第2遮光層からなり、前記第1遮光層及び第2遮光層のうち、一つの遮光層は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含んでなり、他の遮光層は、クロム(Cr)を含んでなる。
なお、本発明に係るブランクマスクは、透明基板上に遮光膜を有し、前記遮光膜は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含んでなる。
前記遮光膜は、組成が均一な単層膜、組成又は組成比が変化する連続膜形態の単層膜、互いに異なる組成を有し、前記異なる組成の膜がそれぞれ1回以上積層された2層以上の多層膜のうち一つで構成される。
前記遮光膜は、1.5Å/sec〜3.5Å/secのエッチング速度を有する。
前記遮光膜の上部に設けられたハードフィルム、前記遮光膜の下部に設けられた位相反転膜、前記ハードフィルムと遮光膜との間に設けられたエッチング阻止膜のうち一つ以上をさらに有する。
前記遮光膜の上部及び下部のいずれか一つ以上に設けられ、クロム(Cr)又はモリブデンクロム(MoCr)に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の物質を含んでなる反射防止膜をさらに有する。
そして、本発明に係るブランクマスクは、透明基板上に設けられた1層以上の金属膜を有し、前記金属膜は、モリブデンクロム(MoCr)ターゲットを含むスパッタリング工程で形成される。
本発明は、金属及び軽元素の組成又は組成比を調節することによって、遮光性が確保されるとともに、エッチング速度が増大し、面抵抗値が最小化された遮光膜を有するブランクマスク及びフォトマスクを提供することができる。
また、本発明は、遮光膜のエッチング速度を増大させて高精度の遮光膜パターンを形成することができ、遮光膜パターンをエッチングマスクとして位相反転膜パターンを形成することによって、臨界寸法の変化が最小化された位相反転膜パターンを形成できるブランクマスク及びフォトマスクを提供することができる。
したがって、本発明は、32nm級以下、好ましくは14nm級以下、よりましくは10nm級以下の微細パターンの形成が可能なブランクマスク及びフォトマスクを提供することができる。
以下では、図面を参照して本発明の実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、実施例は、ただ本発明を例示及び説明するためのもので、意味を限定したり、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限したりするためのものではない。このため、本発明の技術の分野における通常の知識を有する者にとって、実施例から様々な変形及び均等な他の実施例が可能であることは明らかである。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲における技術的事項によって決めなければならない。
図1は、本発明の第1実施例に係るブランクマスクを示す断面図であり、図2は、本発明の第2実施例に係るブランクマスクを示す断面図である。
図1を参照すると、本発明に係るブランクマスク100は、透明基板102上に積層された2層構造の遮光膜104、及びレジスト膜108を有してもよく、図2に示すように、遮光膜104上に反射防止膜106をさらに有してもよい。
透明基板102は、横×縦×厚さが6インチ×6インチ×0.25インチである石英ガラス、合成石英ガラス、又はフッ素ドープ石英ガラスなどで構成される。
透明基板102の平坦度は、上部に形成されるいずれか一つの薄膜、例えば、位相反転膜、遮光膜、ハードフィルムなどの薄膜平坦度に影響を及ぼすことから、成膜される面の平坦度をTIR(Total Indicated Reading)で定義するとき、142mm2領域において500nm以下、好ましくは200nm以下、より好ましくは100nm以下に制御する。
遮光膜104は、パターンエッチング工程におけるパターン縦横比及び光学特性を考慮して、組成又は組成比が異なる2層以上の多層膜で構成し、好ましくは、第1遮光層110及び第2遮光層112の2層構造で構成される。
遮光膜104は、遮光性を向上させるために、消滅係数(k)の高い構成物質を使用し、エッチング速度を向上させるために、乾式エッチング時に使われるエッチングガスに対する沸点(B.P)が低い物質を使用することが好ましい。
例えば、第1遮光層110及び第2遮光層112は、モリブデンクロム(MoCr)、又はこれに窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)のうち一つを含むMoCrN、MoCrO、MoCrC、MoCrNO、MoCrCN、MoCrCO、MoCrCONのうち一つのモリブデンクロム(MoCr)化合物で構成される。第1遮光層110及び第2遮光層112は、ストレス(Stress)を低減するために、水素(H)、ホウ素(B)などの軽元素をさらに含むことができる。
ここで、第1遮光層110及び第2遮光層112は、モリブデン(Mo)が1at%〜20at%、好ましくは3at%〜10at%、クロム(Cr)が10at%〜80at%、好ましくは20at%〜70at%、窒素(N)が0〜50at%、好ましくは40at%以下、酸素(O)が0〜50at%、好ましくは40at%以下、炭素(C)が0〜30at%、好ましくは20at%以下である組成比を有する。
遮光膜104は、モリブデン(Mo)がクロム(Cr)に比べて高い消滅係数(k)値を有するため、モリブデン(Mo)の含有量が高いと、単位厚さ当たり光学密度(Optical Density、OD)が増加し、遮光膜を薄膜化することができる。また、遮光膜104がモリブデン(Mo)を含むことにより、モリブデンクロム(MoCr)化合物で形成された遮光膜104の乾式エッチング時に、既存のクロム(Cr)化合物に比べて、塩素(Cl)ガスに対するエッチング速度を顕著に増大させることができる。しかし、遮光膜104のモリブデン(Mo)の含有量が高すぎると、フォトマスク製造時に使われる洗浄液(Cleaning Chemical)に対する耐化学性が悪くなる。このため、遮光膜104は、モリブデン(Mo)の含有量を20at%以下に制御することが好ましい。
第1遮光層110及び第2遮光層112の一つ以上は、遮光膜104の物理的、化学的、光学的特性を向上させるために、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレニウム(Se)、銅(Cu)、ハフニウム(Hf)、タングステン(W)のうち1種以上の金属物質を含むことができ、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の軽元素をさらに含むこともできる。
遮光膜104は、物理的又は化学的蒸着方法を用いる様々な方法で形成することができ、好ましくは、DCマグネトロンスパッタリング装置を用いて形成する。遮光膜104が上記スパッタリング方式を用いてモリブデンクロム(MoCr)又はその化合物で形成される場合、モリブデンクロム(MoCr)の2成分系単一ターゲットを用いて遮光膜104を形成することができる。このとき、モリブデンクロム(MoCr)単一ターゲットは、モリブデン(Mo):クロム(Cr)=1at%〜30at%:70at%〜99at%の組成比を有し、好ましくは、1at%〜20at:80at%〜99at%の組成比を有する。また、遮光膜104は、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、モリブデンクロム(MoCr)ターゲットのうち2種以上のターゲットを同時に使用するコ−スパッタリング(Co−Sputtering)方法で形成することもでき、このとき、モリブデンクロム(MoCr)ターゲットは、モリブデン(Mo):クロム(Cr)=1〜50at%:50at%〜99at%の組成比を有する。
