JP2015102567A - マルチビジョン用表示制御装置およびマルチビジョンシステム - Google Patents

マルチビジョン用表示制御装置およびマルチビジョンシステム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の映像ソースに対する映像表示に関わる操作が容易に行えるマルチビジョン用映像表示装置を提供する。【解決手段】操作部82は、映像グループに属する複数の映像によって形成される表示映像の、マルチビジョン画面における位置たるグループ表示位置およびサイズたるグループ表示サイズについての第1操作を入力する。表示制御部は、グループ表示位置およびグループ表示サイズと、複数のディスプレイ画面のそれぞれのサイズおよび位置を含むディスプレイ情報と、映像グループにおける複数の映像同士の相対位置および相対サイズとに基づいて、複数のディスプレイ画面の各々における複数の映像の各々の位置たる映像表示位置およびサイズたる映像表示サイズを決定し、映像表示位置と映像表示サイズとに基づいて複数のディスプレイに対する映像信号を生成し、映像信号を複数のディスプレイに出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、マルチビジョン用表示制御装置およびマルチビジョンシステムに関する。
複数のディスプレイを例えば格子状に配置して1つの表示画面を構成するマルチビジョンシステムは、電力、交通またはプラント等のインフラ分野において、監視に用いる映像表示装置として広く活用されている。
当該マルチビジョンシステムでは、地図情報、カメラの撮像映像またはデータ表示アプリケーション画面などを含む複数の映像を、表示画面に表示する。よって、映像信号処理装置によって、複数の映像の大きさおよび位置などを決定し、入力された映像信号から1つまたは複数の映像を選択して、マルチビジョンに出力するのが一般的である。
このような機能を実現する映像信号処理装置として、例えば、特許文献1に示されるように、入力された映像を任意の位置、サイズで複数のディスプレイ上に表示できるマルチビジョンプロセッサ装置が知られている(特許文献1参照)。
特許第4628348号公報
近年、マルチビジョンシステムで表示対象となる映像の高解像度化が進んでいる。しかしながら、映像伝送ケーブル長の制約、および、高解像度入力に対応したマルチビジョンプロセッサ装置が非常に高価である点が、システム導入における問題となっていた。
この問題に対し、高解像度の映像を複数の低解像度映像に分割して、低解像度にのみ対応した安価なマルチビジョンプロセッサ装置に、分割後の映像(分割映像)を入力し、それらの分割映像を並べて表示すれば、所望の高解像度映像をマルチビジョン上に表示することができる。
しかし、従来のマルチビジョンプロセッサ装置では、分割された映像を一時的に表示、非表示させたり、移動、サイズ変更、他の映像との重ね合わせ順序を変更させたりする場合など、ユーザーが、分割された全ての映像に対して個別に操作することが考えられる。
この場合、例えば移動およびサイズ変更操作においては、分割された映像同士が他の映像を介在すること無く隣り合うように調整しながら配置しなければならず、手間と時間が必要となる。
監視用途で用いられるマルチビジョンシステムの利用形態として、監視対象の状況に応じて表示する内容や映像の配置を変化させる運用がなされている中で、入力映像の表示、非表示の切り替え、移動またはサイズ変更などが容易に行えないことは大きな問題である。
また、映像表示先であるディスプレイの表示解像度も高解像度化が進んでおり、従来に比べてより多くの映像をマルチビジョン上に表示、配置可能となってきている。それら多数の映像を格子状に並べて配置したい場合においても、ユーザーはそれぞれの映像の位置やサイズを調整しながら、映像を1つずつ配置していくことが考えられる。
そこで、本発明は、複数の映像を一纏まりとした映像に対する映像表示位置および映像表示サイズについての操作により、複数の映像の表示を容易に行えるマルチビジョン用表示制御装置を提供することを目的とする。
本発明にかかるマルチビジョン用表示制御装置は、それぞれディスプレイ画面を有する複数のディスプレイ装置を有し、前記複数のディスプレイ画面の全体によってマルチビジョン画面が形成されるマルチビジョン装置を制御するマルチビジョン用表示制御装置であって、映像グループに属する複数の映像によって形成される表示映像の、前記マルチビジョン画面における位置たるグループ表示位置およびサイズたるグループ表示サイズについての第1操作を入力する操作部と、前記グループ表示位置および前記グループ表示サイズと、前記複数のディスプレイ画面のそれぞれのサイズおよび位置を含むディスプレイ情報と、前記映像グループにおける前記複数の映像同士の相対位置および相対サイズとに基づいて、前記複数のディスプレイ画面の各々における前記複数の映像の各々の位置たる映像表示位置およびサイズたる映像表示サイズを決定し、前記映像表示位置と前記映像表示サイズとに基づいて前記複数のディスプレイ装置に対する映像信号を生成し、前記映像信号を前記複数のディスプレイ装置に出力する表示制御部とを備える。
本発明にかかるマルチビジョン用表示制御装置によれば、複数の映像を一纏まりとした映像に対するグループ表示位置およびグループ表示サイズについての操作により、複数の映像の表示を容易に行える。
マルチビジョンシステムの構成の一例を模式的に示すブロック図である。 ディスプレイ情報の一例を示す図である。 映像ソースの配置例を示す図である。 マルチビジョンに表示される映像の一例を模式的に示す図である。 映像ソース情報の一例を示す図である。 映像グループ情報の一例を示す図である。 ウィンドウ配置情報の一例を示す図である。 マルチビジョン座標における映像ソースの一例を示す図である。 ウィンドウ配置情報の一例を示す図である。 ディスプレイ座標における映像ソースの一例を示す図である。 ディスプレイ座標における映像ソースの一例を示す図である。 ディスプレイ座標における映像ソースの一例を示す図である。 ディスプレイ座標における映像ソースの一例を示す図である。 対ディスプレイ映像ソース配置情報の一例を示す図である。 映像レイアウト情報の一例を示す図である。 映像グループ情報の一例を示す図である。 マルチビジョンに表示される映像の一例を模式的に示す図である。 映像グループ情報の一例を示す図である。 ウィンドウ配置情報の一例を示す図である。 対ディスプレイ映像ソース配置情報の一例を示す図である。 映像レイアウト情報の一例を示す図である。 マルチビジョンに表示される映像の一例を模式的に示す図である。 映像グループ情報の一例を示す図である。 対ディスプレイ映像ソース配置情報の一例を示す図である。 映像レイアウト情報の一例を示す図である。 マルチビジョンに表示される映像の一例を模式的に示す図である。 映像グループ情報の一例を示す図である。 ウィンドウ配置情報の一例を示す図である。 映像レイアウト情報の一例を示す図である。 映像グループ情報の一例を示す図である。 映像レイアウト情報の一例を示す図である。 マルチビジョンに表示される映像の一例を模式的に示す図である。 映像グループの登録画面の一例を模式的に示した図である。 映像グループの編集画面の一例を模式的に示した図である。
<全体構成>
図1は、本実施形態に関するマルチビジョンシステムの構成の一例を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、マルチビジョンシステムは、マルチビジョン装置5と、マルチビジョンプロセッサ装置6と、制御装置7とを備えている。
マルチビジョン装置5は複数のディスプレイ装置1〜4を有するディスプレイ群であり、ディスプレイ装置1〜4は例えば格子状に配置されている。マルチビジョン装置5は、例えばDVIケーブル等を介して、各ディスプレイ装置1〜4用の映像信号をマルチビジョンプロセッサ装置6から受信し、当該映像信号に基づいて映像を表示する。
ディスプレイ装置1〜4の各々は、例えば横1920画素、縦1080画素のディスプレイ画面を有した表示装置である。よって、マルチビジョン装置5のマルチビジョン画面全体では、3840×2160画素のスクリーンサイズとなる。
マルチビジョンプロセッサ装置6には、複数の映像信号が入力される。マルチビジョンプロセッサ装置6は、制御装置7と協働して、当該映像信号によって示される映像(以下、映像ソースとも呼ぶ)を任意の大きさの映像に拡大縮小させた上で、あるいは等倍で、マルチビジョン装置5上の任意の位置に映像ウィンドウとして表示する。より詳細には、マルチビジョンプロセッサ装置6は、制御装置7と協働して、各ディスプレイ装置1〜4用の映像信号を生成し、これをマルチビジョン装置5へと出力する。なお、ここでいう映像ウィンドウとは、マルチビジョン装置5のマルチビジョン画面のうち、各映像ソースが表示される各部分のことである。
