JP2009290485A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
複数の静止画像データと複数の動画像データとを単一の画像データとして合成する画像処理装置において、動画の変形に対応可能であり、なおかつ完全なアルファブレンディングを実現可能な画像合成を比較的高速・安価に実現する。
【解決手段】
静止画像データの合成結果に対応する色値データと、動画像を合成する場合に該動画像の色値データに乗算する動画重畳比率を、各画像データの色値データ及び透過率に基づいて算出する。
動画像が変形するごとに、変形後の色値データに動画重畳比率を乗算して表示中の色値データに合成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、2以上の画像データを合成した合成画像データを出力する画像処理技術に関し、特に画像データを半透明の状態で重ね合わせるように表示する画像処理技術に関する。
近年、テレビ放送を受像するディスプレイは多機能化している。種々の設定を行うために、例えばディスプレイ画面上に静止画像で構成されたメニュー画面が表示される。ディスプレイ本体やリモコンからのユーザ操作に応じて上記メニュー画面を遷移させながら設定作業を補助するような制御がよく行われる。さらに、ディスプレイの大画面化やテレビ放送波のデジタル化などに伴い、一つのディスプレイ画面上に、テレビ受信画像に代表される複数の異なる動画像を同時に表示することが行われる。
このように、一つのディスプレイ画面上に複数の静止画像及び動画像を同時に表示すると、複数の画像の表示領域が競合する場合がある。すなわち、ディスプレイ画面上の奥行方向(以降、Z方向という)に対して層を成すので、画像の表示領域が重なり合う場合がある。このような表示領域の重なりが生じる場合の表示方法として、一方の画像の下に他方の画像が透けて見えるような感覚を与える方法が知られている。このような表示方法を実現するための画像データの合成方法はアルファブレンディングと呼ばれている。2以上の画像データを指定された合成比率で合成することにより、合成比率に応じた半透明の度合いで複数の画像を重畳して表示することができる。
アルファブレンディングでは、他の画像に重畳して表示する画像データaに対して合成時の透明度を示す透過率αを与える。そして、この画像データaを背面に表示される画像データbに合成する場合に、例えば各ピクセルの色値データ(R,G,B)についてそれぞれ以下の式101乃至式103を適用することにより、半透明描画を実現する。
ここで、Rは赤の色値、Gは緑の色値、及びBは青の色値である。色値は例えば8ビットで表現され、0以上255以下の整数値を取りうる。また、(R(a),G(a),B(a))は画像データaの色値データである。(R(b),G(b),B(b))は、背面画像データbの色値データである。各色値データは画像データをレンダリング処理することによって得られる。
また、透過率αは、0≦α≦1の範囲の任意の値であり、α=0の場合に重畳する画像データが完全透明になり、α=1の場合に完全不透明となる。
このアルファブレンディングを用いた画像合成方法については、既に種々の方法が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
また、3以上の画像データを合成する場合には、式101乃至式103を繰り返して適用することにより、各ピクセルの色値データを算出する。すなわち、ディスプレイのZ方向において最も背面に配置される画像データより順に画像データI,I,I…とする。最初に画像データIを背面画像データbとし、画像データIを重畳する画像データaとして上記の式101乃至式103を適用する。その後、算出された色値データを持つ画像データを新たな背面画像bとし、画像データIを重畳する画像データaとして、式101乃至式103を適用する。
上記の手順に従うと、3以上の画像データを合成する場合には、ディスプレイのZ方向の配置順(以下、Zオーダーという)に逐次合成処理を実施することになる。そのため、ある画像データの背面に配置される一連の画像データの合成処理が終了してからでないと、当該画像データを合成することができない。画像データから色値データを算出するレンダリング処理は一定の時間を必要とする。そのため、一つの合成画像を得るために要する時間に、重畳する静止画像の枚数分のレンダリング処理時間と、同じく重畳する動画像の枚数分のレンダリング処理時間とが単純に加算される。その結果、フレームレートが低下するという問題が生じる。
上記課題を解決するための技術も提案されている。特許文献3に記載の技術では、描画コマンドを処理する静止画像生成部出力とビデオデータを出力するビデオデータ生成部出力とを、描画コマンドに含まれる透過データをもとに切り替えて出力する。これにより、高速な合成が可能となる。また、特許文献4に記載の技術では、動画用のフレームバッファと静止画用のフレームバッファとを完全に分離し、ウインドウシステムの制御によって重ね合わせる。
しかしながら、上記技術では、重畳されるすべての画像データに対して各ピクセルにおける色値データを保持するメモリ領域が必要となるという課題がある。