第1遮光層110は、遮光膜104の全体的な光学密度(OD)及びエッチング速度を調節する役割を担い、第2遮光層112は、光学密度を補充し、表面抵抗を下げる役割を担う。すなわち、第1遮光層110は、遮光膜104の光学密度を調節し、遮光膜パターンの形成時に速いエッチング速度を得るために、酸素(O)及び窒素(N)のうち一つ以上を含むことが好ましい。また、第1遮光層110のみで光学密度を調節する場合には、要求される遮光機能を満たすために第1遮光層110を厚くしなければならず、よって、第2遮光層112を形成することにより、要求される光学密度を補充することができる。そのために、第2遮光層112は、単位厚さ当たり光学密度を上げて遮光性を補完し、第1遮光層110の相対的に高い面抵抗を下げるために、酸素(O)を含有しないか、第1遮光層110に比べて相対的に低い酸素(O)含有量を有するか、又は第1遮光層110に比べて相対的に高い窒素(N)含有量を有するように形成する。これにより、第2遮光層112は第1遮光層110に比べて、単位厚さ(Å)当たり露光波長における光学密度が相対的に高くなるように形成される。
第2遮光層112は、表面の面抵抗を制御する役割を担うことを考慮し、第1遮光層110に比べて面抵抗が低くなるように設計し、そのために、炭素(C)をさらに含有させることができる。このとき、炭素(C)は、1at%〜30at%の含有量を有することが好ましい。炭素(C)の含有量が30at%を超えると、光学密度が減少し、相対的に厚さが増加する。
第2遮光層112は、モリブデンクロム(MoCr)又はその化合物の代わりに、例えば、クロム(Cr)、又はクロム(Cr)に酸素(O)、窒素(N)、炭素(C)のうち少なくとも一つを含む化合物で構成することができ、第1遮光層110と一度のエッチング工程でエッチングされる物質であればいかなる物質で構成されてもかまわない。
また、遮光膜104は、上述した構造と逆に、第1遮光層110がクロム(Cr)化合物で構成され、第2遮光層112がモリブデンクロム(MoCr)又はその化合物で構成されてもよい。
第1遮光層110及び第2遮光層112からなる遮光膜104は、300Å〜700Åの厚さを有し、好ましくは450Å〜600Åの厚さ、より好ましくは450Å〜550Åの厚さを有する。第1遮光層110は、遮光膜104の全厚さの60%〜99%に該当する膜厚を有し、好ましくは、70%〜98%に該当する膜厚を有する。
第2遮光層112は、遮光膜104の厚さの1%〜40%に該当する膜厚を有し、好ましくは、2%〜30%に該当する膜厚を有する。
遮光膜104は、モリブデン(Mo)を含むモリブデンクロム(MoCr)又はその化合物で形成されるため、従来のクロム(Cr)化合物で構成される遮光膜に比べて、遮光性とエッチング速度が顕著に向上する。すなわち、遮光膜104は、エッチング物質に対して1.5Å/sec〜3.5Å/secのエッチング速度を有し、好ましくは、1.8Å/sec〜2.5Å/secのエッチング速度を有する。
また、遮光膜104は、第1遮光層110が全体遮光膜104の光学密度を制御し、第2遮光層106は反射率を低減するように、すなわち、反射防止の役割を担うように構成することもできる。このとき、第1遮光層110は、第2遮光層112に比べて単位厚さ当たり光学密度が相対的に高くなるように、酸素(O)及び窒素(N)のうち一つ以上の含有量を第2遮光層112に比べて低く形成することができる。こうすると、第2遮光層112のエッチング速度が第1遮光層110に比べて速くなり、第1遮光層110は、遮光膜104の全厚さの5%〜80%、好ましくは20%〜75%に該当する厚さを有し、第2遮光層112は10%〜95%、好ましくは25%〜80%に該当する厚さを有する。
図2を参照すると、反射防止膜106は、遮光膜104と同じエッチング特性を有する物質で構成され、好ましくは、モリブデンクロム(MoCr)、又はMoCrN、MoCrO、MoCrC、MoCrNO、MoCrCN、MoCrCO、MoCrCONのようなモリブデンクロム(MoCr)化合物のうち一つで構成される。反射防止膜106は、上記のモリブデンクロム(MoCr)又はその化合物に限定されず、遮光膜104とエッチング特性が同じ物質で構成されても構わない。反射防止膜106は、遮光膜104のエッチングマスクとして用いることができ、この場合、反射防止膜106は遮光膜104と異なるエッチング特性を有する物質で構成することができる。
遮光膜104、又は遮光膜104及び反射防止膜106が積層された構造は、193nm又は248nmの露光波長に対して2.5〜3.5の光学密度を有し、好ましくは2.7〜3.2の光学密度を有し、10%〜50%の表面反射率を有し、好ましくは20%〜40%の表面反射率を有する。
遮光膜104、又は遮光膜104及び反射防止膜106が積層された構造は、選択的に100℃〜500℃で熱処理し、耐薬品性及び薄膜ストレスを制御することができ、その方法として、ホットプレート(Hot−Plate)、真空急速熱処理(Vacuum Rapid Thermal Annealing)、表面プラズマ(Surface Plasma)処理を行うことができる。
図3A及び図3Bは、本発明の第3実施例に係るブランクマスクを示す断面図である。
図3Aを参照すると、本発明に係るブランクマスク200は、透明基板102上に積層された単層形態の遮光膜104、及びレジスト膜108を有することができ、図3Bに示すように、遮光膜104上に反射防止膜106をさらに有してもよい。
遮光膜104及び反射防止膜106のうち一つ以上は、組成が均一な単層膜、組成又は組成比が変化する連続膜形態の単層膜、互いに異なる組成を有し、異なる組成の膜がそれぞれ1回以上積層された2層以上の多層膜のいずれかで構成される。
遮光膜104及び反射防止膜106は、上述した本発明の第1及び第2の実施例と同じ光学的、化学的、物理的特性を有し、同じ物質及び製造方法で形成される。
図4は、本発明の第4実施例に係るブランクマスクを示す断面図である。図4を参照すると、本発明に係るブランクマスク300は、位相反転ブランクマスクであり、透明基板102上に順次に積層された位相反転膜114、遮光膜104及びレジスト膜108を有する。ここで、遮光膜104は、上述した本発明の第1実施例と同じ光学的、化学的、物理的特性を有し、同じ物質及び製造方法で形成される。
位相反転膜114は、遮光膜パターンをエッチングマスクとしてエッチングされるため、遮光膜104と10以上のエッチング選択比を有する物質で構成されることが好ましい。位相反転膜114は、光学特性を維持するとともに、薄膜化し、耐化学性を向上させるために、高い屈折率及び消滅係数を有する物質で形成する。そのために、位相反転膜114は、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレニウム(Se)、銅(Cu)、ハフニウム(Hf)、タングステン(W)のうち1種以上の金属物質を含むことができ、該金属物質にシリコン(Si)、窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、水素(H)のうち1種以上の物質をさらに含むこともできる。
位相反転膜114は、好ましくは、シリコン(Si)又はモリブデン(Mo)のような遷移金属を含む金属シリサイド混合物で構成されるか、これに窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)のうち1種以上の軽元素を含む化合物で構成される。位相反転膜114は、例えば、Si、SiN、SiC、SiO、SiCN、SiCO、SiNO、SiCON、MoSi、MoSiN、MoSiC、MoSiO、MoSiCN、MoSiCO、MoSiNO、MoSiCONのうち1種で構成される。位相反転膜114は、光学的、化学的、物理的特性及び製造工程を考慮して、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の軽元素をさらに含むことができる。