図1に示される例では、映像ウィンドウA〜Fがマルチビジョン装置5に表示されている。図1の例示では、映像ウィンドウA,Bはディスプレイ装置1内に表示され、映像ウィンドウD,Fはそれぞれディスプレイ装置3,4内にそれぞれ表示され、映像ウィンドウCはディスプレイ装置2,4に跨って表示され、映像ウィンドウEはディスプレイ装置3,4に跨って表示されている。
なお、このように映像ウィンドウC,Eが複数のディスプレイ装置に跨って表示されているものの、マルチビジョンプロセッサ装置6は、ディスプレイ装置1〜4にそれぞれ対応する1920×1080画素分の映像を、ディスプレイ装置1〜4用の映像信号として出力する。つまり、マルチビジョンプロセッサ装置6は、ディスプレイ装置1に表示すべき映像信号(映像ウィンドウA,Bを含む映像信号)をディスプレイ装置1に出力し、ディスプレイ装置2に表示すべき映像信号(映像ウィンドウCの一部を含む映像信号)をディスプレイ装置2に出力し、ディスプレイ装置3に表示すべき映像信号(映像ウィンドウDと、映像ウィンドウEの一部とを含む映像信号)をディスプレイ装置3に出力し、ディスプレイ装置4に表示すべき映像信号(映像ウィンドウFと、映像ウィンドウCの一部と、映像ウィンドウEの一部とを含む映像信号)をディスプレイ装置4に出力する。但し、ディスプレイ装置2において表示される映像ウィンドウCの一部と、ディスプレイ装置4において表示される映像ウィンドウCの一部とで、映像ウィンドウCが構成される。同様に、ディスプレイ装置3において表示される映像ウィンドウEの一部と、ディスプレイ装置4において表示される映像ウィンドウEの一部とで、映像ウィンドウEが構成される。
図1の例示では、マルチビジョンプロセッサ装置6には、映像出力用PC(パーソナルコンピュータ)11およびカメラ12,13から映像ソースが入力される。映像出力用PC11は、例えば高解像度の映像を分割して出力することができる多画面出力ボードを有しており、例えば当該映像を4分割して得られる映像ソースPC−1〜PC−4を出力する。カメラ12,13はそれぞれ撮像した映像ソースCA,CBを出力する。なお、マルチビジョンプロセッサ装置6へと映像信号を出力する映像出力装置はこれらに限らず、任意の映像出力装置を採用できる。
制御装置7は、図1に示されるように、映像グループ情報管理部8と、映像レイアウト情報管理部9と、映像ウィンドウ配置部10と、操作部82とを備えている。
なおここでは、制御装置7は例えば演算処理装置(例えばCPU)と記憶装置を含んでいる。演算処理装置は、プログラムに記述された各処理ステップ(換言すれば手順)を実行することで、後に詳述する映像グループ情報管理部8、映像レイアウト情報管理部9および映像ウィンドウ配置部10の機能を実現する。上記記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ(EPROM(Erasable Programmable ROM)等)、ハードディスク装置などの各種記憶装置の1つ又は複数で構成可能である。当該記憶装置は、各種の情報やデータ等を格納し、また演算処理装置が実行するプログラムを格納し、また、プログラムを実行するための作業領域を提供する。なお、演算処理装置は、プログラムに記述された各処理ステップに対応する各種部として機能するとも把握でき、あるいは、各処理ステップに対応する各種機能を実現するとも把握できる。また、制御装置7はこれに限らず、制御装置7によって実行される各種手順、あるいは実現される各種部又は各種機能の一部又は全部をハードウェアで実現しても構わない。
また制御装置7は、更に、RS−232CまたはEthernet(登録商標)などの汎用通信インターフェースを備える。制御装置7はこの通信インターフェースを介して、マルチビジョンプロセッサ装置6と相互に通信することができる。また制御装置7は、キーボード、マウス、ディスプレイモニター等のユーザーインターフェースを更に備える。このユーザーインターフェースは操作部82の一例である。このような制御装置7としては、例えばPC(パーソナルコンピュータ)を採用することができる。
制御装置7の各種機能については後に詳述するものの、まず総括的な概要について説明する。制御装置7は、マルチビジョンプロセッサ装置6に入力される複数の映像ソースを、適宜に映像グループに振り分けて管理する。ここでは映像ソースPC−1〜PC−4が一つの映像グループに振り分けられ、映像ソースCA,CBはそれぞれ別の映像グループに振り分けられる。
制御装置7は、各映像グループの映像のマルチビジョン画面における表示位置および表示サイズを管理するとともに、各映像グループ内の、映像ソースの相対位置および相対サイズを管理する。そして制御装置7は、これらに基づいて、各ディスプレイ装置1〜4における映像ウィンドウの表示位置および表示サイズを算出し、これらの情報と、映像ソースPC−1〜PC−4,CA,CBとに基づいて、マルチビジョンプロセッサ装置6と協働して、ディスプレイ装置1〜4にそれぞれ出力する4つの映像信号を生成する。以下に詳述する。
<ディスプレイ情報>
制御装置7の各機能部を詳述するに当たって、まず、ディスプレイ装置1〜4の各種情報を示すディスプレイ情報について説明する。図2は、ディスプレイ情報の一例を示す表である。ディスプレイ情報には、ディスプレイ番号とディスプレイ位置とディスプレイサイズとが含まれている。
ディスプレイ番号はディスプレイ装置1〜4を区別するための情報である。ここでは、ディスプレイ装置1〜4のディスプレイ番号として、それぞれ「1」〜「4」が設定される。ディスプレイ位置はディスプレイ装置1〜4のディスプレイ画面の位置を示す情報である。ディスプレイ位置は、例えばマルチビジョン装置5のマルチビジョン画面の左上端の画素を原点(0,0)とした座標における、各ディスプレイ装置1〜4のディスプレイ画面の左上端の画素の座標点であり、その単位は画素である。ディスプレイサイズは各ディスプレイ装置1〜4のディスプレイ画面のサイズを示す情報であり、ここでは、水平方向の画素数と垂直方向の画素数とを含む。図2の例示では、慣例にしたがって、「(水平方向の画素数)×(垂直方向の画素数)」でディスプレイサイズが示される。なお以下では、他のサイズに対しても、この表記方法を採用する。
図2の例示では、ディスプレイ装置1〜4のディスプレイサイズとして、いずれも「1920×1080」が採用されている。よって、左上に位置するディスプレイ装置1のディスプレイ位置は(0,0)となり、右上に位置するディスプレイ装置2のディスプレイ位置は(1920,0)となり、左下に位置するディスプレイ装置3のディスプレイ位置は(0,1920)となり、右下に位置するディスプレイ装置2のディスプレイ位置は(1920,1080)となる。またこの場合、マルチビジョン装置5の表示画面のサイズは、「3840(=1920×2)×2160(=1080×2)」となる。
このディスプレイ情報は、例えばマルチビジョンプロセッサ装置6の記録部(図示省略)または制御装置7の記録部84に予め記録される。このディスプレイ情報は、後に詳述するように、各映像ソースをどのディスプレイ画面のどの位置に表示させるかを決定する際に用いられる。
<制御装置7の機能の概要>
再び図1を参照して、映像グループ情報管理部8は、1つ以上の映像ソースを1つの映像グループとして管理する。ここでは上述のように、例えば映像ソースPC−1〜PC−4を一つの映像グループG1として管理し、映像ソースCA,CBをそれぞれ異なる映像グループG2,G3として管理する。
映像グループの管理に当たって、映像グループ情報管理部8は、少なくとも次の4つの第1〜第4の情報を管理する。これら第1〜第4の情報の具体的な例についてまず概説し、後に詳述する。なお、以下で述べる各種情報は適宜に記録部84に記録され、必要に応じて各機能部によって読み出される。
第1の情報として、同一の映像グループ内の複数の映像ソース同士の相対的な位置関係(以下、相対位置とも呼ぶ)を管理する。図3は、映像グループG1に属する映像ソースPC−1〜PC−4の位置関係の一例を示す図である。映像グループ情報管理部8は、映像ソースPC−1〜PC−4が映像ウィンドウとしてどの位置に配置されるのかを相対位置として管理する。図3の例示では、複数の映像ソースPC−1〜PC−4は他の映像を介在させることなく並んで配置されている。より詳細には、映像ソースPC−1〜PC−4が格子状に配置されている。
第2の情報として、同一の映像グループ内の複数の映像ソース同士の相対的なサイズ関係(以下、相対サイズとも呼ぶ)を管理する。ここでは、映像グループG1に属する映像ソースPC−1〜PC−4はいずれも同じサイズを有している場合を想定する。