さらに、上記メモリ使用量を減少させるために、静止画像のレンダリング結果を共通のメモリ領域に重畳して出力する手法が考えられる。この手法では、レンダリング処理された複数の静止画像データの重畳結果を得るために必要となるメモリ領域は、1画像データ分ですむ。しかし、例えば静止画像と動画像とが交互に重畳されるように配置される一連の画像データ群をアルファブレンディングする際に、Zオーダー順と画像データの合成順とが一致しない。そのため、正しい合成画像データを得ることができない。
特開2001−285745号公報 特開2006−106989号公報 特開平06−335022号公報 特開平07−072850号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、複数の画像データを単一の画像データに合成する画像処理装置において、動画の変化に対応可能であり、なおかつ完全なアルファブレンディングを比較的高速・安価に実現することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、
複数の描画命令により描画されるそれぞれの画像データを合成して表示する画像処理装置であって、
前記複数の描画命令から、所定の順番に個々の描画命令を取得する取得手段と、
前記描画命令により描画される画像データが静止画像と複数のフレームを含む動画像とのうちいずれであるかを判定する判定手段と、
前記静止画像の合成結果の表示に使用される色値データを保持し、前記動画像の表示に使用される動画重畳比率を該動画像ごとに保持する保持手段と、
前記保持手段が保持する前記色値データと前記動画重畳比率とを更新する更新手段と、
合成された画像データを表現する色値データを表示画面に表示する表示手段と
を備え、
前記更新手段は、前記所定の順番の描画命令で描画される画像データごとに、
該画像データの透過率に基づいて前記保持手段に保持されているそれぞれの動画重畳比率を更新し、
該画像データが静止画像であると判定された場合に該静止画像の色値データ及び透過率に基づいて前記保持手段に保持される色値データを更新し、
該画像データが動画像であると判定された場合に該動画像の透過率に基づいて前記保持手段が保持する色値データを更新し、該透過率を該動画像の動画重畳比率としてさらに前記保持手段に保持し、
前記表示手段は、
前記保持手段に保持される色値データを表示し、
前記動画像におけるフレームごとの色値データに前記保持手段に保持される該動画像に応じた前記動画重畳比率を乗算して算出される色値データを、表示中の色値データに加算して前記表示画面に表示する
ことを特徴とする。
本発明により、動画の変化に対応可能であり、なおかつ完全なアルファブレンディングを比較的高速・安価に実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1は本実施形態における画像処理装置100の構成の一例を説明するブロック図である。
画像処理装置100は描画制御部110、動画重畳比率計算部120、動画描画部130、及び合成部150を備える。
描画制御部110は描画命令分離部111、静止画像レンダリング処理部112、及び動画透過率取得部113を備える。描画命令分離部111は、一連の動画描画命令及び一連の静止画描画命令を含む描画命令を取得し、これを個々の描画命令に分解する。描画命令の処理対象が静止画像であるときには静止画像レンダリング処理部112に処理を依頼する。描画命令の処理対象が動画像であった場合には、画像データの重ね合わせの順番であるZオーダー及び動画描画命令を動画透過率取得部113及び動画描画部130に出力する。ここで、動画重畳比率とは、ステップS516において動画像を静止画像に重ね合わせて表示する際に、当該動画像の色値データに乗算する値である。
静止画像レンダリング処理部112は、描画命令分離部111から受け取る静止画描画命令をレンダリング処理して静止画像の色値データと透過率とを取得する。この結果を元に、静止画描画結果テーブル140に保持される色値データを更新する。また、透過率を動画重畳比率計算部120に出力する。また、動画透過率取得部113から動画像の透過率αを受け取った場合には、静止画描画結果テーブル140に保持する色値データを更新する。
動画透過率取得部113は、描画命令分離部111の出力した動画描画命令から動画像の透過率αを取得し、透過率αとZオーダーとを動画重畳比率計算部120に出力し、透過率αを静止画像レンダリング処理部112に出力する。
動画重畳比率計算部120は、動画透過率取得部113が出力するZオーダー及び動画透過率を用いて動画重畳比率テーブル121を更新する。
動画描画部130は、描画命令分離部111が出力する動画描画命令に従って動画データを処理し、処理済の動画像とZオーダーとを合成部150に出力する。
合成部150は、静止画描画結果テーブル140が保持する静止画像の色値データを出力する。また、動画描画部130が出力する動画フレームの色値データに、動画重畳比率テーブル121から取得した動画重畳比率を乗算して出力する。