位相反転膜114は、組成が均一な単層膜、組成又は組成比が変化する連続膜、互いに異なる組成を有し、これら異なる組成の膜がそれぞれ1回以上積層された2層以上の多層膜のうち一つで構成される。
位相反転膜114は、最上層又は最上層膜が酸素(O)を含むように構成することができる。さらにいうと、位相反転膜114がモリブデンシリサイド(MoSi)化合物で構成される場合、位相反転膜114はオゾン(O3)、Hot−DI及びアンモニア(NH4OH)、硫酸(H2SO4)などを含む洗浄溶液で損傷しやすい。位相反転膜114が洗浄工程などにおいて上記の物質などで損傷を受けると、位相反転膜114は、厚さが薄くなり、透過率が増加し、位相反転量の変化が発生するため、要求される光学的物性を実現することができない。したがって、本発明は、最上層又は最上層膜が酸素(O)を含む、例えば、MoSiONで形成することによって、洗浄溶液によって発生する位相反転膜114の溶解又は腐食のような劣化現象を防止することができる。このとき、位相反転膜114の最上層又は最上層膜は、0.1at%〜20at%の酸素(O)含有量を有する。最上層又は最上層膜の下部に配置される位相反転膜114の部分は、最上層又は最上層膜と組成及び組成比が異なる様々な形態の膜で構成することができる。
位相反転膜114は、300Å〜900Åの厚さを有し、好ましくは、500Å〜700Åの厚さを有する。位相反転膜114が最上層部又は最上層膜に酸素(O)を含むように形成される場合、最上層部又は最上層膜の酸素(O)を含む区間は、10Å〜100Åの厚さを有し、全体位相反転膜114の厚さの1%〜40%に該当する厚さを有し、好ましくは1%〜10%に該当する厚さを有する。
位相反転膜114は、193nm又は248nm波長の露光光に対して5%〜40%の透過率を有し、170゜〜190゜の位相反転量を有する。位相反転膜114は、透過率が5%よりも低いと、ウエハー(Wafer)に塗布されたレジスト膜の露光時に相殺干渉のための露光光の強度(Intensity)が低下し、位相反転効果がわずかであり、透過率が40%を越えると、ウエハーに塗布されたレジスト膜にダメージ(Damage)を与え、レジスト膜の損失を招く。
遮光膜104及び位相反転膜114が順次に積層された構造は、193nm又は248nm波長の露光光に対して2.5〜3.5の光学密度値を有し、好ましくは2.7〜3.2の光学密度値を有し、10%〜45%の表面反射率を有し、好ましくは25%〜35%の表面反射率を有する。
位相反転膜114は、選択的に100℃〜500℃で熱処理して耐薬品性及び平坦度を調節することができ、この熱処理は、遮光膜104への熱処理温度と同等の又は高い条件で行うことができる。
また、位相反転膜114のパターンを形成するためのエッチング工程は、レジスト膜パターンが残留している状態で遮光膜104及び位相反転膜114を連続してエッチングする方法で行うことができる。これは、遮光膜104と位相反転膜114のパターン形成時に発生する臨界寸法(Critical Dimension、CD)のばらつきを補正するためであり、位相反転膜114のパターン形成のためのエッチング時に発生するレジストパターンの残渣物を用いて遮光膜パターンと位相反転膜パターンとの差を補正することができる。
図5は、本発明の第5実施例に係るブランクマスクを示す断面図である。図5を参照すると、本発明に係るブランクマスク400は、透明基板102上に順次に積層された遮光膜104、ハードフィルム116及びレジスト膜108を有する。ここで、遮光膜104は、上述した本発明の第1実施例と同じ光学的、化学的、物理的特性を有し、同じ物質及び製造方法で形成される。
ハードフィルム116は、遮光膜104のエッチングマスクの役割を担うことから、遮光膜104と10以上のエッチング選択比を有する物質で構成する。ハードフィルム116は、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレニウム(Se)、銅(Cu)、ハフニウム(Hf)、タングステン(W)、スズ(Sn)、シリコン(Si)のうち1種以上の物質を含むか、又は、この物質に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、水素(H)のうち1種以上の物質をさらに含み、例えば、酸窒化タンタル(TaON)などで構成することができる。
ハードフィルム116は、10Å〜100Åの厚さを有し、好ましくは、20Å〜60Åの厚さを有する。
ハードフィルム116は、シリコン(Si)を含む化合物で構成することができるが、この場合、ハードフィルム116とレジスト膜108との接着力が低くなりうるため、接着力の向上のために、ハードフィルム116の上部表面には表面改質又は表面処理のうち一つ以上を適用することができる。
ハードフィルム116の表面改質は、酸素(O)、窒素(N)、水素(H)、炭素(C)、フッ素(F)のうち一つ以上のガスを用いた熱処理又はプラズマ処理によって行う。この熱処理及びプラズマ処理は、特に制限されないが、真空急速熱処理装置(Vaccum Rapid Thermal Treatment)を用いた方法及び常圧プラズマを用いた方法を用いることができる。この表面改質によって、ハードフィルム116の表面は15゜〜50゜、好ましくは、20゜〜45゜の接触角(Contact Angle)を有する。
また、上記表面処理は、シリコンを含む高分子化合物を塗布して行うこともできる。シリコンを含む高分子化合物としては、Hexamethyldisilane、Trimethylsilyldiethyl−amine、O−trimethylsilylacetate、O−trimethylsilyl−proprionate、O−trimethylsilylbutyrate、Trimethylsilyl−trifluoroacetate、Trimethylmethoxysilane、N−methyl−Ntrimethylsilyltrifluoroacetate、O−trimethylsilyacetylacetone、Isopropenoxy−trimethylsilane、Trimethylsilyl−trifluoroacetamide、Methyltrimethyl−Silyldimethylketoneacetate、Trimethyl−ethoxysilaneのうち一つ以上を用いることができる。
なお、ハードフィルム116が下部の遮光膜104と低いエッチング選択比を有する物質で形成される場合、図示してはいないが、ハードフィルム116と遮光膜104との間にエッチング阻止膜を形成することができる。エッチング阻止膜は、遮光膜104及びハードフィルム116と10以上のエッチング選択比を有する物質で構成する。
このエッチング阻止膜は、シリコン(Si)、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレニウム(Se)、銅(Cu)、ハフニウム(Hf)、タングステン(W)、スズ(Sn)のうち1種以上の物質を含むこともでき、この物質に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、水素(H)のうち1種以上の物質をさらに含むこともできる。エッチング阻止膜は、10Å〜150Åの厚さを有し、好ましくは、20Å〜100Åの厚さを有する。