第3の情報として、各映像グループの映像(各映像グループに属する映像ソースに対応する映像ウィンドウによって構成される映像、特許請求の範囲における表示映像に相当)の、マルチビジョン装置5上の表示位置(以下、グループ表示位置とも呼ぶ)を管理する。
第4の情報として、各映像グループの映像のマルチビジョン装置5上のサイズ(以下、グループ表示サイズとも呼ぶ)を管理する。
図4は、映像グループG1,G2の映像W1,W2を、マルチビジョン装置5に表示したときの、マルチビジョン装置5の表示画面の一例を示している。
より具体的な一例として、映像グループ情報管理部8は、映像ソース情報と映像グループ情報とを管理する。図5は映像ソース情報の一例を示す表であり、図6は映像グループ情報の一例を示す表である。なお、図5,6に例示する映像ソース情報および映像グループ情報には、上述の第1〜第4の情報以外の情報も含まれている。以下に映像ソース情報および映像グループ情報について詳述する。
図5に例示するように、映像ソース情報には、ソース番号と、ウィンドウ名と、ソース解像度と映像の説明とが含まれている。
ソース番号は映像ソースを区別する情報の一つであり、ここでは映像ソースPC−1〜PC−4,CA,CBのソース番号として、それぞれ「1」〜「6」を設定する。ウィンドウ名は映像ソースを区別する情報の他の一つであり、映像ソースに対応する映像ウィンドウの名称である。ここでは映像ソースとこれに対応するウィンドウ名とは同じ符号を用いることとする。
なお映像ソースを区別するためには、ソース番号およびウィンドウ名のいずれか一方を採用すれば足りる。
ソース解像度とは、各映像ソースのサイズの情報である。なお、画面の広さ(単位は例えばインチ)と、その画面に含まれる画素の数は、規格として、互いに対応して決まっているので、概ね画素数によって、その解像度(=画面の広さ/画素数)を特定することができる。よってここでは、各映像ソースの画素数を解像度とも呼んでいるのである。
図5の例示では、映像ソースPC−1〜PC−4の解像度としては、「1920×1080」が設定されている。これはディスプレイ装置1〜4のディスプレイサイズと同じである。また図5の例示では、映像ソースCA,CBの解像度として、それぞれ「1600×900」および「800×600」が設定されている。
なお、図5に示す各映像ソースのサイズ(解像度)は初期的なサイズを示している。実際にマルチビジョン装置5に表示されるサイズは、このサイズとは異なり得る。ただし、後に詳述するように、同一の映像グループに属する映像ソース同士の相対的なサイズの値は映像ウィンドウの大小によって変動しない。例えば図5の映像ソースPC−1〜PC−4(これらはいずれも映像グループG1に属する)のサイズは、いずれも「1920×1080」であるので、映像ソースPC−1〜PC−4のサイズ比は1:1:1:1である。このサイズ比が、実際の表示(マルチビジョン画面における表示、図4も参照)でも採用されることになる。したがって、この映像ソース情報に含まれるソース解像度は、上述した相対サイズ(第2の情報)の一例に相当する。
映像の説明は、映像ソースの取得元などに関する情報である。ただし、映像の説明は必須ではない。
図6を参照して、映像グループ情報には、グループ番号と、ソース配置数と、ソース配置位置と、ソース番号と、グループ表示有無と、グループ表示位置と、グループ表示サイズと、グループ重ね順序とが含まれている。
グループ番号は、映像グループG1〜G3を区別するための情報であり、ここでは映像グループG1〜G3のグループ番号として、それぞれ「1」〜「3」が設定される。
ソース配置数は、映像グループG1〜G3の各々に含まれる映像ソースの数を示す。ここでは一例として、映像グループにおいて、複数の映像ソースが他の映像を介在することなく並ぶように表示される。より詳細な一例として、複数の映像ソースが格子状に配置される(図3,4も参照)。よってここでは、ソース配置数は、水平方向における映像ソースの数の情報と、垂直方向における映像ソースの数の情報とを含んでいる。図6の例示では、このソース配置数を、慣例に則って、「(水平方向における映像ソースの数)×(垂直方向における映像ソースの数)」で示している。図6の例示では、映像グループG1のソース配置数として、「2×2」と示されている。また映像グループG2,G3に属する映像ソース(映像ソースCA,CB)の数はいずれも1つであるので、映像グループG2,G3のソース配置数としては、いずれも「1×1」が示されている。
ソース配置位置は、映像ソースが配置される位置についての情報である。ここでは複数の映像ソースは格子状に配置されるので、ソース配置位置を水平方向における左側からの順番と、垂直方向における上側からの順番との組で表すことができる。図6の例示では、映像グループG1のソース配置位置としては、(1,1),(2,1),(1,2),(2,2)の4つがあり、映像グループG2,G3のソース配置位置としては、いずれも(1,1)の1つがある。
ソース番号は、各ソース配置位置で示される場所に表示すべき映像ソースを指定するための情報である。図6の例示では、映像グループG1のソース配置位置(1,1),(2,1),(1,2),(2,2)に対応するソース番号として、それぞれ「1」〜「4」が設定される。よって、この映像グループG1に属する映像ソースPC−1,PC−2,PC−3,PC−4は、図3,4に例示するように、それぞれ左上、右上、左下および右下に配置されることとなる。
映像グループG2,G3においては、それぞれ映像ソースCA,CBが一つのみ存在するので、いずれもソース配置位置は(1,1)の一つである。映像グループG2,G3においては、それぞれ映像ソースCA,CB(それぞれソース番号5,6)が配置される。
なおソース配置数、ソース配置位置と、このソース配置位置に対応するソース番号との一組は、各映像グループ内における複数の映像ソースの相対位置(第1の情報)の一例に相当する。
グループ表示有無は、各映像グループの映像を表示するか否かを示す情報であり、図6の例示では、映像グループG1〜G3のグループ表示有無として、それぞれ「有」、「有」、「無」が示されている。制御装置7は、後に詳述するように、このグループ表示有無に基づいて、映像グループG1〜G3の表示有無を決定する。
また、このグループ表示有無は、<表示態様の変更>で後述するように、ユーザーによる操作部82の操作によって変更することができる。換言すれば、操作部82は映像グループの映像を表示させるか否かの操作を受ける。そして映像グループ情報管理部8は、当該変更操作に基づいて、グループ表示有無を更新する。
グループ表示位置(第3の情報)は、映像グループG1〜G3の映像の、マルチビジョン装置5に対する位置を示す情報である。ここでは、マルチビジョン装置5全体の左上端の画素を原点(0,0)とした座標における、映像グループの映像の左上端の画素の座標点が、グループ表示位置として示されている。図6の例示では、映像グループG1のグループ表示位置として、(1500,700)が示されている。また映像グループG2のグループ表示位置として(0,0)が示されている。
グループ表示サイズ(第4の情報)は、映像グループG1〜G3の映像のサイズ(マルチビジョン装置5上のサイズ)を示す。ここでは、水平方向の画素の数および垂直方向の画素の数が、グループ表示サイズとして示される。図6の例示では、映像グループG1のグループ表示サイズとして、「1920×1080」が示され、映像グループG2のグループ表示サイズとして「1600×900」が示されている。即ち、映像W1の表示サイズは1920×1080であり、映像W2の表示サイズは1600×900である。
また、これらのグループ表示位置およびグループ表示サイズは、<表示態様の変更>で後述するように、ユーザーによる操作部82の操作によって変更することができる。例えばマルチビジョン装置5に表示された映像グループG1の映像W1(映像ウィンドウPC−1〜PC−4の一組)に対する平行移動または拡大/縮小の変更操作が、操作部82を用いて行なわれると、映像グループ情報管理部8は、当該変更操作に基づいて、グループ表示位置およびグループ表示サイズを決定/更新する。
グループ重ね順序は、各映像グループG1〜G3の映像の少なくとも一部が重なっている場合に、その重なった部分に表示する映像グループの優先度を示す情報である。図6の例示では、映像グループG1,G2のグループ重ね順序として、それぞれ「1」,「2」が設定される。ここでは、グループ重ね順序が小さいほど優先度が高い。