図2は画像処理装置100のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。なお、図2は、本発明の実施形態に対応する画像処理装置100の構成を実現するための最小限の構成を示しており、画像処理装置100に係るその他の機構については説明の簡単のために省略している。
マイクロプロセッサであるCPU201は、ROM203、ハードディスク(HD)212、外部メモリドライブ211にセットされた記憶メディアに記憶されたプログラムやデータなどに基づき、画像処理装置100を制御する。
RAM202は、CPU201のワークエリアとして機能し、ROM203やHD212等に格納されたプログラムを保持する。また、静止画描画結果テーブル140や動画重畳比率テーブル121を保持する。
ROM203、外部メモリドライブ211にセットされた記憶メディア或いは、HD212には、後述するフローチャートに示されるような、CPU201により実行されるプログラムなどが記憶されている。
205はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)209や図示しないマウスなどのポインティングデバイスからの入力を制御する。206はディスプレイコントローラ(DPC)で、ディスプレイ210の表示を制御する。ディスプレイ210には合成部150から出力された合成画像データが表示される。207はディスクコントローラ(DKC)で、HD212および外部メモリドライブ211のアクセスを制御し、それらの記憶メディアに対して各種プログラム、並びに、フォントデータ、ユーザファイルおよび編集ファイルなどの各種データを読み書きする。208はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェイス221を介してプリンタ222に接続され、プリンタ222との間の通信制御を実行する。
なお、CPU201は、例えばRAM202上に割り当てられた表示情報領域あるいは専用のビデオメモリ(VRAM)へのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、ディスプレイ210上での表示を可能にする。また、CPU201は、ディスプレイ210上のマウスカーソルなどにより指示されるコマンドに基づいて、登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
続いて、図3を用いて画像データの合成について説明する。図3は、画像データの合成結果の一例を説明する図である。合成された画像データは、合成部150からディスプレイコントローラ206出力され、ディスプレイ210に表示される。
図3に示す合成画像データ300は、静止画像301,302及び304並びに動画像303を合成したものである。静止画像301は、例えばディスプレイ210全面に渡る表示画面に表示される背景画像である。静止画像302及び動画像303は、例えばそれぞれデジタル放送波を受信して得られるデータ放送画面およびテレビ画面である。静止画像304は、例えばリモコンなどを入力インタフェイスとするユーザ操作に応じて表示されるメニュー画面である。
図3に示される複数の画像データは、ディスプレイ210の奥行方向、すなわちZ方向において背面から順に、画像データ301、302、303、及び304の順に重畳して表示されるとする。また、各画像データのZオーダーについては、例えばZ方向において背面から順に番号を振ることとする。図3において、画像データ301、302、303、及び304のZオーダーをそれぞれ0、1、2、及び3とする。
図4は、図3に示した各画像データのパラメータ一覧400であり、行401乃至行404がそれぞれ画像データ301から画像データ304までに対応する。列405、406はそれぞれ、画像データの合成画像上での表示位置の左上、右下の座標を示す。ここでは一例として図3に示すような合成画像の左上を起点として横方向にx座標を、縦方向にy座標を設定する。この座標系において、各画像データにおける左上の座標を始点、右下の座標を終点とする。列407は、画像データの透過率を示す。画像データ301乃至303は透過率が1.0、すなわち完全不透明な画像であることを示し、画像204は透過率が0.8、すなわち奥に位置する画像を0.2の割合で透過することを示す。ここで、図4に示す値は、それぞれ本画像処理装置での処理過程で個別に得られる。例えば静止画像の透過率は、静止画描画命令を静止画像レンダリング処理部112がレンダリング処理した結果として得られる。列408はZオーダーの値であり、前述した値が設定される。
図3において、ピクセル305を含む画像データは画像データ301のみである。そのため、ピクセル305の色値データ(R,G,B)は画像データ301のピクセル305における色値データのみによって定まる。ピクセル306を含む画像データには、画像データ301、302、及び303がある。しかし、これらの画像のうちでZオーダーが最大である画像データ303の透過率αは1である。つまり、画像データ303は完全不透明であるため、ピクセル306における色値データは、画像データ303の色値データのみによって定まる。一方、画像データ304には、1未満の透過率が設定されているため、ピクセル307、308、及び309において、画像データ304の色値データとその奥に位置するそれぞれの画像データの色値データとが合成される。色値データの合成には式101乃至式103を用いる。
