JP5744197B2 - ウィンドウ合成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のウィンドウを合成して描画するウィンドウ合成装置に関する。
グラフィックス描画では、矩形状等の領域内に図形またはフォント等を描画することによりウィンドウが生成される。この生成された描画済みの複数のウィンドウを合成することにより表示ウィンドウを生成する技術が知られている。この技術によれば、表示ウィンドウの生成に必要な描画済みの複数のウィンドウの何れかに更新が発生した場合に、更新が発生したウィンドウのみを再描画することにより表示ウィンドウを生成できるため、高速な描画が可能である。
グラフィックス描画では、描画する図形またはフォント等といったオブジェクトのマスク処理またはウィンドウ間の前後関係を把握するために、ステンシルバッファが使用される。ステンシルバッファは、グラフィックス描画において、オブジェクト同士の重なりにより描画しなくてよい領域をピクセル単位で制御可能にする。このステンシルバッファを使用することにより、表示ウィンドウの生成に必要な描画済みウィンドウの何れかに更新が発生した場合に、更新が発生したウィンドウのみを再描画し、この再描画したウィンドウのみを表示ウィンドウに合成することにより表示ウィンドウを生成できるので、上述した方式より高速な描画が可能となる。
関連する技術として、特許文献1は、ステンシルバッファに加え、グラフィックス制御プレーンと呼ばれるいくつかのプレーンを用いることにより描画を高速化することができるウィンドウ合成装置を開示している。
特許第3413201号公報
ところで、グラフィックス描画では、オブジェクトの輪郭を滑らかに表現するためにアンチエイリアス処理を施すことがある。デジタルグラフィックスでは、ピクセル単位よりも細かく描画することができないため、オブジェクトの輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生する。アンチエイリアス処理は、ピクセルをサブピクセルに分割することにより、カバレッジ(オブジェクトがピクセルをカバーしている割合)を算出し、背景色とオブジェクト色をカバレッジによりブレンドした色を描画色として描画する処理である。
特許文献1に示された従来のウィンドウ合成装置では、表示ウィンドウの生成に必要な描画済みの複数のウィンドウの何れかに更新が発生し、更新したウィンドウを表示ウィンドウに合成する場合、更新したウィンドウのオブジェクトのうち、他のウィンドウと重なる領域は、前面になるウィンドウのみが描画されるため、背景色が描画されない。このために、アンチエイリアス処理を適用できず、高画質の表示ウィンドウを高速に生成できないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高画質の表示ウィンドウを高速に生成できるウィンドウ合成装置を提供することを目的とする。
この発明に係るウィンドウ合成装置は、描画済みウィンドウに含まれるピクセルの描画色と前記ピクセルの背景色を当該ピクセルの透明度情報であるα値に基づいてブレンドするブレンド処理を行って前記描画済みウィンドウを表示ウィンドウに合成し、前記表示ウィンドウに合成された前記描画済みウィンドウに更新が発生した場合に、前記表示ウィンドウの前記ブレンド処理が行われたピクセルの前記ブレンド処理後の描画色、前記ブレンド処理に用いた前記描画済みウィンドウのピクセルの描画色、および前記ブレンド処理で用いたα値とから前記ブレンド処理でブレンドされた背景色を算出して、前記更新が発生した描画済みウィンドウのピクセルの描画色と前記算出した背景色のブレンド処理を行う2次元描画エンジンと、2次元描画エンジンにより合成された表示ウィンドウを表示させる表示制御部とを備えたものである。
この発明に係るウィンドウ合成装置によれば、表示ウィンドウを構成するウィンドウが更新される場合に、背景色とのブレンド処理が行われた表示ウィンドウのピクセルについて、ブレンド処理で用いられた背景色と更新されたウィンドウのピクセルの描画色のブレンドを改めて行うことができ、高画質の表示ウィンドウを高速に生成できる。