グループ重ね順序も、ユーザーによる操作部82の操作によって更新される。換言すれば、操作部82は、映像グループの映像の少なくとも一部が互いに重なる場合に、どの映像グループの映像を表示するかを指定する操作を受ける。例えばマルチビジョン装置5に表示された映像グループG1の映像に対して、その表示を最前面に移動させるための変更操作が、操作部82に対して行なわれる。そして映像グループ情報管理部8は、当該変更操作に基づいて、グループ重ね順序を決定/更新する。
なおグループ表示位置、グループ表示サイズ、および、グループ重ね順序については、グループ表示有無が「有」である場合のみに、値が設定されてもよい。図6の例示では、グループ表示有無が「無」である映像グループG3においては、これらの値が設定されていない。これにより、不要なデータの管理を回避することができる。
制御装置7は、以下に詳述するように、マルチビジョンプロセッサ装置6と協働して、映像ソース情報、映像グループ情報(特に第1〜第4の情報)およびディスプレイ情報に基づいて、各ディスプレイ装置1〜4に表示すべき映像ウィンドウの、各ディスプレイ装置1〜4における表示位置とサイズとを算出し、これらに基づいてディスプレイ装置1〜4用の映像信号を生成する。
なお、映像ソースと映像ウィンドウとは、マルチビジョン画面に表示されているか否かという点で、引いては解像度や拡大/縮小の有無で相違するものの、同じ映像を示している。よって、以下は、冗長な表現を避けるべく、映像ソースおよび映像ウィンドウにそれぞれ与えられる情報を、映像ソースおよび映像ウィンドウに共通して与えられる情報として表現する場合がある。例えばソース番号は映像ソースを区別する情報であるものの、以下では、「映像ウィンドウPC−1のソース番号」との表現も用いる。これは、映像ウィンドウPC−1に対応する映像ソースPC−1のソース番号を意味する。
例えば図5,6に示す映像ソース情報および映像グループ情報を用いると、図4に示すように映像グループG1,G2の映像W1,W2がマルチビジョン装置5に表示されることになる。
以下、映像ソース情報および映像グループ情報に基づいて、どのようにして、マルチビジョン装置5に映像グループG1〜G3の映像を表示/非表示するのかについて詳述する。
映像グループ情報管理部8は、まず映像グループ情報中のグループ表示有無を確認する。そして、グループ表示有無が「有」である映像グループ(ここでは映像グループG1,G2)に対してのみ、以下の処理を行なう。
映像グループ情報管理部8は、映像グループ情報および映像ソース情報に基づいて、マルチビジョン装置5に表示すべき映像ソースの映像レイアウト情報を算出する。ここでいう映像レイアウト情報は、各映像ソースのマルチビジョン画面におけるサイズ(換言すれば当該映像ソースに対応する映像ウィンドウのサイズ:以下、映像表示サイズとも呼ぶ)と、各映像ソースに対応する映像ウィンドウの各ディスプレイ装置1〜4のディスプレイ画面における表示位置(以下、ディスプレイ上表示位置とも呼ぶ)とを含む。
まず映像表示サイズの算出について説明する。映像表示サイズは、(同一映像グループに属する複数の映像ソース同士の)相対サイズ、相対位置およびグループ表示サイズを考慮して、マルチビジョン装置5上において映像ウィンドウ同士の相対サイズ及び相対位置と、映像ソース同士の相対サイズ及び相対位置が等しくなるように算出される。ここでは、複数の映像ソースは、格子状に配置されるので、水平方向の映像表示サイズSx2と、垂直方向の映像表示サイズSy2とを考慮する。また図5が例示するように、同一の映像グループに属する複数の映像ソースのサイズが互いに同じであると仮定する。このとき、水平方向および垂直方向におけるグループ表示サイズSx1,Sy1と、水平方向および垂直方向における映像ソースの数Nx,Nyとを用いると、映像表示サイズSx2,Sy2は、以下の式で表される(図4、図6も参照)。
Sx2=Sx1/Nx ・・・(1)
Sy2=Sy1/Ny ・・・(2)
なお、複数の映像ソースのサイズは互いに異なっていても良い。その場合にも、相対サイズを考慮して、幾何学的に映像表示サイズを算出することができる。
映像グループ情報管理部8は、映像ソース情報および映像グループ情報を読み込んで、例えば式(1)および式(2)を用いて、映像グループG1,G2ごとに、各映像ウィンドウの映像表示サイズを算出する。
図7では、映像グループG1に属する映像ソースPC−1〜PC−4と映像表示サイズとの対応の一例が示されている。図7の例示では、映像ソースPC−1〜PC−4(ソース番号「1」〜「4」)に対応する映像表示サイズは、いずれも「960×540{=(1920/2)×(1080/2)}」である。
次にディスプレイ上表示位置を算出する。まず、各映像ソースのマルチビジョン装置5上の表示位置(換言すれば当該映像ソースに対応する映像ウィンドウの表示位置:以下、ビジョン上表示位置と呼ぶ)を算出する。ここでは、マルチビジョン装置5の左上端の画素を原点(0,0)としたマルチビジョン装置5に固有の座標(以下、マルチビジョン座標とも呼ぶ)を考慮する。このマルチビジョン座標において、例えば各映像ウィンドウの左上端の画素の座標点を、当該映像ウィンドウに対応する映像ソースのビジョン上表示位置とする。
図7の例示では、映像ソースPC−1〜PC−4(ソース番号1〜4)と、ビジョン上表示位置との対応も例示されている。このビジョン上表示位置は、各映像ソースが属する映像グループのグループ表示位置(図6参照)と、各映像ソースの相対位置と(図6参照)、各映像ソースに対応する映像ウィンドウの映像表示サイズ(図7参照)とを用いて、例えば次のようにして算出される。すなわち、グループ表示位置を(Px1,Px1)とし、図6のソース配置位置を(Hx,Hy)とすると、映像ソースのビジョン上表示位置(Px2,Py2)は、以下の式で表すことができる。
Px2=Px1+(Hx−1)・Sx2 ・・・(3)
Py2=Py1+(Hy−1)・Sy2 ・・・(4)
映像グループ情報管理部8は、映像ソース情報および映像グループ情報を読み込んで、例えば式(3)および式(4)を用いて、映像グループG1,G2ごとに、各映像ソースのビジョン上表示位置を算出する。
図6及び図7の例示では、映像グループG1のグループ表示位置は(1500,700)であり、映像ソースPC−1のソース配置位置および映像表示サイズは、それぞれ(1,1),「960×540」である。よって式(3)および式(4)を用いて、映像ソースPC−1のビジョン上表示位置は、(1500×700)と算出される。また映像ソースPC−2のソース配置位置および映像表示サイズは、それぞれ(2,1),「960×540」である。よって、式(3)および式(4)を用いて、映像ソースPC−2のビジョン上表示位置は(2460,700)と算出される。同様にして、映像ソースPC−3,PC−4のビジョン上表示位置が図7に示すように算出される。
図8は、マルチビジョン座標における各映像ウィンドウPC−1〜PC−4を模式的に示している。図8の例示では、ビジョン上表示位置Px2,Py2の対象たる映像ウィンドウのウィンドウ名を括弧で示している。例えば「Px2(PC−1)」は、映像ウィンドウPC−1の水平方向におけるビジョン上表示位置を示している。
なお以下では、図7に示す情報を、ウィンドウ配置情報とも呼ぶ。このウィンドウ配置情報には、ソース番号とビジョン上表示位置と映像表示サイズとが含まれる。
映像グループG2についてのウィンドウ配置情報の一例は図9に示されている。映像グループG2には一つの映像ソースCA(ソース番号5:図5参照)のみが含まれているので、式(1)〜式(4)を用いて算出される映像ウィンドウCAの映像表示サイズおよびビジョン上表示位置は、それぞれ映像グループG2のグループ表示サイズおよびグループ表示位置(図6参照)と同じである。
次に、各映像ウィンドウPC−1〜PC−4,CAの、各ディスプレイ装置1〜4における表示位置(ディスプレイ上表示位置)を算出する。この算出は、例えば映像レイアウト情報管理部9によって行なわれる。
ディスプレイ上表示位置を説明するに当たって、まずディスプレイ装置1〜4の各々に固有のディスプレイ座標について説明する。このディスプレイ座標の原点(0,0)は、例えば各ディスプレイ画面の左上端の画素である。そして、各ディスプレイ座標において、例えば各映像ウィンドウの左上端の画素の座標点が、ディスプレイ上表示位置となる。
図10〜図13は、それぞれ、映像ウィンドウPC−2のディスプレイ装置1〜4におけるディスプレイ上表示位置の一例を示す図である。図10〜図13の例示では、ビジョン上表示位置はディスプレイ座標における座標点(Px3,Py3)で示される。これらのディスプレイ上表示位置は、映像ウィンドウPC−2のビジョン上表示位置と、各ディスプレイ装置1〜4のディスプレイ位置とを用いて、例えば次のようにして算出される。例えば、ディスプレイ位置を(DPx1,DPy1)と表示すると、ディスプレイ上表示位置(Px3,Py3)は以下の式で表すことができる。