画像データの合成について、式101乃至103と式201乃至203を用いて説明する。式101乃至103は二つの画像データを合成した場合の色値データを算出する式の一例である。画像データaの手前に透過度αの画像データbを重畳して表示するとする。式101乃至103において(R,G,B)は合成画像データの色値データである。(R(a),G(a),B(a))、(R(b),G(b),B(b))はそれぞれ画像データa、画像データbの色値データである。透過度αの値が大きいほど、背面に位置する画像データaの色値データの影響が大きくなり、透明度αの値が小さいほど、手前に位置する画像データbの色値データの影響が大きくなる。色値データはピクセルごとに異なる値を取ることができ、透過度もピクセルごとに異なる値となっても良い。
以下の式201乃至203は複数の画像データを合成した結果の色値データを算出する式の一例である。
ここでは、N+1枚の画像データI,…,I(Nは1以上の整数)を合成するとし、それぞれの画像データのZオーダーは0,…,Nであるとする。つまり、Iが最背面に表示され、Iが最前面に表示されるとする。このとき、合成画像データの色値データ(R,G,B)は式201乃至式203で与えられる。ここで、(R,G,B)及びαは画像データIの色値データ及び透過率である。ただし、kは0以上N以下の整数である。これらの定義は以下に登場する数式でも同様とする。
複数の画像データを合成する場合には、まずZオーダーの小さい順に画像データを二つ選択して、式101乃至式103を適用して色値データを算出する。例えば、画像データIと画像データIとを合成する。合成画像データに、Zオーダーが次に小さい画像データIを合成する。この操作をZオーダーが最大の画像データIまで繰り返す。その結果、合成画像データの色値データ(R,G,B)は式201乃至式203のようになる。
画像データIを構成しないピクセルにおいては、便宜的にα=0とする。このように定義することにより、任意の位置のピクセルの色値データを式201乃至式203によって表すことができる。
続いて、図5乃至図11を用いて本実施形態における画像処理装置100の動作について説明する。
図5は、本実施形態における画像処理装置の描画処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートはROM203に書き込まれたコンピュータプログラムをCPU201が実行することで処理される。
ステップS501で、描画制御部110は、一連の動画描画命令及び一連の静止画描画命令を含む描画命令を取得する。動画描画命令及び静止画描画命令は単一の命令であっても良いし、複数の命令であっても良い。
ステップS502で、描画命令分離部111は、取得した描画命令を個々の動画描画命令と個々の静止画描画命令とに分離する。
分離後の動画描画命令には、動画レンダリング処理の開始指示、Zオーダー、及び当該処理に必要な動画処理パラメータ群を含む。さらに、動画処理パラメータ群には、例えば動画マスク情報、該動画の動画ソース入力パス情報、サイズ情報、基点座標情報、回転・変倍・移動などの変形を表現するアフィン変換パラメータ、及び色空間情報などを含む。
また、分離後の静止画描画命令には、静止画像レンダリング処理の開始指示、描画オブジェクト情報、及び描画時に必要となる静止画像処理パラメータ群を含む。さらに、描画オブジェクト情報には、例えばテキスト、基本図形、パス情報、リンク情報、及びアニメーション指示などを含む。また、静止画像処理パラメータ群には、例えばオブジェクトの基点座標やサイズ、線幅、線種、及び色情報などを含む。
ステップS502において分離後の描画命令の数だけステップS503乃至ステップS512の処理を繰り返す。図3に示す合成画像データ300は四つの画像データが合成されているため、繰り返し数は4となる。
ステップS504で、描画制御部110は、分離後の描画命令であって、まだこのステップにおいて選択されていないものの中からZオーダーが最小である描画命令を一つ選択する。選択された描画命令を以下では単に選択描画命令と表す。
Zオーダーは明示的に指定しても良いし、明示的に指定しなくても良い。Zオーダーを明示的に指定する場合には、例えば一連の描画命令に対するパラメータの一つとしてZオーダーを指定する。これにより、画像の重ね合わせ順序の変更に対する柔軟な対応が可能となる。Zオーダーを明示的に指定しない場合には、例えば分離後の描画命令の入力順にZオーダーを付加する。これにより、描画制御部が取得する一連の描画命令に対して特別なパラメータ入力を必要とせずにZオーダーを決定できる。
図3に示す例では、最初に画像データ301が選択され、次に画像データ302が選択される。