この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置が含まれる画像合成装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置において行われるウィンドウの描画を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置において行われる表示ウィンドウの合成を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置において行われる表示ウィンドウの合成処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置において行われる表示ウィンドウの再合成を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置において行われる表示ウィンドウの再合成処理を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置において使用されるピクセル値の構成を説明するための図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るウィンドウ合成装置が含まれる画像合成装置の構成を示すブロック図である。この画像合成装置は、ウィンドウ合成装置1、CPU(Central Processing Unit)2、VRAM(Video Random Access Memory)10および表示装置11を備えている。
ウィンドウ合成装置1は、複数のウィンドウを合成して描画する。このウィンドウ合成装置1の詳細は後述する。CPU2は、例えば汎用的なマイクロコンピュータから構成されており、ウィンドウ合成装置1に対する描画情報の設定等を行って、ウィンドウ合成装置1の全体を制御する。
VRAM10は、ウィンドウ合成装置1から送られてくる描画の中間結果および描画結果等を格納するフレームバッファである。表示装置11は、ウィンドウ合成装置1から送られてくる表示データに従った表示を行う。
次に、ウィンドウ合成装置1の詳細を説明する。ウィンドウ合成装置1は、CPU制御部3、2次元(2D)描画エンジン4、ベクターエンジン5、ピクセル演算部6、ウィンドウ制御部7、VRAM制御部8および表示制御部9を備えている。
CPU制御部3は、CPU2から送られてくる命令をデコードし、命令の対象となるウィンドウ合成を行うために必要な2次元描画エンジン4、ベクターエンジン5、ピクセル演算部6、ウィンドウ制御部7、VRAM制御部8および表示制御部9に対して各種情報を設定し、これらを制御する。
2次元描画エンジン4は、CPU制御部3からの制御に応じて、BitBLT(bit block transfer)またはFill等といった2次元グラフィックス描画を行う。ベクターエンジン5は、画像を、点の座標とそれを結ぶ線または面の方程式のパラメータおよび塗りつぶしまたは特殊効果等の描画情報として表現されたデータから色のついたピクセルの羅列として表現されたビットマップデータに変換する。
ピクセル演算部6は、ピクセルに対し、カラーキーテスト、αテスト、カラートランスフォーム、αブレンドおよびディザリング等といったピクセル演算を実行する。ウィンドウ制御部7は、ウィンドウ番号の制御を行う。
VRAM制御部8は、ウィンドウ合成装置1の各構成要素によるVRAM10へのアクセスを一元管理する。表示制御部9は、VRAM10からVRAM制御部8を経由して表示データを読み出し、表示装置11に送る。
なお、図1に示す画像合成装置では、CPU2、VRAM10および表示装置11は、ウィンドウ合成装置1と別体に設けられているが、これらはウィンドウ合成装置1と一体に構成することもできる。
上記のように構成されるウィンドウ合成装置1の動作を説明する。CPU制御部3は、CPU2から送られてくる命令に従って2次元描画エンジン4およびベクターエンジン5を起動し、複数のウィンドウを描画させる。この描画により生成された描画データは、VRAM制御部8を介してVRAM10に格納される。また、ウィンドウ制御部7は、ウィンドウを描画する際に、ウィンドウ単位で1つのウィンドウ番号を描画するピクセルに付加する。
表示ウィンドウを生成する場合、2次元描画エンジン4は、VRAM10に格納されている描画済みウィンドウを読み出し、ウィンドウ番号が付加されているピクセルのみを表示ウィンドウに合成する。この際、アンチエイリアス処理の対象となるピクセルにアンチエイリアス処理の対象であることを示すブレンドフラグが付加される。
表示ウィンドウを構成する描画済みウィンドウに更新が発生した場合、2次元描画エンジン4は、更新された描画済みウィンドウをVRAM10から読み出し、表示ウィンドウのピクセルに付加されているウィンドウ番号と描画済みウィンドウのピクセルに付加されているウィンドウ番号を比較し、一致した場合にのみピクセル値を更新する。この場合、更新が発生したウィンドウのピクセルのうち、表示面に現われるピクセルのみが表示ウィンドウに再合成される対象となる。また、ウィンドウ番号が一致したピクセルのうちブレンドフラグが付加されているピクセルにはブレンド処理が施される。