図6は、本発明の第6実施例に係るブランクマスクを示す断面図である。図6を参照すると、本発明に係るブランクマスク500は、以上の実施例の構成を全て有するブランクマスクであり、透明基板102上に順次に積層された位相反転膜114、遮光膜104、ハードフィルム116及びレジスト膜108を有する。ここで、遮光膜104、位相反転膜114、ハードフィルム116、エッチング阻止膜は、上述した本発明の第1乃至第6の実施例と同じ光学的、化学的、物理的特性を有し、同じ物質及び製造方法で形成される。
なお、上述した本発明の第4乃至第6実施例では、図示してはいないが、必要によって、遮光膜104の上部及び下部のいずれか一つ以上に、露光光の再反射を抑制するように反射防止膜をさらに有することもできる。この反射防止膜は、上述した本発明の第2及び第3実施例と同じ光学的、化学的、物理的特性を有し、同じ物質及び製造方法で形成される。また、上述した本発明の第3実施例では、遮光膜104の上部又は下部に設けられた位相反転膜、ハードフィルム、エッチング阻止膜などの様々な薄膜を同一に適用することができる。
しかも、本発明の遮光膜を形成するためのモリブデンクロム(MoCr)の2成分系単一ターゲット及びコ−スパッタリング(Co−Sputtering)方法に使われるモリブデン(Mo)、クロム(Cr)、モリブデンクロム(MoCr)ターゲットのうち2種以上のターゲットは、半導体デバイスの他、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diod)、PDP(Plasma Display Panel)などを含むフラットパネルディスプレイ(Flat Panel Display)デバイスを製造するためのブランクマスクの遮光膜を含む金属膜を形成するために使用されてもよい。
また、上記ターゲットは、遮光膜に限定されず、半導体及びFPD用ブランクマスクを構成する金属膜、例えば、遮光膜、反射防止膜、位相反転膜、ハードフィルム、エッチング阻止膜、反透過膜を含むいかなる薄膜に使用されてもよい。
以下、本発明の実施例に係るブランクマスクについて詳しく説明する。
実施例1−1:バイナリブランクマスク及びフォトマスクの製造及び評価I
図1を参照すると、実施例1−1では、MoCr化合物で構成され、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
図1を参照すると、実施例1−1では、MoCr化合物で構成され、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
バイナリブランクマスク100の製造は、平坦度が154nm、複屈折率が2nm/6.35mmに制御された透明基板102上に、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(Mo:Cr=10at%:90at%)が装着されたDCマグネトロン反応性スパッタリング設備を用いて、工程ガスとしてAr:N2:CO2=3sccm:8sccm:5sccmを注入し、工程パワーを0.75Kw印加することで、550Å厚のMoCrCON膜からなる第1遮光層110を形成した。その後、工程ガスとしてAr:N2=5sccm:5sccmを注入し、工程パワーを1.0Kw印加することで、50Å厚のMoCrN膜からなる第2遮光層112を形成し、最終的に2層構造の遮光膜104を形成した。
遮光膜104に350゜の温度で30分間真空RTP(Rapid Thermal Process)を行った後、遮光膜104の特性を評価した。
遮光膜104は、UV−VISスペクトロメータ設備を用いて透過率及び反射率を測定した結果、193nm波長で透過率0.09%、反射率30.3%を示し、遮光膜としての光学特性に優れていることが確認できた。
また、遮光膜104は、Ultra−flat設備を用いて薄膜ストレスを測定した結果、198nmのTIR値を示した。透明基板102のTIR値である154nmに比べて44nmのTIR変化量を示しており、パターン形成後にパターン整列度などに問題がないことが確認できた。
そして、遮光膜104は、4探針プローブ(4−Point Probe)設備を用いて面抵抗を測定した結果、324Ω/□を示し、電子ビームを用いた露光時にチャージアップ(Charge−up)現象が発生しないものと予想される。
なお、第1遮光層110は、Auger分析装備を用いて組成比を分析した結果、Mo:Cr:軽元素(O、C、Nのうち一つ以上)=5at%:40at%:55at%の組成比を示し、第2遮光層112は、Mo:Cr:軽元素(O、C、Nのうち一つ以上)=8at%:60at%:32%の組成比を示した。
さらに、第1遮光層110と第2遮光層112の単位厚さ当たり光学密度を測定した結果、第1遮光層110は0.0054/Åを示し、第2遮光層112は0.01/Åを示し、相対的に第2遮光層112の単位厚さ当たり光学密度が高いことを確認した。
遮光膜104上にポジ型化学増幅型レジスト膜108を1,000Åの厚さで形成し、バイナリブランクマスクの製造を完了した。
このバイナリブランクマスクをを用いて下記のようにフォトマスクを製造し、評価した。
まず、露光装備を用いてレジスト膜108に露光を行った後、110℃の温度で10分間PEB(Post Exposure Bake)を行い、現像(Develop)工程を経てレジスト膜パターンを形成した。その後、このレジスト膜パターンをエッチングマスクとして用いて、下部のMoCr化合物からなる遮光膜104を、塩素(Cl)ガスを含むエッチングガスで乾式エッチングして遮光膜パターンを形成し、レジスト膜パターンを除去することで、フォトマスク製造を完了した。
ここで、遮光膜104は、EPD(End Point Detection)を用いてエッチング速度を測定した結果、2.03Å/secの速いエッチング速度を示し、また、AFM装備を用いて残余レジスト膜パターンの厚さを測定した結果、520Åの厚さを示した。また、ローディング(Loading)評価の結果、3.5nm程度であって、後述する比較例のクロム(Cr)化合物からなる遮光膜に比べて優れた結果を示した。ここで、ローディング評価は、ローディング0%とローディング100%のパターンにおける臨界寸法(CD)のばらつきを示す。
実施例1−2:バイナリブランクマスク及びフォトマスクの製造及び評価II
図1を参照すると、実施例1−2では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク及びフォトマスクを製造し、これを評価した。ここで、第1遮光層110は、第2遮光層114に比べて単位厚さ当たり光学密度が高く、第2遮光層114は、反射防止の役割を担い、遮光膜104の反射率を下げる。
図1を参照すると、実施例1−2では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク及びフォトマスクを製造し、これを評価した。ここで、第1遮光層110は、第2遮光層114に比べて単位厚さ当たり光学密度が高く、第2遮光層114は、反射防止の役割を担い、遮光膜104の反射率を下げる。
バイナリブランクマスクの製造は、透明基板102上に、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(Mo:Cr=10at%:90at%)が装着されたDCマグネトロン反応性スパッタリング設備を用いて、工程ガスとしてAr:N2:=5sccm:7sccmを注入し、工程パワーを1.0Kw印加することで、450Å厚のMoCrN膜からなる第1遮光層110を形成した。その後、工程ガスとしてAr:N2:NO=3sccm:8sccm:3sccmを注入し、工程パワーを0.7Kw印加することで、150Å厚のMoCrON膜からなり、反射防止膜の役割を担う第2遮光層112を形成した。
第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された遮光膜104に350゜の温度で30分間真空RTPを行った後、特性を評価した。