ステップS505で、描画制御部110は、選択描画命令が静止画描画命令であるか否かを判定する。静止画描画命令であると判定された場合(ステップS505において「YES」)には、ステップS506に移行する。動画描画命令であると判定された場合(ステップS505において「NO」)には、ステップS509に移行する。図3に示す合成画像データ300を表示する場合は、画像データ301、302及び304を描画する描画命令が選択された場合には、ステップS506に移行する。また、画像データ303を描画する描画命令が選択された場合には、ステップS509に移行する。
静止画描画命令に対しては、ステップS506乃至ステップS508の処理が行われる。
ステップS506で、静止画像レンダリング処理部112は、選択された静止画描画命令に対するレンダリング処理を行う。以下、選択された静止画描画命令を単に選択静止画描画命令と表す。レンダリング処理の結果として、選択静止画描画命令により描画される静止画像の描画位置、ピクセルごとの色値データ及び透過率が得られる。
ステップS507で、静止画像レンダリング処理部112は、静止画描画結果テーブル140を更新する。
図6を用いて静止画描画結果テーブル140について説明する。図6は静止画描画結果テーブル140の構成の一例を説明する図である。合成座標601は合成画像データにおけるピクセルの座標を表す。色値データ602は各ピクセルにおける色値データ(R,G,B)を表す。色値データ602が静止画像に基づく色値データのみを保持するように本フローチャートは構成される。
静止画描画結果テーブル140の更新は、式101乃至式103に基づいて行う。ここで、(R(a),G(a),B(a))及びαにはステップS506において取得した選択静止画像の色値データ及び透過率を用いる。また、(R(b),G(b),B(b))には静止画描画結果テーブル140に保持されている色値データ602を用いる。静止画描画結果テーブル140に保持される各ピクセルの色値データ602は0に初期化しておく。
静止画描画結果テーブル140の更新は、合成画像上のピクセルごとに行う。その際、選択静止画描画命令により描画される静止画像に含まれるピクセルについてのみ色値データ602を更新すればよい。以下、選択静止画描画命令により描画される画像データを単に選択静止画像と表す。
図5に戻り、ステップS508で、静止画像レンダリング処理部112は動画重畳比率計算部120に対して選択静止画像の透過率を出力する。この透過率を用いて動画重畳比率計算部120は動画重畳比率テーブル121を更新する。動画重畳比率テーブル121の更新の詳細については後述する。なお、ステップS507とステップS508とを入れ替えて処理することも可能であり、この場合も本フローチャートは同一の結果が得られる。
動画描画命令に対しては、ステップS509乃至ステップS511の処理が行われる。
ステップS509で、描画命令分離部111は動画描画部130と動画透過率取得部113とに対して動画描画命令及びZオーダーを出力する。動画描画部130は、取得した動画描画命令及びZオーダーに基づいて動画データを処理し、処理済動画データをZオーダーとともに合成部150に出力する。処理済動画データには表示する色値データが含まれる。
ステップS510で、動画透過率取得部113は、選択された動画描画命令から透過率を取得し、これを動画重畳比率計算部120に出力する。以下、選択された動画描画命令を単に選択動画描画命令と表し、選択動画描画命令により描画される動画像を単に選択動画像と表す。動画重畳比率計算部120は、受け取った透過率を用いて動画重畳比率テーブル121を更新する。動画重畳比率テーブル121の更新の詳細については後述する。
ステップS511で、動画透過率取得部113は静止画像レンダリング処理部112に対して、選択動画像の透過率αを出力する。静止画像レンダリング処理部112は、上述したステップS507における処理と同様に、式101乃至式103に基づいて静止画描画結果テーブル140を更新する。ただし、選択動画像の色値データをR=G=B=0として式を適用する。静止画描画結果テーブル140の色値データ602に静止画像に基づく色値データ602のみを保持するようにするためである。
以上によりステップS503乃至ステップS512のループが終了する。このループの終了時点では、静止画描画結果テーブル140の色値データ602には以下に示す色値データ(R301,G302,B303)が保持される。
上記の式301乃至303は、静止画描画結果テーブル140に保持される色値データの一例を説明する数式である。色値データ(R,G,B)は、式201乃至203に示すN+1枚の画像データを合成した場合の色値データにおいて、静止画像のみに基づく色値データを抽出した値に等しい。ステップS511において、選択動画像の色値データをすべて0に設定したためである。
続いて、図7を用いて図5に示すステップS510の詳細を説明する。図7は、動画描画命令の処理時に、動画重畳比率を更新する処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートによる処理はROM203に書き込まれたコンピュータプログラムをCPU201が実行することで処理される。