図2は、ウィンドウ合成装置1において行われるウィンドウの描画を説明するための図である。大きい矩形がウィンドウ全体を示し、微小矩形がピクセルを示している。微小矩形内の数字は各ピクセルのウィンドウ番号を示している。描画前は、全ピクセルのウィンドウ番号は「0」である。描画の際は、描画するウィンドウを構成するピクセルのウィンドウ番号のみが更新される。このウィンドウ合成装置1では、描画するウィンドウ毎に同一のウィンドウ番号が付加される。図2に示す例では、ウィンドウ1のウィンドウ番号を「1」としている。このため、描画したピクセルのウィンドウ番号は「1」となる。
図3は、ウィンドウ合成装置1において行われる表示ウィンドウの合成を説明するための図である。図4は、ウィンドウ合成装置1において行われる表示ウィンドウの合成処理を示すフローチャートである。表示ウィンドウの合成では、まず、ウィンドウ1がBitBLTで表示ウィンドウに合成される。次いで、ウィンドウ2(図示しない)がBitBLTで表示ウィンドウに合成されることにより、表示ウィンドウが完成する。このBitBLTの際に、全ピクセルに対して図4に示すフローチャートが適用される。
表示ウィンドウの合成処理では、まず、SRCピクセルのリードが行われる(ステップST11)。すなわち、BitBLTの転送元となる描画済みウィンドウのピクセルであるSRC(source)ピクセルがVRAM(フレームバッファ)10から読み出される。
次いで、ステップST11で読み出されたピクセルのウィンドウ番号(描画SW)がBitBLT中のウィンドウに割り当てられているウィンドウ番号(SW)と一致しているかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、一致していないことが判断されると、そのピクセルは描画する必要がないので、シーケンスはステップST17に進む。
一方、ステップST12において、一致していることが判断されると、α値が「1」であるかどうかが調べられる(ステップST13)。すなわち、ステップST11で読み出されたピクセルの透明度情報であるα値が「1」であるか否かが調べられる。このステップST13において、α値が「1」であることが判断されると、シーケンスはステップST16に進む。すなわち、アンチエイリアス処理では、α値が「1」である場合は、背景色と描画色のαブレンドを実施しなくてよいため、SRCピクセル値がそのままDST(destination)ピクセル値として表示ウィンドウに描画される。
一方、ステップST13において、α値が「1」でないことが判断されると、ブレンド合成が行われる(ステップST14)。すなわち、アンチエイリアス処理による背景色と描画色のブレンド合成が行われてDSTピクセル値が算出される。次いで、ウィンドウ番号が更新される(ステップST15)。すなわち、ブレンド合成が行われたピクセル値にブレンドフラグを付加するためにウィンドウ番号が更新される。図3に示す例では、ブレンド合成を行ったピクセルにブレンドフラグを付加するためにウィンドウ番号が「3」に更新されている。その後、シーケンスはステップST16に進む。
ステップST16においては、DSTピクセルライトが行われる。すなわち、DSTピクセル値が表示ウィンドウに描画される。その後、シーケンスはステップST17に進む。
ステップST17においては、全ピクセルに対する処理が完了したかどうかが調べられる。このステップST17において、全ピクセルに対する処理が完了していないことが判断されると、シーケンスはステップST11に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、全ピクセルに対する処理が完了したことが判断されると、表示ウィンドウの合成処理は終了する。
ここで、上述したステップST14で行われるブレンド合成は、例えば、下記式(1)で表すことができる。
Dr’=Sr×α+Dr×(1−α)
Dg’=Sg×α+Dg×(1−α)・・・(1)
Db’=Sb×α+Db×(1−α)
ここで、
Dr:DSTピクセルR成分、
Dg:DSTピクセルG成分、
Db:DSTピクセルB成分、
Sr:SRCピクセルR成分、
Sg:SRCピクセルG成分、
Sb:SRCピクセルB成分、
Dr’:DSTピクセルR成分(演算後)、