Px3=Px2−DPx1 ・・・(5)
Py3=Py2−DPy1 ・・・(6)
映像レイアウト情報管理部9は、ディスプレイ情報およびウィンドウ配置情報を映像グループ情報管理部8から受け取る、或いは、記録部84から読み込む。そして、例えば式(5)および式(6)を用いてディスプレイ上表示位置を算出する。
図2の例示では、ディスプレイ装置1〜4のディスプレイ位置(DPx1,DPy1)は、それぞれ(0,0),(1920,0),(0,1920),(1920,1920)であり、図7の例示では、映像ウィンドウPC−2のビジョン上表示位置(Px2,Py2)は(2460,700)である。よって、式(5)および式(6)を用いて、映像ウィンドウPC−2の各ディスプレイ装置1〜4におけるディスプレイ上表示位置(Px3,Py3)は、それぞれ(2460,700),(540,700),(2460,−380),(540,−380)と算出される。図10〜図13の例示では、これらの値が括弧で示されている。
図10〜図13の例示では、映像ウィンドウPC−2のディスプレイ上表示位置について説明したが、同様にして、映像レイアウト情報管理部9は、映像グループG1に属する映像ソースPC−1,PC−3,PC−4のそれぞれに対応したディスプレイ上表示位置も算出する。また、映像レイアウト情報管理部9は、グループ表示有無が「有」である映像グループG2の映像ソースCAに対応したディスプレイ上表示位置も、同様にして算出する。これにより、映像グループに属する複数の映像ソースが他の映像を介在することなく並んで表示されるように映像ウィンドウの表示位置およびサイズが算出される。
次に、映像レイアウト情報管理部9は、各映像ウィンドウの少なくとも一部を表示すべきディスプレイ装置を特定する。図10〜図13の例示では、映像ウィンドウPC−2はディスプレイ装置1,3では表示されず、映像ウィンドウPC−2の一部がディスプレイ装置2に表示され、残りの一部がディスプレイ装置4に表示されている。よって、映像ウィンドウPC−2の少なくとも一部を表示すべきディスプレイ装置として、ディスプレイ装置2,4を特定する。
このようなディスプレイ装置の特定は、各映像ウィンドウのディスプレイ上表示位置および映像表示サイズと、ディスプレイサイズとに基づいて、次のように行なうことができる。例えば、以下の式のいずれも満足しないディスプレイを、当該映像ウィンドウの少なくとも一部を表示するディスプレイであると特定する。ここで、ディスプレイ装置1〜4のディスプレイサイズを(DSx1,DSy1)とする。
Px3>DSx1 ・・・(7)
Py3>DSy1 ・・・(8)
Px3+Sx1<0 ・・・(9)
Py3+Sy1<0 ・・・(10)
言い換えると、−Sx1≦Px3≦DSx1かつ−Sy1≦Py3≦DSy1を満足するディスプレイ装置が、当該映像ウィンドウの少なくとも一部を表示するディスプレイ装置であると特定する。
図10の例示では、映像ウィンドウPC−2のディスプレイ装置1におけるディスプレイ表示位置は(2460,700)である。このとき式(7)を満足するので、ディスプレイ装置1には映像ウィンドウPC−2は表示しないと判定する。また図11の例示では、映像ウィンドウPC−2のディスプレイ装置2におけるディスプレイ表示位置は(540,700)であり、式(7)〜式(10)のいずれも満足しないので、ディスプレイ装置2には映像ウィンドウPC−2の少なくとも一部が表示されると判定する。以下、同様にして、ディスプレイ装置3には映像ウィンドウPC−2が表示されないと判定し、ディスプレイ装置4には映像ウィンドウPC−2の少なくとも一部が表示されると判定する。これにより、映像ウィンドウPC−2の少なくとも一部を表示するディスプレイ装置として、ディスプレイ装置2,4が特定される。
同様にして、映像ウィンドウPC−1,PC−3,PC−4,CAの少なくとも一部を表示するディスプレイ装置を特定する。図14は、ディスプレイ装置1〜4を区別するディスプレイ番号と、そのディスプレイ装置の各々に表示する映像ウィンドウに対応する映像ソースのソース番号を示している。ここでは映像ウィンドウPC−1がディスプレイ装置1〜4に跨って表示されている(図4)ので、ソース番号「1」が複数のディスプレイ番号「1」〜「4」に対応付けて示されている。他のソース番号についても同様である。なお以下では、この情報を、対ディスプレイ映像ソース表示情報とも呼ぶ。
図15においては、ディスプレイ装置1〜4を区別するディスプレイ番号と、そのディスプレイ装置の各々に表示する映像ウィンドウに対するソース番号と、その映像ウィンドウのディスプレイ上表示位置と、映像表示サイズと、ソース重ね順序(後述)の一例が示されている。以下では、これらを含む情報を、映像レイアウト情報とも呼ぶ。この映像レイアウト情報(ソース重ね順序を除く)は、映像レイアウト情報管理部9によって上述のようにして算出あるいは生成される。
次に、映像レイアウト情報管理部9は各ディスプレイ装置における各映像ウィンドウの重ね順序(以下、ソース重ね順序とも呼ぶ)を決定する。このソース重ね順序はディスプレイ装置1〜4に固有の通し番号である。つまり、ディスプレイ装置1に表示される映像ソースに対して、1からの通し番号が付与され、ディスプレイ装置2に表示される映像ウィンドウに対しても、1からの通し番号が付与される。ディスプレイ装置3,4についても同様である。以下、より詳細な手順について説明する。
まず、映像レイアウト情報管理部9は各映像グループのグループ重ね順序を映像グループ情報管理部8から受け取る、或いは、記録部84から読み込む。次に、映像レイアウト情報管理部9は、ディスプレイ装置毎に、グループ重ね順序の小さい映像グループに属する映像ウィンドウのうち、例えばソース番号の小さいものから、順に通し番号を振り、これをソース重ね順序として設定する。複数の映像グループが表示される場合には、グループ重ね順序の小さい映像グループに属する映像ソースのソース重ね順序として、より小さい連番の番を設定し、その次にグループ重ね順序が小さい映像グループに属する映像ソースのソース重ね順序として、続く連番の番号を設定する。以後、これを繰り返す。
例えばディスプレイ装置1には、映像ソースPC−1(ソース番号「1」)と映像ソースCA(ソース番号「5」)とが表示される(図15も参照)。図6の例示では、映像ソースPC−1が属する映像グループG1のグループ重ね順序は「1」であり、映像ソースCAが属する映像グループG2のグループ重ね順序は「2」である。よって、映像レイアウト情報管理部9は、ディスプレイ装置1において、グループ重ね順序の小さい映像グループG1に属する映像ソースPC−1のソース重ね順序を「1」に設定し、グループ重ね順序の大きい映像グループG2に属する映像ソースCAのソース重ね順序を「2」に設定する。図15においても、ディスプレイ番号「1」に対応して、ソース番号「1」,「5」が示されており、それぞれソース重ね順序として「1」,「2」が示されている。
また例えばディスプレイ装置2には、映像ソースPC−1,PC−2(ソース番号「1」,「2」)が表示される(図15も参照)。映像ソースPC−1,PC−2はいずれも同じ映像グループG1に属している。よって例えば映像ソースのソース番号が小さい順に番号を設定する。ここでは、映像ソースPC−1,PC−2のソース番号がそれぞれ「1」,「2」であるので、ソース重ね順序としてもそれぞれ「1」,「2」に設定する。図15においても、ディスプレイ番号「2」に対応して、ソース番号「1」,「2」が示されており、それぞれソース重ね順序として「1」,「2」が示されている。
映像レイアウト情報管理部9は他のディスプレイ装置3,4についても同様にしてソース重ね順序を決定し、図15に示す映像レイアウト情報を生成する。
再び図1を参照して、映像ウィンドウ配置部10は、映像レイアウト情報管理部9から映像レイアウト情報を受け取る、或いは記録部84から読み込む。映像ウィンドウ配置部10は、マルチビジョンプロセッサ装置6を介して、ディスプレイ装置1〜4の各々に対して映像信号を出力する。すなわち、映像ウィンドウ配置部10は、マルチビジョンプロセッサ装置6と協働して、映像レイアウト情報と、映像ソースPC−1〜PC−4,CA,CBに基づいて、各ディスプレイ装置1〜4の各々に表示する映像信号を生成し、これをディスプレイ装置1〜4の各々に出力するのである。例えば映像ウィンドウ配置部10が映像レイアウト情報と表示命令とをマルチビジョンプロセッサ装置6に出力し、マルチビジョンプロセッサ装置6が当該映像レイアウト情報に基づいて映像信号を生成する。
映像信号を受け取ったディスプレイ装置1〜4は自身の表示画面に映像を表示し、これにより、マルチビジョン装置5には、所望の映像(ここでは図4の映像)が表示される。