遮光膜104は、193nm波長で透過率0.08%、反射率18.2%を示し、遮光膜としての光学特性に優れ、上述した実施例1−1に比べて反射率が低減したことが確認できる。
また、薄膜ストレスを測定した結果、遮光膜104は、透明基板102のTIR値に比べて52nmのTIR変化量を示し、パターン形成後にパターン整列度などに問題が無いことを確認した。
そして、面抵抗を測定した結果、遮光膜104は485Ω/□を示し、電子ビームを用いた露光時にチャージアップ現象がないものと予想される。
なお、組成比を分析した結果、第1遮光層110はMo:Cr:軽元素(O、C、Nのうち一つ以上)=9at%:62at%:29at%の組成比を示し、第2遮光層112は、Mo:Cr:軽元素(O、C、Nのうち一つ以上)=6at%:46at%:48%の組成比を示した。
さらに、単位厚さ当たり光学密度を測定した結果、第1遮光層110は0.006/Åを示し、第2遮光層112は0.002/Åを示し、相対的に第2遮光層112の単位厚さ当たり光学密度が低いことを確認した。
遮光膜104上にポジ型化学増幅型レジスト膜108を1,000Åの厚さに形成し、バイナリブランクマスクの製造を完了した。
このバイナリブランクマスクを用いてフォトマスクを製造し、評価した。
遮光膜104は、1.6Å/secのエッチング速度を示し、420Å厚の残余レジスト膜パターンが残留した。また、ローディング評価の結果、3.9nmであり、後述する比較例のクロム(Cr)化合物からなる遮光膜に比べて優れた結果を示した。
実施例1−3:バイナリブランクマスク及びフォトマスクの製造及び評価III
図1を参照すると、実施例1−3では、MoCr化合物からなる第1遮光層110及びCr化合物からなる第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク100及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
図1を参照すると、実施例1−3では、MoCr化合物からなる第1遮光層110及びCr化合物からなる第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク100及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
バイナリブランクマスク100の製造は、透明基板102上に、上述した実施例1−1のバイナリブランクマスクと同様に2層構造を有する遮光膜104を形成する。
バイナリブランクマスク100の製造は、透明基板102上に、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(Mo:Cr=10at%:90at%)が装着されたDCマグネトロン反応性スパッタリング設備を用いて工程ガスとしてAr:N2:CO2=3sccm:8sccm:5sccmを注入し、工程パワーを0.75Kw印加することで、550Å厚のMoCrCON膜からなる第1遮光層110を形成した。その後、クロム(Cr)ターゲットを利用し、工程ガスとしてAr:N2=5sccm:5sccmを注入し、工程パワーを1.0Kw印加することで、50Å厚のCrN膜からなる第2遮光層112を形成し、最終的に2層構造の遮光膜104を形成した。
遮光膜104は、193nm波長で透過率0.11%、反射率33.5%を示し、上述した実施例1−1に比べて、同一厚さにおいて相対的に遮光性が低いことが確認できたが、光学密度で計算した結果、2.96と十分の遮光性を有し、遮光膜として使用するには問題がない。
また、フォトマスクの製造時に、遮光膜104は1.83Å/secのエッチング速度を示し、ローディング評価の結果、4.2nmであり、後述する比較例のクロム(Cr)化合物からなる遮光膜に比べて優れた結果を示した。
実施例1−4:バイナリブランクマスク及びフォトマスクの製造及び評価IV
図1を参照すると、実施例1−4は、Cr化合物からなる第1遮光層及びMoCr化合物からなる第2遮光層が積層された2層構造の遮光膜を有するバイナリブランクマスク及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
図1を参照すると、実施例1−4は、Cr化合物からなる第1遮光層及びMoCr化合物からなる第2遮光層が積層された2層構造の遮光膜を有するバイナリブランクマスク及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
バイナリブランクマスク100の製造は、透明基板102上に、第1遮光層110及び第2遮光層112が上述の実施例1−3のバイナリブランクマスクとは反対となる構造を有するように遮光膜104を形成する。
バイナリブランクマスク100の製造は、透明基板102上に、クロム(Cr)ターゲットを利用し、工程ガスとしてAr:N2=5sccm:5sccmを注入し、工程パワーを1.0Kw印加することで、50Å厚さのCrN膜からなる第1遮光層110を形成した。その後、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(Mo:Cr=10at%:90at%)が装着されたDCマグネトロン反応性スパッタリング設備を用いて、工程ガスとしてAr:N2:CO2=3sccm:8sccm:5sccmを注入し、工程パワーを0.75Kw印加することで、550Å厚のMoCrCON膜からなる第2遮光層112を形成し、最終的に遮光膜104を製造した。
遮光膜104は、193nm波長で透過率0.11%、反射率23.5%を示し、上述した実施例1−3に比べて、193nmで透過率は同一であるが、反射率が低くなる効果が確認できた。
また、遮光膜104に対してエッチング速度を評価した結果、遮光膜104は1.81Å/secのエッチング速度を示し、ローディング評価の結果、4.2nmであり、実施例1−3と同等の結果を示し、後述する比較例のクロム(Cr)化合物からなる遮光膜に比べて優れた結果を示した。
実施例2:バイナリブランクマスク及びフォトマスクの製造及び評価V
図2を参照すると、実施例2では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の上部に反射防止膜106を有するバイナリブランクマスク100及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
図2を参照すると、実施例2では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の上部に反射防止膜106を有するバイナリブランクマスク100及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
バイナリブランクマスク100の製造は、透明基板102上に、上述した実施例1−1のバイナリブランクマスクと同様に2層構造を有する遮光膜104を形成する。
その後、遮光膜104と同様に、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(Mo:Cr=10at%:90at%)を利用し、工程ガスとしてAr:N2:NO=5sccm:5sccm:5sccmを注入し、工程パワーを0.7Kw印加することで、100Å厚のMoCrON膜からなる反射防止膜106を形成した。
遮光膜104及び反射防止膜106の積層構造は、193nm波長で3.12の光学密度を示し、反射率は26.3%を示し、実施例1−1に比べて反射率が低減したことが確認できる。
実施例3:バイナリブランクマスク及びフォトマスクの製造及び評価VI