ステップS701で、動画透過率取得部113は、選択動画描画命令から透過率を取得し、動画重畳比率テーブル121に選択動画像に対応するエントリ列を追加する。選択動画像に含まれるピクセルの動画重畳比率に、取得した透過率を設定する。一方、選択動画像に含まれないピクセルの動画重畳比率に0を設定する。
動画重畳比率テーブル121の構成例を図8と図9とを用いて説明する。
図8は動画重畳比率テーブル121の構成例を説明する図である。合成座標801は合成座標系でのピクセルの位置を表す。動画重畳比率802は、ピクセルごとの動画重畳比率を表す。動画重畳比率802は合成される動画像ごとにエントリ列が作成される。図8に示す動画重畳比率テーブル121の構成例では、ピクセルごとに動画重畳比率を保持する。そのため、合成される画像データが多く、なおかつ各画像データの透過率が詳細に設定されている場合において好ましい構成となる。
図9は動画重畳比率テーブル121の別の構成例を説明する図である。合成座標901は合成座標系での領域を表す。動画重畳比率902は、各領域に含まれるピクセルの動画重畳比率を表す。図9にて表現される内容は図8の内容に等しい。図9に示す動画重畳比率テーブル121の構成例では、一定の領域ごとにまとめて動画重畳比率を保持する。そのため、保持に必要なRAM202の容量が少なく、比較的単純な合成パターンの画像描画命令を処理する場合において好ましい構成となる。
ステップS701において、選択動画描画命令から透過率を取得する処理は以下のように行う。動画透過率取得部113は、受け取った動画描画命令から動画マスク生成命令を分離し、これを実行して透過率を取得する。ここで、分離される動画マスク生成命令が、すでに動画の出力領域に合致する形で計算済みの動画マスク情報を含んでいる場合には、動画透過率取得部113はこれを実行して透過率を取得する。また、分離される動画マスク生成命令が、動画像に一定の透過率を与える動画透過率情報を含んでいる場合には、動画透過率取得部113は動画透過率情報を動画の出力領域に合致する形に計算して透過率を取得する。また、分離される動画マスク生成命令が、動画マスクを生成するための一連の動画マスク生成命令群で構成されている場合には、動画透過率取得部113は動画マスク生成命令群を実行して透過率を取得する。さらに、動画透過率取得部113が描画命令分離部111から受け取った動画描画命令の中に、動画マスク情報、動画透過率情報及び動画マスク生成命令群が含まれない場合には、動画透過率取得部113は該動画像の透過率が1であると計算する。
続いて、選択動画描画命令よりZオーダーが小さな動画像の数だけステップS702乃至ステップS706を繰り返す。
ステップS703で、選択動画描画命令により描画される動画像よりもZオーダーが小さな動画像の中から、新たな動画像を一つ選択する。この動画像を選択動画像Bとし、ステップS504で選択された動画描画命令により描画される動画像を選択動画像Aとする。
ステップS704で、選択動画像Aと選択動画像Bとがピクセルを共有するか否かを判定する。共有する場合にはステップS704に移行する。共有しない場合にはステップS706に移行する。
ステップS705で、選択動画像Aと選択動画像Bとが共有するピクセルについて、選択動画像Bのエントリ列における動画重畳比率に1−αを乗算する。ここで、αは選択動画像Aの透過率である。
以上のステップS702乃至ステップS706の処理を繰り返すことで、各動画像のピクセルごとの動画重畳比率が更新される。
続いて、図10を用いて図5に示すステップS508の詳細を説明する。図10は、静止画描画命令の処理時に、動画重畳比率テーブル121を更新する処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートによる処理はROM203に書き込まれたコンピュータプログラムをCPU201が実行することで処理される。
ステップS1001で、動画重畳比率計算部120は、静止画像レンダリング処理部112から、選択静止画像描写命令の透過率を取得する。
選択静止画描画命令よりもZオーダーが小さな動画像の数だけステップS1002乃至ステップS1006の処理を繰り返す。
ステップS1003で、選択静止画描画命令よりZオーダーが小さな動画像の中から、まだこのステップにおいて選択されていない動画像を一つ選択する。
ステップS1004で、動画重畳比率計算部120は、選択静止画像と選択動画像とがピクセルを共有するか否かを判定する。共有する場合にはステップS1005に移行し、共有しない場合にはステップS1006に移行する。
ステップS1005で、動画重畳比率計算部120は、選択静止画像と選択動画像とが共有するピクセルについて、選択動画像のエントリ列における動画重畳比率に1−αを乗算する。ここで、αは選択静止画像の透過率である。
以上の処理により、ステップS503乃至ステップS512のループ終了時点では、以下に示す動画重畳比率が動画重畳比率テーブル121に保持される。
上記の式401及び402は動画重畳比率の結果の一例を説明する数式である。ただし、xは画像データIの動画重畳比率である。動画重畳比率のエントリ列802は動画像についてのみ作成される。そこで、便宜的に静止画像Iについてはx=0とおく。