<映像表示の変更>
ユーザーは、操作部82を操作することで、マルチビジョン装置5に表示された映像の表示態様(表示位置および表示サイズなど)を、映像グループを単位として変更できる。以下では、表示態様の変更について説明する。
<映像表示の表示/非表示の変更>
まず、マルチビジョン装置5に映像ソースが表示されていない状態を想定する。このとき、映像グループ情報管理部8は、映像グループ情報を図16に示すように設定する。図6と比較して、映像グループG1〜G3のグループ表示有無が全て「無」に設定される。図16では、図6との相違する箇所を誇張して示している。これは後に参照する他の図面でも同様である。
この設定に伴って、映像グループ情報管理部8は、全てのグループ表示位置、全てのグループ表示サイズおよび全てのグループ重ね順序の値をクリアする。
かかる映像グループ情報においては、表示すべき映像グループが存在しないので、映像レイアウト情報は生成されない。この場合、映像ウィンドウ配置部10はマルチビジョンプロセッサ装置6に表示命令を出さず、マルチビジョン装置5上には映像ウィンドウが表示されない。図17は、このときのマルチビジョン装置5の表示画面の一例を示している。
ここで、映像グループG1の映像をマルチビジョン装置5の全体に表示させることを考慮する。すなわち、映像ウィンドウPC−1〜PC−4を他の映像を介在させずに並べた状態(例えば格子状に並べた状態)で、これをマルチビジョン装置5の全体に表示させる。
まずユーザーは、例えば映像ウィンドウPC−1〜PC−4(映像グループG1の映像)をマルチビジョン装置5の全体に表示するように、操作部82を操作する。このような操作は、例えば制御装置7に属するディスプレイ装置に表示されたグラフィカルユーザインターフェースと、そのグラフィカルユーザインターフェースを操作するための公知のマウスなどを用いて、行なわれる。この点は、他の変更操作についても同様であるので、繰り返しの説明を避ける。
なお操作部82は、各映像グループの映像が単一のディスプレイ装置内に表示するのか、複数のディスプレイ装置に跨って表示するのか否かに拘わらず、映像グループごとの映像に対して変更操作を受ける。つまり、映像グループに属する映像ソースに対応する映像ウィンドウの個々に対して変更操作を受けるのではなく、映像グループを単位として変更操作を受ける。
この変更操作を受け取った映像グループ情報管理部8は、当該変更操作に基づいて、映像グループ情報を更新する。図18は、更新後の映像グループ情報の一例を示す表である。図18に示すように、映像グループ情報管理部8は映像グループG1のグループ表示有無を「有」に更新する。また全体表示であるので、グループ表示位置、グループ表示サイズおよびグループ重ね順序を、それぞれ「(0,0)」,「3840×2160」(=マルチビジョン装置5のスクリーンサイズ),「1」に更新する。
この処理は、全画面表示の変更操作と、これに対応するグループ表示サイズとグループ表示位置との関係を予め記録しておき、映像グループ情報管理部8が当該関係に基づいて映像グループ情報を更新することで実現できる。よって、全画面表示の変更操作は、映像グループ表示サイズとグループ表示位置とを間接的に入力することを意味する。換言すれば、操作部82はグループ表示位置とグループ表示サイズについての入力を受ける、とも説明できる。
次に映像グループ情報管理部8は、グループ表示有無が「有」である映像グループG1に属する映像ソースPC−1〜PC−4の映像表示サイズおよびビジョン上表示位置を算出する。例えば式(1)および式(2)を用いて、映像ウィンドウPC−1〜PC−4の映像表示サイズを算出し、式(3)および式(4)を用いて、映像ウィンドウPC−1〜PC−4のビジョン上表示位置を算出する。その結果としてのウィンドウ配置情報が図19に示される。
かかる映像表示サイズおよびビジョン上表示位置を含むウィンドウ配置情報(図19)は、映像レイアウト情報管理部9に入力される。映像レイアウト情報管理部9は、ウィンドウ配置情報とディスプレイ情報とに基づいて、各ディスプレイ装置1〜4に表示すべき各映像ウィンドウのディスプレイ上表示位置を算出する。これは、例えば上述したように、式(5)および式(6)を用いて、全ての映像ウィンドウについて各ディスプレイ装置におけるディスプレイ上表示位置を算出し、かつ、式(7)〜式(10)を用いて、各映像ウィンドウの少なくとも一部を表示すべきディスプレイ装置を特定することで実行される。その結果としての対ディスプレイ映像ソース表示情報および映像レイアウト情報が、それぞれ図20および図21に示される。
また映像レイアウト情報管理部9は、図21にも示すように、各ディスプレイ装置に表示すべき各映像ウィンドウのソース重ね順序も決定する。このソース重ね順序の決定方法も上述したとおりであり、図21に示すようにソース重ね順序が設定される。
かかる映像レイアウト情報(図21)は、映像ウィンドウ配置部10に入力される。映像ウィンドウ配置部10およびマルチビジョンプロセッサ装置6は、映像レイアウト情報に基づいて、各ディスプレイ装置1〜4用の映像信号を生成し、これを出力する。これにより、マルチビジョン装置5には、映像グループG1の映像が全画面表示される。なお図3に表示される外枠を、マルチビジョン装置5の表示画面枠であると把握すると、図3は、映像グループG1の映像をマルチビジョン装置5の全体に表示したときの、マルチビジョン装置5の表示画面を示している、とも把握できる。
逆に、映像グループG1の映像を非表示にする場合には、ユーザーが映像グループG1の映像を非表示にする変更操作を操作部82を用いて行なう。そして、映像グループ情報管理部8は、当該変更操作に基づいて、映像グループ情報を更新する。より詳細には、映像グループG1のグループ表示有無を「無」に更新すると共に、映像グループG1のグループ表示サイズ、グループ表示位置およびグループ重ね順序をクリアする(図16)。
映像レイアウト情報管理部9は、この映像グループ情報に基づいて、各種情報(映像レイアウト情報など)をクリアし、映像ウィンドウ配置部10はマルチビジョンプロセッサ装置6への表示命令を停止する。これにより、図17に示すように、マルチビジョン画面における映像の表示が停止される。
<映像の平行移動または拡大/縮小>
次に、映像グループG1の映像に対して、平行移動または拡大/縮小を行なうことを考慮する。図22は、全画面表示された映像グループG1の映像に対して、平行移動および縮小を行なった場合のマルチビジョン装置5の表示画面の一例を示す。
操作部82は、複数のディスプレイ装置に跨って表示されているか否かに拘わらず、映像グループごとの映像に対して変更操作を受ける。ここでは一例として、ディスプレイ装置1〜4に跨って表示される映像グループG1の映像に対する平行移動および縮小の変更操作が行なわれる。
映像グループ情報管理部8は、操作部82からの変更操作に基づいて、その変更操作後に表示すべき映像グループG1のグループ表示位置とグループ表示サイズとを更新する。操作部82に入力される変更操作では、公知の手段により、平行移動量、および、縮小率などの情報を得ることができるので、制御装置7は、これらの情報に基づいて、公知の手段により、グループ表示位置とグループ表示サイズとを決定することができる。よって、この変更操作は、グループ表示位置とグループ表示サイズとを間接的に入力していることになる。換言すれば、操作部82はグループ表示位置とグループ表示サイズについての入力を受ける、とも説明できる。
図23は、更新後の映像グループ情報の一例を示している。図23では、グループ表示位置およびグループ表示サイズがそれぞれ(1500,700),「1920×1080」に更新される。
次に映像グループ情報管理部8は、例えば式(1)および式(2)に基づいて、グループ表示有無が「有」である映像グループG1に属する映像ソースPC−1〜PC−4の映像表示サイズを算出し、式(3)および式(4)に基づいて、映像ソースPC−1〜PC−4のビジョン上表示位置を算出する。その結果としてのウィンドウ配置情報は図7と同じである。
映像レイアウト情報管理部9は、例えば式(5)および式(6)を用いて、各映像ウィンドウPC−1〜PC−4の各ディスプレイ装置1〜4におけるディスプレイ上表示位置を算出するとともに、例えば式(7)〜式(10)に基づいて、各映像ウィンドウの少なくとも一部を表示すべきディスプレイ装置を特定する。その結果としての対ディスプレイ映像ソース情報および映像レイアウト情報が、それぞれ図24,25に示される。