Dg’:DSTピクセルG成分(演算後)、
Db’:DSTピクセルB成分(演算後)である。
上述した図4のフローチャートに示すウィンドウ合成処理を実行することにより、表示ウィンドウの各ピクセルがどの描画済みウィンドウのピクセル値を使用しているか否かを判別することが可能となる。さらに、表示ウィンドウの複数のピクセルのうちアンチエイリアス処理によりブレンドが適用されたピクセルを判別することが可能となる。
図5は、ウィンドウ合成装置1において行われる表示ウィンドウの再合成を説明するための図であり、表示ウィンドウとして合成される複数のウィンドウのうち、ウィンドウ1が更新された場合の例を示している。
図6は、ウィンドウ合成装置1において行われる表示ウィンドウの再合成処理を示すフローチャートである。表示ウィンドウの再合成処理では、まず、SRCピクセルのリードが行われる(ステップST21)。すなわち、ウィンドウ1のピクセルであるSRCピクセルがVRAM(フレームバッファ)10から読み出される。
次いで、ステップST11で読み出されたSRCピクセルのウィンドウ番号(描画SW)と更新されたウィンドウのウィンドウ番号(SW)が一致しているかどうかが調べられる(ステップST22)。このステップST22で一致していないことが判断された場合、シーケンスはステップST28に進む。図5に示す例では、ウィンドウ1の合成であるので、「SW=1」となる。したがって、SRCピクセルのウィンドウ番号が「1」でない場合に、シーケンスはステップST28に進む。
一方、ステップST22で一致していることが判断された場合、DSTピクセル値リードが行われる(ステップST23)。すなわち、表示ウィンドウのピクセル値であるDSTピクセル値が読み出される。
次いで、DSTピクセルのウィンドウ番号(DW)が、ブレンドフラグが付加されているウィンドウ番号(BW)に一致するかどうか、つまり、DSTピクセルにブレンドフラグが付加されているかどうかが調べられる(ステップST24)。図5に示す例の場合、ブレンドフラグが付加されているピクセルはウィンドウ番号が「3」になっているピクセルである。
このステップST24において、DSTピクセルにブレンドフラグが付加されていることが判断されると、次いで、ブレンド処理が行われる(ステップST25)。すなわち、アンチエイリアス処理による背景色と描画色のブレンド合成が行われてDSTピクセル値が算出される。その後、シーケンスはステップST27に進む。
一方、ステップST24において、DSTピクセルにブレンドフラグが付加されていないことが判断されると、次いで、DSTピクセルのウィンドウ番号(DW)が描画済みウィンドウのウィンドウ番号(SW)と一致するかどうかが調べられる(ステップST26)。図5に示す例の場合、表示ウィンドウのピクセルのウィンドウ番号が「1」であるかどうかが調べられる。
このステップST26において、一致しないことが判断されると、描画がキャンセルされ、シーケンスはステップST28に進む。一方、ステップST26において、一致することが判断されると、ウィンドウ1のピクセル値がDSTピクセル値とされ、シーケンスはステップST27に進む。
ステップST27においては、DSTピクセル値ライトが行われる。すなわち、DSTピクセルが表示ウィンドウに描画される。その後、シーケンスはステップST28に進む。
ステップST28においては、全ピクセルに対する処理が完了したかどうかが調べられる。このステップST28において、全ピクセルに対する処理が完了していないことが判断されると、シーケンスはステップST21に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、全ピクセルに対する処理が完了したことが判断されると、表示ウィンドウの再合成処理は終了する。
以上の処理により、ウィンドウ合成にアンチエイリアス処理を適用することが可能となっている。
ここで、上述したステップST25で行われる再合成のブレンド処理は、例えば、下記式(2)で表すことができる。この式(2)は、逆ブレンド演算により元の背景色を算出する式とブレンドにより描画色を生成する式を1つにまとめている。
Dr’=Dr+(Sr’−Sr)×α
Dg’=Dg+(Sg’−Sg)×α・・・(2)
Db’=Db+(Sb’−Sb)×α
ここで、
Dr:DSTピクセルR成分、
Dg:DSTピクセルG成分、
Db:DSTピクセルB成分、
Sr:SRCピクセルR成分(更新前ウィンドウ)、
Sg:SRCピクセルG成分(更新前ウィンドウ)、
Sb:SRCピクセルB成分(更新前ウィンドウ)、