図5に戻り、ステップS513で、合成部150は、静止画描画結果テーブル140に保持されている色値データ602に基づいて合成画像データを出力し、ディスプレイ210に表示する。
ステップS502において分離された動画描画命令の数だけステップS514乃至ステップS517の処理を繰り返す。図3に示す例では、動画像は画像データ303のみであるため、繰り返し数は1となる。
ステップS515で、合成部150は、動画描画部130が出力した処理済動画像を一つ選択する。
ステップS516で、合成部150は、選択された処理済動画像を、ステップS512において表示した静止画像の合成結果に重畳して表示する。処理の詳細については後述する。
以上がステップS514乃至ステップS517のループで処理される。このループの終了時点で、すべての静止画像と動画像とを合成した画像データがディスプレイ210に表示される。
最後に、図11を用いて図5に示すステップS516の詳細を説明する。図11は、動画像を重畳して表示する処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートによる処理はROM203に書き込まれたコンピュータプログラムをCPU201が実行することで処理される。
ステップS1101で、合成部150は、動画描画部130が出力したZオーダーと等しいZオーダーを持つ動画像の動画重畳比率を動画重畳比率テーブル121から取得する。
ステップS1102で、合成部150は、選択された処理済動画出力のフレームが持つ色値データに取得した動画重畳比率を乗算する。
ステップS1103で、合成部150は、乗算された結果の色値データを表示中の合成画像データの色値データに加算して、ディスプレイ210に表示する。
上記処理の結果、ステップS514乃至ステップS517のループ終了時点で、以下の式501乃至式503により規定される(R,G,B)の色値データがディスプレイ210に出力される。
式501乃至503は合成部150が出力する色値データの一例を説明する数式である。これは、式201乃至式203に示すN+1枚の画像をZオーダーの小さい順に合成した結果に等しい。さらに本実施形態において、ステップS514乃至ステップS517の処理の順序はZオーダーに依存しない。
以上より、本実施形態では、画像データの有するZオーダーに依存せず、レンダリング処理が終了した処理済動画出力から順に合成処理を実施することができる。その結果、レンダリング処理に比較的長い時間を必要とする動画像が存在する場合にも、その動画像以降に重畳される予定で、既にレンダリング処理が終了している他の処理済動画出力の合成処理を先行して実施することが可能となる。したがって、より高速なアルファブレンディング処理が実現可能となる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した機能を実現するコンピュータプログラムのコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがコンピュータプログラムのコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムのコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのコンピュータプログラムのコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムのコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、以下の形態で実現しても構わない。すなわち、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、そのコンピュータプログラムのコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行って、前述した機能が実現される場合も含まれる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するコンピュータプログラムのコードが格納されることになる。
本発明の実施形態における画像処理装置100の構成の一例を説明するブロック図である。 本発明の実施形態における画像処理装置100のハードウェアの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態における画像データの合成結果の一例を説明する図である。 合成画像データ300を構成する各画像データのパラメータ一覧400である。 本発明の実施形態における本実施形態における画像処理装置の描画処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における静止画描画結果テーブル140の構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態における動画描画命令の処理時に、動画重畳比率を更新する処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における動画重畳比率テーブル121の構成例を説明する図である。 本発明の実施形態における動画重畳比率テーブル121の別の構成例を説明する図である。 本発明の実施形態における静止画描画命令の処理時に、動画重畳比率テーブル121を更新する処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における動画像を重畳して表示する処理の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 画像処理装置