次に、対ディスプレイ映像ソース表示情報で示される各ディスプレイ装置における映像ウィンドウに対して、図25のように、ソース重ね順序を決定する。ソース重ね順序の決定方法は上述のとおりである。例えばディスプレイ装置4には、グループ重ね順序が「1」である映像グループG1に属する映像ウィンドウPC−1〜PC−4が表示される。よって、これら4つの映像ウィンドウPC−1〜PC−4に通し番号を付与して、これらのソース重ね順序をそれぞれ「1」〜「4」に決定する。
映像ウィンドウ配置部10およびマルチビジョンプロセッサ装置6は、この映像レイアウト情報(図25)に基づいて、各ディスプレイ装置1〜4用の映像信号を生成し、これを出力する。これによってマルチビジョン装置5には、図22に示すように、縮小された映像グループG1の映像が表示される。
以上のように、ユーザーが複数の映像ウィンドウPC−1〜PC−4を含む映像グループG1の全体に対して、一体的に変更操作を行なうことにより、映像グループG1の表示を変更することができる。したがって、映像ウィンドウPC−1〜PC−4に対して個別の変更操作を行なう場合に比して、ユーザーは少ない操作で映像グループの映像に対して表示を変更することができる。言い換えれば、複数の映像を一纏まりとしたグループ表示位置およびグループ表示サイズついての操作により、複数の映像の表示を容易に行える。
<重ね順序の変更動作>
次に、複数の映像グループの映像の少なくとも一部がマルチビジョン装置5上において互いに重なり合った場合に、その重ね順序を変更する場合について説明する。図26は、マルチビジョン装置5の表示画面の一例を示す図である。図26の例示では、映像グループG1,G2の映像がマルチビジョン装置5に表示されている。映像グループG1の映像は、図4と同じ表示態様(表示サイズおよび表示位置)でマルチビジョン装置5に表示される。映像グループG2の映像は、ディスプレイ装置1,3に跨って表示されており、その一部が映像グループG1の映像の一部に重なっている。図26の例示では、映像グループG1の映像の当該一部が映像グループG2の映像によって隠されている。逆に言えば、映像グループG2の映像が優先的に表示されている。
例えばユーザーは、図26の表示態様で映像グループG1,G2の映像を表示するための変更操作を操作部82に対して行なう。そして、映像グループ情報管理部8は、その変更操作に基づいて、映像グループ情報を更新する。図27は更新後の映像グループ情報の一例を示す表である。図23の映像グループ情報と比較して、映像グループG2のグループ表示有無が「有」に更新され、そのグループ表示位置およびグループ表示サイズが、それぞれ(0,500),「1600×900」に更新される。また、映像グループG1,G2のグループ重ね順序がそれぞれ「2」,「1」に更新される。
次に映像グループ情報管理部8は、上述した説明と同様にして、グループ表示有無が「有」である映像グループに属する各映像ウィンドウの映像表示サイズとビジョン上表示位置とを算出し、ウィンドウ配置情報を更新する。映像グループG1についてのウィンドウ配置情報は図7に示すとおりであり、映像グループG2についてのウィンドウ配置情報は図28に示すとおりである。
映像レイアウト情報管理部9は上述した説明と同様にして、各映像ウィンドウを表示すべきディスプレイ装置を特定するとともに、そのディスプレイ装置におけるディスプレイ上表示位置を算出する。また映像レイアウト情報管理部9は上述した説明と同様にしてソース重ね順序を更新して、映像レイアウト情報を更新する。図29は更新後の映像レイアウト情報の一例を示す表である。図25の映像レイアウト情報と比較して、映像ウィンドウCA(ソース番号「5」)の、ディスプレイ装置1におけるディスプレイ上表示位置と、映像表示サイズと、ソース重ね順序と、映像ウィンドウPC−1のソース重ね順序とが更新されている。この映像ウィンドウCAのディスプレイ装置1におけるディスプレイ上表示位置は(0,500)であり、映像表示サイズは「1600×900」であり、ソース重ね順序は「1」である。また映像ウィンドウPC−1のディスプレイ装置1におけるソース重ね順序が「2」となる。
また映像ウィンドウCAの、ディスプレイ装置3におけるディスプレイ上表示位置と、映像表示サイズと、ソース重ね順序と、映像ウィンドウPC−1,PC−3のディスプレイ装置3におけるソース重ね順序とが更新されている。映像ウィンドウCAの、ディスプレイ装置3におけるディスプレイ上表示位置は(0,−580)であり、映像表示サイズは「1600×900」であり、ソース重ね順序は「1」である。また映像ウィンドウPC−1,PC−3のディスプレイ装置3におけるソース重ね順序がそれぞれ「2」,「3」となる。
映像ウィンドウ配置部10およびマルチビジョンプロセッサ装置6は、映像レイアウト情報(図25)に基づいて、各ディスプレイ装置1〜4に生じる映像信号を生成し、これをマルチビジョン装置5に出力する。これにより、図26に示す映像がマルチビジョン装置5に表示される。
次に、図26の表示態様から映像グループG1を最前面に移動させる。つまり、映像グループG1,G2の映像が互いに重なり合う部分においては、映像グループG1の映像を表示させる。操作部82は、映像グループの映像が重なる場合に、どの映像グループの映像を表示するかを指定する操作をも入力する。そこで、ユーザーは、映像グループG1の映像を表示するための変更操作を、操作部82に対して行なう。
映像グループ情報管理部8は、当該変更操作に基づいて、映像グループ情報を映像グループごとに更新する。より詳細には、映像グループG1,G2のグループ重ね順序を更新する。図30は、更新後の映像グループ情報の一例を示す表である。映像グループG1,G2のグループ重ね順序がそれぞれ「1」,「2」に更新される。
なおここでは、グループ表示位置およびグループ表示サイズについては、現状を維持しているので、ウィンドウ配置情報も現状を維持する。
次に映像レイアウト情報管理部9は、ソース重ね順序をディスプレイ画面ごとに決定して、映像レイアウト情報を更新する。図31は、更新後の映像レイアウト情報の一例を示す表である。図29の映像レイアウト情報と比較して、ディスプレイ装置1,3におけるソース重ね順序が更新される。映像グループG1,G2のグループ重ね順序がそれぞれ「1」,「2」であるので、映像ウィンドウPC−1のディスプレイ装置1におけるソース重ね順序を「1」に更新し、映像ウィンドウCAのディスプレイ装置1におけるソース重ね順序を「2」に更新している。
またディスプレイ装置3におけるソース重ね順序も更新される。映像グループG1のグループ重ね順序が「1」であるので、まず映像グループG1に属する映像ウィンドウPC−1,PC−2のディスプレイ装置3におけるソース重ね順序をそれぞれ「1」,「2」に更新し、続いてグループ重ね順序が「2」である映像グループG2に属する映像ウィンドウCAのディスプレイ装置3におけるソース重ね順序を「3」に更新する。
映像ウィンドウ配置部10およびマルチビジョンプロセッサ装置6は、映像レイアウト情報(図31)に基づいて、最も高いソース順序を有する映像を、重なり部分に表示するように各ディスプレイ装置1〜4用の映像信号を生成し、これをマルチビジョン装置5に出力する。これにより、図32に示す映像がマルチビジョン装置5に表示される。したがって、映像グループの映像を単位として、当該映像を前面に移動させたり、後面に移動させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、複数の入力映像(映像ソース)に対して任意の映像をマルチビジョン装置5上に表示するマルチビジョンシステムにおいて、複数の入力映像を映像グループとして扱って、同じ映像グループに属する映像ソースの相対位置および相対サイズを維持するように、映像グループに映像を移動またはサイズ変更させるように、表示位置および映像表示サイズを算出する機能を備えている。よって、低解像度の入力にのみ対応した比較的安価なマルチビジョンプロセッサ装置6に高解像度ソースの映像を分割して入力した複数の映像を、簡単な操作で一体的に表示、配置変更できるようになる。これにより、マルチビジョンプロセッサ装置6が対応可能な入力解像度が低解像度であっても、元の高解像度の映像に含まれる情報を損なわずに表示可能な、高解像度対応マルチビジョンシステムの構築のコスト削減を図ることができる。
また、複数の映像ソース(例えば1920×1080)を結合して1つの大きな映像ソース(3840×2160)として扱うのではなく、複数の映像ソースの集合体(映像グループ)として管理している。よって、マルチビジョンプロセッサ装置6は、画素数の小さい映像ソースを用いればよく、安価なマルチビジョンプロセッサ装置を採用できる。例えば4つのディスプレイ装置に対する出力映像をそれぞれ生成する生成部がマルチビジョンプロセッサ装置6に設けられている場合、1つの大きな映像ソースを取り扱えば、4つの生成部のそれぞれにおいて、大きな映像ソースに応じたメモリが必要となる。一方で、本実施の形態では、4つのディスプレイ装置のそれぞれに対応する生成部おいて、各ディスプレイ装置に表示されるべき小さな映像ソースのみを用いればよい。