図3Aを参照すると、実施例3では、MoCr化合物からなり、単層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク200及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
図3Aを参照すると、実施例3では、MoCr化合物からなり、単層構造の遮光膜104を有するバイナリブランクマスク200及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
バイナリブランクマスク200の製造は、透明基板102上に、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(Mo:Cr=10at%:90at%)が装着されたDCマグネトロン反応性スパッタリング設備を用いて工程ガスとしてAr:N2:CO2=3sccm:5sccm:4sccmを注入し、工程パワーを0.75Kw印加することで、650Å厚のMoCrCON膜からなる遮光層110を形成した。
遮光膜104に対して350゜の温度で30分間真空RTPを行った後、特性を評価した。
遮光膜104は、193nm波長で透過率0.09%、反射率26.5%を示し、遮光膜としての光学特性に優れていることが確認できた。
また、薄膜ストレスを測定した結果、遮光膜104は、透明基板102のTIR値に比べて45nmのTIR変化量を示し、パターン形成後にパターン整列度などに問題が無いことを確認した。
そして、面抵抗を測定した結果、遮光膜104は、852Ω/□を示し、電子ビームを用いた露光時にチャージアップ現象がないものと予想される。
なお、図3Bに示すように、必要によって、遮光膜104上に反射防止膜106を形成する場合、反射防止膜106は、上述した実施例2の反射防止膜を適用することができる。
実施例4:位相反転ブランクマスク及びフォトマスクの製造及び評価
図4を参照すると、実施例4は、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の下部に位相反転膜114を有する位相反転ブランクマスク300及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
図4を参照すると、実施例4は、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の下部に位相反転膜114を有する位相反転ブランクマスク300及びフォトマスクを製造し、これを評価した。
位相反転ブランクマスク300の製造は、透明基板102上に、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(Mo:Cr=10at%:90at%)が装着されたDCマグネトロン反応性スパッタリング設備を用いて、6%透過率、180゜の位相反転量及び650Åの膜厚を有する、モリブデンシリサイド(MoSi)化合物からなる位相反転膜114を形成した。
位相反転膜114に対して350゜の温度で30分間真空RTPを行った後、ストレスを測定した結果、位相反転膜114は212nmのTIR値を示した。これは、透明基板102対比58nmのTIR変化量であって、パターン形成後にパターン整列度などに問題が無いことが確認できた。
続いて、位相反転膜114上に、モリブデンクロム(MoCr)ターゲット(組成比Mo:Cr=10at%:90at%)を利用し、工程ガスとしてAr:N2:CO2:=3sccm:9sccm:10sccmを注入し、工程パワーを0.75Kw印加することで、500Å厚のMoCrCON膜からなる第1遮光層110を形成した後、工程ガスとしてAr:N2=5sccm:5sccmを注入し、工程パワーを1.0Kw印加することで、50Å厚のMoCrN膜からなる第2遮光層112を形成した。
その後、遮光膜104に350゜の温度で30分間真空RTPを行った後、特性を評価した。
遮光膜104に対して薄膜ストレスを測定した結果、遮光膜104は位相反転膜114に比べて35nmのTIR変化量を示し、パターン形成後にパターン整列度などに問題が無いことを確認した。
また、遮光膜104の組成比を分析した結果、第1遮光層110は、Mo:Cr:軽元素(O、C、Nのうち一つ以上)=4at%:32at%:64at%の組成比を示し、第2遮光層112は、Mo:Cr:軽元素(O、C、Nのうち一つ以上)=8at%:60at%:32%の組成比を示した。
なお、位相反転膜114及び遮光膜104の積層構造は、193nm波長で透過率0.09%、光学密度3.04、反射率32.5%を示し、遮光膜としての光学特性に問題が無いことを確認した。
その後、遮光膜104上に、ポジ型化学増幅型レジスト膜108を800Åの厚さで形成し、位相反転ブランクマスク300の製造を完了した。
位相反転ブランクマスク300を用いて遮光膜104をエッチングしてパターンを形成し、これをエッチングマスクとして位相反転膜114をエッチングし、レジスト膜パターンを形成してメイン(Main)パターン領域の遮光膜パターンを選択的に除去する方法でフォトマスクを製造した。
遮光膜104は、上述した実施例1−1に比べて速い2.5Å/secのエッチング速度を示した。これは、下部に位相反転膜114が配置されることから、同一の光学密度でエッチング速度を向上させるために二酸化炭素(CO2)ガスの流量を増加させたためだと判断される。
実施例5:ハードフィルムが適用されたバイナリブランクマスクの製造
図5を参照すると、実施例5では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の上部にハードフィルム116を有するバイナリブランクマスク400を製造した。
図5を参照すると、実施例5では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の上部にハードフィルム116を有するバイナリブランクマスク400を製造した。
ハードフィルムが適用されたバイナリブランクマスク400の製造は、透明基板102上に、上述した実施例1−1と同様に2層構造を有する遮光膜104を形成する。その後、ボロン(B)ドープシリコン(Si)ターゲットを利用し、工程ガスとしてAr:NO:N2=5sccm:8sccm:3sccmを注入し、工程パワーを0.7Kw印加することで、40Å厚のハードフィルム116を形成した。
その後、ハードフィルム116上に、HMDS工程で表面処理を行い、ハードフィルム116上にポジ型化学増幅型レジスト膜108を800Åの厚さで形成し、バイナリブランクマスク400の製造を完了した。
実施例6:ハードフィルムが適用された位相反転ブランクマスクの製造
図6を参照すると、実施例6では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の下部及び上部にそれぞれ位相反転膜114及びハードフィルム116を有する位相反転ブランクマスク500を製造した。
図6を参照すると、実施例6では、MoCr化合物からなり、第1遮光層110及び第2遮光層112が積層された2層構造の遮光膜104の下部及び上部にそれぞれ位相反転膜114及びハードフィルム116を有する位相反転ブランクマスク500を製造した。
ハードフィルムが適用された位相反転ブランクマスク500の製造は、透明基板102上に、上述した実施例4の位相反転ブランクマスクと同様に、位相反転膜114及び2層構造を有する遮光膜104を形成した後、上述した実施例5と同様に、ハードフィルム116を形成した。
その後、ハードフィルム116上にHMDS工程で表面処理を行った後、ハードフィルム116上にポジ型化学増幅型レジスト膜108を800Åの厚さで形成し、バイナリブランクマスクの製造を完了した。
比較例:Cr化合物からなる遮光膜の評価
上述した本発明の実施例のようにMoCr化合物からなる遮光膜の特性を確認するために、Cr化合物からなる2層構造の遮光膜を形成し、これを評価した。