110 描画制御部
111 描画命令分離部
112 静止画像レンダリング処理部
113 動画透過率取得部
120 動画重畳比率計算部
121 動画重畳比率テーブル
130 動画描画部
140 静止画描画結果テーブル
150 合成部

Claims (5)

  1. 複数の描画命令により描画されるそれぞれの画像データを合成して表示する画像処理装置であって、
    前記複数の描画命令から、所定の順番に個々の描画命令を取得する取得手段と、
    前記描画命令により描画される画像データが静止画像と複数のフレームを含む動画像とのうちいずれであるかを判定する判定手段と、
    前記静止画像の合成結果の表示に使用される色値データを保持し、前記動画像の表示に使用される動画重畳比率を該動画像ごとに保持する保持手段と、
    前記保持手段が保持する前記色値データと前記動画重畳比率とを更新する更新手段と、
    合成された画像データを表現する色値データを表示画面に表示する表示手段と
    を備え、
    前記更新手段は、前記所定の順番の描画命令で描画される画像データごとに、
    該画像データの透過率に基づいて前記保持手段に保持されているそれぞれの動画重畳比率を更新し、
    該画像データが静止画像であると判定された場合に該静止画像の色値データ及び透過率に基づいて前記保持手段に保持される色値データを更新し、
    該画像データが動画像であると判定された場合に該動画像の透過率に基づいて前記保持手段が保持する色値データを更新し、該透過率を該動画像の動画重畳比率としてさらに前記保持手段に保持し、
    前記表示手段は、
    前記保持手段に保持される色値データを表示し、
    前記動画像におけるフレームごとの色値データに前記保持手段に保持される該動画像に応じた前記動画重畳比率を乗算して算出される色値データを、表示中の色値データに加算して前記表示画面に表示する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の順番は、前記表示手段の前記表示画面における最背面から最前面へ配置される画像データの順番であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定の順番は、前記複数の描画命令において描画命令が作成された順番であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 複数の描画命令により描画されるそれぞれの画像データを合成して表示する画像処理装置の制御方法であって、
    取得手段が、前記複数の描画命令から、所定の順番に個々の描画命令を取得する取得工程と、
    判定手段が、前記描画命令により描画される画像データが静止画像と複数のフレームを含む動画像とのうちいずれであるかを判定する判定工程と、
    保持手段が、前記静止画像の合成結果の表示に使用される色値データを保持し、前記動画像の表示に使用される動画重畳比率を該動画像ごとに保持する保持工程と、
    前記保持工程で保持される前記色値データと前記動画重畳比率とを、更新手段が更新する更新工程と、
    表示手段が、合成された画像データを表現する色値データを表示画面に表示する表示工程と
    を備え、
    前記更新工程は、前記所定の順番の描画命令で描画される画像データごとに、
    該画像データの透過率に基づいて前記保持工程で保持されたそれぞれの動画重畳比率を更新し、
    該画像データが静止画像であると判定された場合に該静止画像の色値データ及び透過率に基づいて前記保持手段に保持される色値データを更新し、
    該画像データが動画像であると判定された場合に該動画像の透過率に基づいて前記保持手段が保持する色値データを更新し、該透過率を該動画像の動画重畳比率としてさらに前記保持工程で保持し、
    前記表示工程は、
    前記保持工程で保持された色値データを表示し、
    前記動画像におけるフレームごとの色値データに前記保持工程で保持された該動画像に応じた前記動画重畳比率を乗算して算出される色値データを、表示中の色値データに加算して前記表示画面に表示する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  5. コンピュータを請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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