なお本実施の形態では、高解像度映像を分割して入力した映像をグループ化する例について述べたが、グループ化の対象とする映像は分割された映像でなくてもよい。例えば、多数のカメラ映像を格子状に並べて配置したり、一度に表示、非表示を切り替えたい場合や、入力解像度が揃っていない多数の映像ソースを同じ大きさの映像ウィンドウとして格子状に並べたい場合に、それらの映像ソースを映像グループとして扱うことで、少ない操作で所望の映像を表示することができる。
なお、制御装置7およびマルチビジョンプロセッサ装置6の一組は、操作部82の変更操作に基づいて決定される表示映像(映像グループの映像)のマルチビジョンにおけるグループ表示位置およびグループ表示サイズと、記録部84から取得した相対位置、相対サイズおよびディスプレイ情報とに基づいて、マルチビジョン装置5においても相対位置および相対サイズが維持されるように、複数の映像の各々のディスプレイ装置1〜4の各々における映像表示位置および映像表示サイズを決定し、映像表示位置と映像表示サイズとに基づいて、ディスプレイ装置1〜4の各々に対する映像信号を生成して、映像信号をディスプレイ装置1〜4に出力する表示制御部である、と把握できる。
<映像グループの登録>
操作部82は、映像グループの登録操作を受けても良い。例えばユーザーが操作部82に対して所定の操作を行なうことで、制御装置7のディスプレイ装置に登録画面を表示させる。図33は登録画面の概念的な一例を示す図である。図33の例示では、映像グループに属する映像ソース配置数を入力する入力枠101と、映像グループに属する映像ソースを指定する指定枠102と、登録ボタン103と、キャンセルボタン104とが表示されている。
入力枠101には、水平方向の映像ソース配置数と、垂直方向の映像ソース配置数とが入力される。
指定枠102には、指定可能な映像ソースが一覧で示されており、その映像ソースに対応してチェックボックスが示されている。ユーザーは当該チェックボックスをクリックすることによって、映像ソースの指定/解除を行なうことができる。
またユーザーが登録ボタン103をクリックすることで、指定された映像ソースを含む映像グループが登録される。ユーザーがキャンセルボタン104をクリックすることで、映像グループの登録画面の表示が終了する。
さらに図34のような編集画面で映像グループを編集できるようにしてもよい。例えば図34の例示では、映像グループに属する映像ソース配置数を入力する入力枠201と、映像グループに属する映像ソースの配置を模式的に表示する表示枠202と、表示枠に示された映像ソースのうち、選択された映像ソースのソース番号を表示するとともに、ソース番号を入力可能な表示入力枠203と、保存ボタン204と、キャンセルボタン205とが表示されている。
入力枠201は入力枠101と同様であるので、繰り返しの説明を避ける。
図34の例示では、表示枠202には、4つの配置枠が格子状に並んで示されている。ここでは、各配置枠には、配置位置が座標で示されると共に、その配置枠に配置される映像ソースのソース番号が示されている。その配置枠には、映像ソースの映像が表示されても良い。またこれらの配置枠は、ユーザーによって選択可能に構成されており、選択された配置枠が砂地のハッチングで示されている。
表示入力枠203には選択された配置枠に配置される映像ソースのソース番号が示されている。ユーザーは、表示入力枠203を選択して、表示入力枠203にソース番号を入力することができる。これにより、配置枠に配置すべき映像ソースを選択することができる。
またユーザーが保存ボタン204をクリックすることで、指定された映像ソースを含む映像グループが登録される。ユーザーがキャンセルボタン205をクリックすることで、映像グループの編集画面の表示が終了する。
なお、本実施の形態では、映像グループ内の全てのソース配置位置にソース番号を割り当てて説明したが、映像ソースを割り当てなくてもよい。つまり、映像グループには、ソース配置数よりも少ない映像ソースを含んでおり、映像ソースが表示されない配置位置があってもよい。
また本実施の形態では、同じ映像グループに属する映像ソースのサイズが互いに同じであるものの、上述したように、これらが相違していても構わない。要するに、同じ映像グループに属する映像ソースの相対サイズの値を維持しながら、当該映像グループの映像をマルチビジョン装置5に表示すればよい。これは、例えば映像表示サイズの算出において、相対サイズを考慮することで実現できる。例えばソース配置位置(1,1),(1,2)の水平方向のサイズと、ソース配置位置(2,1),(2,2)の水平方向のサイズとの比が、a:bである場合、映像ウィンドウPC−1,PC−3の水平方向の映像表示サイズSx2を以下の式(11)で算出し、映像ウィンドウPC−1,PC−3の水平方向の映像表示サイズSx2を以下の式(12)で算出すればよい。
Sx2=Sx1・a/(a+b) ・・・(11)
Sx2=Sx1・b/(a+b) ・・・(12)
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1〜4 ディスプレイ装置、5 マルチビジョン、6 マルチビジョンプロセッサ装置、7 制御装置、8 映像グループ情報管理部、9 映像レイアウト情報管理部、10 映像ウィンドウ配置部、11 映像出力用PC、12,13 カメラ

Claims (5)

  1. それぞれディスプレイ画面を有する複数のディスプレイ装置を有し、前記複数のディスプレイ画面の全体によってマルチビジョン画面が形成されるマルチビジョン装置を制御するマルチビジョン用表示制御装置であって、
    映像グループに属する複数の映像によって形成される表示映像の、前記マルチビジョン画面における位置たるグループ表示位置およびサイズたるグループ表示サイズについての第1操作を入力する操作部と、
    前記グループ表示位置および前記グループ表示サイズと、前記複数のディスプレイ画面のそれぞれのサイズおよび位置を含むディスプレイ情報と、前記映像グループにおける前記複数の映像同士の相対位置および相対サイズとに基づいて、前記複数のディスプレイ画面の各々における前記複数の映像の各々の位置たる映像表示位置およびサイズたる映像表示サイズを決定し、前記映像表示位置と前記映像表示サイズとに基づいて前記複数のディスプレイ装置に対する映像信号を生成し、前記映像信号を前記複数のディスプレイ装置に出力する表示制御部と
    を備える、マルチビジョン用表示制御装置。
  2. 前記映像グループは複数あり、
    前記操作部は、前記表示映像を表示させるか否かについての第2操作をも入力し、
    前記表示制御部は、前記第2操作に基づいて、前記表示映像を表示させる前記映像グループのみについて前記グループ表示位置と前記グループ表示サイズとを決定する、請求項1に記載のマルチビジョン用表示制御装置。
  3. 前記映像グループは複数あり、
    前記操作部は、前記表示映像の少なくとも一部が互いに重なる場合に、どの前記表示映像を表示するかを指定する第3操作をも入力し、
    前記表示制御部は、
    (a)前記第3操作に基づいて、前記複数の映像グループのうち少なくとも一部が互いに重なる場合に、どの前記表示映像を表示するかの優先度を示すグループ重ね順序を前記映像グループごとに決定し、
    (b)前記グループ重ね順序に基づいて、前記複数のディスプレイ画面の各々に表示される映像のうちどの映像を優先的に表示するのかを示すソース重ね順序を前記複数のディスプレイ画面毎に決定し、
    (c)最も高い前記ソース重ね順序を有する映像が、重なり部分に表示されるように、前記映像信号を生成する、
    請求項1または2に記載のマルチビジョン用表示制御装置。
  4. 一の前記映像グループにおける前記相対位置および前記相対サイズは、前記一の前記映像グループに属する前記複数の映像が他の映像を介在することなく並ぶように設定されており、
    前記表示制御部は、前記映像グループに属する前記複数の映像が他の映像を介在することなく並んで表示されるように表示位置およびサイズを算出する、請求項1から3のいずれか一つに記載のマルチビジョン用表示制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のマルチビジョン用表示制御装置と、
    前記マルチビジョン装置と
    を備える、マルチビジョンシステム。
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