上述した本発明の実施例のようにMoCr化合物からなる遮光膜の特性を確認するために、Cr化合物からなる2層構造の遮光膜を形成し、これを評価した。
比較例1は、660Åの遮光膜の厚さにおいて3.1の光学密度を示したが、エッチング速度が0.8Å/secであって、レジスト膜を1,000Å以下に形成し難い。また、ローディング評価の結果、8.2nmを示し、上述した本発明の実施例に対比して悪いことを確認した。
比較例2乃至4は、遮光膜のエッチング速度を増加させるために酸素(O)又は窒素(N)の含有量を増加させて遮光膜を製造した。その結果、エッチング速度は、酸素(O)含有量の増加によって向上したが、上述した本発明の実施例に比べて厚さが増加し、光学密度は相対的に低い結果を示した。また、エッチング速度も低い結果を示し、相対的に臨界寸法差が悪いことを確認した。
モリブデンクロム(MoCr)ターゲット組成比による遮光膜の耐化学性の評価
本発明の実施例のMoCr化合物遮光膜を形成するモリブデンクロム(MoCr)ターゲットの組成比を変化させて遮光膜を形成し、遮光膜パターン形成後に、硫酸洗浄(Cleaning)を施して耐化学性を評価した。実施例7乃至実施例10は、Ar、N2、CO2、NOなどの工程ガスを用いて2層の多層膜構造で形成し、硫酸洗浄は、硫酸を使って90℃の温度で20分間洗浄する方法で行った。
本発明の実施例のMoCr化合物遮光膜を形成するモリブデンクロム(MoCr)ターゲットの組成比を変化させて遮光膜を形成し、遮光膜パターン形成後に、硫酸洗浄(Cleaning)を施して耐化学性を評価した。実施例7乃至実施例10は、Ar、N2、CO2、NOなどの工程ガスを用いて2層の多層膜構造で形成し、硫酸洗浄は、硫酸を使って90℃の温度で20分間洗浄する方法で行った。
しかし、硫酸洗浄による厚さ変化及び光学密度変化を測定した結果、実施例10のモリブデンクロム(MoCr)ターゲット(組成比Mo:Cr=40at%:60at%)を使用した場合、25Åの厚さ変化及び0.058の光学密度変化を示し、本発明に係る遮光膜の形成に適さないことを確認した。
遮光膜の構成物質及び組成比による評価
本発明の実施例によるMoCr化合物遮光膜を評価するために、工程ガスの種類及び注入流量を変更して遮光膜を形成した。実施例11乃至14はいずれもモリブデンクロム(MoCr)ターゲット(組成比Mo:Cr=10at%:90at%)を使用して遮光膜を形成した。
本発明の実施例によるMoCr化合物遮光膜を評価するために、工程ガスの種類及び注入流量を変更して遮光膜を形成した。実施例11乃至14はいずれもモリブデンクロム(MoCr)ターゲット(組成比Mo:Cr=10at%:90at%)を使用して遮光膜を形成した。
表3に、実施例11乃至14の構成物質及び組成比による、光学特性及びエッチング速度の評価結果を示す。
実施例13の場合、実施例11と対比して、第2遮光層をMoCrCONで形成した。同様に、光学密度(OD)が2.92と多少減少したが、エッチング速度が2.92Å/secに増加したことを確認した。
実施例14は、実施例11と対比して、第1遮光層をMoCrONで形成した。光学密度は3.02であって、類似の値を示したが、エッチング速度が2.53Å/secに減少したことを確認した。
実施例11乃至14はいずれも2.9以上の光学密度(OD)値を示し、エッチング速度も2.0Å/sec以上であって、レジスト膜を1,000Åの厚さに形成できることを確認した。
ハードフィルムの構成物質による評価
本発明に係るハードフィルムを評価するために、MoCr化合物からなる2層の遮光膜上にハードフィルムを形成し、面抵抗及びエッチング速度を評価した。実施例15乃至17は、上述した実施例7及び11と同様に遮光膜を形成し、ハードフィルムは、構成物質を変えて形成した。
本発明に係るハードフィルムを評価するために、MoCr化合物からなる2層の遮光膜上にハードフィルムを形成し、面抵抗及びエッチング速度を評価した。実施例15乃至17は、上述した実施例7及び11と同様に遮光膜を形成し、ハードフィルムは、構成物質を変えて形成した。
実施例15は、タンタル(Ta)ターゲットを使用してTaON膜を形成し、実施例16は、モリブデンシリサイド(MoSi)ターゲット(組成比Mo:Si=2at%:98at%)を使用してMoSiON膜を形成し、実施例17は、シリコン(Si)ターゲットを使用してSiON膜を形成した。
表4に、ハードフィルムの構成物質による、面抵抗及びエッチング速度の評価結果を示す。
以上、本発明を最も好適な実施例を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施例に記載された範囲に限定されない。上記の実施例に様々な変更又は改良を加えてもよいということが、当該技術の分野における通常の知識を有す者には容易に理解されるであろう。このような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれるということは特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 ブランクマスク
102 透明基板
104 遮光膜
106 反射防止膜
108 レジスト膜
110 第2遮光層
112 第2遮光層
114 位相反転膜
116 ハードフィルム
102 透明基板
104 遮光膜
106 反射防止膜
108 レジスト膜
110 第2遮光層
112 第2遮光層
114 位相反転膜
116 ハードフィルム
Claims (34)
- 透明基板上に遮光膜を有するブランクマスクであって、
前記遮光膜は、順次に積層された第1遮光層及び第2遮光層からなり、
前記第1遮光層及び第2遮光層は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含んでなる、ブランクマスク。 - 前記第1遮光層及び第2遮光層は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の物質を含む化合物で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブランクマスク。
- 前記第1遮光層及び第2遮光層は、モリブデン(Mo)が1at%〜20at%、クロム(Cr)が10at%〜80at%、窒素(N)が0〜50at%、酸素(O)が0〜50at%、炭素(C)が0〜30at%である組成比を有することを特徴とする、請求項2に記載のブランクマスク。
- 前記第2遮光層は、第1遮光層に比べて、単位厚さ(Å)当たり露光波長における光学密度が高いことを特徴とする、請求項1に記載のブランクマスク。
- 前記第1遮光層は、第2遮光層に比べて酸素(O)の含有量が高いことを特徴とする、請求項4に記載のブランクマスク。
- 前記第2遮光層は、第1遮光層に比べて窒素(N)の含有量が高いことを特徴とする、請求項4に記載のブランクマスク。
- 前記第1遮光層は、前記遮光膜の全厚さの60%〜99%に該当する厚さを有することを特徴とする、請求項4に記載のブランクマスク。
- 前記第2遮光層は、第1遮光層に比べて、単位厚さ(Å)当たり露光波長における光学密度が低いことを特徴とする、請求項1に記載のブランクマスク。
- 前記第1遮光層は、第2遮光層に比べて酸素(O)及び窒素(N)のうち一つ以上の含有量が低いことを特徴とする、請求項8に記載のブランクマスク。
- 前記第1遮光層は、前記遮光膜の全厚さの5%〜80%に該当する厚さを有することを特徴とする、請求項8に記載のブランクマスク。
- 透明基板上に遮光膜を有するブランクマスクであって、
前記遮光膜は、順次に積層された第1遮光層及び第2遮光層からなり、