Dr’:DSTピクセルR成分(演算後)、
Dg’:DSTピクセルG成分(演算後)、
Db’:DSTピクセルB成分(演算後)、
Sr’:SRCピクセルR成分(更新後ウィンドウ)、
Sg’:SRCピクセルG成分(更新後ウィンドウ)、
Sb’:SRCピクセルB成分(更新後ウィンドウ)である。
以上のように、更新したウィンドウのオブジェクトの輪郭のうち、ウィンドウの重なりがあるピクセルについては、逆ブレンド演算により背景色を算出し、改めて背景色とオブジェクト色のブレンドを行うことにより、正しい描画色を算出できる。
図7は、ウィンドウ合成装置1において使用されるピクセル値の構成を説明するための図である。今日使われている一般的なピクセルフォーマットはARGBフォーマットである。Aはα値、R、GおよびBはカラー値であり、それぞれ色成分の赤、青および緑を示している。WARGBフォーマットを適用することにより、ウィンドウ合成時のフレームバッファに対するアドレス生成を容易にすることが可能となる。
ピクセル値をARGBフォーマットとした場合、α値およびカラー値(ARGB)のアドレス生成とは別に、ウィンドウ番号(W)が格納されているアドレスを生成する必要がある。例えば、従来のウィンドウ合成装置においては、カラーバッファとステンシルバッファを別々のバッファとして備えているために、アドレスデコードが複雑になり、ひいてはウィンドウの合成処理が難しくなるという課題があった。これに対し、本発明の実施の形態1の構成によれば、WARGBフォーマットを適用することにより、アドレス生成を1回にすることが可能になり、ウィンドウの合成処理を容易にすることができる。
今日、VRAMとして使用されるSDRAM−SDRM、DDR2−SDRM、DDR3−SDRAM等の大半はデータ幅が16ビットまたは32ビットである。このため1ピクセルを32ビットとし、WARGBフォーマットの各成分に32ビットを割り当てることにより、さらにアドレス生成が簡易になる。例えば、W=4ビット、A=4ビット、R=8ビット、G=8ビット、B=8ビットと振り分ける。なお、振り分け方はこれに限定されず任意である。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 ウィンドウ合成装置、2 CPU、3 CPU制御部、4 2次元描画エンジン、5 ベクターエンジン、6 ピクセル演算部、7 ウィンドウ制御部、8 VRAM制御部、9 表示制御部、10 VRAM、11 表示装置。

Claims (4)

  1. 描画済みウィンドウに含まれるピクセルの描画色と前記ピクセルの背景色を当該ピクセルの透明度情報であるα値に基づいてブレンドするブレンド処理を行って前記描画済みウィンドウを表示ウィンドウに合成し、前記表示ウィンドウに合成された前記描画済みウィンドウに更新が発生した場合に、前記表示ウィンドウの前記ブレンド処理が行われたピクセルの前記ブレンド処理後の描画色、前記ブレンド処理に用いた前記描画済みウィンドウのピクセルの描画色、および前記ブレンド処理で用いたα値とから前記ブレンド処理でブレンドされた背景色を算出して、前記更新が発生した描画済みウィンドウのピクセルの描画色と前記算出した背景色のブレンド処理を行う2次元描画エンジンと、
    前記2次元描画エンジンにより合成された表示ウィンドウを表示させる表示制御部
    とを備えたウィンドウ合成装置。
  2. ウィンドウの描画されるピクセルにウィンドウ単位でウィンドウ番号を付加するウィンドウ制御部を備え、
    前記2次元描画エンジンは、前記描画済みウィンドウを前記表示ウィンドウに合成する際に、前記描画済みウィンドウ中の前記ウィンドウ番号が付加されているピクセルのみを前記表示ウィンドウに合成することを特徴とする請求項1記載のウィンドウ合成装置。
  3. 前記ピクセルのカラー値、前記α値、および前記ウィンドウ番号を含み1つのアドレスによって指定されるピクセル値が格納されるフレームバッファを備え
    ことを特徴とする請求項2記載のウィンドウ合成装置。
  4. 前記2次元描画エンジンは、前記表示ウィンドウを構成する複数の前記描画済みウィンドウのうちの1つに更新が発生した際に、更新が発生したウィンドウのピクセルのうち、表示面に現われるピクセルのみを前記表示ウィンドウに再合成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウィンドウ合成装置。
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