前記第1遮光層及び第2遮光層のうち、一つの遮光層は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含んでなり、他の遮光層は、クロム(Cr)を含んでなる、ブランクマスク。 - 前記クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含む遮光層は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の物質を含んでなり、
前記クロム(Cr)を含む遮光層は、クロム(Cr)、クロム(Cr)に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の物質を含んでなることを特徴とする、請求項11に記載のブランクマスク。 - 前記クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含む遮光層は、モリブデン(Mo)が1at%〜20at%、クロム(Cr)が10at%〜80at%、窒素(N)が0〜50at%、酸素(O)が0〜50at%、炭素(C)が0〜30at%である組成比を有することを特徴とする、請求項12に記載のブランクマスク。
- 前記第1遮光層及び第2遮光層のうち一つ以上の遮光層は、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレニウム(Se)、銅(Cu)、ハフニウム(Hf)、タングステン(W)のうち1種以上の金属物質をさらに含むことを特徴とする、請求項2又は12に記載のブランクマスク。
- 透明基板上に遮光膜を有するブランクマスクであって、
前記遮光膜は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含んでなる、ブランクマスク。 - 前記遮光膜は、クロム(Cr)及びモリブデン(Mo)に、窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の物質を含む化合物で構成されることを特徴とする、請求項15に記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜は、前記モリブデン(Mo)が1at%〜20at%、クロム(Cr)が10at%〜80at%、窒素(N)が0〜50at%、酸素(O)が0〜50at%、炭素(C)が0〜30at%である組成比を有することを特徴とする、請求項16に記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜は、組成が均一な単層膜、組成又は組成比が変化する連続膜形態の単層膜、互いに異なる組成を有し、該異なる組成の膜がそれぞれ1回以上積層された2層以上の多層膜のうち一つで構成されることを特徴とする、請求項15に記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜は、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレニウム(Se)、銅(Cu)、ハフニウム(Hf)、タングステン(W)のうち1種以上の金属物質をさらに含むことを特徴とする、請求項15に記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜は、300Å〜700Åの厚さを有することを特徴とする、請求項1、11及び15のいずれかに記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜は、1.5Å/sec〜3.5Å/secのエッチング速度を有することを特徴とする、請求項1、11及び15のいずれかに記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜は、193nm又は248nmの露光波長に対して2.5〜3.5の光学密度(Optical Density)値を有することを特徴とする、請求項1、11及び15のいずれかに記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜は、193nm又は248nmの露光波長に対して10%〜50%の表面反射率を有することを特徴とする、請求項1、11及び15のいずれかに記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜の上部に設けられたハードフィルム、前記遮光膜の下部に設けられた位相反転膜、前記ハードフィルムと遮光膜との間に設けられたエッチング阻止膜のうち一つ以上をさらに有することを特徴とする、請求項1、11及び15のいずれかに記載のブランクマスク。
- 前記位相反転膜は、193nm又は248nm波長の露光光に対して5%〜40%の透過率を有することを特徴とする、請求項24に記載のブランクマスク。
- 前記ハードフィルムは、10Å〜100Åの厚さを有することを特徴とする、請求項24に記載のブランクマスク。
- 前記位相反転膜、ハードフィルム、エッチング阻止膜は、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ジルコニウム(Zr)、ニオビウム(Nb)、パラジウム(Pd)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、カドミウム(Cd)、マグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、セレニウム(Se)、銅(Cu)、ハフニウム(Hf)、タングステン(W)のうち1種以上の金属物質を含んでなるか、又は、前記金属物質にシリコン(Si)、窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、水素(H)のうち1種以上の物質をさらに含んでなることを特徴とする、請求項24に記載のブランクマスク。
- 前記遮光膜の上部及び下部のいずれか一つ以上に設けられ、クロム(Cr)又はモリブデンクロム(MoCr)に窒素(N)、酸素(O)、炭素(C)、ホウ素(B)、フッ素(F)、水素(H)のうち1種以上の物質を含んでなる反射防止膜をさらに有することを特徴とする、請求項1、11及び15のいずれかに記載のブランクマスク。
- 透明基板上に1層以上の金属膜を有するブランクマスクであって、
前記金属膜は、モリブデンクロム(MoCr)ターゲットを含むスパッタリング工程で形成される、ブランクマスク。 - 前記金属膜は、モリブデン(Mo):クロム(Cr)=1at%〜30at%:70at%〜99at%の組成比を有するモリブデンクロム(MoCr)単一ターゲットで形成されることを特徴とする、請求項29に記載のブランクマスク。
- 前記金属膜は、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、モリブデンクロム(MoCr)のうち2種以上のターゲットを用いたコ−スパッタリング(Co−Sputtering)工程で形成されることを特徴とする、請求項29に記載のブランクマスク。
- 前記モリブデンクロム(MoCr)ターゲットは、モリブデン(Mo):クロム(Cr)=1at%〜50at%:50at%〜99at%の組成比を有することを特徴とする、請求項31に記載のブランクマスク。
- 請求項1乃至13、15乃至19、及び29乃至32のいずれかに記載のブランクマスクを用いて形成されたフォトマスク。
- 透明基板上にクロム(Cr)及びモリブデン(Mo)を含む少なくとも一つの遮光層からなる遮光膜を有し、
前記遮光膜の上部に設けられた反射防止膜、ハードフィルム、前記遮光膜の下部に設けられた位相反転膜、前記ハードフィルムと遮光膜との間に設けられたエッチング阻止膜のうち一つ以上をさらに有するブランクマスクを用いて形成されたフォトマスク。
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